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会社の金を持ち逃げしたOLが辿り着いた不気味なモーテル。そこで彼女を待ち受ける、狂気の支配者とその母の影。
1960年代のアメリカ。恋人との将来に悩むOLのマリオンは、会社の金4万ドルを衝動的に横領。追手から逃れるため、夜の雨の中を車で走り、人里離れた「ベイツ・モーテル」に辿り着く。そこで彼女を迎えたのは、物静かで礼儀正しいが、どこか異常な雰囲気を持つ青年ノーマン・ベイツ。彼は病気の母の世話をしながら、たった一人でモーテルを切り盛りしていた。ノーマンと彼の母親との奇妙な関係に疑念を抱くマリオン。そして彼女がシャワールームで体験する、映画史に刻まれる恐怖の瞬間。マリオンの失踪を追う者たちが、モーテルの底知れぬ闇に迫っていく、予測不能のサイコ・スリラー。
ネット上の声
- 「ネナタばれなし」 やっぱヒッチは天才。
- やはりサイコーのサスペンスホラー映画
- 50年前の約1分間が映画史を変えた
- 完璧に近いデキのサイコスリラー。
殺人鬼が暴れる、 トラウマになる、 サイコパス、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間109分
- 監督アルフレッド・ヒッチコック
- 主演アンソニー・パーキンス
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1960年のニューヨーク、出世のため上司にアパートの鍵を貸す冴えない男が、恋と人生の岐路に立たされる物語。
舞台は1960年の大都会ニューヨーク。保険会社に勤める独身の平社員バクスターは、出世の糸口を掴むため、重役たちの不倫の密会場所として自分のアパートの鍵を貸すことを開始。そのおかげで昇進はするものの、真冬の夜に部屋から締め出され、隣人からは女たらしと誤解される始末。そんな彼の唯一の癒しは、社内のエレベーターガール、フランの存在。しかしあるクリスマスの夜、人事部長が連れ込んでいた相手がフランだと知ってしまう。さらに彼女がアパートで自殺未遂を図ったことから、彼の日常は大きく揺らぎ始める。
ネット上の声
- コメディなのに、アカデミーを獲れた映画
- 名優あってこその普遍的ラブコメディ
- バントの構えから・・・ホームラン!
- ロイヤル・ストレート・フラッシュ
クリスマス、 恋愛、 コメディ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演ジャック・レモン
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貧困から抜け出すため南イタリアからミラノへ移住した家族の愛と裏切り、そして崩壊を描く壮大な人間ドラマ。
1950年代後半、イタリア南部。貧しい暮らしから逃れるため、母と5人兄弟は大都市ミラノへ。長男の婚約を機に始まった新生活は、文化や価値観の違いに翻弄。次男シモーネはボクシングで成功を夢見るも、娼婦ナディアとの出会いが彼の運命を狂わせる。純粋な三男ロッコもまたナディアを愛してしまい、兄弟の絆に亀裂が。家族の愛憎が渦巻く中、彼らを待ち受ける過酷な運命。
ネット上の声
- 「ねえロッコ、何とか言ってちょうだい!」
- イタリア旧作とだけ知って行っちゃいました
- 人間関係の基礎は家族。清濁併せ呑むも人。
- もうアラン・ドロンがキレイなのよっ!
社会派ドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間177分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演アラン・ドロン
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聖書か、進化論か。小さな町の法廷で、思想の自由を懸けた二人の巨人が激突する世紀の対決。
舞台は1920年代、アメリカ南部の小さな町。ダーウィンの進化論を教えたとして、若き教師バートラム・ケイツが逮捕される。この裁判は、創造論を信奉する原理主義者の大物政治家ブレイディが検察官として、そして進歩的で知られる高名な弁護士ドラモンドが弁護人として対決する、全米注目の法廷闘争へと発展。熱狂と偏見が渦巻く中、ただ一つの真実を巡り、二人の弁舌が激しく火花を散らす。思想の自由とは何か、信じるとは何かを問いかける、スタンリー・クレイマー監督による社会派ドラマの金字塔。
ネット上の声
- 2大男優の激突!
- 実際にアメリカで起きたダーウィンの進化論をめぐる裁判を通じて、宗教と人間の関わり
- 肝心の終盤が理解できない・・・
- 無神論者を描いた作品はたまにあるが、いつも想う、神を信じる側が狂気に満ちて見える
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督スタンリー・クレイマー
- 主演スペンサー・トレイシー
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ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国インド
- 時間185分
- 監督K・アースィフ
- 主演プリトヴィーラージ・カプール
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脱獄映画の傑作
殺人未遂容疑でサンテ刑務所に収監された青年ガスパール。彼が入れられた監房では、4人の男たちが密かに脱獄計画を進めていた。仲間として迎え入れられたガスパールは、看守の目を盗み、コンクリートの床を砕く過酷な作業へ参加。固い絆で結ばれ、出口は目前。しかし、釈放の可能性が浮上したガスパールに訪れる心の揺らぎ。果たして彼らは、固く閉ざされた「穴」から抜け出すことができるのか。その手に自由を掴むための、息詰まる心理戦の始まり。
ネット上の声
- 遺作にしては惜しすぎるじゃないか・・・。
- フレンチ・ノワール版、脱獄映画の傑作☆
- 「穴」と「絆」と「意気地のない奴」。
- 今まで見た脱獄映画で一番!!!
脱出、 刑務所、 どんでん返し、 実話、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間124分
- 監督ジャック・ベッケル
- 主演ジャン=ケロディ
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巨大企業の腐敗を暴くため、男は復讐の鬼と化す。愛と憎しみが交錯する、黒澤明が描く社会派サスペンスの傑作。
舞台は高度経済成長期の日本。大手開発公団総裁の娘と、その秘書である西幸一の華やかな結婚式。しかし、それは父を死に追いやった者たちへの、西の壮絶な復讐劇の幕開け。彼は巧みに総裁の懐に潜り込み、内部から組織の腐敗を暴き、関係者を社会的に抹殺していく。だが、計画は予期せぬ方向へ。何も知らずに夫を愛する妻への想いと、非情な復讐心との間で揺れ動く西。やがて巨大な権力の闇が、彼の正体に牙を剥く。黒澤明が鋭く社会をえぐる、傑作クライム・サスペンス。
ネット上の声
- ・加藤武のこういう役柄が新鮮 ・ノイローゼのシーンで声を出して笑っ...
