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2011年・第61回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優、女優陣のアンサンブルに対して銀熊賞(男優賞・女優賞)が授与され、ベルリン映画祭史上初の作品および男優、女優賞の3冠を達成したイラン映画。第84回米アカデミー賞でもイラン映画として初の外国語映画賞を受賞したほか、脚本賞にもノミネートされた。離婚の危機を迎えた夫婦を軸に、両親をつなぎとめようとする娘や、彼らの問題に巻き込まれてしまうもうひとつの家族の物語が絡み合い、複雑な人間心理を描き出していく。監督は「彼女が消えた浜辺」(09)でもベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞)を受賞したイランの新鋭アスガー・ファルハディ。
ネット上の声
- 90冠を超す映画賞を受賞した、現在のイランをえぐるヒューマンドラマ
- ラストまで、予測出来なく、目が離せない。
- いや、これは昼ドラ顔負けのドロドロ劇だ。
- 疲れた〜。人の争いを見続けるのはきつい。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間123分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演レイラ・ハタミ
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モフセン・マフマルバフ監督が、17歳で警官を刺し、4年半の牢獄生活を送ったという実話をもとに映像化。マフマルバフは、かつて自分が刺した警官と再会したことから、過去の自分の体験を映画化することを決め、オーディションを開く。
ネット上の声
- 素晴らしい
- 映画監督と彼が若いとき襲撃した元警官がその事件を俳優を使って再現するというキアロ
- ありったけの言葉を駆使してこの映画のすごさ、高潔さ、面白さをどうにか一人でも多く
- イスラム革命の活動中に警察官を刺したというマフマルバフ監督自身の過去の経験を20
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督モフセン・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ
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ニュージーランド南端の街に住むスピード狂の男が、地上最速マシンのスピードを競う大会“スピードウィーク”が行われるアメリカユタ州のボンヌビル・ソルトフラッツを目指し、ニュージーランドからアメリカ西部を旅する姿を描くロードムービー。主演はオスカー俳優のアンソニー・ホプキンス。監督はホプキンス主演の「バウンティ 愛と反乱の航海」や「追いつめられて」「13デイズ」のロジャー・ドナルドソン。
ネット上の声
- 世界最速のインディアンの犬のキンタマ。
- これを見て洋画の素晴らしさに気づいた
- 60越えたってやるときゃやるんだ!
- 年を取るのも悪くないと思える映画
バイクに乗りたくなる、 実話、 ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年2005年
- 製作国ニュージーランド,アメリカ
- 時間127分
- 監督ロジャー・ドナルドソン
- 主演アンソニー・ホプキンス
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「夜よ、こんにちは」「肉体の悪魔」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオがイタリアマフィア史上最大のミステリーを映画化。1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化の一途をたどるシチリア。パレルモ派の大物ブシェッタは抗争の仲裁に失敗しブラジルへ逃れるが、残された家族や仲間たちはコルレオーネ派の報復により次々と殺害されてしまう。ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に執念を燃やす判事ファルコーネから捜査への協力を求められる。麻薬と殺人に明け暮れる犯罪組織コーザ・ノストラに失望していたブシェッタは、組織の罪を告白することを決意。それはコーザ・ノストラの「血の掟」に背く行為だった。出演は「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」のピエルフランチェスコ・ファビーノ、「輝ける青春」のルイジ・ロ・カーショ。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- まさか今の日本と重ねて観てしまうとは!
- シチリア・・・マフィアに毒された島
- 予備知識があった方が楽しめる
- コーザ・ノストラ
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イタリア,フランス,ブラジル,ドイツ
- 時間152分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
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1994年、ルワンダの首都キガリ。高級ホテル「ミル・コリン・ホテル」で働く支配人のポール(ドン・チードル)は毎日順調に仕事をこなしていたが、ある晩、ホテルからの帰宅途中に街で火の手が上がっているのを発見する。
ネット上の声
- 人間の愚かさに対してやりきれなさを感じた
- あえて言う、まるでハリウッドの娯楽映画
- 愛情の反対言は憎しみではなく無関心。
- 魂を揺さぶる映画ホテル・ルワンダ
ジェノサイド、 アフリカ舞台、 社会派ドラマ、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イギリス,イタリア,南アフリカ
- 時間122分
- 監督テリー・ジョージ
- 主演ドン・チードル
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1943年のブラジル。精神病院に勤務することになったニーゼ(グロリア・ピレス)は、院内で行われている電気ショック療法の様子に衝撃を受ける。彼女は暴力的な治療を拒否した結果、患者たちに壊れたものの修理やトイレ掃除などをさせる部署に回される。ある日、彼女はアトリエを開き、絵の具と筆で彼らの心を解放しようと試みる。
ネット上の声
- ブラジル人は精神病患者でもサッカー好き!
- これが実話であることの衝撃
- パンク先生のアートセラピー
- この物語は現在進行形
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間109分
- 監督ホベルト・ベリネール
- 主演グロリア・ピレス
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2012年、カトリック教会の方針に納得できないベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)は、ベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)に辞任の意思を伝える。だが、スキャンダルの問題で苦悩するベネディクト教皇は辞任を許可せず、ベルゴリオ枢機卿をローマに呼び寄せる。正反対の考え方を持つ二人は、時間を共有する中で理解を深めていく。
ネット上の声
- 受難の過去を胸にゲッツエの一撃に酔う二人
- 彼らも一己の人間か…“見やすい”意欲作!
