- 製作
- 1948年 日本
- 時間
- 94分
- 監督
- 伊藤大輔
- 出演
- 阪東妻三郎水戸光子三條美紀
- 種類
- ヒューマンドラマ
【将棋に全てを捧げた男、坂田三吉。貧困と無学に喘ぎながらも、ただひたすらに「王将」を目指す、不屈の魂を描く人間ドラマ。】
明治時代の大阪。貧しい下駄職人でありながら、将棋にかけては天賦の才を持つ男、坂田三吉。学も品もないが、盤上での勝負にかける情熱は誰にも負けない。彼の才能を見出した妻・小春の献身的な支えを受け、彼はプロの棋士として名人・関根金次郎に挑むことを決意。しかし、彼の前には「素人」と見下す棋界の壁と、生活の困窮が立ちはだかる。家族との絆と将棋への愛の間で揺れ動きながらも、ただ一手、最善の一手を求め続ける三吉。その執念が、やがて伝説の一局を生み出す。