- 製作
- 1948年 日本
- 時間
- 73分
- 監督
- 溝口健二
- 出演
- 田中絹代高杉早苗角田富江
- 種類
- ヒューマンドラマ
【終戦直後の大阪、絶望の淵で生きるために体を売る女たち。社会の闇に翻弄される魂の叫び。】
舞台は1946年、敗戦で焼け野原となった大阪。戦争で夫と子を失った房子は、生きるため、そして同じ境遇の妹を支えるため、進駐軍相手の街娼「パンパン」となることを決意。しかし、夜の街は病気、暴力、そして警察による「狩り込み」が横行する過酷な世界。プライドを捨て、体を売る日々に心はすり減っていく。そんな中、かつての恋人との再会が、彼女を更なる苦悩へと突き落とす。絶望的な状況下で、女たちは時に反目し、時に連帯しながら、ささやかな希望を求めてもがく。彼女たちがたどり着く未来とは。