- タイトルの通り。 でも、昔と比べて今はまだ眠れなくなっているような。
- テンポよく展開して飽きさせない。2転3転する。ただ、画面からは空気...
- 冒頭の映像のパワーがラストまで続く名作
どんでん返し、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
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夜の銀座、華やかな世界の片隅で。誇りを胸に、たった一人で生き抜こうとするバーのマダムの物語。
舞台は昭和30年代の夜の銀座。夫を亡くし、バーのマダムとして気丈に生きる矢代圭子。客には笑顔を振りまきながらも、決して心を許さない孤高の存在。彼女の夢は、自分の店を持つこと。しかし、店の借金、言い寄る男たちの嘘、そして老いへの不安が彼女を追い詰める。華やかな世界の裏側で繰り広げられる、打算と裏切りの数々。誇りを守るため、愛を信じたいと願いながらも、非情な現実に翻弄される圭子。彼女が最後に選ぶ生き方とは。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督。男の“理想の女”のお話。
- したたかな女とズルい男の大人の愛の物語
- 女の生き様を余すことなく描く☆3つ
- 銀座かぁ 行ってないな最近・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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舞台は14世紀、中世スウェーデン。裕福なキリスト教徒の農場主テーレは、愛娘カリンを教会への使いに出す。しかし、その道中、カリンは三人の羊飼いたちに無残にも陵辱され、命を奪われる。何も知らずに、犯人である羊飼いたちを自宅に泊めてしまうテーレ一家。彼らがカリンの衣服を売ろうとしたことで、父は惨劇の全てを悟る。神への信仰と、娘を奪われた父親としての怒りの間で葛藤した末、彼が下した血の決断。
ネット上の声
- 毎日神様にお祈りを捧げてるのに、いざという時に神様は助けてくれないんですかー😭💨
- 『第七の封印』『野いちご』と並びベルイマン中期の代表作
- にゃすくんとのデートムービー🎥💗
- 「処女の泉」、題名だけの先入観。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国スウェーデン
- 時間89分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マックス・フォン・シドー
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学歴社会への痛烈な皮肉。一流大学の学生になりすました男が、虚構の中で見つける真実とは。
高度経済成長期の日本。新聞配達をしながら大学を目指すも、受験に失敗した浪人生、楠本。ふとしたきっかけで、憧れの一流大学の学生になりすましてしまう。偽りの学生生活で手に入れた、友人や恋人との充実した日々。しかし、その裏で常に付きまとう身元がバレる恐怖と、増大する罪悪感。虚構と現実の狭間で揺れ動く彼の心。学歴が全てを左右する社会への痛烈な皮肉と共に、彼が最後に選ぶ道と、その先に待つ衝撃の結末。
ネット上の声
- 増村+若尾の映画では、異端児
- ジェリー藤尾にゾクゾク
- 最初は面白くなりそうでワクワクしたし、ジェリー藤尾は最高にバカやってて良いんだけ
- もっと世間に知られるべき映画
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
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瀬戸内海の小島で暮らす家族。セリフを排し、水運びという過酷な労働を通して描かれる、人間の営みと生命の尊厳。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ、電気も水道もない小さな島。そこに住むのは、夫婦と二人の子供だけの家族。彼らの生活は、ただひたすらに作物を育てること。そのためには、対岸から毎日、何度も小舟で水を汲み、急な坂道を天秤棒で運び上げなければならない。セリフは一切なく、聞こえるのは自然の音と人々の息遣いのみ。繰り返される過酷な労働の日々。そんな彼らを襲う、あまりにも悲しい出来事。それでも続く、生命の営み。
ネット上の声
- この時期、ここに、こういう暮らしが。今は。
- 台詞は無し・映像と音楽で成立した名作☆
- 新藤兼人監督が亡くなった
- 素晴らしいと思いました
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督新藤兼人
- 主演殿山泰司
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共和政ローマ時代、自由を求め立ち上がった一人の奴隷剣闘士。彼の反乱が帝国を揺るがす壮大な歴史スペクタクル。
紀元前1世紀のローマ共和国。トラキア人の奴隷スパルタカスは、カプアの剣闘士養成所での過酷な日々の果て、人間としての尊厳を求め仲間と共に脱走。自由を渇望する彼らの反乱は、やがてローマ全土から奴隷たちを巻き込む大反乱軍へと発展。富と権力を独占するローマの支配階級に対し、スパルタカスは知力と勇気で巨大な軍団を率いて進軍。彼の前には、野心的な将軍クラッススが率いるローマ正規軍が立ちはだかる。自由か、死か。歴史に名を刻んだ男の壮絶な戦いの記録。
ネット上の声
- 冒頭結末が暗示されてしまう(涙)せっかく世界史おバカの私が楽しめる...
