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刑務所より自由だと精神病院に入った男が、絶対的権力に支配された患者たちと共に、人間としての尊厳を取り戻そうと闘う物語。
1963年、アメリカ・オレゴン州の精神病院。刑務所の強制労働を逃れるため、精神異常を装って入院してきた男、ランドル・P・マクマーフィ。そこは、冷徹な婦長ラチェッドが絶対的な権力で君臨し、患者たちは無気力な日々を送る閉鎖された世界。持ち前の自由奔放さで、マクマーフィは院内の厳格なルールを次々と破り、患者たちに生きる喜びを思い出させようと奮闘。彼の型破りな行動は、患者たちの心を解放していくが、それはラチェッドの秩序への許しがたい挑戦。次第に激化していく両者の対立。自由を求める魂の叫びと権力との壮絶な闘いの記録。
ネット上の声
- 「自由とは何か」を考えさせられる不朽の名作。ジャック・ニコルソンの型破りな演技が最高!管理社会の恐ろしさと、それに抗う人間の尊厳が描かれていて、ラストは本当に衝撃的でした。
- 観終わって立てなかった。すごい映画。
- 名作と聞いてたけど、主人公にあまり共感できず…。やりきれない気持ちが残る映画でしたね。
- 評判ほどではなかったかな。正直、何が面白いのか最後までよく分からなかったです。
精神障害、 病院(医療モノ)、 吃音者が登場する、 実話
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間133分
- 監督ミロス・フォアマン
- 主演ジャック・ニコルソン
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20世紀初頭のシベリア。ロシア人探検家と先住民猟師が育む、文明を超えた魂の交流。黒澤明が描く、大自然と人間の壮大な叙事詩。
舞台は20世紀初頭、ロシア極東の広大なシベリア。地理調査に訪れたロシア軍探検家アルセーニエフは、深い森で先住民の老猟師デルス・ウザーラと出会う。自然を神と崇め、森羅万象と対話するデルス。その驚異的な知識と経験は、吹雪や猛獣の脅威から何度も探検隊の命を救う。文明社会の人間と大自然に生きる人間。異なる世界に生きる二人の間に芽生える、言葉や文化を超えた固い友情。しかし、時代の変化と老いが、デルスの生き方に静かな影を落とし始める。
ネット上の声
- 20世紀初め、ロシア人探検家アルセーニエフ(ユーリー・サローミン)と先住民族の猟
- 葬送場面にクロサワソナタの真髄を見た
- 灰色の鷲は どこを飛んでいるのだろう
- たまたまBSでやっているのを観ました
ハンター(猟師)、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ソ連
- 時間161分
- 監督黒澤明
- 主演ユーリー・サローミン
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社会の底辺で生きるストリッパーと彼女たちのヒモとのつながりを描いたセックス喜劇。脚本は「青春トルコ日記 処女すべり」の山本英明と松本功、監督は「街の灯」の森崎東、撮影は「日本仁侠道 激突篇」の古谷伸がそれぞれ担当。
ネット上の声
- ストリップ劇場を舞台にしたコメディで、ポルノ枠で作られたものだろうが、ストーリー
- こういう映画は、脚本時点で監督はこの熱量と面白さを想像できてたのだろうか?信じ切
- 葬式で、死んだ友達の好きだった歌を歌いながらストリップしてくれる芹明香と、それを
- 深作欣二、工藤栄一、渡瀬恒彦、室田日出男とかがノンクレジットで出てるんすごすぎる
コメディ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督森崎東
- 主演山城新伍
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癒着か、正義か。ヤクザとの共存で街の秩序を保つベテラン刑事。警察組織と暴力団の狭間で、男の誇りが試される仁義なき実録路線。
昭和38年、倉島市。ベテラン刑事の久能は、地元暴力団・大原組と癒着し、街の微妙なパワーバランスを保っていた。しかし、県警本部から派遣された新任の海田が、暴力団の一掃作戦を開始。これまで保たれてきた秩序は崩壊し、対立する川手組との抗争が激化。ヤクザとの長年の付き合いと、警察官としての職務。その間で引き裂かれる久能。信じた正義は、一体どこにあるのか。警察とヤクザ、二つの組織の論理が激突する、血で血を洗う壮絶な抗争の記録。
ネット上の声
- 以前どなたかの『虎狼の血』のレビューで名前を目にし、深作欣二監督初期作品(一つも
- カッコ悪いことはなんてカッコいいんだろう
- 対戦モノの極北・「のー」と言える日本
- 「アカより暴力団員のほうがカワイイ」
ヤクザ・ギャング
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督深作欣二
- 主演菅原文太
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インドで最も大衆に愛された、インド映画の金字塔的作品。その影響は映画にとどまらず、現代アートなどにも及ぶという伝説の映画が、ついに日本初独占配信。黒澤明監督作『七人の侍』(1954)のハリウッド版リメイク『荒野の七人』(1960)からアイディアを得て作られたが、こちらは「荒野の二人」が活躍。公開当初からインド各地でロングランが相次ぎ、ムンバイのミネルヴァ劇場では5年以上ロングランした。出演者や挿入歌に加え、名脚本家コンビのサリーム=ジャーヴェードによる印象的なセリフも人気の的で、現在に至るまで多くの映画に引用されている。2人組の泥棒ヴィールとジャイは、かつて勇敢な警部として名を馳せたタークルから呼び出される。警官を辞めて今は村長となったタークルの依頼は、彼の村を襲う盗賊の頭目、ガッバル・シンの生け捕りだった。やってきた村で、ヴィールは馬車の御者バサンティに惚れ、一方ジャイは、タークル家の嫁で未亡人のラーダーに心惹かれる。収穫期に穀物を奪おうと襲ってきた盗賊の手下3人を撃退した2人だったが、その後ホーリー祭に沸く村を、ガッバルに率いられた一味が再び襲撃する…。
ネット上の声
- 若かりしアミターブ・バッチャンを観たくて行ったら、インドでは伝説的に国民に愛され
- 盗賊団から村を守るために雇われた2人の泥棒、ヴィールとジャイの戦いを描く西部劇風
- The Magnificent Indians. これぞ”カレー・ウェスタン”の決定版!
- ラガーン(224分)よりは短いさ、と気合い入れて見ました笑
アクション
- 製作年1975年
- 製作国インド
- 時間---分
- 監督ラメーシュ・シッピー
- 主演ダルメンドラ
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風の吹くまま、気の向くまま。さすらいの寅さんが、かつて愛した女性リリーと再会し、一つの傘の下で揺れる恋心を描く人情喜劇。
初夏の北海道。旅の空の下、我らが寅さんは、かつて想いを寄せた歌手のリリーと運命の再会。同じく孤独な魂を持つ二人は惹かれ合い、旅を共にすることに。寅さんはリリーとの堅気な暮らしを夢見て柴又へ連れ帰るが、ささいな口論がきっかけでリリーは置き手紙を残して去ってしまう。相合い傘の下で芽生えた淡い恋の行方。笑いとホロリとさせる人情の中に、男女の心の機微と人生の切なさを描いたシリーズ屈指の傑作。
ネット上の声
- 今でこそ映画のネット配信サービスのおかげで、いつでも観れる時代になってしまったけ
- これはシリーズ最高傑作(全作見てないのであくまで現時点で、すいませ...
- 男と女は互いに別れゆく宿業を抱えている…
- 浅丘ルリ子のリリーと寅さんのケミストリー
コメディ、 男はつらいよ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督山田洋次
- 主演渥美清
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恋人の性転換手術のため、平凡な男が決行した銀行強盗。計画は瞬く間に破綻し、前代未聞の人質立てこもり事件へと発展する。
1972年、夏のニューヨーク・ブルックリン。うだるような暑さの中、ソニーとサルという二人の男が銀行を襲撃。しかし、金庫にはほとんど現金が残っておらず、計画は開始直後に頓挫。あっという間に警察に包囲され、二人は行員を人質に絶望的な立てこもりを開始する。恋人の性転換手術の費用を稼ぐためという、あまりに人間的な犯行動機。メディアが殺到し、野次馬がヒーローのように彼を煽る中、事件は劇場型の犯罪ショーへと変貌。追い詰められた男たちの、暑く長い午後の記録。
ネット上の声
- 犯人グループが間が抜けてるというか、いい人なんだか悪い奴なんだか分...
- 銀行強盗を題材とした社会派ドラマの傑作
- 野良犬たちもぐったりな暑い午後。
- 異質なものを排除しようとする社会
実話、 サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督シドニー・ルメット
- 主演アル・パチーノ
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往年の大女優が仕掛けた完璧な密室殺人。老いと忘却への恐怖が、彼女を完全犯罪へと駆り立てる。
1970年代、ハリウッド。かつてのミュージカル映画の大スター、グレース・ウィラーは、カムバックを夢見るも、富豪の夫に資金提供を拒絶される。ある夜、夫は書斎で拳銃自殺。状況証拠は完璧。しかし、現場に現れたのはヨレヨレのコートがトレードマークのコロンボ警部。彼は、故人が見ていた未完成の映画フィルムや、現場の僅かな違和感から、完璧に見えた自殺に疑念を抱く。女優が人生を賭けて演じる「悲劇の未亡人」という役。その完璧な脚本を、コロンボの執拗な質問が少しずつ崩していく。
ネット上の声
- シリーズ唯一?犯人が逮捕されない作品!
- コロンボでは、一、二を争うほど好きな作品
- ドラマ>推理・・・これもコロンボ
- ドラマ要素の強い異色作☆3.0
ヒューマンドラマ、 刑事コロンボ
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督ハーヴェイ・ハート
- 主演ピーター・フォーク
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昭和40年代、鉄壁の刑務所で囚人たちの怒りが爆発。理不尽な支配に牙を剥く、男たちの壮絶な実録バイオレンス。
舞台は昭和40年代、島根刑務所。そこは看守による非人道的な暴力と過酷な労働が支配する、まさしく地獄。各地から集められた荒くれ者の囚人たちは、人間としての尊厳を奪われ、不満を募らせていた。そんな中、一人の男の反抗をきっかけに、抑圧された者たちの怒りがついに臨界点を超える。自由と尊厳を賭けた、囚人たちの組織的な大暴動の勃発。権力に立ち向かう男たちの、血と汗にまみれた壮絶な闘争の記録。
ネット上の声
- ご当地ムービー
- 題名が酷いけど大傑作
- フィクション
- 飯よこせっ♪飯よこせっ♪♪飯よこせっ♪♪♪
脱出、 刑務所、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中島貞夫
- 主演松方弘樹
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製作当時、弱冠27歳だったスティーブン・スピルバーグが、ピーター・ベンチュリーの同名小説を映画化し、大ヒットとなった海洋パニック。
海水浴客でにぎわう夏の海に、突如として巨大な人食いザメが出現。若い女性が無残に食い殺される。警察署長のブロディは海水浴場の閉鎖を訴えるが、町の財政は夏の観光で成り立っているため、意見を聞き入れてもらうことができない。すると第2、第3の犠牲者が発生し、町はたちまちパニックに陥る。ブロディは若き海洋学者のフーパーと荒くれ者の地元の漁師クイントとともに、独断でサメ退治に乗り出す。
サメの襲撃シーンで流れる、ジョン・ウィリアムズによる恐怖をあおる音楽はあまりに有名。2025年1月、スピルバーグの名作をIMAXで初上映する「スティーヴン・スピルバーグ IMAX映画祭」にてIMAX上映。
ネット上の声
- 今や古典的な名作、やはり何度見ても面白い。見ずには死ねない1本です...
- 午前10時の映画祭にて。 もう何度も観てますが、名作は色褪せないで...
