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報酬は白い飯だけ。野武士の略奪に怯える農民に雇われた七人の浪人が、己の誇りをかけて絶望的な戦いに挑む時代劇の金字塔。
戦乱の続く日本の戦国時代。ある貧しい農村は、毎年のように繰り返される野武士の襲撃に全てを奪われ、苦しんでいた。追い詰められた農民たちは、なけなしの米を報酬に侍を雇うことを決意。集まったのは、百戦錬磨の勘兵衛をはじめとする個性豊かな七人の侍たち。侍たちは農民に戦い方を教え、村に砦を築き、迫りくる野武士の軍勢に備える。しかし、身分の違いからくる不信感や圧倒的な戦力差という困難。収穫期が迫り、雨中の泥にまみれた壮絶な戦いの火蓋が切って落とされる。
ネット上の声
- ・観てる間ずっとあの村にいる人たちと同じ気持ちになってた。終わった...
- 侍たちよ、永遠なれ!~日本映画最高峰にして伝説的傑作
- 世界映画史に輝く、黒澤作品最高傑作!
- 決して色褪せない傑作エンタメ時代劇
時代劇、 アクション
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間207分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
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足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされたカメラマン。アパートの裏窓から目撃したのは、隣人の妻の失踪と、恐ろしい殺人計画だった。
ニューヨーク、夏の盛り。足を骨折したカメラマンのジェフは、アパートの自室から、退屈しのぎに中庭を挟んだ隣人たちの生活を覗き見ていた。ある日、セールスマンの男とその妻の口論を目撃。翌日から妻の姿が消え、男の不審な行動が目につく。これは殺人事件ではないか。恋人のリザや看護師のステラの協力を得て、ジェフは決定的証拠を探し始める。しかし、彼の覗き見に気づいた犯人の影が、すぐそこまで迫っていた。
ネット上の声
- 覗き見てしまった殺人!? 動けない主人公に迫る恐怖!!
- 見る側の心理を操る、ヒッチコックの巧みさ
- アルフレッド・ヒッチコックのすべて
- 知りたいという人間の果てしない欲望
サスペンス
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督アルフレッド・ヒッチコック
- 主演ジェームズ・スチュワート
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平安末期、人買いに売られ奴隷となった貴族の姉弟が、過酷な運命に抗い、母との再会を誓う壮絶な物語。
時代は平安末期の日本。高潔な父を訪ねる旅に出た貴族の母子、玉木と姉の安寿、弟の厨子王。しかし、その道中で人買いの罠にかかり、母子は無残にも引き裂かれる。姉弟が売られた先は、冷酷非道な山椒大夫が支配する荘園。そこは人間性が否定され、逃亡者には焼きごてが押される地獄のような場所だった。過酷な労働と虐待に耐えながら、二人はいつか母と再会するという希望だけを支えに生き延びる。歳月が流れ、成長した厨子王に脱出の好機が訪れる。その時、姉の安寿が弟の未来のために下した、あまりにも悲しい決断とは。
ネット上の声
- 厨子王の少年期が津川雅彦さんだなんて、観返したけど言われなきゃ解んない
- 古典に命を吹き込んだ溝口流リアリズム
- 映画史上もっとも美しいフィナーレ
- 厨子王にちょっと???・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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20世紀初頭、デンマークの農村。厳格な信仰を持つ農場主ボーエン家は、長男の妻インガーを難産の末に失い、深い悲しみに包まれる。そんな中、自らをキリストと信じる次男ヨハンネスが「彼女を蘇らせる」と宣言。彼の言葉は狂気か、それとも真の信仰か。異なる宗派間の対立も絡み合い、残された家族の信じる心が激しく揺さぶられる。絶望の淵で人々が見つめる先にある、神の沈黙と、映画史に刻まれる衝撃の結末。
ネット上の声
- 最小限の要素で何故これだけの作品に出来るの!? 個々の信仰の深浅や...
- 宗教は嫌いだが、“奇跡”は嫌いじゃない
- 「奇跡」という言葉を考えさせられる
- クリスチャンの心象風景
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国ベルギー,デンマーク
- 時間126分
- 監督カール・テオドール・ドライエル
- 主演ヘンリク・マルベルイ
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資産家の妻の不倫を知った元テニス選手。彼は殺害を決意し、電話のベルを合図に完璧な完全犯罪を計画する。
ロンドンのアパートで暮らす元テニス選手のトニーと資産家の妻マーゴ。妻の不倫を知ったトニーは、彼女の財産を狙い完璧な殺害計画を企てる。旧友を脅迫して殺し屋に仕立て、自分が外出中に電話をかけ、妻が電話に出たところを襲わせるという巧妙な筋書き。しかし、計画は思わぬアクシデントで狂い、事態は最悪の方向へ。正当防衛を主張する妻と、綻びを隠そうと嘘を重ねる夫。サスペンスの巨匠ヒッチコックが描く、密室で繰り広げられる息詰まる心理戦。
ネット上の声
- ほとんどのシーンが部屋の中で起きてるのに、すごいリアルなのは、とても参考になる
- オリジナル3D版を公開するなら今でしょ!
- 巻き込まれ型サスペンスに巻き込まれろ!?
- さすが、本格傑作ミステリーです!!
サスペンス
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督アルフレッド・ヒッチコック
- 主演レイ・ミランド
-
封建時代の京都、不義密通の濡れ衣を着せられた若妻と手代、死罪から逃れる二人の逃避行が真実の愛を育む物語。
舞台は封建制度が色濃い江戸時代の京都。大経師の妻おさんは、冷酷で欲深い夫との生活に心をすり減らしていた。ある日、兄を助けるための些細な嘘が原因で、手代の茂兵衛と不義密通の疑いをかけられてしまう。姦通が死罪となる時代、無実を証明する術もなく、二人は追われる身に。絶望的な逃避行の中、互いを庇い合い、苦難を分かち合ううちに、これまで秘めていた思慕が燃え上がり、真実の愛へと変わっていく。しかし、非情な社会の掟が、二人を容赦なく追い詰めていく。
ネット上の声
- あなたと離れたくない・・命は惜しみません
- 溝口映画初のヒーロー誕生☆愛と情熱が迸る
- シェイクスピアのような息詰まる悲劇
- 真実の愛は極刑にも勝る重さがある
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督溝口健二
- 主演長谷川一夫
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「欲望という名の電車」のエリア・カザン監督とマーロン・ブランドが再タッグを組み、1955年・第27回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など8部門に輝いた社会派ドラマ。元ボクサーの青年テリーは、現在はギャングのジョニーが支配するニューヨークの波止場で働いている。ある日、テリーと兄チャーリーはジョニーに命じられ、殺人事件に関わってしまう。やがて被害者の妹イディと知り合ったテリーは、兄の死の真相を追求しようとする彼女に心惹かれていく。イディに感化され、自らの信念に基づいて生きることに目覚めるテリーだったが……。後に「北北西に進路を取れ」などに出演するエバ・マリー・セイントがイディを演じ、映画初出演にしてアカデミー助演女優賞を受賞した。
ネット上の声
- マーロン・ブランドの魅力に引き込まれます
- マーロンの演技に強烈に引き込まれます。
- M・Bの存在が光る!それでも男は戦う!