- 87点:爺さん同士の話が魅力的なのは何故?
- ローマ教皇とローマ法王の違い
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,イタリア,アルゼンチン,アメリカ
- 時間125分
- 監督フェルナンド・メイレレス
- 主演アンソニー・ホプキンス
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「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。キュアロン監督が脚本・撮影も手がけ、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出した。70年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む同年度最多タイの10部門でノミネートされ、外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した。Netflixで18年12月14日から配信。日本では19年3月9日から劇場公開される。
ネット上の声
- 牙城を崩されていく大手映画スタジオを予感
- 映像の力強さに圧倒されるマスターピース
- 飛行機は<夢と希望>の象徴だと思う。
- 後悔の先に、本当の愛が見えてくる
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国メキシコ
- 時間135分
- 監督アルフォンソ・キュアロン
- 主演ヤリッツァ・アパリシオ
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1985年のアルゼンチンであった軍事独裁政権の弾圧に対する裁判を映画化したリーガルサスペンス。フリオ・ストラセラ検事、ルイス・モレノ・オカンポ副検事、そして法を信じる若者たちが一丸となり、強大な相手との裁判に挑む姿を描いた。
1976年のクーデターによって樹立されたアルゼンチンの軍事独裁政権は、国民に過剰な弾圧を行っていた。政権崩壊後の1985年、弾圧の犠牲者たちに正義をもたらすため、フリオ・ストラセラ検事らは限られた準備時間のなか、脅しや困難にも屈せず、軍事独裁政権の幹部たちの責任を追及していく。
主演は「瞳の奥の秘密」などで国際的にも知られるアルゼンチンの名優リカルド・ダリン。監督は「サミット」などでもダリンとタッグを組んできたサンティアゴ・ミトレ。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。Amazon Prime Videoで2022年10月21日から配信。
ネット上の声
- アルゼンチンの映画なのに、タンゴは2回だけ。
- 証言者がいかに勇敢なのかがよく分かる作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アルゼンチン
- 時間141分
- 監督サンティアゴ・ミトレ
- 主演リカルド・ダリン
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1939 年 1 ⽉、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)。ユダヤ⼈が住む⺟屋に、ウクライナ⼈とポーランド⼈の家族が店⼦として共に暮らす様⼦を捉えたシーンから映像は始まる。⺠族は違っても、⾳楽家の両親の影響を受け、歌が得意なウクライナ⼈の娘ヤロスラワが歌う、ウクライナの⺠謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」を通し、交流を深める3家族だったが、間も無く第 2 次⼤戦が開戦。スタニスワヴフは、ナチス・ドイツによる侵攻とソ連によって占領され、ポーランド⼈とユダヤ⼈の両親たちも迫害によって連⾏、娘たちだけがスタニスワヴフの家に残されることになってしまう。そんな中、ウクライナ⼈の⺟であり歌の先⽣でもあるソフィアは、残されたユダヤ⼈の娘ディナ、ポーランド⼈の娘テレサの 3 ⼈の娘たちを⾃分の娘と分け隔てなく、守り通して⽣き抜くことを誓うがー。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ウクライナ,ポーランド
- 時間122分
- 監督オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ
- 主演ヤナ・コロリョーヴァ
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1台の車の中で運転席に座る女性と、代わる代わる助手席に乗り込む人々の会話のみで構成された10の物語。監督は、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ。撮影は、車内に固定された2台のデジタルビデオカメラのみで行われ、俳優たちの演技はほとんどがアドリブである。
ネット上の声
- コストパフォーマンスNo.1!
- 世界の車中から・1
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間94分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演マニア・アクバリ
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09年度米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したサスペンスドラマ。2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。事件当時の職場を訪れ、元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく……。主人公ベンハミンににアルゼンチンの国民的俳優リカルド・ダリン。監督はフアン・ホセ・カンパネラ。
ネット上の声
- ミステリーとロマンスのバランスが絶妙な大人の映画
- 本年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
- 深く悲しい愛、蘇る愛、それぞれの愛
- 愛する者の不在/その問いと答え
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国スペイン,アルゼンチン
- 時間129分
- 監督フアン・ホセ・カンパネラ
- 主演リカルド・ダリン
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父親探しを通して芽生えた少年と中年女性の心の交流を暖かく描いたロードムービー。監督はドキュメンタリーも手がけるヴァルテル・サレス。脚本はジョアン・エマヌエル・カルネイロとマルコス・ベルンステイン。製作は「天国の約束」のアルテュール・コーンと「ヴィゴ」のマルティーヌ・ド・クレルモン=トネール。製作総指揮はエリザ・トロメッリ、リリアン・ブリムバウム、ドナルド・ランヴォ。撮影はヴェルテル・カルバーリョ。音楽はアントニオ・ピントとブラジル音楽シーンで活躍するジャキス・モレレンバウム。美術はカシオ・アマランテ、カルラ・カフェー。編集はイザベル・ラテリー、フェリーペ・ラセルダ。録音はジャン=クロード・ブリッソン、「アンダーグラウンド」のフランソワ・グルー、ブルーノ・タリエール、ヴァルディル・グザヴィエ。出演はブラジルの名女優フェルナンダ・モンテネグロ、本作が映画初出演の子役ヴィニシウス・デ・オリヴェイラほか。98年ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)銀熊賞・主演女優賞(モンテネグロ)受賞。第71回(98年度)アカデミー主演女優賞(モンテネグロ)ノミネート。
ネット上の声
- 架空の代筆で生計を立てる中年の女はある日離れて暮らす主人に手紙を書...
