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ソビエトの詩人エフゲニー・エフトゥシェンコの長編叙事詩『私はキューバ』を、エフトゥシェンコ自身とキューバの作家エンリッケ・ピネダ・バルネットが共同で脚色、「戦争と貞操」のミハイル・カラトーゾフが監督にあたった。撮影はセルゲイ・ウルセフスキー、音楽はカルロス・ファキニヤスが担当している。出演はセルヒオ・コリエッリ、サリヴァドル・ウッド、ホセ・ガリアルド、ルス・マリア・ラーソなど。
ネット上の声
- ”キューバ国家”のモノローグは女性声
- シネマヴェーラ渋谷『日常と戦争そして旅 ウクライナ・ジョージア・ソ連映画』特集で
- 1964年 キューバ🇨🇺ソビエト連邦
- サトウキビをバチコーンバチコーン、からの大炎上🔥ということで、これには森山良
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ソ連,キューバ
- 時間140分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演セルヒオ・コリエッリ
-
増村保造監督が若尾文子を主演に迎え、日露戦争下の農村を舞台に描いた異色の恋愛ドラマ。1924年に村田実監督も映画化した吉田絃二郎の同名小説を原作に、新藤兼人が脚色を手がけた。病気の父を抱える一家の生計を支えるため、隠居老人の妾となったお兼。やがて老人は他界し、遺産を手にしたお兼は故郷の村へ戻るが、事情を知る村人たちは彼女に冷たく当たる。そんな中、お兼は村一番の模範青年である清作と恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚。しかし日露戦争が勃発すると清作のもとにも召集令状が届き、愛する夫を失いたくないお兼はある行動に出る。
ネット上の声
- 【”究極の夫婦愛。”哀しき人生を歩んできた女が、初めて自分を心から愛してくれた男の出征を阻むために行った事。今作は強烈な反戦映画でありつつも、究極の夫婦愛を描いた作品である。】
- 単なる政治的な映画を超えて普遍性を獲得した見事な傑作だと思います
- 着物を着た状態で走る女は何とも言えない可愛らしさがある
- 若尾文子の眼差しの移り変わりを見よ
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
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安部公房の原作を、安部公房が脚色、「おとし穴」の勅使河原宏が監督した寓話、撮影もコンビの瀬川浩。
ネット上の声
- 人間の個としての独立 人間社会の個の封じ込めと個の埋没 その不条理 それでは陳腐かもしれません でもそうとしか表現出来ません
- 人間の根源的な生命力を特殊な環境で描き切った日本映画の力作、その驚嘆と圧倒
- 海辺の貧しい村の住民に捕らわれた昆虫学者の運命とは⁉
- またすごい映画を観たぞっていう興奮がやまない
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間147分
- 監督勅使河原宏
- 主演岡田英次
-
1945年8月14日正午のポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間を描いた名作ドラマ。大宅壮一名義で出版された半藤一利の同名ノンフィクションを原作に、橋本忍が脚色、岡本喜八がメガホンをとった。広島・長崎への原爆投下を経て日本の敗戦が決定的となった昭和20年8月14日、御前会議によりポツダム宣言の受諾が決定した。政府は天皇による玉音放送を閣議決定し準備を進めていくが、その一方で敗戦を認めようとしない陸軍将校たちがクーデターを画策。皇居を占拠し、玉音放送を阻止するべく動き出す。キャストには阿南陸軍大臣役の三船敏郎をはじめ、笠智衆、志村喬、加山雄三ら、当時の日本映画界を代表する俳優陣が集結。
ネット上の声
- ポツダム宣言受諾から天皇の玉音放送に至る8月14日から15日午前までの24時間を
- 緊迫あるナレーション、タイトルがでるまでが超かっこいい! てっきり...
- 当時の軍人の気持ちも含めて歴史を興味深く学べる
- 前半の学びを耐え抜けば、後半楽しめる
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間157分
- 監督岡本喜八
- 主演宮口精二
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「人間」を監督した新藤兼人の原作・脚色から、「雁の寺」の川島雄三が監督した社会ドラマ。撮影は「瘋癲老人日記」の宗川信夫。
ネット上の声
- これぞ日本映画が世界に誇る風俗喜劇の大傑作
- 全員悪人!映し出したのは団地のみ!
