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全50作品。ドイツのヒューマンドラマ映画ランキング

  1. PERFECT DAYS
    • S
    • 4.68
    「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。 東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

    ネット上の声

    • 役所広司の演技がとにかく自然で、セリフが少ないのに全部伝わってくる。木漏れ日とかカセットテープとか、何気ない日常がこんなに愛おしいなんて。説教臭くなくて最高でした。
    • 音楽のセンスが良すぎてサントラ欲しくなった。毎日を丁寧に生きることの大切さを静かに教えてくれる映画。
    • めちゃくちゃ良かった…!
    • 淡々と進むけど、それが心地良い。派手な展開を求める人には向かないかも。でも僕は好きだな、こういうの。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国日本,ドイツ
    • 時間124分
    • 監督ヴィム・ヴェンダース
    • 主演役所広司
    • レンタル
    • レンタル
  2. 枯れ葉
    • S
    • 4.62
    フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが5年ぶりにメガホンをとり、孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描いたラブストーリー。カウリスマキ監督による「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「マッチ工場の少女」の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜びと誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出す。 フィンランドの首都ヘルシンキ。理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッパは、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合う。しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしまう。 「TOVE トーベ」のアルマ・ポウスティがアンサ、「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のユッシ・バタネンがホラッパを演じ、「街のあかり」のヤンネ・フーティアイネン、「希望のかなた」のヌップ・コイブが共演。2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。

    ネット上の声

    • レトロな雰囲気が最高!めっちゃ好きだった。
    • カウリスマキ監督らしい、不器用な大人たちのラブストーリー。じんわり心に沁みました。
    • ラジオから流れる戦争のニュースが現実を突きつけるけど、それでもささやかな希望を見つける二人に感動。音楽の使い方も絶妙で、余韻がすごい。
    • 不思議な世界観。スマホが出てこないから時代が分からなくなる感じ。ちょっとウトウトしちゃったけど、それもまた味かもw
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国フィンランド,ドイツ
    • 時間81分
    • 監督アキ・カウリスマキ
    • 主演アルマ・ポウスティ
    • レンタル
  3. 善き人のためのソナタ
    • S
    • 4.60

    監視国家・東ドイツで、盗聴任務に就いた男が知った芸術と愛。国家への忠誠と人間性の間で揺れる、魂のサスペンス。

    1984年、東ベルリン。国家保安省(シュタージ)の忠実な大尉ヴィースラーに下された新たな任務。それは、反体制の疑いがある人気劇作家ドライマンと、その恋人で舞台女優クリスタの監視と盗聴。冷徹に任務を遂行するヴィースラー。しかし、盗聴器の向こうから聞こえてくるのは、芸術を愛し、深く想い合う二人の姿。これまで信じてきた国家の正義が揺らぎ始める。彼らの世界に魅了され、人間的な感情に目覚めていくヴィースラー。やがて彼は、二人を守るため、国家を欺く危険な行動へと駆り立てられる。一つの決断が、監視する者とされる者の運命を大きく変える。

    ネット上の声

    • 旧東ドイツの監視社会の息苦しさがリアル。でも、芸術に触れて主人公の心が少しずつ変わっていく様子に引き込まれた。最後のセリフは本当に鳥肌もの。
    • 観終わった後の余韻がすごい。間違いなく傑作だと思う。
    • 心に沁みる良い映画でした。
    • ラストの一言に全て持っていかれた。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2006年
    • 製作国ドイツ
    • 時間138分
    • 監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    • 主演ウルリッヒ・ミューエ
  4. ぼくとパパ、約束の週末
    • S
    • 4.60
    自分の好きなサッカーチームを決めるため、ドイツ国内のスタジアムを巡る自閉症の少年とその父親の旅を実話に基づいて描き、本国ドイツで100万人を動員するヒットとなったヒューマンドラマ。 幼い頃に自閉症と診断された10歳のジェイソンは、生活に独自のルーティンとルールがあり、それが守られないとパニックを起こしてしまう。ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれるも答えることができなかった彼は、ドイツ国内の56チームを全て自分の目で見てから好きなチームを決めたいと家族に話す。父ミルコは息子の夢をかなえるべく、ドイツ中のスタジアムを一緒に巡ることを約束し、多忙な仕事の合間を縫って週末ごとに旅をしていく。 父ミルコ役に「100日間のシンプルライフ」のフロリアン・ダービト・フィッツ。「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」のマルク・ローテムント監督がメガホンをとった。

    ネット上の声

    • 自閉症の息子とパパの物語。お互いを理解しようと奮闘し、共に成長していく姿に涙が出ました。親子で見てほしい映画です。
    • ドイツのサッカー熱がすごくて笑ったw 親子の話としても最高!
    • ちょっともどかしい部分もあったけど、最後はすごく温かい気持ちになれた。実話ベースっていうのがまた良い。
    • いい話だけど、ちょっと展開が読めるかな。サッカー好きならもっと楽しめるかも。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国ドイツ
    • 時間109分
    • 監督マルク・ローテムント
    • 主演フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
    • レンタル
    • レンタル
  5. The Promised Land
    • S
    • 4.59
    マッツ・ミケルセンが母国デンマーク開拓史の英雄を演じた歴史ドラマ。デンマークの作家イダ・ジェッセンが史実に基づいて執筆した小説を原作に、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」でもミケルセンとタッグを組んだニコライ・アーセル監督がメガホンをとり、「ライダーズ・オブ・ジャスティス」のアナス・トマス・イェンセンが脚本に参加した。 18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルは自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや、家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスと出会い、家族のように心を通わせていく。 ドラマ「レイズド・バイ・ウルブス 神なき惑星」のアマンダ・コリンがアン・バーバラを演じ、「シック・オブ・マイセルフ」のクリスティン・クヤトゥ・ソープが共演。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 18世紀デンマークの荒野を開拓する男の物語。マッツ・ミケルセンの静かながらも力強い演技が最高。映像も美しくて、まるでその時代にいるみたいだった。派手さはないけど、じっくり引き込まれる名作。
    • マッツ目当てで鑑賞!苦悩するマッツ、耕すマッツ、全部堪能できた。本当にカッコいい。
    • 男の生き様って感じ。
    • 映像は綺麗だったけど、話がちょっと暗くて重いかな…。主人公が可哀想になってくる。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国デンマーク,ドイツ,スウェーデン
    • 時間127分
    • 監督ニコライ・アーセル
    • 主演マッツ・ミケルセン
    • レンタル
  6. 6

    あん

    あん
    • S
    • 4.55

    どら焼き屋を舞台に、元ハンセン病患者の老婆と雇われ店長の心の交流を描く、珠玉のヒューマンドラマ。

    桜並木が美しい日本の町。どら焼き屋「どら春」の雇われ店長として、単調な日々を送る千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れる。彼女が作る絶品の「あん」は、たちまち店を繁盛させる。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が広まり、客足は遠のいてしまう。社会の偏見という現実の中、千太郎は徳江が背負ってきた過酷な人生と、生きることの本当の意味を知っていく。

    ネット上の声

    • 樹木希林さんの演技がすごすぎて、自然と涙がこぼれた。どら焼きが食べたくなるし、色々考えさせられる映画。
    • 静かだけど、心に深く残る名作。
    • 映像がとにかく綺麗。桜のシーンとか最高でした。ストーリーは少し悲しいけど、人との繋がりの温かさを感じられて、観終わった後、優しい気持ちになれました。
    • 雰囲気は好きだけど、ちょっと展開がゆっくりかな。でも役者さんたちの演技は素晴らしかった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2015年
    • 製作国日本,フランス,ドイツ
    • 時間113分
    • 監督河瀬直美
    • 主演樹木希林
  7. デカローグ
    • S
    • 4.54

    共産主義末期のポーランド、巨大団地に住む人々が直面する「十戒」をモチーフにした10の道徳的ジレンマ。

    舞台は1980年代、共産主義体制が終焉を迎えつつあるポーランドの首都ワルシャワ。巨大なコンクリートの集合住宅に暮らす、ごく普通の人々。彼らはある日突然、愛、死、信仰、裏切りといった、人生を揺るがす根源的な問題に直面する。「神の存在を信じるか」「人を殺してはならないのか」「隣人のものを欲してはならないのか」。旧約聖書の「モーセの十戒」を現代に置き換え、答えのない道徳的ジレンマに苦悩する人々の姿を、静謐かつ鋭い眼差しで描く10の物語。巨匠クシシュトフ・キエシロフスキーが問いかける、人間の魂の記録。

    ネット上の声

    • 10話全部観終わった後の余韻がすごい。一つ一つの話が重厚で、人生について考えさせられる。これはただのドラマじゃない、映画史に残る傑作だと思う。
    • 星5じゃ足りない。
    • テレビシリーズとは思えないクオリティ。全体的に暗いけど、人間の本質を突いてくる感じがたまらない。
    • 同じ団地に住む人々の、聖書の十戒をテーマにした物語。観るのに時間はかかったけど、間違いなく生涯ベスト級の作品。観てよかった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1988年
    • 製作国ポーランド,ドイツ
    • 時間567分
    • 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
    • 主演クリスティナ・ヤンダ
  8. 光りの墓
    • S
    • 4.52

    タイの臨時診療所、眠り続ける兵士たち。現実と夢、過去と現在が交錯する、静かで幻想的な物語。

    タイ東北部の町。かつて学校だった建物が、奇妙な眠り病に冒された兵士たちの臨時診療所に。ボランティアとして働く主婦ジェンは、一人の兵士イットの世話を始める。彼が眠る間、霊媒師の力を借りてコミュニケーションを試みるジェン。やがて彼女は、この土地に眠る古代の王たちの墓と、兵士たちの眠りの関係を知る。夢と現実の境界が溶け合い、見えない世界が姿を現す。静謐な映像美で描かれる、魂の記憶を巡る旅。

    ネット上の声

    • まるで生々しい夢の中にいるような感覚。光と音、自然の揺らぎが心地よくて、最高の映画体験でした。アピチャッポン監督、さすがです。
    • 正直、何が面白いのか全然わからなかった…。ただただ眠いだけでした。
    • ベッドの装置の光がすごく綺麗。虫の声とか風の音も心地よかったな。
    • 難解すぎw
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2015年
    • 製作国タイ,イギリス,フランス,ドイツ,マレーシア
    • 時間122分
    • 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
    • 主演ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー
  9. ラッシュ プライドと友情
    • S
    • 4.52

    1976年F1黄金期。天才肌のプレイボーイと、頭脳派の秀才。正反対の二人のレーサーが命を懸けた伝説のシーズン。

    舞台は1976年のF1世界選手権。華やかな世界で女性たちを魅了する天才的で野性的なレーサー、ジェームス・ハント。対するは、レースを科学的に分析し、リスクを徹底的に嫌う頭脳派のニキ・ラウダ。性格もレーススタイルも正反対の二人は、互いを激しくライバル視し、シーズンを通して熾烈なチャンピオン争いを展開。そんな中、ラウダを襲う悪夢の大クラッシュ。再起不能と思われた彼が、驚異的な精神力でレースに復帰。二人の男のプライドと友情が交錯する、伝説のシーズン最終戦の幕開け。

    ネット上の声

    • とにかくアツくてカッコよかった!!男の友情っていいな。
    • F1全く知らなかったけど、めちゃくちゃ引き込まれた。レースシーンの迫力もすごいし、対照的な二人の天才レーサーの生き様がたまらない。実話っていうのがまた熱い。
    • うーん、期待してたほどではなかったかな。レースとか車に興味ないとちょっと退屈かも。
    • ライバルって尊い。
    友情、 カーレース、 伝記、 ヒューマンドラマ、 スポーツ
    • 製作年2013年
    • 製作国アメリカ,ドイツ,イギリス
    • 時間124分
    • 監督ロン・ハワード
    • 主演クリス・ヘムズワース
  10. アイダよ、何処へ?
    • S
    • 4.51

    1995年、ボスニア。国連通訳のアイダは、迫りくる虐殺から家族を守れるのか。絶望的な状況下での、母の必死の闘い。

    1995年7月、ボスニア紛争末期の町スレブレニツァ。セルビア人勢力の侵攻により、2万人以上の市民が国連保護下の避難キャンプに殺到。国連の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子もキャンプへ避難させる。しかし、武装解除された国連軍は無力で、キャンプ内は混乱を極める。迫りくる虐殺の危機。アイダは通訳という立場を利用し、家族を救うため必死に奔走する。だが、無情な現実は刻一刻と彼女を追い詰めていく。歴史的悲劇の渦中で、一人の女性が見た真実。

    ネット上の声

    • これは絶対に観るべき映画。ボスニア紛争で起きたジェノサイドを真正面から描いていて、とにかく胸が苦しくなる。国連の無力さ、そして主人公アイダの必死の抵抗が突き刺さる。学校では習わない現代史の悲劇を知る意味でも価値があると思う。
    • ただただ圧倒された。主人公の、家族を守ろうとする眼差しが忘れられない。観終わった後、しばらく席を立てなかった。
    • 実際にあったことだと思うと、言葉が出ない。
    • 通訳という立場で、どちら側にも属しきれない主人公の葛藤がリアルだった。国連って一体何なんだろうと考えさせられた。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2020年
    • 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ルーマニア,オランダ,ドイツ,フランス,ノルウェー,トルコ
    • 時間101分
    • 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
    • 主演ヤスナ・ジュリチッチ
  11. 戦場のピアニスト
    • S
    • 4.50

    第二次世界大戦下のワルシャワ。ナチスドイツの侵攻により全てを奪われた天才ユダヤ人ピアニストの、壮絶なサバイバル。

    1939年、ナチスドイツが侵攻したポーランドの首都ワルシャワ。ユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの日常は、突如として終わりを告げる。家族と共にワルシャワ・ゲットーへ強制移住させられ、飢えと屈辱の日々。やがて強制収容所への移送が始まる中、彼は奇跡的にゲットーから脱出。しかし、そこからが本当の地獄の始まり。廃墟と化した街を独り彷徨い、飢えと寒さ、そしていつ見つかるか分からない恐怖と戦う日々。彼の唯一の希望は、心の中で奏でる音楽。極限状況の中、一人のドイツ人将校との出会いが彼の運命を大きく変える。音楽が繋いだ魂の軌跡。

    ネット上の声

    • 戦争の悲惨さと、その中で生き抜く人間の生命力を描いた傑作。ただただ無力に逃げ惑う主人公の姿がリアルで、胸が締め付けられた。音楽が唯一の希望だったのが印象的。
    • 観るのが辛いシーンも多いけど、ラストのピアノのシーンは本当に鳥肌モノ。音楽の力ってすごい。
    • 歴史的に重要な映画なのはわかる。でも、全体的に重くて暗いから、正直2回目は見れないかな…。
    • 間違いなく生涯ベストの一本。
    ホロコーストが舞台、 ピアニスト、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2002年
    • 製作国フランス,ドイツ,ポーランド,イギリス
    • 時間148分
    • 監督ロマン・ポランスキー
    • 主演エイドリアン・ブロディ
  12. 読まれなかった小説
    • S
    • 4.48

    文学への夢と、尊敬できない父への葛藤。故郷に帰った青年作家が自らのルーツと向き合う、重厚な人間ドラマ。

    現代トルコの田舎町。作家になる夢を抱き、大学を卒業した青年シナンが故郷に戻ってくる。彼は自費出版で本を出すため資金集めに奔走するが、理想と現実の壁にぶつかる日々。彼の最大の悩みは、尊敬できず、反発を覚えるギャンブル依存症の父の存在。それでも断ち切れない家族の絆との間で、彼の心は激しく揺れ動く。故郷の人々との対話を通し、シナンは自分自身と父、そして人生を深く見つめ直していく。

    ネット上の声

    • 3時間超えだけど、それを感じさせない濃密な会話劇。父と息子の関係性がじっくり描かれていて、自分と重ねて見てしまった。トルコの田舎の風景も美しくて、文学的な余韻に浸れる一本。
    • とにかく長くて退屈だった…。主人公の理屈っぽい感じがずっと続いて、正直しんどかったです。自分には合わなかったかな。
    • ジェイラン監督やっぱり好きだわー。主人公の青臭さとかプライドの高さが、逆に人間味あって引き込まれた。
    • 映像がとにかく綺麗でした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ,ブルガリア,マケドニア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,スウェーデン,カタール
    • 時間189分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演アイドゥン・ドウ・デミルコル
    • レンタル
  13. ジョジョ・ラビット
    • S
    • 4.45

    第二次大戦下のドイツで、空想の友達ヒトラーに励まされる少年が、ユダヤ人の少女と出会い世界を知る物語。

    第二次世界大戦末期のドイツ。10歳の少年ジョジョは、立派な兵士になることを夢見る愛国少年。彼の空想上の親友は、陽気でおっちょこちょいなアドルフ・ヒトラー。ある日、ジョジョは自宅の屋根裏に、母親がユダヤ人の少女エルサを匿っていることを発見。ナチスの教えに従い「敵」を捕らえるべきか葛藤するが、エルサと話すうちに、教えられてきたユダヤ人像との違いに戸惑い、次第に彼女に惹かれていく。戦争という狂気の中で、少年が見つけ出す本当の愛と優しさ。彼の小さな世界が大きく変わる瞬間。

    ネット上の声

    • 笑えるのに、最後は涙が止まらなかった。戦争を子供の視点で描くってこういうことか。靴紐のシーンが忘れられない。
    • 最高!絶対見るべき。
    • 重いテーマをユーモアで包む監督のセンスがすごい。考えさせられる良い映画でした。
    • ポップで観やすいけど、メッセージは深い。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ドイツ,アメリカ
    • 時間109分
    • 監督タイカ・ワイティティ
    • 主演ローマン・グリフィン・デイヴィス
  14. 雪の轍
    • S
    • 4.44

    雪深いアナトリアのホテルを舞台に、元俳優の男が自らの内面と人間関係の亀裂に向き合う、濃密な人間ドラマ。

    トルコ、カッパドキアの雪景色。元舞台俳優でホテル経営者のアイドゥンは、若く美しい妻ニハルと、離婚して出戻った妹ネジュラと共に暮らす日々。知識人としてのプライドから周囲を見下す彼と、慈善活動に心の拠り所を求める妻との間には、見えない溝。ある日、家賃を滞納する一家の少年がアイドゥンの車の窓ガラスを割り、その一件が、彼らが抱える偽善や欺瞞を容赦なく暴き出す。凍てつく冬景色の中、剥き出しになる人間のエゴと孤独。彼らが迎える朝に光は差すのか。

    ネット上の声

    • 圧倒的な会話劇。これぞ映画の真髄。
    • 雪のカッパドキアが美しすぎて…。3時間超えだけど、人間の偽善や本性が炙り出される会話に引き込まれました。人を選ぶけど、ハマる人にはたまらない傑作だと思う。
    • とにかく長いし会話ばっか!でも、あのホテル泊まってみたいなぁ。景色と音楽は最高でした。
    • 登場人物、みんな口達者でちょっと嫌な感じw でもそれがリアルで、色々考えさせられましたね。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2014年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ
    • 時間196分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演ハルク・ビルギナー
    • レンタル
  15. The seed of the sacred fig(英題)
    • A
    • 4.39
    国家公務に従事する⼀家の主・イマンは 20 年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。 報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。しかしある⽇、家庭内から銃が消えた――。 最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの 3 ⼈に向けられる。誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。 そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。 カンヌ国際映画祭<審査員特別賞>受賞の衝撃のサスペンススリラー!

    ネット上の声

    • ポスターの情報だけで観に行ったら、とんでもない衝撃作だった。国家という大きな力に翻弄される家族の物語が、息苦しいほどリアル。長尺だけど、最後まで目が離せなかった。これは解放の物語。
    • イラン映画ってあまり観ないけど、これはすごい。家庭内の出来事が、社会全体の問題に繋がっていく感じが巧みだった。
    • ちょっと長くて、正直途中少しダレたかな。テーマは重いけど、考えさせられる映画ではあった。
    • 観終わった後、しばらく席を立てなかった。
    ヒューマンドラマ、 サスペンス
    • 製作年2024年
    • 製作国フランス,ドイツ,イラク
    • 時間167分
    • 監督モハマド・ラスロフ
    • 主演ミシャク・ザラ
    • レンタル
  16. 僕たちは希望という名の列車に乗った
    • A
    • 4.39

    東ドイツの高校生たちによる、たった2分間の黙祷。それが、国家を揺るがす重大事件の始まりだった。

    1956年、鉄のカーテンに閉ざされた東ドイツ。高校生のテオとクルトは、西側のラジオでハンガリー動乱を知り、犠牲者を追悼するためクラス全員で2分間の黙祷を捧げる。だが、この純粋な行動は「反革命的行為」と見なされ、政府から厳しい尋問を受けることに。友情、裏切り、そして家族への想い。密告を強要される中、彼らが下した人生最大の決断とは。

    ネット上の声

    • 実話ベースってのがすごい。社会派映画かと思いきや、友情とか将来とかで悩む高校生の青春映画でもあって、めちゃくちゃ引き込まれた。たった2分間の黙祷が、彼らの人生を大きく変えるなんて…。
    • 終盤は鳥肌が止まらなかった。静かな映画だけど、心にズシンと響く。こんなに感動したのは久しぶりかも。
    • 良い映画だとは思うけど、絶賛されるほどかな?って感じ。邦題がちょっとダサいのが残念w でも内容はしっかりしてた。
    • 思った以上に良くてびっくりした!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国ドイツ
    • 時間111分
    • 監督ラース・クラウメ
    • 主演レオナルド・シャイヒャー
  17. 西部戦線異状なし
    • A
    • 4.39

    英雄を夢見て第一次大戦の西部戦線へ。そこは、若者の理想が砲弾と泥濘に砕け散る、あまりにも無慈悲な地獄だった。

    1917年、ドイツ。愛国心に燃える17歳のパウルは、友人たちと共に入隊し、西部戦線へと送られる。しかし、英雄になるという甘い幻想は、着任初日に打ち砕かれた。そこは泥と死臭にまみれた塹壕という名の地獄。鳴り響く砲撃、突撃の合図、目の前で命を落とす仲間たち。生き残ることだけが目的となった極限状況は、彼の精神を徐々に蝕んでいく。戦争の非人間性を体感した若き兵士を待ち受ける、残酷な運命。

    ネット上の声

    • 今まで観た戦争映画の中でもトップクラス。特に塹壕戦の描写がリアルすぎて、泥と血の匂いまで伝わってくるようだった。英雄譚ではなく、ただただ戦争の虚しさと理不尽さを突きつけられる。今この時代にこそ観るべき一本だと思う。
    • とにかく重い…。でも目を背けちゃいけない現実だと思った。主人公たちの無邪気さが戦争によって奪われていくのが辛すぎた。
    • これは傑作。言葉が出ない。
    • 描写がリアルすぎて私にはキツかった…。グロいのが苦手な人は覚悟した方がいいかも。ストーリーも救いがなくて、ただただ落ち込む。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2022年
    • 製作国ドイツ,アメリカ
    • 時間147分
    • 監督エドワード・ベルガー
    • 主演フェリックス・カマラー
  18. バード ここから羽ばたく
    • A
    • 4.37
    2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 主人公ベイリーの強さと優しさが心に沁みた。厳しい現実の中でも希望を失わない姿に勇気をもらえます。アンドレア・アーノルド監督のファンは必見!
    • どこか懐かしい映像の感じが良かった。不思議な世界観に引き込まれた。
    • 最高でした!
    • ありがちなテーマのはずなのに、全く古臭さを感じさせない演出がすごい。非現実的なキャラクターも自然に受け入れられた。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2024年
    • 製作国イギリス,アメリカ,フランス,ドイツ
    • 時間119分
    • 監督アンドレア・アーノルド
    • 主演ニキヤ・アダムズ
  19. 溶岩の家
    • A
    • 4.37

    火山島に囚われた看護師。言葉も通じぬ異郷で、彼女は意識不明の男の過去と島の魂に触れていく。

    リスボンで働く看護師マリアナ。彼女は、昏睡状態に陥った移民労働者レアオンを、彼の故郷であるカーボベルデ諸島のフォゴ島へ送り届ける。しかし、島に着いた途端、帰りの術を失い、彼女は島に閉じ込められてしまう。荒涼とした溶岩台地、貧しくも誇り高く生きる島民たち。マリアナはレアオンの過去を探りながら、この土地の持つ根源的な力と対峙していく。現実と神話が混じり合う地で、自己を見失い、そして再生する魂の記録。

    ネット上の声

    • ストーリーは難解だけど、映像の力が圧倒的。島の荒涼とした風景と人々の虚無的な表情が焼き付いて離れない感じ。
    • 意味は分からないけど好き。画面のザラついた空気感が最高でした。
    • 画面が暗くて何が起きてるか分からないシーンが多かったな。芸術的なんだろうけど、ちょっと眠くなったw
    • まさに映像詩。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1994年
    • 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ
    • 時間110分
    • 監督ペドロ・コスタ
    • 主演イネス・メディロス
  20. ベルリン・アレクサンダー広場
    • A
    • 4.36

    1920年代末の混沌のベルリン、まっとうな人間になることを誓った元囚人の男が、抗えぬ運命と社会の闇に飲み込まれていく壮大な叙事詩。

    舞台は世界恐慌前夜、退廃と不安が渦巻く1928年のドイツ・ベルリン。恋人殺しの罪で4年の刑期を終えたフランツ・ビーバーコップ。彼は「これからは正直に生きる」と固く心に誓い、社会復帰を目指す。しかし、混沌とした大都市は彼に安息を与えない。新聞売りや客引きとして生計を立てようとするも、悪友ラインホルトとの出会いが彼の運命を再び暗転させる。裏切り、暴力、そして抗えぬ犯罪の世界への誘惑。次々と襲いかかる試練の中、彼は人間としての尊厳を保てるのか。絶望の淵で彼が見出すものとは。

