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「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイアリーズ」などで知られるブラジルの名匠ウォルター・サレスが、「オン・ザ・ロード」以来12年ぶりに手がけた長編監督作で、1970年代の軍事政権下のブラジルで実際に起きた、政権の理不尽な拷問による元議員の死と、遺された彼の妻子が歩んだ道を描いた政治ドラマ。2024年・第81回ベネチア国際映画祭で脚本賞、第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した。
1971年ブラジルのリオデジャネイロ。軍事独裁政権に批判的だった元下院議員のルーベンス・パイバが、供述を求められて政府に連行され、そのまま行方不明となる。残された妻のエウニセは、5人の子どもを抱えながら夫が戻ってくることを信じて待つが、やがて彼女自身も拘束され、政権を批判する人物の告発を強要される。釈放された後、エウニセは軍事政権による横暴を暴くため、また夫の失踪の真相を求め、不屈の人生を送る。
ルーベンスとエウニセの息子であるマルセロ・ルーベンス・パイバの回想録が原作。エウニセ役で主演を務めたフェルナンダ・トーレスは、本作と同じウォルター・サレス監督の「セントラル・ステーション」で、ブラジル人俳優として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェルナンダ・モンテネグロの娘。母親と親子2代で同じウォルター・サレス監督作でアカデミー主演女優賞ノミネートを果たした。また、母親であるフェルナンダ・モンテネグロも本作に出演している。第97回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、国際長編映画賞の3部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。
ネット上の声
- 静かだけど、とんでもなくパワフルな映画。主人公の眼差しが忘れられない。タイトルの意味を噛み締めてる。
- 泣いた。ただ悲しいだけじゃなくて、明日も頑張ろうって思える力をもらえた気がする。
- 評価高いけど、自分には合わなかったかな。ちょっと展開が単調で眠くなってしまった。
- 最高でした!
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国ブラジル
- 時間137分
- 監督ウォルター・サレス
- 主演フェルナンダ・トーレス
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現代イラン、一つの嘘が引き起こす夫婦の断絶と家族の崩壊。これは、愛と道徳を巡る法廷サスペンス。
舞台は現代のテヘラン。妻シミンは娘の将来のため国外移住を望むが、夫ナデルはアルツハイマー病の父の介護を理由に反対。二人の対立は裁判所での離婚調停へ。そんな中、ナデルが父の介護のために雇った女性との間に、ある事件が発生。一つの些細な嘘が、二つの家族を巻き込み、宗教や階級の問題を浮き彫りにする深刻な対立へと発展。それぞれの正義がぶつかり合う時、彼らが下す「決断」とは。観る者の倫理観を激しく揺さぶる、息詰まる人間ドラマの傑作。
ネット上の声
- 傑作と聞いて鑑賞。一つの嘘がどんどん話をこじらせていく展開に息を飲んだ。誰が正しくて誰が悪いのか、最後まで分からなくて考えさせられる。イラン映画すごい。
- ドキュメンタリーみたいだった。登場人物みんなの気持ちが痛いほど伝わってきて、胸が苦しくなった。
- すごくよく出来た映画だと思うけど、観終わった後どっと疲れた…。救いがない感じがちょっとしんどいかも。
- イランの宗教観が背景にあるけど、家族や介護の問題は万国共通。大人の嘘に挟まれる娘の視線が突き刺さる。後味がずっしり。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間123分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演レイラ・ハタミ
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犯罪と貧困が日常化した地域の小学校に赴任した教師が、型破りな授業で子どもたちを全国トップの成績に導いていく姿を、2011年のメキシコであった実話を基に映画化したドラマ。
アメリカとの国境近くにあるメキシコ・マタモロスの小学校。子どもたちは麻薬や殺人といった犯罪と隣りあわせの環境で育ち、教育設備は不足し、教員は意欲のない者ばかりで、学力は国内最底辺だった。6年生の半数以上が卒業を危ぶまれるなか、出産のため辞職した6年生の担任の代役として、マタモロス出身の教師フアレスが赴任してくる。子どもたちはフアレスのユニークで型破りな授業を通して探究する喜びを知り、それぞれの興味や才能を開花させていく。しかし、思わぬ悲劇が彼らを襲い……。
「コーダ あいのうた」の音楽教師役で注目を集めたエウヘニオ・デルベスが教師フアレスを演じた。2023年サンダンス映画祭にてフェスティバル・フェイバリット賞(映画祭観客賞)を受賞。
ネット上の声
- 「子供を国の歯車にする教育」ってセリフが刺さった。本当の教育って何だろうって、大人も考えさせられる映画だった。
- こんな先生に出会いたかった!勉強が楽しくなるってこういうことなんだな。
- 感動した。ただそれだけ。
- 過酷な環境だからこそ、子供たちの目の輝きが際立つ。教育の原点を思い出させてくれる作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国メキシコ
- 時間125分
- 監督クリストファー・ザラ
- 主演エウヘニオ・デルベス
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革命前のイラン、学生運動家だった映画監督と彼が刺した元警官、20年の時を経て再会し、あの日の事件を映画で再現するドキュメンタリードラマ。
1990年代のイラン、テヘラン。映画監督モフセン・マフマルバフは、新作のオーディション会場で、20年前に自らが刺した元警官と運命的な再会を果たす。学生運動に身を投じていた17歳の頃、警官から銃を奪おうとして彼を刺し、投獄された過去。監督は、この元警官を主役に、あの日の事件を映画として再現することを提案。しかし、撮影が始まると、パンを隠し持っていた若き日の監督と、植木鉢を抱えていた警官、二人の記憶は微妙に食い違う。加害者と被害者がそれぞれの視点から過去を再構築し、和解への道を探る衝撃作。
ネット上の声
- 監督自身の過去の事件を映画で再現するって構成がすごすぎる。どこまでが本当でどこからが映画なのか、頭が混乱したけど最後は鳥肌モノだった。
- 傑作!観てよかった。
- ちょっと難解だったかな。構成が複雑で一回じゃ理解しきれないかも。でも挑戦的で面白い。
- こんな映画観たことない!不思議な感覚に包まれる作品でした。
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督モフセン・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ
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1994年、ルワンダ大虐殺の嵐の中、一人のホテルマンが機転と交渉術で1200以上の命を救った、衝撃と感動の実話。