- シュールでブラックなトンデモ家族。
- エロティックで生臭く、エグイ作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督川島雄三
- 主演若尾文子
-
ネット上の声
- 訳が少々気になりました
- ずっと見たくて、、配信とかないので円盤買いました!スリル満点の不倫サスペンス✨相
- 古典的かつシンプルなストーリーに、シャブロルの職人的演出が加わった見応えのあるサ
- 予期せぬ妻の不倫に気づいた時、平凡な夫の心はどのように動き、どのように行動してい
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間95分
- 監督クロード・シャブロル
- 主演ステファーヌ・オードラン
-
ネット上の声
- 恥=非人間性と解釈いたしました
- 戦争とは究極の絶対悪である
- 剥き出しになる人間の本性
- ベルイマンの劇場未公開作
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間103分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マックス・フォン・シドー
-
第一次世界大戦の最中の1916年。英国陸軍のカイロ司令部に赴任したロレンス少尉は、
アラブ民族の動向を探るため現地に派遣される。砂漠で出会ったハリス族首長アリに導かれ、
トルコへの反乱を起こそうとするファイサル王子の陣営にたどり着く。トルコ空軍の攻撃に
なす術もない反乱軍の無力さを見たロレンスは、他の部族を結集して敵を奇襲するゲリラ戦
を提案。無謀な作戦は成功を収め、ロレンスはゲリラ戦の指導者を任される。
ネット上の声
- イギリス軍では下級将校だった人物がアラブ世界で大活躍、オスマン帝国への反乱を指揮
- 第35回アカデミー賞作品賞、監督賞、美術賞、音楽賞等7部門受賞
- 病院に入院したため、暇な時間に普段見ない長編作品を鑑賞
- この映画を観ずに死んではいけません
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国イギリス
- 時間207分
- 監督デヴィッド・リーン
- 主演ピーター・オトゥール
-
「禁じられた情事の森」のカーソン・マッカラーズの同名小説をトーマス・C・ライアンが脚色、「今宵限りの恋」のロバート・エリス・ミラーが監督した文芸篇。撮影は「八ッド」のジェームズ・ウォン・ホウ、音楽はデーヴ・グルーシンが担当した。出演は「暗くなるまで待って」のアラン・アーキン、新人ソンドラ・ロック、「間違えられた男」のローリンダ・バレット、ステイシー・キーチ、チャック・マッカンほか。製作は、脚色のトーマス・C・ライアンとマーク・マーソン。
ネット上の声
- 原作カーソン・マッカラーズは『禁じられた情事の森(原作:黄金の眼に映るもの)』と
- この作品は劇場公開されたとき、「心はさびしい狩人」という邦題がついていた
- ●愛すれど心さびしく(1968年アメリカ
- なぜか印象に残った
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国アメリカ
- 時間124分
- 監督ロバート・エリス・ミラー
- 主演アラン・アーキン
-
レオ・N・トルストイの原作を、セルゲイ・ボンダルチュクとワシーリー・ソロビヨフが共同で脚色、ボンダルチュクが製作・監督・ナレーションを担当し、自らピエールに扮し出演もしている文芸篇。製作補佐はニコライ・イワーノフ。撮影はアナトリー・ペトリツキー、作曲・指揮はビャチェスラフ・オフチンニコフ、演奏はモスクワ・フィル。美術監督はミハイル・ボグダノフとゲンナジー・ミャスニコフ、戦闘場面の演出はアレクサンドル・シェレンコフと、チェン・ユ・ラン。出演はボンダルチュクのほかに新人リュドミラ・サベーリエワ、モスクワ芸術座のヴァチェスラフ・チーホノフ、「ハムレット(1964)」のアナスタシア・ヴェルチンスカヤほか。アグファカラー・70ミリ。
ネット上の声
- 『テリファー』(2016)というのを朝起き抜けに観て、仕事に行きたくないのと相ま
- 天才・トルストイを偲びながら じっくりと
- はるか空の下の生と死、戦争とロマンス
- 本物は違う!200年前のロシアを再現!
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国ソ連
- 時間424分
- 監督セルゲイ・ボンダルチュク
- 主演リュドミラ・サベリーエワ
-
ロシア美術史上、不世出の天才画家として有名なアンドレイ・ルブリョフの波欄に充ちた生涯を描く。監督は「僕の村は戦場だった」のアンドレイ・タルコフスキー、脚本はタルコフスキーとアンドレイ・ミハルコフ・コンチャロフスキー、撮影はワジーム・ユーソフ、美術はエウゲニー・チェルニャーエフ、音楽はビャチェスラフ・オフチンニコフが各々担当。出演はアナトリー・ソロニーツィン、イワン・ラピコフ、ニコライ・グリニコ、ニコライ・セルゲニフ、ニコライ・ブルーリャーエフ、イルマ・ラウシュ、ユーリー・ナザーロフ、ローラン・ブイコフなど。オリジナル版は205分。
ネット上の声
- 気球と鐘の意味するものは..
- 長いが、見応え充分!
- 溝口?黒澤?
