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激動のイタリア現代史を背景に、ある兄弟の40年にわたる愛と葛藤、そして人生の軌跡を描く壮大な大河ドラマ。
1966年、ローマ。理想に燃える兄ニコラと、繊細な心を持つ弟マッテオ。二人の運命は、精神病院にいた少女との出会いを機に、大きく分かたれる。ニコラは精神科医として、マッテオは警察官として、それぞれの道を選択。フィレンツェの大洪水、学生運動、テロの時代といった激動のイタリア史を背景に、彼らは愛、友情、家族の絆、そして痛ましい別れを経験する。異なる人生を歩む兄弟の視点から、一つの家族の年代記と国家の肖像を映し出す、6時間に及ぶ魂の叙事詩。
ネット上の声
- 6時間という長さを全く感じさせない、登場人物たちの人生にどっぷり浸れる大作。イタリアの現代史と共に生きる兄弟の物語、本当に見応えがありました。家族の愛とか、寂しさとか、全部詰まってる感じ。
- イタリアの現代史を背景にした壮大な家族の物語。長いけど、その分、時代の空気感まで伝わってきて最高でした。
- 正直6時間は長いかなって思ったけど、見始めたらあっという間。登場人物それぞれの生き方が心に残ります。
- ストーリーは良いんだろうけど、とにかく長い…。6時間はさすがに集中力が持たなかったですw
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国イタリア
- 時間366分
- 監督マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
- 主演ルイジ・ロ・カーショ
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余命宣告を受けたシングルファーザー。それは、3歳の息子に最高の未来を贈るための、切なくも温かい“新しい家族”探しの旅の始まり。
イギリス・北アイルランドの街で、窓拭き清掃員として働くジョン。彼は3歳の息子マイケルを男手ひとつで育てる、心優しい父親。ささやかだが愛に満ちた二人の暮らし。しかしある日、ジョンは病によって余命数ヶ月と宣告される。唯一の心残りは、一人残される幼い息子のこと。ジョンは、自分が亡き後、マイケルを託すための“新しい家族”を探し始めることを決意。ソーシャルワーカーと共に様々な家庭を訪ね歩くが、完璧な家族など存在しない現実と、息子との別れが迫る時間に、彼の心は引き裂かれていく。限られた時間の中で、彼が見つけ出す愛の形とは。
ネット上の声
- 号泣。親として色々考えさせられた。今年一番良かったかも。
- 静かで美しい映画。エンディングでじわじわきた。
- 泣けるって聞いてたけど、私はそこまでじゃなかったかな。淡々と進みすぎかも。
- 父と子の絆にただただ涙。重いテーマなのに、絶望だけじゃなく愛情が詰まっててすごい。ジョンの優しい眼差しが忘れられない。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イタリア,ルーマニア,イギリス
- 時間95分
- 監督ウベルト・パゾリーニ
- 主演ジェームズ・ノートン
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1939年、イタリアのトスカーナ地方。陽気なユダヤ人の青年グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な恋に落ち、息子ジョズエを授かる。幸せな日々も束の間、ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れ、グイドとジョズエは強制収容所へ送られる。ドーラもまた、愛する家族を追って自ら列車に乗り込む。絶望的な収容所で、グイドは息子に「これは点数を集めて本物の戦車をもらうゲームなんだ」と嘘をつく。飢えと死の恐怖が渦巻く中で、彼はユーモアと想像力を武器に、息子との約束を守り抜こうとする、命がけのゲームの始まり。
ネット上の声
- 戦争という重いテーマなのに、前半は笑えて、後半は涙が止まりませんでした。息子のために命がけで嘘をつき通すお父さんの姿に、本当の愛を感じました。
- 主人公の親父がとにかく最高!あんな過酷な状況でもユーモアを忘れない強さ、憧れるわ。
- 高評価だから期待したけど、主人公のテンションが無理だった。悲劇をコメディで描くのはいいけど、これはちょっと軽すぎる気がして入り込めなかったな。
- 大号泣しました…。
子供が生まれてから見たら大泣きする、 嘘つきが幸せ、 ホロコーストが舞台、 戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イタリア
- 時間117分
- 監督ロベルト・ベニーニ
- 主演ロベルト・ベニーニ
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死を前にした老詩人が、偶然出会った少年と過ごす最後の一日。人生の意味を問う魂の旅路。
舞台はギリシャ、テッサロニキの港町。余命わずかな高名な詩人アレクサンドロス。家族との思い出が詰まった家を離れ、病院へ向かう最後の一日。偶然出会ったアルバニア難民の少年との交流。国境を越え、少年を故郷へ送り届けようと決意するアレクサンドロス。過去の記憶と現在が交錯する中、彼は人生で本当に大切だったものを見つめ直す。言葉を買い、一日を買い、永遠を手に入れようとした詩人の魂の彷徨。
ネット上の声
- 死を前にした詩人と難民の少年が過ごす最後の一日。映像が詩的で本当に美しかった。人生について深く考えさせられる、静かで心に染みる名作だと思う。
- バスのシーンが幻想的で忘れられない!音楽も相まって、夢の中にいるみたいだった。
- 独特の長回しが印象的。現実と過去の記憶が入り混じるので少し混乱したけど、それがまたこの映画の味なのかな。静かな映画が好きな人向け。
- うーん、正直ちょっと退屈だったかも…。芸術的なのはわかるけど、話があまり進まなくて眠くなっちゃったw
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
- 時間134分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ブルーノ・ガンツ
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「スター・ウォーズ」シリーズのレイ役で知られるデイジー・リドリーの主演で、女性として初めて英仏海峡を泳いで渡ることに成功した実在の水泳選手トゥルーディ・イーダリーの半生を描いたドラマ。
1905年、アメリカのニューヨークで生まれ育ったトゥルーディ・イーダリーは、目標を達成するためにはどんなことにも真摯に取り組む努力家だった。まだ女性が泳ぐことが一般的でなかった当時、世間から白い目で見られながらもあきらめず、姉や献身的なコーチらに支えられながら、1924年パリオリンピックに出場を果たす。そして彼女は、屈強な男だけが達成できると言われた英仏海峡を泳いで渡ることに挑戦しようと決意。女性には不可能だという声をはねのけ、困難に立ち向かっていく。
監督は「マレフィセント2」「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のヨアヒム・ローニング、脚本は「ライオン・キング」のジェフ・ナサンソン。製作は「トップガン マーヴェリック」ほか、「バッドボーイズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど数々のヒット作を送り出してきたプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー。Disney+で2024年7月19日から配信。
ネット上の声
- ディズニー+で何となく見始めたら大ヒット!実話っていうのが信じられないくらいドラマチックで、主人公のひたむきさに胸を打たれた。勇気をもらえる一本。
- すげえいい映画だった!
