- 製作
- 1948年 フランス
- 時間
- 87分
- 監督
- イヴ・アレグレ
- 出演
- ジェラール・フィリップジャン・セルヴェマドレーヌ・ロバンソン
- 種類
- ヒューマンドラマ
「肉体の悪魔」「パルムの僧院」のジェラール・フィリップが主演を務めたミステリードラマ。
雨の降り続く海辺の町を舞台に、過去を見つめ苦悩する青年の姿を描く。海岸の寂れたホテルに、謎めいた青年ピエールがやって来る。シーズンオフのホテルにはわずかな客しかおらず、孤児院育ちの女中マルトと少年が働いていた。マルトはピエールに興味を抱き、次第に心を通わせていく。その一方で、ピエールはホテルの女性客と親しくなっていく少年のことを気にかけ、何かと話しかける。そんな中、ホテルの女主人がある女性歌手のレコードをかけると、ピエールは激しい拒絶反応を見せる。その出来事により、マルトはピエールが以前このホテルで働いていたことを知る。
「デデという娼婦」のイブ・アレグレが監督、ジャック・シギュールが脚本を手がけ、後に「ローマの休日」「ベルリン・天使の詩」といった名作に携わるアンリ・アルカンが撮影を担当。