    ネット上の声

    • ファスビンダーの集大成。全14話、見終わった後の疲労感と満足感がすごい。どうしようもない主人公と大都市ベルリンの描き方が深くて、まさに傑作だと思う。
    • 長すぎて途中で挫折しそうになったw
    • 主人公が本当にダメな奴なんだけど、なぜか目が離せない。1920年代の空気が伝わってくるようだった。
    • まさに罪と罰。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1980年
    • 製作国イタリア,ドイツ
    • 時間---分
    • 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
    • 主演ギュンター・ランプレヒト
  21. 春夏秋冬そして春
    • A
    • 4.36

    湖上の寺で繰り返される、一人の男の生涯。自然の摂理と人生の業を描く、静謐で美しい物語。

    雄大な自然に囲まれた、湖に浮かぶ小さな寺。そこで暮らす老僧と一人の少年。無邪気な「春」、恋を知る「夏」、罪を犯す「秋」、そして贖罪の「冬」。季節の移ろいと共に、少年の人生もまた巡っていく。殺生、愛欲、嫉妬、そして救済。人生のあらゆる局面を、静かな湖面が映し出す。キム・ギドク監督が、圧倒的な映像美で人間の業と魂の救済を描ききった、珠玉の寓話。

    ネット上の声

    • 湖に浮かぶお寺の映像がとにかく圧巻。セリフは少ないけど、人生の四季が静かに、でも力強く描かれていて心に響いた。まさに観る哲学。
    • 正直、何が言いたいのかよく分からなかった。映像が綺麗なのは認めるけど、退屈で寝ちゃいそうになったw
    • 言葉にならないくらい素晴らしかった。
    • すごく静かで綺麗な映画。好みは分かれるかもしれないけど、私は好き。心が洗われる感じがした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2003年
    • 製作国韓国,ドイツ
    • 時間102分
    • 監督キム・ギドク
    • 主演オ・ヨンス
  22. ゴンドラ
    • A
    • 4.35
    「ツバル TUVALU」「ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を」などで知られるドイツのファイト・ヘルマーが監督・脚本を手がけ、山の谷間を行き来する2台のゴンドラで働く2人の女性が織りなす物語をセリフなしで描いたドイツ・ジョージア合作映画。 コーカサス山脈の西に位置するジョージアの小さな村で、古いゴンドラの乗務員として働き始めたイヴァと、もう1台のゴンドラの乗務員を務めるニノ。威張り屋の駅長には腹が立つことばかりだが、2人も負けてはいない。すれ違うゴンドラでイヴァとニノが交わし合う奇想天外なやりとりは、いつしか地上の住民たちも巻き込んでいき……。 劇中に登場するゴンドラはジョージア南部の小さな村フロに実在し、「ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラ」として知られている。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 冒頭の映像美に一瞬で心奪われた!渓谷を行き来するゴンドラっていう設定がユニークで、すれ違う瞬間のやり取りが面白くて笑える。幸せな気分になれる快作でした。
    • 最高だった!
    • ロケーションがすごく良くて、心地よい気分に浸れた。ちょっと変わってるけど、そこがまたいい味出してる。
    • いや、危ないってwちゃんと仕事しよ!ってツッコミながら観てた。前半ちょっと寝ちゃったけどまあいっか。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国ドイツ,ジョージア
    • 時間85分
    • 監督ファイト・ヘルマー
    • 主演ニニ・ソセリア
    • レンタル
  23. ヴェルクマイスター・ハーモニー
    • A
    • 4.35

    凍てつくハンガリーの田舎町に現れた巨大なクジラと謎のサーカス団が、人々の狂気を呼び覚ます不条理劇。

    雪に閉ざされたハンガリーの小さな町。心優しい郵便配達員の青年ヤーノシュは、宇宙の調和について語ることを日課とする日々。ある日、町に巨大なクジラの死骸を乗せたサーカス団が到着。その不気味な存在は、町に不穏な噂と緊張をもたらす。ヤーノシュは町の異様な雰囲気に戸惑いながらも日常を保とうとするが、サーカス団が連れてきた謎の「プリンス」の扇動により、住民たちの不満と暴力性が爆発。純粋な魂を持つヤーノシュが見つめる、秩序が崩壊し暴力が支配する世界の果て。

    ネット上の声

    • 言葉が出ない。とにかく凄い。
    • 巨大なクジラと不穏な長回しが頭から離れない。こんな映画は初めて観た。
    • モノクロの映像がとにかく美しい。町に漂う不穏な空気と、静かに進む物語にただただ圧倒された。ちょっと難解だけど観る価値あり。
    • ごめんなさい、私には良さが分からなかった…。長回しが退屈で、途中で寝ちゃいました。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2000年
    • 製作国ハンガリー,ドイツ,フランス
    • 時間145分
    • 監督タル・ベーラ
    • 主演ラース・ルドルフ
    • レンタル
    • レンタル
  24. アンティゴネ ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年 (ズーアカンプ社)
    • A
    • 4.35

    神の法か、国家の法か。兄の埋葬を巡り、一人の女が絶対権力に挑む、ソポクレスの悲劇を再構築した前衛的映像詩。

    古代ギリシャの都市テーバイ。王位を争い相討ちとなった二人の兄。新たな王クレオンは、反逆者と見なした兄の埋葬を禁じる国家の布告を出す。しかし、妹アンティゴネは「神の法」は人の定めた法に優先すると信じ、王命に背いて兄を弔うことを決意。彼女の揺るぎない信念は、国家の秩序を重んじるクレオンとの絶対的な対立を生む。個人の良心と国家の法のどちらが正義か。厳格な形式美と削ぎ落とされた演出の中、登場人物たちの言葉が鋭く響き渡る。破滅へと向かう運命の物語。

    ネット上の声

    • ストローブ=ユイレ作品は難解なイメージだったけど、これはすごく引き込まれた。アンティゴネの横顔がとにかく美しい。
    • 国家の正義と個人の正義について、深く考えさせられる静かな迫力がありました。
    • うーん、ちょっと私には難しすぎたかも…笑
    • まるで魔術にかけられたような感覚。ミニマルだけど力強い映画。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1992年
    • 製作国ドイツ,フランス
    • 時間100分
    • 監督ダニエル・ユイレ
    • 主演アストリート・オフナー
  25. ドッグヴィル
    • A
    • 4.34

    閉鎖的な村に逃げ込んできた謎の美女グレース。彼女の存在が、偽善に満ちた村人たちの本性を暴き、静かな共同体を狂気の舞台へと変貌させる衝撃のスリラー。

    1930年代、ロッキー山脈の麓にある孤立した村「ドッグヴィル」。ある日、ギャングに追われる美しい女性グレースが村へ逃げ込んでくる。村人たちは戸惑いながらも、彼女を匿うことを条件に労働を課す。最初は親切だった村人たち。しかし、彼女の弱みにつけ込み、次第にその要求はエスカレート。やがて、グレースは村人たちの欲望のはけ口となり、奴隷同然の扱いを受けることに。人間の醜い本性が剥き出しになる中、彼女が下す最後の決断。

    ネット上の声

    • 床に白線を引いただけのセットが、逆に人間の醜さを際立たせてて凄い。ラストの衝撃は一生忘れないと思う。人を選ぶけど、間違いなく傑作。
    • つまらなかった。
    • 人間の怖さ、醜さが詰まってて、観ていて本当にしんどかった。でもすごい作品。
    • とにかく衝撃的。観終わった後、しばらく動けなかった。忘れられない一本になった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2003年
    • 製作国デンマーク,オランダ,スウェーデン,ドイツ,イギリス,フランス,フィンランド,ノルウェー,イタリア
    • 時間177分
    • 監督ラース・フォン・トリアー
    • 主演ニコール・キッドマン
  26. アンダーグラウンド
    • A
    • 4.34

    50年に渡る狂乱のユーゴスラビア史を、地下に幽閉された男たちの祝祭と裏切りで描く、壮大な歴史寓話。

    第二次大戦下のベオグラード。ナチスに抵抗する闘士マルコとクロ。ある日、空爆を逃れるため、クロたちはマルコの用意した地下室へ。しかし戦争終結後も、マルコは私利私欲のため「戦争はまだ続いている」と嘘をつき、彼らを地下に閉じ込め武器を製造させる。時は流れ、欺瞞に満ちた地下の祝祭。やがて、あるきっかけで外の世界へ飛び出すクロ。彼が目にする、変わり果てた祖国の姿。これは、一つの国が崩壊していく様を描いた、悲しくも陽気な叙事詩。

    ネット上の声

    • 「昔、あるところに国があった」という一文に全てが詰まってる。悲劇を喜劇で包んだ、とんでもないエネルギーの塊みたいな映画。音楽も最高!
    • とにかく音楽が最高!ずっと鳴り響くブラスバンドの音でテンション上がりっぱなしだった!
    • 評価高いけど、自分には合わなかったな。ただただ騒がしくて長くて疲れちゃった。
    • 笑えるシーンも多いのに、根底にある歴史の悲しさがズシンとくる。観終わった後、色々考えさせられるすごい作品でした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1995年
    • 製作国フランス,ドイツ,ハンガリー
    • 時間171分
    • 監督エミール・クストリッツァ
    • 主演ミキ・マノイロヴィッチ
  27. 無伴奏「シャコンヌ」
    • A
    • 4.33

    天才ヴァイオリニストの父と、その才能を受け継ぐ息子。音楽が結び、そして引き裂く、父子の魂の物語。

    世界的なヴァイオリニストである父と、その才能を色濃く受け継いだ息子チャーリー。幼い頃から神童と呼ばれたチャーリーだったが、父は彼の才能を素直に認めようとしない。それは期待か、嫉妬か。偉大な父の影、そして音楽家としてのエゴが、父子の間に深い溝を生んでいく。二人の心を繋ぐのは、愛と憎しみが入り混じるヴァイオリンの音色のみ。やがて、父子の関係はバッハの難曲「シャコンヌ」を通して、宿命的な対決の時を迎える。音楽に翻弄される家族の、痛ましくも美しい魂の記録。

    ネット上の声

    • 観終わった後、サントラ即買いしました笑
    • 静かな映画だけど、音楽の力強さに圧倒される。人生について考えさせられた。
    • とにかく音楽が最高。
    • 古い映画だけど全然色褪せない名作だと思う。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1994年
    • 製作国フランス,ベルギー,ドイツ
    • 時間94分
    • 監督シャルリー・ヴァン・ダム
    • 主演リシャール・ベリ
  28. 未完成の映画
    • A
    • 4.33
    「天安門、恋人たち」などの名匠ロウ・イエ監督が、中国・武漢に近い都市を舞台に、映画制作に携わる人々の姿を通してコロナ禍の「集団的トラウマの記録」をリアルに描いた作品。 映画監督シャオルイは10年前に中断された未完成のクィア映画を完成させるため、キャストとスタッフを集めて説得する。2020年1月、撮影が終わりに近づくなか、新種のウイルスに関する噂が広まりはじめる。やがてホテルがロックダウンされ、スタッフたちは部屋に閉じ込められたまま、すべてのコミュニケーションがスマホ画面のみに制限されてしまう。 フェイクドキュメンタリーのスタイルを採りながら、コロナ禍で実際に撮影されたスマホの映像を盛り込んで多層的に描きだす。出演は「スプリング・フィーバー」のチン・ハオ、「二重生活」のチー・シー。2024年・第77回カンヌ国際映画祭では特別招待作品としてドキュメンタリー部門にて上映され、第61回台北金馬奨では劇映画部門の最優秀作品賞・監督賞を受賞した。第25回東京フィルメックスで観客賞を受賞。

    ネット上の声

    • フィルメックスで鑑賞。ロウ・イエ監督の虚構と現実が入り混じる世界観に完全に引き込まれた。コロナ禍の中国を鋭く切り取っていて、観客賞も納得の傑作。
    • どこまでが本当の話なんだろう…って考えさせられた。不思議な感覚。
    • うーん、ちょっと難解で自分には合わなかったかな。話が分かりにくかった。
    • すごいものを観た!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2024年
    • 製作国シンガポール,ドイツ
    • 時間107分
    • 監督ロウ・イエ
    • 主演チン・ハオ
  29. 黒猫・白猫
    • A
    • 4.33

    ドナウ川のほとりで繰り広げられる、ジプシーたちの破天荒な愛とドタバタ詐欺騒動。人生は奇跡の連続、予測不能な狂乱の一大叙事詩。

    舞台はユーゴスラビア、ドナウ川沿いのジプシー集落。詐欺師マトゥコは、列車強盗計画でマフィアのボス、ダダンに大金を騙し取られる大失態。借金のカタとして、マトゥコの息子ザーレはダダンの妹との結婚を強要。しかし、ザーレには愛するイダの存在。一方、花嫁も別の男を愛していた。死んだはずの祖父が蘇り、花嫁は逃亡、結婚式は前代未聞の大騒動へ。愛と自由を求め、若者たちの奇想天外な逃走劇が始まる、予測不能な結末。

    ネット上の声

    • 最高にハッピーな映画!元気でた!
    • とにかくハチャメチャでパワフル!訳わかんないけど、なぜか最後は幸せな気分になる不思議な映画。
    • ずっと騒がしくてちょっと疲れたかなw でもこの独特の世界観はクセになるかも。
    • 動物がいっぱいでてきて可愛い!音楽も陽気で、観てるだけで楽しくなっちゃう。人生って素晴らしいって思える作品。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1998年
    • 製作国フランス,ドイツ,ユーゴスラビア
    • 時間130分
    • 監督エミール・クストリッツァ
    • 主演バイラム・セヴェルジャン
  30. 愛、アムール
    • A
    • 4.31

    パリのアパルトマンで寄り添う老夫婦。病がもたらした日常の変化と、究極の愛の形。

    パリの瀟洒なアパルトマンで、穏やかな老後を過ごす元音楽教師の夫婦、ジョルジュとアンヌ。長年連れ添い、深い愛情で結ばれた二人。しかし、ある日突然、妻のアンヌが病に倒れ、手術も失敗し半身不随に。夫のジョルジュは、「もう二度と病院には戻りたくない」という妻の願いを聞き入れ、自宅での介護を決意する。日に日に衰弱していく妻を前に、献身的に支え続けるジョルジュ。だが、その生活は彼の心と体を少しずつ蝕んでいく。愛する人の尊厳を守るため、彼が下した決断とは。老いと病、そして死という普遍的なテーマに正面から向き合い、愛の究極の形を問いかける、感動の物語。

    ネット上の声

    • 老夫婦の究極の愛の形を見せつけられた感じ。きれいごとじゃ済まされない介護の現実がリアルすぎて、胸が締め付けられた。これは鑑賞じゃなくて体験だね。しばらく引きずる重さだけど、見てよかった。
    • BGMがほとんどなくて、生活音だけなのが逆に怖い。静かだけど、とてつもない緊張感があった。すごい映画体験だった。
    • 評価高いけど、自分には合わなかったな。ただただ暗くて長くて、途中で眠くなった。希望がなさすぎて辛いだけだった。
    • 他人事じゃないから、見ていて本当に辛かった。でも、これが現実なんだよね。自分ならどうするだろうって、深く考えさせられました。主演二人の演技が圧巻。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2012年
    • 製作国フランス,ドイツ,オーストリア
    • 時間127分
    • 監督ミヒャエル・ハネケ
    • 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
  31. 愛より強く
    • A
    • 4.30

    ドイツ・ハンブルク。死を望む男女が偽装結婚から始める、絶望と愛の激しい物語。

    現代ドイツ、ハンブルク。人生に絶望したトルコ系ドイツ人の男ジャヒト。厳格な家庭からの自由を渇望する女シベル。精神病院で出会った二人は、シベルの提案で偽装結婚という奇妙な共同生活を開始。互いに干渉せず、それぞれの自由を謳歌するはずだった日々。しかし、奔放なシベルに惹かれ始めるジャヒトの心。やがて、嫉妬が引き起こした悲劇が、二人の偽りの関係を根底から揺るがす。これは、愛を知ることで本当の絶望に直面する、魂の物語。

    ネット上の声

    • 魂が揺さぶられるような強烈な愛の物語。偽装結婚から始まる二人の関係が、破滅的に、でも純粋になっていくのが見ていて苦しいけど目が離せない。音楽の使い方も最高でした。
    • なんて切なくて痛々しい愛なんだろう。ただのラブストーリーじゃない、もっと魂のぶつかり合いみたいな感じ。見ていて胸が苦しくなりました。
    • タイトルに惹かれたけど、正直よくわからなかった。愛というよりお互いを傷つけあってるだけで…。共感はできなかったかな。
    • とにかくパワフル!すごい映画!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2004年
    • 製作国ドイツ,トルコ
    • 時間121分
    • 監督ファティ・アキン
    • 主演ビロル・ユーネル
  32. ベレジーナ
    • A
    • 4.29

    スイスにやって来たロシア人コールガール。彼女の純粋な野心が、国家を揺るがす前代未聞のクーデターを巻き起こす!

    永世中立国スイス。この国の上流階級に憧れるロシア人コールガールのイリーナ。彼女は弁護士や退役軍人といった有力者たちの奇妙な要求に健気に応えながら、スイス人になる夢を追いかける。しかし、彼女の純粋すぎる野心と行動は、本人も知らぬ間に国家転覆を企む老人たちの計画の駒となっていた。ある日、彼女が引き起こした些細な事件が引き金となり、スイス全土を巻き込む前代未聞のクーデターへと発展。秩序と平和の国スイスの仮面を剥ぎ取る、奇想天外なブラック・コメディ。

    ネット上の声

    • ダニエル・シュミット監督らしい強烈な皮肉が効いたブラックコメディ。後半の怒涛の展開は笑うしかない。まさか電話一本であんなことになるなんて!
    • 主演の女優さんがとにかく魅力的。スイスのキッチュな雰囲気とダークさが混ざってて不思議な世界観だった。
    • ちょっと掴みどころがなくて、置いていかれた感があったかな…。皮肉が強すぎて自分には合わなかったかも。
    • ヘンテコで最高!笑
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1999年
    • 製作国スイス,ドイツ,オーストリア
    • 時間108分
    • 監督ダニエル・シュミット
    • 主演ジェラルディン・チャップリン
  33. パリ、テキサス
    • A
    • 4.29

    テキサスの荒野を彷徨う記憶喪失の男が、過去を取り戻し、離散した家族との絆を再生しようとする魂のロードムービー。

    舞台はアメリカ、テキサスの広大な砂漠地帯。4年間失踪し、一切の記憶を失った男、トラヴィスが発見される。弟ウォルトに引き取られ、彼が預かっていた息子ハンターと再会。当初は心を閉ざしていた息子も、トラヴィスの不器用な愛情に触れ、徐々に父子の絆を回復。そして二人は、同じく行方不明の妻であり母であるジェーンを探すため、一台の車で旅に出る決意。旅の果てに辿り着いた、妻の居場所。マジックミラー越しに、トラヴィスは空白の4年間に隠された衝撃の真実を語り始める。

    ネット上の声

    • 自分の中ではロードムービーの最高傑作。ライ・クーダーのギターが乾いたテキサスの風景にめちゃくちゃ合う。観終わったあとの余韻がすごくて、しばらく引きずっちゃうんだよね。
    • とにかく映像が綺麗。
    • 切ないけど、すごく美しい映画だった。また時間を置いて観たいな。
    • 雰囲気はいいけど、主人公の男が身勝手すぎて共感できなかったな…。
    旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
    • 製作年1984年
    • 製作国ドイツ,フランス
    • 時間146分
    • 監督ヴィム・ヴェンダース
    • 主演ハリー・ディーン・スタントン
  34. 点子ちゃんとアントン
    • A
    • 4.29

    裕福な少女と貧しい少年、正反対の二人が育む固い友情と、大人たちを巻き込む大冒険の始まり。

    舞台は現代のドイツ・ミュンヘン。裕福な家庭に育つも両親の愛に飢える少女、点子ちゃん。一方、病気の母を助けるため、夜な夜なアイスクリームを売る健気な少年アントン。偶然の出会いから始まった二人の友情。しかし、点子ちゃんのベビーシッターが企む悪だくみが、彼らの日常を脅かす。アントンの母の手術費を稼ぐため、そして大切な友情を守るため、二人が下す大きな決断。

    ネット上の声

    • 子供と一緒に見ました。お金持ちの女の子と貧しい男の子の友情が本当に素敵で、心が温かくなりました。家族みんなにおすすめの映画です。
    • 点子ちゃんがとにかく可愛すぎる!見終わった後、すごく優しい気持ちになれる映画。大好き!
    • ちょっと子供向けすぎるかな。ストーリーが単純で、少しあざとく感じてしまった。
    • 心が洗われるようだった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2000年
    • 製作国ドイツ
    • 時間108分
    • 監督カロリーヌ・リンク
    • 主演エレア・ガイスラー
  35. About Dry Grasses(英題)
    • A
    • 4.28
    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。 冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。 主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した。

    ネット上の声

    • トルコの雄大な自然と人間の心の小ささの対比がすごい。主人公には共感できないけど、そのリアルさが逆に突き刺さる。
    • 主人公が面倒くさい人でイライラしたw でも映像は綺麗。
    • 人間の本質を抉る傑作。
    • 長くて少し退屈。途中の不思議なシーンの意味がよく分からなかった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ
    • 時間198分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演デニズ・ジェリオウル
    • レンタル
    • レンタル
  36. マザー、サン
    • A
    • 4.28

    死にゆく母と、献身的に寄り添う息子。人里離れた家で過ごす二人の最後の日々を絵画的に描く魂の物語。

    ロシアの片田舎、森の中に佇む一軒家。そこには、重い病で死期が近い母と、彼女をただ一人で介護する息子が静かに暮らしている。息子は弱っていく母を抱きかかえ、思い出の森を散策し、最後の時間を分かち合う。交わされる言葉は少ない。しかし、その沈黙と触れ合いの中には、言葉を超えた深い愛情と、避けられない別れへの覚悟が満ちている。まるで一枚の宗教画のような映像美で、究極の愛と喪失を描き出す、静かで荘厳な鎮魂歌。

    ネット上の声

    • どのシーンを切り取っても一枚の絵画みたいで、息を呑むほど美しかった。静かだけど、二人の愛が深く伝わってきて涙が出そうになった。
    • 今まで観たことない不思議な映画。夢の中にいるみたいな感覚だった。
    • 映像はすごく綺麗なんだけど、あまりに静かで穏やかすぎて途中で寝ちゃった…笑。でも嫌いじゃないです、こういう雰囲気。
    • 絵力がすごすぎる。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1997年
    • 製作国ドイツ,ロシア
    • 時間73分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ガドラン・ゲイヤー
  37. 見えざる人生
    • A
    • 4.27

    1950年代リオデジャネイロ。一つの嘘によって引き裂かれた姉妹。互いを想い続けながら生きた、彼女たちの見えざる人生の物語。

    1950年代、ブラジル、リオデジャネイロ。ピアニストを夢見る内気な妹エウリディーセと、自由奔放な姉ギダ。二人は固い絆で結ばれていた。しかし、ギダが恋人と駆け落ちしたことで、姉妹の運命は一変する。父の嘘によって互いが遠く離れた場所で暮らしていると信じ込まされ、同じ街にいながらも再会を阻まれてしまう。保守的な社会の中で、それぞれの夢や幸せを諦めながらも、いつか会える日を信じて手紙を書き続ける二人。数十年にわたる、姉妹の愛と喪失、そして見えない絆を描いた壮大な物語。

    ネット上の声

    • 1950年代のリオを舞台にした姉妹の物語。父親のせいで引き裂かれても、お互いを想い続ける姿に涙腺が緩みました。衣装や街並みが本当に綺麗で、その世界観に引き込まれます。
    • 話は悪くないんだけど、とにかく長い…。もう少しテンポよく見せてほしかったかな。途中でちょっとダレた。
    • カンヌで賞を獲ったと聞いて期待してた。映像は綺麗だけど、ストーリーの展開がちょっと強引に感じるところも。
    • 切なくて美しい映画でした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ブラジル,ドイツ
    • 時間139分
    • 監督カリン・アイヌーズ
    • 主演カロル・ドゥアルテ
  38. ある画家の数奇な運命
    • A
    • 4.27

    ナチス政権から東西分断下のドイツへ。激動の時代に翻弄されながらも、芸術の真実を追い求めた一人の画家の半生。

    ナチス政権下のドイツで、芸術を愛する叔母を非人道的な政策で失った少年クルト。戦後、東ドイツの美術学生となった彼は、運命の女性エリーと恋に落ちる。しかし、彼女の父親は、奇しくも叔母を死に追いやった元ナチスの高官だった。愛と憎しみ、そして過去のトラウマに苛まれながら、クルトは芸術の中にのみ真実と救いを求める。激動のドイツ現代史を背景に、一人の芸術家が自らの魂の表現を獲得するまでを描く、壮大な人間ドラマ。

    ネット上の声

    • まさに「事実は小説より奇なり」。激動の時代に翻弄されながらも、真実を追い求める画家の姿に胸を打たれた。3時間超えだけど長さを感じさせない名作。
    • 主人公の叔母さんが美しすぎて、その存在がずっと心に残る。
    • 歴史の渦に巻き込まれた家族の物語。主人公がイケメンなのはご愛嬌かなw でも、重厚で見応えがあった。
    • 数奇な運命とはこのこと。静かに、でも力強く訴えかけてくる映画だった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国ドイツ
    • 時間189分
    • 監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    • 主演トム・シリング
  39. 黄色い星の子供たち
    • A
    • 4.26

    1942年、ナチス占領下のパリ。黄色い星を胸に、それでも希望を信じた子供たちの運命。

    1942年7月、ナチス・ドイツ占領下のパリ。ユダヤ人一家に生まれた少年ジョーたちの平和な日常は、フランス警察による一斉検挙で突如終焉。家族と共に冬季競輪場に収容される1万3000人のユダヤ人。劣悪な環境の中、離れ離れになる親子。それでも生きる希望を捨てない子供たちの眼差しが問いかける、歴史の残酷な真実。

    ネット上の声

    • フランスが自国の暗い過去を描いた勇気に敬意を表したい。子供たちの視点で語られるからこそ、その悲劇性が際立って胸が張り裂けそうになる。これは絶対に観るべき映画。
    • 涙が止まらなかった。子供たちの表情が忘れられない。本当にあったことだと思うと辛すぎる。
    • 観ていて苦しいけど、知らなきゃいけない歴史。勉強になりました。
    • ナチスだけでなく、フランス警察がユダヤ人狩りに加担していたという事実に衝撃。人間の弱さや醜さ、そしてわずかな良心も描かれていて、深く考えさせられた。
    ホロコーストが舞台、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2010年
    • 製作国フランス,ドイツ,ハンガリー
    • 時間125分
    • 監督ローズ・ボッシュ
    • 主演メラニー・ロラン
  40. システム・クラッシャー 家に帰りたい
    • A
    • 4.26

    9歳の少女、行き場のない怒りと愛。里親、施設、その全てを破壊する彼女が唯一求めるのは、母の腕の中。

    現代ドイツの児童保護施設が舞台。主人公は、9歳の少女ベニー。愛らしい見た目とは裏腹に、制御不能な怒りの発作で周囲を破壊し、「システム・クラッシャー」と呼ばれる存在。彼女の激しい行動は、どの里親や施設も受け入れを拒否するほど。唯一の願いは、愛する母親と暮らすこと。しかし、母親自身も娘の暴力性に怯え、距離を置く。そんな彼女の前に、怒りの感情をコントロールする専門家ミヒャが出現。果たして彼女は、安らげる「家」を見つけることができるのか。その魂の叫びが胸を突き刺す。

    ネット上の声

    • 主人公ベニーの演技がとにかく圧巻。観終わった後の疲労感がすごいけど、これは間違いなく傑作。
    • 扱ってるテーマが重くて、どうしようもない状況に胸が苦しくなった。考えさせられる作品。
    • めちゃくちゃすごい。ただそれだけ。
    • 観ていてどっぷり疲れました。救いがなさすぎて、ただただ暗い気持ちに…。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ドイツ
    • 時間125分
    • 監督ノラ・フィングシャイト
    • 主演ヘレナ・ツェンゲル
  41. 5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~
    • A
    • 4.25

    視力の95%を失った青年が、一流ホテルマンになる夢に挑戦。嘘から始まる、実話ベースの感動作。

    ドイツ。将来有望な学生サリーは、突然の難病で視力の95%を失う絶望。しかし、彼は一流ホテルで働くという夢を諦めなかった。障がいを隠し、ミュンヘンの五つ星ホテルに見習いとして採用されるという無謀な挑戦。健常者のふりをして、仲間たちの助けを借りながら、驚くべき記憶力と聴覚で次々と困難を乗り越えていくサリー。しかし、彼の秘密がいつまでも続くはずはなかった。夢と現実の間で揺れ動く彼の運命と、嘘の先に待つもの。

    ネット上の声

    • めちゃくちゃ感動した!自分も頑張ろうって思える最高の映画。
    • 実話ベースっていうのがすごい。主人公の情熱と周りのサポートに胸が熱くなった。
    • 実話だからこそ、嘘をついて夢を叶えるって展開にちょっと冷めちゃったかな。周りがいい人すぎるのも気になる。
    • 主人公の前向きな姿に元気をもらえた!特に同僚のマックスがいいキャラしてるw 諦めないことの大切さを教えてくれる。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2017年
    • 製作国ドイツ
    • 時間111分
    • 監督マルク・ローテムント
    • 主演コスティア・ウルマン
    • レンタル
  42. ペルシャン・レッスン 戦場の教室
    • A
    • 4.25

    1942年、ナチス収容所。生き延びるための嘘は、偽のペルシャ語レッスン。処刑寸前のユダヤ人とナチス将校の奇妙な関係。

    第二次世界大戦下の1942年、ナチス・ドイツの強制収容所。処刑寸前のユダヤ人青年ジルは、咄嗟に「自分はペルシャ人だ」と嘘をつき、一命を取り留める。その嘘がきっかけで、戦後テヘランで料理店を開く夢を持つ収容所のコッホ大尉に、ペルシャ語を教えるよう命じられるジル。しかし、彼はペルシャ語など一言も話せない。毎夜、処刑される仲間の名前を単語として記憶し、即興で「偽のペルシャ語」を創造。疑り深い大尉の監視と、いつバレるとも知れない恐怖の中、二人の間には奇妙な絆が芽生え始める。極限状況下での、命を懸けた授業の行方。

    ネット上の声

    • 生き延びるための嘘から生まれた偽の言語。バレるかバレないかの緊張感が最後まで続いて、めちゃくちゃ引き込まれた。ラスト、言葉に込められた意味を思うと本当に胸が締め付けられる。見てよかった。
    • とにかくハラハラドキドキが止まらなかった!主人公の記憶力もすごいけど、ナチスの将校も人間味があって、二人の関係性が面白かった。
    • 設定はすごく面白いんだけど、全体的にもう少し盛り上がりが欲しかったかな。緊張感はあるけど、ちょっと淡々と進む感じがした。
    • これは傑作!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2020年
    • 製作国ロシア,ドイツ,ベラルーシ
    • 時間129分
    • 監督ヴァディム・パールマン
    • 主演ナウエル・ペレス・ビスカヤール
    • レンタル
  43. ファニーとアレクサンデル
    • A
    • 4.24
    1907年、スウェーデンのウプサラ。劇場を営む裕福なエクダール家は、陽気で愛情に満ちた大家族。その年のクリスマスも、華やかな祝祭で幕を開ける。しかし、一家の主であるオスカーが急死したことで、幸せな日々は終わりを告げる。未亡人となった母エミリーは、厳格なプロテスタントの監督官エドヴァルドと再婚。幼い兄妹ファニーとアレクサンデルの生活は一変する。自由で創造的なエクダール家から、規律と禁欲を重んじる冷たい牧師館へ。新しい義父の圧政に、感受性の強いアレクサンデルは想像の世界に逃げ込み抵抗を試みるが、事態は悪化の一途を辿る。絶望の淵に立たされた家族に、救いの手は差し伸べられるのか。

    ネット上の声

    • ベルイマンの集大成!5時間超えだけど、全く長さを感じさせない面白さ。観終わった後の満足感がすごい。
    • 映像は絵画みたいに綺麗だったけど、さすがに5時間は長すぎたかな…。途中でちょっと集中力が切れちゃいました。
    • 衣装と美術がとにかく最高!世界観が美しすぎて、どのシーンも眼福でした。
    • 人生で観るべき一本。
    群像劇、 家族、 クリスマス、 ヒューマンドラマ
    • 製作年1982年
    • 製作国スウェーデン,フランス,ドイツ
    • 時間311分
    • 監督イングマール・ベルイマン
    • 主演グン・ヴォールグレーン
  44. ニーチェの馬
    • A
    • 4.24

    巨匠タル・ベーラ、最後の作品。動かなくなった一頭の馬と、世界の終焉を生きる父娘の荒涼とした6日間。

    19世紀末、荒野に立つ一軒家。年老いた農夫と娘、そして一頭の馬が、単調な毎日を繰り返していた。しかしある日、彼らの唯一の労働力である馬が、動くことを拒否。それは、世界の終わりを告げる静かな予兆。吹き荒れる風、枯れゆく井戸、消えゆく光。来る日も来る日も茹でたジャガイモを食べるだけの、絶望的な日常。抗うことをやめた父娘が静かに迎える、世界の終焉。

    ネット上の声

    • 今まで観たことのないタイプの映画。繰り返される日常が少しずつ崩れていく様が恐ろしくも美しい。長回しの映像と音楽に完全に引き込まれた。映画館で観たかったな。
    • 時間の無駄だったかも。
    • 眠くなるのは確かだけど、後からじわじわくる。人を選ぶけど間違いなく名作。
    • まさに『観る』しかできない映画。傑作。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2011年
    • 製作国ハンガリー,フランス,スイス,ドイツ
    • 時間154分
    • 監督タル・ベーラ
    • 主演ボーク・エリカ
  45. ルワンダの涙
    • A
    • 4.23

    1994年、ルワンダ。虐殺の狂気が国を覆う中、一つの学校で繰り広げられた100日間の絶望と選択。

    1994年、アフリカ・ルワンダで起きたジェノサイド(大虐殺)の真実。首都キガリにある公立技術学校に、理想に燃える若きイギリス人教師ジョーが赴任。しかし、フツ族によるツチ族の虐殺が始まり、彼の日常は一変。国連管轄であった学校は、2500人ものツチ族の避難所となる。校長のクリストファー神父と共に、必死に人々を守ろうとするジョー。だが、国連軍は傍観を命じられ、ついには撤退を決定。見殺しにされる難民たち。安全な国外脱出か、それとも人々と運命を共にするのか。究極の選択を迫られる彼らの姿を通し、人間の尊厳を問う、衝撃の実話。

    ネット上の声

    • 授業で観たけど衝撃がすごかった。こんな悲劇が本当にあったなんて信じられないし、国連の無力さも考えさせられた。
    • 「ホテル・ルワンダ」とは違う視点で、これも必見の作品。
    • ただただ胸が苦しくなる。でも、この現実から目を背けちゃいけないんだと強く思った。原題の意味を知ってさらにズシンときた。
    • 重い。本当に重い。でも観てよかった。
    ジェノサイド、 アフリカ舞台、 社会派ドラマ、 実話、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2005年
    • 製作国イギリス,ドイツ
    • 時間115分
    • 監督マイケル・ケイトン=ジョーンズ
    • 主演ジョン・ハート
  46. エレンディラ
    • A
    • 4.22

    少女を襲う過酷な運命。祖母の館を焼いた代償は、終わりのない売春の旅。

    熱帯の砂漠に立つ壮麗な屋敷。ある夜、14歳の少女エレンディラの不注意から屋敷は全焼。冷酷な祖母は、その莫大な損害を少女の体で返済させると宣言。祖母に連れられ、売春を強いられる終わりのない旅の始まり。純真な心を踏みにじられながらも、エレンディラはサーカス団の青年ユリシーズと出会い、運命的な恋に。彼と共に、この地獄から抜け出すことを決意する少女の逃避行の行方。

    ネット上の声

    • とにかく映像が美しすぎた!世界観に引き込まれる。
    • マルケス原作の寓話的な話。残酷だけどどこか神話的で、ずっと吹いてる風の音が耳に残る。
    • うーん、ちょっと難解かも。雰囲気は好きだけど、人を選ぶ映画かなって感じ。
    • 緑色の血が流れるシーンが衝撃的で忘れられない。幻想的で悪夢みたいな映画だった。最高w
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1983年
    • 製作国メキシコ,フランス,ドイツ
    • 時間105分
    • 監督ルイ・グエッラ
    • 主演イレーネ・パパス
  47. さよなら子供たち
    • A
    • 4.22

    ナチス占領下のフランス。寄宿学校で芽生えた少年たちの友情と、戦争がもたらす残酷な別離の物語。

    1944年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。カトリックの寄宿学校に、ある日、謎めいた転校生ジャン・ボネがやってくる。主人公のジュリアンは、どこか影のある彼に興味を抱き、やがて二人は固い友情で結ばれる。しかし、ジャンの正体は、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人少年。校長や神父たちが命がけで彼を匿っていたのだ。穏やかな学園生活の裏で、戦争の影は刻一刻と迫る。そして、ジュリアンの些細な行動が、取り返しのつかない悲劇の引き金となる運命。

    ネット上の声

    • 戦争が背景にあるけど、少年たちの友情がすごく丁寧に描かれてて引き込まれた。直接的な描写はないのに、静かに胸に迫るものがある。ラストシーンは一生忘れられないと思う。
    • とにかく切なくて美しい。観終わった後、しばらく動けなかった。
    • 子供たちの無邪気な日常と、戦争という残酷な現実の対比が辛い。でも目を背けちゃいけない話。少年たちの表情が本当に素晴らしかった。
    • ヨーロッパ映画の静かな雰囲気が好きなら絶対ハマる。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1987年
    • 製作国フランス,ドイツ
    • 時間103分
    • 監督ルイ・マル
    • 主演ガスパール・マネス
  48. サタンタンゴ
    • A
    • 4.21

    降り続く雨が全てを閉ざすハンガリーの村。死んだはずの男の帰還が、絶望に沈む人々の運命を狂わせる、7時間超の映像叙事詩。

    共産主義体制が崩壊した後の、ハンガリーの寂れた農村。泥と雨に覆われ、人々は希望を失い、互いを疑い、裏切りながら生き長らえていた。そんな村に、死んだはずのカリスマ的な男イリミアーシュが帰還。彼は村人たちに理想郷への移住を説き、救世主のように振る舞う。人々は彼の甘言を信じ、なけなしの全財産を差し出して彼に従うことを決意。しかし、その先に待つのは本当に救済なのか、それとも更なる絶望の深淵か。圧倒的な長回しとモノクロ映像で描かれる、人間の愚かさと魂の彷徨。

    ネット上の声

    • 7時間超えは伊達じゃない。人生で一度は体験すべき映像詩。雨と泥と絶望の中に、人間のどうしようもなさが美しく描かれてて、観終わった後の虚無感がすごい。
    • とにかく長い!でもモノクロの映像が綺麗で引き込まれた。暗くて重いけど不思議な魅力がある。
    • 正直、長すぎて途中で寝ちゃったw 雰囲気はわかるけど、ストーリーが難解すぎるかな…。
    • 圧倒的。これぞ映画。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1994年
    • 製作国ハンガリー,ドイツ,スイス
    • 時間438分
    • 監督タル・ベーラ
    • 主演ヴィーグ・ミハーイ
  49. 大いなる自由
    • A
    • 4.18

    戦後ドイツ、男性同性愛を禁じる刑法175条の下、愛する自由を求め続けた男の数十年にわたる闘いの記録。

    第二次世界大戦後のドイツ。男性同性愛を犯罪とする「刑法175条」によって、ハンスは繰り返し投獄される。強制収容所から解放された直後、そのまま刑務所へ送られる理不尽。そこで出会ったのは、殺人罪で服役するヴィクトール。同性愛者を蔑むヴィクトールだったが、何度も同じ監獄に戻ってくるハンスの姿を見るうち、二人の間には友情とも愛情ともつかない特別な絆が芽生えていく。時代が移り変わる中、ただ愛する自由を求め続けた男の魂の軌跡。その果てに見つけた、ささやかな光。

    ネット上の声

    • 【近代ドイツの悪法、男性同性愛を禁じた刑法175条に対し、人間の尊厳を求め長年抵抗した男と、同房になった男との20年に亘る関係性の変遷を描いた作品。ラストシーンは多様な解釈が出来ると思います。】
    • あんまりにもスパスパ吸うもんだから久しぶりにタバコ吸いたくなった、おいしそう
    • 自由とは名ばかりの時代を生きる人々への応援歌
    • In Prison for Different Reasons
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2021年
    • 製作国オーストリア,ドイツ
    • 時間116分
    • 監督ゼバスティアン・マイゼ
    • 主演フランツ・ロゴフスキ
  50. おもちゃの国
    • A
    • 4.18

    13分の短編映画。短いながらも切ないラスト。ショートストーリーの最高傑作との評価も。

    1942年、ナチス政権下のドイツ。少年ハインリヒは、隣に住むユダヤ人の親友ダフィトが、ある日「おもちゃの国」へ旅立つと聞かされる。それは、過酷な真実から息子を守るための、ダフィトの母親がついた優しい嘘。しかし、ハインリヒはその言葉を信じ込み、ダフィトと一緒に行こうとする。ダフィト一家が連行される日の朝、ハインリヒの姿が消えた。息子が駅へ向かったと察した母マリアンネの、必死の捜索。

    ネット上の声

    • 第二次世界大戦時、隣の仲良しな友達がコレから"おもちゃの国"に行くなんて聞いたら
    • 4回観ましたが・・・
    • 大人の嘘って、、、
    • 短編だけどスゴイ!
    ホロコーストが舞台、 どんでん返し、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国ドイツ
    • 時間13分
    • 監督ヨヘン・アレクサンダー・フライダンク
    • 主演---

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