- 何度観てもハラハラドキドキ。音楽との相乗効果も文句無しにすごい。
- 何十年経っても色褪せないデジャヴに満ちたパニック映画の金字塔
パニック、 エイリアン・モンスター
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演ロイ・シャイダー
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霧の森に迷い込んだ、一匹のハリネズミ。静寂と不安、そして未知との出会いを描く、詩的なアニメーション。
毎晩こぐまの家で星を数えるのが日課の、小さなハリネズミ。ある夜、ラズベリージャムを持ってこぐまの家へ向かう途中、彼は深い霧に包まれてしまう。見慣れた森は不気味な影に姿を変え、フクロウや白い馬といった不思議な生き物たちが次々と現れる。不安と好奇心に揺れながら、暗い森を進むハリネズミ。この静かで詩的な小さな冒険の果てに、彼が見つけた大切なものとは。世界中のアニメーション作家に影響を与えた、切り絵の傑作。
ネット上の声
- ユーリー・ノルシュテイン傑作選が配信終了、円盤の在庫も配給元で無くなった…と聞い
- 私も砂糖漬けの木苺をお土産にして、丸太でお茶を飲みながら友達と星を数える生活がし
- はじめてみるもの、ふれるもの、それは素敵なたからもの。
- 叙情詩のようなアニメの世界がここに
アニメ
- 製作年1975年
- 製作国ソ連
- 時間10分
- 監督ユーリー・ノルシュテイン
- 主演---
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激動のギリシャ現代史を背景に、一つの劇を演じ続ける旅芸人一座。彼らの愛憎劇は、そのまま国家の悲劇と重なる。
1939年から1952年までのギリシャ。独裁政権、ナチス占領、そして内戦。激動の時代を背景に、羊飼いの娘ゴルフォの悲恋物語を演じ続ける旅芸人一座の記録。彼らは町から町へと巡業するが、その旅は常に歴史の荒波に翻弄される。裏切り、密告、処刑。舞台上の愛憎劇は、やがて現実の家族間の、そして国家の悲劇と一体化していく。終わりの見えない旅路の果てに、彼らが見たものとは。ギリシャ現代史を一個の劇団の運命に託した、圧巻の映像叙事詩。
ネット上の声
- 観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ ギリシャ悲劇になぞらえた旅芸人一座の姿を現代ギリシャ史を背景に描く構成の妙。素晴らしいカメラワーク。至高の映画体験。
- 美しい映像に惹かれて観るようになったアンゲロプロス作品ですが、これは現代のギリシ
- アンゲロプロス監督の演出力に圧倒される、政治と人間を描いた映画の真骨頂。
- ギリシャ現代史と古典悲劇の重層化が!
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ギリシャ
- 時間232分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演エヴァ・コタマニドゥ
-
伝説的映画『ジャンヌ・ディエルマン』はいかにして生まれたか。監督シャンタル・アケルマンの創作の秘密に迫るドキュメンタリー。
1975年に発表され、映画史に衝撃を与えたシャンタル・アケルマン監督の『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』。本作は、その撮影現場に密着した貴重なドキュメンタリー。当時24歳だったアケルマン監督が、主演女優デルフィーヌ・セイリグらと議論を重ね、完璧なショットを追求する姿。女性監督が男性中心の撮影現場でいかにして自らのビジョンを貫いたか。一つの映画が誕生するまでの、緊張感あふれる創造の過程。
ネット上の声
- ビフカツ料理の手順で揉めるセイリグ
- シネマテークにおけるパイプ椅子出現はアケルマン特集、殊更『ジャンヌ・ディエルマン
- そういやシャンタル・アケルマンってこの時点では自分が主演の作品しか撮ってなかった
- 決して手放しの感動では終わらせてくれないが、物を作ること、物を考えることは、自分
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間78分
- 監督サミー・フレイ
- 主演シャンタル・アケルマン
-
完璧に繰り返される主婦の日常。その緻密なルーティンに生じる僅かな亀裂が、やがて彼女の精神を静かに蝕んでいく衝撃の観察映画。
1970年代、ブリュッセルのアパートの一室。息子と二人で暮らす未亡人ジャンヌ・ディエルマン。彼女の生活は、家事、買い物、息子の世話、そして午後の売春という、完璧に統制された日課で構成。物語は、彼女の日常を淡々と映し出す。しかし2日目、じゃがいもを茹ですぎるという些細なミスから、その完璧な秩序に微細な綻びが生じ始める。日常の小さなズレは徐々に増幅し、彼女の内に秘められた抑圧を静かに炙り出す。3日目の午後、彼女のルーティンは決定的に崩壊。秩序を失った彼女が迎える衝撃の結末。
ネット上の声
- ブリュッセルのアパルトメントで起こる3日間を、ほぼ家事をするだけで描くシャンタル
- 伝説の映画を作り上げた天才っぷりにおののく。
- 「史上最高の映画」は流石に言い過ぎ
- 家とう牢獄で見せる家事の奥深さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ベルギー
- 時間200分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演デルフィーヌ・セイリグ
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水俣の海に生きた人々の声。公害の原点「水俣病」の悲劇と、巨大企業に立ち向かった患者たちの闘いを記録したドキュメンタリー。
熊本県・不知火海沿岸。豊かな漁村を襲った原因不明の奇病「水俣病」。手足の痺れ、言語障害、そして死。その原因は、巨大化学企業が海に流したメチル水銀だった。カメラは、病に苦しみながらも、国や企業を相手に立ち上がった患者とその家族たちに寄り添う。差別や妨害に屈せず、人間の尊厳をかけて闘い続けた人々の姿。彼らの悲痛な叫びと、生命の海が汚染されていく現実を克明に記録した、日本公害史の原点を問う一大叙事詩。
ネット上の声
- 水俣の彼らを映画のための被写体として使うことを徹底して避ける努力がみえる映画
- 水俣病患者への1973年の補償協定の後の地域の人々を撮ったドキュメンタリー
- リハビリ施設の明水園の胎児性水俣病患者を中心に撮った傑作の中の傑作
- 私が水俣病事件に関心を持つなかで、とりわけ強く印象に残ったのは
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間153分
- 監督---
- 主演---
-
助けを求める人々と、巨大な官僚機構。アメリカの福祉事務所を舞台に、制度の矛盾と人間の現実を映し出すドキュメンタリー。
1970年代、ニューヨークの福祉事務所。貧困、失業、病気、家庭問題。様々な事情を抱えた人々が、最後の望みをかけてこの場所を訪れる。しかし彼らを待つのは、複雑な手続き、終わりのない待ち時間、そして巨大な官僚機構の分厚い壁。助けを求める市民と、規則に縛られながらも対応しようとする職員。その間で交わされる、時に苛立ち、時に悲痛な対話の数々。ナレーションや解説を一切排し、カメラはただひたすらに、福祉制度の最前線にある人間ドラマの現実を映し出す。
ネット上の声
- 映画館にて鑑賞
- ぶつぶつ神に祈るおじさんとニヤニヤしつつもちょっと距離とるおばさんとそれ見て立ち
- 生活保護費をもらうために、彼らは嘘をついているのか、それとも職員たちが聞こうとし
- 喧嘩の域まで達する一つ手前で両者が必死に抗っている姿が、役所という戦場で繰り広げ
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間167分
- 監督フレデリック・ワイズマン
- 主演---
-