- ひとすじの“希望”という光明がさしてきて
- 他人の関係を通して、家族の意味を問う
- 子供と性悪おばさんのブラジル貧乏旅行
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ブラジル
- 時間111分
- 監督ヴァルテル・サレス
- 主演フェルナンダ・モンテネグロ
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「EUフィルムデーズ2023」(23年6月2~30日=国立映画アーカイブ/6月20日~7月23日=京都府京都文化博物館/7月21日~8月5日=広島市映像文化ライブラリー/8月9~27日=福岡市総合図書館)上映作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ウクライナ
- 時間104分
- 監督アントニオ・ルキッチ
- 主演アンドリー・リダゴフスキー
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16歳の少年の父を捜す旅を、ラテンアメリカの痛ましい歴史と現実を浮き彫りにしながら描いた1編。詩的で美しい映像、時にユーモラス時にエネルギッシュな作風が魅力。監督・脚本・美術は「タンゴ ガルデルの亡命」「スール その先は…愛」のフェルナンド・E・ソラナス。製作はエンヴァール・エル・カドリ。撮影は監督の前2作にも参加したフェリックス・モンティ。音楽はアルゼンチン・タンゴの巨匠で監督の前2作も手掛けたアストル・ピアソラと、エグベルト・ジスモンティ、ソラナスの共同。本作は惜しくも92年に死去し、これが最後の映画音楽となったピアソラに捧げられている。主人公の少年役に、本作が映画デビューとなるウォルター・キロス。母親役を「暗殺の森」「ムーンリットナイト」のフランスの女優ドミニク・サンダが演じているほか、アルゼンチン、チリ、ベネズエラ、ブラジルなど南米各国から結集したキャストが南米文化の多様性を映し出している。
ネット上の声
- ソラナス・イマジネーションの到達点
- アイロニカルな南米のロードムービー
- 生きて行こう、僕一人の力で・・・
- 『父さんに会いたい😢』
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国アルゼンチン,フランス
- 時間140分
- 監督フェルナンド・E・ソラナス
- 主演ウォルター・キロス
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第59回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したイランのミステリー。セピデーは離婚したばかりの男友だちに紹介しようと、幼稚園の教師エリを誘い、カスピ海沿岸へバカンスに出かける。美しい浜辺にある古い別荘にたどり着き、穏やかで楽しいひとときを過ごす。しかし翌朝、エリはこつ然と姿を消し、浜辺では子どもがおぼれていた。捜索が始まり、セピデーはエリのことを名前以外、何も知らなかったことに気づく。
ネット上の声
- 前半は3組の家族とエリとのワイワイした描写が主で、中盤からは突如消えた彼女はどこ
- 女性の失踪をめぐって人間の複雑な内面が暴かれるヒューマン・ミステリ...
- 欧米映画の “毒” を気付かせてくれる。
- セピデー、セピデー、お願いよセピデー
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2009年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間116分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ゴルシフテ・ファラハニ
-
イランの女性の置かれた立場を少女・壮年・老年を主役に描いた、3話オムニバス。監督は本作がデビューとなるマルズィエ・メシュキニ。2000年ヴェネチア映画祭最優秀新人監督作品賞・イタリア批評家協会賞・ユネスコ映画・テレビ評議会賞、同年トロント映画祭最優秀新人監督作品賞、同年シカゴ映画祭最優秀新人監督作品賞、同年プサン映画祭最優秀アジア映画賞、同年ナント映画祭審査員特別賞、同年テッサロニキ映画祭最優秀監督賞を受賞した。
ネット上の声
- えっ?妻も監督デビュー???
- 美しいキシュ島の風景の元、三人の女性の物語を描く。
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督マルズィエ・メシュキニ
- 主演ファテメ・チェラグ・アザル
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友だちの大切なノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が、ノートを返すため友だちの家を探し歩く姿を生き生きと活写し、アッバス・キアロスタミ監督の名を世界に知らしめたイラン映画。イラン北部にあるコケール村の小学校。モハマッドは宿題をノートではなく紙に書いてきたため先生からきつく叱られ、「今度同じことをしたら退学だ」と告げられる。しかし隣の席に座る親友アハマッドが、間違ってモハマッドのノートを自宅に持ち帰ってしまう。ノートがないとモハマッドが退学になると焦ったアハマッドは、ノートを返すため、遠い隣村に住む彼の家を探し回るが、なかなか見つけることができず……。特集企画「そしてキアロスタミはつづく」(2021年10月16日~、東京・ユーロスペースほか)にてデジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- こういう映画が大ヒットしてアバターみたい
- 《午前十時》走る前に考えろアハマッド!