- 「らしさ」はないが傑作感のかたまりのよう
- 奴隷として死んだように生きるよりも・・・
- 監督は自分の子供ではないと言ってますが…
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間198分
- 監督スタンリー・キューブリック
- 主演カーク・ダグラス
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父を亡くし東京へ来た少年。都会の片隅で出会った少女と分かち合う、束の間の友情と子供時代の終わり。
1960年、高度経済成長期の東京。父を亡くした少年・秀夫は、母と共に信州から上京する。慣れない都会の生活と、旅館で働く母の多忙さから、孤独を深める秀夫。そんな彼が出会ったのは、隣に住む少女・順子。二人は工場の煙突や鉄塔が立ち並ぶ街を遊び場に、子供だけの世界を築き、ささやかな友情を育む。しかし、大人たちの身勝手な事情と季節の移ろいは、二人の純粋な時間に静かな影を落とす。やがて訪れる、秋の気配と避けられない別れ。子供の視点から見た世界の切なさ。
ネット上の声
- いつの時代も子供は大人に振りまわされる
- 時代をうつす子どもの姿
- 先日の「浮雲」で成瀬巳喜男作品デビューし、他作品も・・・となっていたところで、7
- 昭和の銀座界隈や晴海埠頭の風景、人々の生活、それを追うだけでも楽し...
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演大沢健三郎
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亡き夫の友人たちが画策する娘の縁談。母と娘、互いを想う心が揺れる鎌倉の秋模様。
舞台は昭和30年代の日本。亡き親友の七回忌に集まった三人の男たち。彼らの関心は、親友の美しい未亡人・秋子とその娘・アヤ子の結婚。娘の幸せを願い、良縁を探し始める男たち。しかし、母を一人残すことを案じるアヤ子は結婚に乗り気ではない。事態を打開するため、男たちは母・秋子の再婚まで画策。その計画が、母と娘の間に静かな波紋を広げる。互いを思いやるがゆえのすれ違いと、家族の新たな門出を描く物語。
ネット上の声
- あんなに、娘に慕われるお母さんは幸せ物だと思う。素晴らしい母娘関係に脱帽
- みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな
- ユーモア満載の楽しい映画。さすがの逸品
- 小津映画の “新たな一面” を見ました☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督小津安二郎
- 主演原節子
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江戸・吉原、富豪の男が遊女への狂おしい愛に破れ、妖刀を手に復讐の鬼と化す悲恋時代劇。
舞台は、絢爛豪華な江戸時代の遊郭・吉原。裕福だが容姿に恵まれない絹問屋の主人・佐野次郎左衛門。彼は、吉原一の花魁・玉章に一目惚れし、全財産を投げ打って彼女の歓心を買おうとする。純粋な愛を信じ続けた次郎左衛門。しかし、彼を待っていたのは、無一文になった末の無慈悲な裏切り。全てを失い、絶望の淵に立たされた男が手にしたのは、妖しい輝きを放つ名刀「籠釣瓶」。純愛が狂気へと変貌し、吉原を血で染める大惨劇の幕が上がる。
ネット上の声
- 実直な人柄と仕事ぶりで周囲から慕われている豪商なのだが、生来の顔の痣が原因で女性
- 花火見物する屋形船の交差も、花魁の化粧道具の多さも、過剰でなく、あくまで自然に画
- 『人生劇場 飛車角と吉良常』のときも思ったけれど、座敷で人が話をするところを撮る
- ストーリーの面白さや役者、女優の演技力も申し分なく、全く退屈する事の無い2時間弱
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督内田吐夢
- 主演片岡千恵蔵
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1960年代モスクワ、バイオリンを学ぶ少年と労働者の男、年の差を超えた束の間の友情を描くアンドレイ・タルコフスキー監督の原点。
厳格な音楽教師のもとでバイオリンを学ぶ気弱な少年サーシャ。ある日、いじめられているところを陽気な蒸気ローラー運転手のセルゲイに助けられる。芸術家の卵と労働者、住む世界が全く違う二人。しかし、互いの仕事への真摯な眼差しに惹かれ、次第に心を通わせていく不思議な友情。共に映画を観に行く約束を交わす二人。だが、そのささやかな約束の前に、社会の壁が立ちはだかる。巨匠タルコフスキーが描く、純粋な魂の交流の物語。
ネット上の声
- 純粋な魂の共鳴。かわいくて純粋な傑作!!
- 「男の子」の人生を描いた珠玉の作品
- タルコフスキー初監督作品
- 【思い出されること】
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国ソ連
- 時間45分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演J・フォムチェンコ
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修道女になる直前の清純な娘。叔父の屋敷で待ち受ける欲望の罠と、理想を打ち砕く衝撃の結末。
舞台はスペインの田舎町。修道女になる直前の純真なビリディアナは、唯一の肉親である叔父ハイメの屋敷を訪れる。亡き妻に瓜二つの彼女に邪な欲望を抱く叔父。彼の突然の死後、莫大な遺産を相続したビリディアナは、屋敷を貧しい人々への施しの場に変えようと決意。しかし、善意で招き入れた乞食たちは、彼女の理想を嘲笑うかのように本性を露わにし、屋敷は混沌の宴の舞台と化す。聖女の理想が、人間の醜い欲望によって無残に踏みにじられる一夜。
ネット上の声
- 富裕層の低劣さを描きつつも、貧しき者たちの善良さも否定してくる
- ブニュエルが20数年ぶりに祖国スペインに戻り撮った作品🎬🇪🇸
- ルイス・ブニュブニュ監督🎥9️⃣作目👀
- 映画が芸術たることを証明した大傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国スペイン
- 時間91分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル
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パリ、ロンドン、ローマなどのヨーロッパの主な都市のナイト・クラブやミュージック・ホールでの世界一流のショーを集めたもの。監督は久々の「雲の中の散歩」のアレッサンドロ・ブラゼッティ。脚本は「恋に向ってつっ走れ」のエンニオ・デ・コンチーニ、撮影を「女は選ぶ権利がある」のガボール・ポガニー、音楽をカルロ・ザビーナが担当。出演は「恋に向ってつっ走れ」に出演した歌手のドメニコ・モドゥニョ、腹話術のロベール・ラムール、プリンセス・バディアのヌード・ショー、フラメンコ・ダンスのカルメン・セヴィラ、ほかに中国の奇術、空中曲芸、黒人コーラス、ウクライナ舞踊・合唱団など。
- 製作年1960年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督アレッサンドロ・ブラゼッティ
- 主演ザ・プラターズ
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貧しい青年が富豪の友人になりすます、太陽きらめくイタリアを舞台にした、欲望と殺意のサスペンス。
舞台は1960年代のイタリア。貧しいアメリカ人青年トム・リプリーは、大富豪から放蕩息子フィリップを連れ戻すよう依頼される。豪華な生活を目の当たりにし、フィリップへの劣等感と嫉妬に苛まれるトム。やがて彼の心に芽生えたのは、フィリップの地位や恋人、そのすべてを奪い取るという恐ろしい計画。美しい地中海を背景に、完璧な犯罪を目論む青年の、光と影が交錯する衝撃の結末。
ネット上の声
- さんさんと光り輝く太陽 その陰には・・・
- アラン・ドロンの美貌ありきの傑作。
- 青春の焦燥が胸に迫る永遠の名作!