- デイジー・リドリーの演技が素晴らしかった。強い女性の物語はやっぱり良いね。
- ドーバー海峡を泳いで渡った女性の実話。派手さはないけど、静かな感動がある。こういう映画がもっと評価されてほしいな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国アメリカ,イギリス,ハンガリー,イタリア,フランス
- 時間130分
- 監督ヨアヒム・ローニング
- 主演デイジー・リドリー
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イタリア・シチリア島の美しい景色を背景に、少年たちのみずみずしい初恋と彼らを待ち受ける運命を、実在の事件を基に描いたラブストーリー。
1982年、初夏のシチリア島。16歳のニーノと17歳のジャンニは、バイク同士の衝突事故をきっかけに運命的な出会いを果たす。育った環境も性格もまったく異なる彼らはひかれあい、友情は激しい恋へと変化していく。かけがえのない時間を過ごす2人だったが、彼らのまぶしすぎる恋はある日突然の終わりを迎える。
オーディションで選ばれた新星ガブリエーレ・ピッツーロとサムエーレ・セグレートが主人公ニーノとジャンニをそれぞれ演じ、「はじまりは5つ星ホテルから」のファブリツィア・サッキが共演。「海と大陸」などに出演する俳優ジュゼッペ・フィオレッロが長編初メガホンをとり、イタリア最古の映画賞であるナストロ・ダルジェント賞で新人監督賞を受賞した。
ネット上の声
- とにかく映像が綺麗。シチリアの夏の風景と、主役2人の透明感がすごくて…。でも、その美しさとは裏腹に話はかなり重くて苦しい。見終わった後、しばらく引きずりました。
- ポスターの爽やかさから想像できない結末。当時のイタリアの田舎の閉鎖的な感じがリアルで怖かった。
- 最高でした。どこを切り取っても絵になるし、2人の少年が本当に美しい。切ないけど見てよかった。
- うーん、ちょっと期待外れだったかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア
- 時間134分
- 監督ジュゼッペ・フィオレッロ
- 主演ガブリエーレ・ピッツーロ
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豪華客船で生まれ、生涯一度も船を降りなかった天才ピアニスト。その数奇な運命を美しい音楽で綴る、魂の物語。
1900年、大西洋を往く豪華客船ヴァージニアン号。その船上で生まれ、捨てられていた赤ん坊。彼は「1900(ナインティーン・ハンドレッド)」と名付けられ、一度も陸に降りることなく成長。やがて彼は、誰も聴いたことのない即興演奏で人々を魅了する天才ピアニストに。ジャズの創始者との伝説的なピアノ対決。船上で出会った少女への淡い恋。初めて陸への憧れを抱き、船を降りる決意をする彼。しかし、無限に広がる摩天楼を前に、彼の足は止まる。限られた世界で無限の音楽を奏でた、ある男の孤独と伝説の物語。
ネット上の声
- 音楽と映像がとにかく最高!ずっと夢の中にいるみたいだった。
- 完全版で観てよかった。ティム・ロスの演技に引き込まれる。
- 主人公の生き方は共感しにくいけど、それもこの映画の魅力かも。
- 主人公が船を降りない理由が、この歳になってやっと理解できた気がする。切なくて美しい物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国アメリカ,イタリア
- 時間170分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演ティム・ロス
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戦後シチリアの小さな村、映画に魅せられた少年と映写技師の友情、そして映画への愛を綴った感動の物語。
舞台は第二次世界大戦後のイタリア、シチリア島の小さな村。映画が大好きな少年トトと、村唯一の映画館「パラダイス座」の映写技師アルフレードとの出会い。映写室に入り浸り、検閲でカットされたフィルムの切れ端を集めるトト。厳しくも温かいアルフレードとの間に芽生える、まるで父子のような深い友情。やがて青年へと成長したトトは、初恋や兵役を経験し、人生の岐路に立つ。そんな彼にアルフレードが告げた、愛ある言葉。そして30年後、著名な映画監督となった彼のもとに届いた一本の電話。それは、彼の人生を決定づけたアルフレードの訃報だった。
ネット上の声
- 映画好きなら絶対観るべき一本。アルフレードとトトの友情、そして映画への愛が詰まってる。ラストのキスシーンは反則級に泣けるし、モリコーネの音楽がまた最高なんだよなあ。
- 若い頃に観た時とはまた違う感動があった。地元を離れた今だからこそ、トトの気持ちがよくわかる。
- みんなが絶賛するから期待しすぎたかも。正直、ちょっと退屈な時間が長かったかな…。
- 号泣した。人生で一番好きな映画です。
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間124分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
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1994年、ルワンダ大虐殺の嵐の中、一人のホテルマンが機転と交渉術で1200以上の命を救った、衝撃と感動の実話。
舞台は1994年、民族対立が激化するルワンダの首都キガリ。主人公は、高級ホテル「ホテル・デ・ミル・コリン」の支配人ポール・ルセサバギナ。フツ族の彼が愛する妻はツチ族。ある日、フツ族過激派によるツチ族の虐殺が開始され、日常は一瞬にして地獄絵図へと変貌。ポールはホテルを難民の避難場所とすることを決意し、ツチ族の隣人や家族を匿う。しかし、水も食料も尽き、武装した民兵がホテルを包囲する絶望的状況。彼は機転と交渉術、そして支配人として培ったコネを武器に、宿泊客と避難民を守るため必死の抵抗。果たして、この狂気の中から一人でも多くの命を救い出すことができるのか。彼の究極の選択が、多くの人々の運命を左右する。
ネット上の声
- 学校の授業で観ました。これがほんの数十年前の出来事だなんて信じられなくて、ただただ衝撃でした。自分がいかに世界のことを知らずに生きてきたか痛感させられます。多くの人に観てほしい映画です。
- アフリカ版「シンドラーのリスト」と聞いて鑑賞。見ていて本当に辛かった。でも、これが現実。世界の無関心さが一番恐ろしいと感じた。
- 内容はすごく重くて、知るべき事実だとは思う。でも映画としては、ちょっと淡々と進みすぎたかな…。感情移入しきれなかった部分も。
- 言葉が出ない。ただ、すごい。
ジェノサイド、 アフリカ舞台、 社会派ドラマ、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イギリス,イタリア,南アフリカ
- 時間122分
- 監督テリー・ジョージ
- 主演ドン・チードル
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イタリアの田舎町を舞台に、4世代にわたる大家族の愛と確執、そして時代の変化を壮大に描く一大ヒューマンドラマ。
20世紀初頭から現代に至るイタリアの田舎町。物語は、ジョルダーニ家の長アンジェロとその一族を中心に展開。第一次世界大戦の勃発が、平和だった家族の日常に影を落とす。戦争、ファシズムの台頭、経済危機といった歴史の荒波が、家族の運命を大きく揺さぶる。愛し合い、時に激しくぶつかり合う家族。結婚、出産、死、そして裏切りを経験しながら、彼らは家族という絆を頼りに必死に生き抜く。激動の時代を生きた一族の歴史の終着点に待つもの。
ネット上の声
- 「輝ける青春」に並ぶイタリア大河ドラマの傑作。6時間超えだけど、家族の絆の崩壊と再生が丁寧に描かれてて、見応え十分だった。
- 長いけど観てよかった!家族って色々あるよねって思った。
- また会いたい家族です。
- 6時間40分は正直体力勝負w 面白いんだけど、観るのに気合がいる。途中でちょっと飽きちゃったかも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間399分
- 監督ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ
- 主演パオラ・コルテッレージ
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精神病院が廃止!社会から放り出された元患者たちが、型破りなリーダーと会社を設立する、笑いと涙の実話。
1980年代のイタリア、ミラノ。精神病院の廃止を定めた「バザーリア法」により、多くの患者が十分な支援もなく社会に放り出された時代。熱血漢の労働組合員ネッロは、行き場を失った元患者たちの就労支援を任される。しかし、まともな働き口など見つかるはずもない。そこで彼は、元患者たち自身で会社を立ち上げるという前代未聞の計画を始動。寄せ集めのメンバーは、それぞれが個性的すぎる問題児ばかり。偏見の目、行政の壁、そして仲間内のトラブル。次々と襲いかかる困難を、彼らは驚くべきアイデアとチームワークで乗り越えていく。これは、社会の常識を覆し、自分たちの「居場所」を自らの手で作り上げた人々の、奇跡の物語。
ネット上の声
- 重いテーマなのに、カラッと明るいイタリア映画の力で最高のヒューマンドラマになってる!笑って泣けて、最後には温かい気持ちと元気をもらえました。実話ベースっていうのがまた凄い。
- イタリア映画らしい人間賛歌。難しい問題をコミカルに描きつつ、本質はしっかり捉えてる。明日からまた頑張ろうって思える映画。
- とにかく最高!元気でた!
- 良い話だとは思うけど、ちょっと展開がうまく行き過ぎかな?現実はもっと厳しいはず。でも希望が持てる内容ではある。
精神障害、 会社再建、 実話、 ヒューマンドラマ、 コメディ
- 製作年2008年
- 製作国イタリア
- 時間111分
- 監督ジュリオ・マンフレドニア
- 主演クラウディオ・ビシオ
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1920年代末の混沌のベルリン、まっとうな人間になることを誓った元囚人の男が、抗えぬ運命と社会の闇に飲み込まれていく壮大な叙事詩。
舞台は世界恐慌前夜、退廃と不安が渦巻く1928年のドイツ・ベルリン。恋人殺しの罪で4年の刑期を終えたフランツ・ビーバーコップ。彼は「これからは正直に生きる」と固く心に誓い、社会復帰を目指す。しかし、混沌とした大都市は彼に安息を与えない。新聞売りや客引きとして生計を立てようとするも、悪友ラインホルトとの出会いが彼の運命を再び暗転させる。裏切り、暴力、そして抗えぬ犯罪の世界への誘惑。次々と襲いかかる試練の中、彼は人間としての尊厳を保てるのか。絶望の淵で彼が見出すものとは。
ネット上の声
- ファスビンダーの集大成。全14話、見終わった後の疲労感と満足感がすごい。どうしようもない主人公と大都市ベルリンの描き方が深くて、まさに傑作だと思う。
- 長すぎて途中で挫折しそうになったw
- 主人公が本当にダメな奴なんだけど、なぜか目が離せない。1920年代の空気が伝わってくるようだった。
- まさに罪と罰。
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国イタリア,ドイツ
- 時間---分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演ギュンター・ランプレヒト
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40年ぶりにナポリで再会したアメリカ人実業家とイタリア人の旧友。人生の黄昏に、友情と家族の温かさを再発見する物語。
1985年、イタリア・ナポリ。仕事でこの地を訪れたアメリカ人実業家ロバート。彼は40年前、米兵としてナポリに駐留していた。そんな彼を空港で待っていたのは、旧友のアントニオ。多忙なロバートは早々に立ち去ろうとするが、陽気で人情味あふれるアントニオに引き留められ、ナポリの街を巡ることに。アントニオの家族との温かい交流や、街の活気に触れるうち、仕事に追われ忘れていた人間らしい感情を取り戻していくロバート。やがて彼は、アントニオが40年間守り続けてきた、ある優しい嘘を知る。二人の男の友情が、人生の豊かさを教えてくれる感動作。
ネット上の声
- ジャック・レモンとマストロヤンニ、二人の名優のやり取りが本当に素晴らしい。観終わった後、心がじんわり温かくなる名作。ナポリの風景も最高!
- ガラにもなく泣いちゃった。優しさに溢れた映画です。
- 妹を想う優しい嘘と、国境を越えた男の友情に胸が熱くなった。こういう映画、もっと増えてほしいな。
- マイベストシネマ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ジャック・レモン
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戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた。
1946年5月。ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。
夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。
ネット上の声
- 戦後のイタリア、女性の立場がこんなに弱かったなんて。前半は見てて辛いけど、最後の展開にはマジで鳥肌!希望をもらえた。
- 前半のモヤモヤを吹き飛ばすラストが最高!スカッとした!
- そう来たか!w
- テーマは良い。ただ、オチが少し出来過ぎな気もしたかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督パオラ・コルテッレージ
- 主演パオラ・コルテッレージ
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保守派の教皇ベネディクト16世と改革派のベルゴリオ枢機卿。対立する2人が交わす、教会の未来を揺るがす対話。
2012年、カトリック教会の総本山ヴァチカン。厳格な教義を重んじる教皇ベネディクト16世は、自身の辞任を考えていた。そんな彼の前に現れたのは、改革派として知られ、次期教皇の有力候補と目されるアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿。神学上の立場も性格も正反対の2人。当初は激しく対立するが、対話を重ねるうちに互いの過去の過ちや人間的な弱さをさらけ出し、次第に理解を深めていく。伝統と変革の狭間で揺れる教会を背景に、2人の聖職者が築く予期せぬ友情と、歴史的決断の裏側。
ネット上の声
- 主演2人の演技が神!
- 堅苦しい話かと思いきや、ユーモアたっぷりの会話劇。教皇も一人の人間なんだなと感じた。
- バチカンとか全然知らなかったけど、すごく面白かった!ピザ食べたりサッカー観たりするシーンが可愛くて好き。おじいちゃん版グリーンブックって感じw
- 役者は素晴らしいけど、ほぼ全編おじいちゃん2人の会話。人によっては退屈に感じるかもね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,イタリア,アルゼンチン,アメリカ
- 時間125分
- 監督フェルナンド・メイレレス
- 主演アンソニー・ホプキンス
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閉鎖的な村に逃げ込んできた謎の美女グレース。彼女の存在が、偽善に満ちた村人たちの本性を暴き、静かな共同体を狂気の舞台へと変貌させる衝撃のスリラー。
1930年代、ロッキー山脈の麓にある孤立した村「ドッグヴィル」。ある日、ギャングに追われる美しい女性グレースが村へ逃げ込んでくる。村人たちは戸惑いながらも、彼女を匿うことを条件に労働を課す。最初は親切だった村人たち。しかし、彼女の弱みにつけ込み、次第にその要求はエスカレート。やがて、グレースは村人たちの欲望のはけ口となり、奴隷同然の扱いを受けることに。人間の醜い本性が剥き出しになる中、彼女が下す最後の決断。
ネット上の声
- 床に白線を引いただけのセットが、逆に人間の醜さを際立たせてて凄い。ラストの衝撃は一生忘れないと思う。人を選ぶけど、間違いなく傑作。
- つまらなかった。
- 人間の怖さ、醜さが詰まってて、観ていて本当にしんどかった。でもすごい作品。
- とにかく衝撃的。観終わった後、しばらく動けなかった。忘れられない一本になった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国デンマーク,オランダ,スウェーデン,ドイツ,イギリス,フランス,フィンランド,ノルウェー,イタリア
- 時間177分
- 監督ラース・フォン・トリアー
- 主演ニコール・キッドマン
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豪華客船で生まれ、一度も船を降りたことのない天才ピアニスト。その生涯を描く、感動の音楽叙事詩。
20世紀初頭、欧米を結ぶ豪華客船ヴァージニアン号。その船内で生まれ、一度も陸に降りたことのない男、1900。彼の類稀なるピアノの才能は、やがてジャズの創始者との伝説的なピアノ対決へ。喝采を浴びる日々の中、彼は初めて恋を知り、船を降りるという人生最大の決断に直面。未知なる世界への憧れと恐怖。なぜ彼は船上の人生を選んだのか。一人のトランペット奏者の回想が、その奇跡のような生涯を浮かび上がらせる。
ネット上の声
- 音楽がとにかく最高!鳥肌立った。
- 船の上で生まれ育ったピアニストの生涯。彼の生き様とピアノの音色に涙が止まらなかった。人生で一度は観るべき傑作だと思う。
- ちょっとファンタジーすぎる気もするけど、映像と音楽が美しくて引き込まれた。
- 主人公の生き方が切ない。なんで船を降りなかったのか、色々考えさせられる映画だった。ティム・ロスの演技も素晴らしい。
船上、 ピアニスト、 ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イタリア,アメリカ
- 時間125分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演ティム・ロス
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20世紀の激動に翻弄されながらも、愛と安住の地を求め続けた一人の女性の半生を壮大なスケールで描く歴史叙事詩。
1919年、ロシア革命の戦火を逃れたギリシャ人難民たち。その中に、幼い少女エレニの姿。故郷を目指す長い旅の始まりは、彼女の波乱に満ちた人生の序章。ギリシャ内戦、独裁政権、そして第二次世界大戦という歴史の渦に巻き込まれ、愛する者との出会いと死別を繰り返すエレニ。時代に引き裂かれながらも、彼女は生きる希望を失わず、安住の地を求めて旅を続ける。一人の女性の視点から20世紀ギリシャの悲劇を映し出す、壮大な映像詩。
ネット上の声
- アンゲロプロス監督の集大成。20世紀ギリシャの悲劇を、一人の女性の視点から描く壮大な叙事詩。息をのむような映像美は圧巻で、3時間という長さを感じさせない。歴史に翻弄される人々の姿に涙した。
- とにかく映像が綺麗で、一枚一枚が絵画みたい。内容はすごく重くて悲しいけど、エレニの過酷な人生が心に深く残りました。観てよかった。
- 映像はすごいんだけど、とにかく長くて難解だったかな…。歴史の知識がないとちょっとキツいかも。好きな人はハマると思う。
- 圧倒的な映像美。ただただ凄い。
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国フランス,ギリシャ,イタリア
- 時間170分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演アレクサンドラ・アイディニ
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北イタリアの雄大な山々を舞台に、都会の少年と山の少年が紡ぐ、30年にわたる友情と魂の物語。
舞台は北イタリア、モンテ・ローザ山麓の小さな村。夏休みに都会からやって来た12歳のピエトロと、同い年で牛飼いのブルーノ。二人は雄大な自然の中で出会い、かけがえのない友情を育む。しかし、成長と共に二人の道は分かれ、疎遠な時が流れる。父の死をきっかけに村へ戻ったピエトロは、ブルーノと再会。父が遺した山の麓の土地で、二人は約束を果たすため山小屋の再建を開始。それは、失われた時間を取り戻し、自らの人生を見つめ直す旅の始まり。
ネット上の声
- 二人の男の生涯にわたる友情と、圧倒的な山の映像美に心を奪われた。都会に出る者と、山に残る者。対照的な人生だけど、魂で繋がってる感じがすごく良かった。静かだけど、心に深く残る名作。
- 登山が好きで観たけど、これは単なる山の映画じゃない。友情と家族、人生そのものが描かれていて、すごく沁みました。
- 雄大な自然と男の友情、最高でした。
- 映像は本当に綺麗だったけど、ストーリー展開がゆっくりで少し長く感じたかな。でも余韻はすごい。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア,ベルギー,フランス
- 時間147分
- 監督フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
- 主演ルカ・マリネッリ
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南仏プロヴァンスの豊かな土地を夢見た男。その夢を打ち砕く、隣人たちの静かで残酷な欲望の物語。
1920年代、フランス・プロヴァンス。都会育ちのジャンは、母から受け継いだ土地で家族と暮らすことを決意。背中にこぶを持つ彼は、書物で得た知識を頼りに、うさぎを育てて生計を立てようと夢に燃える。しかし、その土地には命の源である「泉」が隠されていた。隣人のセザールとその甥ウゴランは、土地を安く手に入れるため、泉の存在を隠し、ジャンを巧妙な罠にかける。終わらない干ばつと過酷な労働。純粋な夢は、人間の底知れぬ欲望によって、少しずつ蝕まれていく。
ネット上の声
- 南仏の美しい風景と、人間のどす黒い欲望の対比がすごい。これはPART IIも観ないと眠れない!
- タイトルからは想像もつかない重い話だったけど、見応えは十分。
- ちょっと陰湿すぎて、見ててしんどくなった。救いがない感じが苦手かも。
- 俳優陣の演技が圧巻。
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間122分
- 監督クロード・ベリ
- 主演イヴ・モンタン
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1970年代イタリア、視力を失った少年が音の世界で夢を見つける、希望と挑戦の実話。
1970年代のイタリア、トスカーナ。映画が大好きな少年ミルコは、ある日事故で視力を失ってしまう。当時の法律により、健常者とは別の盲学校へ強制的に入学させられた彼。そこは、将来の職業を電話交換手か織物職人に限定する、希望のない場所。失意の底にいたミルコだが、一台の古いテープレコーダーとの出会いが彼の世界を一変させる。音を編集し、物語を創り出す喜びに目覚めたミルコ。しかし、その自由な創造性は、厳格な校長の教育方針と激しく対立。仲間たちと共に、彼は音で世界に立ち向かう決意。
ネット上の声
- 目が見えなくても、音で世界はこんなに豊かに感じられるんだなと。実話っていうのがまた心に響く。希望をもらえる素晴らしい映画でした。
- ただただ感動。見てよかった。
- いい話だとは思うけど、展開はちょっとベタかな。でもミルコの感性はすごい。
- いい先生との出会いが人生を変えるんだなと改めて感じた。子供の可能性を信じることの大切さが伝わってきます。
盲目、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国イタリア
- 時間100分
- 監督クリスティアーノ・ボルトーネ
- 主演ルカ・カプリオッティ
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2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。監督のマッテオ・ガローネが銀獅子賞(最優秀監督賞)、 出演のセイドゥ・サールがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。第96回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。「イタリア映画祭2024」(2024年5月1~6日=東京・有楽町朝日ホール/5月18、19日=大阪・ABCホール)で上映。
ネット上の声
- 主人公の純粋な想いと、あまりにも過酷な現実のギャップに胸が締め付けられた。これはただの映画じゃなくて、今世界で起きてることなんだよね。見てよかった。
- 難民問題について深く考えさせられる一本。ドキュメンタリーのような生々しさがあった。
- 映像の力はすごい。特に砂漠のシーンは圧巻。ただ、全体的に重くて、見ていてかなりしんどかったかな。
- 映画祭で見たけど、衝撃的だった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア,ベルギー,フランス
- 時間---分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演セイドゥ・サール
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離婚のためにパリへ戻った男。彼を待っていたのは、元妻の恋人の妻が昏睡状態に陥った謎と、複雑に絡み合う家族の秘密。
4年ぶりにパリへ戻ってきたアフマド。目的は、別居中の妻マリーとの離婚協議を完了させるため。しかし、彼が足を踏み入れたマリーの家は、見えない緊張感に包まれていた。マリーには新しい恋人がおり、その恋人の妻が自殺未遂で昏睡状態にあるという事実。さらに、マリーの娘リュシーは心を固く閉ざしている。家族の調停役をかってでたアフマドは、リュシーとの対話を通じて、悲劇の裏に隠された「ある過去」の存在に気づく。一つの嘘、一つの秘密が、パズルのピースのように次々と暴かれていく。一体、あの日、何があったのか。登場人物たちの視点が交錯し、一つの真実が浮かび上がる、息詰まるヒューマンミステリー。
ネット上の声
- さすがファルハディ監督。一つの嘘から過去がどんどん暴かれていく脚本が圧巻。登場人物全員が怪しく見えて、最後まで目が離せなかった。人間の複雑さを見事に描いてる。
- 登場人物たちの身勝手さにはイライラするけど、それが逆にリアル。特に子供たちが可哀想で…。後味は悪いけど、深く考えさせられる映画でした。
- 全体的に暗くて重い…。誰にも共感できなくて、見ていて疲れちゃった。もっとスッキリする話が好きかな。
- 息をのむ人間ドラマ。傑作。
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間130分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ベレニス・ベジョ
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イタリアの寂れた海辺の町。優しく臆病な犬のトリマーが、暴力に支配された日常から尊厳を取り戻すため、人生を賭けた反撃に出る。
イタリア郊外の荒涼とした海辺の町。犬のトリミングサロン「ドッグマン」を営む小柄で心優しい男マルチェロは、娘と犬を何よりも愛していた。彼のささやかな日常は、町を牛耳る暴力的な元ボクサー、シモーネによって脅かされる。理不尽な要求がエスカレートし、ある事件で共犯者に仕立て上げられたマルチェロ。失われた信頼と尊厳を取り戻すため、彼はあまりにも無力な抵抗を試みる。追い詰められた男が下す最後の決断。予測不能な衝撃の結末が待ち受ける。
ネット上の声
- 主人公が完全にのび太で、暴力的な友人がジャイアン。ドラえもんがいない世界線の話。犬への愛情と人間の暴力の対比がすごかった。
- 主演の人の演技が犬そのもの。目が離せなかった。
- 評価高いけど、見ててずっと胸が苦しくなる。救いがない話が苦手な人はキツいかも。
- 切ない…。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間103分
- 監督マッテオ・ガローネ
- 主演マルチェロ・フォンテ
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イタリアの小さな島に亡命した世界的詩人。彼に郵便を届ける純朴な青年が、詩の力で愛と人生を見つける感動の物語。
1950年代、イタリアの小さな島。漁師の息子マリオは、仕事が嫌で郵便配達員に。彼の配達先は、祖国を追われたチリの偉大な詩人パブロ・ネルーダただ一人。初めは遠巻きに見ていたマリオだが、次第にネルーダの人柄に惹かれ、詩の世界に魅了されていく。島の美しい女性ベアトリーチェに恋をしたマリオは、ネルーダに弟子入りし、詩の力で彼女の心を射止めようと奮闘。やがて二人を結ぶ、言葉を超えた深い友情。そして訪れる、運命の別れ。
ネット上の声
- とにかく切なくて美しい映画。涙が止まりませんでした。主演俳優さんの遺作と知って、さらに胸が熱くなりました。
- イタリアの島の風景と音楽が最高。詩の力で人が変わっていく様子が丁寧に描かれていて、静かな感動に包まれました。
- ストーリーは淡々と進むので、人によっては退屈かも。でも映像と音楽は綺麗で、独特の雰囲気は好きです。
- 言葉の美しさを改めて感じさせてくれる作品。純朴な青年と老詩人の友情がとても素敵でした。心に残る名作です。
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間107分
- 監督マイケル・ラドフォード
- 主演マッシモ・トロイージ
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「スマホの通知を全員で共有する」夕食会で始まった危険なゲーム。暴かれる秘密が、完璧な関係を崩壊させる一夜の物語。
現代イタリア。ある月食の夜、仲の良い7人の男女が夕食会に集う。その場の思いつきで始まった「スマホのロックを解除し、届く電話やメールのすべてを全員で共有する」という危険なゲーム。鳴り響く通知音と共に、長年の友人や最愛のパートナーでさえ知らなかった、それぞれの秘密が次々と暴かれていく。些細な嘘から、決して許されない裏切りまで。完璧に見えた彼らの関係は、この一夜を境に音を立てて崩壊を始める。誰もが持つ秘密という名のブラックボックス。その蓋が開いた時、彼らを待ち受ける予測不能な結末とは。
ネット上の声
- ほぼワンシチュエーションなのに全然飽きない!まるで上質な舞台劇を観てるみたいだった。脚本が秀逸で、セリフの応酬だけでここまで面白くできるのかと感心した。
- めっちゃ笑ったけど、同時にゾッとしたw 人のスマホなんて絶対見ちゃダメだね。
- これは面白い。よく出来てる。
- こんなゲーム、絶対やっちゃダメ!笑 友達と観たら盛り上がりそう。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督パオロ・ジェノヴェーゼ
- 主演ジュゼッペ・バッティストン
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Netflixで2023年11月1日から配信。
ネット上の声
- スマホがない時代のすれ違いがもどかしくて、でもだからこそ運命の壮大さが際立ってた。ラストシーンは本当に美しくて、涙が止まらなかったです。
- 70年代イタリアの街並みとかファッションがお洒落。映像美だけでも見る価値あると思う。
- すごく美しい物語だったけど、ラストの解釈が難しくてちょっとモヤモヤが残ったかな…。もしもあの時…って考えさせられる映画でした。
- 今年一番泣いたかも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア
- 時間112分
- 監督フェルザン・オーツペテク
- 主演ダミアーノ・ガヴィーノ
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隔絶された村で生きる、純朴な青年ラザロ。ある出会いが、偽りの楽園に隠された衝撃の真実を暴き出す寓話的物語。
20世紀後半、イタリア。外界から隔絶されたインヴィオラータ村。純朴で心優しい青年ラザロは、小作人として搾取されながらも、誰にでも親切に接する日々。ある日、彼は侯爵夫人の息子タンクレディと出会い、友情を結ぶ。タンクレディが企てた狂言誘拐をきっかけに、村が世間から隔離され、違法な搾取が行われていたという衝撃の事実が発覚。解放された村人たちを待ち受ける、現代社会の冷たい現実。時を超えて純粋さを保ち続けるラザロの旅が始まる。
ネット上の声
- 新作に向けてアリーチェ・ロルヴァケル監督の作品を見てみたが、面白かった!ポン・ジ
- 何故、この映画を知ったのか思い出せず調べてみたら、この映画もgenarowlan
- ☆☆☆★★ 狼のキスによりラザロは、現代社会に昔の姿そのままに蘇る...
- 確かに聖書の記述(殆どゾンビ)よりは幸せだ
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イタリア
- 時間127分
- 監督アリーチェ・ロルヴァケル
- 主演アドリアーノ・タルディオーロ
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20世紀初頭のイタリア、同じ日に生まれた地主と小作人の息子。激動の時代に翻弄される二人の男の壮大な生涯。
1900年1月27日、北イタリアの農村で二人の男の子が誕生。一人は大地主の跡取りアルフレード、もう一人は小作人の息子オルモ。生まれも育ちも正反対の二人だが、幼少期は身分を超えた友情を育む。しかし、成長と共にファシズムの台頭、二つの世界大戦という激動の時代が彼らの運命を分かち、引き裂いていく。愛、裏切り、革命、そして戦争。イタリアの現代史そのものを背景に、対立しながらも心の奥底で繋がり続ける二人の男の友情と対立を、5時間超のスケールで描き切った一大叙事詩。
ネット上の声
- 歴史を辿るというよりも、友情が時代や立場を超えても成り立つであろうかという検証物語だったかも…
- 巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が弱冠35歳で撮ったイタリア近代史を背景にした壮大な大河ドラマ
- もっとどっぷりヒューマンドラマなのかな、と勝手に思ってた〜
- チン○コが観れる映画という不純な動機で知った映画✨
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間316分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ロバート・デ・ニーロ
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真面目な学生と豪放な中年男、偶然出会った二人の一夏のドライブを描くイタリアン・ロードムービー。
舞台は1960年代、経済成長に沸く夏のイタリア・ローマ。試験勉強に追われる内気な法学生ロベルトの前に、一台のスポーツカーを乗り回す享楽的な中年男ブルーノが突然現れる。ブルーノの強引な誘いで、二人はローマからトスカーナへの行き当たりばったりのドライブへ出発。次々と女性を口説き、危険な追い越しを繰り返すブルーノに戸惑いながらも、ロベルトは次第に解放感を覚えていく。価値観の全く違う二人の間に芽生える奇妙な友情。しかし、刹那的な快楽を追い求めるこの旅は、やがて彼らの人生を揺るがす、あまりにも突然な結末を迎える。
ネット上の声
- 人生の皮肉
- 競争率が上がるからあまり言いたくなかったのですが…皆さん
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ディノ・リージ
- 主演ヴィットリオ・ガスマン
-
第二次大戦後のイタリア、30年に渡る3人の男と1人の女の物語。時代に翻弄された友情と愛の行方。
1944年、イタリア解放を共に戦った3人の若きパルチザン、ジャンニ、アントニオ、ニコラ。戦後、それぞれの道を歩み始めた彼らの人生は、女優を夢見るルチアーナとの出会いで交錯。理想と現実、成功と挫折、そして変わらぬ友情と愛。イタリアの戦後史を背景に、30年の歳月が彼らにもたらしたものを描く一大叙事詩。かつての誓いは、果たして守られたのか。彼らの再会がもたらす、ほろ苦い真実。
ネット上の声
- エットレ・スコーラはやはり名作が多いなと、うーんと唸ってしまう作品
- 孤独な金持ち、貧乏人の友沢山
- 男性三人+女性一人の人生模様
- きっと私も○○だ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国イタリア
- 時間123分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演ニーノ・マンフレディ
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故郷を離れたロシア人詩人がイタリアで彷徨う、魂の救済を求める精神的な旅路。
18世紀ロシアの音楽家を研究するため、イタリアを訪れた詩人アンドレイ。通訳の女性と共にトスカーナ地方を旅するも、彼の心は故郷への激しい郷愁(ノスタルジア)に苛まれる。ある日、世界の終末を信じ、7年間も家に閉じこもっていたという狂人ドメニコとの出会い。彼の「世界の救済」という奇妙な願いを引き受けたアンドレイは、自らの魂の救済を求め、ある儀式に挑む決意。壮麗なイタリアの風景の中で描かれる、故郷と自己の喪失を巡る魂の彷徨。
ネット上の声
- 圧巻の芸術作!タルコフスキー精神世界の旅
- 誰か私にノスタルジアを解説してくれー。
- 映画が芸術である事を許された時代の傑作
- この空気を15時間くらい吸い続けていたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国イタリア,ソ連
- 時間126分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演オレグ・ヤンコフスキー
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映画作りは魔法か、戦場か。フランソワ・トリュフォーが映画人へ贈る、愛と狂気に満ちた人間賛歌。
舞台は南フランス、ニースの撮影スタジオ。一本のメロドラマ映画「パメラを紹介します」の撮影現場。監督のフェランは、次々と起こるトラブルに奔走する。主演女優の精神不安定、俳優同士の恋愛沙汰、猫のNG連発。撮影は混乱の極みへ。虚構と現実が交錯する中、多くの困難を乗り越え映画を完成させるという一つの目的へ向かうスタッフとキャスト。映画作りの裏側にある喜怒哀楽のすべて。
ネット上の声
- 映画とは愛すべき壮大な共同妄想夢芝居
- 『映画』を愛するすべての人へ愛を込めて。
- トリュフォー監督の映画の中の映画作り
- 映画製作は、駅馬車の旅と似ている
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間117分
- 監督フランソワ・トリュフォー
- 主演ジャクリーン・ビセット
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ヒマラヤの壮大な自然を舞台に、愛と欲望を知った若き僧侶が、聖と俗の間で揺れ動く魂の遍歴を描く官能的な物語。
ヒマラヤの奥地、ラダック。3年以上に及ぶ厳しい修行を終えた若き僧侶タシ。しかし、村で出会った美しい女性ペマに一目で心を奪われ、彼の心は激しく揺れ動く。仏の道か、愛欲の世界か。苦悩の末、タシは袈裟を脱ぎ、ペマと結婚して俗世で生きることを決意。商人として成功し、家庭を築くが、やがて嫉妬や所有欲といった人間的な苦悩が彼を苛み始める。果たして、欲望を満たすことが幸福なのか、それとも全てを捨てることこそが救いなのか。壮麗な映像美で人間の根源的な問いを投げかける、魂の探求の記録。
ネット上の声
- 幼いうちから禁欲的な隠遁生活を送り続けている若い僧侶が、世俗に触れるための旅へと
- 今年のマイベストムービー「エンドロールのつづき」のパン・ナリン監督の出世作(だと
- 5歳の頃から僧侶の坊主タシは、ある時気付く「そもそも“悟る”ためには俗世を知り、
- こんな邦題のため男子中学生並みに観るタイミングを熟考(°_°)
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国インド,ドイツ,フランス,イタリア,スイス
- 時間---分
- 監督パン・ナリン
- 主演ショーン・クー
-
帝政ロシアの広大な大地で、若き士官候補生とアメリカ人女性が織りなす、運命に引き裂かれた激しくも美しい愛の叙事詩。
19世紀末、帝政ロシア。モスクワの士官学校に学ぶ青年アンドレイは、発明家の父を手伝うためロシアを訪れたアメリカ人女性ジェーンと運命的に出会う。音楽とシェイクスピアを愛する二人は、瞬く間に恋に落ちる。しかし、ジェーンの背後には、発明品を軍に売り込むための打算と、彼女に横恋慕する将軍の嫉妬という黒い影。純粋な愛は、国家を巻き込む巨大な陰謀によって無情にも引き裂かれていく。二人の愛の行方と、シベリアの過酷な運命。
ネット上の声
- 題名でスルーせずに、ぜひ見て欲しい
- な、な、な、長え~~
- 授業で鑑賞
- 人からおすすめされてタイトルだけ聞いて「髪結いの亭主」っぽいのかと勝手に思ってい
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国ロシア,フランス,イタリア,チェコ
- 時間162分
- 監督ニキータ・ミハルコフ
- 主演ジュリア・オーモンド
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Netflixで2024年12月4日から配信。
ネット上の声
- イタリアのアイデンティティのベクトルは必ず外を向く。
- プロダクションデザインは良い
- 日本語吹替版があったらなぁ
- ヴァイオリンが引き金になったのか
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督クリスチナ・コメンチーニ
- 主演バルバラ・ロンキ
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1938年、ローマ。ファシズムが熱狂する歴史的な一日、孤独な主婦と秘密を抱えた男の、束の間の出会い。
舞台は1938年5月、ヒトラーがローマを訪問する祝祭の日。国民がパレードに熱狂する中、アパートに取り残された主婦アントニエッタ。退屈な日常を送る彼女の前に現れたのは、向かいに住む男ガブリエーレ。彼は反ファシストとして警察に連行される直前の元ラジオアナウンサー。社会から疎外された二人が心を通わせる、たった一日だけの特別な時間。抑圧された時代の中で見つけた、ささやかな魂の解放の物語。
ネット上の声
- 観終わった後、特別な充実感が味わえる逸品
- 全てにおいての細かい演出が素晴らしい。
- ソフィアとマルチェロの二人芝居
- 建物の映し方がすごくいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間106分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
-
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀。激動の中国史に翻弄された、孤独な一人の人間の壮大な生涯。
1908年、北京・紫禁城。わずか3歳で清朝最後の皇帝として即位した愛新覚羅溥儀。革命によりその座を追われながらも、城の中で孤独な青年期を過ごす。やがて日本の傀儡国家・満州国の皇帝となるも、待っていたのはさらなる時代の波。第二次大戦後、戦犯として共産党の再教育を受ける日々。皇帝から一市民へ。激動の中国近代史に翻弄され続けた男が、その波乱の生涯の果てに見出したもの。壮大なスケールで描く、一人の人間の魂の軌跡。
ネット上の声
- 219分の全長版で中国の重さを感じろ!
- 見るならやっぱりこちらの全長版を!
- 中国の歴史の1ページですが・・・・
- 切なさと虚しさが交錯する傑作映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,イギリス,中国
- 時間219分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジョン・ローン
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中世から現代へ、王と盗賊、支配者と被支配者。繰り返される人間の愚かな歴史を、皮肉とユーモアで描く寓話。
舞台は中世ジョージア、ソ連時代、そして現代のパリ。三つの時代を自在に行き来しながら、同じ顔を持つ男たちの数奇な運命を映し出す。ある時代では国を支配する冷酷な王、ある時代では狡猾な盗賊、そしてまたある時代ではしがない浮浪者。主人公ヴァノの姿を通して、権力者と無法者、富める者と貧しき者の立場が、歴史の中でいかに入れ替わり、繰り返されてきたかを描く。セリフは少なく、映像と音楽が雄弁に物語る、イオセリアーニ監督独特の世界。人間の営みの滑稽さと哀愁が詰まった、壮大な風刺画。
ネット上の声
- 時代を超えて繰り返される人間の愚かさを描いててすごい。タッチは軽妙なのにテーマは重くて、イオセリアーニ監督ならではの視点が光ってた。歴史好きにはたまらない一本。
- 中世のシーンが絵画みたいで本当に綺麗だった!内容はちょっと難しいけど、映像美だけでも見る価値あるかも。
- 正直、話が色んな時代に飛ぶから少し混乱したw でも、伝えたいことはなんとなく分かった気がする。玄人向けの映画かな。
- ジョージア版『イントレランス』って感じ。どの時代も救いがないけど、どこかユーモラスなのが皮肉で良い。ギロチンのシーンは忘れられない…。
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,スイス,イタリア,ロシア,ジョージア
- 時間122分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演アミラン・アミラナシヴィリ
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20世紀初頭のシチリア島を舞台に、そこに生きる人々の愛と死、幻想と現実を詩的に描く、4つの物語からなるオムニバス叙事詩。
舞台は20世紀初頭、神話と現実が混在するイタリア・シチリア島。ノーベル賞作家ピランデッロの故郷を巡る旅のように、4つの物語が紡がれる。嫉妬に狂う夫に甕(かめ)に閉じ込められた男の悲喜劇。アメリカから帰郷し、母との再会を夢見る男の旅路。満月の夜に狼に変身すると信じる農民の苦悩。村人たちの対立と和解。シチリアの乾いた大地と灼熱の太陽の下、迷信深くも生命力にあふれた人々が織りなす、愛、憎しみ、生、そして死。それぞれの物語が、人生の不条理さと根源的な美しさを詩情豊かに映し出す、壮大な映像絵巻。
ネット上の声
- 首に鈴をつけ涼やかな鈴音を奏でながら空を舞うカラス🐦⬛˒˒
- 混沌(カオス)の世界に生きる人々の強さ
- イタリア落語「カオスシチリア噺」
- 鈴の音が呼び起こす、四つの寓話
家族、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国イタリア
- 時間187分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演マルガリータ・ロサーノ
-
どこまでも深く、青い世界へ。イルカを家族と信じる男と、世界一を目指す男。二人の天才ダイバーの友情と宿命を描く、海の叙事詩。
ギリシャの海で育った二人の少年、ジャックとエンゾ。素潜りで誰よりも深く潜ることを競い合った幼馴染は、やがて別々の道を歩む。数年後、フリーダイビングの世界選手権で再会した二人。イルカを愛し、海と一体になることを願うジャック。世界記録に執着し、王座を目指すエンゾ。彼らの友情とライバル心は、人間が到達し得ない深海へと二人を駆り立てる。陸の愛か、海の孤独か。青く、静かな世界の果てで彼らが見たものとは。
ネット上の声
- シネマンションの宿題映画、次回は「ぐらんぶる」とのことなのでタイトルの元ネタであ
- 「グレート」、「ビッグ」、「グラン・ブルー」の3バージョンを観て
- グランブルーの彼らにとって海こそが永遠
- ノーカット版が後から来る理由
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間120分
- 監督リュック・ベッソン
- 主演ロザンナ・アークエット
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余命僅かな天才ピアニストと落ちぶれた音楽プロデューサー。パリで出会った二人が奏でる、切なくも美しい愛の旋律。
舞台は1970年代のパリ。かつては名声を手にしたものの、今や落ちぶれた音楽プロデューサーのリチャード。彼が偶然出会ったのは、白血病に冒され余命いくばくもない天才ピアノ少女ステラ。彼女の夢は、満員の聴衆の前で自作の協奏曲を披露すること。その純粋な情熱と才能に心を動かされたリチャードは、彼女の最後の夢を叶えるため、再起をかけて奔走。残された時間との戦い、次々と襲いかかる困難。果たして、二人の「ラストコンサート」は実現するのか。愛と才能が奇跡を紡ぐ、涙なくしては見られない感動の物語。
ネット上の声
- 「ある愛の歌」など若者が不治の病で亡くなっていく刹那的な恋愛ストーリーはある意味
- 難病の登場人物が余命わずかな設定は星の数ほどあり、多くは題名からして「泣かせよう
- 若くして死ぬのは本当に気の毒なことだけど、こういろいろ映画やドラマで描かれてしま
- ま、またしても号泣してしまいましたぁ・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国イタリア,日本
- 時間94分
- 監督ルイジ・コッツィ
- 主演リチャード・ジョンソン
-
自身の愛人を殺害したエリート捜査官が、完全犯罪を企て自ら捜査を指揮する倒錯的サスペンス。
1970年代のイタリア。権力と知性を兼ね備えた、警察の殺人課主任。彼は衝動的に自身の愛人を殺害する。しかし彼は逃亡するどころか、自らその事件の捜査指揮を執ることを決意。わざと自分に不利な証拠を現場に残し、部下たちの捜査能力を試すかのように、大胆不敵なゲームを開始。権力がいかに腐敗し、真実がいかに歪められるかを冷徹に描く。捜査網が徐々に自分へと狭まっていく中、彼は何を思うのか。彼の真の目的と、待ち受ける衝撃の結末。
ネット上の声
- それでもボクはやっている
- 人間やること変わらない
- 愛人宅のベッドで女が男に剃刀で首を切られて殺される
- 完全なネタバレあり
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1970年
- 製作国イタリア
- 時間114分
- 監督エリオ・ペトリ
- 主演ジャン・マリア・ヴォロンテ
-
ローマの夜を生きる娼婦カビリア。何度裏切られても愛を信じ続ける、彼女の魂の軌跡。
1950年代、イタリア・ローマ。娼婦のカビリアは、純粋すぎる心を持つがゆえに男たちに騙され、利用されてばかりの日々。恋人に全財産を奪われ川に突き落とされても、彼女は決して希望を捨てない。いつか現れるはずの「真実の愛」を夢見て、再び夜の街へと繰り出すカビリア。映画スターとの束の間の出会い、奇跡を求める巡礼、そしてついに訪れた運命の男性との恋。しかし、彼女を待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実。全てを失った彼女の目に映るもの。