19世紀末の英領インド。富と名声を求め、未開の地で王になることを誓った二人の元軍人。壮大な野望と友情が試される冒険譚。
19世紀末のイギリス領インド。元軍曹のダニーとピーチー、二人のならず者。彼らは退屈な日常を捨て、前人未到の地カフィリスタンへ向かうことを決意。その目的は、自らが「王」として君臨すること。近代兵器と大胆不敵な戦略で、現地部族を次々と手なずけていく二人。やがてダニーは、伝説の神の再来と崇められ、ついに王の座へ。しかし、手に入れた絶大な権力が、固い絆で結ばれていたはずの二人の友情を少しずつ蝕んでいく。栄光の果てに彼らを待つ運命。
ネット上の声
- ショーン・コネリーにマイケル・ケイン、クリストファー・プラマーと豪華競演な作品
- 王になろうと辺境に向けて旅立った二人の男を描いた冒険ドラマ
- 日本にも、今でも居るよね、こういう男たち。
- ショーン・コネリー×マイケル・ケイン競演
アドベンチャー(冒険)
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督ジョン・ヒューストン
- 主演ショーン・コネリー
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盲目の暗殺者が操る、必殺の首狩り兵器「空とぶギロチン」!片腕のカンフーマスター、復讐の死闘。
清朝時代。最強の殺人兵器「空とぶギロチン」を操る、盲目の達人・封神。彼は、かつて片腕のカンフーマスター・ユーティエンに殺された弟子の復讐を誓う。武術大会が開かれることを知った封神は、片腕の武道家を皆殺しにするため会場へ。一方、武術界から身を引いていたユーティエンも、封神の魔の手が迫ることを察知。仲間を守るため、そして自らの宿命に決着をつけるため、再び死闘の舞台へ。驚異の武術と奇抜な兵器が激突する、カンフーアクションの頂点。
ネット上の声
- 2人の弟子を殺された清朝最強の刺客封神は、仇の片腕ドラゴンを討つため、武術大会に
- 『片腕ドラゴン』は映画館で観ていたが、これは観なかった
- 前作に続きシュールな笑い全開のぶっ飛んだカンフー映画
- 死ぬまでに観なければいけない1本だろう。
アクション
- 製作年1975年
- 製作国香港
- 時間85分
- 監督ジミー・ウォング
- 主演ジミー・ウォング
-
身に覚えのない妊娠。貞淑な未亡人が、父を探すため新聞広告を出すという前代未聞の決断。その結末とは。
ナポレオン戦争下のイタリア。貞淑で知られるO侯爵夫人は、ロシア軍の襲撃から救出された後、意識を失う。数カ月後、彼女の体に現れたのは妊娠の兆候。一切の記憶がないまま、潔白を訴えるも、厳格な父に家を追い出されてしまう。絶望の淵で彼女が下した決断は、新聞に広告を出し、子の父親に名乗り出るよう呼びかけることだった。社会の規範に背を向け、自らの尊厳をかけて真実を求める彼女の前に、果たして誰が現れるのか。人間の道徳と名誉を問う、衝撃の物語。
ネット上の声
- アデュー ロメール!
- 最初の愛を見出す
- 同じ時期に、同じ撮影監督ネストル・アルメンドロスによって撮られた、「時代もの」と
- 身の覚えのない妊娠をした未亡人の侯爵夫人が、恩人のロシア司令官に求婚されながら、
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間103分
- 監督エリック・ロメール
- 主演エディット・クレヴェール
-
ヤクザ組織の巨大な資金源を狙う、組の落ちこぼれ達。裏切りと暴力が渦巻く中で仕掛けられた、命懸けの強奪計画。
舞台は70年代の関西。巨大暴力団の末端組員である清元と仲間たち。上層部が肥え太る一方、彼らは常に貧困と屈辱の中にいた。この理不尽を打破すべく、彼らが企てたのは、組の資金源である覚醒剤取引の現場を襲撃し、数億円を強奪するという前代未聞の計画。警察と組、双方から追われる身となった彼らの、予測不能な逃走劇の結末。
ネット上の声
- 資金源をコミカルに強奪するコメディちっくな映画
- 「人斬り与太」「トラック野郎」と三本立て
- その格好の襲撃では後の仕掛けがばれない?
- またトラックに轢かれてしまったか・・・
時代劇
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督深作欣二
- 主演北大路欣也
-
一匹の野良猫が見つめる、都会の片隅で生きる人々の孤独と再生。小さな命が紡ぐ、心温まる奇跡の物語。
1975年の東京。とある下町を縄張りにする、一匹の野良猫。その猫の視点を通して描かれるのは、アパートの住人たちのささやかな日常と、内に秘めた孤独。夫を亡くした老婆、喧嘩の絶えない若い夫婦、夢に破れた青年。彼らの間には会話もなく、心はすれ違うばかり。そんな人々の前にふと現れる猫。その存在が、固く閉ざされた彼らの心の扉を少しずつ開いていく。猫はただ、そこにいるだけ。しかし、その小さな命が、無関係だった人々の間に見えない絆を生み出していく。静かで優しい奇跡の記録。
ネット上の声
- DVD発売していただけないでしょうか。
- 今こそDVD化を!!
- DVD化してほしい
- 可愛いクレイアニメを観るつもりで母親に「これ観たい!」っていって「あんたこんなん
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督島田開
- 主演---
-
亡き妻に瓜二つのストリッパー。男の妄執が、現実と幻想の境界を溶かすサイコ・エロスの傑作。
1970年代、日本のとあるストリップ劇場。妻を亡くした悲しみから抜け出せない男が、亡き妻とそっくりな踊り子・リリィと出会う。彼はリリィの中に妻の面影を求め、異常な執着心を燃やし始める。男の狂気じみた愛情は、やがてリリィの日常を侵食。現実と幻想、愛と欲望が入り混じる中で、二人の関係は危険な領域へと踏み込んでいく。男の歪んだ純愛が迎える、衝撃の結末。
ネット上の声
- 二重構造の面白さ
- 岸田森の熱演がSMの女王と呼応する 壮絶
- 自己言及がさわやかな風をふかす良心作
- 表現に対してやたら気合いの入ったポルノ映画監督が人妻を口説き落として無理矢理に自
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督神代辰巳
- 主演岸田森
-
大人の偽善と沈黙に満ちた屋敷で、少女は死んだ母を呼び覚ます。幻想と現実が交錯する心理ドラマ。
独裁政権末期のスペイン、マドリード。重苦しい空気が漂う屋敷に住む8歳の少女アナは、母の死を間近で看取り心を閉ざしていた。ある日、軍人の父が急死。アナは自分が父を毒殺したと信じ込み、亡き母の幻影と対話を重ね始める。家族の中に渦巻く不和と抑圧、大人の世界の欺瞞を目の当たりにしながら、彼女は孤独の中で現実を生き抜こうともがく。少女の瞳に映る、崩壊していく家族と時代の終わりが描かれる。
ネット上の声
- 《ミツバチのささやき》のアナちゃんに会いたくて…初カルロス・サウラ監督作品です
- 抜けない棘を分けてあげる
- カルロス・サウラ監督作品
- 予備情報も善し悪し…
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国スペイン
- 時間107分
- 監督カルロス・サウラ
- 主演アナ・トレント
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実在のフェイカーたちや被害者や世間を騒がせたフェイク事件を次々に登場させながら本物とか真実とかの価値基準を追求する。監督・脚本はオーソン・ウェルズ、撮影はクリスチャン・オダッソとゲイリー・グレーヴァー、音楽はミシェル・ルグラン、編集はマリー・ソフィー・デュビュとドミニク・アンジェレが各々担当。出演はオーソン・ウェルズ、オヤ・コダール、エルミア・デ・ホーリー、クリフォード・アーヴィング、イーディス・アーヴィング、フランソワ・レシェンバック、ジョゼフ・コットン、ポール・スチュワート、ローレンス・ハーヴェイ、ハワード・ヒューズなど。
ネット上の声
- ピカソもビックリ
- ウェルズのアート系映画
- 天才詐欺師の名人芸!
- オーソンウェルズの嘘
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国イラン・イスラム,フランス,ドイツ
- 時間89分
- 監督オーソン・ウェルズ
- 主演オーソン・ウェルズ
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神のお告げを受けたアーサー王一行が聖杯を探す、脱力系歴史スペクタクル・コメディ。
舞台は10世紀のイギリス。威厳ゼロのアーサー王と、ココナッツの蹄の音を響かせる円卓の騎士たち。彼らに下された神からの指令は「聖杯を探せ」というあまりにも無謀なミッション。行く手には、殺人ウサギ、ニワトリで攻撃してくるフランス兵、そして「ニッ」と叫ぶ森の騎士など、意味不明な障害の数々。果たして彼らは、数々の試練(という名のギャグ)を乗り越え、聖杯にたどり着けるのか。歴史と伝説への愛ある毒舌に満ちた冒険譚。
ネット上の声
- アーサー王伝説を端から端までパロり尽くす(こんな言葉あるのかな)、モンティ・パイ
- すっごいバカ映画(笑)、でも愛してる!
- エンタメ至上主義史上初の神妙な気持ち
- 今も変わらない独特の魅力満載です!
ファンタジー、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1975年
- 製作国イギリス
- 時間92分
- 監督テリー・ギリアム
- 主演グレアム・チャップマン
-
ネット上の声
- 自分の好きな映画の傾向として、謎の絵が出てくる作品というのがあり、今のところ例外
- イタリア古代都市の景観が残るスポレート(Spoleto)で撮影された70年代オカ
- 抒情あふれるオープニング曲に合わせ、メダルのクローズアップ
- オカルトというかファザコンメンヘラ少女
ホラー
- 製作年1975年
- 製作国イギリス,イタリア
- 時間90分
- 監督マッシモ・ダラマーノ
- 主演リチャード・ジョンソン
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18世紀ヨーロッパ、野心だけを武器に無一文の青年が貴族社会を駆け上がる。完璧な映像美で描く、男の栄光と没落の物語。
舞台は18世紀のアイルランド。田舎に生まれた美青年レドモンド・バリーは、その野心と美貌を武器に社会を渡り歩く。恋、決闘、戦争、そしてスパイ活動。数奇な運命に導かれ、彼は富と名声の象徴であるリンドン夫人と結婚し、ついに貴族「バリー・リンドン」となる。しかし、手に入れたはずの栄光の座は、彼の傲慢さと時代の奔流によって、静かに、そして確実に崩壊していく。ろうそくの光だけで撮影された絵画のような映像の中で描かれる、一人の男の栄光と没落の叙事詩。
ネット上の声
- リドスコ版「ナポレオン」で描ききれなかった中世ヨーロッパの風景
- 長さ故に敬遠してたところはあったけどキューブリック映画で見てないのはあと少ししか
- この映画については、かつてキューブリックの名前も知らなかった頃に漫然と観たため、
- キューブリックといえば、社会的なメッセージを込めたものが多いと思っていたから、こ
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国イギリス
- 時間186分
- 監督スタンリー・キューブリック
- 主演ライアン・オニール
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天才発明家と動物の仲間たちが、盗まれた設計図を取り戻すため、手作りスーパーカーで世紀のレースに挑む冒険譚。
ノルウェーののどかな村ピンチクリフ。ここに住む自転車修理工のセオドルは、実は天才発明家。おしゃべりなハリネズミのサニー、心配性のカササギのランバートと共に静かに暮らしていた。ある日、テレビに映ったのは、かつての弟子ルドルフの姿。彼はセオドルが設計した幻のエンジンを盗み、レース界のチャンピオンとして君臨していた。怒りに燃えるセオドルは、仲間たちと共にグランプリへの出場を決意。アラブの石油王の援助を得て、伝説のスーパーカー「イル・テンポ・ギガンテ」をゼロから作り上げる。夢と友情とプライドを乗せた世紀の大レースが、今始まる。
ネット上の声
- とても精巧なクレイアニメーション
- 本来動かないモノが動き出すだけでは飽き足らず、人間の動きを超えて速度を伴うんだか
- かれこれ45年近くたつ小学低学年の時に親に映画館に連れて行ってもらって観たストッ
- ずっと前に映画館でやっていてなんとなく暇つぶしで見たらめちゃくちゃ面白かった
アニメ
- 製作年1975年
- 製作国ノルウェー
- 時間90分
- 監督イヴォ・カプリノ
- 主演---
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1975年、パリ14区ダゲール街。そこに生きる市井の人々の日常を、アニエス・ヴァルダの温かい眼差しで切り取ったドキュメンタリー。
監督アニエス・ヴァルダが暮らすパリのダゲール街。パン屋、肉屋、香水店、時計店。カメラは、そこで働く店主や職人たちの飾らない日常へと向けられる。きっかけは、自身の妊娠と遠出できない状況。ならばと自宅から延びる電源コードの範囲だけで撮影するというユニークな試み。彼らの手仕事、客との会話、ささやかな夢。魔法使いのパフォーマンスを静かに見つめる人々の表情が、街の穏やかな時間を物語る。失われゆく古き良きパリの肖像画。
ネット上の声
- パリ14区、モンパルナスの一角にあるダゲール通り🇫🇷
- 情報番組であんなにウェルカムでニッコニコだった店に足を運んだら、疲弊しきった店員
- 世界のどこか心のどこかに絶えず存在する、それは築き上げるという長きにわたる人々の
- 「物語」から「現実」を考察してきたアニエス作品のナラティブは、1976年の『ダゲ
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間79分
- 監督アニエス・ヴァルダ
- 主演---
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アクション
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督E・W・スワックハマー
- 主演デニス・ウィーヴァー
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ネット上の声
- 水俣流域で原因不明の奇病が発生して学者らがその原因を救命、政府が公式にチッソによ
- 土本典昭・小川紳介監督連続上映にて
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督---
- 主演---
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第二次大戦下、ナチス高官暗殺の密命を受けた7人の兵士。実話に基づく、自由を懸けた壮絶な戦いの記録。
1942年、ナチス占領下のプラハ。チェコスロバキア亡命政府は、圧政の象徴であるナチス高官ハイドリヒの暗殺計画「エンスラポイド作戦」を発動。落下傘で故郷に降り立った7人の若き兵士たち。彼らの目的はただ一つ、ハイドリヒの暗殺。しかし、ゲシュタポの監視網が張り巡らされた敵地での任務は困難を極める。レジスタンスの協力を得ながらも、裏切りや密告の恐怖が彼らを追い詰めていく。祖国の未来をその双肩に背負い、決行の日を迎える彼らを待つ運命とは。
ネット上の声
- 実際のナチスの親衛隊大将ラインハルト・ハイドリヒ(実力的にナチスNo.2あたり)
- 歴史の教科書で知る事の出来ない小さな悲劇
- 有名な映画じゃないけれど・・・佳作です
- ハイドリッヒ暗殺事件を描いた稀の傑作
戦争
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督ルイス・ギルバート
- 主演ティモシー・ボトムズ
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労働者階級の青年、宝くじ当選で上流社会へ。愛と金が渦巻く世界で、彼を待ち受ける残酷な運命。
西ドイツ、ミュンヘン。カーニバルの見世物芸人として働く青年フォックス。恋人に捨てられ職も失った彼が、宝くじで50万マルクの大金を手にする。それを機に、彼は上流階級の恋人オイゲンとその仲間たちの世界へ。洗練されたブルジョワ社会に染まろうと必死になるフォックス。しかし、彼の純粋な愛情は、階級の違いと金目当ての人間関係の中で搾取され、踏みにじられていく。資本主義社会の冷酷さと愛の不可能性を痛烈に描いた傑作。
ネット上の声
- ファスビンダー監督が自らゲイ役を演じてます。
- 「いやだ、僕は後悔したい」
- 初めてのファスビンダー。
- ゲイ映画というより
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ
- 時間120分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演ライナー・ファスビンダー
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19世紀ロシア、臆病な男がナポレオン暗殺計画に巻き込まれる。戦争と哲学のパロディコメディ。
舞台は19世紀のロシア。ナポレオンの侵攻に揺れる時代。主人公は、死と哲学について思い悩む臆病な男ボリス。愛する従妹ソーニャとの結婚を夢見るも、戦争へと強制的に送り込まれる日々。そんな彼に突如舞い込む、ナポレオン暗殺という無謀な計画。愛か、死か、それとも哲学か。ロシア文学への壮大なオマージュと皮肉に満ちた、奇想天外な運命の行方。
ネット上の声
- まさにタイトル通りウディ・アレンらしい愛と死の交錯を描いたシニカルコメディ💀❤️
- ウディのロシアンジョーク
- 精神の父であるウディアレンにはいつまでも元気でいてもらいたいが、この映画の最後の
- 『アニー・ホール』以前のアレンの初期作を通して見ると、スダンダップ・コメディアン
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間82分
- 監督ウディ・アレン
- 主演ウディ・アレン
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ホラー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン・ローラン
- 主演ジャン=ルー・フィリップ
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「アフリカの光」と呼ばれるボクサーを追い求める女と、彼女に惹かれた男。虚無と情熱が交錯するロードムービー。
1970年代の日本。漫然と日々を過ごす青年の前に現れた、謎めいた女。彼女は「アフリカの光」という異名を持つ黒人ボクサーの行方を追っていた。女の危うい魅力に惹かれた青年は、彼女と共にボクサー探しの旅へ。行く先々で出会う人々、交わされる言葉。二人の旅は、やがて互いの心の空虚さを浮き彫りにしていく。果たして、彼らが見つける「光」とは。刹那的な愛と彷徨の物語。
ネット上の声
- アフリカに行きたい男たちの切ない友情物語
- 高橋洋子映画祭、上映にて。
- 神代映画の骨頂!
- なぜか印象に残っている映画
青春
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督神代辰巳
- 主演萩原健一
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借金まみれの置屋を救え!東京・向島を舞台に、芸者やストリッパーたちが繰り広げる、笑いと涙の人情喜劇。
昭和50年の東京・向島。芸者置屋「〆乃家」は多額の借金で倒産寸前。店を切り盛りする女将・〆香のもとには、売れっ子芸者から落ち目のストリッパーまで、ワケありの女たちが集う。大切な自分たちの城を守るため、彼女たちは奇想天外な金策に打って出る。色仕掛けあり、騙し合いありの大奮闘。しかし、一筋縄ではいかない男たちやライバル店の妨害が次々と。果たして女たちの意地と団結は、この危機を乗り越えられるのか。
ネット上の声
- 泣けてくる
- モンローときたら次はバルドーだよね!
- 同じ男に捨てられ同じタイミングで自殺を図った旅芸人一座の二人の女性が、その後スト
- エドワード・ヤンを観た後だからこそ余計に感じるスタジオありき、セットありきの自由
コメディ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督瀬川昌治
- 主演太地喜和子
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テネシー州ナッシュビルで開催されるフェスティバルにたくさんの参加者たちが集まってくる。イギリスからやってきたテレビのレポーター、様々な事情を抱えた歌手たちとその取り巻き、そしてファン、夫のもとから逃げてきた女性や旅の果てに流れ着いた者、さらに大統領候補とキャンペーンのスタッフ。聴衆が見守る中、コンサートが始まるが……。多彩な登場人物たちのエピソードが最後にはひとつに収束。その展開も見事な集団劇。2011年8月、特集上映「ZIGGY FILMS '70s '70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。
ネット上の声
- 面と向かって音○とは言いにくいよね〜
- アルトマン最高傑作、未だDVD化されず
- 登場人物分のドラマが存在します。
- アルトマン街のナッシュビルの歌声
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国アメリカ
- 時間159分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演ヘンリー・ギブソン
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第二次大戦末期のフランス。ナチスに愛する妻と娘を奪われた温厚な医師が、復讐の鬼と化す壮絶なバイオレンス。
1944年、ナチス占領下のフランスの田舎町。平和を愛する外科医ジュリアン。彼は戦火を逃れるため、妻と娘を故郷の古城へ避難させる。しかし、退却中のナチス親衛隊によって二人は惨殺されるという悲劇。絶望の淵で、ジュリアンは復讐を決意。父から受け継いだ古い猟銃を手に、地の利を活かして城に立てこもる兵士たちを一人、また一人と血祭りにあげていく。知性と狂気が入り混じる、男の怒りが爆発する壮絶な復讐劇。
ネット上の声
- このジャケ写よりも昔の自転車のジャケ写が好きです
- ドイツ占領下のフランスで軍医をするジュリアン
- シュナイダーの眩しいばかりの笑顔が効果的
- 鑑賞後から、観客の“追想”が始まる・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間101分
- 監督ロベール・アンリコ
- 主演フィリップ・ノワレ
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惨劇を目撃したピアニスト。謎の殺人鬼の影が忍び寄る、イタリアンホラーの金字塔。
イタリア、ローマ。ある夜、イギリス人ピアニストのマークは、アパートの窓越しに女性が惨殺される現場を目撃。警察に通報するも、現場から犯人を示す重要な「何か」が消えていたことに気づく。自らの記憶を頼りに、事件の真相を追い始めるマーク。しかし、彼の行く手には次々と新たな殺人が。謎の童謡、不気味な人形、そして隠された過去。巨匠ダリオ・アルジェントが仕掛ける、悪夢のような色彩と音楽に彩られた連続殺人ミステリー。真実に近づくほど、死の刃が迫る。
ネット上の声
- アルジェント御大ファンの方はそれぞれ個人的最高傑作作品が異なると思いますが、私は
- 中盤で突然現れる「テケテケ人形」はワタシの小学校時代のトラウマ
- 友人は恐怖映画が来るたび、あだ名がかわる
- ホラー映画史に残る驚異の映像トリック!
トラウマになる、 サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督ダリオ・アルジェント
- 主演デヴィッド・ヘミングス
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嵐の夜、古城に迷い込んだ純真なカップル。彼らを待ち受けるのは、倒錯と狂乱に満ちた異星人たちのロックンロール・パーティー。
恩師を訪ねる旅の途中、嵐で車が故障してしまったブラッドとジャネット。助けを求めてたどり着いた不気味な古城。そこで二人を迎えたのは、自らを「トランシルヴァニア星から来たスウィート・トランセクシャル」と名乗るフランクン・フルター博士と、個性的な召使いたち。常識が一切通用しない城内で繰り広げられる、歌とダンスと欲望の饗宴。一夜にして純潔を奪われ、快楽の世界へと誘われるカップルの運命。
ネット上の声
- 見た目は低俗なロック・ミュージカルだが!
- 変人達が歌います!踊ります!狂います!
- ワールドワイド有名カルトムービー。
- 30年ほど先を走っていたカルト映画
同性愛、 ホラー、 ロッキー
- 製作年1975年
- 製作国イギリス
- 時間99分
- 監督ジム・シャーマン
- 主演ティム・カリー
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恋人を追い、夢を抱いて大都市マニラへ。しかし彼を待っていたのは、貧困と搾取が渦巻く絶望の淵。フィリピン映画の傑作社会派ドラマ。
1970年代、フィリピン。故郷の島で将来を誓い合った恋人リガヤを追い、青年フリオは希望を胸に大都市マニラへとやって来る。しかし、彼を待ち受けていたのは、人間を使い捨てる建設現場での過酷な労働と、都会の非情な現実。詐欺、暴力、売春が蔓延る街の底辺で、フリオは純朴さを少しずつ失っていく。リガヤの行方を必死に探し求める彼の旅は、やがてこの街の最も暗い闇へと繋がる。愛する人との再会を願う一途な想いが、彼を予測不能な悲劇の結末へと駆り立てる。
ネット上の声
- こんな映画もあった
- 観光地でガイドさんの話聞けたらサイコ〜!になるように、フィリピン映画も専門家の話
- スコセッシ先生ありがとう!1年前に失踪した同郷の幼馴染を探すためにマニラに来た青
- 主人公の青年が川口春奈に似てて、真剣なシーンであるほど笑いがこみ上げてしまう
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国フィリピン
- 時間124分
- 監督リノ・ブロッカ
- 主演ラファエル・ロコ・Jr
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ネット上の声
- 胎児性水俣病患者をいかに水俣病であることと証明するか、にフォーカスした第3部
- 【土本典昭・小川紳介監督作品連続上映】
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督---
- 主演---
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1500人の乗客を乗せた超特急。時速80キロ以下で爆発する爆弾を仕掛けられた、ノンストップ・パニックアクションの金字塔。
舞台は1975年の日本。東京発博多行きの新幹線「ひかり109号」に、高性能爆弾が仕掛けられた。犯人グループからの冷酷な脅迫電話。「時速80キロ以下に減速すれば爆発する」。乗客1500人の命を人質に、身代金500万ドルを要求。運転士、指令室長ら国鉄職員たちは、前代未聞の危機に直面。警察との連携、犯人グループとの息詰まる交渉、そして乗客たちの間で広がる混乱と恐怖。極限状況下で試される人々の勇気と決断。
ネット上の声
- 黒澤監督の『天国と地獄』の影響をもろ受けている映画として、町山智浩さんが本作を挙
- フォロワーさんのレビューが気になって、もっと言えば芸術的ラストが見たくて見たくて
- 新幹線大爆破(2025)を観てフォロワーさんのレビューを読んでいたらこの作品を観
- 少し前にタイムラインを賑わせていた新旧両作を遅ればせながら見た
テロリストとの死闘を描いた、 サスペンス
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間153分
- 監督佐藤純弥
- 主演高倉健
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1950年代、四国の寒村。東京への脱出を夢見る青年が描く、故郷との決別と自立への葛藤。
舞台は昭和30年代、高知県の寂れた漁村。20歳の青年・タダオは、閉鎖的な村と血縁のしがらみから逃れ、東京で脚本家になることを夢見ていた。村役場で働きながら、来るべき祭りの日に故郷を捨てる「祭りの準備」を密かに進めるタダオ。しかし、村人たちの濃密な人間関係や、家族との確執が彼の行く手を阻む。果たして彼は、しがらみを断ち切り、自らの未来を掴むことができるのか。青春の焦燥と解放への渇望を描く物語。
ネット上の声
- 映画愛と性に対する真摯さに衒いがなく正直に描かれた日本映画らしい佳作で、脚本がいい。
- 小骨トモさんという漫画家の方が好きな映画だというのを読んで、なんの気なしに観てみ
- 小さな田舎の村ならではの閉鎖的な世界の中で、無秩序で入り乱れた男女関係が繰り広げ
- 高知県にある小さな村に住む、映画のシナリオライターを夢みる青年の物語
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督黒木和雄
- 主演江藤潤
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一人の農婦の生活と彼女の死後、彼女の家族の様子を記録した短編ドキュメンタリー。ボリス・エリツィンなど主として有名人を取り上げることになるシリーズの一作目でもあり、また監督アレクサンドル・ソクーロフ自身の処女作にも当たる。監督、脚本は、「孤独な声」「日蝕の日々」「セカンド・サークル」「ロシアン・エレジー」などのアレクサンドル・ソクーロフ。製作はタチアーナ・アレシュキナ。撮影はアレクサンドル・ブーロフ、音楽はミハイル・I・グリンカの『子守歌』、アルフレリート・シュニトケの『納税義務者名簿』、ベラルーシの民族音楽などが使われている。出演しているのは、マリア・セミョーノヴァ・ヴォイノヴァ、その夫イヴァン・クリメンチエヴィチ・ヴォイノヴァ、娘タマーラ・イヴァノヴナ・ヴォイノヴァほか。
ネット上の声
- 農村(集団農園、コルホーズ)に生きる、強く逞しい女性マリアの光と陰、そして生と死
- 前半の暖かみのあるカラーの風景も後半の冷え冷えとしたモノクロ映像もどちらも白眉で
- 第一部はソクーロフの処女作にあたり、第二部は9年後のその後を追った二部構成のド
- いぬは家族の一員のように映されていたが、呼びかけの訳は「ワン公」か ロシア語でな
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国ロシア
- 時間40分
- 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
- 主演---
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高度経済成長の影、横浜・寿町。日雇い労働者たちの魂の叫びと、底知れぬ生命力を捉えた衝撃の記録。
1975年、横浜。日本最大の日雇い労働者の街、寿町。全国から集まった男たちが、その日暮らしの仕事と安酒に身を委ねる場所。カメラは、彼らの荒々しい日常、賭博、喧嘩、そして孤独に深く分け入る。しかし、そこにあるのは絶望だけではない。過酷な現実の中で交わされる束の間の友情、放たれる痛烈な社会批判、そして明日を生き抜こうとする人間の剥き出しのエネルギー。社会の底辺で響く、力強い「人間節」。
ネット上の声
- 小川紳介率いる小川プロダクション
- 初めの葬式や話し方のユーモラスな黒須さん、最後の強盗にあったおじさんなど、労働者
- 寿町は一度間違って入り込み、何とも言えない閉塞を感じて早く出ないと…と思ったこと
- 途中のナレーションで、物書きとかカメラを持った人はここによく来るけど自分達を使い
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督湯本希生
- 主演---
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1970年代ドイツ。幸せなはずの主婦を襲う、正体不明の「不安」。日常が静かに崩壊していく、心理的恐怖。
1970年代の西ドイツ。夫と子供に囲まれ、何不自由ない生活を送る主婦マルゴット。しかし第二子の出産後、彼女は原因不明の不安と恐怖に襲われるようになる。完璧に見えた日常に亀裂が入り、夫や隣人との関係も歪んでいく。誰にも理解されない孤独の中、彼女は精神安定剤やアルコール、そして情事に救いを求めるが、それは更なる深淵への入り口。じわじわと精神が蝕まれていく様を冷徹な視点で描き出す、ファスビンダー監督の傑作。
ネット上の声
- ごく一般的なはずだった専業主婦が陥る鬱状態を日常に潜む狂気として内側から描くこと
- ある主婦の実体験をもとに脚色された心理サスペンスドラマ
- 素晴らしすぎる心理サスペンス
- グニャーンと画面が歪んだら…
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ
- 時間89分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演マルギット・カルステンセン
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1973年チリ、軍事クーデターの嵐が吹き荒れる首都サンチャゴ。自由を奪われた人々の絶望と抵抗の記録。
1973年9月11日、チリの首都サンチャゴ。サルバドール・アジェンデ大統領率いる社会主義政権が、ピノチェト将軍の軍事クーデターによって突如崩壊。平和だった日常は、銃声と暴力が支配する悪夢へと一変。街は軍に封鎖され、多くの市民が不当に拘束、処刑される地獄絵図。その中で、ある者は国外へ脱出しようと奔走し、またある者は絶望的な状況下でレジスタンスとして立ち上がる決意。自由と尊厳をかけた人々の、緊迫の数日間。
ネット上の声
- 「ぜんぶ、フィデルのせい」を観て
- どうか降りませんように。
- チリの“9.11”の真相は...
- 1973.9.11
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国フランス,ブルガリア
- 時間114分
- 監督エルビオ・ソトー
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
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ソ連のサマーキャンプ、少年少女の淡い初恋とほろ苦い青春の輝き。文学と現実が交錯する、忘れられないひと夏の物語。
1970年代、ソ連の緑豊かなサマーキャンプ。都会の少年ミーチャは、同級生レーナに密かな恋心を抱く日々。しかし、レーナの心は別の少年へと向いていた。キャンプでは、文豪レールモントフの戯曲「仮面舞踏会」の上演が決定。役柄と現実の想いが交錯し、少年少女たちの心は複雑に揺れ動く。嫉妬、憧れ、そして初めて知る恋の痛み。大人への階段を上り始める彼らの、繊細で美しい一瞬を切り取った青春の記録。
ネット上の声
- これがロシア(当時ソ連)のローティーンか! クラスのほぼ全員が美少年たち&美少女
- 蝉の騒音、ジリジリする日差し、火傷しさうなアスファルト、ベトつく汗
- 好きな子の気を引きたくて、厨二病な事をやらかすのは、どこの世界でも同じなんだねぇ
- 主人公達のような当時の明るくて可愛い子ども達が、今現在大人になってプーチンを支持
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ソ連
- 時間92分
- 監督セルゲイ・ソロヴィヨフ
- 主演ボリス・トカレフ