- 太陽が、青空が、青い海がいっぱい
夏休みが舞台、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間118分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演アラン・ドロン
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江戸時代、盲目の按摩師が、金と欲望渦巻く世界でのし上がるため、悪知恵と非情な手段を尽くす。勝新太郎が演じる、前代未聞の悪漢ピカレスク・ロマン。
舞台は江戸時代。生まれつき盲目の杉の市。按摩師として生きるも、その心に宿るのは底なしの野心と上昇志向。金貸しを殺して金を奪い、その金で按摩師の階級である「検校」の位を買うという大胆な計画。兄弟子を騙し、女を弄び、邪魔者は容赦なく排除。盲目であることすら武器に変える、その悪辣さと頭脳。果たして彼は、欲望の果てに何を見るのか。弱者が強者を喰らう、非情な下克上。人間の業と執念を鮮烈に描き出す、衝撃の物語の幕開け。
ネット上の声
- 自分と同じぐらいの世代で、大して映画など観てこなかった自分のような人間の大半はお
- 「座頭市」に昇華する勝新太郎の主演作
- 勝新の眼はつむっていても開眼
- 座頭市はここから生まれた
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督森一生
- 主演勝新太郎
-
遺産相続を巡り、母と5人の子供たちの本音がぶつかり合う。家族という名の厄介な絆を描く人間ドラマ。
現代の東京。夫に先立たれた母・早苗と、それぞれ家庭を持つ5人の子供たち。父の一周忌を機に、遺産である家の相続問題が勃発。自分たちの生活で手一杯の子供たちは、母の面倒を互いに押し付け合う。長女の葛藤、次男夫婦の思惑、そして静かに全てを見つめる母の胸中。金と老後の問題が、家族の間に冷たい亀裂を生んでいく。成瀬巳喜男監督が描く、どこにでもある家族の肖像。そのリアルな描写。
ネット上の声
- 近頃は女と靴下は強くなったと言うけれど、
- 成瀬流な語り口が魅了するオールスター大作
- 家族といる幸せと家族であることの不幸
- しっかり感情移入できる・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演三益愛子
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舞台は明治から昭和にかけての活気あふれる大阪・船場。老舗の足袋問屋「河内屋」に生まれた一人息子、喜久治。彼は「ぼんち」として甘やかされて育つも、類まれな商才の持ち主。しかし、その才能は商いだけでなく、女遊びにも発揮された。本妻の他に四人もの妾を持つ奔放な生活。女たちとの複雑な関係、商売敵との駆け引き、そして時代の荒波。華やかな女性遍歴の裏で、彼は老舗の暖簾をどう守り抜くのか。一人の男の破天荒な生涯を通して、古き良き大阪の商人気質と人情を描く一代絵巻。
ネット上の声
- 毛利菊枝&山田五十鈴の大ババ&小ババコンビがしょっぱなからきつすぎて、雷蔵さんが
- あやや目当てに見始めましたが、市川雷蔵さんのぼんちっぷりに惚れ惚れ
- 名作中の名作です 市川崑監督作品を観たという満足感で一杯です
- 探る竹はコミカルであり、ホラーでもある。
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督市川崑
- 主演市川雷蔵
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報酬はわずか20ドル。野盗に襲われる貧しい村のため、誇りを懸けて立ち上がった7人のガンマンたちの熱き魂の記録。
19世紀末、メキシコの小さな村。毎年、収穫期になると現れる野盗一味の略奪に、村人たちの怒りと悲しみは限界に達していた。彼らはなけなしの金をはたき、凄腕のガンマン、クリスをリーダーとする7人の用心棒を雇うことを決意。集まったのは、個性も過去もバラバラな流れ者たち。当初は金のためだったはずの仕事が、純粋な村人たちとの交流を通じて、男たちの誇りと魂を懸けた戦いへと変わっていく。圧倒的な戦力差の中、彼らを待ち受ける壮絶な決戦の行方。
ネット上の声
- We always lose. 意外と面白かった「七人の侍」のリメイク
- 崇高な七人のガンマンの壮絶な戦い!
- 正に王道。西部劇ならこれを観ろ!
- いちいちかっこいい。
アクション
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間128分
- 監督ジョン・スタージェス
- 主演ユル・ブリンナー
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「さすらい(1957)」の監督ミケランジェロ・アントニオーニが自らシナリオを書き、監督して愛のうつりかわりを描いた作品。脚本は同監督の他にトニーノ・グエッラ、エリオ・バルトリーニが共同で担当している。撮影はアルド・スカヴァルダ。音楽は「太陽の誘惑」のジョヴァンニ・フスコ。出演者は「三月生れ」のガブリエレ・フェルゼッティ、新人モニカ・ヴィッティ、「狂った情事」のレア・マッサリの他、ドミニク・ブランシャール、ジェームズ・アダムス、レンツォ・リッチなど。
ネット上の声
- 60年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門賞
- “オデュッセイアの弓” 羽仁進の寓喩
- 性に合わないアントニオーニ・・・でも
- アントニオーニ作品の変節点
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イタリア
- 時間129分
- 監督ミケランジェロ・アントニオーニ
- 主演モニカ・ヴィッティ
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口八丁のセールスマンが、神の言葉を武器にスター説教師へ。聖と俗が渦巻く、欲望と信仰の物語。
1920年代のアメリカ中西部。酒と女に目がない口達者なセールスマン、エルマー・ガントリー。彼はある日、美しい女性伝道師シャロンの巡回伝道に魅了され、仲間入りを決意。持ち前の弁舌で信者を熱狂させ、瞬く間にスター説教師へと成り上がる。富と名声を手に入れ、シャロンとの関係も深まる中、彼の前に過去を知る娼婦が出現。暴かれる過去と仕掛けられた罠。彼の築き上げた偽りの聖職は、崩壊の時を迎えるのか。
ネット上の声
- 全体の脚本〜ラストは┐(○`ε´○)┌
- 不可思議な魅力を放つ主人公。
- アメリカについて知るために
- 笑い方が気持ちのいい映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間145分
- 監督リチャード・ブルックス
- 主演バート・ランカスター
-
江戸時代、東海道。義理と人情に生きる若き渡世人・弥太郎。斬った相手の妹を想い、やくざの宿命と恋の間で揺れ動く、股旅ものの傑作。
舞台は江戸時代の東海道。やくざの若親分・弥太郎は、旅の途中で出会った男と斬り合いになり、やむなく相手を殺めてしまう。しかし、その男が探し求めていた恩人の息子であったことを知り、深い悔恨の念に駆られる。斬った男の妹・お雪の存在を知った弥太郎は、彼女を陰から守ることを決意。やくざの身分を隠し、お雪に近づくが、彼女に惹かれる自分に気づく。義理と人情、そして許されぬ恋。渡世人としての宿命と、一人の男としての純情が交錯する、切ない旅の物語。
ネット上の声
- 刺激控えめの良質娯楽時代劇
- 初見では提灯の演出にフック喰らってから千代のお手振り終マークまでほぼずっと涙零れ
- マキノ雅弘屈指の名作として名高いが、恋愛主体過ぎてちょっとストーリーにはちょっと
- 中村錦之助の好演とマキノ雅弘監督の情緒に満ちた演出により娯楽時代劇としての題材が
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督マキノ雅弘
- 主演中村錦之助
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豪華な古城で男が女に囁く。「去年、ここで会った」。記憶と現実が交錯する、迷宮のような恋愛劇。
ヨーロッパの壮麗な古城ホテル。そこに集う裕福な人々。一人の男Xが、美しい女Aに静かに語りかける。「去年、私たちはここで会い、愛を誓い合った」。しかし、女は男を知らないと否定。彼女の隣には、常に監視するかのような別の男Mの存在。男が語る断片的な記憶は真実か、それとも妄想か。繰り返される会話と回廊、同じようで少しずつ違う情景。観る者を幻惑する、時間と記憶を巡る謎めいた物語の始まり。
ネット上の声
- 【”極北のアーティスティックムービー。”超難解で、複雑で・・。けれど、ノーブルな雰囲気溢れる意匠、衣装が魅力的な作品。】
- 関係を失う恐怖も牢獄のような嘘だわ
- 凡人には分からない
- なんかヤバい感じで怖いわ。洗脳つうかマインドコントロールみたいのを...
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間94分
- 監督アラン・レネ
- 主演デルフィーヌ・セイリグ
-
農家の納屋にひそんだ殺人犯と、彼が洩らした言葉を勘違いして彼をイエス・キリストの再来だと思いこんだ純心無垢な子どもたちの心を描いたもの。ジョン・ミルズ夫人で主演のヘイリー・ミルズの母親でもある劇作家メアリー・ヘイリー・ベルの小説をもとに、「或る種の愛情」のコンビ、キース・ウォーターハウスとウィリス・ホールが共同脚色し、俳優・脚本家で「紳士同盟」のブライアン・フォーブスが初めて演出を担当した。撮影はアーサー・イベットソン、製作はリチャード・アッテンボロー。出演者は「罠にかかったパパとママ」のヘイリー・ミルズ、舞台出身で「激戦ダンケルク」のバーナード・リー、「或る種の愛情」のアラン・ベイツ、「紳士同盟」のリチャード・アッテンボロー、ほかに子役のアラン・バーンズ少年やダイアン・ホルゲートなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イギリス
- 時間98分
- 監督ブライアン・フォーブス
- 主演ヘイリー・ミルズ
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戦後日本、一人の政治家が民衆のために立ち上がった。浅沼稲次郎の信念と情熱に満ちた闘争の記録。
舞台は敗戦から復興へと向かう激動の日本。庶民の生活を守るため、社会党の政治家・浅沼稲次郎は立ち上がる。彼は「人間機関車」とあだ名されるほどの情熱で全国を駆け巡り、労働者の権利や平和を訴え続けた。しかし、彼の前には保守政権や資本家という巨大な壁。そして、過激化する時代の波。権力に屈せず、ただひたすらに民衆の幸福を願った男の、知られざる「武器なき斗い」の物語。社会派の巨匠・山本薩夫が描く、熱き魂の伝記映画。
ネット上の声
- 権力者が利権をむさぼり、庶民が犠牲になる
- 普通選挙法と抱き合わせの形で成り立った治安維持法
- 普通選挙法と抱き合わせの形で成り立った治安維持法
- 本当に必要な人は政治家になりたがらない!
