-
ビットリオ・デ・シーカ監督によるネオレアリズモの代表的名作。盗まれた自転車を取り戻すべく奔走する父子の姿を通し、戦後の貧困にあえぐイタリア社会をリアルかつ悲哀に満ちたタッチで描き出す。第2次世界大戦後のローマ。不況により長らく失業していたアントニオは、職業安定所の紹介でポスター貼りの仕事を得る。仕事に必要な自転車を質屋から請け出すため、彼は妻の嫁入り道具であるシーツを質に入れる。街に出てポスター貼りに精を出すアントニオだったが、少し目を離した隙に大切な自転車を盗まれてしまう。警察に訴えても相手にされず、6歳の息子ブルーノを連れて自転車を探し歩くが……。キャストには演技経験のない市井の人々を起用。1950年・第22回アカデミー賞で特別賞を受賞した。
ネット上の声
- 尼崎では自転車は天下の回り物(らしい)
- 言葉でも構図でも語られないものが在る
- この手があれば、今日も生きていける。
- イタリア・ネオリアリズムの頂点☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間88分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演ランベルト・マジョラーニ
-
メキシコの町に流れてきたドブスとその相棒カーティンは老人ハワードと出会う。彼らは黄金探しの夢を追って、旅に出ることに。シェラ・マドレ山で砂金を見つけたものの、猜疑心のとりことなったドブスは独り占めを企み……。三人の男たちの旅を通じて人間の欲望を描き出す。ジョン・ヒューストン監督の実父ウォルターが好演し、アカデミー助演男優賞を受賞。
ネット上の声
- 本当の人間の幸せって、お金じゃないかも…
- 気に掛け出すと止まらないのですよね〜
- よくできた人間ドラマです・・・
- 人生、笑い飛ばしてナンボです!
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督ジョン・ヒューストン
- 主演ハンフリー・ボガート
-
アーチャーズ・プロの一九四八年作品で、このプロダクションの例により、マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーが脚本と監督と製作に協力して成った物。ストーリーはハンス・アンデルセンの童話に取材してプレスバーガーが書下し、キース・ウィンターが台詞を書き加えた。テクニカラー色彩映画で、撮影は同プロの色彩映画をつねに担当しているジャック・カーディフが監督した。音楽は同プロの前作「黒水仙」と同じく新人作曲家ブライアン・イーズデールが作編曲並びに指揮している。但し「赤い靴」バレーの場面はトマス・ビーチャムがロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラを指揮している。また同バレーはロバート・ヘルプマンが振付しているが、靴屋の踊だけは靴屋に扮して踊るレオニード・マシーンが自ら按舞したものである。装置はハイン・ヘックロス設計。出演者は「たそがれの維納」「プラーグの大学生」等ドイツ映画でおなじみのアントン・ウォルブルック、「天国への階段」のマリウス・ゴーリング、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ・バレー団のモイラ・シアラー、同バレー団の踊り手、兼振付師のロバート・ヘルプマン、バレー界の古参踊り手レオニード・マシーン、モンテカーロ・バレー団専属のリュドミラ・チェリーナ、古くから欧米映画で馴染ふかい老優アルバート・バッサーマン、「ヘンリー五世(1945)」のエズモンド・ナイト等である。
ネット上の声
- アンデルセンの童話「赤い靴」をモチーフにした作品📕
- スコセッシによるデジタル版公開が待たれる
- すべてのバレリーナは赤い靴を履いている
- 本物のバレエ(芸術)の世界に震える
バレエ(バレリーナ)、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イギリス
- 時間136分
- 監督マイケル・パウエル
- 主演モイラ・シアラー
-
アルフレッド・ヒッチコック監督が、アメリカで実際に起きた「レオポルドとローブ事件」をもとにした舞台劇を映画化。物語の全編をワンシーンで繋げ、映画内の時間と現実の時間が同時進行するという実験的な手法で描いた。ニューヨークのとあるアパートの一室。大学を出たばかりの青年フィリップとブランドンが同級生を絞殺し、その死体を衣装箱に入れる。殺害の動機は、自分たちが他者より優れていることを証明するためだけだった。2人はさらなるスリルを求め、被害者の父や恋人、恋仇、伯母、そして恩師である大学教授を部屋に招いて晩餐会を開く。犯した罪の恐ろしさに次第に冷静さを失っていくフィリップと、大胆にも死体を見せたい衝動に駆られるブランドンだったが……。教授役に「素晴らしき哉、人生!」のジェームズ・スチュワート。
ネット上の声
- 宴会終了まで死体隠し通せたら完全犯罪完了
- おぞましい危険思想殺人と時代の影と
- 原作はホモセクシャルを描いた劇
- カルトな犯人たちの殺人ゲーム
サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間80分
- 監督アルフレッド・ヒッチコック
- 主演ジェームズ・スチュワート
-
ステファン・ツヴァイクの小説『未知の女からの手紙』の映画化。主演者ジョーン・フォンテーン(「デカメロン夜話」)が主宰するラムパート・プロの1948年作品で、製作は「ジュリアス・シーザー(1953)」のジョン・ハウスマン。「月光の女」のハワード・コッホが脚色し、「快楽」のマクス・オフュルスが監督したものである。撮影は「ギャングを狙う男」のフランク・プラナー、音楽ダニエル・アンフィシアトロフ(「銅の谷」)。フォンテインをめぐって、「デカメロン夜話」のルイ・ジュールダン、マディー・クリスチャンスズ、マルセル・ジュルネ、アート・スミス、キャロル・ヨークなどが出演する。
ネット上の声
- 【”見知らぬ女からの手紙。そして女が且つて恋した音楽家がある貴族から決闘を申し込まれた訳。”今作は、一人の女性が恋したやや軽佻浮薄なる音楽家に翻弄された哀しき流転の人生を描いた作品である。】
- そんな面影など、さっさと忘れたらいいのに.
- 我が青春時代のスクリーンの恋人の映画
- 闇に浮かぶ白薔薇のように...
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督マックス・オフュルス
- 主演ジョーン・フォンテイン
-
1944年のシーズンに上演されて約2ヵ月ブロードウェイで続演されたジョン・ヴァン・ドルーテンの喜劇の映画化で「アンナとシャム王」「再会(1944)」のアイリーン・ダンが主演する1948年作品。原作はキャスリン・フォーブス作の小説『ママの銀行預金』であるが、ヴァン・ドルーテンの劇化台本によって「青春の宿」のテウィット・ボティーンが脚色し、「女性No.1」のジョージ・スティーヴンスが監督した。共演者は舞台装置家として有名なノーマン・ベル・グデスの娘で舞台女優のバーバラ・ベル・ゲデス、「遥かなる我が子」のフィリップ・ドーン、舞台と同じ役を勤めるオスカー・ホモルカで、助演は「謎の下宿人」のサー・セドリック・ハードウィック、腹話術の第1人者エドガー・バーゲン、「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のルディ・ヴァリー、「凡て此世も天国も」のバーバラ・オニール等である。なお撮影監督は「螺旋階段」のニコラス・ミュスラカで、製作担当は「青春の宿」のハリエット・パーソンス。
ネット上の声
- 48年度オスカー主演女優賞他ノミネート
- アイリーン・ダンがいい・・・
- なかなかこの映画も手に入れるのが難しいけど、巨匠ジョージ・スティーヴンスの代表作
- アメリカの良心を体現したような、いい意味で理想主義で固められているホームドラマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間134分
- 監督ジョージ・スティーヴンス
- 主演アイリーン・ダン
-
映画史に燦然とその名を刻むイタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの監督第2作。シチリア出身作家の長編小説をベースに描いた物語で、プロの俳優を一切起用せず、シチリア島の漁師たちを出演させてドキュメンタリータッチに撮影した意欲作。イタリア・ネオレアリズモの代表的作品として知られる。1948年・第9回ベネチア国際映画祭国際賞受賞。小さな村で漁師を生業としているバラストロ一家。寝ずの漁を行っても網元から搾取され、貧しい生活は好転しない。見かねた長男のアントニオは、網元からの独立を決意するが……。日本では90年に初公開。2017年には「ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年メモリアル イタリア・ネオレアリズモの軌跡」と題した特集で、修復されたデジタル2Kリマスター版が公開。
ネット上の声
- リアリズム表現のひとつの境地にある、ヴィスコンティ初期の特異な代表作
- ヴィスコンティの凄さを痛感した作品です
- ただ前を向いて生きて行く
- 未来を見据えて今を生きる
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間161分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演アントニオ・アルチディアコノ
-
坪田譲治原作の「善太と三平物語 風の中の子供」「子供の四季」と続いて児童物に成功した清水宏(1)が独立して製作する作品で脚本も演出も清水宏(1)が当たっている。戦争初期一九四二年度の松竹京都作品「みかへりの塔」以来の清水宏(1)作品である。清水宏(1)は終戦以来浮浪児問題に大きな関心を寄せ自ら手元に幾十人もの浮浪児を置き、現在生活を共にしているが、この映画にもその子供達をえらんで出演させたもので一人の既成俳優も出ていない、全くの異色作というべき第一回作品である。撮影は長らく佐々木太郎の助手をしていた古山三郎が担当した。なお、これには一ツのセットも使用せず、山陽道のオール・ロケである。
ネット上の声
- 映画の子供たちに見覚えはありませんか?
- 子どもには親身になってやる大人が必要
- 第2回ヒロシマ平和映画祭の一環として上映された。 こういう、主人公...
- 私が見た、おすすめしたい難民映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督---
- 主演岩波大介
-
戦後の混乱期。ヤミ市を舞台に飲んべえの医者と結核を患う若いやくざとの交流を描いた作品。新人・三船敏郎は痩せこけた頬にギラギラとした眼光を放ち出色の演技を見せ、この1本でスターダムにのし上がった。映像とかけ離れた音楽を配する演出手法は、この作品以降多用されている。戦後の混沌としたエネルギッシュな雰囲気が見事に描かれた本作は、黒澤=三船の黄金コンビ誕生の記念すべき作品である。
ネット上の声
- 僕の持っていた予想を大きく超えていた傑作
- 花の好きなヤクザとあんみつ女子高生。
- 黒澤作品で私が最も愛する作品
- 来年は生誕100周年。第3弾
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督黒澤明
- 主演志村喬
-
ネット上の声
- 1947年 アメリカ🇺🇸
- 美しき人妻が意識を失っているうちに見知らぬ列車に乗っていた…という冒頭の導入が完
- 芸達者な配役で固められているので、いわゆる「倒叙ミステリー」としては、なかなか素
- バッチリの掴みから全体像が見えてくるまでのストロークが最高に楽しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ダグラス・サーク
- 主演クローデット・コルベール
-
第2次大戦後のフロリダ。退役将校フランクは部下の死を知らせるため、その父親と未亡人が経営するホテルを訪ねる。ところがホテルは凶悪なギャング、ロッコ一味によって占拠され、フランクたちは人質となってしまった。ハリケーンも接近し、外部に助けを求めることもできない。ギャングは次第に苛立ち始め、一触即発の状況に……。監督ヒューストンと主演ボギーがコンビを組んだハードボイルド・ロマン。
ネット上の声
- 【ハリケーンの近づく小島を舞台に、緊迫感溢れるほぼ密室劇なる復員兵とギャングの対決を描くサスペンスアクション。ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの黄金コンビで描く緊迫感あふれる物語。】
- ロッコ役のエドワード・G・ロビンソン 彼が全てをもっていっています
- ローレン・バコールの美しさは圧巻!
- 全体にフラットな感じで!ε=( ̄。 ̄;)
アクション
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間101分
- 監督ジョン・ヒューストン
- 主演ハンフリー・ボガート
-
これは47年度新國劇が上演して好評を博した北条秀司原作の戯曲によるもの「木曽の天狗」「Zの戦慄」と同じく奥田久司の企画「素浪人罷通る」の伊藤大輔が脚本を書き監督する。カメラは石本秀雄の担当。「素浪人罷通る」「木曽の天狗」の阪東妻三郎の主演で、相手役には松竹より「駒鳥夫人」「肖像」の水戸光子が出演、多摩川より三條美紀、民藝の滝沢修、ほかに三島雅夫、小杉勇、斎藤達雄らが出演する。
ネット上の声
- 盤上の駒を全て活かすのは名人監督の腕の冴
- あっぱれ三吉。だけどね、あり得ないよ。
- 天才棋士と彼の家族を描いた人情ドラマ
- 『無法松の一生』と並ぶ傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督伊藤大輔
- 主演阪東妻三郎
-
「文化果つるところ」のキャロル・リードが製作・監督した一九四八年作品で、「第三の男」と同じく、グラハム・グリーンの短篇小説を、グリーン自身が脚色した。附加台詞はレスリー・ストームとウイリアム・テンプルトン、撮影は「老兵は死なず」のジョルジュ・ペリナール、作曲は「邪魔者は殺せ」のウィリアム・オルウィンの担当。主演は「超音ジェット機」のラルフ・リチャードソン、「ガラスの城」のミシェル・モルガン、この作品のために発見された少年ボビー・ヘンリーの三人で、ソニア・ドレスデル、デニス・オディア(「艦長ホレーショ」)、ウォルター・フィッツジェラルド(「宝島」)、カレル・ステパネック、ジョーン・ヤング、ジャック・ホーキンス(「マレー・ゲリラ戦」)らが助演する。
ネット上の声
- 後半からラストが見所☆2.5
- おもしろくなかった
- いやー面白かった
- 大使官邸で起きた不運な事故に、自分勝手な大人たちの秘密、そして子どもの純粋さゆえ
サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国イギリス
- 時間94分
- 監督キャロル・リード
- 主演ラルフ・リチャードソン
-
ルイジ・デ・ラウレンティス(「シーラ山の狼」の製作者ディーノ・デ・ラウレンティスの弟)が製作を担当した一九四九年度作品で、ディーノは蔭で製作を統括した。「荒野の抱擁」のジュゼッペ・デ・サンティスの監督作品で、「荒野の抱擁」と同様彼とカルロ・リッツァーニ、ジャンニ・プッチーニの協力ストーリーから、以上三人とコルラード・アルヴァロ、カルロ・ミュッソ、イーヴォ・ペリッリが脚本を執筆している。撮影は「戦火のかなた」「荒野の抱擁」のオテロ・マルテリ、音楽はゴッフレード・ペトラッシの担当。主演は「シーラ山の狼」のヴィットリオ・ガスマン、「白い国境線」のラフ・ヴァローネ、アメリカ女優ドリス・ダウリング(失われた週末)と「シーラ山の狼」で日本に紹介されたシルヴァーナ・マンガーノが初めて大役に抜擢されて主演する。他にマリア・グラツィア・フランチャ、チッコ・リッソーネらが出演。北伊ポー河流域の水田地帯に、毎年多数の女が田植え・田草取り労働に出稼ぎする。これらモンディーナと呼ばれる女達の生態をドキュメンタリ的にとらえながらイタリア戦後派人物群のメロドラマを展開する作品で、現地ロケの効果を生かしたデ・サンティスのダイナミックな演出と、シルヴァーナ・マンガーノの魅力とで評判になった。
ネット上の声
- 最近イタリア映画にダメージをくらっているわたしに追い打ちをかけるように、こぅ様が
- シルヴァーナ・マンガーノの初主演作ということで鑑賞
- 田植え麦藁帽子がお洒落! 流石イタリア
- 目に栄養雨に叫ぶライスシャワー
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間109分
- 監督ジュゼッペ・デ・サンティス
- 主演ヴィットリオ・ガスマン
-
「煌めく銀星」の脚色者カール・タンバーグがロバート・カースンの小説より脚色し、自ら製作に当たったランパート・プロダクション作品で、「ミネソタの娘」のH・C・ポッタアが監督、「彼と人魚」のラッセル・メテイが撮影、ダニエル・アンフィシアトロフが音楽を担当した。1948年度作品。「失恋4人男」のジョーン・フォンテーン、「出獄」のジェームズ・スチュアートが主演し、エディ・アルバート、「フィラデルフィア物語」のローランド・ヤング、「風を起す女」のウィラード・パーカー、「ステート・フェア(1945)」のパーシー・キルブライド、「三十四丁目の奇跡(1947)」のポーター・ホール等が助演している。
ネット上の声
- 戦後の若干影のある「アメリカの良心」ジェームズスチュワートと、こっちは逆に陽気に
- 「運命の人じゃないとうまく行かないのよ
- ジョーン・フォンテインがキュート
- ジョーン・フォンテインがキュートで、物語もお気楽コメディで楽しくて、観ている間は
恋愛、 コメディ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督ヘンリー・C・ポッター
- 主演ジョーン・フォンテイン
-
「戦乱の花嫁」のリチャード・メイボウムが製作、「密輸空路」のジョン・フアロウが監督に当たった1948年度作品。詩人ケネス・フィアリングの小説を、探偵作家のジョナサン・ラティマーが脚色したスリラーで、撮影は「失われた週末」のジョン・サイツ、音楽は「火の海」のヴィクター・ヤング。出演者は「春の珍事」のレイ・ミランド、「海賊キッド」のチャールズ・ロートン、「星は輝く」のエルザ・ランチェスター、「ターザン紐育へ行く」のモーリン・オサリヴァン、ジョージ・マクレディ、リタ・ジョンソン、ハロルド・ヴァーミリア等である。
ネット上の声
- モノクロ・ハラハラ・ノワール良作♪
- チャーズロートンの鼻毛
- とても面白かった!
- レイミランド扮する雑誌の編集長が、殺人の疑いをかけられた謎の男である自分自身を探
サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督ジョン・ファロー
- 主演レイ・ミランド
-
「無防備都市」のロベルト・ロッセリーニが「戦火のかなた」についでベルリン・ロケした一九四八年作品。同年ロカルノ国際映画祭に入賞した。ロッセリーニ自身のオリジナル脚本から、彼とカルロ・リッツァーニ、マックス・コルペットが脚色している。撮影はロベール・ジュイヤール、音楽は「戦火のかなた」のレンツォ・ロッセリーニ。出演者はすべて無名の素人俳優で、エドムンド・メシュケの少年を中心に、エルンスト・ピットシャウ、インゲトラウト・ヒンツ、フランツ・クリューゲル、エーリッヒ・ギュネらが共演する。なお本作品はイタリア語版で、その監修にはセルジオ・アミディが当っている。
ネット上の声
- ベルリンを舞台に少年の悲劇を描いたネオレアリズモの厳しさ
- ロベルト・ロッセリーニ戦争三部作完結編!