- 信仰の具現化
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1969年
- 製作国ソ連
- 時間182分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演アナトリー・ソロニーツィン
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「三月生れ」のルッジェーロ・マッカリ、エットーレ・スコラと共同で「ローマの恋」のディーノ・リージがシナリオを執筆、演出した人生コメディ。撮影はアルフィオ・コンティーニ、音楽は「世界残酷物語」のリズ・オルトラーニが担当した。出演は「バラバ」のヴィットリオ・ガスマン、「スエーデンの城」のジャン・ルイ・トランティニャン、「恋のなぎさ」のカトリーヌ・スパークほか。
ネット上の声
- 人生の皮肉
- 競争率が上がるからあまり言いたくなかったのですが…皆さん
- 車を飛ばしまくり!追い越しまくり!サイコーーー🥳🥳🥳
- ハリウッド・ロードームービーのような形式を取りながら(ジャンルとしてのロードムー
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ディノ・リージ
- 主演ヴィットリオ・ガスマン
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「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが膨大な時間と製作費をかけて挑んだ野心作で、全編を高画質の70ミリフィルムで撮りあげたフランス映画史上屈指の大作コメディ。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ビル」の近未来的な都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く。公開当時、一部の批評家や映画ファンからは熱烈な支持を得たものの興行的には大失敗し、タチを破産に追い込んだ。タチの没後20年となる2002年にはカンヌ国際映画祭で「新世紀修復版」が上映され、再評価が進んでいる。14年、タチの監督作や出演作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。
ネット上の声
- たったひとり孤独に支配されて泣き出してしまう夜の中でも、愛しているひとの眠る姿を
- ユロ氏は全部に気付いているのでしょう。 トラフィックの兆し。
- ユロ氏、再び。ジャック・タチの近未来パリ
- デートで観たい映画は?と聞かれたら
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間125分
- 監督ジャック・タチ
- 主演ジャック・タチ
-
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンによる心理ドラマ。舞台女優のエリザベートは仕事も家庭生活も順調で何不自由ない生活を送っていたが、突如として失語症に陥ってしまう。海辺の別荘で療養生活を送ることになった彼女は、献身的に世話をしてくれる看護師アルマと親しくなる。しかし共同生活を続けるうちに、互いの自意識の仮面が徐々に剥がれ落ちていき……。「野いちご」のビビ・アンデショーンがアルマ役、「秋のソナタ」のリブ・ウルマンがエリザベート役をつとめた。第2回全米批評家協会賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(ビビ・アンデショーン)を受賞。日本では1967年に初公開。2018年の「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)でリバイバル上映。
ネット上の声
- 人間は誰しもが仮面を被って生きているものだと思うけど、自分自身の二面性についてを
- ひたすら看護婦と精神病の患者の対話🤔というより看護婦が1人で話してるのを聞いてる
- 自己と演技。人は何かを演じているのか。
- ベルイマン監督の野心作ではありますね。
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間82分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演ビビ・アンデショーン
-
ヘレンケラーの伝記
三重苦のヘレン・ケラー女史がサリバン教師によって人生に光明を見い出すまでの苦闘を描いたウィリアム・ギブソンの戯曲を彼自身がシナリオ化し、ブロードウェイの演出者アーサー・ペンが監督したもの。撮影はアーネスト・カバロス、音楽はローレンス・ローゼンタール、製作はペンと度々コンビを組むフレッド・コーである。出演者は「シャロンの屠殺者」などの舞台女優アン・バンクロフト、「明日に泣く」の子役パティ・デューク、舞台のヴィクター・ジョリー、インガ・スウェンスンなど。バンクロフトは63年度アカデミー主演女優賞、デュークは助演女優賞をそれぞれ受賞しているがゴルーデン・グローブ最優秀新人女優賞(デューク)、イギリス・アカデミー外国主演女優賞(バンクロフト)ほか各種の賞も受賞。
ネット上の声
- 人生は厳しいものなのだ!(笑)
- もっと早くに観ればよかった…
- 全人類必見の映画です!!(笑)
- 初めて観たのはいつだろう
聴覚障害、 盲目、 実話、 伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国アメリカ
- 時間106分
- 監督アーサー・ペン
- 主演アン・バンクロフト
-
「日本のいちばん長い日」の岡本喜八が脚本・監督を担当したもう一つの“日本のいちばん長い日”。撮影は「北穂高絶唱」の村井博が担当した。
ネット上の声
- いやー知りませんでした。 悲惨さ、むごさを見せつける反戦映画は数あ...
- 傑出した発想☆戦中派・岡本喜八監督の名作
- 悲劇を喜劇にするには優れた才能が必要
- 「戦争に負けたらひどい目にあう」
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督岡本喜八
- 主演寺田農
-
リチャード・ロジャース作曲&オスカー・ハマースタイン2世作詞によるブロードウェイミュージカルを、「ウエスト・サイド物語」のロバート・ワイズ監督により映画化。1938年、オーストリア・ザルツブルグ。古風で厳格な教育方針のトラップ家に家庭教師としてやってきた修道女マリアは、子どもたちに音楽や歌うことの素晴らしさを伝えていこうとするが、子どもたちの父親であるトラップ大佐とは事あるごとに衝突してしまう。やがて、自分がトラップ大佐にひかれていることに気付いたマリアだったが、そんな折、トラップ大佐は再婚が決まってしまう。「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など劇中で歌われる名曲の数々とともに、映画史に名を刻む傑作ミュージカル。アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか5部門受賞。日本でも1965年に公開されて以降、長年にわたり愛され続けている。2003年には「ニュー・プリント・デジタルリマスターバージョン」でリバイバル公開。15年には「製作50周年記念日本語吹替版」として、新録音された日本語吹き替え版が公開。
ネット上の声
- 当時、この映画の舞台であるオーストリアに住んでいたこともあり、家族でめちゃくちゃ
- 何度観ても感動する。親子三世代で楽しめる最高の映画。
- Fimmarks1100本目は「サウンド・オブ・ミュージック」
- エーデルワイスとラマルセイエーズを持つ国