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督山本薩夫
- 主演下元勉
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広大な中国大陸を舞台に、ならず者部隊が大暴れ!岡本喜八監督が描く、痛快無比の戦争アクション活劇。
終戦間近の北支戦線。従軍記者である主人公・戸川は、謎の多い左文字少尉が率いる「独立愚連隊」と行動を共にすることに。彼らの目的は、敵の重要拠点である鉄橋の爆破。しかし、隊員は一癖も二癖もあるはみ出し者ばかり。敵軍、八路軍、そして馬賊が入り乱れる無法地帯で、寄せ集め部隊の無謀な作戦が始まる。果たして彼らは、幾重にも張り巡らされた敵の包囲網を突破できるのか。乾いたユーモアと壮絶なアクションが炸裂。
ネット上の声
- とても良い味なんだけど、佐藤充中心の第二作が見たかった
- 中朝日:義侠同士は争わず…と願いを込めて
- 「戦争コメディアクション映画」の怪作
- 何故こういう戦争映画は禁止されるのか
戦争
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督岡本喜八
- 主演加山雄三
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1899年のロンドン。発明家のジョージは、過去と未来を行き来することができる機械、タイム・マシンを完成させる。乗り込んだジョージは未来への旅を開始。紀元80万2701年の世界にやってくる。そこは食人種族・モーロックが支配する世界だった。
ネット上の声
- 1960年製作古典SF「タイム・マシン」
- 蛍はお尻から火を噴いて飛ぶと信じていた
- 原作に沿っているのは良いのだが・・。
- 大変感動した作品です。
人類滅亡後、 タイムトラベル、 SF
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督ジョージ・パル
- 主演ロッド・テイラー
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港町を仕切る若き兄弟!義理と人情、そして裏切りが渦巻く、昭和任侠アクションの傑作。
舞台は昭和の活気ある港町。市場を取り仕切り、町の人々から慕われる暴れん坊兄弟の一郎と次郎。彼らの平和な日常は、市場の利権を狙う新興ヤクザの出現によって突如終わりを告げる。愛する町と仲間たちを守るため、たった二人で巨大な組織に立ち向かう兄弟。次々と襲いかかる敵の卑劣な策略と、予期せぬ裏切り。追い詰められた彼らが、守るべきもののために下す、血と涙の決断。義理と人情が交錯する、痛快任侠活劇。
ネット上の声
- 凸凹兄弟♡正反対姉妹
- 沢島ベストはこれかもしれない
- 文句なし、最っ高!!
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督沢島忠
- 主演東千代之介
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丹羽文雄の週刊誌連載小説の映画化。「喧嘩太郎」の松浦健郎が脚色し、「熱い砂」の瑞穂春海が監督した。撮影は「女妖」の中川芳久。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督瑞穂春海
- 主演若尾文子
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ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間110分
- 監督エリア・カザン
- 主演モンゴメリー・クリフト
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警官を殺した小悪党とアメリカ人留学生。パリの街を舞台にした、破滅的で刹那的な愛の逃避行。
1960年代、パリ。マルセイユで車を盗み、警官を射殺したミシェル。彼はアメリカ人留学生のパトリシアのもとへ転がり込む。新聞記者を夢見る彼女を巻き込み、刹那的な日々を送る二人。しかし、警察の捜査網は徐々に彼らを追い詰めていく。愛か、裏切りか。予測不可能な行動を繰り返すミシェルの運命。ヌーヴェルヴァーグを象徴する、あまりにも有名な衝撃のラスト。
ネット上の声
- つまりアホだ −ラスト2行に全てを集約−
- ジーン・セバーグがとにかく美しい
- いま観ても”新作”じゃないの!?
- 肩の力を抜いて感覚で観ればいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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栄光は過去のもの。かつての仲間にも見捨てられた老ギャングの、孤独で非情な逃避行を描くフレンチ・ノワールの傑作。
1950年代、イタリア。かつてパリの裏社会にその名を轟かせた大物ギャング、アベル・ダボスは、今や指名手配され潜伏生活を送る男。妻を亡くし、二人の子供を抱えた彼は、再起をかけて故郷フランスへの密入国を決意。しかし、その逃亡劇の最中に唯一の協力者を失ってしまう。目的は、パリの旧友たちと合流し、安住の地を得ること。だが、彼を待っていたのは、かつての仲間たちの冷酷な裏切りだった。そんな絶望的な状況の中、唯一手を差し伸べたのは、若いチンピラのエリック。果たして、アベルは迫りくる警察の包囲網を抜け、最後の安息を見つけられるのか。
ネット上の声
- 山田宏一さんの本を読んでいると、どんどん深みにはまって行き水面から出られなくなる
- クロード・ソーテ監督が描くギャングの日常
- HDD→BD-Rのさなかにふと…【1】
- バンチュラ&ベルモンドの共演というだけで胸が高まるが、ドキュメンタリータッチの白
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間105分
- 監督クロード・ソーテ
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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巨大な気球に乗り、フランスを横断する祖父と孫の冒険旅行。驚きと発見に満ちた、夢のような空の旅。
1960年代、フランス。発明家の祖父が作り上げた、家のように巨大な熱気球。好奇心旺盛な孫のパスカルを乗せ、フランス横断の壮大な旅へ。ブルターニュの海岸からアルプスの山々まで、眼下に広がる絶景の数々。人々との心温まる出会いと、予期せぬ小さなトラブル。空から見下ろす世界は、二人に何を見せるのか。世代を超えた絆を乗せた、夢と冒険の旅路の記録。
ネット上の声
- 「赤い風船」の大型版
- 映像にほのぼの
- 映画の詩人アルベール・ラモリスの自然の美しさを捉えた映像パノラマ
- キドカラーの飛行船に乗りたくて乗りたくていたのを思い出します
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間84分
- 監督アルベール・ラモリス
- 主演パスカル・ラモリス
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戦国乱世、槍の名手と謳われた豪傑の生き様。酒と女を愛し、主君への忠義に命を懸けた男の、痛快時代劇絵巻。
天下分け目の戦いを目前にした時代。黒田家に仕える槍の名手、母里太兵衛。彼は「呑み取りの槍」の逸話で知られるほどの酒豪。しかし、その槍の腕と主君への忠誠心は誰よりも強かった。主君のため、そして自らの誇りのため、数々の戦場を駆け抜ける太兵衛。豪放磊落な彼の前に立ちはだかる、裏切りと策略の渦。一人の侍の熱き魂の物語。
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督内田吐夢
- 主演大友柳太朗
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裕福な家庭に忍び寄る妖しい影。一人の下女が、完璧な家族の日常を狂気の淵へと突き落とす、韓国発の傑作スリラー。
1960年代、韓国。新築の家に移り住んだ作曲家ドンシクの一家。妻の負担を減らすため、彼らは一人の下女を雇い入れる。しかし、その若く妖艶な下女の出現が、家庭内の秩序を静かに、そして確実に蝕んでいく。やがて彼女はドンシクを誘惑し、その関係を盾に家族を支配し始める。嫉妬、脅迫、そして狂気が渦巻く密室空間。平和だったはずのマイホームが、出口のない地獄へと変貌を遂げる様。
ネット上の声
- 夫が下女と関係を持ったため、彼女により地獄の底に落とされるピアノ教師一家を描くぞ
- 約60年前の映画。むかしの映画で当時の韓国もどんな様子なのかわか...
- とある家庭に住み込みのメイドとして雇われてきた女は…
- これを見ずして韓国映画を語るなかれ
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国韓国
- 時間108分
- 監督キム・ギヨン
- 主演キム・ジンギュ
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週刊朝日に連載中の松本清張『黒い画集』の中の一編『証言』の映画化。「空港の魔女」の橋本忍が脚色し、「裸の大将」の堀川弘通が監督した。撮影は「新・三等重役」の中井朝一。
ネット上の声
- 新大久保にこっそり愛人を囲っているサラリーマンが、愛人宅からの帰り道に知り合いの
- 知人が強盗殺人で起訴されている。 自分はアリバイを立証できるが、そ...
- 1960年 監督:堀川弘通 脚本:橋本忍
- これは面白いサスペンスでした☆3.0
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督堀川弘通
- 主演小林桂樹
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戦後の東京。変わりゆく時代の中で、一つの家族が紡ぐささやかな幸せと希望。木下恵介監督が描く、心温まる家族の肖像。
昭和35年、高度経済成長期の東京。下町で小さな工場を営む一家に、ある春の日、ささやかな変化が訪れる。大学進学を夢見る長男、結婚を控えた長女、そして時代の波に乗れない頑固な父親。それぞれの想いが交錯し、時にはぶつかり合いながらも、食卓を囲むことで確かめ合う家族の絆。古い価値観と新しい時代の息吹の中で、彼らが見つける「春の夢」とは何か。何気ない日常の風景の中に、明日への希望と家族の温もりを丁寧に描き出す、珠玉の物語。
ネット上の声
- 回転する久我美子。
- 全ては春の夜の夢の如し
- ちょっと意地悪い内容ではあるけど、久我美子と岡田茉莉子が見に纏う衣装が華やかで眼
- はじめてみたときは謎の生煮えコメディ、って印象が強烈だったけど、久々みたらなんか
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督木下恵介
- 主演小沢栄太郎
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不正がまかり通る社会の巨大な壁。真実を求め、白い崖に立つ一人の男の孤独な闘争。
高度経済成長期の日本。大手企業で働く実直な男、矢内。彼は、会社が組織ぐるみで行う不正の事実を偶然知ってしまう。正義感から内部告発を決意するも、口封じを図る会社からの執拗な圧力、同僚たちの裏切り、そして社会からの孤立が彼を襲う。信じるべき正義と、失われていく日常との間で苦悩する矢内。彼は巨大な権力という名の「白い崖」の前に、たった一人で立ち向かう。人間の尊厳を問う、社会派サスペンスの傑作。
ネット上の声
- それほど悪人ですらなく計算も甘い、調子に乗りやすく嘘つきの小者をやらせたら木村功
- 今井正ってどうにも苦手だったんだけど、これは面白い
- ファム・ファタル
- 木村功良いな~
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督今井正
- 主演有馬稲子
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刑務所を出たばかりの男が企てる、最後の大仕事。だが、裏切りと非情な掟が彼をコンクリートの迷宮へと誘う。
舞台は1960年代のロンドン。3年の刑期を終え出所したばかりのジョニー・バニオン。彼は刑務所内で練り上げた競馬場強盗計画の実行を決意。完璧な計画、信頼できる仲間。しかし、大金を手にした瞬間から歯車が狂い始める。仲間の裏切り、恋人とのすれ違い、そして警察の執拗な追跡。コンクリート・ジャングルで、誰を信じ、何を犠牲にするのか。自由を求めた男が辿り着く、あまりにも皮肉な結末への序章。
ネット上の声
- 犯罪組織と刑務所の癒着がどこまで行き渡っているか不明瞭のままシステムとして逃走劇
- 『召使』は『失われた週末』、本作は『第七捕虜収容所』を連想したんやけど、もしかし
- ロージーといえば鏡だが、この映画ではそれだけでなく刑務所や策謀からの脱出がテーマ
- 1960年ジョセフ・ロージー監督、ロバート・クラスカー撮影、ジョン・ダンクワース
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イギリス
- 時間98分
- 監督ジョセフ・ロージー
- 主演スタンリー・ベイカー
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宝くじ大当たりで人生は天国か地獄か。平凡な男の周りに群がる欲望むき出しの人間模様を、川島雄三監督が描く風刺喜劇。
東京の下町。真面目だけが取り柄のサラリーマン・吉川が、気まぐれで買った宝くじで大金を手にする。その日から彼の平凡な日常は一変。噂を聞きつけた親戚や友人、近所の人々が次々と彼のもとを訪れ、金の無心を始める。人の良さから断りきれない吉川は、彼らの欲望に振り回され、家庭内にも不協和音が生じ始める。突然降って湧いた大金は、果たして幸福の切符か、それとも不幸の始まりか。金が暴き出す人間の本性を、ユーモラスかつ痛烈に描く物語。
ネット上の声
- すごいテンポ
- 3匹が共闘した最初の作品(違うか!)