- 敗戦直後のドイツは日本と似て非!
- 大戦終結直後のドイツ国民の現実
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間75分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演エドムント・メシュケ
-
製作は「誘惑(1948)」「女」「わが生涯のかがやける日」の小倉武志で、東宝の「酔いどれ天使」の脚本(植草圭之助と協同)及び演出をした黒澤明が脚本を書き「女」につぐ木下恵介が監督する。撮影も「女」の楠田浩之が担当する。主演は「秘密(1948)」の井川邦子、小沢栄太郎でそれに「面影」(東宝)の菅井一郎、「富士山頂(1948)」(新東宝)の三宅邦子「不死鳥」「旅裝」の佐田啓二、ニューフェイスの桂木洋子が第一回出演する。
ネット上の声
- 夏ミカンの食べ方ひとつで...。
- 安く売りに出されている家を改装の上で転売しようとする不動産屋が、出ていこうとしな
- 黒澤明が『野良犬』『酔いどれ天使』と同じテーマを木下恵介のための脚本にすればばこ
- 画家の家族を追い出すために、部屋を間借りしたすれっからしの男女が、純粋な画家一家
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督木下恵介
- 主演井川邦子
-
この演技で1948年度のアカデミー演技賞を得た「仔鹿物語」「失われた週末」のジェーン・ワイマンと「暗い鏡」でカムバックしたルー・エイヤースが主演する映画。エルマー・ハリス作の舞台劇を「愛の調べ」に協力したイルムガード・フォン・クーベとアレン・ヴィンセントが共同脚色し、「ヒューモレスク」「ディーブ・ヴァリー」等で認められた新人ジーン・ネグレスコが監督し、「黄金(1948)」のテッド・マッコードが撮影した。助演は「聖処女」「ミネソタの娘」のチャールズ・ビックフォード「パーキントン夫人」のアグネス・ムーアヘッド、新人スティーブン・マクナリー、ジャン・スターリング等。音楽は「追跡(1947)」のマックス・スタイナー作品。
ネット上の声
- ブロードウェイでヒットした舞台劇の映画化
- 昔の障がい者の現実は…
- 古めの映画だが、なかなかの良作映画でかなり面白かった
- 孤独から抜け出すために人助け
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督ジーン・ネグレスコ
- 主演ジェーン・ワイマン
-
1851年、ダンソンと相棒グルートは、テキサス北境近くでカリフォルニア行きの幌馬車隊から別れて赤い河へとやって来る。間もなく幌馬車隊がコマンチ族の襲撃を受け、恋人フェンも殺されてしまったことを知る。2人は生き残った少年マシューを連れてリオ・グランデ近くの牧草地に辿り着く。それから14年の歳月が流れ……。ホークス監督にとって初の本格的西部劇。
ネット上の声
- 最悪J・ウェインに気分を害す・・・
- モーどうにもとまらない(by牛)
- 「バウンティ号の叛乱」進化版
- 西部劇の教科書的存在です
西部劇
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間133分
- 監督ハワード・ホークス
- 主演ジョン・ウェイン
-
夫の復員を待つ妻は、子供の入院代が払えずに一度だけ身を売ってしまう。帰還して事実を知った夫は抑えられない感情を持て余す。悩み苦しむ妻が夫に突き飛ばされ階段を転げ落ちるシーンは衝撃的!いわゆる小津映画とは一線を画す傑作!
ネット上の声
- 許したいんだけど…どうしようもない…
- 田中絹代って・・・すごい☆3つ半
- 話はシンプルで分かりやすかった
- 理解できるか?昔の夫婦観・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督小津安二郎
- 主演佐野周二
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「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」と同じくプレストン・スタージェスが自作を監督した喜劇で、「幽霊と未亡人」「アンナとシャム王」のレックス・ハリソン、「荒野の決闘」「アンナとシャム王」のリンダ・ダーネル、「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「独身者と女学生」のルーディ・ヴァリー、我国には初御目見得のバーバラ・ローレンスが主演する1948年作品。撮影も「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のヴィクター・ミルナーが指揮している。助演はカート・クルーガー、ライオネル・スタンダー、エドガー・ケネディ、アラン・ブリッジその他である。
ネット上の声
- ナス・キンの【殺したいほど愛されて】の本家で、
- 笑えます。楽しいです。
- 指揮者の頭の中は…
- タランティーノがどこかで紹介していた作品で、ずっと見たかったスクリューボール・コ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督プレストン・スタージェス
- 主演レックス・ハリソン
-
特異児童研究家として著名な田村一二の原作より故伊丹万作が脚色した遺作シナリオを、稲垣浩が「壮士劇場」に次いで監督する。撮影も「壮士劇場」の宮川一夫の担当。一般より募集した少年俳優のほか、徳川夢声、杉村春子らが出演している。
ネット上の声
- 戦後教育の啓蒙として作られた児童映画の素直さと素朴さ
- 🔸Film Diary🔸
- 当時の「精神薄弱児」等に対する意識の低さを想像すれば、親の切ない気持ちはよくわか
- 学校に馴染めず転校を繰り返す精神薄弱の児童が、新しい学校で、理解のある担任と協力
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督稲垣浩
- 主演笠智衆
-
W・R・バアネットの原作から「剃刀の刄」のラマア・トロッティが脚色し製作した1948年度西部劇で、監督は「戦場(1949)」のウィリアム・ウェルマン、撮影は「荒野の決闘」のジョウ・マクドナルド、音楽はフォックスの大作を常に担当するアルフレッド・ニューマン。「頭上の敵機」のグレゴリー・ペック「熱砂の秘密」のアン・バクスター、「海の男」のリチャード・ウィドマークを中心に、ロバート・アーサー、ヘンリー・モーガン、ジョン・ラッセル、ジェイムズ・バアトンらが共演。
ネット上の声
- 銀行強盗をやらかした主人公たちが逃亡の果てにデスバレーから瀕死の状態で廃墟の町ま
- ストレッチ(グレゴリー・ペック)を頭とする強盗団は、逃亡中に砂漠を越え廃墟の町に
- 興味深い…悪人が善人になったのか、それとも、悪人は悪人なりに仁義を貫いたのか、ど
- 全体的にはそこまで好きな映画ではなかったが、クライマックスの第三者視点で見せる銃
西部劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間98分
- 監督ウィリアム・A・ウェルマン
- 主演アン・バクスター
-
社会から疎外されたカップルが、そこから逃れようとして犯罪を重ねるはめになりアウトローにおちてゆく姿を描く。製作はジョン・ハウスマン、監督はニコラス・レイで本作品が監督デビュー作にあたる。エドワード・ロビンソンの原作『私たちのような泥棒』を基にチャールズ・スクニーが脚本、レイが脚色、撮影はジョージ・E・ディスカント、音楽はリー・ハーラインが担当。出演はファーリー・グレンジャー、キャシー・オドネルほか。
ネット上の声
- 新しい波の源流
- ニコラス・レイの大傑作!
- 生きる術のない青年
- 映画の絶対美
逃亡劇、 恋愛
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間96分
- 監督ニコラス・レイ
- 主演ファーリー・グレンジャー
-
「荒野の決闘」のジョン・フォードがメリアン・C・クーパーと創立したアーゴシー・プロの第2回作品(1948)で、自ら製作・監督に当たった。ジェームズ・ワーナー・ベラの原作を「レッド・リヴァ」のフランク・S・ニュージェントが脚色、西部劇を得意とするアーチー・スタウトが撮影、「駅馬車(1939)」「果てなき航路」のリチャード・ヘイゲマンが音楽を担当した。主演は「炎の街」のジョン・ウェイン、「荒野の決闘」のヘンリー・フォンダ、「独身者と女学生」のシャーリー・テンプル、新人ジョン・エイガーで、その他「真珠」のペドロ・アルメンダリス、「果てなき航路」のウォード・ボンド、「男の敵」のヴィクター・マクラグレン、「ケンタッキー魂」のジャック・ペニック等、フォード作品常連や、アイリーン・リッチ、アンナ・リー、ディック・フォーラン、ガイ・キッビー等が助演している。
ネット上の声
- 【組織の長がヒエラルキーに拘り過ぎ、且つ思想の違う人たちを否定的に観た結果の悲劇をジョン・フォード監督が見事に喝破したそれまでの西部劇には無かった描き方をした作品。今作は現代でも通用する作品である。】
- インディアンに敬意を示すジョン・ウエインとインディアン殲滅されるヘンリー・フォンダ隊
- フォード監督はネイティブアメリカンを勧善懲悪の相手として描くばかりではなかった
- 1948年製作のようだ。NHKBSプレミアムシネマを連ドラ予約して...
西部劇
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督ジョン・フォード
- 主演ジョン・ウェイン
-
「愛情診断書」の武山政信がプロデューサーとして「富士山頂(1948)」の脚色をした八太尚之が原作、脚色を引き受け「美しき豹」の千葉泰樹が「幸福への招待」に次ぐ新東宝第二作として監督する。主演は「富士山頂(1948)」「黒馬の団七」の大河内傳次郎に「富士山頂(1948)」の藤田進、「新馬鹿時代」「美しき豹」の花井蘭子「面影」の笠智衆の配役を得た異色作品。
ネット上の声
- ああっ寿司食べたい!
- 大河内傳次郎、笠智衆、藤田進の特徴のある台詞回しの役者たちの演技のかけ合いが自分
- 庭先からひらひらと舞う蝶が室内の絵を描く瓢人先生の元へ…のオープニングからぐっと
- 生前通夜やっちゃう寿司屋の河村黎吉のことばっかり記憶に残っていたけど、笠智衆サイ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督千葉泰樹
- 主演大河内伝次郎
-
ネット上の声
- 放火魔とか元ボクシングチャンピオンとか作中人物の設定によって強引に展開される物語
- やたらと出てくる扉(最後のショットも扉だ)が素晴らしいし、照明の安定感はかなりの
- DVDのタイトルには陰がつき「閉ざされた扉の陰」となっているのだが、詩的だけでな
- とにかく扉の開け閉めが多い
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間61分
- 監督オスカー・ベティカー
- 主演ルシル・ブレマー
-
第二次大戦中、暗躍するスパイの姿を描いたサスペンス・ドラマ。監督は「国境の町」のボリス・バルネット、脚本はミハイル・ブレイマンとコンスタンティン・イサーエフとミハイル・マクリャルスキー、撮影はダニー・デムツキー、音楽はD・クレバーノフが担当。
ネット上の声
- すげ〜唐突な帰結(完全にアジトに乗り込むぞノリだったじゃん)なんだけど、冒頭の綺
- 顔も名前も覚えられないのでマジで誰が誰でどいつが信用できないのか??を把握するの
- 硬派なスパイ・サスペンスとして、やはりヒッチコックやラングら同時代の巨匠への目配
- 【詳述は、『地の塩』欄で】敢えて共産主義賛歌やドイツ軍批判には触れず、キビキビし
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国ウクライナ
- 時間93分
- 監督ボリス・バルネット
- 主演ミハイル・ロマノフ
-
ミュージカルスターのジュディ・ガーランドとフレッド・アステアが初共演を果たしたミュージカル映画。1910年代のニューヨーク。ダンサーのドン・ヒューズは自らその才能を見いだした恋人ナディーンとコンビを組んで人気を集めていたが、ナディーンは他の興行に引き抜かれ、ドンのもとを去ってしまう。自暴自棄になった彼は、酔った勢いで酒場の踊り子ハンナをスカウトする。ダンスの基本すら知らないハンナを新たな相手役に育て上げるべく四苦八苦するドンだったが、やがて、ハンナの個性をいかせば上手くいくことに気づく。名作曲家アービング・バーリンが音楽を手がけ、実際に1910年代に彼がヒットさせた曲や本作のために制作した名曲の数々をキャストたちが歌い踊る。1949年・第21回アカデミー賞で作曲賞(ミュージカル)を受賞。
ネット上の声
- タップダンスはなかなかも、音楽全体には流石に古臭さも
- 長回しでカットを入れす、踊り切る。感涙である。
- 仕事一徹アステアとスネた表情のガーランド
- 笑いの中からにじみ出てくる不世出の芸
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督チャールズ・ウォルターズ
- 主演フレッド・アステア
-
戦後はじめてわが国に紹介されるポーランド映画で、アウシュヴィッツ収容所におけるナチスの残虐行為を描くもの。監督は女性のワンダ・ヤクボフスカ、脚本はヤクボフスカとゲルダ・シュナイデルの共同である。撮影はソビエトのカメラマン、ボリス・モナスティルスキーが監修した。出演者はワンダ・バルトウナ、ユゲット・ファジェ、タチアナ・ゴレッカ、アントニア・ゴレッカ、バルバラ・ドラピニュスカ、アレクサンドラ・シュロンスカなどである。
ネット上の声
- 女流監督ならでは
- 素直に落し物を取りに行ったらダメだぞ!
- ポーランドの女性監督ヴァンダ・ヤクボフスカによる、戦後初めて日本で公開されたポー
- 終戦直後のポーランドで製作された最初期のホロコースト映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国ポーランド
- 時間109分
- 監督ワンダ・ヤクボフスカ
- 主演ワンダ・バルトヴナ
-
「ヘンリー五世(1945)」に次いでローレンス・オリヴィエが製作・監督・主演したシェイクスピア劇映画で、フィリッポ・デル・ジュウディテェが製作指揮に任じた一九四七年作品。装置と衣装は「ヘンリー五世(1945)」の衣装デザイナーのロジャー・ファースがカーメン・ディランの協力を得て担当し、撮影は「ハングリー・ヒル」のデスモンド・ディキンソン、音楽は「ヘンリー五世(1945)」と同じくウィリアム・ウォルトンが作曲し、演奏はフィルハーモニア・オーケストラである。台本編修も同様アラン・デントが受持っている。オリヴィエのハムレットを囲って「大いなる遺産」のジーン・シモンズ。シェイクスピア劇俳優のベイジル・シドニー及びノーマン・ウーランド、「双頭の鷲」の舞台に出演したアイリーン・ハーリー、「ミスター人類」の舞台にオリヴィエを助演したテレンス・モーガン、「ヘンリー五世(1945)」のフェリックス・エイルマー、ジョン・ローリー、エズモンド・ナイト及びハーコート・ウィリアムス、「逢びき」のスタンリー・ホロウェイ、その他ピーター・カッシング、アンソニー・クェイル、ラッセル・ソーンダイッ等が出演する。
ネット上の声
- シェークスピア劇のオーソリティー、ローレンス・オリビエの模範的ハムレットの演劇映画
- ハムレットの基本を知らしめる映画
- ハムレットの基本を知らしめる映画
- シェークスピア劇を極めた俳優の姿
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イギリス
- 時間153分
- 監督ローレンス・オリヴィエ
- 主演ローレンス・オリヴィエ
-
十八世紀のアべ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』を現代の物語にしたもので、監督はアンリ・ジョルジュ・クルーゾー。ラストの、射殺された恋人の死体をさかさにかついで砂漠をさまよい歩くシーンが特に有名。
ネット上の声
- ファム・ファタールを演じたセシル・オーブリーの不思議な魅力とクルーゾー監督の緊迫感ある重厚な演出
- ファム・ファタールを描いたことで有名なアベ・プレヴォ「マノン・レスコー」の原作を
- 終盤、逃亡に疲れたマノンの服がぼろぼろになっており左胸(脇とデコルテ付近)が露わ
- ハティクヴァが流れるから単純な反戦映画だと思っていた。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 主演ミシェル・オークレール
-
ネット上の声
- 父さん母さんいないけど~♪
- 佐々木監督は『荒城の月』と言い『高原の月』と言い自然を背景としたやさしいヒューマ
- 傑作中の傑作です😌修平さんがこれまた素晴らしい青年なのです
- 〖1940年代映画:ラジオ放送劇実写映画化:松竹〗
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木啓祐
- 主演佐田啓二
-
廃墟と化した戦後のベルリンを舞台に、プレイボーイなアメリカ人将校の恋のさやあてを描く。ドイツ視察に向かうアメリカ人女性議員は、ある女性からプリングル大尉への贈り物を託される。女性は大尉のガールフレンドのひとりだったが、彼は受け取るとすぐ、それを闇市でマットレスと交換する。熱をあげているドイツ人女性といちゃつくために。マレーネ・デートリッヒがナチスの歌手を演じ、音楽を担当したフレデリック・ホランダーがピアノマンとして出演している。
ネット上の声
- 大戦で破壊されたベルリンを舞台とした三角関係、魅力的悪女と魅力乏しい善人女性がコミカルに描かれる
- 「ニノチカ」の二番煎じ、だが
- ワイルダー監督
- 隠れた名作
恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演ジーン・アーサー
-
ギャングのジョーは組織によってわなにはめられ、強盗の罪を1人で背負い投獄された。彼は愛人・パットの手助けで脱獄を果たし、約束の分け前5万ドルをギャングに要求しようとする。しかし、組織のボス・リックはそれを事前に知り、刺客を送り込む。
ネット上の声
- 監督アンソニー・マン×撮影ジョン・オルトンのフィルム・ノワール第二弾
- めちゃくちゃよく出来てるノワールだが、ファムファタルでない女性視点で語られるので
- 囚人ジョー(デニス・オキーフ)は愛人パット(クレア・トレヴァー)の助けで脱獄する
- 妻殺しの男が転がり込んできたシーンの縦構図の凄まじいショット、港町の霧、火事の中
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間79分
- 監督アンソニー・マン
- 主演デニス・オキーフ
-
ネット上の声
- 電話越しに聞こえる「カチッ」の音、闇に光る拳銃、ラストの岩場などなどにテンション
- 悪辣なマフィアに協力しているものの家族に害が及ぶことを知り刃を向ける弁護士という
- 大傑作『ボディ・アンド・ソウル』の脚本を担当したエイブラハム・ポロンスキーと、同
- いきなりぽつんといる主人公を映すショットや階段を降りたその場所の妙な隔絶感
ヒューマンドラマ、 サスペンス、 アクション
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間78分
- 監督エイブラハム・ポロンスキー
- 主演ジョン・ガーフィールド
-
「真紅の街」「窓の女」などスリラー製作プロの観あるダイアナ・プロダクションの作品で、ウォルター・ウェンジャー製作、フリッツ・ラング監督、ジョーン・ベネット主演に成ること右記2映画と同様である。原作はルーファス・キングの探偵小説で、シルヴィア・リチャーズが脚色している。撮影は「肉体と幻想」のスタンリー・コルテス、音楽は「失われた週末」「赤い家」のミクロス・ローザが作曲した1948年度作品。主演し1人は「捕われた心」の英国俳優マイケル・レッドグレイヴで「聖処女」「追憶(1941)」のアン・リヴェア「凡て此世も天国も」のバーバラ・オニール、ナタリー・シェーファー等が助演する。
ネット上の声
- フリッツ・ラングにハズレ無し!ということで安心安全安定の作品を鑑賞
- 【誰でも心に闇の扉を隠し持っている】
- 扉にあるのは「希望」か「絶望」か
- 勢いで結婚してはいけない
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間98分
- 監督フリッツ・ラング
- 主演ジョーン・ベネット
-
「静かなる男」と同じくジョン・フォードとメリアン・C・クーパーが主宰するアーゴシイ・プロ製作の1949年作品。すでに3回映画化されているピーター・B・カインの原作を、「黄色いリボン」のローレンス・ストーリングスと「静かなる男」のフランク・S・ニュージェントが脚色し、「栄光何するものぞ」のジョン・フォードが監督したテクニカラー作品。撮影は「静かなる男」のウィントン・ホック、音楽は「黄色いリボン」のリチャード・ヘイゲマンの担当。主演は「静かなる男」のジョン・ウェイン、「アパッチ砦」のペドロ・アルメンダリス、「黄色いリボン」のハリー・ケイリー・ジュニア(初出演)の3人で、「静かなる男」のワード・ボンド、「リオ・グランデの砦」のベン・ジョンソン、「アパッチ砦」のメイ・マーシュ、「静かなる男」のミルドレッド・ナットウィック、ジェーン・ダーウェルらが助演する。
ネット上の声
- 西部劇の装いでジョン・ウエイン主演の清教徒的使命達成劇
- クリスマスにレビューすればよかったかな?
- 名コンビのヒューマンドラマ
- ジョン・ウェインと赤ん坊。
クリスマス、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ジョン・フォード
- 主演ジョン・ウェイン
-
五所平之助の原案を「今宵妻となりぬ」の館岡謙之助が脚本を書き「今ひとたびの」の五所平之助が久々のメガフォンをとる。キャメラは「四つの恋の物語(1947)」第二話「別れも愉し」以来の木塚誠一。「地下街二十四時間」の浜田百合子「今ひとたびの」の龍崎一郎が主演する他「おスミの持参金」に引き続く若山セツコ、菅井一郎が共演し松竹の笠智衆が出演する。
ネット上の声
- ブルジョア夫婦の邸宅に招かれた男やもめ龍崎一郎が、亡くした妻と生き写しの浜田百合
- 【詳述は、『今ひとたびの』欄で】映画としての、整い⋅華麗さを壊してまでの、隠せな
- 龍崎一郎に迫られた浜田百合子が必死の表情で「私は幸福、幸福なんです」と叫び、鏡を
- 感情をセリフに頼らず、波で表現したり、祭囃子を感情の対位法で用いるなど、五所は非
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督五所平之助
- 主演菅井一郎
-
原作は島崎藤村の小説である。この映画化は一昨年東宝で企画され、阿部豊演出、高峰秀子、池部良主演でロケーションまで行われたが、争議のため製作を中止した。今回当時の製作者筈見恒夫のあっせんにより、松竹京都が同企画をとりあげることになった。「武装警官隊」「一寸法師(1948)」の小倉浩一郎が製作を担当「大曽根家の朝」「女優(1947)」「夜の女たち」等の久板栄二郎の脚本をそのまま使用、監督は「大曽根家の朝」「女」「肖像」の木下恵介が、松竹の東西一元化による演出家交流の第一陣として、とくに大船から京都へ出張する。カメラは同様大船の楠田浩之。主演は前回の池部良(東宝)と松竹少女歌劇出身で「肖像」にデビューした桂木洋子。その他民芸より「安城家の舞踏会」「わが生涯のかがやける日」の滝沢修、清水将夫、永田靖、宇野重吉それに「白い野獣」の北林谷栄、俳優座より「肖像」の小沢栄太郎「颱風圏の女」の東野英治郎「肖像」の東山千栄子、村瀬幸子、それに「女性の勝利」の松本克平が賛助出演、薄田研二も出演する。
ネット上の声
- イケメン全開の良様
- 部落問題どころかあらゆる差別があり、臭いものには蓋をしてしまう国民性なのは今も変
- 日本がこんなんだったことにあたりまえに腹立たしく思える現代に生まれることができて
- 差別は自然発生でなく、意図的に生み出されるものであり、現在も標的を変えながら繰り
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木下恵介
- 主演池部良
-
「らせん階段(1946)」「暗い鏡」のロバート・シオドマクが監督した映画で、「荒野の決闘」のヴィクター・マチュアと「出獄」「旋風大尉」のリチャード・コンテが主演するソル・C・シーゲル製作の1949年作品である。原作はヘンリー・エドワード・ヘルセス作のスリラー小説で、「影なき殺人」のリチャード・マーフィーが脚本を執筆した。撮影は新人のロイド・エイハーンの指揮である。助演者は新人フレッド・クラーク、「二重生活」のシェリー・ウィンタース、「出獄」のベティー・ガード、「暴力行為」「鉄のカーテン」のベリー・クローガー、新人デブラ・パジェット、ホープ・エマーソン、子役トミー・クック等である。
ネット上の声
- 名匠ロバート・シオドマク監督による、硬派な【フィルム・ノワール】
- Arrivederci!
- 愛のために動く犯罪者、ロマンティックな響きに隠れがちだけどその愛とやらでどれだけ
- 常に不遜でおなじみのリチャコンが今作では不遜を通り越して何か禍々しい殺気を放って
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督ロバート・シオドマク
- 主演リチャード・コンテ
-
「情炎(1947)」「女優(1947)」の原作者久板栄二郎の『女性祭』(日本小説所載)を依田義賢が脚色し「女優須磨子の恋」につぐ溝口健二の監督で、カメラは杉山公平。主演は「女優須磨子の恋」「不死鳥」の田中絹代、銀幕を引退していた高杉早苗が数年振りで特別出演する外、東童の角田富江の映画初出演、それに宮本民平、槙芙佐子らが助演する。
ネット上の声
- 敗戦後の大阪を舞台に、女性たちの地獄絵のような姿を冷淡に生々しく描く溝口健二監督
- いろいろ意見はあるだろうけども、やっぱり好き好んで身体を売る女はいないと思う
- 戦後社会の罪と、溝口監督の罪の意識
- テーマのしっかりした作品☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
-
病弱な少年は夢を見る。中国の少年皇帝は、ある日西洋人に見せられた中国見聞記にあった鶯に興味を持ち、手に入れる。最初は鶯の歌に聞き惚れていたが、鶯のオルゴールを手に入れると本物はお払い箱にしてしまう……。夢のパートを人形アニメ、現実のパートを実写で描いている。
ネット上の声
- ブサカワ人形
- チェコアニメ 小さい頃に見たらトラウマになりそうな不気味さがある.. でもかわい
- 現実を実写、夢世界を人形で描いてるけど同質で同列の幻想が交錯してて良い
- イジー・トルンカはけっこう観たと思ってたが、これは初見
アニメ
- 製作年1948年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間73分
- 監督イジー・トルンカ
- 主演ヤロミール・ソボトア
-
教師の苦闘物語。監督はジャン・ポール・ル・シャノワ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督ジャン=ポール・ル・シャノワ
- 主演ベルナール・ブリエ
-
フレセリック・ハヅリット・プレナン及びジャック・マック・エドワード両氏合作の原作を「輝く天国」「離婚結婚」のジェームズ・ティンリング氏が監督した全発声の歌舞曲映画で、俳優には「サモアの花」「モダン出世鏡」のロイス・モーラン嬢、「化物行進曲」のヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ嬢、「青空」のウィリアム・オーラモンド氏、デーヴィット・パーシー氏、エリザベス・パタスン嬢、デューク・モリソン氏等が出演している。キャメラは「極北恋の滑走」「紅の踊」のチャールズ・パーシー氏担当。
ネット上の声
- ブルー・ムーン♪◎
- ロジャース&ハート
- ショーがたっぷりで楽しいはずなのに…例え演技であっても、うつ状態の人を見るのはき
- サウンドオブミュージックなど今でも愛されるミュージカルナンバーを生み出したリチャ
伝記、 ミュージカル
- 製作年1948年
- 製作国アメリカ
- 時間119分
- 監督ノーマン・タウログ
- 主演ミッキー・ルーニー
-
ワインガルトナー賞邦人最初の獲得者早坂文雄の交響曲「虹」完成を機会に、それを主題として製作される。脚本は「天の夕顔」「わが街は緑なり」「生きている画像」の八田尚之。監督は「富士山頂(1948)」につぐ佐伯清。カメラは「天の夕顔」の小原譲治で、音楽は早坂文雄が担当。主演は「三百六十五夜(1948)」の高峰秀子と上原謙、それに「四人目の淑女」の宇野重吉、「生きている画像」の田中春男、「たそがれの密会」「殺すが如く」の若原雅夫、「わが街は緑なり」の三村秀子、「花ひらく(1948)」の水原久美子らが出演する。
ネット上の声
- 『虹を抱く処女』(1948) 音楽は早坂文雄で結核に病む彼をモデルにしたと思われ
- ちょいと演出や、映像表現の端々に
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督佐伯清
- 主演高峰秀子
-
「肉体の悪魔」「パルムの僧院」のジェラール・フィリップが主演を務めたミステリードラマ。
雨の降り続く海辺の町を舞台に、過去を見つめ苦悩する青年の姿を描く。海岸の寂れたホテルに、謎めいた青年ピエールがやって来る。シーズンオフのホテルにはわずかな客しかおらず、孤児院育ちの女中マルトと少年が働いていた。マルトはピエールに興味を抱き、次第に心を通わせていく。その一方で、ピエールはホテルの女性客と親しくなっていく少年のことを気にかけ、何かと話しかける。そんな中、ホテルの女主人がある女性歌手のレコードをかけると、ピエールは激しい拒絶反応を見せる。その出来事により、マルトはピエールが以前このホテルで働いていたことを知る。
「デデという娼婦」のイブ・アレグレが監督、ジャック・シギュールが脚本を手がけ、後に「ローマの休日」「ベルリン・天使の詩」といった名作に携わるアンリ・アルカンが撮影を担当。
ネット上の声
- 社会派ミステリー
- ストーリーは意外に意外だった
- 雨中の浜辺に佇む人は…
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督イヴ・アレグレ
- 主演ジェラール・フィリップ
-
ネット上の声
- マキノ家秘蔵のフィルムでしか現存していないという作品をようやく国立映画アーカイブ
- この類の映画を普段観ないので、いろんな発見があって感動もあったし、楽しめた感覚も
- 長谷川さん轟さんで1曲披露した後の展開凄まじいしアチャコさんの友情の厚さもホロリ
- 最初のショットの十字架がヒッチコックの『私は告白する』を思い出させた
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督マキノ正博
- 主演長谷川一夫
-
プーシキンの名高い短編小説の映画化で、「誘惑の港」のロドニー・アクランドがアーサー・ボイスと協力脚色し、英国映画界中堅的地位にあるソロルド・ディッキンソンが監督に当り、「誘惑の港」と同じくオットー・ヘラーが撮影に当り、「乱闘街」のジョルジュ・オーリックが作曲したアナトール・デ・グルンワルト作品である。主演者は「赤い靴」のアントン・ウォルブルックと、映画初出演の八十歳の舞台女優エディス・エヴァンスで、同じく映画初出演の舞台女優イヴォンヌ・ミッチェル、「僞れる結婚」のロナルド・ハワード、メアリー・ジェロルド、アンソニー・ドーソン、ポーリン・テナント等が助演する。なおエヴァンス、テナント両嬢のコスチュームとセットは著名なデザイナーのオリヴァー・メッセルがデザインした。
ネット上の声
- なんとしても金持ちになりたい節約マン
- 老伯爵夫人の顔が怖い! 野心家の士官の無謀な「賭け」を描く、プーシキン原作の幻想譚
- ピカレスクロマンとオカルトが渾然一体と化した、冷酷なサクセスストーリーがひたすら
- いかにもイギリス映画って風情の固さだが、イーディス・エヴァンスが死んでからのテン
サスペンス
- 製作年1948年
- 製作国イギリス
- 時間96分
- 監督ソロルド・ディキンソン
- 主演アントン・ウォルブルック