舞台は1994年、民族対立が激化するルワンダの首都キガリ。主人公は、高級ホテル「ホテル・デ・ミル・コリン」の支配人ポール・ルセサバギナ。フツ族の彼が愛する妻はツチ族。ある日、フツ族過激派によるツチ族の虐殺が開始され、日常は一瞬にして地獄絵図へと変貌。ポールはホテルを難民の避難場所とすることを決意し、ツチ族の隣人や家族を匿う。しかし、水も食料も尽き、武装した民兵がホテルを包囲する絶望的状況。彼は機転と交渉術、そして支配人として培ったコネを武器に、宿泊客と避難民を守るため必死の抵抗。果たして、この狂気の中から一人でも多くの命を救い出すことができるのか。彼の究極の選択が、多くの人々の運命を左右する。
ネット上の声
- 学校の授業で観ました。これがほんの数十年前の出来事だなんて信じられなくて、ただただ衝撃でした。自分がいかに世界のことを知らずに生きてきたか痛感させられます。多くの人に観てほしい映画です。
- アフリカ版「シンドラーのリスト」と聞いて鑑賞。見ていて本当に辛かった。でも、これが現実。世界の無関心さが一番恐ろしいと感じた。
- 内容はすごく重くて、知るべき事実だとは思う。でも映画としては、ちょっと淡々と進みすぎたかな…。感情移入しきれなかった部分も。
- 言葉が出ない。ただ、すごい。
ジェノサイド、 アフリカ舞台、 社会派ドラマ、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イギリス,イタリア,南アフリカ
- 時間122分
- 監督テリー・ジョージ
- 主演ドン・チードル
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メキシコシティで交差する3つの運命。1つの交通事故が暴き出す、愛と裏切りの連鎖。
混沌とした大都市、メキシコシティ。兄の妻と駆け落ちするため、闘犬で金を稼ぐ青年オクタビオ。不倫相手との新生活を夢見る人気モデルのバレリア。愛犬だけを心の支えに生きる元殺し屋のエル・チーボ。何の接点もなかった彼らの人生が、1台の車の激しい衝突事故をきっかけに、残酷に絡み合い始める。事故を境に、それぞれが愛、喪失、裏切り、そして暴力の渦へと。逃れられない運命の中で、彼らが見出すかすかな希望、あるいは絶望の結末。
ネット上の声
- 1つの交通事故から3つの物語が交錯していく構成が見事すぎる。イニャリトゥ監督のデビュー作とは思えない完成度で、人間の欲望や愛がむき出しに描かれてて圧倒された。
- 衝撃。ただただ凄い。
- 全然関係ない人たちが、犬を通して繋がっていくのが面白かった。人生って何があるかわからないな…。
- 脚本が本当によく出来てる。メキシコの乾いた空気感と、登場人物たちの生々しい感情が突き刺さる。見応えがありました。
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国メキシコ
- 時間153分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演エミリオ・エチェバリア
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盲目の少年が、豊かな感性で世界の美しさを捉える。父との間に横たわる心の壁に、一筋の光は射すのか。イランの雄大な自然を舞台にした、愛と葛藤の物語。
イランの緑豊かな村。盲学校に通う8歳の少年モハマドは、夏休みを心待ちにしていた。鳥のさえずり、風の音、指先で感じる全てが彼にとっての世界。しかし、再婚を考える父は、盲目の息子を厄介者と感じ、彼を置き去りにしようと画策。祖母や姉妹は彼を愛するも、父の頑なな心は変わらない。父子の間に横たわる深い溝。自然の美しさと家族の愛を渇望する少年の純粋な瞳が、やがて父の心に変化をもたらす、感動の結末。
ネット上の声
- 少年の演技に魅入る。見事な「映画」だ。
- 見えなくても照らされる世界は感じれる
- 誰もぼくのことを好きじゃないんだ
- とにかく泣きました・・・
盲目、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間90分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演モフセン・ラマザーニ
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保守派の教皇ベネディクト16世と改革派のベルゴリオ枢機卿。対立する2人が交わす、教会の未来を揺るがす対話。
2012年、カトリック教会の総本山ヴァチカン。厳格な教義を重んじる教皇ベネディクト16世は、自身の辞任を考えていた。そんな彼の前に現れたのは、改革派として知られ、次期教皇の有力候補と目されるアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿。神学上の立場も性格も正反対の2人。当初は激しく対立するが、対話を重ねるうちに互いの過去の過ちや人間的な弱さをさらけ出し、次第に理解を深めていく。伝統と変革の狭間で揺れる教会を背景に、2人の聖職者が築く予期せぬ友情と、歴史的決断の裏側。
ネット上の声
- 受難の過去を胸にゲッツエの一撃に酔う二人
- 彼らも一己の人間か…“見やすい”意欲作!
- 87点:爺さん同士の話が魅力的なのは何故?
- ローマ教皇とローマ法王の違い
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,イタリア,アルゼンチン,アメリカ
- 時間125分
- 監督フェルナンド・メイレレス
- 主演アンソニー・ホプキンス
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スターリン独裁政権下で消された曽祖父の墓を探す旅。ウクライナの青年が辿る、自らのルーツと国の悲劇。
ウクライナに住む青年ヴァディム。彼には、ずっと心に秘めた目的があった。それは、1930年代のスターリンによる大粛清の犠牲となった曽祖父の墓を見つけ出すこと。歴史の闇に葬られた家族の記憶を求め、彼は日本人の友人と共にウクライナ横断の旅に出る決意。古い地図とわずかな手がかりを頼りに、忘れ去られた村々を訪ね歩く二人。旅の途中で出会う人々の証言から、ソ連時代の過酷な真実と、名もなき人々の悲劇が次々と明らかになる。これは、一人の青年が自らのルーツを探す個人的な旅路であり、同時に国家によって隠蔽された歴史の傷跡をたどるロードムービー。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ウクライナ
- 時間104分
- 監督アントニオ・ルキッチ
- 主演アンドリー・リダゴフスキー
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楽しいはずの休暇が一転、浜辺から一人の女性が消えた。些細な嘘が招く、疑心暗鬼の心理サスペンス。
現代イラン、カスピ海沿岸の別荘。テヘランから来た友人グループの数日間のバカンス。その中に、友人の一人セピデーが、離婚した友人のためにと誘ったエリという女性の姿。和やかな雰囲気の中、子供たちの面倒を見ていたエリが、浜辺から忽然と姿を消す。彼女はどこへ行ったのか。捜索が始まるも、誰もエリの素性を詳しく知らないという事実。保身のための些細な嘘が、やがて取り返しのつかない疑心暗鬼と対立を生み出していく。そして、エリの婚約者を名乗る男の登場が、彼らを究極の選択へと追い込む。
ネット上の声
- 前半は3組の家族とエリとのワイワイした描写が主で、中盤からは突如消えた彼女はどこ
- 女性の失踪をめぐって人間の複雑な内面が暴かれるヒューマン・ミステリ...