- 不安・理不尽・不思議にみちた世界
- 一生って、そんなに長いのかね
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間85分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ババク・アハマッドプール
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ロシアの奇才イリヤ・フルジャノフスキーとエカテリーナ・エルテリが共同監督を務め、ソ連全体主義の社会を前代未聞のスケールで完全再現した映画「DAU. ナターシャ」の続編。本作ではフルジャノフスキーとイリヤ・ペルミャコフが共同で監督・脚本を手がけ、前作から10年以上が経過した1960年代後半を舞台に、前作では断片的にしか描かれなかった秘密研究所の内部で繰り広げられる複雑な人間模様を、全9章・6時間9分で描き出す。ソ連某地にある秘密研究所では、科学者たちが「超人」を作る奇妙な実験を繰り返していた。スターリンが築き上げた強固な全体主義社会の理想は時代の流れと共に崩れ、西洋文化が流入する中、かつては徹底的に管理されていた人々の風紀が乱れはじめる。上層部は研究所の腐敗を正すべく、KGBのウラジーミル・アジッポを派遣。自ら新所長に就任することで研究所を監視下に置いたアジッポは、特別実験グループと呼ばれる被験者の若者たちと親しくなっていく。
ネット上の声
- 反スターリン主義は狂気か?
- 余りにも愚かな社会だった
- 6時間9分を乗り切った。
- 全体主義の黄昏れ
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ドイツ,ウクライナ,イギリス,ロシア
- 時間369分
- 監督イリヤ・フルジャノフスキー
- 主演ヴラジーミル・アジッポ
-
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ,メキシコ
- 時間---分
- 監督ルーク・グリーンフィールド
- 主演ルイス・ヘラルド・メンデス
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ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国メキシコ
- 時間87分
- 監督マノロ・カーロ
- 主演セシリア・スアレス
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妹の靴をなくしてしまった少年の奮闘を生き生きと描き、イラン映画として初めてアカデミー外国語映画賞にノミネートされた作品。貧しい暮らしを送る9歳の少年アリは、修理してもらったばかりの妹の靴をなくしてしまう。親にも言い出せず、自分の靴を妹と交代で履くことに。まずは妹が靴を履いて登校し、下校途中に交代してアリが急いで登校するのだが、遅刻してばかりでなかなか上手くいかない。そんなある日、小学生のマラソン大会の3位の賞品が運動靴だと知ったアリは、妹のために3位を目指し必死で走るが……。1997年・第21回モントリオール世界映画祭でグランプリなど4部門を受賞した。
ネット上の声
- かなり人を選ぶ映画
- めちゃくちゃ可愛い映画で笑えた😂🤣w w✨
- 小さな子供のささやかな大挑戦
- 初めてのイラン映画
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間88分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ミル=ファロク・ハシェミアン
-
「CUT」「マンハッタン・バイ・ナンバーズ」のアミール・ナデリ監督が1985年に製作し、ナント三大陸映画祭グランプリほか多数の映画祭で受賞。イラン映画の実力を世界に知らしめた人間ドラマ。70年代初頭。ペルシャ湾沿岸の小さな港町で暮らす孤児の少年アミルは、空きビン拾いや水兵の靴磨きなどをして生計を立てていた。過酷な境遇にありながらも、アミルは似たような身の上の仲間たちとともに毎日を楽しんで生きている。そんなある日、自分が読み書きできないことに気づきショックを受けたアミルは、必死で字を覚えはじめる。少年たちの走る姿を通して、生きることの輝きを描き出す。2012年、日本劇場初公開。
ネット上の声
- 少年というアイコン(象徴)映画
- 大きな声では言えないけど、、
- 貧しいが逞しく生きる
- ここではないどこか
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アミール・ナデリ
- 主演---
-
ソビエトの詩人エフゲニー・エフトゥシェンコの長編叙事詩『私はキューバ』を、エフトゥシェンコ自身とキューバの作家エンリッケ・ピネダ・バルネットが共同で脚色、「戦争と貞操」のミハイル・カラトーゾフが監督にあたった。撮影はセルゲイ・ウルセフスキー、音楽はカルロス・ファキニヤスが担当している。出演はセルヒオ・コリエッリ、サリヴァドル・ウッド、ホセ・ガリアルド、ルス・マリア・ラーソなど。
ネット上の声
- ”キューバ国家”のモノローグは女性声
- そこにあるのはただただ破壊的なエネルギーのみで、プロパガンダ映画にありがちな禍々
- ストーリーにはこれといって突出したものは無いように感じたが、そんなことはどうでも
- 本作はフランシス・コッポラとマーティン・スコセッシの賞賛により、30年の封印から
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ソ連,キューバ
- 時間140分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演セルヒオ・コリエッリ
-
過酷な環境下で、たくましく生活をする子どもたちの姿をリアルに描いたイラン映画。緊張関係にある国境沿いの立入禁止区域内に放置されている朽ち果てた船に、ひとりの少年が寝泊まりしていた。少年は川で採った魚を金に換え、孤独ながらも静かな毎日を送っていた。しかし、ある日、反対側の国境から闖入者がやってきた。闖入者は船に住むことを望むが、少年はそれを拒絶。言葉が通じない2人はいさかいを続けるが、次第に交流を持ち始めていった。そんな中、船にまた別の訪問者がやってくる。監督はイラン国内で50本以上の映画やテレビシリーズで助監督を務め、本作が監督デビュー作となるアミルホセイン・アスガリ。「ゼロ地帯の子どもたち」のタイトルで2014年・第27回東京国際映画祭で上映され、アジアの未来作品賞を受賞。
ネット上の声
- たった4人のキャストで描く戦争の残酷さ
- イラン映画界がまたひとつ秀作を生んだ
- 戦争の残酷さが、静かに聞こえてくる
- 子どもが銃を構える姿が痛々しい
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間102分
- 監督アミルホセイン・アスガリ
- 主演アリレザ・バレディ
-
2019年・第16回ラテンビート映画祭(19年11月7~10日、15~17日/東京・新宿バルト9ほか)上映作品。同年の第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞作。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル,ドイツ