シスター、 ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国アメリカ
- 時間174分
- 監督ロバート・ワイズ
- 主演ジュリー・アンドリュース
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有馬頼義の原作を、「ほんだら捕物帖」の笠原良三が脚色し、「陸軍中野学校」の増村保造が監督したもので、戦争を素材とした限界状況ドラマ。撮影はコンビの小林節雄。
ネット上の声
- ※男性には不愉快な内容になっているかもしれません、ご注意を
- 女性描写と性描写がクエスチョンだらけだけど凄みはある映画
- フランスでカルト的人気をもつ作品とのこと
- 暗いテーマであるが、リアルで質の高い作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
-
「人間の条件」第五・第六部で、その完結篇。脚色者に稲垣公一が加わったほかは、いずれも前作と同様のスタッフ。
ネット上の声
- 愛すべき妻の元へ帰ることを目標に、ひたすら歩き続ける地獄の戦争ロードムービータイ
- 極限状態で人間の本質が発露されるなどと言うが、劣悪な条件のもと奴隷扱いされた場合
- 迫力あるスケールに描かれる戦時の男の心理
- 今の戦争映画にはない、鋭い問題提起
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小林正樹
- 主演仲代達矢
-
名匠・小津安二郎の遺作となった作品。老いと孤独をテーマに、妻に先立たれた初老男性と結婚適齢期を迎えた娘の心情を、ユーモラスかつ細やかに描き出す。サラリーマンの平山周平は妻に先立たれ、長女・路子に家事の一切を任せて暮らしている。友人に路子の縁談を持ちかけられても、結婚はまだ早いと聞き流してしまう。そんなある日、中学の同窓会に出席した平山は、酔い潰れた元恩師・佐久間を自宅に送り届ける。そこで彼らを迎えたのは、父の世話に追われて婚期を逃した佐久間の娘・伴子だった。それ以来、平山は路子の結婚を真剣に考えるようになり……。父を笠智衆、娘を岩下志麻が演じる。2013年には松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターの共同作業によってデジタル修復され、第66回カンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された。
ネット上の声
- あっ、わかってる、わかってる、しっかりおやり。幸せにな
- 娘を持つお父さんの気持がわかる☆3.0
- 名作を《必修》にしましょう(笑)
- 小津監督の作品は心が癒されます
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督小津安二郎
- 主演岩下志麻
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大江健三郎の『偽証の時』の映画化で、「青い野獣」の白坂依志夫が脚色し、「足にさわった女(1960)」の増村保造が監督した。撮影も同じく「足にさわった女(1960)」の村井博。
ネット上の声
- 増村+若尾の映画では、異端児
- ジェリー藤尾にゾクゾク
- クライマックスの演説大会で、横長画面が活かされるどころか、スペクタクル批判にまで
- 原作「偽証の時」にそれまでの経緯を肉付けされているオープニングからしてある種非常
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
-
裕福だが、孤独な女性フランセスは公園のベンチで雨に打たれていた青年に惹かれ、彼を自分の家に連れ帰る。フランセスは無口な青年を誘惑するが、彼は応じようとしない。青年がフランセスの金に惹かれていたことがわかっても、彼女の気持ちに変わりはなかった。それどころか青年に気に入られたいばかりにフランセスは若い娼婦を彼にあてがうが……。年下の青年を愛した女性の心理を描くドラマ。
ネット上の声
- アルトマンの「女性とパーソナリティ障害の関係を探求したスリラー/ホラー/幻想映画
- 画質も音質も良くなかったけど劇場の雰囲気がタイムスリップさせてくれたよう…
- 『ロバート・アルトマン傑作選より』
- こわぁ!!!!!😭😭😭うそでしょ、まさかこんな話だとは思わなかった…監禁って私に
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演サンディ・デニス
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「別れて生きるときも」のコンビ井手俊郎と松山善三のオリジナル・シナリオを、「秋立ちぬ」の成瀬巳喜男が監督した女性映画。撮影は「「赤坂の姉妹」より 夜の肌」の安本淳。
ネット上の声
- 女心は単純なのに。。。
- 本妻とお妾さんの戦い
- 本当に美人ばかり
- 男女関係の影と戦後社会にけりをつけそこねること。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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小説家、戯曲家、翻訳家、詩人、画家、俳優など、様々な分野で活躍したクリエイター、ボリス・ヴィアン(20~59)の同名小説(邦訳・早川書房刊)の映画化作品。激しい恋に落ちた男女の出会いと別れを、SF的な小道具とシュールな描写を駆使して描く。原作は46年に発表され、当時は“世界一悲痛な恋愛小説”とレーモン・クノー(「地下鉄のザジ」の原作者)に評されたものの、同年ヴィアンが別名義で書いた『墓に唾をかけろ』が、その不道徳な内容からセンセーションを巻き起こしベストセラーとなったため、その陰に隠れてしまった。ヴィアンの死後の63年、ペーパーバックで再発売されるや若者の熱狂的な支持を受け、現在では“永遠の青春小説”としてフランスで400万部を越えるミリオン・セラーとなっている。シャルル・ベルモン監督による映画化である本作は68年公開されたが、学生運動のためパリの多くの映画館が閉鎖されていたこともあって、少数の映画館での短期間上映を余儀なくされる。94年、パリで26年ぶりにリバイバルされ話題を呼び、日本でも初公開された。製作総指揮は「アルファヴィル」(65)のアンドレ・ミシュラン、製作は「アデルの恋の物語」(75)のクロード・ミレール、音楽は「赤と青のブルース」(60)、「無伴奏『シャコンヌ』」(原作)のアンドレ・オディール。出演はジャック・ペラン、サミー・フレー、マリー・フランス・ピジェ、ベルナール・フレッソン、アレクサンドラ・スチュワルトら。絶世の美女クロエを演じたのは、これが唯一の出演作品となったアニー・ビュロン。
ネット上の声
- 肺の中に睡蓮が巣食う奇病に侵された美少女のお話✿.*
- カクテルピアノがほしい
- 69年以前のレコードは買わない主義、という面倒くさくもかぶれた学生時代に、ボリス
- 映像化不可能と言われていたボリス・ヴィアンの小説「日々の泡」の映画化したもの
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間106分
- 監督シャルル・ベルモン
- 主演サミー・フレイ
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「喜劇 にっぽんのお婆あちゃん」の水木洋子がオリジナル・シナリオを執筆「喜劇 陽気な未亡人」の豊田四郎が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの岡崎宏三。
ネット上の声
- 甘い汗とは決して母乳ではおまへん!