- 先の読めない展開
- 質屋の出戻り娘と結婚した男が、引き継いだ商売が上手く行かず家族から除け者にされて
コメディ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督川島雄三
- 主演フランキー堺
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有吉佐和子の新聞連載小説を、堀内真直・八木美津雄が脚色し「四万人の目撃者」の堀内真直が監督したもので、黒島を舞台にしたメロドラマ。撮影も同じく「四万人の目撃者」の小原治夫。
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督堀内真直
- 主演山本豊三
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シチリアの美青年を襲う、男としての尊厳を揺るがす秘密。結婚生活に潜む、衝撃の真実。
20世紀半ばのイタリア、シチリア島。誰もが羨む美貌と家柄を持つ青年アントニオ。彼は純真な富豪の娘バルバラと結婚し、完璧な夫婦の誕生と祝福される。しかし、その結婚生活には重大な秘密。彼は不能であり、妻を抱くことができないという事実。やがて噂は広まり、彼のプライドと家族の名誉は失墜。愛と男らしさの狭間で苦悩する男の、孤独な魂の彷徨。
ネット上の声
- 男の睫毛って女性にそんなに魅力的かなあ~
- あんまりモテてるもんだから悩んでるのザマー見さらせと思ってたけど、そんな自分のよ
- たぶん、とても重要なことが明かされるシーンで寝落ちして、なぜみんながあんなにアタ
- 本作で冒頭から明らかなのは、ローマ(あるいはミラノ)とカターニャ(シチリア)とい
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間101分
- 監督マウロ・ボロニーニ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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激動の20世紀ポーランド史を、常に時代の波に乗り遅れる一人の男の視点で描く、皮肉とユーモアに満ちた悲喜劇。
1930年代から50年代のポーランド。主人公のヤン・ピシュチクは、常に時代の流れを読み間違え、行く先々で不運に見舞われる男。愛国心に燃えて軍隊に入ればスパイと間違われ、戦時下ではレジスタンスに加わろうとして失敗。戦後は共産党員になろうとするも、ことごとく裏目に出る彼の人生。激動の歴史に翻弄されながらも、必死に社会に順応しようとする小市民の姿を、アンジェイ・ムンク監督がブラックユーモアたっぷりに描いた傑作風刺劇。
ネット上の声
- 誠実なのか不誠実なのかわからない少しアホな主人公に、自身の性格・行動(と時代性)
- たぶんジャニスでレンタルして観たが記憶なし
コメディ
- 製作年1960年
- 製作国ポーランド
- 時間92分
- 監督アンジェイ・ムンク
- 主演ボグミウ・コビェラ
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文明から隔絶された孤島。流れ着いた黒人音楽家が、純真な少女と猟番の男の日常を揺るがす、禁断のドラマ。
アメリカ南部の沖合に浮かぶ、孤島。そこには猟番の男ミラーと、彼の孫娘である純真な少女エヴィンが二人きりで暮らしていた。ある日、無実の罪で追われる黒人ジャズミュージシャンのトラヴァーが島に漂着。彼の出現は、島の閉鎖的な秩序を静かに乱し始める。少女の無垢な好奇心、男の独占欲、そして社会から逃れてきた音楽家の焦燥。三者の思惑が絡み合い、島の穏やかな日常は、やがて予測不能な緊張感に満ちていく。
ネット上の声
- 無人島へ逃げてきた、罪を着せられた黒人の男トレヴァー
- ハイヒールでスキップ
- 凄い雑な見方をすると「差別よくない!」「ロリコンキモい!」な映画になるが、エロテ
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ,メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ザカリー・スコット
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19世紀アメリカ西部。白人少女殺害の容疑をかけられた黒人騎兵曹長。人種的偏見が渦巻く法廷サスペンス。
1881年、アリゾナ。インディアン討伐で功績を上げた黒人騎兵隊「バファロー大隊」のラトレッジ曹長。しかし彼は、部隊長の娘を殺害した容疑で軍法会議にかけられる。唯一の弁護人である白人中尉は、人種的偏見が渦巻く中で彼の無実を証明しようと奔走。次々と現れる証言者たち。果たしてラトレッジは本当に罪を犯したのか。西部劇の巨匠ジョン・フォードが、人種差別という重いテーマに挑んだ異色の法廷劇。
ネット上の声
- 法廷を舞台としたフラッシュバックの回想劇
- ジョン・フォード監督。法廷モノ西部劇。
- この時代に差別を告発していた意義
- 真摯に人種差別問題を追及
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督ジョン・フォード
- 主演ジェフリー・ハンター
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デイヴィッド・グーディスの“暗黒小説”“Down Thoro”「二十歳の恋」(フランス編)のフランソワ・トリュフォーと「赤と青のブルース」のマルセル・ムーシーが脚色し、トリュフォーが監督した人間ドラマ。撮影は「女は女である」のラウール・クタール、音楽は「大人は判ってくれない」のジャン・コンスタンタンが担当している。出演者は「ラインの仮橋」のシャルル・アズナヴール、「今晩おひま?」のニコール・ベルジェ、「戦士の休息」のミシェル・メルシェ、「大人は判ってくれない」のリチャード・カナヤン、「恋多き女」のアルベール・レミなど。A・T・G系第十四回上映作品。黒白・ディアリスコープ。
ネット上の声
- 【”シャルル・アズナブールって、俳優でもあったんだ!”高名なピアニストが、場末のカフェのピアニストになった訳。そしてギャングの抗争に巻き込まれていく、フィルムノワール。】
- トリュフォーの繊細なタッチに滲む映画愛
- ささやかな諦観、僕はただピアノを弾く
- 自由奔放な映像に込められた頽廃と寂寥
ピアニスト、 恋愛
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督フランソワ・トリュフォー
- 主演シャルル・アズナヴール