- 時間139分
- 監督カリン・アイヌーズ
- 主演カロル・ドゥアルテ
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メキシコの鬼才アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの長編監督デビュー作。メキシコシティーを舞台に、ひとつの交通事故を軸に交錯する3人の男女の愛の悲劇を3部構成で描く。ダウンタウンで暮らす青年オクタビオは、兄ラミロの妻スサナに恋している。ラミロは遊ぶ金欲しさに強盗を重ね、スサナにつらく当たっていた。オクタビオはスサナを救うため、闘犬で金を貯めて彼女と駆け落ちしようと考える。一方、人気モデルのバレリアは妻子のある雑誌編集長ダニエルと不倫している。ダニエルは妻との別居を決意し、2人はバレリアの愛犬とともに幸せな同棲生活を始めるが……。元大学教授の殺し屋エル・チーボは、廃墟のような家でたくさんの犬に囲まれて暮らしている。彼は殺しの標的を尾行する一方で、かつて捨てた自分の娘マルの後を追い家に忍び込む。オクタビオ役のガエル・ガルシア・ベルナルは本作が初の長編映画。カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリや、東京国際映画祭のグランプリを受賞するなど、国際的に高い評価を得ている。
ネット上の声
- フォロワーさんのレビューから気になり配送TSUTAYAにリストアップしていて、や
- ポン・ジュノもアレハンドロ・ゴンザレスもデビュー作に犬という共通点
- リタイアせず最後までたどり着いた自分偉い
- 三つの物語が奏でる運命に共通しているのは
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国メキシコ
- 時間153分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演エミリオ・エチェバリア
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家政婦の母と娘の姿を通して、ブラジルの格差社会を描いた人間ドラマ。ブラジルの大都市サンパウロで13年間住み込みで働き続けているベテラン家政婦のヴァルは、実の娘のジェシカを、遠い田舎の親戚に預けていた。そんなある時、大学受験のためにジェシカがサンパウロへやってくる。自由奔放で素直な性格のジェシカとの暮らしは、上流階級との格差を身にしみながら働くヴァルの生活を混乱させるが……。東海地方を中心に展開するシネコンのコロナシネマワールドでのみ上映される「メ~シネマ」作品として日本公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間112分
- 監督アナ・ミュイラート
- 主演ヘジーナ・カゼ
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世界各地の映画祭で注目を集めるコロンビアの俊英シーロ・ゲーラ監督の長編第3作で、2015年カンヌ国際映画祭監督週間で最高賞を受賞した。20世紀前半にアマゾンを訪れたふたりの白人探検家の日記を基に、先住民族の視点から、失われつつある彼らの文明を描き出す。部族最後の生き残りである呪術者カラマカテは、アマゾンの奥地でひっそりと暮らしている。数十年にわたって他者との接触を拒んできたカラマカテは、孤独のあまりすっかり記憶や感情を失っていた。そんな彼の前に、聖なる樹木ヤクルナの調査に来たアメリカ人の植物学者エバンが現われる。エバンと共にカヌーでアマゾン深部へ漕ぎ出したカラマカテは、少しずつ記憶を取り戻していく。
ネット上の声
- 悲しく、美しく、力強いアマゾンの奥の物語
- 人がそれに従って生きるものを求めて。
- ラストの演出がちょっと残念。
- 世界からゴムが消えたなら
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国コロンビア,ベネズエラ・ボリバル,アルゼンチン
- 時間124分
- 監督シーロ・ゲーラ
- 主演ヤン・ベイヴート
-
ニュージーランドの都会に住むマオリ族の一家が直面するさまざまな現実問題と苦悩を、過激で悲痛な暴力描写を交えて活写した骨太な人間ドラマ。映画の年間平均製作本数が約3本のニュージーランドで大ヒットを飛ばし、94年モントリオール映画祭グランプリと最優秀女優賞(レナ・オーウェン)に輝く快挙となった。マオリ族の血を引くアラン・ダフの同名小説(文春文庫・刊)を、同じくマオリ族の血を引き、CM界で活躍する一方で大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」の助監督を務めた経験も持つリー・タマホリの初監督で映画化。脚本はリウィア・ブラウン、製作はロビン・ショールズ。撮影は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」「ピアノ・レッスン」のスチュアート・ドライバー。マオリの民族音楽をベースにした音楽はマレー・グリンドレイとマレー・マクナブ、美術はマイク・ケインが担当。主演は「モアイの謎」に続いて2作目となる英国人とマオリ族のハーフ、レナ・オーウェン。共演は、ニュージーランドのテレビ界で活躍するテムエラ・モリソンら。
ネット上の声
- 日本で全く知られていない名画
- ニュージーランドのマウリについて描かれた映画で、考えさせられることは多くあったけ
- マオリ族はニュージーランドの先住民で現在ニュージーランドの人口の10パーセントほ
- 伝統を重んずるマオリの世界が、物質文明の発展に伴い荒廃し、秩序を失っていく
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ニュージーランド
- 時間104分
- 監督リー・タマホリ
- 主演レナ・オーウェン
-
イランの名匠アッバス・キアロスタミが監督・脚本を手がけ、1997年・第50回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた人間ドラマ。人生に絶望した男が老人との出会いを通して希望を取り戻していく姿を、繊細かつ大胆な演出で描き出す。土埃が舞う道を走る1台の車。運転する中年男バディは街行く人々に声をかけては車内に誘い入れ、多額の報酬と引き替えに自殺を手伝って欲しいと依頼する。クルド人の兵士もアフガニスタン出身の神学生も拒絶するが、最後に乗せた老人バゲリは依頼を承知の上で、自分の過去についてバディに語り始める。特集企画「そしてキアロスタミはつづく」(2021年10月16日~、東京・ユーロスペースほか)にてデジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- 生きるのが辛くなったとき〜その道の先に…
- 「解説」が全然ちゃいますけどw
- 絶対的美は限りなく優しい
- 相対化で見せる生への賛歌
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間98分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ホマユン・エルシャディ
-
ネット上の声
- この映画を観なければ宝を拾い損ねる!!!