- 昭和39年のあぶら照りを大汗かいて乗り切った人々に京マチ子の「甘い汗」はどんな妄
- 少し枯れた声で発せられる1回目の「泣くなよ竹子」で見た事(聞いた事)ない京マチ子
- 豊田四郎作品、全部見たわけじゃないけどこれは間違いなく最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督豊田四郎
- 主演京マチ子
-
「アパートの鍵貸します」の2大スターを再び主演に迎え、パリを舞台に警官と娼婦のラブロマンスが展開する。パリの娼婦街をパトロールする新人警官のネスター。しかし、ガサ入れを行った場所でお楽しみ中の上官と鉢合わせし、即クビになってしまう。そんなとき、売れっ子娼婦イルマに出会い、彼女を独り占めしたいがために偽装殺人まで企てる。後にワイルダーは失敗作と語っているが、アメリカ国内では大ヒットを記録した。
ネット上の声
- 【”善なる元警官が愛してしまった娼婦の為に、身を削って行った事”ビリー・ワイルダー監督の脚本が冴えわたりそれに応えるジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿が素晴しきラヴ・コメディ。】
- 『アパートの鍵貸します』の前にジャック・レモンとシャーリー・マクレーンの同じコン
- クソ真面目新人警官ネスターが娼婦イルマと出会い変様していく様を描く
- 『マ○ックアワー』なんか見るよりこっち!
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国アメリカ
- 時間146分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演ジャック・レモン
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「がめつい奴」の笠原良三のオリジナル・シナリオを、「夜の流れ」の成瀬巳喜男が監督した、都会の子の哀歓を描いたもの。撮影も「夜の流れ」の安本淳。東宝スコープ、パースペクター式立体音響。
ネット上の声
- いつの時代も子供は大人に振りまわされる
- 時代をうつす子どもの姿
- 先日の「浮雲」で成瀬巳喜男作品デビューし、他作品も・・・となっていたところで、7
- 昭和の銀座界隈や晴海埠頭の風景、人々の生活、それを追うだけでも楽し...
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演大沢健三郎
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ネット上の声
- 2大男優の激突!
- 実際にアメリカで起きたダーウィンの進化論をめぐる裁判を通じて、宗教と人間の関わり
- 肝心の終盤が理解できない・・・
- 無神論者を描いた作品はたまにあるが、いつも想う、神を信じる側が狂気に満ちて見える
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督スタンリー・クレイマー
- 主演スペンサー・トレイシー
-
「大地のうた」などの「オプー3部作」をはじめとする幅広いジャンルの名作で世界中の映画ファンから敬愛されてきたインドの巨匠サタジット・レイの中期の代表作で、同国の文豪ラビンドラナート・タゴールの小説を自身の脚本と音楽で映画化し、1965年のベルリン国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ドラマ。1880年、イギリスの植民地支配下にあるインド。カルカッタで暮らす裕福な主婦チャルラータは、政治新聞の編集長をつとめる多忙な夫ブパチに相手にしてもらえず寂しい日々を過ごしていた。そんな彼女の前に、ブパチの従弟アマルが現われる。チャルラータはアマルと一緒に過ごすうち、次第にアマルにひかれていく。2015年9月、レイ監督のデビュー60周年を記念した特集上映「Season of Ray シーズン・オブ・レイ」でリバイバル公開。
ネット上の声
- サタジット・レイ自身が認める最高傑作
- 静寂な部屋から始まった物語は…
- 自己表現が繋ぎとめるのは…
- 書くことへの理不尽な抵抗
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国インド
- 時間119分
- 監督サタジット・レイ
- 主演マドビ・ムカージ
-
「こまどりのりんごっ子姉妹」の棚田吾郎がオリジナル・シナリオを執筆、佐藤純彌が第一回目に監督した残酷もの。撮影は「警視庁物語 十代の足どり」の仲沢半次郎。
ネット上の声
- ヌボーッとしたお人好しの三國連太郎と佐藤勝のクラシックギターの音楽が本当に本当に
- 『フルメタルジャケット』の遥か以前に
- 別に...?今の組織と大差ないじゃん?
