全50作品。1950年代のヒューマンドラマ映画ランキング
評価:S4.34
名優・尾上菊之助の悲恋を描いた溝口健二監督の名作。五代目・尾上菊五郎の養子である菊之助は、上滑りな人気に思い上がっていた。そんな彼の芸の拙さを指摘した弟の若い乳母・お徳に、彼は愛情を抱き始めるが…。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 溝口名作に冴え渡る伝家の宝刀
- 日本女性の色香が匂い立つ
- 昔の時代の悲哀・・・
- 森赫子よ、永遠なれ。
製作年:1939
製作国:日本
監督:溝口健二
主演:花柳章太郎
1
評価:S4.26
メキシコ時代のブニュエルが綴る、労働者とブルジョワ間の緊張関係を鋭くえぐったメロドラマ。地主の用心棒であるペドロは、主人の命令で小作人を殺してしまう。しかし小作人の娘はそんな事実を知らぬまま、仇であるペドロに淡い恋心を抱いていく…。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 「女」を知らなかった男の結末
- 巨大な才能
- メキシコ時代のブニュエルは面白いぞ
製作年:1952
製作国:メキシコ
監督:ルイス・ブニュエル
主演:ペドロ・アルメンダリス
2
評価:S4.22
英国アカデミー賞(1961年・作品賞)戦場で思わぬ手柄をたてた兵士が、6日間の休暇を貰った。彼はその休暇を利用して、往復だけで4日間もかかる、母の待つ故郷へ帰ろうとする。しかし、旅の途中、困っている人を見ると捨てておけない彼は、貴重な時間を割いて人助けをしてしまう……。善良な青年の描写を通して反戦テーマを打ち出した作品。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 二度しか見ていないのでDVDがほしい映画
- 淡い恋がまぶしい、そのぶん切ない映画
- この空のどこか下で、母は待つ
- 雪解け期の奇跡的な作品
製作年:1959
製作国:ソ連
監督:グリゴーリ・チュフライ
主演:ウラジミール・イワショフ
3
-
評価:S4.10
モンマルトルを舞台に、そこに棲息する賭博師たちの姿を描くノワール映画。製作はフロランス・メルヴィル、監督・脚本・脚色はジャン・ピエール・メルヴィル、共同脚色と台詞はオーギュスト・ル・ブルトン、撮影はアンリ・ドカエ、音楽はエディ・バークレーとジャン・ボワイエが担当。出演はイザベル・コーレイ、ロジェ・デュシェーヌほか。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ギャンブルのツキはいつ来るかわからない!
- ノワールに哀愁と疲弊の詩情が加わった逸品
- 皮肉なラスト映画のベスト10に入るかも
- 賭博師ボブ、一世一代の大勝負
製作年:1955
製作国:フランス
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
主演:イザベル・コーレイ
4
評価:S4.10
「三つの愛」の小林正樹が木下恵介の妹楠田芳子の脚本によって監督する。「荒城の月(1954)」の松山善太が潤色し、「えくぼ人生」の森田俊保が撮影に当る。出演者は、「真実の愛情を求めて 何処へ」の佐田啓二、「二十四の瞳(1954)」の高峰秀子、「悪の愉しさ」の久我美子、「君に誓いし」の石浜朗、小林トシ子のほか、田浦正巳、大木実、日守新一、浦辺粂子、三好栄子など。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 私的には、パーフェクトな作品!!この作品には、理想とする夫婦象がち...
- 昔の酒屋さんは御用聞きに来てくれてたな~
- こんなにいいとは!珠玉作です。
- 川崎より愛をこめて。
製作年:1954
製作国:日本
監督:小林正樹
主演:佐田啓二
5
評価:A4.08
アカデミー賞(1959年・主演女優賞) ある日、カルフォルニア州バーバンクで独り身の老婦人が殺された。2ヵ月後、札付きの前科者エメットとジャックが逮捕される。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- スーザン・ヘイワードの熱演
- 最後は観てられないです
- 最後まで冤罪を訴えた女
- 真実の闇減らず口の瞳
製作年:1958
製作国:アメリカ
監督:ロバート・ワイズ
主演:スーザン・ヘイワード
6
評価:A4.08
ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 運命の女が《幸運》をもたらすとは限らない
- ユトリロ+アンリ・ルソー風の絵だなあ~
- F・ラング、米国時代の傑作ノワール
- 悪女ぶり、そして人生とは
製作年:1945
製作国:アメリカ
監督:フリッツ・ラング
主演:エドワード・G・ロビンソン
7
評価:A4.05
既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。ヒューマンドラマ、サスペンス、裁判・法廷
ネット上の声
- 日本で陪審員制度導入するならまずこれ見て
- 今さらながら、高評価だったので私も
- ディスカッション劇の古典的傑作。
- 本当に凄い作品を観てしまった!
製作年:1957
製作国:アメリカ
監督:シドニー・ルメット
主演:ヘンリー・フォンダ
8
評価:A4.05
誤診の末、手遅れになったため妻を亡くした男の医者に対する復讐劇を、緊迫感あふれる映像で描いたドラマ。シリアの砂漠地帯を背景に、男と医者との追討をスリリングに紡ぎ出しながらも、人間対人間の闘いが異常とも思える緊張の中で綴られていく。「裁きは終りぬ」などで人間の内面を独自の視点でえぐり出した弁護士出身の映画作家、A・カイヤットらしい描写が随所に見られる。ラストシーン近く、不毛の砂漠での、男と医者、二人の生命を賭した相手の本心の探り合いが強烈な印象を残す。ヒューマンドラマ、サスペンス、トラウマになる
ネット上の声
- 小学生時代にテレビで観たトラウマ映画
- こんな復讐劇は見たことない
- 折りにつけ思い出す映画。
- 砂漠の恐ろしさでは?1!
製作年:1957
製作国:フランス/イタリア
監督:アンドレ・カイヤット
主演:クルト・ユルゲンス
9
評価:A4.04
元プロ野球スカウトマンの小野稔による小説を映画化した、小林正樹監督の出世作。ドラフト制度がなかった時代、大学野球の花形選手と彼を育てたヒモのような男、選手買い占めに奔走するスカウトたちの駆け引きを描く。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 面白い題材
- 初期の小林正樹は面白い
- この作品買います
製作年:1956
製作国:日本
監督:小林正樹
主演:佐田啓二
10
評価:A4.04
ゴールデングローブ賞(1959年・外国語映画賞)「最後の橋」「牝猫」等で俳優として活躍していたベルンハルト・ヴィッキが、監督に転じての長編劇映画第一作。マンフレッド・グレゴールの原作をミハエル・マンスフェルトとカール・ヴィルヘルム・フィフィアが共同で脚色、撮影はゲルト・フォン・ボニン。音楽はハンス・マルティン・マイエフスキー。出演するのはフォルカー・ボーネットをはじめとする無名の人達。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ドイツ市民に親しみを感じさせる「記録」
- 戦う理由がそこには無かった
- 地域限定型戦争映画の雄
- 紙一重の遊び場と戦場
製作年:1959
製作国:西ドイツ
監督:ベルンハルト・ヴィッキ
主演:フォルカー・ボーネット
11
評価:A4.04
43年、ナチス・ドイツ支配下にあった故国でカール・ドライヤーが製作した作品。強く惹かれ合うアンヌとマーティンだったが、やがて二人を悲劇を襲う……。魔女狩りが横行する中世ノルウェーを舞台にナチズムへの抵抗と告発を企図。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ネタバレとはいえ読んでも影響はないと思う
- bsのおかげでやっと見れた
- 共同体規範の圧倒的な力
- “魔女”の本質は...。
製作年:1943
製作国:デンマーク
監督:カール・テオドール・ドライエル
主演:トルキル・ロース
12
評価:A4.02
ゴールデングローブ賞(1955年・外国語映画賞)巨匠カール・ドライヤー監督の『傑作選』から単品リリース。精神に異常をきたした次男、宗派の異なる娘と結婚する三男。裕福な農家ボーエン家の問題を描きながら、信仰の本質を問い詰めた作品。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 宗教は嫌いだが、“奇跡”は嫌いじゃない
- 「奇跡」という言葉を考えさせられる
- クリスチャンの心象風景
- 胸に響く映画
製作年:1954
製作国:ベルギー/デンマーク
監督:カール・テオドール・ドライエル
主演:ヘンリク・マルベルイ
13
評価:A4.01
ゴールデングローブ賞(1954年・外国語映画賞)名匠・木下惠介監督が、高峰秀子を主演に描いた永遠の名作。瀬戸内海の小豆島の小学校で、12人の生徒たちを教えることになった大石先生。しかし、貧しい村の子供たちは希望通りに進学できず、やがて戦争の波に飲まれていく。ヒューマンドラマ、小学校
ネット上の声
- リマスター2007年の上映観て来ました。
- 日本版サウンド・オブ・ミュージックだね!