- 欧米映画の “毒” を気付かせてくれる。
- 不思議すぎて理解の範疇を超えました^^;
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間116分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ゴルシフテ・ファラハニ
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失われた記憶と聖なる植物を求め、二つの時代を旅するアマゾンのシャーマン。神秘に満ちたモノクロの映像詩。
舞台は20世紀初頭と中頃の、神秘と危険に満ちたアマゾンの奥地。先住民の若きシャーマン、カラマカテは、聖なる植物ヤクルナを求めるドイツ人科学者と旅をする。その40年後、年老いたカラマカテは、同じ植物を探すアメリカ人科学者と再び川を遡る。二つの時代が交錯し、西洋文明による侵略がもたらした記憶の喪失と文化の破壊が浮き彫りに。失われた民族の最後の生き残りである彼が、旅の果てに見出すものとは。観る者をアマゾンの魂へと誘う、荘厳な映像体験。
ネット上の声
- ドラッグでトリップしたような映画でしたけど(やったことないけど)、ゴム農園の虐待
- 悲しく、美しく、力強いアマゾンの奥の物語
- 人がそれに従って生きるものを求めて。
- ラストの演出がちょっと残念。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国コロンビア,ベネズエラ・ボリバル,アルゼンチン
- 時間124分
- 監督シーロ・ゲーラ
- 主演ヤン・ベイヴート
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自転車一つで大陸縦断の旅へ。父を探す少年の瞳に映る、ラテンアメリカの壮大な現実と幻想。
アルゼンチン最南端の町ウシュアイアに暮らす17歳の少年マルティン。ある日、彼の前から父親が姿を消す。父が残した一枚の地図と「北へ」という言葉を頼りに、マルティンはたった一台の自転車で、広大なラテンアメリカ大陸を縦断する旅に出る決意。パタゴニアの風、アンデスの高峰、アマゾンの密林。旅の途中で彼が目にするのは、貧困や抑圧といった厳しい現実と、神話や魔術が息づく幻想的な世界。様々な人々との出会いと別れを繰り返しながら、少年は父の面影を追い、大陸の魂に触れていく。これは、父を探す旅であり、自分自身を見つけるための壮大な冒険詩。
ネット上の声
- ソラナス・イマジネーションの到達点
- アイロニカルな南米のロードムービー
- 生きて行こう、僕一人の力で・・・
- 人生は終わらない旅
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国アルゼンチン,フランス
- 時間140分
- 監督フェルナンド・E・ソラナス
- 主演ウォルター・キロス
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ニュージーランドの片田舎から、夢の舞台アメリカへ。伝説のライダー、バート・マンローの人生を賭けた挑戦の物語。
舞台は1960年代のニュージーランド。主人公は、愛車である1920年製バイク「インディアン」の改造に生涯を捧げてきた老人バート・マンロー。彼の長年の夢は、アメリカ・ユタ州で開催される世界最速を競う大会「ボンネビル・スピードウィーク」への出場。年金暮らしで資金も乏しく、心臓病を患う彼の挑戦は無謀そのもの。しかし、不屈の精神と周囲の人々の温かい支援を力に、彼は自らバイクを船に積み込み、遥かなるアメリカ大陸へと旅立つ。数々のトラブルや出会いを乗り越え、ついにたどり着いた夢の塩平原。果たして、彼のポンコツバイクは奇跡の記録を打ち立てることができるのか。
ネット上の声
- もうハラハラドキドキしながら無我夢中で観た
- 世界最速のインディアンの犬のキンタマ。
- これを見て洋画の素晴らしさに気づいた
- 60越えたってやるときゃやるんだ!
バイクに乗りたくなる、 実話、 ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年2005年
- 製作国ニュージーランド,アメリカ
- 時間127分
- 監督ロジャー・ドナルドソン
- 主演アンソニー・ホプキンス
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割れた教室の窓ガラス。一枚のガラスを運ぶ少年の、ささやかで壮大な冒険。イランの雄大な自然が描く、純粋な心の物語。
イランの小さな村の学校。厳しい冬の風が吹きつける日、一人の少年が教室の窓ガラスを割ってしまう。先生に命じられ、彼はたった一人で新しいガラスを運ぶことに。村のガラス屋から学校までの道のりは、想像以上に遠く、そして険しい。大きなガラスを抱え、吹き荒れる強風に耐えながら歩みを進める少年。道中で出会う大人たちは、彼に手を差し伸べるのか、それとも…。一枚のガラスを巡る、ささやかながらも忘れられない旅路。少年の純粋な瞳とひたむきな姿が、乾いた心に潤いを与える。
ネット上の声
- アッバス・キアロスタミの脚本が活きているのもあるだろうが、新鋭モハマッド・アリ=
- キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」をお好きな方にはとくにオススメです
- フォロワーさんの、のんchanからのオススメで鑑賞!!
- ただ、ただ、少年には過酷なミッション
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム,日本
- 時間85分
- 監督モハマッド=アリ・タレビ
- 主演ハディ・アリプール
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ネット上の声
- 先日の大腸検査は"異常なし"だったので🙌心置きなく美味しいもの食べながら、映画鑑
- アルゼンチン産の騙し騙されながら大金を狙う詐欺師たちのお話
- この映画を観なければ宝を拾い損ねる!!!
- ファンビアン・ビエリンスキー監督による、
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国アルゼンチン
- 時間115分
- 監督ファビアン・ビエリンスキー
- 主演ガストン・ポールス
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1950年代リオデジャネイロ。一つの嘘によって引き裂かれた姉妹。互いを想い続けながら生きた、彼女たちの見えざる人生の物語。
1950年代、ブラジル、リオデジャネイロ。ピアニストを夢見る内気な妹エウリディーセと、自由奔放な姉ギダ。二人は固い絆で結ばれていた。しかし、ギダが恋人と駆け落ちしたことで、姉妹の運命は一変する。父の嘘によって互いが遠く離れた場所で暮らしていると信じ込まされ、同じ街にいながらも再会を阻まれてしまう。保守的な社会の中で、それぞれの夢や幸せを諦めながらも、いつか会える日を信じて手紙を書き続ける二人。数十年にわたる、姉妹の愛と喪失、そして見えない絆を描いた壮大な物語。
ネット上の声
- カンヌのある視点部門で最高賞受賞した映画がラテンビート映画祭で上映されるってこと
- 一般的なブラジル人の性格なのか、何事にもザックリ感が強く、勘当となってからの姉ギ
- 1950年代のリオデジャネイロ、厳しい親により引き離された姉妹がお互い夢見た人生
- 衣装と照明が印象的だったけどいかんせん長い‥かなり長く感じた‥
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル,ドイツ
- 時間139分
- 監督カリン・アイヌーズ
- 主演カロル・ドゥアルテ
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リオデジャネイロ、セントラル駅。心を閉ざした代筆屋の女と父を探す少年。ブラジルの乾いた大地を巡る、魂の再生の旅。
舞台は1990年代、ブラジルのリオデジャネイロ中央駅。元教師のドーラは、読み書きのできない人々のために手紙を代筆して生計を立てる日々。ある日、交通事故で母を亡くした少年ジョズエとの出会い。彼の父を探すため、ドーラは仕方なく旅に同行。はじめは金目当てだった彼女の心も、純粋なジョズエとの旅路で次第に変化。広大なブラジルを背景に、赤の他人だった二人の間に芽生える固い絆。これは、希望を失った女性が愛を取り戻すまでの感動の記録。
ネット上の声
- 元靴磨きの素人少年
- ブラジルの人情劇
- 隠れた名作
- 最初はなんだこのいじわるばあさんはよと思って見てたけど、なんだかんだお人よしじゃ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ブラジル
- 時間111分
- 監督ヴァルテル・サレス
- 主演フェルナンダ・モンテネグロ
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1970年代メキシコシティ。激動の時代を生きる家政婦の視点から、ある家族の愛と喪失をモノクロームで描く映像詩。
1970年代、政治的混乱に揺れるメキシコシティのローマ地区。中産階級の家庭に仕える若い家政婦のクレオが物語の主人公。彼女が世話をする4人の子供たちとの深い絆。しかし、一家の主の長期不在や、クレオ自身の予期せぬ妊娠が、穏やかな日常に影を落とす。社会の大きなうねりと、家族が直面する個人的な危機。それらが交錯する中で、クレオが見出す生きる強さとは。監督自身の幼少期の記憶を基にした、静かで力強い人間賛歌。
ネット上の声
- 牙城を崩されていく大手映画スタジオを予感
- 映像の力強さに圧倒されるマスターピース
- 飛行機は<夢と希望>の象徴だと思う。
- 後悔の先に、本当の愛が見えてくる
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国メキシコ
- 時間135分
- 監督アルフォンソ・キュアロン
- 主演ヤリッツァ・アパリシオ
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ブラジルの富裕層家庭に住み込みで働く家政婦。実の娘との再会が、見えない階級社会の壁を静かに揺るがす衝撃のドラマ。
現代のサンパウロ。高級住宅街で住み込みの家政婦として働くヴァル。長年、雇い主家族に愛情を注ぎ、彼らの息子にとっては「第二の母」のような存在。そんな彼女のもとに、13年間離れて暮らしていた実の娘ジェシカが大学受験のためにやってくる。自由奔放で物怖じしないジェシカの存在は、家の暗黙のルールや主人と使用人の間の見えない境界線をいとも簡単に越えていく。ヴァルの築き上げてきた日常が、娘の登場によって静かに、しかし確実に崩壊していく様。母と娘、そして二つの家族の行く末を示唆する、鋭い社会派ドラマ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間112分
- 監督アナ・ミュイラート
- 主演ヘジーナ・カゼ
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少女を襲う過酷な運命。祖母の館を焼いた代償は、終わりのない売春の旅。
熱帯の砂漠に立つ壮麗な屋敷。ある夜、14歳の少女エレンディラの不注意から屋敷は全焼。冷酷な祖母は、その莫大な損害を少女の体で返済させると宣言。祖母に連れられ、売春を強いられる終わりのない旅の始まり。純真な心を踏みにじられながらも、エレンディラはサーカス団の青年ユリシーズと出会い、運命的な恋に。彼と共に、この地獄から抜け出すことを決意する少女の逃避行の行方。
ネット上の声
- 残酷な神話は世界の本質をみせてくれる
- なんだか凄い!!
- DVD化望む
- 貸してくれた人から事前に「字幕が見えない」と知らされていたけれど、それにしても読
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国メキシコ,フランス,ドイツ
- 時間105分
- 監督ルイ・グエッラ
- 主演イレーネ・パパス
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25年前の未解決殺人事件を追う元裁判所職員の執念と、封印された愛の行方を描くサスペンス・ロマンス。
1999年、アルゼンチン。刑事裁判所を退官したベンハミンは、過去の記憶に苛まれていた。それは25年前、彼が担当した若い女性の残忍な強姦殺人事件。時効を迎え、迷宮入りした事件の真相を小説として書き起こすことを決意。当時の上司であり、密かに想いを寄せていた判事イレーネの元を訪ね、協力を求める。調査を再開するうち、忘れかけていた事件のディテール、容疑者の冷酷な眼差し、そして被害者の夫の異常なまでの愛情が蘇る。軍事政権下の混沌とした時代が隠蔽した真実。ベンハミンは、自身の過去の想いと事件の闇に再び対峙する。瞳の奥に隠された秘密が、彼の人生を大きく揺るがす。
ネット上の声
- ミステリーとロマンスのバランスが絶妙な大人の映画
- 本年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
- 深く悲しい愛、蘇る愛、それぞれの愛
- 愛する者の不在/その問いと答え
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国スペイン,アルゼンチン
- 時間129分
- 監督フアン・ホセ・カンパネラ
- 主演リカルド・ダリン
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独裁政権の罪を裁くため、若き検察官チームが国の未来を懸けて挑んだ、奇跡の実話に基づく法廷ドラマ。
1985年、アルゼンチン。長きにわたる軍事独裁政権が終わりを告げ、民主主義が回復。しかし、国民の心には深い傷跡が残っていた。検事のフリオ・ストラセラとルイス・モレノ・オカンポは、元軍事政権の最高司令官たちを裁くという、前代未聞の裁判に挑む。脅迫や妨害が相次ぐ中、彼らは経験の浅い若者たちを集めてチームを結成。限られた時間の中で、独裁政権下で行われた誘拐、拷問、殺人の膨大な証拠を集めていく。絶望的な状況でも正義を信じ、巨大な権力に立ち向かった人々の、魂を揺さぶる物語。
ネット上の声
- 【Amazonスタジオ作品シリーズ】原題「Argentina、 1985」
- 非常にシリアスな内容を少しポップに、フラガール系フォーマットにのせて魅せてくれる
- 軍事政権時代に行われていた拷問や強姦、虐殺を法廷で裁いたというきわめてまれな「フ
- 国の立て直しごとにおじさん達だけでなく、柔軟で明るいエネルギーのある若者たちが加
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アルゼンチン
- 時間141分
- 監督サンティアゴ・ミトレ
- 主演リカルド・ダリン
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革命前夜のキューバ、アメリカ資本に搾取される人々の怒りと魂の叫びを、革新的な映像美で描く伝説的プロパガンダ映画。
舞台は1960年代、バティスタ独裁政権末期のキューバ。アメリカの富裕層が快楽を貪る一方、民衆は貧困に喘ぐ。物語は、抑圧された人々の4つのエピソードで構成。全財産のサトウキビ畑を理不尽に奪われ、燃やすしかなくなった農民。アメリカ人観光客に尊厳を弄ばれる女性マリア。武器を求め、命を懸けて独裁政権に抵抗する学生たち。そして、山にこもり革命の時を待つゲリラ。個々の絶望と怒りの炎がやがて一つとなり、キューバ全土を覆う革命の烽火となるまでの魂の胎動。
ネット上の声
- ”キューバ国家”のモノローグは女性声
- シネマヴェーラ渋谷『日常と戦争そして旅 ウクライナ・ジョージア・ソ連映画』特集で
- 1964年 キューバ🇨🇺ソビエト連邦
- サトウキビをバチコーンバチコーン、からの大炎上🔥ということで、これには森山良
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ソ連,キューバ
- 時間140分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演セルヒオ・コリエッリ
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友達のノートを間違えて持ち帰った少年。親の言いつけを破り、たった一人で見知らぬ村への冒険。
イランの小さな村、コケール。小学生のアハマッドは、隣の席の友達・ネマツァデのノートを間違えて持ち帰ってしまう。先生から「次に宿題をノートにやってこなければ退学だ」と厳しく言われていたネマツァデ。このままでは友達が大変なことになる。アハマッドは、母親の言いつけを破り、たった一人で隣村に住む友達の家を探す旅に出る。しかし、大人たちは彼の話をまともに聞いてくれない。陽が暮れていく中、アハマッドは必死に走り続ける。純粋な友情が起こす、小さな奇跡の物語。
ネット上の声
- イランは大人が子供に厳しいイメージがある😢
- こういう映画が大ヒットしてアバターみたい
- 《午前十時》走る前に考えろアハマッド!