- 帝国陸軍を徹底的に悪く描きます
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督佐藤純弥
- 主演三国連太郎
-
「砂の女」と同じく安部公房が原作・脚色を担当、勅使河原宏が監督した心理劇。撮影も瀬川浩。
ネット上の声
- わたしたちが死ぬまで視ることのできないもののひとつに、自分の《顔》がある
- 若いうちに観る大人の映画
- 演技派たちの競演
- 大人のSF映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督勅使河原宏
- 主演仲代達矢
-
寺内大吉の原作より「サムライの子」の今村昌平と大西信行が共同で脚色、西村昭五郎が監督した喜劇。撮影は、「風が呼んでる旋風児 銀座無頼帖」の永塚一栄。
ネット上の声
- 【社会派教訓物と見せかけて、徹底したエンタメ性が光る、煩悩まみれのギャンブル依存
- 大多数の方には支持されない映画。
- 古き悪しき(!?)昭和の象徴が競輪だ
- 西村昭五郎監督デビュー作
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督西村昭五郎
- 主演小沢昭一
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国インド
- 時間185分
- 監督K・アースィフ
- 主演プリトヴィーラージ・カプール
-
カトリーヌ・ドヌーブとドヌーブの実姉フランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹役を演じた、1967年製作のミュージカル映画。監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミで、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスもアメリカから参加。年に一度のお祭りで賑わうロシュフォールの街で、美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは運命の恋人の出現を待っていた。日本では1967年に劇場初公開。
ネット上の声
- 魔性の女F・ドルレアックの魅力に陶酔する
- La La Land がオマージュしているのに納得。
- フレンチ・ミュージカルを召し上がれ
- 「ジャック・ドゥミは少女である。」
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国フランス
- 時間123分
- 監督ジャック・ドゥミ
- 主演フランソワーズ・ドルレアック
-
新人升田商二と「黒い画集 寒流」の鈴木英夫が共同で脚本を書き鈴木英夫が監督したサラリーマンドラマの異色篇。撮影もコンビの逢沢譲。パースペクタ立体音響。
ネット上の声
- 口説くつもりなら、もう少し…。
- ホラーテイスト
- 神保町シアターって古い日本映画上映してくれるから大好きなんだけど、毎度セクハラシ
- 1962年製作というのが信じがたいくらい、今の社会にも通ずる視点がある
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督鈴木英夫
- 主演司葉子
-
「アンダルシアの犬」の異才ルイス・ブニュエルが1962年にメキシコで手がけた作品で、ある邸宅に閉じ込められたブルジョワたちがたどる意外な運命を、ブラックなブルジョワ批判を交えつつ描いた不条理劇。
オペラ観劇後に晩餐会に招かれ、ノビレ夫妻の邸宅を訪れた20人のブルジョワたち。晩餐を終えた彼らは客間にすっかり腰を落ち着かせ、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように客間を出ることができなくなってしまう。そのまま数日が過ぎ、水や食料も底を突いて命を落とす者まで出現。ブルジョワたちの道徳や倫理が崩壊していく中、事態は異様な展開へ転がりはじめる。
第15回カンヌ国際映画祭では賛否両論を巻き起こし、同映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞。日本では1981年に劇場初公開(フランス映画社配給)。2017年、36年ぶりにリバイバル公開(アイ・ヴィー・シー配給)。2024年、特集上映「シュルレアリスム100年映画祭」でも劇場公開(トレノバ配給)。
ネット上の声
- リアリズムでは、表現できないこともあるし、表現がつまらなくなることもあるのです
- ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。
- 駄作。凡作。失敗作。愚作。糞作。拷問作。
- シュールレアリスム映画の傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル
-
現代イタリア映画界を牽引する巨匠マルコ・ベロッキオが1965年、26歳の時に発表した記念すべき処女作。盲目の母親と障害を持つ弟、一家の大黒柱である兄とその兄を偏愛する妹という、病んだブルジョア家庭に育った青年アレッサンドロの、家族や宗教といった既成の価値への反乱・否定を描いた。アレッサンドロは母や弟を手にかけていくが、やがて破滅に向かっていく。日本では1983年に劇場初公開。2014年「マルコ・ベロッキオ特集上映」にて上映。
ネット上の声
- 呼んでも、叫んでも、喚いても
- マルコ・ベロッキオ監督、26歳の時のデビュー作品にしてパゾリーニが絶賛…初鑑賞で
- ネコも一緒にテーブルに
- 郊外の家庭内という狭苦しい空間に起こる暴力の連鎖と欠落した者たち、余所者たちの鎮
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ルー・カステル
-
映画史にその名を残すイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作として知られる自伝的作品。一流映画監督のグイドは、新作の構想に行き詰まってしまいクランクインを2週間も先延ばしにしていた。療養のため温泉地を訪れるグイドだったが、女性たちとの関係や仕事上の知人たちとの現実に悩まされ続けるうちに、様々な夢や幻が彼の前に現われるようになり……。日本初公開は1965年。その後、1983年にフランス映画社配給で公開。2008年にはオリジナルネガを完全修復してよみがえらせたニュープリント版(ザジフィルムズ配給)が公開されている。2020年には、フェリーニ生誕100年を記念した「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」(20年7月31日~8月20日=東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか)で4Kデジタルリマスター版が上映。
ネット上の声
- 男は40歳を過ぎると否応なしに惑う生き物になるものなのだ・・・
- 自分の感じた心象風景を喜劇映画がした作品。
- 「私が映画だ」と、フェリーニは言った。
- 「グイド」の贈り物。語り合えと囁く。
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国イタリア
- 時間140分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
-
「月曜日に乾杯!」などで知られるジョージア出身の名匠オタール・イオセリアーニが1962年、当時ソ連の構成国だったジョージアで手がけた中編作品。物質的な豊かさを求めるうちに心が通いあわなくなったカップルが愛を取り戻すまでを、セリフを用いずに映像と音のみで描き出す。
ある仲の良いカップルが、家具も電化製品もないアパートの一室で新生活を始める。他の住人の生活を見るうちに物欲が沸き、部屋には多くのものが増えていくが、次第に2人の心はすれ違うようになってしまう。
旧ソ連では「抽象的、形式主義的」という理由から上映禁止となり、2000年・第53回カンヌ国際映画祭で復元版が特別上映された。日本では2004年開催の特集上映「イオセリアーニに乾杯!」で初公開。
ネット上の声
- 瑞々しい寓話作品
- この日は、落葉〜歌うつぐみ〜四月の順で鑑賞
- とても可愛らしくて
- サイレントでも成立しそうな映像だっただけに、切り離せば実験音楽的な効果音がうるさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ジョージア
- 時間48分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ギア・チラカーゼ
-
有吉佐和子の同名ベストセラー小説を、木下恵介が脚色し監督。明治から昭和までの六十年に及ぶ母と娘の壮大な物語で、乙羽信子と岡田茉莉子が共演した。
ネット上の声
- 三時間以上の大作なのに、主人公の母娘によるやかましくも面白い口喧嘩と家族やその周
- 無茶苦茶な母親に翻弄され続ける娘の明治〜大正〜昭和にかけてのクロニクル
- 残念なところも多かった・・・
- とんでもない母ちゃんだね。
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間202分
- 監督木下恵介
- 主演岡田茉莉子
-
「ベビーギャングとお姐ちゃん」の井手俊郎と「二人の息子」の松山善三が共同で脚本を執筆、「妻として女として」の成瀬巳喜男が監督した家庭劇。撮影もコンビの安本淳。
ネット上の声
- 成瀬作品鑑賞デビューです
- 1962年製作の東宝お正月映画
- デコちゃんが草笛光子にひっぱたかれた後、さらに信じ難い不幸に見舞われる怒涛の展開
- 「妻として女として」に続いて、井手、松山のオリジナル脚本を成瀬が監督した、東宝オ
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
-
1960年代前半のイギリス、ヨークシャー地方を舞台に、労働者階級の少年とハヤブサの交流を、厳しさとあたたかさの同居する繊細なタッチで描いた、イギリスの名匠ケン・ローチ監督初期の傑作。母と兄と3人で暮らす15歳の少年ビリーは、ある日見つけたハヤブサの巣からヒナを持ち帰り、ケスと名付けて飼い始める。学校では教師からも同級生からもひどい扱いを受ける彼は、ケスと過ごす時間だけが唯一の楽しみとなっていく……。
ネット上の声
- 【貧しい少年が、鷹の幼鳥を育て始め生き甲斐を感じ始めた時に起きた現実の非情さ。厳しい現実をリアリズム溢れるトーンで描くことを信条とするケン・ローチ監督の萌芽を感じさせる作品。】
- 救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる
- 踊れない『リトル・ダンサー』はこう言った人生が待っている。
- 潔さに、却って心の深くにまで突き刺さる
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イギリス
- 時間112分
- 監督ケネス・ローチ
- 主演デヴィッド・ブラッドレイ
-
「笛吹川」につづいて木下恵介が自から脚本執筆・監督、コンビの楠田浩之が撮影した、人間愛憎のものがたり。
ネット上の声
- 【”未来永劫憎み合う夫婦の姿。そして、恩讐の彼方に。”今作は、全編に流れる心ざわつかせるフラメンコギターの音色が印象的な、物凄い一組の男女の愛憎劇なのである。】
- 古い作品はほとんど観ないのだけれど、フォロワーさんのレビューを読んでとても観たい
- お母さんがお父さんを憎むのをやめたら、僕もお母さんを憎むのをやめます
- フラメンコのリズムに乗せた愛憎劇て…どんなやねん!
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
歌集「道路工夫の歌」河野道工著より「今年の恋」の木下恵介が脚色・監督したある夫婦の半生を描いた物語。撮影もコンビの楠田浩之。
ネット上の声
- 錆びない映画
- 「永遠の人」、「二十四の瞳」に続く、木下恵介監督作品3作目
- おまえは“とら”だ
- これも書き忘れてたーモノクロの映画をここまでしっかり観たの、多分初めてなんだけど
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
ネット上の声
- ベルイマンの作品なので重い人間ドラマかと思ってたらデイヴィッド・リンチみたいな不
- カランさんから薦めていただいた『野いちご』が自分の初ベルイマン
- ベルイマン監督が自己投影した精神的ホラー
- 心の奥底に抱える恐怖や狂気が現われる
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間85分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マックス・フォン・シドー
-
黒澤プロ設立第1作として監督が選んだテーマは、当時社会問題となっていた政治汚職。汚職事件の隠蔽工作により自殺に追い込まれた男の息子による復讐劇を通して、政界に根深くはびこる腐敗の構造にメスを入れた意欲作。極めて社会性の強いテーマでありながら、スリルとサスペンスを盛り込むことで十二分に娯楽映画として通用する作品。
ネット上の声
- ・加藤武のこういう役柄が新鮮 ・ノイローゼのシーンで声を出して笑っ...
- タイトルの通り。 でも、昔と比べて今はまだ眠れなくなっているような。
- テンポよく展開して飽きさせない。2転3転する。ただ、画面からは空気...
- 冒頭の映像のパワーがラストまで続く名作
どんでん返し、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
チェコ・ヌーベルバーグの巨匠フランチシェク・ブラーチルが、ブラジスラフ・バンチュラの同名小説を映画化。13世紀のボヘミア王国を舞台に、宗教と部族間の抗争に翻弄される少女の数奇な運命を壮大なスケールで描く。修道女になるはずだった少女マルケータは、領主の父ラザルと敵対関係にある盗賊騎士コズリークの息子ミコラーシュと恋に落ちる。しかし、両氏族間の争いはますます激化していき……。後に「アマデウス」でアカデミー衣装デザイン賞を受賞するテオドール・ピステックが美術・衣装、ヤン・シュバンクマイエル監督作などを手がけるズデニェク・リシュカが音楽を担当。中世を忠実に再現するため、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材・方法で作成し、極寒の山奥で当時と同じように暮らしながら548日間にもわたる撮影を敢行した。日本では2022年に劇場初公開。
ネット上の声
- 物語がわかった上で観ると、とてつもなく面白いのかも
- プラハの春とロシア(当時はソ連)の存在
- 獰猛な中世ヨーロッパ
- 予告映像の上手さと宣伝文句に壮大な物を求めて観たが、残念であり眠気も伴いました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間166分
- 監督フランチシェク・ヴラーチル
- 主演マグダ・ヴァーシャーリオヴァー
-
泉鏡花の原作を「続 悪名」の依田義賢が脚色。「釈迦」の三隅研次が監督した人情、世話もの。撮影は「鯉名の銀平(1961)」の武田千吉郎。
ネット上の声
- 三隅研次監督作品 市川雷蔵主演
- 構図が良いのはもちろんのことだが、さかい先生の料亭での啖呵がキレよくてカッコいい
- 泉鏡花原作の文字に感じたいや〜な予感は無事回収されて美と苦の奈落に綺麗に落とされ
- 徹底的に襖の開け閉めによって重厚なメロドラマを演出しているかと思いきや、水戸光子
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督三隅研次
- 主演市川雷蔵
-
「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三が自らのシナリオをプロデュースする第一回作品で、バーのマダムの生活の表裏を描いたもの。高峰秀子が主演の他に衣裳も担当している。「コタンの口笛」の成瀬巳喜男が監督し、「顔役と爆弾娘」の玉井正夫が撮影した。パースペクタ・ステレオフォニック・サウンド。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督。男の“理想の女”のお話。
- したたかな女とズルい男の大人の愛の物語
- 女の生き様を余すことなく描く☆3つ
- 銀座かぁ 行ってないな最近・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
-
エリック・ロメール監督による「六つの教訓語」シリーズの第3作。フランスの地方都市クレルモンフェラン。敬虔なカトリック信者である“私”は、教会のミサで見かけた若い女性フランソワーズにひと目で心を奪われる。そんなある日“私”は、元同級生である大学講師ビダルと14年ぶりに再会。ビダルの誘いで離婚歴のある女医モードの家を訪れる。3人は哲学や宗教、結婚など様々な会話で盛りあがり、やがてビダルが帰宅すると、“私”はモードに誘われるままに彼女の家に泊まることになるが……。対照的な2人の女性の間で揺れ動く男の心情を、美しい映像と会話劇で描く。主演は「男と女」「暗殺の森」のジャン=ルイ・トランティニャン。1968年に製作され、日本では1988年に初公開。2006年にロメール監督の特集「ロメールと女たち」で上映。2021年4月、「エリック・ロメール監督特集上映 六つの教訓話 デジタル・リマスター版」でも上映される。
ネット上の声
- ロメールの「六つの教訓話」の第4作目🎬
- エリック・ロメールの知的な会話劇
- ロメール、さすが上手い!
- 知的な会話へのいざない
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間110分
- 監督エリック・ロメール
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン