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1920年代、インドの貧しい村。厳しい現実の中、一人の少年の瞳が捉えた世界の詩情と家族の絆。
舞台は1920年代、ベンガルの貧しい村ニシュチンドゥプル。司祭の父、心優しい母、姉のドゥルガーと共に暮らす少年オプー。日々の暮らしは貧困と隣り合わせ。それでも、オプーの目には、雨上がりの水たまり、走り去る汽車、姉とのささやかな冒険など、世界は驚きと喜びに満ちていた。しかし、一家に訪れる過酷な運命。失われるものと、それでも心に灯り続ける希望。インド映画の巨匠サタジット・レイが描く、ある家族の愛と喪失の叙事詩、その始まり。
ネット上の声
- 歌って踊らないこんな骨太映画がインドにあったこと、出会えたことは喜び
- サタジット・レイが描く“インド”
- 温かくも冷徹に"家族"を見つめる
- 人間を描く力がもうひとつ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国インド
- 時間125分
- 監督サタジット・レイ
- 主演サビル・バナルジー
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戦後日本の片隅にある一軒の酒場。そこに集う人々の人生が交差し、時代の哀歓が浮かび上がる群像劇。
終戦から10年が過ぎた東京。ガード下の小さな酒場「千鳥」には、毎夜さまざまな客が訪れる。元特攻隊員、実直なサラリーマン、踊り子、そして謎めいた男。彼らが交わす酒と会話の中から、戦争の傷跡、貧しさ、そして明日へのささやかな希望が滲み出す。店主の紅が静かに見守る中、一夜の出来事が客たちの運命を揺さぶる。人生の縮図を描き出す、心に染みる物語。
ネット上の声
- 酒場に集う人々の、自由闊達なやり取りが良く撮れている
- 大衆酒場の店の中、その場所に集う人々の人間模様
- 場末の酒場で繰り広げられる人情溢れる群像劇
- ごった煮ミュージカル?群像劇!
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督内田吐夢
- 主演小杉勇
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戦国の世、一人の足軽が己の首を賭け、偽りの手柄で成り上がりを夢見る。男の野心と悲哀を描く時代劇。
舞台は戦乱の世。侍になることを夢見る足軽の弥藤次。彼はある戦場で、偶然にも敵将の首を手に入れるが、それは自らの手柄ではなかった。しかし、出世欲に駆られた弥藤次は、これを自分の武功と偽る決断を下す。その嘘は彼を一躍英雄へと押し上げるが、同時に後戻りのできない道へと誘う。周囲の期待と疑念、そして迫りくる真実の発覚。偽りの栄光の果てに、彼を待ち受ける過酷な運命とは。
ネット上の声
- 嵯峨三智子があまりにも色っぽい
- 「切腹」よりも強烈
- 終盤が素晴らしい
- 着脱式“奴髭”
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督伊藤大輔
- 主演田崎潤
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出所した老練な宝石強盗が挑む、人生最後の大仕事。完璧な計画、裏切り、男たちのプライドがぶつかるフレンチ・ノワールの傑作。
5年の刑期を終え、パリに戻ってきた老練の宝石強盗トニー。裏社会から足を洗うつもりだったが、昔の恋人が敵対するギャングのボスと通じていることを知り、人生最後の大仕事に挑む決意を固める。仲間と共に立てたのは、老舗宝石店を狙う完璧な強盗計画。一滴の血も流さず、一言も発することなく実行される緻密な犯行。しかし、大金を手にした男たちの間に生まれた、ほんの僅かな綻び。それが、血で血を洗う壮絶な抗争の引き金となる。
ネット上の声
- 30分間セリフ無しの金庫破りに引込まれた
- フィルムノワール男の傑作
- 男の生き様
- 原作で極めて印象的だった虐待、拷問、残酷に始末され野良犬の死体ように捨て置かれる
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間118分
- 監督ジュールス・ダッシン
- 主演ジャン・セルヴェ
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「恐怖の報酬」についでアンリ・ジョルジュ・クルーゾーが監督する推理スリラー映画一九五五年度作品である。原作はピエール・ボワローとトーマス・ナルスジャックが合作した探偵小説で、クルーゾーとG・ジェロミニが共同で脚色、台詞も担当した。撮影は「恐怖の報酬」のアルマン・ティラールと「禁じられた遊び」のロベエル・ジュイヤアル、音楽は「寝台の秘密」のジョルジュ・ヴァン・パリスである。主演は、「嘆きのテレーズ」のシモーヌ・シニョレ、「恐怖の報酬」のヴェラ・クルーゾー、「宝石館」のポール・ムーリッスで、「埋れた青春」のシャルル・ヴァネル、「密告(1943)」のピエール・ラルケエ、テレーズ・ドルニー、ジャン・ブロシャール、ジョルジュ・シャマラ、ノエル・ロックヴェール、ジョルジュ・プージュリーらが助演する。
ネット上の声
- パリ近郊の寄宿学校の校長ミシェルは病弱な妻クリスティナの財産を利用して地位を築き
- .₍ᐢ. ̮.ᐢ₎
- ╭ ⁀ ⁀ ╮
- 見始めてからシャロン・ストーン版を観てたことを思い出したけど、いい具合にストーリ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 主演シモーヌ・シニョレ
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歌人・中城ふみ子の壮絶な生涯。病魔に侵されながらも、燃え尽きるまで歌を詠み続けた魂の軌跡。
戦後間もない日本。二人の子を持つ母であり、歌人である中城ふみ子。夫との冷え切った関係に悩みながらも、短歌に情熱を注ぐ日々。そんな彼女を襲った乳癌という過酷な宣告。手術、そして夫の裏切りによる離婚。次々と押し寄せる絶望のなか、ふみ子は自らの命を燃やすように歌を詠み始める。女性としての苦悩、母としての愛、そして生への渇望。死の影が迫るなかで紡がれる彼女の歌は、やがて多くの人々の心を揺さぶっていく。女優・田中絹代が監督として描いた、一人の女性の壮絶な生き様。
ネット上の声
- 癌がテーマの作品って結構あると思うけど、こんなに悲しくなったのは初めてです
- 昭和女の悲劇。 意に沿わぬ結婚。夫の浮気。女手での子育て。そして乳...