- 友達のノートを返しに行くシンプルなお話
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間85分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ババク・アハマッドプール
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1940年代ブラジル、精神医療の常識に挑んだ女性医師。患者の心を解放したのは、暴力ではなく絵筆だった。
舞台は1940年代、ブラジルのリオデジャネイロ郊外にある精神病院。ロボトミーや電気ショックが主流の時代に、暴力的な治療法を拒絶した精神科医ニーゼ。孤立無援の中、彼女が始めたのは、絵画や彫刻を用いた革新的な治療法。見捨てられた患者たちに画材を与え、彼らの内に秘めた表現を引き出すアトリエの設立。やがて、その作品は世界的な芸術家たちを驚かせ、ブラジルの精神医療に革命をもたらす大きなうねりへと発展。一人の医師の信念が奇跡を生んだ、感動の実話。
ネット上の声
- 1940年代、ブラジルの精神病院にやって来た医師ニーゼ(グロリア・ピレス)は、ロ
- ブラジル人は精神病患者でもサッカー好き!
- これが実話であることの衝撃
- この物語は現在進行形
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間109分
- 監督ホベルト・ベリネール
- 主演グロリア・ピレス
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誇り高きマオリの血。愛と暴力が渦巻く家庭で、一人の女性が家族再生のために立ち上がる。
現代ニュージーランド。マオリの血を引くベスの一家は、夫ジェイクの暴力と貧困に喘いでいた。かつては愛し合った二人だが、酒に溺れたジェイクの拳が、妻や子供たちの心と体を蝕んでいく。家庭が崩壊へと向かう中、娘を襲った悲劇的な事件が、ベスを目覚めさせる。子供たちを守るため、そして失われた誇りを取り戻すため、彼女は愛と憎しみの対象である夫との対決を決意。内に秘めた戦士の魂を燃やし、運命に立ち向かう一人の女性の壮絶な記録。
ネット上の声
- 日本で全く知られていない名画
- ニュージーランドのマウリについて描かれた映画で、考えさせられることは多くあったけ
- マオリ族はニュージーランドの先住民で現在ニュージーランドの人口の10パーセントほ
- 伝統を重んずるマオリの世界が、物質文明の発展に伴い荒廃し、秩序を失っていく
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ニュージーランド
- 時間104分
- 監督リー・タマホリ
- 主演レナ・オーウェン
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アルゼンチンの映画製作集団「エル・パンペロ・シネ」の中心的メンバーで、2022年に発表した長編ミステリー映画「トレンケ・ラウケン」がベネチア国際映画祭やサン・セバスチャン国際映画祭など各国の映画祭で上映されて注目されるラウラ・シタレラ監督が、2015年に手がけた作品。
ひとりの女性がたくさんの犬に囲まれて、平原を横切っていく。彼女はブエノスアイレス郊外の空き地に自らの手で建てた小屋で、10匹の犬とともにひっそりと暮らしている。お金も使わず、言葉もしゃべらず、社会からはみ出たような謎の女性。無秩序に肥大化した大都市の周縁には、彼女のような謎が謎のままで存在できる世界が広がっていた。
「エル・パンペロ・シネ」メンバーの映画監督・脚本家マリアノ・ジナスの姉である俳優のベロニカ・ジナスが主演を務め、ベロニカの発案で彼女自身とシタレラが共同でメガホンをとった。「トレンケ・ラウケン」の劇場公開にあわせた特集上映「ラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密」にて日本劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アルゼンチン
- 時間98分
- 監督ラウラ・シタレラ
- 主演ベロニカ・ジナス
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貧しい兄妹の秘密の約束。一足の運動靴を二人で履き替える、涙と希望の物語。
舞台は現代イランの首都テヘラン。小学3年生のアリは、修理したばかりの妹ザーラの靴を帰り道でなくしてしまう。新しい靴を買うお金もなく、父親に叱られることを恐れた兄妹。二人は、アリの履き古した一足の運動靴を、二人で共有するという秘密の約束。午前と午後の授業の合間に、必死で靴を交換する毎日。そんなある日、アリは子供マラソン大会の賞品が運動靴であることを知る。妹のために、彼は大会への出場を決意。純粋な兄妹の絆が胸を打つ、感動の結末。
ネット上の声
- かなり人を選ぶ映画
- めちゃくちゃ可愛い映画で笑えた😂🤣w w✨
- 小さな子供のささやかな大挑戦
- 初めてのイラン映画
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間88分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ミル=ファロク・ハシェミアン
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舞台は、キューバ革命から半世紀以上経った後で西洋と米ドルを歓迎している2017年のキューバ。共産主義に生まれたJC(エクトル・ノアス)は、地元の音楽プロデューサー兼プロモーターであり、農民であり、知恵と想像力で生きる小商人。家族と小さな "仕事仲間"を養い、地元の"ゴッドファーザー"としての地位を維持するため、JCは身の丈を超えた生活をしている。遅れて降った雨で農作物が危機に瀕したとき、JCはコンサートを開催する一方で、豚のえさを調達し、給水ポンプを修理し、イギリス人音楽観光客の一団をもてなすという仕事をこなさなければならなかった。その過程で、裏切りや失恋もあるが、JCの軽妙な人柄の裏には思いやりがある。彼はただ、友人や家族を養い、今にも人生を狂わされそうな不安定な生活から抜け出したいだけなのだ。思いがけない電話から大金を手にするチャンスを得た彼は、できれば人生をより良いものに変えたいと、必死の現金探しに乗り出す。
ネット上の声
- キューバの音楽と隣人愛あふれる雰囲気が心地いい!後半は普段していると不穏な空気に
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イギリス,キューバ
- 時間83分
- 監督モ・フィニ
- 主演エクトル・ノアス
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1990年、大地震に見舞われたイラン北部。一人の映画監督が、自身の映画に出演した少年たちを捜す、希望と再生の旅。
1990年、イラン北部を襲った大地震。映画監督である主人公は、自身の作品『友だちのうちはどこ?』に出演した少年たちの安否を確かめるため、息子と共に被災地へと車を走らせる。破壊された村々、絶望的な光景。しかし、その中で彼は、たくましく生きようとする人々の姿を目の当たりにする。果たして少年たちとの再会は叶うのか。絶望の中から生命の輝きを映し出す、ドキュメンタリータッチの感動作。
ネット上の声
- 地震によって多くを失いながらも、前向きに、目の前の現実に立ち向かう村人が印象的な
- 神がかってみえる人たち
- ホント人生は続くよな。
- 前作『友だちのうちはどこ?』の撮影現場を大地震が襲い、監督が主演の男の子を探し求
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ファルハッド・ケラドマンド
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イラン人の若者がアフガンの少女に無償の愛を注ぐ物語。監督・製作・脚本は「太陽は、ぼくの瞳」のマジッド・マジディ。出演は「父」に続きこれが二本目のマジディ作品となるホセイン・アベディニ、「運動靴と赤い金魚」のモハマド・アミル・ナジ、これがデビューとなるザーラ・バーラミほか。2001年ナショナル・ボード・オヴ・レヴュー賞表現の自由賞、同年ヒホン映画祭監督賞、脚本賞、同年イラン映画批評家賞特別賞ほか多数受賞。
ネット上の声
- わたし今後一切、アメリカ映画とイラン映画どちらかしか見られませんて言われたらイラ
- 厳しい現実に直面する人間に向ける視線が、限りなく優しくて温かったです
- 『運動靴と赤い金魚』のマジッド・マジディ監督作品
- 好きな人に好きと言えるのは幸せなことなんだね
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間96分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ホセイン・アベディニ
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「別離」「ある過去の行方」などで知られるイランの名匠アスガー・ファルハディ監督が手がけ、2016年・第69回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で男優賞と脚本賞を受賞、第89回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したサスペンスドラマ。小さな劇団に所属し、作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演している役者の夫婦。ある日、引っ越したばかりの自宅で夫が不在中に、妻が何者かに襲われる。事件が表ざたになることを嫌がり、警察へ通報しようとしない妻に業を煮やした夫は、独自に犯人を探し始めるが……。劇中で描かれる演劇と夫による犯人探し、そして夫婦の感情のズレを絡めながら、思いがけない方向へと転がっていく物語を描く。
ネット上の声
- 仲の良い夫婦がやむを得ない事情から新居へ引っ越しをする
- 外国向け平和なイランで演出成功した底の浅い
- 崩壊する家・家庭。偽物の夫婦を演じ続ける
- 時流だけでなかったアカデミー外国語映画賞
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2016年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間124分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演シャハブ・ホセイニ
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見知らぬ父はトラック運転手。メキシコの乾いた大地を走る長い旅路で、少年が見つける家族の形。
メキシコの田舎町で暮らす少年。彼の前に突然現れた、長年離れて暮らしていた父。職業は長距離トラックの運転手。父の次の仕事に無理やり同行させられる少年。広大な景色が流れる車窓とは対照的な、狭い運転席での気まずい時間。ほとんど言葉を交わすことのない二人。しかし、長い道のりは、互いの知らなかった一面や、心の奥底にしまい込んでいた感情を少しずつ露わにしていく。旅の終わり、朝日が昇る頃、二人の関係に訪れる変化。
ネット上の声
- ほんわかとなんだか優しい気持ちになる素敵な映画でした
- 朝日が昇るまで。これからもずっと
- 疲れたときにみたい一本
- 歩くのすら困難なほどの肥満体のフェデが持つ弱者の温かみ、カメラや写真への愛着が周
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国メキシコ
- 時間104分
- 監督アレハンドロ・グスマン・アルバレス
- 主演ルカ・オルテガ
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自らの死を望む男がテヘラン郊外を彷徨う。生と死の意味を問う、深遠なるロードムービー。
現代イラン、テヘラン郊外の乾いた大地。自殺を決意した中年の男バディは、自分の亡骸を埋めてくれる人間を探し、車を走らせる。大金を条件に、兵士、神学生、そして剥製師と、様々な境遇の人々に声をかける彼。対話を通じて浮き彫りになる、それぞれの人生観と死生観。桜桃の味に隠された、生きることのささやかな喜び。観る者に投げかけられる、深遠な問い。
ネット上の声
- 生きるのが辛くなったとき〜その道の先に…
- 「解説」が全然ちゃいますけどw
- 絶対的美は限りなく優しい
- 相対化で見せる生への賛歌
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間98分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ホマユン・エルシャディ
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カフェでケーキ職人として働くトーマス(ティム・カルコフ)は、イスラエルから出張でベルリンを訪れる常連客のオーレン(ロイ・ミラー)と恋に落ちる。オーレンには妻と子供がいて、彼が仕事でベルリンにいる短い期間だけが彼らの時間だった。だが、ひと月後の逢瀬の約束をしてエルサレムの自宅に戻ったオーレンと連絡が取れなくなる。
ネット上の声
- 恋人と同一化する男、夫の恋を追体験する妻
- 言葉もなく、見つめるまなざしが、せつない
- 静かでしっとり熱い佳品。
- 切なさに身を委ねる作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国イスラエル,ドイツ
- 時間109分
- 監督オフィル・ラウル・グレイザー
- 主演ティム・カルコフ
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ディヤス・ゴーメスの戯曲『果された約束』をアンセルモ・デュオルテが脚色・監督した若い農夫の殉教の物語。撮影はチック・フォーレ、音楽は「野生の男」のガブリエル・ミグリオリが担当した。出演はレオナルド・ビラール、グロリア・メネゼスほか。製作はオスワルド・マサイニ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ブラジル
- 時間98分
- 監督アンセルモ・デュアルテ
- 主演レオナルド・ヴィラール
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第三次中東戦争後のシナイ砂漠。故郷を目指す二人のエジプト兵が彷徨う、戦争の不条理を描く反戦ロードムービー。
1967年、第三次中東戦争直後のシナイ砂漠。エジプト軍の兵士ハレドとガッサーンは、灼熱の砂漠を故郷スエズ運河を目指して彷徨っていた。水も食料も尽き、絶望が二人を包む。やがて彼らはイスラエル軍のジープと遭遇。敵同士の極限状況下で生まれる、奇妙な交流。シェイクスピアの「ヴェニスの商人」の一節が、国境や憎しみを超えて響き渡る時、戦争の虚しさが静かに浮かび上がる。
ネット上の声
- 一緒に観た人が「まだ、争いが続いているところの映画はこう終わるんだね」と言ったの
- 第三次中東戦争の終結直後、辺り一面砂漠のシナイ半島を舞台に、2人のエジプト兵がス
- [イスラエル、千鳥足で謳う反戦の鎮魂歌] 90点
- 皆さん言ってるとおりの大傑作だった!
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国イスラエル
- 時間85分
- 監督ラフイ・ブカイー
- 主演サリム・ドゥ
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第二次大戦下のウクライナ。一つの家に暮らす三つの家族が、ナチスとソ連の脅威に翻弄されながらも愛を貫く物語。
1939年、ウクライナの都市スタニスワヴィウ。同じ建物に、ウクライナ人、ポーランド人、ユダヤ人の三家族が隣人として暮らしていた。しかし、第二次世界大戦の勃発が彼らの平和な日常を破壊する。ソ連、そしてナチス・ドイツによる占領。迫害が激化する中、大人たちは次々と姿を消していく。残された子供たちを守るため、人々は民族や宗教の壁を越えて手を取り合う。戦禍の中で響く名曲に希望を託した、愛と絆の記録。
ネット上の声
- EUが「ノーベル平和賞」を受賞したことを忘れちゃいけない。国境を無くそうとした人類の理念、反省。叡智と偉業を後退させちゃいけないんだ。
- 少女が歌うウクライナのキャロルは、一度聴いたら忘れられない旋律と美しい声
- この映画が世界中に広がっていくことを切に願う
- 1939年、ポーランドとウクライナの国境の町
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ウクライナ,ポーランド
- 時間122分
- 監督オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ
- 主演ヤナ・コロリョーヴァ
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現代イラン、死刑制度という国家の暴力に加担する4人の男たちの葛藤を描き、ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた衝撃のオムニバスドラマ。
現代のイランを舞台に、死刑執行に関わる4人の男性の物語が描かれる4つのエピソードからなるオムニバス。ごく普通の家庭人として暮らす男、兵役で死刑執行を命じられた若者、休暇を楽しむ兵士、そして人里離れて暮らす医師。彼らは皆、国家の命令という形で「死」に直面し、その重圧の中で道徳的なジレンマに苦しむ。愛する家族との平穏な日常と、他者の命を奪うという非情な任務。その狭間で揺れ動く彼らの選択は、観る者に「悪とは何か」「自由とは何か」という根源的な問いを突きつける。政府の監視を逃れ、極秘に撮影された本作が映し出すのは、抑圧的な体制下でも失われない人間の良心と抵抗の物語。
ネット上の声
- イランの徴兵制度が酷過ぎてって内容だけど、オムニバスの第一話があまりにも印象的
- オムニバス
- 死刑執行人
- 世界で二番目に死刑執行が多いというイランで作られた、死刑制度を否定するメッセージ
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ドイツ,イラン・イスラム,チェコ
- 時間151分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演エーサン・ミルホセイニ
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借金で服役中の男が拾った金貨。善意の行動が彼を英雄に祭り上げるが、一つの嘘が全てを狂わせる社会派サスペンス。
現代のイラン。借金のために服役しているラヒムは、一時休暇中に恋人が偶然拾った金貨入りのカバンを手にする。借金返済の希望がよぎるが、彼は良心に従い、持ち主を探し出してカバンを返却。この善行がメディアに取り上げられ、ラヒムは一夜にして「正直者の英雄」として称賛の的となる。慈善団体からの支援も集まり、彼の人生は好転するかに見えた。しかし、彼の話に生じた小さな矛盾がSNSで拡散され、世間の称賛は一転、厳しい疑いの目に変わる。英雄か、詐欺師か。善意が招いた、後戻りできない悲劇の連鎖。
ネット上の声
- 「白い牛のバラッド」に並び、世界クラスの普遍性を備えた今年観るべきイラン映画
- 名匠アスガー・ファルハディ監督、安定のクオリティ
- 善意と浅はかな出来心が同居するリアリティ
- 現在社会を反映しているし、
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間127分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演アミール・ジャディディ
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イランの新年を祝う祭りの日、ある夫婦の嘘と秘密に巻き込まれた家政婦が見た、崩壊寸前の家庭の真実。
新年を祝う「火祭り」を目前に控えたテヘラン。結婚を間近に控えた若い家政婦のロウヒは、ある中流家庭に派遣される。しかし、その家は夫モルテザの浮気を疑う妻モジデの言動で、一触即発の状態。モジデはロウヒに夫の監視を命じ、ロウヒは夫婦の激しい口論と嘘、そして隠された秘密の渦中へと否応なく引きずり込まれていく。隣人を巻き込み、疑心暗鬼が連鎖する一日。無垢なロウヒの目に映る、愛と信頼が崩れ去る瞬間の目撃。果たして、この家庭に隠された真実とは何か。祭りの炎が、人間の本性を容赦なく暴き出す。
ネット上の声
- 『セールスマン』のタラネ・アリシュスティの方が主役な気がするけど、ジャケット画像
- この監督の作品は何作か観てるけど、人間のいろんな気持ちを描かれてるのが面白さな気
- アスガー・ファルハディ監督の長編3作目🎬
- 若いイラン女性の大晦日
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ハミッド・ファロクネジャード
-
走る、ただひたすらに走る。戦火の港町で、孤独な少年が未来を掴むために見せる、生命の疾走。
イラン・イラク戦争の爪痕が残るペルシャ湾岸の港町。戦争で全てを失った孤児の少年アミロは、廃船を住処とし、空き瓶拾いや靴磨きで日銭を稼ぎ、孤独に生きていた。文字を学びたいという強い渇望を胸に秘め、彼は他の少年たちと競い、時に裏切られながらも、決して生きることを諦めない。彼の心を支えるのは、ただひたすらに「走る」こと。港に響く汽笛を合図に、仲間たちと氷を奪い合う競争。その疾走は、過酷な現実から抜け出そうとする魂の叫び。灼熱の太陽の下、少年が走り続ける先に見据える、未来への一筋の光。
ネット上の声
- あまりに瑞々しくほんとうにびっくりするような体験だった、ありがとうホール・シネラ
- 俳優の坂東龍汰くんが昔、ナデリ監督のワークショップに参加していて作品を見てみたい
- 少年というアイコン(象徴)映画
- 大きな声では言えないけど、、
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アミール・ナデリ
- 主演---
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手紙の代読と代筆を通して交流を深めていく老人と娘の姿を、おかしくも温かく描いたブラジル発のハートウォーミングストーリー。ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳のエルネスト。隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になるエルネストは、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人だ。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に出入りするようになるが……。主人公エルネスト役をウルグアイ映画「ウィスキー」に主演した名優ホルヘ・ボラーニが演じる。ブラジル・サンパウロ国際映画祭批評家賞、ウルグアイ・プンタデルエステ国際映画祭では観客賞と最優秀男優賞を受賞。
ネット上の声
- 目のあまり見えない一人暮らしのおじいちゃんエルネスト👴ドッグウォーカーとしてその
- 最後にビアに書いて貰った手紙は息子宛だった展開にハッとしました。 ...