ネット上の声
- フェリーニ監督は薄幸の女性を描くのがうまい
- 少しフェリーニのこと判ったような気がした
- 近頃元気が足りない人、必見の映画。
- 表情豊かなヒロインが魅力の☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間111分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ジュリエッタ・マシーナ
-
第二次世界大戦後のローマ、貧困にあえぐ一人の父親が、仕事と希望の全てである自転車を盗まれ、幼い息子と絶望的な捜索に乗り出す物語。
第二次世界大戦後の混乱が続くローマ。長い失業の末、アントニオはポスター貼りの仕事を手に入れる。生活の再建を夢見る彼だったが、仕事に不可欠な自転車を初日に盗まれてしまう。警察も当てにならず、彼は幼い息子ブルーノを連れて、広大なローマの街へ自力で自転車を探しに出る。しかし、無数の自転車と人々の無関心が行く手を阻む。息子の前で父親の威厳を保とうとしながらも、焦りと絶望に追い詰められていくアントニオ。父子の絆だけを頼りにした必死の捜索の果てに、彼を待ち受ける過酷な現実。
ネット上の声
- 尼崎では自転車は天下の回り物(らしい)
- 言葉でも構図でも語られないものが在る
- この手があれば、今日も生きていける。
- イタリア・ネオリアリズムの頂点☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間88分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演ランベルト・マジョラーニ
-
1920年、アイルランド独立戦争。自由を求めて共に戦った兄弟が、残酷な内戦によって引き裂かれる運命。
1920年、イギリスの支配下にあるアイルランド。医師になる夢を捨て、兄テディと共にアイルランド独立軍に参加したデミアン。彼らは自由を勝ち取るため、過酷なゲリラ戦に身を投じる。しかし、苦難の末に結ばれた和平条約は、国内を二分する内戦の火種となる。条約を巡り、理想を違えた兄弟の絆に亀裂が生じ、やがて互いに銃を向け合うという悲劇的な運命へ。歴史の渦に翻弄された兄弟の愛と葛藤の物語。
ネット上の声
- アイルランドの歴史はイングランドとの戦いの歴史だ
- 自由と正義に引き裂かれる同胞たち
- アイルランド独立闘争を描いた作品は何作か鑑賞したが、本作が一番堪えたかもしれない
- 学生の時にライブ観るために夜行バスで朝東京について暇つぶしに早稲田松竹でかかって
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イギリス,イギリス,ドイツ,イタリア,スペイン
- 時間126分
- 監督ケン・ローチ
- 主演キリアン・マーフィ
-
新作に行き詰まる天才映画監督。現実と幻想が交錯する、創造の苦悩と魂の再生を描く傑作。
舞台はイタリアの温泉療養地。新作の構想が全く浮かばず、スランプに陥った映画監督グイド。プロデューサーからの催促、俳優たちからの期待、そして妻と愛人との間で揺れ動く心。現実から逃避するように、彼は幼少期の記憶や幻想の世界へと沈んでいく。果たして彼は創造の危機を乗り越え、映画を完成させられるのか。芸術家の彷徨える魂の記録。
ネット上の声
- 男は40歳を過ぎると否応なしに惑う生き物になるものなのだ・・・
- 自分の感じた心象風景を喜劇映画がした作品。
- 「私が映画だ」と、フェリーニは言った。
- 「グイド」の贈り物。語り合えと囁く。
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国イタリア
- 時間140分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
-
20世紀初頭のアメリカ、映画の都へ。イタリアから渡った兄弟が、壮大な映画セット建設に夢を懸ける、愛と芸術の物語。
舞台は20世紀初頭のイタリアとアメリカ。教会修復を家業とするニコラとアンドレアの兄弟。父との対立をきっかけに、新天地アメリカへ渡ることを決意。彼らの夢は、映画監督D・W・グリフィスの超大作『イントレランス』の巨大セット建設への参加。しかし、言葉の壁や文化の違い、そして兄弟間の愛憎が彼らの前に立ちはだかる。華やかな映画界で成功を掴みかける二人。だが、第一次世界大戦の暗い影が、彼らの運命を大きく揺るがし始める。
ネット上の声
- 聖堂の修復に携わる建築士の息子ニコラとアンドレア
- 『イントレランス』製作の舞台裏
- ラストまでの流れで鳥肌
- 映画が人間を繋ぐ
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,フランス,アメリカ
- 時間118分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演ヴィンセント・スパーノ
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ファシズムが台頭するイタリア。体制への順応を渇望する男が、恩師暗殺の密命を帯びる心理ドラマ。
1938年、ムッソリーニ政権下のイタリア。幼少期のトラウマから「普通」であることに異常な執着を抱く知識人マルチェロ。彼はファシスト党の秘密警察に自ら身を投じ、体制への忠誠を証明しようとする。そんな彼に下された密命は、パリに亡命中の反ファシストである大学時代の恩師の暗殺。新婚旅行を装い、妻と共にパリへ向かうマルチェロ。しかし、恩師とその若く美しい妻アンナとの出会いが、彼の計画と精神を大きく揺さぶる。体制への順応か、人間性の回復か。雪に覆われた暗殺の森で、彼の魂は究極の選択を迫られる。
ネット上の声
- 少年時代に同性愛者の男に襲われて、相手を射殺してしまった恐ろしい過去を抱えたマル
- こんな境遇にならないとわから無いことがあります
- 良さが解らないのです・・すみません
- ファシズムに官能美で不思議な感覚
トラウマになる、 ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間115分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
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19世紀末イタリアの貧しい農村を舞台に、厳しい自然と共に生きる小作農民たちの素朴で敬虔な一年間の記録。
19世紀末、北イタリア・ベルガモ地方。大地主の土地で働く4つの小作農一家の、素朴で敬虔な日常。春の種まきから始まり、夏の収穫、秋の祭り、そして厳しい冬。子供の誕生、恋の芽生え、家畜の病気といった日々の出来事。しかし、ある一家の父親が息子のために木靴を作ろうと、地主のポプラの木を切り倒したことから、一家に過酷な運命が訪れる。自然の恵みと厳しさの中で、信仰を支えに生きる人々の姿を静かに見つめる一大叙事詩。
ネット上の声
- 池波正太郎のエッセイで紹介されていて、見たいと思っていた作品
- ずっと奥の方に眠っていたものを揺り起こされるような映画だった
- 生産した作物の大半を地主へ納めないといけない封建的な農村
- ミレーの絵画がネオレアリズモで再現された
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国イタリア
- 時間187分
- 監督エルマンノ・オルミ
- 主演ルイジ・オルナーギ