- 札幌大通公園 雨の日の豊平バス停
- 乳癌で乳房を取ることになった歌人が、死を受け入れる過程で母/妻としての自我より、
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督田中絹代
- 主演月丘夢路
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ミッキーマウス誕生の裏で、ウォルト・ディズニーが音楽とアニメーションの融合に挑んだ革新的短編シリーズの軌跡。
1929年から1939年にかけてウォルト・ディズニーが製作した短編アニメーションシリーズ「シリー・シンフォニー」。それは、物語の筋書きよりも音楽と映像の調和を追求した、画期的な実験の場。世界初のカラーアニメーション『花と木』や、アカデミー賞を受賞した『三匹の子ぶた』など、数々の名作がここから誕生。後の長編アニメーション製作の礎となった、ディズニーの創造性の源泉と技術革新の歴史。アニメーション史に輝く宝石のような作品群の魅力とその舞台裏。
ネット上の声
- 『三匹のこぶた』
- 曲もアニメーションも天才なものしかないな〜、お菓子のやつ動きとかよく無機物でここ
- 好きな話とわりとどうでもいいかなという話が混在しているけど、なぜか何度も見ちゃう
- 小学生の時、まるで何かに取り憑かれた様にディズニーにはまってた時期があって、その
ドキュメンタリー、 アニメ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間49分
- 監督クライド・ジェロニミ
- 主演ウォルト・ディズニー
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「愛」と「憎」の刺青を持つ偽伝道師が、大金を狙い幼い兄妹に迫る悪夢的スリラー。
1930年代、大恐慌時代のアメリカ南部。死刑囚の父親が隠した1万ドルの秘密を抱える幼い兄妹、ジョンとパール。父の元同房者で、両手の指に「愛」と「憎」の刺青を刻んだ偽伝道師ハリーが、未亡人となった母親に接近。巧みな言葉で母を騙し、一家に入り込むハリー。彼の真の目的は、兄妹だけが知る金の在りか。母親が邪魔になると見るや、その本性を現し、兄妹に執拗に迫る。逃げ場のない恐怖の一夜。
ネット上の声
- アメリカ映画の最高傑作!!
- 演出が古くて全く迫力がない
- 寝つきの早さには憧れます
- 逃げる子ども、追う狩人
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督チャールズ・ロートン
- 主演ロバート・ミッチャム
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暴君打倒を誓う気弱な男が、ひょんなことから宮廷道化師に!正体を隠して城に潜入する、歌と笑いの冒険活劇。
中世イングランド。暴君ロデリック王の圧政に苦しむ民衆の希望は、伝説の義賊「黒いキツネ」。その一味である元曲芸師のホーキンスは、お調子者で気弱な男。ある日、彼は王の暗殺計画のため、宮廷道化師になりすまして城へ潜入する任務を負う。しかし、城では王女とのロマンスや宿敵との決闘、魔女の呪いなど、予測不能なトラブルが続出。果たしてホーキンスは、正体を隠し通し、無事に任務を遂行できるのか。絶体絶命の危機を乗り越える、波乱万丈の物語。
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間101分
- 監督ノーマン・パナマ
- 主演ダニー・ケイ
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由起しげ子の原作を「長崎の歌は忘れじ」以来の田坂具隆が久々で監督する映画で、脚本は田坂監督が「火の驀走」の須崎勝彌と共同で執筆した。撮影は「女人の館」の伊佐山三郎の担当である。主なる出演者は「おふくろ(1955)」の左幸子、宍戸錠、「青春怪談(1955 市川崑)」の轟夕起子、「うちのおばあちゃん」の佐野周二、「雪割草」の伊庭輝夫など。
ネット上の声
- 女性の乳房は赤ちゃんがくわえる為にあると66年ぶりに思い出したよ。
- とんでもない映画を見た!!!
- 雪夜の駅舎の蒸気機関車、汽笛
- 教育学を学ぶ人におすすめ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督田坂具隆
- 主演佐野周二
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第一次世界大戦前夜のカリフォルニア。父の愛を渇望する孤独な青年が、聖書になぞらえた兄弟との宿命的対立に身を投じる物語。
舞台は1917年のカリフォルニア州サリナス。農場を営む厳格な父と、優等生の兄アロンと暮らす青年キャル。奔放な彼は父の愛が兄にばかり注がれていると感じ、深い孤独を抱えていた。ある日、死んだと聞かされていた母が、実は近くの町で生きていることを知るキャル。父の愛を勝ち取るため、彼は父が失敗した事業の損失を取り戻そうと、危険な豆の投機に手を染める決意。しかし、その成功が、家族の間に隠された真実を暴き、兄弟の運命を大きく狂わせる引き金となるのだった。
ネット上の声
- 永遠のスター ジェームズ・ディーン
- 親に愛されたい心は、切なく哀しい
- リバイバル・ロードショーで観た。
- 中3の時初めて一人で観た最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間115分
- 監督エリア・カザン
- 主演ジェームズ・ディーン
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昭和初期の大阪。甲斐性なしの若旦那と、彼を見捨てきれない芸者の、どうしようもなく切ない腐れ縁の物語。
舞台は昭和初期の大阪・法善寺横丁。化粧品問屋の放蕩息子・柳吉は、しっかり者の芸者・蝶子と恋に落ち、駆け落ち同然の生活を開始。しかし、柳吉の甲斐性のなさと浮気癖は治らず、二人の生活はたちまち困窮。蝶子が必死に働いても、柳吉は遊んでばかり。別れてはよりを戻す、その繰り返し。それでも決して離れることのできない男女の情愛と絆を、ユーモアとペーソスたっぷりに描いた、日本映画史に輝く不朽の名作。
ネット上の声
- 主人公森繁久彌が駆け落ち相手の芸者淡島千景の健気さや可愛らしさは、とても良かったが
- 「頼りにしてまっせ、おばはん」の台詞を英語に訳すなら
- 森繁久彌、愛すべきだめ男絶妙の名演
- ラブラブな二人☆熟男熟女やけど(^^
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督豊田四郎
- 主演森繁久彌
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石坂洋次郎の原作を「浮かれ狐千本桜」の八住利雄が脚色、「春の渦巻」の枝川弘が監督する。撮影は「恋の野球拳 こういう具合にしやしゃんせ」の板橋重夫。出演者は「七つの顔の銀次」の香川京子、根上淳、「泣き笑い地獄極楽」の伏見和子、「幸福を配達する娘」の高松英郎のほか小沢栄など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督枝川弘
- 主演香川京子
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終戦後の日本、腐れ縁で結ばれた男女の破滅的な愛の軌跡。どうしようもなく惹かれ合う、魂の彷徨。
舞台は第二次世界大戦末期の仏領インドシナから終戦直後の日本。かつて愛し合ったゆき子と富岡の再会。しかし、妻子ある富岡はゆき子を突き放し、彼女は絶望の淵へ。それでも富岡を忘れられないゆき子の、彼を追い求める流転の日々。他の男との関係、堕落していく生活。離れてはまた惹かれ合う、どうしようもない男女の愛憎劇。その果てに見る、あまりにも哀しい結末への予感。
ネット上の声
- 騙されても一途に愛を追い求める終戦期の女性の強さと哀しさを感じた。...
- ◎善悪ジャッジを超えたリアリズム 台詞の面白さ
- 成瀬が描く堕落愛、それも1つの愛の結実
- 森雅之さん、似合ってます。こういう役
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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酒好きの若様と忠義なる槍持ち。主君のため、一本の槍が怒りに燃える、内田吐夢監督が描く傑作時代劇。
江戸時代、東海道の旅路。心優しいが酒癖の悪い若殿・小十郎と、彼に仕える実直な槍持ちの権八。道中で出会う様々な人々との交流。しかし、小十郎の酒が引き金となり、一行は理不尽な侮辱を受ける。これまで耐え忍んできた権八。だが、主君の名誉が踏みにじられた時、彼が握る長槍が静かに殺気を帯びる。身分を超えた主従の絆と、武士社会の非情さを描く物語。富士を背に、血煙が上がる壮絶なクライマックスへの序章。
ネット上の声
- 酒でもチビリチビリやりながら拝見しましょ
- 内田吐夢監督の時代劇ロードムービー
- 馬鹿な上司持つとつらい感じ?
- 内田吐夢監督の異色時代劇
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督内田吐夢
- 主演片岡千恵蔵
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第二次大戦直後の砂漠の町。片腕の男が訪れた時、住民が隠す暗い秘密の扉が開くサスペンス。
1945年、終戦直後のアメリカ西部。荒涼とした砂漠の町ブラック・ロックに、片腕の男ジョン・マクリーディが列車で降り立つ。彼はある日本人農夫に勲章を届けるという目的でこの地を訪れた。しかし、町の人々はよそ者である彼に異常なほどの敵意を向け、誰もが口を閉ざす。この町に隠された、戦争がもたらした悲劇と住民たちの罪。孤立無援の状況で、マクリーディは自らの命を危険にさらしながら、たった一人で町の暗部に立ち向かう決意。
ネット上の声
- 長引くコロナ禍、中国との新冷戦の始まり アジア人差別は米国でも欧州でも広がっているといいます いまこそ本作とダニエル・イノウエのことを私達は知り、どう行動すべきなのか考える時であると思います
- 1955年にこんな映画を撮れるアメリカは凄い
- 知名度が高い作品だと思っていた。。。
- 画面に登場しない日本人の《勲章》
アクション
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間81分
- 監督ジョン・スタージェス
- 主演スペンサー・トレイシー
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戦後の混乱期、貧しさの中で懸命に生きる四人姉妹。それぞれの愛と苦悩を描く、感動の人間ドラマ。
終戦から10年が経った東京。病気の母と幼い弟を抱え、貧しい長屋で暮らす四人姉妹。長女は家族のために水商売で働き、次女は工場勤め、三女は向学心に燃えるも進学を諦め、四女はまだ無邪気な少女。それぞれが夢と現実の狭間で葛藤し、愛に悩み、時にはぶつかり合いながらも、固い絆で結ばれている。戦後の日本を背景に、貧困という過酷な運命に翻弄されながらも、ひたむきに生きる家族の姿を力強く描いた不朽の名作。
ネット上の声
- ふたりの声が重なって
- 胸に残るセリフの数々
- 貧困や差別を扱った独立プロらしいプロレタリア映画でもありながら、美しい自然のもと
- 性格や考え方が大きく異なる姉妹のそれでも尚深い絆を感じさせる描写も良いが、映画は
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督家城巳代治
- 主演野添ひとみ
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ハロルド・ヘクトとバート・ランカスターの設立したヘクト=ランカスター・プロの作品で1955年度カンヌ映画祭で国際大賞を受けている。原作は1954年、ドナルドソン賞とシルヴニア賞の2つを得たパディ・チャイエフスキーのテレビ劇。これを原作者のチャイエフスキーが映画にアダプトして脚色した。テレビ演出家のデルバート・マンが処女監督に当たり、撮影は「帰らざる河」のジョセフ・ラシェル、音楽は「太平洋作戦」のロイ・ウェッブ。出演者は「恐怖の土曜日」のアーネスト・ボーグナイン、ジーン・ケリー夫人のベッツイ・ブレア、イタリア劇壇の名女優エスター・ミンチオッティの他、新人たちが顔をそろえている。ハロルド・ヘクト製作になる1955年作品。
ネット上の声
- この映画でアカデミー賞主演男優賞を受賞しているアーネスト・ボーグナインを最初に見
- マーティと俺、何をやってるんだい?
- ほのぼのできる夢のあるホームドラマ
- 男も女も顔じゃないよ、気持ちだよ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督デルバート・マン
- 主演アーネスト・ボーグナイン
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姦通を通じて男女の偽善と恐怖を追求した、スペインの新鋭監督ファン・アントニオ・バルデムの作品。一九五五年カンヌ映画祭で批評大賞を得ている。脚本はルイス・F・デ・イゴア、台詞はバルデム自身が担当した。撮影はアルフレド・フライレ、音楽はイシドロ・B・マイツェギイ。主な出演者は「オリーヴの下に平和はない」のイタリア女優ルチア・ボゼー、スペイン映画、演劇界で著名なアルベルト・クロサス他、オテロ・トソ、カルロス・カサラヴィリア、ブルナ・コラなど。
ネット上の声
- スペイン産サスペンス
- ルチア・ボゼーの美しさったら
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国スペイン,イタリア
- 時間88分
- 監督フアン・アントニオ・バルデム
- 主演ルチア・ボゼー
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明治の芸道に生きる女と、彼女を巡る三人の男。愛と芸、そして嫉妬が渦巻く、壮絶な一代記。
芸のためなら命も惜しまぬ、明治の気風に生きた女芸人・お鶴。新内節の名手である彼女は、役者の巳之助と恋に落ちる。しかし、彼女の才能と美貌は、パトロンの仙石やヤクザの親分・五井の執着と嫉妬を呼び起こす。芸の道、恋、そして男たちの激しい情念。その全てが絡み合い、お鶴の運命を過酷なものへと変えていく。愛と芸に全てを捧げた一人の女の、燃え上がるような生き様を描いた壮絶な物語。
ネット上の声
- 歴史的価値あり
- カメラワークと照明に職人芸を観る
- 浮いた浮いたと浜町河岸に♪
- 美術の美しさ人頭の多さという下地はいいけど、魅力を感じない空間の描き方と場面のつ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督伊藤大輔
- 主演木暮実千代
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20世紀初頭のスウェーデン。夏の夜、男女4組の恋模様が交錯する、洒落と皮肉に満ちた大人の恋愛喜劇。
舞台は20世紀初頭のスウェーデン。裕福な弁護士フレデリックは、若く美しい妻アンとの年の差に悩む日々。そんな彼が、かつての愛人である人気女優デジレと再会。デジレの母親が主催する夏至のパーティーに、フレデリック夫妻、デジレとその現在の愛人である伯爵夫妻ら、訳ありの男女が集う。夏の夜の開放的な雰囲気の中、秘められた情熱と嫉妬が燃え上がり、複雑な恋の駆け引きが展開。真実の愛を求め、右往左往する男女の姿を皮肉とユーモアで描く大人のための恋愛劇。
ネット上の声
- ベルイマン作品ですが、神も哲学も考えずに観られる明るく楽しいロマコメです
- ベルイマン・コメディ〜愛欲の戯れに陶酔す
- カンヌで「詩的ユーモア賞」を受賞した作品
- コメディだけど気の利いた台詞が随所に
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国スウェーデン
- 時間109分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演グンナール・ビョルンストランド
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壷井栄の小説「柿の木のある家」「ともしび」「坂道」から「飛燕空手打ち」の浄明寺花子が脚色、「虹の谷」の古賀聖人が監督、撮影は岸寛身が担当した。主なる出演者は「くちづけ(1955)」第三話の上原謙、「絵島生島」の高峰三枝子、「旅路(1955)」の小杉義男、「幼きものは訴える」の村瀬幸子、「ノンちゃん雲にのる」の石井秀明、他に劇団キュウピッドの中村のり子など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督古賀聖人
- 主演上原謙
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裕福な未亡人と若き庭師。階級社会の偏見に立ち向かう、真実の愛を描いたメロドラマの傑作。
1950年代、アメリカ郊外の町。夫に先立たれた裕福な未亡人ケリー。満ち足りた生活を送るも、心には空虚感。そんな彼女の前に現れたのは、若く誠実な庭師のロン。自然を愛し、素朴に生きる彼にケリーは惹かれ、二人は恋に落ちる。しかし、この恋は許されざるものだった。子供たちからの猛反対、上流社会からの冷たい視線。世間体と真実の愛の間で、ケリーの心は激しく揺れ動く。彼女が選び取る、本当の幸せとは。鮮やかな色彩で描かれる、愛の試練の物語。
ネット上の声
- ファスビンダーが魅了されるのがわかります
- タイトルなし(ネタバレ)
- よろめかない未亡人
- 愛の敵は誰なのか
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間89分
- 監督ダグラス・サーク
- 主演ジェーン・ワイマン
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若手の脚本家ウィリアム・ローズのオリジナル・シナリオを「成功の甘き香り」のアレクサンダー・マッケンドリックが渡米前にイギリスで監督したスリラー・コメディ。撮影監督はオットー・ヘラー、音楽はトリストラム・ケリイー。主演は「戦場にかける橋」のアレック・ギネス、「完全なる夫」のセシル・パーカー、「戦争と平和」のハーバート・ロム、「文なし横丁の人々」のダニー・グリーン、新人のピーター・セラーズ、七十七歳の老女優カティ・ジョンソン。
ネット上の声
- 未亡人の老婦人を利用して現金輸送強盗を企む強盗団の奔走を描くイギリス産🇬🇧クライ
- コーエン兄弟の『レディ・キラーズ』の元となったオリジナル作品がこちら🦜
- 「"甘い、辛い、苦い、しょっぱい"どの味も今の気分じゃない
- センスのあるコメディとはこーいうものだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国イギリス
- 時間97分
- 監督アレクサンダー・マッケンドリック
- 主演アレック・ギネス