- 知らない人には気をつけよう☆
- 詐欺ものに厳しいので、、、
- みんな胡散臭〜い!
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国アルゼンチン
- 時間115分
- 監督ファビアン・ビエリンスキー
- 主演ガストン・ポールス
-
イランの名匠アッバス・キアロスタミによる「ジグザグ道3部作」の第2作で、1990年のイラン大地震後、前作「友だちのうちはどこ?」の出演者たちの安否を確認しようと被災地へ向かう監督親子の旅を再現したロードムービー。イラン北部で起きた大地震は「友だちのうちはどこ?」を撮影したコケール村にも容赦なく襲いかかった。監督は映画に出演した兄弟の安否を確認するため、息子を連れて被災地へと車を走らせる。地震から半年後に実際の被災地で撮影を行い、当時イランの経済庁で働いていたファルハッド・ケラドマンを監督役に抜てき。地震で崩壊した村の悲惨な現状をありのままに捉えながら、人間のたくましさと生きることへの希望を映し出す。特集企画「そしてキアロスタミはつづく」(2021年10月16日~、東京・ユーロスペースほか)にてデジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- 地震によって多くを失いながらも、前向きに、目の前の現実に立ち向かう村人が印象的な
- 神がかってみえる人たち
- ホント人生は続くよな。
- 前作は子どもの視点で人生の理不尽さを粛々と受け止めることについての話だったが、今
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ファルハッド・ケラドマンド
-
政府から映画制作を禁じられながらも不屈の精神で映画を撮り続けるイランの名匠ジャファル・パナヒが監督・脚本・製作・主演を務め、自らを題材にして撮りあげた社会派サスペンス。
パナヒ監督はトルコで偽造パスポートを使って国外逃亡しようとしている若い男女を主人公にしたドキュメンタリードラマ映画を撮影するため、イランの国境近くの小さな村からリモートで助監督レザに指示を出す。そんな中、滞在先の村では古い掟のせいで愛し合うことが許されない恋人たちをめぐるトラブルが大事件へと発展し、パナヒ監督も巻き込まれていく。
2組のカップルが迎える想像を絶する運命を通し、イランに残る抑圧的な社会問題の現状を浮き彫りにする。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞を受賞。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督ジャファル・パナヒ
- 主演ジャファル・パナヒ
-
伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国ウルグアイ,アルゼンチン,スペイン,フランス,ドイツ
- 時間122分
- 監督アルバロ・ブレッヒナー
- 主演アントニオ・デ・ラ・トレ
-
太り過ぎたために引きこもり生活を送る心優しい男性が、義理の弟やカメラ店の青年と織り成す人間模様を温かい眼差しでつづったメキシコ製ドラマ。1日のほとんどを自宅で過ごしている肥満体型の男フェデは、妹の夫ラモンが旅先で撮影した写真を見せてくれたことをきっかけに、現像していない古いフィルムの存在を思い出す。現像してもらおうと近所のカメラ店を訪れたフェデは、そこで働く青年パウロと知り合い、奇妙な友情を育んでいく。監督は、本作が長編デビューとなるアレハンドロ・グスマン・アルバレス。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016で長編部門グランプリを受賞した。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。
ネット上の声
- 朝日が昇るまで。これからもずっと
- DEATH LIST
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国メキシコ
- 時間104分
- 監督アレハンドロ・グスマン・アルバレス
- 主演ルカ・オルテガ
-
ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の老人が、70年の時を経て、友人との約束を果たすためにアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する姿を描いたロードムービー。ブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立て屋アブラムは、自分を高齢者用の施設に入れようとする子どもたちから逃れ、故郷であるポーランドを目指して旅に出る。そして、その旅には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分をナチスの手から救ってくれた親友に、自分が仕立てた最後のスーツを渡すという目的があった。監督はアルゼンチンの人気脚本家で、監督作はこれが長編2作目となるパブロ・ソラルス。主演はカルロス・サウラ監督の「タンゴ」で知られるミゲル・アンヘル・ソラ。
ネット上の声
- お節介さんのおかげで、世の中あたたかい。
- 90点:ホロコーストの克服と共感力ある女性
- 業突張りに付き合わされるのかと思ったが
- 言うのは簡単。行動するから価値がある。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国スペイン,アルゼンチン
- 時間93分
- 監督パブロ・ソラルス
- 主演ミゲル・アンヘル・ソラ
-
学校のガラスを割ってしまった少年が弁償を迫られ、新しいガラスを手に入れるために奮闘する姿を緊張感あふれるタッチで描くイラン映画。脚本はイラン映画界の代表的存在、アッバス・キアロスタミ。
ネット上の声
- イラン映画の佳作観るべし
- どうか割れないで!