- マーロン・ブランドが素晴らしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督エリア・カザン
- 主演マーロン・ブランド
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海道一の暴れん坊・森の石松が、義理と人情を胸に駆け抜ける、笑いと涙の任侠道中記。
江戸時代末期の東海道。清水次郎長一家の一員で、喧嘩早いがどこか憎めない男、森の石松。親分・次郎長の名代として金毘羅様への代参の旅に出た彼は、その道中で様々な騒動を巻き起こす。旧友・都田の吉兵衛を訪ねるも、彼は敵対するやくざの手にかかり無念の死を遂げていた。友の仇を討つべく怒りに燃える石松。しかし、その一本気な性格が仇となり、非情な罠が彼を待ち受ける。義理と人情に生きた男が、自らの命を懸けて挑む最後の戦いの記録。
ネット上の声
- 森繁を堪能する映画
- ウーン!一番の出来!
- シリーズ最高傑作。
- その刹那…。
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督マキノ雅弘
- 主演小堀明男
-
昭和初期、瀬戸内海の分校に赴任した新米女性教師と12人の子供たち。戦争の足音が迫る中、絆を育む感動の物語。
舞台は昭和3年、瀬戸内海の小豆島。新任の女性教師、大石先生が岬の分校へ。洋服姿で自転車に乗る彼女に、村人たちは最初は戸惑い。しかし、12人の純粋な子供たちとの交流を通じ、次第に深い絆で結ばれていく日々。しかし、日本は戦争へと突き進み、彼らの運命は時代の荒波に翻弄。教え子たちの未来を案じ、平和を願う大石先生の苦悩と愛。戦争がもたらす悲劇と、それでも失われない師弟の情愛を描く不朽の名作。
ネット上の声
- 高峰秀子が演じるしっかり者の大石先生の懸命に生きる姿が胸を打つ、木下恵介監督によ
- 叙情性と記録性の調和が生む、静かなる反戦映画の感動と美しさ
- 💧戦争反対⚡ 70年前から思いは同じ
- 今の季節にぴったりだと思い選択
小学校、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間156分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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事故で失明した富豪と、彼を支える若き未亡人。巨匠ダグラス・サークが描く、魂の再生と真実の愛の物語。
1950年代のアメリカ。プレイボーイとして自由奔放に生きてきた大富豪のボブは、ボート事故で突然視力を失う。絶望の淵に沈む彼のもとに現れたのは、亡き医師の妻ヘレン。彼女の献身的な看護により、ボブは次第に心を開き、生きる希望を取り戻していく。しかし、二人の間には、ボブの失明の原因となった事故の秘密が横たわっていた。真実が明かされた時、二人の愛が試される、感動のメロドラマ。
ネット上の声
- ダグラス・サークの演出はどうしてこうもすごいのか
- 総天然色の絵は綺麗ですが、それだけ
- ダグラス・サークの出世作
- 愛の継承、男たちの変容
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ダグラス・サーク
- 主演ロック・ハドソン
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東京から大阪へ左遷されたサラリーマン。彼が身を寄せた安宿で出会う、戦後を生きる人々の哀歓。
舞台は戦後復興期の大阪。東京の本社から左遷され、大阪支社にやってきたサラリーマンの三田。彼は会社が用意した宿を断り、場末の安宿「水月」に身を寄せる。そこには、病気の父を抱える女中や、芸者、訳ありの客など、貧しさの中でも懸命に生きる人々がいた。彼らとの交流を通して、三田は冷え切っていた心に温かいものを取り戻していく。しかし、厳しい現実は容赦なく彼らに襲いかかる。巨匠・五所平之助が描く、名もなき人々のささやかな人生賛歌。
ネット上の声
- 世の中、金、金、金…。
- 主人公である佐野周二の女性への憐れみや同情が、人情ドラマの範疇を超えて何も出来な
- ブルジョワで生真面目な佐野周二が必死に生きる労働者たちと触れ合うことによって、例
- ブルジョワゆえの潔癖で正義感の強さをもった男が、上司をぶん殴って左遷された大阪の
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督五所平之助
- 主演佐野周二
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粗野な大道芸人に買われた純真な娘。魂の彷徨と、あまりにも悲しい愛と孤独の物語。
戦後のイタリア。貧しい家に生まれた純真な娘ジェルソミーナは、粗暴な大道芸人ザンパノに買われ、旅に出る。芸の助手としてこき使われ、孤独と絶望に苛まれる日々。そんな彼女の前に現れた綱渡り芸人「イル・マット」。彼との出会いがジェルソミーナの心に小さな光を灯すが、ザンパノの暴力がその運命を狂わせる。魂の救済を求める彼女の旅路の果てに待つものとは。フェデリコ・フェリーニが描く、あまりにも切ない魂の物語。
ネット上の声
- 言わずと知れたフェリーニ監督の代表作の一つでもありイタリア映画界が誇る名作
- ずっと観たいと思ってた、フェリーニの代表作
- かけがえのない小石に気づいたザンパノの涙
- 国際名優アンソニー・クインが強烈に印象的
知的障害、 不幸な結末のバッドエンド
- 製作年1954年
- 製作国イタリア
- 時間115分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演アンソニー・クイン
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貧しくとも、家族の絆だけは失わない。戦後の日本を懸命に生きる一家の姿を描く、涙と希望の物語。
戦後の復興期にある日本の下町。貧しいながらも、父、母、そして三人の子供たちが肩を寄せ合って暮らす笠原一家。しかし、父親の事業失敗が、ささやかな日常に暗い影を落とす。追い打ちをかけるように長男の病状が悪化し、一家は絶望の淵へ。家族を支えようと、長女は必死に働き、幼い次男も健気に家を手伝う。厳しい現実、すれ違う心。それでも、食卓を囲む温かさや互いを思いやる気持ちだけは決して失わない。貧しさの中でこそ輝きを増す家族の絆。彼らが広い空のどこかに見つけ出す、明日への希望の物語。
ネット上の声
- 川崎より愛をこめて。
- 昭和30年代の世相を堪能する
- 嫁いできたひろ子が一家に馴染めない〜って悩んだり、戦災で足を悪くした泰子が何に対
- あの厳しい人間の心理を描く小林正樹監督がこんなに優しく温かい家族劇を作っていると
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督小林正樹
- 主演佐田啓二
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戦後京都の廓を舞台に、母と娘、二人の女の生き様が交錯する、溝口健二が描く人間ドラマ。
舞台は戦後の京都・島原の廓「上月」。女将としてたくましく生きる母・はつ子と、母の仕事を嫌悪し東京から帰郷した娘・雪子。自殺未遂を起こした雪子が母の元で暮らし始めたことで、二人の価値観は激しく衝突。雪子は新しい人生を模索するが、廓の環境と母への反発が彼女を苦しめる。母娘の間には、はつ子の愛人である若い医者の存在が影を落とす。閉鎖された社会で生きる女たちの哀歓と、母娘の対立の果てに雪子が下す、ある重大な決断。
ネット上の声
- ケンジミゾグチ作品4作目はフォロワー様が挙げてくださったこちら
- 溝口さんは廓主人の絹代さんが好きだった?
- 一部上場中堅スーパークラスの佳作。
- "女"の内面をしっかり描けた作品☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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「超音ジェット機」のデイヴィッド・リーンが一九五四年に製作監督した喜劇。ハロルド・ブリグハウスが一九一六年に発表した戯曲から、リーン、協同製作者のノーマン・スペンサー、ウィンヤード・ブラウンの三人が共同で脚色した。撮影は「超音ジェット機」のジャック・ヒルドヤード、音楽は「地中海夫人」のマルコム・アーノルドである。出演者は「悲恋の王女エリザベス」のチャールズ・ロートン、「大いなる遺産」のジョン・ミルズ、「紫の平原」のブレンダ・デ・バンジー、「三文オペラ」のダフニ・アンダーソン、プリュネラ・スケイルズ、「浮気は巴里で」のリチャード・ワッティス、デレク・ブロムフィールドなど。
ネット上の声
- デヴィッド・リーン監督のコメディ、すごくおもしろい!脚本がうまい
- 自分の世話をさせるため結婚適齢期が過ぎても娘を嫁に出そうとしない頑固で偏屈な靴屋
- 自分勝手な理由で結婚に反対する父親と、それに対抗してなんとか結婚しようと画策する
- チャールズロートン、デブの中年のおっさんなのに、どこか透明感があって、天使みたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イギリス
- 時間107分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演チャールズ・ロートン
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水爆実験により目覚めた太古の怪獣が東京に上陸。人類の科学が生み出した恐怖が、日本全土を絶望の淵へと叩き込む怪獣映画の金字塔。
舞台は戦後復興期の日本。太平洋上で謎の船舶遭難事故が続発。その原因は、水爆実験の影響で海底から蘇った巨大生物「ゴジラ」。放射能の熱線を吐き、あらゆる兵器をものともせず、東京へと上陸するゴジラ。平和を取り戻したはずの首都は、一瞬にして焦土と化す。絶望の中、古生物学者の山根博士はゴジラの生命力を説き、娘の恵美子は元恋人である科学者・芹沢の発明に最後の望みを託す。人類の叡智が試される、究極の選択。
ネット上の声
- 『シン・ゴジラ』が本作である初代ゴジラのリメイク的作品と言われているため、『シン
- 日本を代表する怪獣ゴジラとのバトルを描いた特撮怪獣映画
- 半世紀以上前の映画なのに驚くほど面白い!
- 怪獣映画の金字塔「ゴジラ」第一作目
特撮、 ゴジラ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督本多猪四郎
- 主演志村喬
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一九五四年カンヌ国際映画祭で国際賞と女優演技賞(マリア・シェル)、同年ベルリン国際映画祭で一等賞及び監督賞(ヘルムート・コイトナー)、同年セルズニック・ゴールデン・ローレル賞と数々の受賞に輝くオーストリア=ユーゴ合作映画の問題作。第二次大戦中、人道的な見地から献身的働きをしたドイツ女医の物語。「題名のない映画(1948)」のヘルムート・コイトナーがノルベール・クンツェと共同で脚本執筆の上、監督した。撮影はエライオ・カルニール、音楽はカール・デ・グルーフ。出演者は「居酒屋(1956)」のマリア・シェルをはじめスイスの舞台兼映画俳優ベルンハルト・ヴィッキ、「誰が祖国を売ったか!」の西独女優バルバラ・リュティンク、オーストリアのカール・メーナー、助監督のホルスト・ヘヒラーの他、オーストリア、西独、スイス、ユーゴの俳優たちが助演している。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国オーストリア,ユーゴスラビア
- 時間104分
- 監督ヘルムート・コイトナー
- 主演マリア・シェル
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フランスの名匠ジャック・ベッケル監督によるギャング映画の傑作。初老のギャング、マックスと相棒のリトンは、パリの飛行場から5千万フランの金塊を強奪することに成功する。2人はこの仕事を最後に暗黒街からの引退を考えていたが、リトンがナイトクラブの女にうっかり口をすべらせたことから、麻薬密売のボス、アンジェロに目をつけられる。ジャン・ギャバンが初老のギャングを見事に演じ、ベネチア映画祭主演男優賞を受賞。
ネット上の声
- 【ジャン・ギャバンの貫禄、そして哀愁ある演技に惚れ惚れ。若い相棒をはじめとした人間関係の描写も生々しくて魅了される。銃撃戦などのアクションも見応えある粋な作品。】
- 夜を走る車の車内や、室内を移動して映すカメラがよいが、やはり人質と...