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10年後のアウシュヴィッツ。静寂の廃墟に響く、決して忘れてはならない過去の残響。
1955年、第二次世界大戦の終結から10年。カメラは静まり返ったアウシュヴィッツ強制収容所の跡地を静かに映し出す。色鮮やかな緑に覆われた廃墟の現在と、モノクロームの記録映像が映し出す過去の惨劇。整然と人々を死に追いやったナチスのシステムと、そこで失われた無数の命。穏やかな風景の中に刻まれた消せない記憶と、人間の残酷さへの痛烈な問いかけ。これは単なる記録ではない。忘却に抗うための、未来への警告。
ネット上の声
- 当時の写真と映像を使ったホロコーストの記録映像
- 圧倒的な映像が奏でる皆殺しのブルース
- 「人間はなにごとにも慣れる存在だ」
- 知るべき歴史を観るための映画です。
ホロコーストが舞台、 戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間32分
- 監督アラン・レネ
- 主演---
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1950年代アメリカ、行き場のない怒りを抱えた若者たちの、刹那的で危険な一日を描く青春映画の金字塔。
1950年代のアメリカ、ロサンゼルス郊外。新しい街に越してきたばかりの孤独な高校生ジム・スターク。家庭の不和に悩み、やり場のない苛立ちを抱える彼。転校初日、不良グループとのいざこざから、危険な度胸試し「チキン・ラン」に挑むことに。同じく心に傷を負う少女ジュディ、孤独な少年プラトンとの出会い。刹那的な友情と愛情が芽生える中、彼らの反抗は悲劇的な結末へと加速していく。大人社会への不信と、愛を求める魂の叫び。たった一日の出来事が、彼らの運命を永遠に変える。
ネット上の声
- 9月30日は多くの企業にとっては上期の決算日だが、映画ファンにとっては、永遠の青
- 思春期真っ只中の、しかもそれなりに余裕のありそうな家庭の子供達ばかりが登場
- チキンレースの場面はあまりにも有名!
- 初めて観たジェームズ・ディーン
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督ニコラス・レイ
- 主演ジェームズ・ディーン
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偶然拾った謎の女。彼女が遺した鍵が、私立探偵を核物質を巡る巨大な陰謀へと引きずり込むハードボイルド・ノワール。
深夜のハイウェイで、私立探偵マイク・ハマーが助けた謎の女。しかし、何者かの襲撃により女は殺され、ハマーも重傷を負う。女が遺した「私を忘れないで」という言葉と、一つの鍵。復讐と好奇心に駆られたハマーは、事件の真相を追ううちに、謎のスーツケース「偉大なる何者か」を巡る、ギャングや政府機関をも巻き込んだ危険な争奪戦に足を踏み入れる。欲望が渦巻く街で、彼がたどり着く衝撃の結末。
ネット上の声
- 「何がジェーンに起ったか?」(1962)のアルドリッチ監督による探偵マイク・ハマ
- 観る前はアルドリッチの初期作、所詮はB・ノワールだろうと高を括っていた
- 冗長な会話達を越えた先の少し驚くラストが面白い映画
- ミッキー・スピレイン[燃える接吻]原作、
探偵、 サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督ロバート・アルドリッチ
- 主演ラルフ・ミーカー
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修道院で育った孤児の少年と、屋根裏のキリスト像。純粋な心が起こす、涙なくしては見られない奇跡の物語。
19世紀スペインの静かな修道院。門の前に置き去りにされ、12人の修道士たちに育てられた孤児の少年マルセリーノ。友達のいない彼は、入ることを禁じられていた屋根裏部屋で、大きなキリスト像を発見する。お腹を空かせているに違いないと思ったマルセリーノは、毎日こっそりパンとぶどう酒を運び、像に語りかける日々。その純粋で汚れなき心が通じた時、誰もが予想しなかった奇跡が起こる。世界中を涙で包んだ、愛と信仰の感動物語。
ネット上の声
- クリスマスが近いので、神の奇蹟を描いた映画を観ました
- 泣けました…(これまた午前10時の映画祭…)
- 泣けました…(これまた午前10時の映画祭…)
- 汚れきったオジサン、夜中に泣いちゃったよ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国スペイン,イタリア
- 時間91分
- 監督ラディスラオ・ヴァホダ
- 主演パブリート・カルボ
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壷井栄の原作を「五十円横町」の井手俊郎が脚色、「「春情鳩の街」より 渡り鳥いつ帰る」の久松静児が監督する。撮影は「春の夜の出来事」の姫田真佐久、音楽は「七つボタン」の斎藤一郎の担当である。出演者は「少年死刑囚」の田中絹代、「七つボタン」の三島耕、「しいのみ学園」の宇野重吉、「女中ッ子」の轟夕起子「七つボタン」の新珠三千代のほか、三島雅夫、伊藤雄之助、坪内美詠子、二木てるみなどである。
ネット上の声
- 全力で家族とコミュニティを支えるスーパーお手伝いさん
- 100点 今でも「其処」で暮らしてる。
- ずーと終わって欲しくない映画
- 日本の奇跡のような時代
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督久松静児
- 主演田中絹代
-
「ローマの休日」のウィリアム・ワイラーが製作、監督した、ビスタビジョンはじめての黒白作品。原作はジョセフ・ヘイスのベスト・セラー小説で、1955年ブロードウェイで劇化、上演されヒット・プレイの1つとなった。原作者のヘイスが舞台と同様、脚色を担当した。撮影は「ピラミッド(1955)」のリー・ガームス、音楽はゲイル・クビク。主な出演者は、「俺達は天使じゃない(1955)」のハンフリー・ボガート、「重役室」のフレドリック・マーチ、「顔役時代」のアーサー・ケネディ、「美しき生涯」のマーサ・スコット、「ピラミッド(1955)」のデューウィ・マーティン、「三銃士(1948)」のギグ・ヤング、「白昼の対決」のメアリー・マーフィーなど。
ネット上の声
- ウイリアム・ワイラー巨匠の犯罪心理劇
- 一人の父親として取るべき行動とは?
- スターになってからの悪役‼️
- 必死なのは逃亡者だけではない
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督ウィリアム・ワイラー
- 主演フレドリック・マーチ
-
自分だけが生きるために人を殺すのを何とも思わないような人生の裏面を怖しいまでに鋭く描いた「わが青春のマリアンヌ」に続くジュリアン・デュヴィヴィエ監督作。オリジナルストーリーはデュヴィヴィエが「我等の仲間」で使ったことのある俳優で、作家でもあるシャルル・ドラ及び映画評論家として知られるモーリス・ベッシイの二人と協力して書き、デュヴィヴィエとドラにP・A・ブレアルの三人が脚色と台詞を担当。撮影は「空と海の間に」のアルマン・ティラール。出演者は「その顔をかせ」のジャン・ギャバン、「賭はなされた」のダニエル・ドロルム、「神は人間を必要とす」のジェラール・ブラン、リュシエンヌ・ボガエル、「いとしのカロリーヌ」のジェルメーヌ・ケルジャン、「肉体の悪魔」のガブリエル・フォンタン。
ネット上の声
- 古きパリの下町風情あふれるサスペンス
- 古い映画といってあなどれませんよ
- 純情のウラが見えすぎて
- ワンちゃん大活躍!
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間114分
- 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 主演ジャン・ギャバン
-
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督三村明
- 主演辰巳柳太郎
-
第二次大戦の戦友3人、10年ぶりの再会。しかし、かつての友情は消え、気まずい空気が流れるTVショーの幕開け。
1945年のニューヨーク。第二次大戦を共に戦い抜いたテッド、ダグ、アンジーの3人の戦友。固い友情を誓い、10年後の再会を約束。そして1955年、約束の地で再会した彼らを待っていたのは、すっかり変わり果てた互いの姿と埋めがたい溝。広告マン、レストラン経営者、ボクサーと、それぞれの道を歩む3人。気まずい雰囲気の中、彼らはテレビ番組の企画に巻き込まれてしまう。生放送のカメラの前で、彼らは失われた友情を取り戻せるのか。華やかな歌とダンスで綴る、ほろ苦い現実と再起の物語。
ネット上の声
- 3人の戦友が10年後に再会することを約束し、見事再会するのだけれど…という話
- 戦争を挟んでも友情は続くのか、がテーマのミュージカル
- シネマスコープの利点を活かす作り
- シネマスコープの利点を活かす作り
ミュージカル
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間102分
- 監督ジーン・ケリー
- 主演ジーン・ケリー
-
明治の世、落語に命を燃やした天才噺家・三遊亭圓朝。芸の道に生きる男の、波乱万丈の半生を描く一代記。
時代が幕末から明治へと移り変わる激動の日本。若き日の三遊亭圓朝は、その類まれなる才能で落語界の寵児となる。しかし、名声の裏には、芸の探求への苦悩、ライバルとの確執、そして愛する人との別れが。全てを失いかけながらも、彼は落語という芸の道をひたすらに歩み続ける。人情噺、怪談噺など数々の名作を生み出した名人はいかにして生まれたのか。一人の男の、芸と人生を賭けた物語。
ネット上の声
- 人生に、「とんぼ返り」は必須だ。
- 「殺陣師段平」との役者比較
- 涙で、、、、
- 前半は会話シーン含め、カットが細かく、それぞれのキャラクターを生き生きと写してい
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督マキノ雅弘
- 主演森繁久弥
-
20世紀初頭のNY、絶世の美女を巡る愛憎劇。富豪と天才建築家、二人の男の嫉妬が全米を揺るがす殺人事件へと発展する。
舞台は20世紀初頭、狂騒のニューヨーク社交界。赤いビロードのブランコに乗る姿で一世を風靡した美少女イヴリン・ネスビット。彼女の美貌は、著名な建築家スタンフォード・ホワイトと、鉄道王の御曹司ハリー・ソーを虜にする。イヴリンはソーと結婚するが、夫の常軌を逸した嫉妬心は、彼女とホワイトの過去の関係へ。そして遂に、燻り続けた愛憎の炎が公衆の面前で引き起こされた衝撃的な殺人事件へと発展する。
ネット上の声
- 従順なヒロイン
- ブランコが空っぽになってる時間の「このあとめちゃくちゃ○○した」感&美しすぎるオ
- 全米を騒然とさせた美女♡
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督リチャード・フライシャー
- 主演ファーリー・グレンジャー
-
終戦間もない古都・奈良を舞台に、三姉妹の恋模様を温かく描く。揺れ動く心と家族の絆の物語。
舞台は終戦から数年が経った古都・奈良。父と暮らす美しい三姉妹、長女の千鶴、次女の綾子、三女の節子。穏やかな日々の中、彼女たちの心を揺さぶる恋の予感。特に、未亡人である長女・千鶴に想いを寄せる男性と、そんな彼に惹かれる三女・節子の間で、繊細な感情が交錯。伝統的な価値観と新しい時代の息吹の中で、それぞれの幸せを模索する姉妹たち。彼女たちが見つけ出す、ささやかで温かい愛の形。
ネット上の声
- 小津タッチの佳作
- 666は恋の暗号
- 棒読みのような台詞は役者が下手ということではなく家族や親しい身内との会話は感情的
- ▪︎小津が撮る予定だったけど田中絹代に譲った作品(脚本は小津と斎藤良輔)、監督第
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督田中絹代
- 主演笠智衆
-
長与善郎の小説を「日の果て」の斎藤良輔が脚色し、「勲章」の渋谷実が監督、「名探偵明智小五郎シリーズ 青銅の魔人 第一部」の長岡博之が撮影を担当した。主なる出演者は「暴力街(1955)」の岡田英次、「六人の暗殺者」の滝沢修、「獄門帳」香川京子、「花ひらく(1955)」の山田五十鈴、野添ひとみ、「燃ゆる限り」の石浜朗など。
ネット上の声
- 五十鈴ねぇさんが粋です。
- 最後がすごい
- 宗教熱心な彼女の気を惹くのも大変だなあ~
- 圧巻のクライマックスはどこが圧巻かというとやたらとカメラと俳優の間に格子(または
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督渋谷実
- 主演岡田英次
-
原水爆の恐怖に怯える老人が、家族の反対を押し切りブラジル移住を計画。巨匠・黒澤明が描く社会派ドラマ。
舞台は1950年代の日本。鋳物工場の経営者である中島喜一は、水爆実験のニュースに怯え、核戦争から逃れるため、全財産を投げ打っての一家でのブラジル移住を計画。しかし、彼の異常なまでの恐怖心と強引な計画に、息子や娘たちは猛反発。家族との間に生まれた深い溝。家庭裁判所に準禁治産者として申し立てられ、社会からも孤立していく喜一。果たして彼の訴える恐怖は、単なる妄想なのか。時代の不安を一身に背負った男の、孤独な闘いの記録。
ネット上の声
- いや、「世界のクロサワ」とかほざいてるクセに未だ彼の映画を半分ほどしか観たことの
- こんな時勢に正気でいられる我々がおかしい
- 中島老人を”被害妄想”と笑えるのか?
- 極端すぎるメッセージは伝わらない。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
「荒城の月(1954)」の松山善三の脚本を、「この広い空のどこかに」の小林正樹が監督し、「路傍の石(1955)」の森田俊保が撮影する。出演者は「息子の縁談」の久我美子、「おとこ大学 新婚教室」の佐田啓二、「おふくろ(1955)」の木村功、「亡命記」の小林トシ子、「姉妹(1955)」の野添ひとみのほか、織本順吉、田村秋子、小沢栄、佐竹明夫などである。
ネット上の声
- 不器用に芽を出す三人のつくしんぼはちりぢりに生き残される老人は球根を見守りながら
- 学生時代に仲良しだった友人どうしが、社会人になって様々な職業に就いて、それぞれの
- 戦後に生きる若者のそれぞれの立場が厳しいなかで、ほろ苦いも甘いも経験してゆく姿が
- 戦争やそれぞれの生活事情により微妙に変わっていく主人公とその友人たちの関係を丁寧
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督小林正樹
- 主演佐田啓二
-
昭和30年、名家の遺産相続に現れたのは当主の隠し子。戦後日本の世相を風刺とユーモアで描く、巨匠・川島雄三の傑作ホームコメディ。
舞台は戦後復興期の昭和30年、東京。名門・倉田家の当主が急逝し、遺産相続の話し合いが開かれる。虚栄心と欲にまみれた家族の前に現れたのは、亡き当主が作った幼い隠し子。誰もが「お荷物」として厄介払いしようとする中、天真爛漫な少年は、偽善に満ちた大人の世界に波紋を広げていく。果たして、この小さな「お荷物」がもたらす結末とは。人間の本性を軽妙なタッチで暴き出す、痛快な物語。
ネット上の声
- 「お荷物」と言いながらやっぱり子どもは宝
- 言ってはならぬけど、現在のお荷物は高齢者.
- 蝶ネクタイの、小沢昭一に、唖然。w
- 60年前の日本はもはやSF!
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督川島雄三
- 主演三橋達也
-
「道」「カビリアの夜」とともにフェデリコ・フェリーニ監督の3部作として知られる作品。良心の呵責にさいなまれながらも詐欺を繰り返す男の姿を通し、欲望にまみれた人間の業を描く。アウグストら3人の詐欺師たちは、聖職者になりすまして信心深い人々から金をだまし取っていた。ある日、アウグストは離れて暮らす娘と久々に再会し楽しい時間を過ごすが、かつてだました男に見つかり警察に捕まってしまう。出所後、仲間たちが去ったことを知ったアウグストは、別の仲間と組んで再び詐欺に手を染めようとするが……。主演は「オール・ザ・キングスメン」のオスカー俳優ブロデリック・クロフォード。1955年製作で日本では58年に劇場初公開。フェリーニ生誕100年を記念した「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」(2020年7月31日~8月20日=東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか)で4Kデジタルリマスター版が上映。
ネット上の声
- 『道』『カビリアの夜』と共にフェリーニの3部作として数えられる作品🎬
- 人間というものを信じていないのかも
- あえて外した?ラストの違和感
- 詐欺師に観てほしい作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間110分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ブロデリック・クロフォード
-
山崎英祐の原作より、「人間魚雷回天」の須崎勝彌が脚色、「俺の拳銃は素早い」の野口博志が監督に当り、撮影同じく「俺の拳銃は素早い」の永塚一栄が担当した。出演者は「ここに泉あり」の小林桂樹、「人間魚雷回天」の津島恵子、「浮雲」の金子信雄、「お月様には悪いけど」の山村聡はじめ、伊豆肇、信欣三、日高澄子、雨宮節子、天草四郎、村瀬幸子など。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督野口博志
- 主演小林桂樹
-
静かな精神科診療所。一枚のカーテンを巡る些細な対立が、医師、患者、そして院長の妻の欲望と狂気を暴き出す心理劇。
アメリカ郊外にある、一見平和な精神科診療所。院長であるマキヴァー医師は、患者たちのために図書室のカーテンを新調しようと決意。しかし、この些細な決定が、院内に渦巻く複雑な人間関係の火種となる。自己顕示欲の強い院長の妻、伝統を重んじる古参職員、そして心に傷を負った患者たち。それぞれの思惑が交錯し、カーテン選びは権力争いの様相を呈していく。小さな診療所を舞台に、人間の見栄や嫉妬、心の闇が蜘蛛の巣のように絡み合う。果たして、この混乱の結末は。
ネット上の声
- ①タイトルは、劇中ウィドマークの台詞「我々が勝手な欲望と感情で織り上げた“蜘蛛の
- "座ること"が主題のメロドラマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督ヴィンセント・ミネリ
- 主演リチャード・ウィドマーク
-