- 割れるって
- タイトルに惹かれて・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム,日本
- 時間85分
- 監督モハマッド=アリ・タレビ
- 主演ハディ・アリプール
-
精神病院に突然現れた謎の男が、次第に日常の矛盾をあばいてゆく様を描く。エグゼキティヴ・プロデューサーはルハン・プフラウム、監督・脚本は本作品が日本初公開になるエリセオ・スビエラ、撮影はルカリド・デ・アンヘリス、音楽はペドロ・アスナールが担当。出演はロレンツォ・キンテロス、ウゴ・ソト、イネス・ベルネンゴほか。
ネット上の声
- お話の着地点がユニーク
- 遊星からの患者X
- 自称地球外惑星から男が精神病院に患者として現れ、他の患者からまるで“キリスト”の
- 精神病院にいつのまにか現れた患者が「宇宙から来た」と告白するところから始まるこの
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国アルゼンチン
- 時間107分
- 監督エリセオ・スビエラ
- 主演ウーゴ・ソト
-
繊細な感性を持つ赤毛の少女ジャネットの、傷つき悩みながらも大人へと成長していく姿を描く。ニュージーランドの作家ジャネット・フレイムの自伝的小説『ある自伝』3部作を原作に、ジェーン・カンピオンが監督、脚本はラウラ・ジョーンズ、撮影はスチュアート・ドライバーが担当。出演はケリー・フォックス、アレクシア・キオーグほか。90年ヴェネチア映画祭審査員特別賞受賞。
ネット上の声
- ジェーン・カンピオン最高傑作
- 生き方と自信を勝ち取る旅
- 天使ははにかんで微笑む
- モジャモジャ作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ニュージーランド
- 時間158分
- 監督ジェーン・カンピオン
- 主演ケリー・フォックス
-
「別離」「セールスマン」でアカデミー外国語映画賞を2度受賞するなど世界的に高い評価を受けるイランの名匠アスガー・ファルハディーが手がけ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したヒューマンサスペンス。SNSやメディアの歪んだ正義と不条理によって、人生を根底から揺るがす事態に巻き込まれていく男の姿を描く。イランの古都シラーズ。ラヒムは借金の罪で投獄され、服役している。そんなある時、婚約者が偶然17枚の金貨を拾う。借金を返済すればその日にでも出所できるラヒムにとって、それはまさに神からの贈り物のように思えた。しかし、罪悪感にさいなまれたラヒムは、金貨を落とし主に返すことを決意する。そのささやかな善行がメディアに報じられると大きな反響を呼び、ラヒムは「正直者の囚人」という美談とともに祭り上げられていく。ところが、 SNSを介して広まったある噂をきっかけに、状況は一変。罪のない吃音症の幼い息子をも巻き込んだ、大きな事件へと発展していく。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間127分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演アミール・ジャディディ
-
カフェでケーキ職人として働くトーマス(ティム・カルコフ)は、イスラエルから出張でベルリンを訪れる常連客のオーレン(ロイ・ミラー)と恋に落ちる。オーレンには妻と子供がいて、彼が仕事でベルリンにいる短い期間だけが彼らの時間だった。だが、ひと月後の逢瀬の約束をしてエルサレムの自宅に戻ったオーレンと連絡が取れなくなる。
ネット上の声
- 恋人と同一化する男、夫の恋を追体験する妻
- 言葉もなく、見つめるまなざしが、せつない
- 静かでしっとり熱い佳品。
- 切なさに身を委ねる作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国イスラエル,ドイツ
- 時間109分
- 監督オフィル・ラウル・グレイザー
- 主演ティム・カルコフ
-
手紙の代読と代筆を通して交流を深めていく老人と娘の姿を、おかしくも温かく描いたブラジル発のハートウォーミングストーリー。ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳のエルネスト。隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になるエルネストは、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人だ。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に出入りするようになるが……。主人公エルネスト役をウルグアイ映画「ウィスキー」に主演した名優ホルヘ・ボラーニが演じる。ブラジル・サンパウロ国際映画祭批評家賞、ウルグアイ・プンタデルエステ国際映画祭では観客賞と最優秀男優賞を受賞。
ネット上の声
- 最後にビアに書いて貰った手紙は息子宛だった展開にハッとしました。 ...
- 一言「グラシアス!(ありがとう)。
- 老いても学ぶ…
- とてもよくまとまった印象をうけた
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル
- 時間123分
- 監督アナ・ルイーザ・アゼヴェード
- 主演ホルヘ・ボラーニ
-
約30年ぶりに一緒に暮らすことになった、家族を捨てた父と発達障害のある息子が、本当の親子関係を築くまでを笑いと涙を交えて描いたイスラエル製作の人間ドラマ。母の急死により、残された発達障害のある50歳の息子。かつて家を出て行った父親が呼び出され、約30年ぶりに親子2人での生活がスタートする。生活習慣へのこだわりが強い息子に、父はどう接したらよいか戸惑いながらも2人は徐々に打ち解けていく。そんな中、父が末期の腎不全と診断され、人工透析が必要となる。特別給付金申請の面接の場で、特別な支援が必要であるとアピールするため、息子が靴ひもを結べないふりをする。イスラエル・アカデミー賞で8部門にノミネートされ、父親役のドブ・グリックマンが助演男優賞を受賞した。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イスラエル
- 時間103分
- 監督ヤコブ・ゴールドヴァッサー
- 主演ネヴォ・キムヒ
-
'67年、第三次中東戦争で敗れたエジプト兵ふたりの姿を描く反戦ドラマ。製作・監督・脚本はラフィ・ブカイー、撮影はヨアヴ・コシュ、音楽はウリ・オフィルが担当。出演はサリム・ドウ、スヘル・ハダッドほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国イスラエル
- 時間85分
- 監督ラフイ・ブカイー
- 主演サリム・ドゥ
-
モハマドはテヘランにある盲学校に通 う8歳の少年。母を失い、心を痛めながらも一生懸命生きている。彼は手で、植物や風や小鳥などの自然を見ようとする。夏休みになり、モハマドは家族の住むカスピ海沿岸の村に戻ってきた。妹達の学校にも行き、故郷での夏休みを楽しむモハマド。しかし意中の女性との再婚を望む父は、息子の将来を気にして、モハマドを盲目の大工のところに修行に出そうと考える。
ネット上の声
- 少年の演技に魅入る。見事な「映画」だ。
- 見えなくても照らされる世界は感じれる
- 誰もぼくのことを好きじゃないんだ
- とにかく泣きました・・・
盲目、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間90分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演モフセン・ラマザーニ
-
1970年代に発表した「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などでカルト的人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、「The Rainbow Thief」(93/日本未公開)以来23年ぶりに手がけた監督作。自伝「リアリティのダンス」(文遊社刊)を自ら映画化し、1920年代の軍事政権下にあったチリの田舎町を舞台に、幼少期のホドロフスキーと権威的な父親、息子を自身の父親の生まれ変わりだと信じるオペラ歌手の母親との暮らしや、ロシア系ユダヤ人であるがゆえに学校でいじめられて苦しんだ逸話などを、チリの鮮やかな風景と、現実と空想が交錯した幻想的な映像で描く。
ネット上の声
- かつての攻め一辺倒から優しさ滲む世界へ。
- ちょっとシュールだけど分りやすいのがいい
- 10年に1本の大傑作である、とおもう。
- 「見る合法ハーブ」みたいな映画です
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国チリ,フランス
- 時間130分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演ブロンティス・ホドロフスキー
-
1960年代からアンデス先住民の価値観に基づく作品を撮り続けてきたボリビアの映画制作集団「ウカマウ」が、過去をつぐなう旅を続ける男の姿を通し、民族的アイデンティティの喪失と再生を描いた作品。ある理由から故郷のウィルカニ村を追放されたセバスチャンは、現在は首都ラパスの片隅で棺桶職人として働いていた。ある日、セバスチャンは数年ぶりにウィルカニ村へ戻ることを決意するが、帰郷の準備をしていると軍事クーデターが起こり、市街地で銃撃戦が発生。一方、ウィルカニ村では農民たちが軍事クーデターに抵抗するべく立ちあがっていた。
ネット上の声
- 先住民問題に目を開かされた力作!
- インディオである自らのアイデンティティを捨て帝国主義に迎合し資本主義に魂を売り渡
- 村を追い出された男が殺されるかもしれない村に戻り、死ぬまで『死の踊り』を踊り続け
- ボリビア・ウカマウ集団ってしょっちゅう名前を聞くし何か映画を見たことある気もする
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ボリビア
- 時間125分
- 監督ホルヘ・サンヒネス
- 主演レイナルド・ユフラ
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「ブンミおじさんの森」などで知られるタイの名匠アピチャッポン・ウィーラセタクンが「サスペリア」のティルダ・スウィントンを主演に迎え、南米コロンビアを舞台に撮りあげ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。とある明け方、ジェシカは大きな爆発音で目を覚ます。それ以来、彼女は自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるように。姉が暮らす街ボゴタに滞在するジェシカは、建設中のトンネルから発見された人骨を研究する考古学者アグネスと親しくなり、彼女に会うため発掘現場近くの町を訪れる。そこでジェシカは魚の鱗取り職人エルナンと出会い、川のほとりで思い出を語り合う。そして1日の終わりに、ジェシカは目の醒めるような感覚に襲われる。共演に「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバール。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国コロンビア,タイ,フランス,ドイツ,メキシコ,カタール
- 時間136分
- 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
- 主演ティルダ・スウィントン
-
一人の男が強迫観念に捕われ、異常になっていく様を描く。製作はオスカル・ダンシヘルス、監督は「乱暴者」のルイス・ブニュエルで、メルセデス・ピントの原作をブニュエルとルイス・アルコリサが共同で脚色。撮影はガブリエル・フィゲロア、美術はエドワード・フィッツジェラルドとパブロ・ガルヴァン、編集はカルロス・サヴァヘ、音楽はルイス・ヘルナンデス・ブレトンがそれぞれ担当。出演はアルトゥーロ・デ・コルドヴァほか。
ネット上の声
- 最も狂っておらず、最も狂った作品
- 男が発狂するまでの「代理」
- 愛は狂気へと変貌を遂げる
- 女の足とパラノイア
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間92分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演アルトゥーロ・デ・コルドヴァ