- ジャン・ギャバンの魅力が冴える《フレンチ・ノワール》
- ジャン・ギャバン主演の古典ギャング映画の代表作です
アクション
- 製作年1954年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間96分
- 監督ジャック・ベッケル
- 主演ジャン・ギャバン
-
「女の一生(1953)」に次ぐ新藤兼人監督の近代映画協会作品。製作は吉村公三郎で、脚本は「足摺岬」の新藤兼人と「学生五人男」の棚田吾郎の共同によるオリジナル・シナリオ。撮影は「女の一生(1953)」の伊藤武夫、音楽は「足摺岬」の伊福部昭が担当している。出演者は「大阪の宿」の乙羽信子、「美しい人」の宇野重吉、「足摺岬」の殿山泰司など。
ネット上の声
- “気狂い”のふりをする、正常のふりをする。
- どぶを楽園と勘違いしたつるの純心と死
- 乙羽信子おおあばれ!
- ゴーリキーの戯曲『どん底』にも通ずるルンペンプロレタリアート、知恵遅れの女とルン
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
結婚式の日に訪れた、連邦保安官と逮捕命令。昨日までの友が敵に変わる町で、男の孤独な戦いが始まる西部劇。
舞台は独立記念日で賑わう西部の町シルバー・ロード。町中の祝福を受け、まさに結婚式を挙げようとしていた実直な男ダン・バラード。その幸せの絶頂に、ネドと名乗る連邦保安官率いる一団が乗り込んでくる。彼らが突き付けたのは、ダンに対する殺人の容疑と逮捕命令。身に覚えのない罪を主張するダンだが、保安官の巧みな話術と不利な証言により、昨日まで彼を信じていた友人や隣人たちの心は離れていく。信頼は疑念に、祝福は敵意に変わり、町全体が彼を追い詰める。たった一人、真実を証明するための孤独な戦いの火蓋が切られた。
ネット上の声
- ダン・デュリエに扇動された町民からジョン・ペインが逃げるシーンのサスペンスフルな
- 男が殺人の罪を着せられるところから始まって、殺される前に疑いを晴らせるかみたいな
- 主人公がある事件に巻き込まれ、無実を証明するために奮闘する姿を描いている
- No.291[痛烈なるマッカーシズムへの皮肉、権力へ盲目になり"正義"を見失う人
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督アラン・ドワン
- 主演ジョン・ペイン
-
クリスマス映画の隠れた名作
パラマウントの新方式映画ヴィスタビジョンの第1回作品で、アーヴィング・バーリンの原案作詞作曲になる色彩ミュージカル。製作は作曲家出身のロバート・エメット・ドーラン(「聖メリイの鐘」)で、「青いヴェール」のノーマン・クラスナと「あの手この手」のティーム・ノーマン、パナマ=メルヴィン・フランク3名の合作のシナリオから「エジプト人」のマイケル・カーティスが監督した。撮影は「巨象の道」のロイヤル・グリグス。「失われた少年」のビング・クロスビー、「あの手この手」のダニー・ケイ、「楽しき我が家」のローズマリー・クルーニー、「土曜は貴方に」のヴェラ・エレン、「聖衣」のディーン・ジャガー、メアリー・ウィクス、ジョン・ブラッシア、アン・ホイットフィールドらが出演。
ネット上の声
- ビング・クロスビーの低音に参った!
- I’m dreaming of a white Christmas~ꀸ.⋆*⍋*
- ザッツ・エンタテイメント
- 歌が良い、ダンスが良い。
クリスマス、 ミュージカル
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督マイケル・カーティス
- 主演ビング・クロスビー
-
「突然の恐怖」のジョーン・クローフォードが主演する1954年作色彩(トルカラー)西部劇。ロイ・チャンスラーの小説を「魔術の恋」のフィリップ・ヨーダンが脚色し、新人ニコラス・レイが監督した。撮影は「女性よ永遠に」のハリー・ストラドリング、音楽は「テキサス街道」のヴィクター・ヤングである。共演者は「アスファルト・ジャングル」のスターリング・ヘイドン、マーセデス・マッケインブリッジ(“All the King's Menでアカデミー助演賞受賞)、「夜歩く男」のスコット・ブラディ、「素晴らしき哉、人生!」のワード・ボンド、ベン・クーパーなどである。
ネット上の声
- 哀愁のメロディが有名な異色西部劇
- ニコラス・レイの西部劇
- 強い女性の西部劇
- 見応えある西部劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間109分
- 監督ニコラス・レイ
- 主演スターリング・ヘイドン
-
戦後の東京、かつての芸者たちの黄昏。金と愛憎が渦巻く、女たちのしたたかな生き様。
終戦から数年が経った東京。かつては売れっ子芸者だったが、今は高利貸しとして生きる中年女性、きん。昔の仲間である芸者たちが、それぞれの事情で金を借りにきんのもとを訪れる。きんは金に執着し、冷徹に返済を迫る日々。しかし、かつての恋人との再会や、仲間たちの悲喜こもごもの人生模様を目の当たりにするうち、彼女の心にも変化が。金だけでは埋まらない孤独と、過ぎ去った時間への郷愁。女たちの過去と現在が交錯する中で、きんが最後に見出す人生の価値とは。成瀬巳喜男が描く、リアルな女性たちの群像劇。
ネット上の声
- 元芸者の女性たちを冷徹に描いた傑作
- 「杉村春子生誕110年」
- お金がないのは不幸か
- 成瀬巳喜男監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演杉村春子
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江戸の宿場町に現れた一人の流れ者。義理と人情を胸に、悪徳ヤクザ一家に殴り込みをかける痛快時代劇。
時代は江戸。上州の宿場町にふらりと現れた風来坊のヤクザ、大利根の百助。町は悪徳な親分・島村の伊三郎一家に牛耳られ、人々は苦しんでいた。ひょんなことから、伊三郎に追われる娘を助けた百助は、町の騒動に巻き込まれていく。堅気になろうとしながらも、弱きを助け強きを挫く渡世の義理。マキノ雅弘監督が描く、リズミカルな活劇と人間味あふれる登場人物たち。百助の怒りのドスは、果たして悪を断ち切れるのか。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督マキノ雅弘
- 主演鶴田浩二
-
オードリー・ヘプバーンが「ローマの休日」の翌年に出演した作品で、ビリー・ワイルダー監督によるロマンティックコメディ。大富豪ララビー家に仕える運転手の娘サブリナが、富豪の次男に恋をする。父親や使用人仲間は不毛な恋を忘れさせるため、サブリナをパリへ送り出す。2年後、サブリナは洗練された淑女となって帰国。その変貌ぶりに、次男やその兄は使用人の娘であることに気がつかず……。2013年、特集上映「スクリーン・ビューティーズ Vol.1 オードリー・ヘプバーン」にてデジタルリマスター版が公開。
ネット上の声
- 前作「ローマの休日」で一躍、時の人となったシンデレラガール、オードリー・ヘプバー
- てっきりカラー作品と思ってました。違うのね。 コメディとはいえ話に...