エヴァン・ハンターの小説「ブラックボード・ジャングル」を「雨の朝巴里に死す」のリチャード・ブルックスが脚色、監督し「果てしなき蒼空」のラッセル・ハーランが撮影を担当した。編曲はチャールズ・ウォルコットで「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が主題曲となっている。主なる出演者は「欲望の谷」のグレン・フォード、「愛欲と戦場」のアン・フランシス、「第八ジェット戦闘機隊」のルイス・カルハーン、テレビスターのマギー・ヘイス、新人ヴィック・モローなど。1955年作品。
ネット上の声
- リチャード・ブルックス監督による、【不良vs熱血教師
- リチャードブルックス監督、暴れた力の教室
- ロックンロール誕生の映画 そして人種平等こそがアメリカの目指す未来だ と示す初めての映画 それが本作の意義であり価値であるのです
- ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツでゴキゲンに幕を開けるが、不良生徒達の悪さは過ぎる
青春、 ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間101分
- 監督リチャード・ブルックス
- 主演グレン・フォード
-
フランス作家アルベール・ユッソンの戯曲をラナルド・マクドゥガルが脚色し「エジプト人」のマイケル・カーティズが監督、「シェーン」のロイヤル・グリグスが撮影を担当。主なる出演者は「三つ数えろ」のハンフリー・ボガート、「エジプト人」のピーター・ユスチノフ、「愛欲と戦場」のアルド・レイ、「可愛い配当」のジョーン・ベネットなど。音楽は「アンドロクレスと獅子」のフレデリック・ホランダー。製作は「女性よ永遠に」のパット・ダカンでビスタビジョン、テクニカラー。1955年作品。
ネット上の声
- 姿を一切みせない蛇のアドルフの活躍
- 娯楽映画。週末に家族で楽しんで。
- 少年時代価値観を揺さぶられた作品
- クリスマスのあったかコメディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間106分
- 監督マイケル・カーティス
- 主演ハンフリー・ボガート
-
巨大な犯罪組織のボスに執念を燃やす刑事、その闇に囚われた女を巡る、光と影が交錯するフィルム・ノワール。
1950年代のアメリカ。市警のレナード・ダイアモンド警部は、巨大な犯罪シンジケートを支配する冷酷なボス、ミスター・ブラウンの逮捕に異常なまでの執念を燃やしていた。決定的な証拠を掴むため、ダイアモンドはブラウンの謎めいた愛人スーザンに接近する。彼女こそが組織壊滅の鍵を握ると信じて。しかし、スーザンはブラウンのサディスティックな支配下にあり、恐怖から口を閉ざす。暴力と裏切りが渦巻く非情な世界で、正義感は次第に狂気的な執着へと変貌。法と非合法の境界線上で、刑事の孤独な戦いが始まる。
ネット上の声
- Youtubeの映画専門チャンネルCult Cinema Classicsで視聴
- 映像美を極めた傑作フィルム・ノワール
- 闇から浮かび上がって光へ
- 陰のある男
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間89分
- 監督ジョセフ・H・ルイス
- 主演コーネル・ワイルド
-
戦犯で刑死した将軍の幼い遺児兄妹の放浪と死をめぐる悲劇。「赤城の血祭」の共同脚色者の一人八木保太郎の原作を彼自身が佐治乾と共同脚色し、「うちのおばあちゃん」の春原政久が監督、「女中ッ子」の伊佐山三郎が撮影を担当した。主なる出演者は「暴力街(1955)」の加藤嘉、「月夜の傘」の宇野重吉、「こころ」の安井昌二、その他、若草、NBK、コマドリの諸劇団から少年俳優数名が参加している。
ネット上の声
- 清水宏監督「蜂の巣の子供たち」に似たストーリーだが、主人公の子供は軍人恩給を授か
- どういう話なのかわからないまま見てたけど、ラストシーンでようやく腑に落ちる
- 戦後10年目の日本の厳しい現実を、幼い兄妹の眼を通して描く
- なんと悲しい…じいさんが一番悪い
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督春原政久
- 主演宇野重吉
-
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督伊藤大輔
- 主演中村賀津雄
-
日活入社第一回の坂上静翁の製作になるもので、伊藤永之介の原作を「女人の館」の井手俊郎が脚色し、「母の初恋」の久松静児が監督に当る。撮影は「壮烈神風特攻隊」の姫田真佐久。出演者は日活初出演の森繁久彌、「女人の館」の三國連太郎、「近松物語」の十朱久雄、「忠臣蔵(1954)」の三島雅夫のほか杉村春子、織田政雄、小田切みき、伊藤雄之助、東野英治郎、沢村貞子、飯田蝶子など。
ネット上の声
- 「田舎警察・人情派」〜天才子役の名演に涙
- 若き日の宍戸錠、三國連太郎 等が 出演。
- それにしても、いい警察署、いい警察官
- 戦後間も無い地方都市の悲喜こもごも
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督久松静児
- 主演三島雅夫
-
遺産相続のため偽装結婚を計画した女性を巡るロマンチックコメディ。当時インドで成立した「離婚法」を風刺している。監督・主演はグル・ダット。2000年3月3日~3月11日、国際交流基金フォーラムにて開催された『インド映画の奇跡 グル・ダットの全貌』で公開。
ネット上の声
- 「55年夫婦」
- 原題 : Mr & Mrs 55
コメディ
- 製作年1955年
- 製作国インド
- 時間145分
- 監督グル・ダット
- 主演グル・ダット