- 生徒の純粋な思慕、先生の深い情愛に涙する
- NO.45「に」のつく元気になった邦画
製作年:1954
製作国:日本
監督:木下恵介
主演:高峰秀子
14
評価:A4.01
ロシアの青年のもとに召集令状が届いた。彼は最愛の恋人を残して、戦線に出征し戦死する。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ヴェロニカの心を描くモノクロ撮影美
- 鶴にはじまり鶴に終わる
- 戦争と貞操
- せつないラブストーリー
製作年:1957
製作国:ソ連
監督:ミハイル・カラトーゾフ
主演:タチアナ・サモイロワ
15
評価:A4.01
第一次大戦中にドイツ兵を殺した過去を持つフランス軍の兵士。心に重荷を負った彼は、終戦後に相手の故郷を訪ねる。当然ドイツ人一家に冷たくされるが、やがてその関係が変化して……。エルンスト・ルビッチ監督の感動ドラマ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ルビッチ・タッチは、喜劇だけにあらず
- 殺した男になること、そして音楽
- たった一つの命の尊さ
- ごまかせないこと
製作年:1932
製作国:アメリカ
監督:エルンスト・ルビッチ
主演:フィリップス・ホームズ
16
評価:A3.99
インドのベンガル地方、貧困に苦しむある家族の物語。父親が出稼ぎに出ている間に彼の娘が死んでしまう。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- サタジット・レイが描く“インド”
- 伯母さんと姉の死・・・
- 輪廻転生
- レイの力
製作年:1955
製作国:インド
監督:サタジット・レイ
主演:サビル・バナルジー
17
評価:A3.99
ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 愛について inポルトガル
- 愛と言う名のサスペンス
- ファドに惹かれて
- 劇中のファドは一見の価値ありです
製作年:1954
製作国:フランス
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
主演:フランソワーズ・アルヌール
18
評価:A3.99
徳田秋声の日本自然主義文学を代表する同名小説を元に、水木洋子が脚色し成瀬巳喜男が監督した文芸ドラマ。近代日本で懸命に生きる女性の波瀾万丈の人生を綴る。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- エネルギッシュな主人公が大きな魅力
- ほんと「あらくれ」てます
- 高峰秀子
- 働き者で気が強く頭がいい女、但し男運なし
製作年:1957
製作国:日本
監督:成瀬巳喜男
主演:高峰秀子
19
評価:A3.98
アカデミー賞(1960年・11部門) ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費を投じて描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- まさに伝説となった映画
- 長いので2時間半経ってから観るとよいかも
- 映画的にワクワクするシーンが詰まってる
- イエスが生まれて死ぬまでの別の人の人生
製作年:1959
製作国:アメリカ
監督:ウィリアム・ワイラー
主演:チャールトン・ヘストン
20
評価:A3.98
故岸田国士の戯曲『紙風船』『驟雨』『ぶらんこ』『屋上の庭園』『隣の花』『犬は鎖につなぐべからず』『かんしゃく玉』等から「ここに泉あり」の水木洋子が脚色し、「くちづけ(1955)」第三話の成瀬巳喜男が監督、「朝霧(1955)」の玉井正夫が撮影を担当した。主なる出演者は「花ひらく(1955)」の佐野周二、「美しき母」の原節子、「あばれ行燈」の香川京子、「花嫁会議」の小林桂樹、「生きものの記録」の根岸明美、「くちづけ(1955)」第三話の伊豆肇など。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- なんてことない日常なのにひき込まれる
- 夫婦間の齟齬を描かせたらピカイチ
- なんてことはない夫婦の断面
- 変更されたラストシーン
製作年:1956
製作国:日本
監督:成瀬巳喜男
主演:佐野周二
21
評価:A3.98
日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 自分が育てた子供より、いわば他人のあんたの方が。。。
- 仕方がないこと
- 笑顔泥棒
- ・子が大人になってからの家族としては普通だけど、スクリーンで観ると...
製作年:1953
製作国:日本
監督:小津安二郎
主演:笠智衆
22
評価:A3.97
岩下俊作の原作から故伊丹万作と稲垣浩が脚色、「柳生武芸帳 双龍秘劔」の稲垣浩が再び監督する往年の名作の再映画化。撮影は「遥かなる男」の山田一夫が担当した。「柳生武芸帳 双龍秘劔」の三船敏郎、「張込み」の高峰秀子という顔合せに、芥川比呂志、笠智衆、宮口精二、多々良純、有島一郎などが出演。色彩はアグファカラー。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 男、富島松五郎・・・
- こんな男を許容する時代の雰囲気
- 松五郎の人生は「魂の崇高さ」を伝える
- たとえそれが人生の終わりでも
23
評価:A3.96
一人の男が強迫観念に捕われ、異常になっていく様を描く。製作はオスカル・ダンシヘルス、監督は「乱暴者」のルイス・ブニュエルで、メルセデス・ピントの原作をブニュエルとルイス・アルコリサが共同で脚色。撮影はガブリエル・フィゲロア、美術はエドワード・フィッツジェラルドとパブロ・ガルヴァン、編集はカルロス・サヴァヘ、音楽はルイス・ヘルナンデス・ブレトンがそれぞれ担当。出演はアルトゥーロ・デ・コルドヴァほか。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 最も狂っておらず、最も狂った作品
- 男が発狂するまでの「代理」
- 愛は狂気へと変貌を遂げる
- 女の足とパラノイア
製作年:1952
製作国:メキシコ
監督:ルイス・ブニュエル
主演:アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
24
評価:A3.96
シュールレアリスト、ルイス・ブニュエル監督のメキシコ時代の喜劇。死期の迫った母に頼まれ、公証人を呼びに行くことになった優しい3男。だが乗り込んだバスに次々トラブルが起こり、なかなか峠を越えられず……。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ブニュルのバスロードムービー
- ぶらり途中下車しまくりの旅
- 娘が
- 気づかない自分の欲望を奪われること
製作年:1951
製作国:メキシコ
監督:ルイス・ブニュエル
主演:リリア・プラド
25
評価:A3.96
ゴールデングローブ賞(1946年・監督賞) 主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。ヒューマンドラマ、クリスマス、冬に見たくなる
ネット上の声
- 古き良き時代の典型的なアメリカ映画の代表作の一つ
- 情けは人の為ならず
- 70年前の優作映画
- ブラボー!
製作年:1946
製作国:アメリカ
監督:フランク・キャプラ
主演:ジェームズ・スチュワート
26
評価:A3.96
強烈な映像で当時のメキシコを鋭くえぐった巨匠、ルイス・ブニュエルの中期を代表する作品。感化院を脱走しスラム街に戻った少年が、仲間を連ねて悪行の限りを尽くしやがて破滅していく姿を描く。カンヌ国際映画祭監督賞受賞作品。
※全編モノクロです。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 腐ったリンゴが他のリンゴも腐らせる
- 「時計じかけのオレンジ」よりも強烈
- これを見ればブニュエルが分かる
- 決して忘れてはいけない
製作年:1950
製作国:メキシコ
監督:ルイス・ブニュエル
主演:ロベルト・コボ
27
評価:A3.95
ジャズ・プレイヤー、レッド・ニコルズの半生を描いた伝記的作品。娘の小児麻痺で一度はジャズを捨てた彼が、再びカムバックするまでを感動的に描く。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ダニー・ケイの魅力 ジャズの心地よさ
- 神様と稀代のエンターテイナー
- 音楽も含めて胸にグッと来る。
- もうダメ
製作年:1959
製作国:アメリカ
監督:メルヴィル・シェイヴルソン
主演:ダニー・ケイ
28
評価:A3.94
イタリアの水田地帯にギャングの男女が逃げ込んだ。二人は出稼ぎ農婦の群れに姿を隠すが、そこで一人の女性と出会う。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- シルバーナ・マンガーノ
- 戦後イタリアの“苦味”
- イタリアの稲作女子。
- 目からハムでした。
製作年:1948
製作国:イタリア
監督:ジュゼッペ・デ・サンティス
主演:ヴィットリオ・ガスマン
29
評価:A3.93
アカデミー賞(1958年・外国語映画賞)カビリアはローマの夜の女。人のよい彼女は何度も男にだまされて泣きをみるが、人を信じて疑わない無垢な魂をもっていた。夜ごと男たちに拾われ、ある時は有名な映画スターに会ったり、ある時は教会で敬虔な気持ちに襲われたり。そんなある日、彼女の前にオスカルという青年が現れる。カビリアはオスカルに夢中になり彼から結婚を申し込まれると、家を売り払ってすべてを金に替えてしまう。だがオスカルもこれまでの男と同じだった。泣きくずれるカビリア。それでもその泣き顔にいつしか微笑みが戻ってくる。無垢な魂の遍歴を優しく描いたペーソスの漂う名作。マシーナの演技が素晴らしい。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 少しフェリーニのこと判ったような気がした
- 表情豊かなヒロインが魅力の☆3つ
- えらいぞ!愛らしいカビリア
- がんばれ!おばちゃん。
製作年:1957
製作国:イタリア
監督:フェデリコ・フェリーニ
主演:ジュリエッタ・マシーナ
30
評価:A3.93
北イタリアに住むアルドとイルマの二人は正式な夫婦ではなかったが、アルドは彼女との生活に満足していた。そんなある日、イルマが別れ話を口にする……。荒涼たるポー河流域を心象風景に、愛を求めてさまよう人間の孤独な姿を描いた“愛と不毛“のドラマ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- アントニオーニの訃報に哀悼の意を捧げる
- 1番癖が無いアントニオーニ作品
- 愛を求めた“さすらい”
- 無為な問いかけ。
製作年:1957
製作国:イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
主演:スティーヴ・コクラン
31
評価:A3.93
カンヌ国際映画祭(1957年・監督賞)『ラルジャン』などのフランスの巨匠、故ロベール・ブレッソン監督による究極の脱走劇。ナチス・ドイツに抵抗するレジスタンス運動に身を投じ、収監された青年がどうにかして脱獄しようと地道な努力を重ねる姿をつぶさに見せる。ヒューマンドラマ、サスペンス
ネット上の声
- 緊迫感のある作品でした
- 余計なBGMや効果音、無駄な台詞回しも過剰な演出も無い。まるで自分...
- 地味さの中にあるリアルを追求
- 脱獄の工夫をただ描いた作品
製作年:1956
製作国:フランス
監督:ロベール・ブレッソン
主演:フランソワ・ルテリエ
32
評価:A3.92
ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 未来を見据えて今を生きる
- ヴィスコンティの凄さを痛感した作品です
- ただ前を向いて生きて行く
- 新発見のヴィスコンティ
製作年:1948
製作国:イタリア
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
主演:アントニオ・アルチディアコノ
33
評価:A3.91
「失はれた地平線」「チップスさん左様なら」のジェームズ・ヒルトン作の小説の映画化で主役は「キューリー夫人」のグリア・ガースンと「消え行く灯」のロナルド・コールマンが勤める。「大地」のクローディン・ウェストが、ジョージ・フローシェル、「紅はこべ」のアーサー・ウインベリスと協力して脚本を書き「キューリー夫人」と同じくマーヴィン・ルロイ監督、シドニー・A・フランクリン製作、ジョゼフ・ルッテンバーグ撮影のスタッフによってものにされた。助演は新人フィリップ・ドーン及びスーザン・トラヴァース、レジナルド・オーウェン、ライス・オコナーその他で、ピータースを除けば全部英国俳優のキャストである。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 我が父親のBEST1
- 泳がせて待つ
- 記憶と起源
- 古さを感じさせないラブロマンス
製作年:1942
製作国:アメリカ
監督:マーヴィン・ルロイ
主演:ロナルド・コールマン
34
評価:A3.91
時代の流れでメキシコシティのオンボロ市電が解体され、職を失ない落ち込む車掌と修理工。二人がやけ酒を飲んだ夜、オンボロ市電を勝手に走らせていると不思議な幻影に遭遇していく……。ルイス・ブニュエル監督が庶民の心をシュールに描くドラマ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 幻影は市電に乗って旅をする
- 市電の夢
- 真夜中の、路面電車…
製作年:1953
製作国:メキシコ
監督:ルイス・ブニュエル
主演:リリア・プラド
35
評価:A3.90
ゴールデン・グローブ賞(1958年) 1912年の処女航海中、氷山との衝突によって沈没した英国の豪華客船タイタニック号。このあまりにも有名な悲劇を冷徹なタッチで映画化した英映画の傑作である。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 「この世に確かなものなど、何もない」
- 事実は小説よりも奇なり
- 映像はいいです
- キャメロンの「タイタニック」より良い!
製作年:1958
製作国:イギリス
監督:ロイ・ウォード・ベイカー
主演:ケネス・モア
36
評価:A3.90
井伏鱒二の同名小説を原作に、「洲崎パラダイス 赤信号」「幕末太陽傳」の川島雄三監督が大阪の風変わりなアパート屋敷に住む住人たちの悲喜劇を描いた群像ドラマ。アパートの2階に住む与田五郎は4ヵ国語に堪能で、小説、論文、翻訳などの代作を中心によろず引き受け業を営んでいた。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- ハイテンション群像喜劇
- 余計者の逃走
- 断れない人
製作年:1959
製作国:日本
監督:川島雄三
主演:フランキー堺
37
評価:A3.90
1947年にブロードウェイで大ヒットとなり、ピューリッツァ賞を受賞したテネシー・ウィリアムズ原作の舞台劇を巨匠エリア・カザンが映画化。アメリカ南部の名家出身の娘ブランチは酒びたりで身を持ち崩し、妹ステラを頼って妹夫婦が暮らすニューオリンズの家を訪ねる。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 本当にあった「欲望」という名の路面電車!
- desire・・・
- 圧巻
- ディレクターズカットで本質がわかる!
製作年:1951
製作国:アメリカ
監督:エリア・カザン
主演:ヴィヴィアン・リー
38
評価:A3.90
ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 世間知ずで無鉄砲な娘の方がいい場合がある
- リンデンバウム・・・トラップ一家とは!
- サウンドオブミュージック見た後で
- トラップ一家物語
製作年:1956
製作国:西ドイツ
監督:ヴォルフガング・リーベンアイナー
主演:ルート・ロイヴェリーク
39
評価:A3.90
チャップリン作品の中でもっともロマンチックな作風と評価を受けるドラマ。街角で盲目の花売り娘と出会った放浪者・チャーリーは、なけなしのコインで花を買う。しかし、それをきっかけに彼女から金持ちの紳士だと誤解されるようになり…。ヒューマンドラマ、コメディ、ホームレス
ネット上の声
- チャーリの最高傑作だが惜しいところも・・
- チャップリンの全身から溢れる人間の優しさ
- 孤独の奮闘がロードムービーのようで感動的
- やっぱり どたばた>ロマンス だと思う
製作年:1931
製作国:アメリカ
監督:チャールズ・チャップリン
主演:チャールズ・チャップリン
40
評価:A3.90
「盗まれた欲情」でデビューした今村昌平の第2作。人気絶頂のフランク永井の歌にのせて、男の弱さと女の強さが浮き上がる。女房に頭の上がらない薬局の主人が、浮気に走って失敗するまでの絶望的状況を、コメディ・タッチで描く。今村流・人間悲喜劇の初期作品。DVDは「今村昌平
日活作品全集(1)」に収録。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 栄養補給に、妄想 と ビタリゲンC☆!
- ”ABC・XYZ”が口癖だそうです・・。
製作年:1958
製作国:日本
監督:今村昌平
主演:柳澤愼一
41
評価:A3.89
ゴールデングローブ賞(1959年・助演女優賞)未亡人ローラとその娘スージーはコニー・アイランドの謝肉祭で、白人の夫に捨てられた黒人女性アニーとその娘サラ・ジェーンに知り合う。お互いの身の上に同情しあい共感をおぼえた彼女たちは、ローラの家で一緒に暮らすことになる。アニーの献身的な働きぶりで家庭は明るくなり、ローラもチャンスをつかんで女優としての名声を得た。運命は好転するかに見えたが、サラ・ジェーンは母が黒人であることに苦悩し、ローラもまた女優稼業の空虚な生活に溺れていく……。ハリウッド・メロドラマの名匠D・サークの代表作の一つで、登場人物の心の動きを細やかに表現していくその演出が観る者の胸を打つ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 謝肉祭
- 人生を歩む時に必要な「幸せのものさし」
- 久々に、ラストまで一気に見れました
- 誰が見ても泣くのではないだろうか
製作年:1959
製作国:アメリカ
監督:ダグラス・サーク
主演:ラナ・ターナー
42
評価:A3.89
画家ルノワールの息子にして、『大いなる幻影』『南部の人』などで知られる名匠ジャン・ルノワールによる中編。ピクニックに出掛けた一家の平穏なひとときや、娘に訪れるつかの間の恋を見つめる。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 1936年製作
- 同じ世界観を持つ親子。DNAは侮れない。
- 古き良き映像だっだ、40分
- ヒロインの真意が私にとっては謎です。
製作年:1946
製作国:フランス
監督:ジャン・ルノワール
主演:シルヴィア・バタイユ
43
評価:A3.89
幸田文の同名小説を「めし」「浮雲」の成瀬巳喜男監督が映画化。傾きかけた芸者置屋を舞台に、時代の流れの中で変わりゆく花柳界に生きる女性たちの姿を豪華な女優陣の競演で描いた作品。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 豪華女優陣とかわいい猫❣️ 目はハートで演技も感心したりだけど、内...
- 豪華絢爛の女優陣☆3つ
- 女優達の演技合戦を観る喜びに、成瀬巳喜男の演出力を堪能する幸福感。
- いくら出演者が豪華でも話が退屈では…
製作年:1956
製作国:日本
監督:成瀬巳喜男
主演:田中絹代
44
評価:A3.88
十歳の安本末子が書きベストセラーとなった同名の日記を、今村昌平が池田一朗と脚色し映画化。昭和28年、佐賀県の小さな炭鉱で炭鉱夫が死んだ。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 貧しくも懸命に生きる兄妹、充実の脇役陣
- 必死に生きる
- 力作!☆日本版「わが谷は緑なりき」
- この頃から唐津には競艇が…
製作年:1959
製作国:日本
監督:今村昌平
主演:長門裕之
45
評価:A3.88
会津磐梯山麓の小さな町を舞台に、その町に暮らす人々をめぐる様々なエピソードを人情味たっぷりに描いた傑作。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 若き日の宍戸錠、三國連太郎 等が 出演。
- それにしても、いい警察署、いい警察官
- 「け」のつく元気になった邦画2
- ふくすま弁は 温け なぁ
製作年:1955
製作国:日本
監督:久松静児
主演:三島雅夫
46
評価:A3.88
敗戦後低迷を続けていた溝口健二が西鶴の『好色一代女』をもとに、全身全霊を打ち込んで完成させた彼の最高傑作。奈良の荒れ寺へ客にあぶれた街娼たちが集まり、グチを言いあっている。その中に厚化粧でも年は隠せないお春という女がいた。その夜、巡礼帰りの百姓たちの前に引きだされ、“こんな化け猫をおまえたちは買いたいのか“とさらし者になった彼女は、我知らず寺の羅漢堂に入っていく。居並ぶ五百羅漢を眺めやるうちに、羅漢像の一つ一つが過去の男たちに見えてくるのだった。こうして時代は一気にさかのぼり、彼女が御所づとめに出ていた13歳の時からの流転の生涯が綴られていく。様々な男たちと出会い、別れていくたびに不幸になっ…ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 江戸時代に撮ったのか!と思える映像。
- 流れに身をゆだねる女性の人生
- 昔の哀しい女性の立場・・・
- 溝口健二の映像美学。
製作年:1952
製作国:日本
監督:溝口健二
主演:田中絹代
47
評価:A3.87
「幕末太陽傳」の川島雄三監督が、東京・州崎遊郭へと繋がる橋のたもとにある飲み屋を舞台に、そこに出入りする人々の姿を決して飾ることなく、しかし温かい眼差しで描いた傑作ドラマ。両親に結婚を反対され上京してきた義治と蔦枝。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 暗さとやさしさが織り成す濃密な世界
- 川島監督のラブ赤信号パラダイス行き
- あいまいな微笑
- ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー
製作年:1956
製作国:日本
監督:川島雄三
主演:新珠三千代
48
評価:A3.87
第2次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の人生の歓びや哀しみを、ある一人の初老の鉄道機関士の姿を通して描いた感動作。50歳のクリスマスを迎えたイタリアの鉄道機関士アンドレア・マルコッチは、末っ子のサンドロから英雄のように慕われていたが、長女のジュリアと長男のマルチェロからは、その厳格さや律儀で一徹な態度から敬遠されていた。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 《午前十時》平成にも通じる家庭崩壊物語
- 平凡な家族像、今の時代に必要だ。
- これが頑固親父だ!☆一徹じゃなくて☆3つ
- とってもいい映画でした。お勧めです。
製作年:1956
製作国:イタリア
監督:ピエトロ・ジェルミ
主演:ピエトロ・ジェルミ
49
評価:A3.86
ブルーリボン賞(1953年・作品賞)企画は「大学の小天狗」の根岸省三、林芙美子の原作から「めし」「紅扇」の田中澄江が脚色し、「おかあさん」に次いで成瀬巳喜男の監督したもの。撮影は「呼子星」の峰重義が担当している。出演者は、フランスから帰国後「朝の波紋」「東京のえくぼ」と二本撮った高峰秀子、「利根の火祭」の三浦光子、「丹下左膳(1952)」の村田知英子との三姉妹役に、丸山修、浦辺粂子、中北千枝子、小澤榮などである。ヒューマンドラマ
ネット上の声
- 高峰秀子がきれいです☆3つ
- 成瀬巳喜男恐るべし
- 港座七月上映会で鑑賞
- 女という生きもの
製作年:1952
製作国:日本
監督:成瀬巳喜男
主演:高峰秀子
50
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