- モノクロだけど確実に光るロマコメ!
- ☆…月とスフレと、バラ色の人生…☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演オードリー・ヘプバーン
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川端康成の原作を、「にごりえ」の水木洋子が脚色、「あにいもうと(1953)」の成瀬巳喜男が監督した。「愛人」の玉井正夫の撮影、「恋文(1953)」の斎藤一郎の音楽である。主な主演者は、「にごりえ」の山村聡、丹阿弥谷津子、長岡輝子、「東京物語」の原節子、「にっぽん製」の上原謙、「家族あわせ」の角梨枝子、「純情社員」の杉葉子、「恋文(1953)(1953)」の中北千枝子など。
ネット上の声
- 成瀬監督とスタッフの手腕が結集された逸品
- 原作をここまでうまく映画化できる
- 奥行きが深く見えるビスタ(展望)
- 原作を読まないとわからない要素
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演原節子
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イギリスの劇作家J・B・プリーストリーの同名の戯曲の映画化で、キャロル・リードの助監督をしていたガイ・ハミルトンが監督に当った一九五四年度作品である。脚色はデズモンド・デイヴィス、撮影は「地中海夫人」のテッド・スケイフ、音楽はフランシス・シャグリンである。出演者は「浮気は巴里で」のアラステア・シム、「偽れる結婚」のアーサー・ヤング、オルガ・リンド、アイリーン・ムーア、「春風と百万紙幣」のブライアン・フォーブス、ブライアン・ワース、ジェイン・ウェナムら。
ネット上の声
- 地味だが、面白い。AMAプラなら無料。
- デイヴィッド・シューリス主演イギリスBBC制作テレビ映画
- 新ヴァージョンがでている
- 演劇的な作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イギリス
- 時間80分
- 監督ガイ・ハミルトン
- 主演アラステア・シム
-
「日本の悲劇」の木下恵介が脚色監督に当る作品で、製作は「東京物語」の山本武。“群像”に掲載された阿部知二の小説『人工庭園』が原作である。撮影は「日本の悲劇」の楠田浩之、音楽は「慶安水滸伝」の木下忠司の担当。主演者は「今宵誓いぬ」の高峰三枝子と「第二の接吻」の高峰秀子が初顔合せするほか、「にごりえ」の久我美子、「家族会議」の岸恵子が共演し、以下「陽のあたる家(1954)」の田浦正巳、阪東妻三郎の遺児田村高広(映画第一回出演)、「伊津子とその母」の金子信雄、「東京物語」の東山千栄子、「君の名は」の望月優子、浪花千栄子、井川邦子、三木隆、新人末永功などが出演し、ほかに俳優座劇団員が大挙出演する。
ネット上の声
- 戦後の腐敗・堕落を強調し、男女間の道徳など封建的な考えを演説する教師たち。
- 自由と人権を求めた女性映画の記念碑的な傑作にある、木下監督の強い意思
- 「・・様」「・・様」の激しいディベート
- 美しさは、悲しみの中にある!
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
非道な刑務所の待遇改善を求め、囚人たちが蜂起。実話に着想を得た、緊迫の社会派ドラマ。
舞台は劣悪な環境の刑務所。看守の暴力と不衛生な食事に耐えかねた囚人たちが、ついに蜂起。リーダー格のダンを中心に第十一号監房を占拠し、看守を人質に取る。彼らの要求は、人間としての尊厳の回復。しかし、所長は武力での鎮圧を計画し、事態は一触即発の状況へ。囚人たちの誇りと自由をかけた、息詰まる交渉と闘争の記録。
ネット上の声
- コワモテ俳優のネヴィル・ブランド(←少なくとも善玉ではないことが直ぐわかる面構え
- 登場人物のパーソナルな部分がほぼ描かれずに事が始まるので「暴力」とか「集団」とか
- 看守に連絡をさせまいと奥まった廊下で追うシーンの撮影が、今まさに撮っているという
- スクリーンの中で騒ぎ暴れ回る囚人たちの熱量がとてつもないので映画館内の室温が上が
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督ドナルド・シーゲル
- 主演ネヴィル・ブランド
-
五所平之助が「大阪の宿」に次いで監督する映画で、脚本は「煙突の見える場所」の椎名麟三の書卸し、撮影は「大阪の宿」の小原譲治、音楽は「にごりえ」の芥川也寸志の担当である。主なる出演者は「にごりえ」の芥川比呂志、「黒い潮」の津島恵子、「人生劇場 望郷篇 三州吉良港」の宇野重吉、「どぶ」の乙羽信子、「学生心中」の木村功、「泥だらけの青春」の高杉早苗、「愛」の安西郷子で、そのほか飯田蝶子、伊藤雄之助、多々良純等である。
ネット上の声
- 『マダムと女房』を見て苦手意識をずっと抱いていたが、古典ハリウッドのフィルムノワ
- 愛と死に代表される全ての相反するものの間に立ち込める黒い煙を描く監督凄すぎて、あ
- 演出やカット割はさることながら、素晴らしいロケーションと撮影が裏打ちする不穏に覆
- 愛と死の谷間、底無しのダークさに見終わったあと自分も心臓のあたりが痛くなった
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督五所平之助
- 主演津島恵子
-
キャメロン・ホーリイの小説を「麗しのサブリナ」のアーネスト・リーマンが脚色、「罠(1949)」のロバート・ワイズが監督、「兄弟はみな勇敢だった」のジョージ・フォルシーが撮影を担当した。主なる出演者は「喝采」のウィリアム・ホールデン、「我が心に君深く」のウォルター・ピジョン、「もず」のジューン・アリソン、「欲望の谷」のバーバ・スタンウィック、「綱渡りの男」のフレドリック・マーチなど。「ジュリアス・シーザー(1953)」のジョン・ハウスマンが製作する1954年作品。
ネット上の声
- 大手家具メーカー、トレッドウェイ社社長の急死により後任を選挙で争うことになった重
- 冒頭家具メーカーの社長が会社から外に出て倒れるまでを彼の目線で撮影することで会社
- ロバート・ワイズ監督、初期の佳作
- 家具会社社長の急死から始まる物語
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督ロバート・ワイズ
- 主演ウィリアム・ホールデン
-
ソ連国立ボリショイ劇場におけるバレー“ロメオとジュリエット”の公演を全幕キャメラに収めたもの。同劇場所属のバレー団及び管絃楽団が総出演しているが、一九五五年第八回カンヌ映画祭で“詩的幻想映画賞”を獲得した。スターリン賞を得たレフ・アルンシュタムとレオニード・ラヴロフスキーが脚本・監督を共同担当し、音楽は同バレーの作者S・プロコフィエフの原作によっている。撮影はA・シェレンコフとイオランダ・チェン・ユーラン、美術はアレクサンドル・パルホメンコ。主な登場者としてはジュリエットに「大音楽会」と同じくガリーナ・ウラーノワが扮する他、ロメオに「バフチサライの泉」のY・ジダーノフ、マーキュシオにS・コーレニ、ティバルトにA・エルモラーエフ、ベンヴォーリオにV・クドリヤショフなど。モスフィルム製作。
- 製作年1954年
- 製作国ソ連
- 時間80分
- 監督レフ・アルンシュタム
- 主演ガリーナ・ウラノワ
-
オペラ的な要素とリアリズムを融合した絢爛豪華な時代絵巻。19世紀後半、オーストリア支配下のベネチアで出会った伯爵夫人と美しい青年将校。青年に恋をした伯爵夫人は、彼のために軍資金を横流しする。一途な愛を貫く伯爵夫人を演じたアリダ・バリは、ハリウッドでも活躍し、「第三の男」の恋人役で知られる。青年将校役は、ルキノ・ビスコンティの初監督作「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で流れ者の主人公を演じたマッシモ・ジロッティ。
ネット上の声
- 公開当時の日本では政治の「夏の嵐」が吹き荒れていたそうです
- 女たらしの軍将校兵と公爵夫人の救われないラスト
- 人間を 何処まで堕とす ヴィスコンティ
- メロドラマをなめてはいかんぜよ!(笑)
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イタリア
- 時間119分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演アリダ・ヴァリ
-
ハリウッドでも活躍した名匠ジャン・ルノワールが15年ぶりに祖国フランスでメガホンをとった名作ミュージカル。ベルエポックの華やかなパリを舞台に、キャバレー「ムーラン・ルージュ」とフレンチ・カンカンの誕生を、虚実入混ぜながら色彩豊かに描き出す。1888年、パリ。興行師ダングラールは下町モンマルトルのキャバレーで踊り子ニニを見初め、自分の店を売り払ってそのキャバレーを買い取り「ムーラン・ルージュ」と改名。ニニを踊り子たちの中心に据え、カンカンを上演するキャバレーとして開店の準備を進めるが、次から次へとトラブルが舞い込み……。「大いなる幻影」でもルノワール監督と組んだジャン・ギャバンが主演を務め、エディット・ピアフらシャンソン歌手も多数出演。
ネット上の声
- そもそもの色彩感覚や美的感覚が私のそれとは合ってない上に話の起伏もそこまでないた
- 「このあたりは物騒ですから、決してはぐれないで下さい」
- ルノワールらしい色彩美とカンカンの魅力!
- 大きなスクリーンで観られた幸せ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国フランス
- 時間102分
- 監督ジャン・ルノワール
- 主演ジャン・ギャバン
-
「怒りの河」「雷鳴の湾」のトリオ、製作アーロン・ローゼンバ ーグ、監督アンソニー・マン、主演ジェームズ・スチュアートによるテクニカラーの音楽映画1953年作品で、バンド・リーダーとしてまたトロンボーン奏者として高名の故グレン・ミラーの生涯を描く。脚本は「夫は偽物」のヴァレンタイン・デイヴィース、撮影は「雷鳴の湾」のウィリアム・ダニエルス、音楽監督はジョセフ・ガーシェンソンの担当。共演者はMGMをはなれたジューン・アリソン、「白昼の脱獄」のヘンリイ・モーガン、「ウィンチェスター銃'73」のチャールズ・ドレイク、マリオン・ロス、ジョージ・トビアス、シグ・ルーマンらで、それにルイ・アームストロング、ジーン・クルーパ、ベン・ポラックらのジャズメンが特別出演する。
ネット上の声
- ジャズのナンバーが心地いい☆3つ
- 夢や希望を信じていたアメリカ。
- 「アメリカの象徴」たる名コンビ
- スウィング・ジャズはいかが?
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督アンソニー・マン
- 主演ジェームズ・スチュワート
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壷井栄の処女作『暦』より井手俊郎(落語長屋は花ざかり)と中河百々代が脚色し、「放浪記(1954)」の久松静児が新東宝で初のメガフォンを握っている。撮影は「恋文(1953)」の鈴木博、音楽は「ママの新婚旅行」の斎藤一郎が担当。出演者は「山椒大夫」の田中絹代、「悪魔が来たりて笛を吹く(1954)」の杉葉子、「一等マダムと三等旦那」の轟夕起子、「勲章」の香川京子、「巌ちゃん先生行状記 処女合戦」の舟橋元、「狂宴」の三島雅夫などである。
ネット上の声
- 85点 女ばかりで賑わう賑わう。
- 昔は子沢山だったんだな~。
- 凄い良かったけどしかし昔の映画に言うのも野暮だけどやっぱお嫁に行かなくちゃね的な
- 長々とした法事のシーン、障子越しの陽光きらきらで明るいシーンなのにめちゃめちゃ滅
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督久松静児
- 主演杉葉子
-
富田常雄の原作『若草』より「思春の泉」の館岡謙之助が脚色し、「忍術罷り通る」の野村浩将が監督している。撮影は「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の平野好美、音楽は「伊豆の佐太郎」の上原げんと。出演者は「鼠小僧色ざんげ 月夜桜」の中山昭二、「霧の第三桟橋」の安西郷子、舟橋元、「娘十六ジャズ祭」の新倉美子、「山椒大夫」の菅井一郎などのほか、SKD出身の美雪さゆりが美雪節子と改名し、第一回出演する。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督野村浩将
- 主演安西郷子
-
「君知るや南の国」のジャック・カミングスが1954年に製作したシネマスコープ色彩ミュージカル。ピュリッツァ賞作家スティーブン・ヴィンセント・ベネットの原作を「ローズ・マリイ(1936)」のコンビ、アルバート・ハケットとフランセス・グッドリッチに「水着の女王」のドロシー・キングスリーが加って脚色、「踊る大紐育」のスタンリー・ドーネンが監督した。アンスコカラーの撮影監督は「第8ジェット戦闘機隊」のジョージ・フォルシー、音楽監督はアドルフ・ドイッチュである。出演者は、「ローズ・マリー(1954)」のハワード・キール、「スイングの少女」のジェーン・パウエル、ジェフ・リチャーズ、ジュリー・ニューメイヤー、ラス・タンブリン、ナンシー・キルガス、トミー・ロール、ヴァージニア・ギブソンなど。
ネット上の声
- NO.82「り」のつく元気になった洋画
- たった一人の愛、または誰でもよい愛
- バーンダンス (納屋の踊り)
- 7人の花嫁と7人の兄弟
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間102分
- 監督スタンリー・ドーネン
- 主演ハワード・キール
-
第二次大戦中の1943年。イギリスは敵国・ドイツの心臓部ともいえるルール地方の3つのダムを破壊し、工業都市を水攻めにする作戦を立てる。実行部隊として白羽の矢が立ったギブソン少佐率いるランカスター爆撃機は、猛訓練の末、満水期の夜に作戦を決行する。
ネット上の声
- 第二次世界大戦でイギリス軍がドイツのダムを破壊するため、通常の爆弾投下ではダメー
- 多くの人に勧めたい傑作でした!復刻DVDの高騰にも納得
- プロジェクトXみたい
- 陸『T-34』
空中戦(ドッグファイト)、 アクション
- 製作年1954年
- 製作国イギリス
- 時間102分
- 監督マイケル・アンダーソン
- 主演マイケル・レッドグレーヴ
-
「青春ジャズ娘」につづく新東宝のジャズ物第二作。「半処女」の赤坂長義と「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の京中太郎の脚本によって、「わが恋はリラの木蔭に」の井上梅次が監督した。撮影は「一等女房と三等亭主」の岩左一泉、音楽は「にっぽん製」の大森盛太郎である。ジャズの少女歌手雪村いづみ(ビクター)を中心に、「青春ジャズ娘」の片山明彦、高島忠夫、フランキー堺(シックス・シモンズ)、新倉美子、「憧れの星座」の高田稔、「北海の虎」の植村謙二郎、「一等女房と三等亭主」の大谷伶子、「東京マダムと大阪夫人」の丹下キヨ子、「女の一生(1953)」の清川玉枝などの他、古川緑波、清水金一(シミキン)、柳家金語楼、三木のり平等ショウ・マンが協力している。出演バンドは、多忠修とビクター・オールスターズ、与田輝雄とシックス・レモンズなど。
ネット上の声
- あの歌に日本語の歌詞が付いているとは!
- ハッピーエンドの物語のために、登場人物がそれぞれ都合の良いキャラクターと動きを与
- シネマヴェーラ新東宝特集にて
- 梅次監督の“ジャズ”映画
音楽
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督井上梅次
- 主演雪村いづみ
-
「ウィンチェスター銃'73」とまったく同じく、主演ジェームズ・ステュワート(「グレン・ミラー物語」)、製作アーロン・ローゼンバーグ(「グレン・ミラー物語」)、脚本ボーデン・チェイス(「怒りの河」)、監督アンソニー・マン(「グレン・ミラー物語」)、撮影ウィリアム・ダニエルス(「グレン・ミラー物語」)、音楽ジョセフ・ガーシェンソン(「ジョニイ・ダーク」)などのティームによる西部劇映画1954年作品。共演者は「暗黒街脱出」のルース・ローマン、「栄光何するものぞ」のコリンヌ・カルヴェ、「死の砂塵」のウォルター・ブレナン、「ミシシッピの賭博師」のジョン・マッキンタイア、ジェイ・C・フリッペン、ヘンリー・モーガンなど。色彩はテクニカラー。
ネット上の声
- イーストウッドはまでは一歩
- イーストウッドまであと一歩
- 大仰に登場しない気付けば’居る’死神的な悪役、斜面や崖を活かした奥行きあるショッ
- 牛を運ぶ仕事で運んだ町でゴールドラッシュ(砂金)の噂にその話を聞きつけた悪党がそ
西部劇
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督アンソニー・マン
- 主演ジェームズ・スチュワート
-
かつて映画化された菊池寛原作の再映画化で「再会(1953)」の木村恵吾と「黒豹」の田辺朝二とが共同でかいた脚本により木村恵吾が監督する。撮影は「続々十代の性典」の姫由真佐久、音楽は「山を守る兄弟」の米山正夫の担当である。主な出演者は「無法者」の若尾文子、菅原謙二、「母の湖」の船越英二、新人立山美雪、「にっぽん製」の三田隆、「この太陽」の村田知英子、「続砂絵呪縛 雪女郎」の水戸光子など。
ネット上の声
- 期待せず観たが、数あるすれ違いものの中でも結構良作じゃなかろうか
- 1950年代の飯田橋駅周辺
- セットのとこもあるけど昔の東京の街並みが良かった
- なかなかのじれったさに笑ってしまう
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督木村恵吾
- 主演菅原謙二
-
栄光の頂点に立つ大スターと、才能溢れる新人歌手。二人の出会いが、ハリウッドの光と影の中で、愛と悲劇の物語を紡ぎ出す。
1950年代のハリウッド。人気絶頂だがアルコール依存症に苦しむ大スター、ノーマン・メイン。彼はある夜、ナイトクラブで歌う無名の歌手エスター・ブロジェットの類まれな才能に心奪われる。ノーマンの強力な後押しで、エスターは「ヴィッキー・レスター」として瞬く間にスターダムを駆け上がる。やがて二人は愛し合い結婚するが、ヴィッキーの成功とは裏腹に、ノーマンのキャリアは下降線を辿り、彼のアルコール依存は深刻化。愛するがゆえにすれ違う二人の心。栄光の裏に潜む、切ない運命の行方。
ネット上の声
- ☆☆☆★★ この時ジュディは、スターの座に返り咲いた事で、人生最高...
- カーネギーホールコンサートの前座映画
- 確かに、スターは誕生したけれど…
- この映画は一生忘れないでしょう
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間154分
- 監督ジョージ・キューカー
- 主演ジュディ・ガーランド
-
「フェザー河の襲撃」のデヴィッド・ウィスバートが製作した空想科学スリラー1954年作品。ジョージ・ワーシング・イェイツの原作を「井戸」のラッセル・ヒューズが潤色、「地獄への退却」のテッド・シャーデマンが脚色し、「フェザー河の襲撃」のゴードン・ダグラスが監督にあたった。「死の砂塵」のシド・ヒコックスが撮影を、「荒原の疾走」のブロニスロー・ケイパーが音楽をそれぞれ担当。出演者は「アスファルト・ジャングル」のジェームズ・ウィットモア、「北京超特急」のエドモンド・グウェン、「コマンド」の新人ジョーン・ウェルドン、「ホンドー」のジェームズ・アーネス、オンスロー・スティーヴンスらである。
ネット上の声
- みんな大好き🐜アリさんマークの引越しセンター、とは全然関係ない凶悪巨大アリ🐜主演
- 70年以上前に制作された〈巨大な蟻と人間たちの闘い〉を描くアニマルパニック作品で
- 突然変異で巨大化した蟻のモンスターパニック映画
- B級映画っぽいけど、結構大作ですよ。
パニック
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間94分
- 監督ゴードン・ダグラス
- 主演ジェームズ・ホイットモア
-
「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」につづく次郎長三国志第七部。主なスタッフ、キャストは共通だが、新しく「幸福さん」の木匠マユリ、新人紫千鶴などが登場する。
ネット上の声
- コミカルな次郎長もの。
- 良いが・・・しかし
- ねえちゃんが優しくしてくれるから、嬉しくて泣くんだよお。 母ちゃんがいないから、悲しくて泣くんだよお。
- ボロボロになりながらも無事清水に帰った次郎長一家がお蝶の百箇日を待って復讐する話
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督マキノ雅弘
- 主演小堀明男
-
アニメ
- 製作年1954年
- 製作国ソ連
- 時間---分
- 監督レフ・アタマーノフ
- 主演---
-
ベストセラーになった三島由紀夫の同名の小説から、「君死に給うことなかれ」で台詞を担当した文学者の中村真一郎と「赤線基地」の谷口千吉が共同で脚色し、谷口千吉が監督に当る。撮影は「水着の花嫁」の完倉泰一、音楽は「噂の女」の黛敏郎である。出演者は新進の久保明に「よい婿どの」の青山京子の外、「七人の侍」の三船敏郎、「若き血は燃えて」の大刀川洋一、「その後のウッカリ夫人とチャッカリ夫人」の沢村貞子など。
ネット上の声
- 潮騒の映画化の中で、最も完成度が高い
- これまで5度映画化されているという三島由紀夫原作「潮騒」の初めての映画化作品
- 何度も映画化されてる三島由紀夫の潮騒の最初の映画
青春
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督谷口千吉
- 主演久保明
-
昭和十年から翌年にかけて“主婦之友”誌上に連載され、昭和十二年には田坂具隆監督の手によって映画化(日活多摩川)された山本有三の同名小説の再映画化。製作は「青春三羽烏」の小倉武志。「蛮から社員」の椎名利夫の脚本を「お嬢さん社長」の川島雄三が監督し、「東京マダムと大阪夫人」の高村倉太郎が撮影している。音楽、美術ともに「家族会議」の黛敏郎、浜田辰雄の担当である。出演者は「山の音」の山村聡、「蛮から社員」の淡島千景、「日本の悲劇」の桂木洋子、「家族会議」の佐田啓二、「春の若草」の三島耕、「求婚三人娘」の多々良純、須賀不二男のほか、劇団若草の水村国臣(北海の虎)、伊藤久子、先頃募集した若宮崇令、細谷一郎などの少年群が出演している。
ネット上の声
- 嘘か、真か
- 自分の夢を人に投影する女性
- 内容は 、私にはちと 重い感じだが、名作です
- んん、よく判らない
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間139分
- 監督川島雄三
- 主演山村聡
-
ソビエト・アニメの第一人者であり、耽美なファンタジーの創作者としても名高いツェハノフスキー監督の代表作。「蛙になったお姫さま」は、日本でも知られているロシア民謡をアニメ化したものであるが、幻想的な色彩美あふれる映像は、一九五〇年代のロシア・アニメ隆盛期の名作群の中でも異彩を放つ傑作である。六〇年代から七〇年代にかけて数々のヒット作を生んだF・ヒールークや、人形アニメーターのR・カチャーノフらがスタッフとして参加しているのも話題の一つとなった。
アニメ
- 製作年1954年
- 製作国ソ連
- 時間40分
- 監督ミハイル・ツェハノフスキー
- 主演---
-
王政ロシア末期に怪僧の名を轟かしたラスプーチン(1871-1916)の生涯を描くイーストマンカラー色彩一九五四年映画。製作者出のジョルジュ・コンブレが、彼とクロード・ボワソル共作の脚本から監督した。撮影は「浮気は巴里で」のピエール・プティ、音楽は「禁断の木の実」のポール・デュラン。出演者は「青ひげ」のピエール・ブラッスール、「われら女性」のイザ・ミランダ、ロベール・ビュルニエ、「アンリエットの巴里祭」のミシュリーヌ・フランセイ、「愛すべき御婦人たち」のルネ・フォール、ミリー・ヴィターレ、ジャック・ベルティエ、クロード・レーデュ、ドニーズ・グレーなど。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1954年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間100分
- 監督ジョルジュ・コンブレ
- 主演ピエール・ブラッスール