- 一言「グラシアス!(ありがとう)。
- 老いても学ぶ…
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル
- 時間123分
- 監督アナ・ルイーザ・アゼヴェード
- 主演ホルヘ・ボラーニ
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長年疎遠だった父と、特別な支援が必要な息子。不器用な二人が再び紡ぎ始める、ぎこちなくも愛おしい親子の絆の物語。
イスラエル。自動車修理工場を営むルーベンは、妻が亡くなったことで、長年別々に暮らしてきた息子のガディを引き取ることに。特別な支援が必要なガディとの共同生活は、戸惑いの連続。しかし、持ち前の明るさと純粋さで人々の心を解きほぐすガディと過ごすうち、ルーベンの心にも変化が訪れる。ユーモアと優しさに満ちた、父と息子の再出発の物語。
ネット上の声
- 父親への腎移植の説得に成功し、歓喜した発達障害有する主人公だったが、その結幕は・・・
- 深刻で重い内容なのに清々しい
- その姿はとても暖かでした
- 心の強い子、カディ
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イスラエル
- 時間103分
- 監督ヤコブ・ゴールドヴァッサー
- 主演ネヴォ・キムヒ
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貧困と葛藤を抱える少年と、彼を信じ続けた教師。キューバの現実を映し出す、魂の教育ドラマ。
現代キューバのハバナ。11歳の少年チャラは、薬物依存の母を支えるため、非合法な闘犬で生計を立てる日々。学校では問題児扱いされる彼だが、担任のベテラン教師カルメラだけは、その心根の優しさと才能を見抜いていた。ある日、学校はチャラを更生施設へ送ることを決定。しかし、カルメラは「彼に必要なのは罰ではなく愛だ」と、たった一人で学校や社会の無理解に立ち向かう。一人の教師の信念が、少年の未来を、そして社会を動かすことができるのか。魂を揺さぶる感動作。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国キューバ
- 時間108分
- 監督エルネスト・ダラナス・セラーノ
- 主演アルマンド・バルデス・フレイレ
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南米ボリビアでアンデス先住民の価値観に基づく作品をつくり続けてきた映画製作集団「ウカマウ」が、スペインによる植民地支配からの解放のため闘った実在の女性フアナ・アスルドゥイ(1780~1862)を描いた作品。
ボリビアが独立を宣言した1825年、チュキサカ(現スクレ)にあるフアナの質素な住まいを、後にボリビアの国名の由来となる革命家シモン・ボリバルと、ボリビアの初代大統領となるアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねるところから物語は始まる。19世紀、植民地支配主義者や宗教者の偏見と闘い、人間の、そして女性や母親の権利獲得のためにゲリラ兵士となって闘いに身を投じていくフアナ・アスルドゥイの姿を、ウカマウ集団独自の視点から描き出していく。
日本では2025年4月、特集上映「ウカマウ集団60年の全軌跡 全作品一挙上映」にて劇場初上映。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ボリビア
- 時間103分
- 監督ホルヘ・サンヒネス
- 主演メルセデス・ピティ・カンポス
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主演のオスカル・マルティネスが、2016年・第73回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したコメディドラマ。故郷のアルゼンチンを離れ、30年以上スペインで暮らしていた主人公のノーベル賞作家・ダニエルが、アルゼンチンから名誉市民賞を授与されることになり、2度と戻らないと思っていた故郷へ戻ることを決めたことから、思わぬ展開に巻き込まれていく様子を、ユーモアとウィットを交えて描く。2016年・第13回ラテンビート映画祭および第29回・東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では「名誉市民」のタイトルで上映された。
ネット上の声
- 作家ダニエル・マントバーニは、40年前に故郷アルゼンチンのド田舎サラスの町を出て
- 🏖☀️ 𝙖𝙘𝙝𝙖𝙣 𝙭 𝙈𝙖𝙧𝙞𝙡𝙮𝙣
- 意訳なら「嗤う故郷・吼える作家」のがマシ
- ボブ・ディランもこうすりゃよかったのに
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国アルゼンチン,スペイン
- 時間117分
- 監督マリアノ・コーン
- 主演オスカル・マルティネス
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ネット上の声
- 『I always get what I want. 』とアーリー。でも、そうは問屋がおろさなかった。
- アスガー・ファルハディ監督の長編2作目🎬
- 刑とは何のためにあるのか
- アスガー・ファルハディ監督の映画「セールスマン」を観て、その次「別離」を観て、そ
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演タラネ・アリドゥスティ
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裕福で敬虔な紳士を蝕む、病的なまでの嫉妬心。愛する妻を"所有"しようとする男が狂気に堕ちていく、戦慄の心理ドラマ。
1950年代メキシコ。社会的地位も富も手にした敬虔な紳士フランシスコ。彼は教会で見かけた美しい女性グロリアに一目惚れし、半ば強引に結婚する。しかし、幸福な生活は長く続かない。フランシスコは妻の貞節を疑い始め、その心は病的な嫉妬と妄想に支配されていく。友人との会話、些細な視線、すべてが彼の疑念を増幅させる。完璧な紳士の仮面が剥がれ落ち、現れる狂気の素顔。愛が歪んだ独占欲へと変貌し、妻を精神的に追い詰めていく恐怖の記録。
ネット上の声
- 最も狂っておらず、最も狂った作品
- 男が発狂するまでの「代理」
- 愛は狂気へと変貌を遂げる
- 女の足とパラノイア
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間92分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
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豪華な晩餐会、しかし誰も部屋から出られない。ブルジョワたちの理性が崩壊する、シュールな密室劇。
20世紀メキシコ、貴族の邸宅で開かれた豪華な晩餐会。食事が終わり、客たちが帰ろうとしたその時、誰もが不可解な衝動に駆られ、部屋から出られない事態に。理由は不明。扉は開いているのに、見えない壁が存在するかのように一歩も踏み出せない人々。数日が経過し、食料も水も尽き、洗練された紳士淑女たちの仮面は剥がれ落ちていく。閉じ込められた空間で露わになる人間の本性。果たして彼らは、この悪夢から脱出できるのか。極限状態が暴き出す、ブルジョワ社会への痛烈な風刺。
ネット上の声
- 「部屋から出たいのに出られない」――「停滞」に慣れてしまった僕たちへの警告の物語。
- リアリズムでは、表現できないこともあるし、表現がつまらなくなることもあるのです
- ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。
- 駄作。凡作。失敗作。愚作。糞作。拷問作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル