- 製作
- 1954年 日本
- 時間
- 102分
- 監督
- 成瀬巳喜男
- 出演
- 杉村春子沢村貞子細川ちか子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の東京、かつての芸者たちの黄昏。金と愛憎が渦巻く、女たちのしたたかな生き様。】
終戦から数年が経った東京。かつては売れっ子芸者だったが、今は高利貸しとして生きる中年女性、きん。昔の仲間である芸者たちが、それぞれの事情で金を借りにきんのもとを訪れる。きんは金に執着し、冷徹に返済を迫る日々。しかし、かつての恋人との再会や、仲間たちの悲喜こもごもの人生模様を目の当たりにするうち、彼女の心にも変化が。金だけでは埋まらない孤独と、過ぎ去った時間への郷愁。女たちの過去と現在が交錯する中で、きんが最後に見出す人生の価値とは。成瀬巳喜男が描く、リアルな女性たちの群像劇。