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「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイアリーズ」などで知られるブラジルの名匠ウォルター・サレスが、「オン・ザ・ロード」以来12年ぶりに手がけた長編監督作で、1970年代の軍事政権下のブラジルで実際に起きた、政権の理不尽な拷問による元議員の死と、遺された彼の妻子が歩んだ道を描いた政治ドラマ。2024年・第81回ベネチア国際映画祭で脚本賞、第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した。
1971年ブラジルのリオデジャネイロ。軍事独裁政権に批判的だった元下院議員のルーベンス・パイバが、供述を求められて政府に連行され、そのまま行方不明となる。残された妻のエウニセは、5人の子どもを抱えながら夫が戻ってくることを信じて待つが、やがて彼女自身も拘束され、政権を批判する人物の告発を強要される。釈放された後、エウニセは軍事政権による横暴を暴くため、また夫の失踪の真相を求め、不屈の人生を送る。
ルーベンスとエウニセの息子であるマルセロ・ルーベンス・パイバの回想録が原作。エウニセ役で主演を務めたフェルナンダ・トーレスは、本作と同じウォルター・サレス監督の「セントラル・ステーション」で、ブラジル人俳優として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェルナンダ・モンテネグロの娘。母親と親子2代で同じウォルター・サレス監督作でアカデミー主演女優賞ノミネートを果たした。また、母親であるフェルナンダ・モンテネグロも本作に出演している。第97回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、国際長編映画賞の3部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国ブラジル
- 時間137分
- 監督ウォルター・サレス
- 主演フェルナンダ・トーレス
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現代イラン、一つの嘘が引き起こす夫婦の断絶と家族の崩壊。これは、愛と道徳を巡る法廷サスペンス。
舞台は現代のテヘラン。妻シミンは娘の将来のため国外移住を望むが、夫ナデルはアルツハイマー病の父の介護を理由に反対。二人の対立は裁判所での離婚調停へ。そんな中、ナデルが父の介護のために雇った女性との間に、ある事件が発生。一つの些細な嘘が、二つの家族を巻き込み、宗教や階級の問題を浮き彫りにする深刻な対立へと発展。それぞれの正義がぶつかり合う時、彼らが下す「決断」とは。観る者の倫理観を激しく揺さぶる、息詰まる人間ドラマの傑作。
ネット上の声
- 傑作と聞いて鑑賞。一つの嘘がどんどん話をこじらせていく展開に息を飲んだ。誰が正しくて誰が悪いのか、最後まで分からなくて考えさせられる。イラン映画すごい。
- ドキュメンタリーみたいだった。登場人物みんなの気持ちが痛いほど伝わってきて、胸が苦しくなった。
- すごくよく出来た映画だと思うけど、観終わった後どっと疲れた…。救いがない感じがちょっとしんどいかも。
- イランの宗教観が背景にあるけど、家族や介護の問題は万国共通。大人の嘘に挟まれる娘の視線が突き刺さる。後味がずっしり。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間123分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演レイラ・ハタミ
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犯罪と貧困が日常化した地域の小学校に赴任した教師が、型破りな授業で子どもたちを全国トップの成績に導いていく姿を、2011年のメキシコであった実話を基に映画化したドラマ。
アメリカとの国境近くにあるメキシコ・マタモロスの小学校。子どもたちは麻薬や殺人といった犯罪と隣りあわせの環境で育ち、教育設備は不足し、教員は意欲のない者ばかりで、学力は国内最底辺だった。6年生の半数以上が卒業を危ぶまれるなか、出産のため辞職した6年生の担任の代役として、マタモロス出身の教師フアレスが赴任してくる。子どもたちはフアレスのユニークで型破りな授業を通して探究する喜びを知り、それぞれの興味や才能を開花させていく。しかし、思わぬ悲劇が彼らを襲い……。
「コーダ あいのうた」の音楽教師役で注目を集めたエウヘニオ・デルベスが教師フアレスを演じた。2023年サンダンス映画祭にてフェスティバル・フェイバリット賞(映画祭観客賞)を受賞。
ネット上の声
- 「子供を国の歯車にする教育」との指摘に考えさせられる
- 教師と子供らのダイナミズムが感動を呼ぶ
- 過酷な環境でも
- こんな先生と出会えたら勉強が好きになる
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国メキシコ
- 時間125分
- 監督クリストファー・ザラ
- 主演エウヘニオ・デルベス
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革命前のイラン、学生運動家だった映画監督と彼が刺した元警官、20年の時を経て再会し、あの日の事件を映画で再現するドキュメンタリードラマ。
1990年代のイラン、テヘラン。映画監督モフセン・マフマルバフは、新作のオーディション会場で、20年前に自らが刺した元警官と運命的な再会を果たす。学生運動に身を投じていた17歳の頃、警官から銃を奪おうとして彼を刺し、投獄された過去。監督は、この元警官を主役に、あの日の事件を映画として再現することを提案。しかし、撮影が始まると、パンを隠し持っていた若き日の監督と、植木鉢を抱えていた警官、二人の記憶は微妙に食い違う。加害者と被害者がそれぞれの視点から過去を再構築し、和解への道を探る衝撃作。
ネット上の声
- 素晴らしい
- 映画監督と彼が若いとき襲撃した元警官がその事件を俳優を使って再現するというキアロ
- ありったけの言葉を駆使してこの映画のすごさ、高潔さ、面白さをどうにか一人でも多く
- マフマルバフの自己体験を再現した映画を作ろうとする、回想と現実が交錯する実験的作
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督モフセン・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ
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1994年、ルワンダ大虐殺の嵐の中、一人のホテルマンが機転と交渉術で1200以上の命を救った、衝撃と感動の実話。
舞台は1994年、民族対立が激化するルワンダの首都キガリ。主人公は、高級ホテル「ホテル・デ・ミル・コリン」の支配人ポール・ルセサバギナ。フツ族の彼が愛する妻はツチ族。ある日、フツ族過激派によるツチ族の虐殺が開始され、日常は一瞬にして地獄絵図へと変貌。ポールはホテルを難民の避難場所とすることを決意し、ツチ族の隣人や家族を匿う。しかし、水も食料も尽き、武装した民兵がホテルを包囲する絶望的状況。彼は機転と交渉術、そして支配人として培ったコネを武器に、宿泊客と避難民を守るため必死の抵抗。果たして、この狂気の中から一人でも多くの命を救い出すことができるのか。彼の究極の選択が、多くの人々の運命を左右する。
ネット上の声
- 「愛する家族を守りたい」―ただ一つの強い思いが1200人の命を救った…
- アルジェリア戦争に引き続き、ルワンダの大量虐殺を学ぶ
- 人間の愚かさに対してやりきれなさを感じた
- あえて言う、まるでハリウッドの娯楽映画
ジェノサイド、 アフリカ舞台、 社会派ドラマ、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イギリス,イタリア,南アフリカ
- 時間122分
- 監督テリー・ジョージ
- 主演ドン・チードル
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メキシコシティで交差する3つの運命。1つの交通事故が暴き出す、愛と裏切りの連鎖。
混沌とした大都市、メキシコシティ。兄の妻と駆け落ちするため、闘犬で金を稼ぐ青年オクタビオ。不倫相手との新生活を夢見る人気モデルのバレリア。愛犬だけを心の支えに生きる元殺し屋のエル・チーボ。何の接点もなかった彼らの人生が、1台の車の激しい衝突事故をきっかけに、残酷に絡み合い始める。事故を境に、それぞれが愛、喪失、裏切り、そして暴力の渦へと。逃れられない運命の中で、彼らが見出すかすかな希望、あるいは絶望の結末。
ネット上の声
- アモーレス・ペロス
- フォロワーさんのレビューから気になり配送TSUTAYAにリストアップしていて、や
- ポン・ジュノもアレハンドロ・ゴンザレスもデビュー作に犬という共通点
- 三つの物語が奏でる運命に共通しているのは
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国メキシコ
- 時間153分
- 監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 主演エミリオ・エチェバリア
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モハマドはテヘランにある盲学校に通 う8歳の少年。母を失い、心を痛めながらも一生懸命生きている。彼は手で、植物や風や小鳥などの自然を見ようとする。夏休みになり、モハマドは家族の住むカスピ海沿岸の村に戻ってきた。妹達の学校にも行き、故郷での夏休みを楽しむモハマド。しかし意中の女性との再婚を望む父は、息子の将来を気にして、モハマドを盲目の大工のところに修行に出そうと考える。
ネット上の声
- 少年の演技に魅入る。見事な「映画」だ。
- 見えなくても照らされる世界は感じれる
- 誰もぼくのことを好きじゃないんだ
- とにかく泣きました・・・
盲目、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間90分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演モフセン・ラマザーニ
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保守派の教皇ベネディクト16世と改革派のベルゴリオ枢機卿。対立する2人が交わす、教会の未来を揺るがす対話。
2012年、カトリック教会の総本山ヴァチカン。厳格な教義を重んじる教皇ベネディクト16世は、自身の辞任を考えていた。そんな彼の前に現れたのは、改革派として知られ、次期教皇の有力候補と目されるアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿。神学上の立場も性格も正反対の2人。当初は激しく対立するが、対話を重ねるうちに互いの過去の過ちや人間的な弱さをさらけ出し、次第に理解を深めていく。伝統と変革の狭間で揺れる教会を背景に、2人の聖職者が築く予期せぬ友情と、歴史的決断の裏側。
ネット上の声
- 受難の過去を胸にゲッツエの一撃に酔う二人
- 彼らも一己の人間か…“見やすい”意欲作!
- 87点:爺さん同士の話が魅力的なのは何故?
- ローマ教皇とローマ法王の違い
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,イタリア,アルゼンチン,アメリカ
- 時間125分
- 監督フェルナンド・メイレレス
- 主演アンソニー・ホプキンス
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「EUフィルムデーズ2023」(23年6月2~30日=国立映画アーカイブ/6月20日~7月23日=京都府京都文化博物館/7月21日~8月5日=広島市映像文化ライブラリー/8月9~27日=福岡市総合図書館)上映作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ウクライナ
- 時間104分
- 監督アントニオ・ルキッチ
- 主演アンドリー・リダゴフスキー
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第59回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したイランのミステリー。セピデーは離婚したばかりの男友だちに紹介しようと、幼稚園の教師エリを誘い、カスピ海沿岸へバカンスに出かける。美しい浜辺にある古い別荘にたどり着き、穏やかで楽しいひとときを過ごす。しかし翌朝、エリはこつ然と姿を消し、浜辺では子どもがおぼれていた。捜索が始まり、セピデーはエリのことを名前以外、何も知らなかったことに気づく。
ネット上の声
- 前半は3組の家族とエリとのワイワイした描写が主で、中盤からは突如消えた彼女はどこ
- 女性の失踪をめぐって人間の複雑な内面が暴かれるヒューマン・ミステリ...
- 欧米映画の “毒” を気付かせてくれる。
- 不思議すぎて理解の範疇を超えました^^;
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間116分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ゴルシフテ・ファラハニ
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世界各地の映画祭で注目を集めるコロンビアの俊英シーロ・ゲーラ監督の長編第3作で、2015年カンヌ国際映画祭監督週間で最高賞を受賞した。20世紀前半にアマゾンを訪れたふたりの白人探検家の日記を基に、先住民族の視点から、失われつつある彼らの文明を描き出す。部族最後の生き残りである呪術者カラマカテは、アマゾンの奥地でひっそりと暮らしている。数十年にわたって他者との接触を拒んできたカラマカテは、孤独のあまりすっかり記憶や感情を失っていた。そんな彼の前に、聖なる樹木ヤクルナの調査に来たアメリカ人の植物学者エバンが現われる。エバンと共にカヌーでアマゾン深部へ漕ぎ出したカラマカテは、少しずつ記憶を取り戻していく。
ネット上の声
- ドラッグでトリップしたような映画でしたけど(やったことないけど)、ゴム農園の虐待
- 悲しく、美しく、力強いアマゾンの奥の物語
- 人がそれに従って生きるものを求めて。
- ラストの演出がちょっと残念。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国コロンビア,ベネズエラ・ボリバル,アルゼンチン
- 時間124分
- 監督シーロ・ゲーラ
- 主演ヤン・ベイヴート
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自転車一つで大陸縦断の旅へ。父を探す少年の瞳に映る、ラテンアメリカの壮大な現実と幻想。
アルゼンチン最南端の町ウシュアイアに暮らす17歳の少年マルティン。ある日、彼の前から父親が姿を消す。父が残した一枚の地図と「北へ」という言葉を頼りに、マルティンはたった一台の自転車で、広大なラテンアメリカ大陸を縦断する旅に出る決意。パタゴニアの風、アンデスの高峰、アマゾンの密林。旅の途中で彼が目にするのは、貧困や抑圧といった厳しい現実と、神話や魔術が息づく幻想的な世界。様々な人々との出会いと別れを繰り返しながら、少年は父の面影を追い、大陸の魂に触れていく。これは、父を探す旅であり、自分自身を見つけるための壮大な冒険詩。
ネット上の声
- ソラナス・イマジネーションの到達点
- アイロニカルな南米のロードムービー
- 生きて行こう、僕一人の力で・・・
- 人生は終わらない旅
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国アルゼンチン,フランス
- 時間140分
- 監督フェルナンド・E・ソラナス
- 主演ウォルター・キロス
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リオデジャネイロ、セントラル駅。心を閉ざした代筆屋の女と父を探す少年。ブラジルの乾いた大地を巡る、魂の再生の旅。
舞台は1990年代、ブラジルのリオデジャネイロ中央駅。元教師のドーラは、読み書きのできない人々のために手紙を代筆して生計を立てる日々。ある日、交通事故で母を亡くした少年ジョズエとの出会い。彼の父を探すため、ドーラは仕方なく旅に同行。はじめは金目当てだった彼女の心も、純粋なジョズエとの旅路で次第に変化。広大なブラジルを背景に、赤の他人だった二人の間に芽生える固い絆。これは、希望を失った女性が愛を取り戻すまでの感動の記録。
ネット上の声
- 元靴磨きの素人少年
- ブラジルの人情劇
- 隠れた名作
- 最初はなんだこのいじわるばあさんはよと思って見てたけど、なんだかんだお人よしじゃ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ブラジル
- 時間111分
- 監督ヴァルテル・サレス
- 主演フェルナンダ・モンテネグロ
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ニュージーランドの片田舎から、夢の舞台アメリカへ。伝説のライダー、バート・マンローの人生を賭けた挑戦の物語。
舞台は1960年代のニュージーランド。主人公は、愛車である1920年製バイク「インディアン」の改造に生涯を捧げてきた老人バート・マンロー。彼の長年の夢は、アメリカ・ユタ州で開催される世界最速を競う大会「ボンネビル・スピードウィーク」への出場。年金暮らしで資金も乏しく、心臓病を患う彼の挑戦は無謀そのもの。しかし、不屈の精神と周囲の人々の温かい支援を力に、彼は自らバイクを船に積み込み、遥かなるアメリカ大陸へと旅立つ。数々のトラブルや出会いを乗り越え、ついにたどり着いた夢の塩平原。果たして、彼のポンコツバイクは奇跡の記録を打ち立てることができるのか。
ネット上の声
- もうハラハラドキドキしながら無我夢中で観た
- 世界最速のインディアンの犬のキンタマ。
- これを見て洋画の素晴らしさに気づいた
- 60越えたってやるときゃやるんだ!
バイクに乗りたくなる、 実話、 ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年2005年
- 製作国ニュージーランド,アメリカ
- 時間127分
- 監督ロジャー・ドナルドソン
- 主演アンソニー・ホプキンス
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学校のガラスを割ってしまった少年が弁償を迫られ、新しいガラスを手に入れるために奮闘する姿を緊張感あふれるタッチで描くイラン映画。脚本はイラン映画界の代表的存在、アッバス・キアロスタミ。
ネット上の声
- アッバス・キアロスタミの脚本が活きているのもあるだろうが、新鋭モハマッド・アリ=
- キアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」をお好きな方にはとくにオススメです
- フォロワーさんの、のんchanからのオススメで鑑賞!!
- ただ、ただ、少年には過酷なミッション
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム,日本
- 時間85分
- 監督モハマッド=アリ・タレビ
- 主演ハディ・アリプール
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2019年・第16回ラテンビート映画祭(19年11月7~10日、15~17日/東京・新宿バルト9ほか)上映作品。同年の第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞作。
ネット上の声
- カンヌのある視点部門で最高賞受賞した映画がラテンビート映画祭で上映されるってこと
- 一般的なブラジル人の性格なのか、何事にもザックリ感が強く、勘当となってからの姉ギ
- 1950年代のリオデジャネイロ、厳しい親により引き離された姉妹がお互い夢見た人生
- 衣装と照明が印象的だったけどいかんせん長い‥かなり長く感じた‥
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル,ドイツ
- 時間139分
- 監督カリン・アイヌーズ
- 主演カロル・ドゥアルテ
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ネット上の声
- 先日の大腸検査は"異常なし"だったので🙌心置きなく美味しいもの食べながら、映画鑑
- アルゼンチン産の騙し騙されながら大金を狙う詐欺師たちのお話
- この映画を観なければ宝を拾い損ねる!!!
- ファンビアン・ビエリンスキー監督による、
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国アルゼンチン
- 時間115分
- 監督ファビアン・ビエリンスキー
- 主演ガストン・ポールス
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25年前の未解決殺人事件を追う元裁判所職員の執念と、封印された愛の行方を描くサスペンス・ロマンス。
1999年、アルゼンチン。刑事裁判所を退官したベンハミンは、過去の記憶に苛まれていた。それは25年前、彼が担当した若い女性の残忍な強姦殺人事件。時効を迎え、迷宮入りした事件の真相を小説として書き起こすことを決意。当時の上司であり、密かに想いを寄せていた判事イレーネの元を訪ね、協力を求める。調査を再開するうち、忘れかけていた事件のディテール、容疑者の冷酷な眼差し、そして被害者の夫の異常なまでの愛情が蘇る。軍事政権下の混沌とした時代が隠蔽した真実。ベンハミンは、自身の過去の想いと事件の闇に再び対峙する。瞳の奥に隠された秘密が、彼の人生を大きく揺るがす。
ネット上の声
- ミステリーとロマンスのバランスが絶妙な大人の映画
- 本年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
- 深く悲しい愛、蘇る愛、それぞれの愛
- 愛する者の不在/その問いと答え
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国スペイン,アルゼンチン
- 時間129分
- 監督フアン・ホセ・カンパネラ
- 主演リカルド・ダリン
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1970年代メキシコシティ。激動の時代を生きる家政婦の視点から、ある家族の愛と喪失をモノクロームで描く映像詩。
1970年代、政治的混乱に揺れるメキシコシティのローマ地区。中産階級の家庭に仕える若い家政婦のクレオが物語の主人公。彼女が世話をする4人の子供たちとの深い絆。しかし、一家の主の長期不在や、クレオ自身の予期せぬ妊娠が、穏やかな日常に影を落とす。社会の大きなうねりと、家族が直面する個人的な危機。それらが交錯する中で、クレオが見出す生きる強さとは。監督自身の幼少期の記憶を基にした、静かで力強い人間賛歌。
ネット上の声
- 牙城を崩されていく大手映画スタジオを予感
- 映像の力強さに圧倒されるマスターピース
- 飛行機は<夢と希望>の象徴だと思う。
- 後悔の先に、本当の愛が見えてくる
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国メキシコ
- 時間135分
- 監督アルフォンソ・キュアロン
- 主演ヤリッツァ・アパリシオ
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独裁政権の罪を裁くため、若き検察官チームが国の未来を懸けて挑んだ、奇跡の実話に基づく法廷ドラマ。
1985年、アルゼンチン。長きにわたる軍事独裁政権が終わりを告げ、民主主義が回復。しかし、国民の心には深い傷跡が残っていた。検事のフリオ・ストラセラとルイス・モレノ・オカンポは、元軍事政権の最高司令官たちを裁くという、前代未聞の裁判に挑む。脅迫や妨害が相次ぐ中、彼らは経験の浅い若者たちを集めてチームを結成。限られた時間の中で、独裁政権下で行われた誘拐、拷問、殺人の膨大な証拠を集めていく。絶望的な状況でも正義を信じ、巨大な権力に立ち向かった人々の、魂を揺さぶる物語。
ネット上の声
- 【Amazonスタジオ作品シリーズ】原題「Argentina、 1985」
- 非常にシリアスな内容を少しポップに、フラガール系フォーマットにのせて魅せてくれる
- 軍事政権時代に行われていた拷問や強姦、虐殺を法廷で裁いたというきわめてまれな「フ
- 国の立て直しごとにおじさん達だけでなく、柔軟で明るいエネルギーのある若者たちが加
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アルゼンチン
- 時間141分
- 監督サンティアゴ・ミトレ
- 主演リカルド・ダリン
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家政婦の母と娘の姿を通して、ブラジルの格差社会を描いた人間ドラマ。ブラジルの大都市サンパウロで13年間住み込みで働き続けているベテラン家政婦のヴァルは、実の娘のジェシカを、遠い田舎の親戚に預けていた。そんなある時、大学受験のためにジェシカがサンパウロへやってくる。自由奔放で素直な性格のジェシカとの暮らしは、上流階級との格差を身にしみながら働くヴァルの生活を混乱させるが……。東海地方を中心に展開するシネコンのコロナシネマワールドでのみ上映される「メ~シネマ」作品として日本公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間112分
- 監督アナ・ミュイラート
- 主演ヘジーナ・カゼ
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孫娘エレンディラと彼女に売春を強いる祖母の奇妙な放浪生活を砂漠を舞台に描く。南米のノーべル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスの短編小説(『無垢なエレンディラと無情な祖母の悲惨な物語』)を基にマルケス自身が脚色。製作はアラン・ケフェレアン、エグゼキュティヴ・プロデューサーはゴンザロ・マルチネスとオトン・ロフィエル、監督は「メダ、思い出と抹殺」のルイ・グエッラ、撮影はデニス・クレルヴァル、音楽はモーリス・ルクール、衣裳はアルべルト・ネグロンが担当。出演はイレーネ・パパス、クラウディア・オハナ、ミシェル・ロンダール、オリヴィエ・ウェーヘ、ブランカ・グエッラ、エルネスト・ゴメス・クルズ、ピエール・ヴァネック、カルロス・カルダンなど。
ネット上の声
- 残酷な神話は世界の本質をみせてくれる
- なんだか凄い!!
- DVD化望む
- 貸してくれた人から事前に「字幕が見えない」と知らされていたけれど、それにしても読
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国メキシコ,フランス,ドイツ
- 時間105分
- 監督ルイ・グエッラ
- 主演イレーネ・パパス
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1940年代ブラジル、精神医療の常識に挑んだ女性医師。患者の心を解放したのは、暴力ではなく絵筆だった。
舞台は1940年代、ブラジルのリオデジャネイロ郊外にある精神病院。ロボトミーや電気ショックが主流の時代に、暴力的な治療法を拒絶した精神科医ニーゼ。孤立無援の中、彼女が始めたのは、絵画や彫刻を用いた革新的な治療法。見捨てられた患者たちに画材を与え、彼らの内に秘めた表現を引き出すアトリエの設立。やがて、その作品は世界的な芸術家たちを驚かせ、ブラジルの精神医療に革命をもたらす大きなうねりへと発展。一人の医師の信念が奇跡を生んだ、感動の実話。
ネット上の声
- 1940年代、ブラジルの精神病院にやって来た医師ニーゼ(グロリア・ピレス)は、ロ
- ブラジル人は精神病患者でもサッカー好き!
- これが実話であることの衝撃
- この物語は現在進行形
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間109分
- 監督ホベルト・ベリネール
- 主演グロリア・ピレス
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革命前夜のキューバ、アメリカ資本に搾取される人々の怒りと魂の叫びを、革新的な映像美で描く伝説的プロパガンダ映画。
舞台は1960年代、バティスタ独裁政権末期のキューバ。アメリカの富裕層が快楽を貪る一方、民衆は貧困に喘ぐ。物語は、抑圧された人々の4つのエピソードで構成。全財産のサトウキビ畑を理不尽に奪われ、燃やすしかなくなった農民。アメリカ人観光客に尊厳を弄ばれる女性マリア。武器を求め、命を懸けて独裁政権に抵抗する学生たち。そして、山にこもり革命の時を待つゲリラ。個々の絶望と怒りの炎がやがて一つとなり、キューバ全土を覆う革命の烽火となるまでの魂の胎動。
ネット上の声
- ”キューバ国家”のモノローグは女性声
- シネマヴェーラ渋谷『日常と戦争そして旅 ウクライナ・ジョージア・ソ連映画』特集で
- 1964年 キューバ🇨🇺ソビエト連邦
- サトウキビをバチコーンバチコーン、からの大炎上🔥ということで、これには森山良
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ソ連,キューバ
- 時間140分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演セルヒオ・コリエッリ
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友達のノートを間違えて持ち帰った少年。親の言いつけを破り、たった一人で見知らぬ村への冒険。
イランの小さな村、コケール。小学生のアハマッドは、隣の席の友達・ネマツァデのノートを間違えて持ち帰ってしまう。先生から「次に宿題をノートにやってこなければ退学だ」と厳しく言われていたネマツァデ。このままでは友達が大変なことになる。アハマッドは、母親の言いつけを破り、たった一人で隣村に住む友達の家を探す旅に出る。しかし、大人たちは彼の話をまともに聞いてくれない。陽が暮れていく中、アハマッドは必死に走り続ける。純粋な友情が起こす、小さな奇跡の物語。
ネット上の声
- イランは大人が子供に厳しいイメージがある😢
- こういう映画が大ヒットしてアバターみたい
- 《午前十時》走る前に考えろアハマッド!
- 友達のノートを返しに行くシンプルなお話
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間85分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ババク・アハマッドプール
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ニュージーランドの都会に住むマオリ族の一家が直面するさまざまな現実問題と苦悩を、過激で悲痛な暴力描写を交えて活写した骨太な人間ドラマ。映画の年間平均製作本数が約3本のニュージーランドで大ヒットを飛ばし、94年モントリオール映画祭グランプリと最優秀女優賞(レナ・オーウェン)に輝く快挙となった。マオリ族の血を引くアラン・ダフの同名小説(文春文庫・刊)を、同じくマオリ族の血を引き、CM界で活躍する一方で大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」の助監督を務めた経験も持つリー・タマホリの初監督で映画化。脚本はリウィア・ブラウン、製作はロビン・ショールズ。撮影は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」「ピアノ・レッスン」のスチュアート・ドライバー。マオリの民族音楽をベースにした音楽はマレー・グリンドレイとマレー・マクナブ、美術はマイク・ケインが担当。主演は「モアイの謎」に続いて2作目となる英国人とマオリ族のハーフ、レナ・オーウェン。共演は、ニュージーランドのテレビ界で活躍するテムエラ・モリソンら。
ネット上の声
- 日本で全く知られていない名画
- ニュージーランドのマウリについて描かれた映画で、考えさせられることは多くあったけ
- マオリ族はニュージーランドの先住民で現在ニュージーランドの人口の10パーセントほ
- 伝統を重んずるマオリの世界が、物質文明の発展に伴い荒廃し、秩序を失っていく
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ニュージーランド
- 時間104分
- 監督リー・タマホリ
- 主演レナ・オーウェン
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貧しい兄妹の秘密の約束。一足の運動靴を二人で履き替える、涙と希望の物語。
舞台は現代イランの首都テヘラン。小学3年生のアリは、修理したばかりの妹ザーラの靴を帰り道でなくしてしまう。新しい靴を買うお金もなく、父親に叱られることを恐れた兄妹。二人は、アリの履き古した一足の運動靴を、二人で共有するという秘密の約束。午前と午後の授業の合間に、必死で靴を交換する毎日。そんなある日、アリは子供マラソン大会の賞品が運動靴であることを知る。妹のために、彼は大会への出場を決意。純粋な兄妹の絆が胸を打つ、感動の結末。
ネット上の声
- かなり人を選ぶ映画
- めちゃくちゃ可愛い映画で笑えた😂🤣w w✨
- 小さな子供のささやかな大挑戦
- 初めてのイラン映画
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間88分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ミル=ファロク・ハシェミアン
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アルゼンチンの映画製作集団「エル・パンペロ・シネ」の中心的メンバーで、2022年に発表した長編ミステリー映画「トレンケ・ラウケン」がベネチア国際映画祭やサン・セバスチャン国際映画祭など各国の映画祭で上映されて注目されるラウラ・シタレラ監督が、2015年に手がけた作品。
ひとりの女性がたくさんの犬に囲まれて、平原を横切っていく。彼女はブエノスアイレス郊外の空き地に自らの手で建てた小屋で、10匹の犬とともにひっそりと暮らしている。お金も使わず、言葉もしゃべらず、社会からはみ出たような謎の女性。無秩序に肥大化した大都市の周縁には、彼女のような謎が謎のままで存在できる世界が広がっていた。
「エル・パンペロ・シネ」メンバーの映画監督・脚本家マリアノ・ジナスの姉である俳優のベロニカ・ジナスが主演を務め、ベロニカの発案で彼女自身とシタレラが共同でメガホンをとった。「トレンケ・ラウケン」の劇場公開にあわせた特集上映「ラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密」にて日本劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アルゼンチン
- 時間98分
- 監督ラウラ・シタレラ
- 主演ベロニカ・ジナス
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舞台は、キューバ革命から半世紀以上経った後で西洋と米ドルを歓迎している2017年のキューバ。共産主義に生まれたJC(エクトル・ノアス)は、地元の音楽プロデューサー兼プロモーターであり、農民であり、知恵と想像力で生きる小商人。家族と小さな "仕事仲間"を養い、地元の"ゴッドファーザー"としての地位を維持するため、JCは身の丈を超えた生活をしている。遅れて降った雨で農作物が危機に瀕したとき、JCはコンサートを開催する一方で、豚のえさを調達し、給水ポンプを修理し、イギリス人音楽観光客の一団をもてなすという仕事をこなさなければならなかった。その過程で、裏切りや失恋もあるが、JCの軽妙な人柄の裏には思いやりがある。彼はただ、友人や家族を養い、今にも人生を狂わされそうな不安定な生活から抜け出したいだけなのだ。思いがけない電話から大金を手にするチャンスを得た彼は、できれば人生をより良いものに変えたいと、必死の現金探しに乗り出す。
ネット上の声
- キューバの音楽と隣人愛あふれる雰囲気が心地いい!後半は普段していると不穏な空気に
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イギリス,キューバ
- 時間83分
- 監督モ・フィニ
- 主演エクトル・ノアス
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1990年、大地震に見舞われたイラン北部。一人の映画監督が、自身の映画に出演した少年たちを捜す、希望と再生の旅。
1990年、イラン北部を襲った大地震。映画監督である主人公は、自身の作品『友だちのうちはどこ?』に出演した少年たちの安否を確かめるため、息子と共に被災地へと車を走らせる。破壊された村々、絶望的な光景。しかし、その中で彼は、たくましく生きようとする人々の姿を目の当たりにする。果たして少年たちとの再会は叶うのか。絶望の中から生命の輝きを映し出す、ドキュメンタリータッチの感動作。
ネット上の声
- 地震によって多くを失いながらも、前向きに、目の前の現実に立ち向かう村人が印象的な
- 神がかってみえる人たち
- ホント人生は続くよな。
- 前作『友だちのうちはどこ?』の撮影現場を大地震が襲い、監督が主演の男の子を探し求
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ファルハッド・ケラドマンド
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イラン人の若者がアフガンの少女に無償の愛を注ぐ物語。監督・製作・脚本は「太陽は、ぼくの瞳」のマジッド・マジディ。出演は「父」に続きこれが二本目のマジディ作品となるホセイン・アベディニ、「運動靴と赤い金魚」のモハマド・アミル・ナジ、これがデビューとなるザーラ・バーラミほか。2001年ナショナル・ボード・オヴ・レヴュー賞表現の自由賞、同年ヒホン映画祭監督賞、脚本賞、同年イラン映画批評家賞特別賞ほか多数受賞。
ネット上の声
- わたし今後一切、アメリカ映画とイラン映画どちらかしか見られませんて言われたらイラ
- 厳しい現実に直面する人間に向ける視線が、限りなく優しくて温かったです
- 『運動靴と赤い金魚』のマジッド・マジディ監督作品
- 好きな人に好きと言えるのは幸せなことなんだね
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間96分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ホセイン・アベディニ
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「別離」「ある過去の行方」などで知られるイランの名匠アスガー・ファルハディ監督が手がけ、2016年・第69回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で男優賞と脚本賞を受賞、第89回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したサスペンスドラマ。小さな劇団に所属し、作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演している役者の夫婦。ある日、引っ越したばかりの自宅で夫が不在中に、妻が何者かに襲われる。事件が表ざたになることを嫌がり、警察へ通報しようとしない妻に業を煮やした夫は、独自に犯人を探し始めるが……。劇中で描かれる演劇と夫による犯人探し、そして夫婦の感情のズレを絡めながら、思いがけない方向へと転がっていく物語を描く。
ネット上の声
- 仲の良い夫婦がやむを得ない事情から新居へ引っ越しをする
- 外国向け平和なイランで演出成功した底の浅い
- 崩壊する家・家庭。偽物の夫婦を演じ続ける
- 時流だけでなかったアカデミー外国語映画賞
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2016年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間124分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演シャハブ・ホセイニ
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太り過ぎたために引きこもり生活を送る心優しい男性が、義理の弟やカメラ店の青年と織り成す人間模様を温かい眼差しでつづったメキシコ製ドラマ。1日のほとんどを自宅で過ごしている肥満体型の男フェデは、妹の夫ラモンが旅先で撮影した写真を見せてくれたことをきっかけに、現像していない古いフィルムの存在を思い出す。現像してもらおうと近所のカメラ店を訪れたフェデは、そこで働く青年パウロと知り合い、奇妙な友情を育んでいく。監督は、本作が長編デビューとなるアレハンドロ・グスマン・アルバレス。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016で長編部門グランプリを受賞した。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。
ネット上の声
- ほんわかとなんだか優しい気持ちになる素敵な映画でした
- 朝日が昇るまで。これからもずっと
- 疲れたときにみたい一本
- 歩くのすら困難なほどの肥満体のフェデが持つ弱者の温かみ、カメラや写真への愛着が周
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国メキシコ
- 時間104分
- 監督アレハンドロ・グスマン・アルバレス
- 主演ルカ・オルテガ
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自らの死を望む男がテヘラン郊外を彷徨う。生と死の意味を問う、深遠なるロードムービー。
現代イラン、テヘラン郊外の乾いた大地。自殺を決意した中年の男バディは、自分の亡骸を埋めてくれる人間を探し、車を走らせる。大金を条件に、兵士、神学生、そして剥製師と、様々な境遇の人々に声をかける彼。対話を通じて浮き彫りになる、それぞれの人生観と死生観。桜桃の味に隠された、生きることのささやかな喜び。観る者に投げかけられる、深遠な問い。
ネット上の声
- 生きるのが辛くなったとき〜その道の先に…
- 「解説」が全然ちゃいますけどw
- 絶対的美は限りなく優しい
- 相対化で見せる生への賛歌
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間98分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ホマユン・エルシャディ
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カフェでケーキ職人として働くトーマス(ティム・カルコフ)は、イスラエルから出張でベルリンを訪れる常連客のオーレン(ロイ・ミラー)と恋に落ちる。オーレンには妻と子供がいて、彼が仕事でベルリンにいる短い期間だけが彼らの時間だった。だが、ひと月後の逢瀬の約束をしてエルサレムの自宅に戻ったオーレンと連絡が取れなくなる。
ネット上の声
- 恋人と同一化する男、夫の恋を追体験する妻
- 言葉もなく、見つめるまなざしが、せつない
- 静かでしっとり熱い佳品。
- 切なさに身を委ねる作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国イスラエル,ドイツ
- 時間109分
- 監督オフィル・ラウル・グレイザー
- 主演ティム・カルコフ
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'67年、第三次中東戦争で敗れたエジプト兵ふたりの姿を描く反戦ドラマ。製作・監督・脚本はラフィ・ブカイー、撮影はヨアヴ・コシュ、音楽はウリ・オフィルが担当。出演はサリム・ドウ、スヘル・ハダッドほか。
ネット上の声
- 一緒に観た人が「まだ、争いが続いているところの映画はこう終わるんだね」と言ったの
- 第三次中東戦争の終結直後、辺り一面砂漠のシナイ半島を舞台に、2人のエジプト兵がス
- [イスラエル、千鳥足で謳う反戦の鎮魂歌] 90点
- 皆さん言ってるとおりの大傑作だった!
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国イスラエル
- 時間85分
- 監督ラフイ・ブカイー
- 主演サリム・ドゥ
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南米ボリビアでアンデス先住民の価値観に基づく作品をつくり続けてきた映画製作集団「ウカマウ」が、スペインによる植民地支配からの解放のため闘った実在の女性フアナ・アスルドゥイ(1780~1862)を描いた作品。
ボリビアが独立を宣言した1825年、チュキサカ(現スクレ)にあるフアナの質素な住まいを、後にボリビアの国名の由来となる革命家シモン・ボリバルと、ボリビアの初代大統領となるアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねるところから物語は始まる。19世紀、植民地支配主義者や宗教者の偏見と闘い、人間の、そして女性や母親の権利獲得のためにゲリラ兵士となって闘いに身を投じていくフアナ・アスルドゥイの姿を、ウカマウ集団独自の視点から描き出していく。
日本では2025年4月、特集上映「ウカマウ集団60年の全軌跡 全作品一挙上映」にて劇場初上映。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ボリビア
- 時間103分
- 監督ホルヘ・サンヒネス
- 主演メルセデス・ピティ・カンポス
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ウクライナ民謡をもとに生まれたクリスマスソング「キャロル・オブ・ザ・ベル」をモチーフに、ウクライナ、ポーランド、ユダヤ人の3家族が戦火に翻弄されながらも子どもたちを守り抜こうとする姿を描いた戦争ドラマ。
1939年、ポーランド領スタニスワブフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)。ユダヤ人が暮らす母屋に、店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引越してくる。歌うことが得意なウクライナ人の娘ヤロスラワは「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌うと幸せが訪れると信じ、大事な場面ではいつもその歌を披露していた。やがて第2次世界大戦が勃発すると、スタニスワブフはソ連軍やドイツ軍の侵攻を受け、ソ連に占領されてしまう。ポーランド人とユダヤ人の両親たちは迫害によって連行され、彼らの娘たちは家に残されることに。ウクライナ人の母ソフィアは3人の娘を分け隔てなく守り続け、さらにドイツ人の息子も匿うことになるが……。
監督は、テレビドキュメンタリーを中心に手がけてきたウクライナ出身のオレシア・モルグレッツ=イサイェンコ。
ネット上の声
- EUが「ノーベル平和賞」を受賞したことを忘れちゃいけない。国境を無くそうとした人類の理念、反省。叡智と偉業を後退させちゃいけないんだ。
- 少女が歌うウクライナのキャロルは、一度聴いたら忘れられない旋律と美しい声
- この映画が世界中に広がっていくことを切に願う
- 1939年、ポーランドとウクライナの国境の町
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ウクライナ,ポーランド
- 時間122分
- 監督オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ
- 主演ヤナ・コロリョーヴァ
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2020年・第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金熊賞を受賞。イランの死刑制度にまつわる4つのエピソードから、穏やかな日常がドラマティックに展開し、人間の尊厳を問う。ベルリン映画祭では、イラン政府と対立した監督が不在の受賞式となった。日本では同年の第33回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で上映(国際交流基金アジアセンター共催上映)。「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021」(21年11月18~21日、東京・ユーロライブ)で上映。
ネット上の声
- イランの徴兵制度が酷過ぎてって内容だけど、オムニバスの第一話があまりにも印象的
- オムニバス
- 死刑執行人
- 世界で二番目に死刑執行が多いというイランで作られた、死刑制度を否定するメッセージ
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ドイツ,イラン・イスラム,チェコ
- 時間151分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演エーサン・ミルホセイニ
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イランの新年を祝う祭りの日、ある夫婦の嘘と秘密に巻き込まれた家政婦が見た、崩壊寸前の家庭の真実。
新年を祝う「火祭り」を目前に控えたテヘラン。結婚を間近に控えた若い家政婦のロウヒは、ある中流家庭に派遣される。しかし、その家は夫モルテザの浮気を疑う妻モジデの言動で、一触即発の状態。モジデはロウヒに夫の監視を命じ、ロウヒは夫婦の激しい口論と嘘、そして隠された秘密の渦中へと否応なく引きずり込まれていく。隣人を巻き込み、疑心暗鬼が連鎖する一日。無垢なロウヒの目に映る、愛と信頼が崩れ去る瞬間の目撃。果たして、この家庭に隠された真実とは何か。祭りの炎が、人間の本性を容赦なく暴き出す。
ネット上の声
- 『セールスマン』のタラネ・アリシュスティの方が主役な気がするけど、ジャケット画像
- この監督の作品は何作か観てるけど、人間のいろんな気持ちを描かれてるのが面白さな気
- アスガー・ファルハディ監督の長編3作目🎬
- 若いイラン女性の大晦日
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ハミッド・ファロクネジャード
-
走る、ただひたすらに走る。戦火の港町で、孤独な少年が未来を掴むために見せる、生命の疾走。
イラン・イラク戦争の爪痕が残るペルシャ湾岸の港町。戦争で全てを失った孤児の少年アミロは、廃船を住処とし、空き瓶拾いや靴磨きで日銭を稼ぎ、孤独に生きていた。文字を学びたいという強い渇望を胸に秘め、彼は他の少年たちと競い、時に裏切られながらも、決して生きることを諦めない。彼の心を支えるのは、ただひたすらに「走る」こと。港に響く汽笛を合図に、仲間たちと氷を奪い合う競争。その疾走は、過酷な現実から抜け出そうとする魂の叫び。灼熱の太陽の下、少年が走り続ける先に見据える、未来への一筋の光。
ネット上の声
- あまりに瑞々しくほんとうにびっくりするような体験だった、ありがとうホール・シネラ
- 俳優の坂東龍汰くんが昔、ナデリ監督のワークショップに参加していて作品を見てみたい
- 少年というアイコン(象徴)映画
- 大きな声では言えないけど、、
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間91分
- 監督アミール・ナデリ
- 主演---
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手紙の代読と代筆を通して交流を深めていく老人と娘の姿を、おかしくも温かく描いたブラジル発のハートウォーミングストーリー。ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳のエルネスト。隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になるエルネストは、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人だ。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に出入りするようになるが……。主人公エルネスト役をウルグアイ映画「ウィスキー」に主演した名優ホルヘ・ボラーニが演じる。ブラジル・サンパウロ国際映画祭批評家賞、ウルグアイ・プンタデルエステ国際映画祭では観客賞と最優秀男優賞を受賞。
ネット上の声
- 目のあまり見えない一人暮らしのおじいちゃんエルネスト👴ドッグウォーカーとしてその
- 最後にビアに書いて貰った手紙は息子宛だった展開にハッとしました。 ...
- 一言「グラシアス!(ありがとう)。
- 老いても学ぶ…
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル
- 時間123分
- 監督アナ・ルイーザ・アゼヴェード
- 主演ホルヘ・ボラーニ
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約30年ぶりに一緒に暮らすことになった、家族を捨てた父と発達障害のある息子が、本当の親子関係を築くまでを笑いと涙を交えて描いたイスラエル製作の人間ドラマ。母の急死により、残された発達障害のある50歳の息子。かつて家を出て行った父親が呼び出され、約30年ぶりに親子2人での生活がスタートする。生活習慣へのこだわりが強い息子に、父はどう接したらよいか戸惑いながらも2人は徐々に打ち解けていく。そんな中、父が末期の腎不全と診断され、人工透析が必要となる。特別給付金申請の面接の場で、特別な支援が必要であるとアピールするため、息子が靴ひもを結べないふりをする。イスラエル・アカデミー賞で8部門にノミネートされ、父親役のドブ・グリックマンが助演男優賞を受賞した。
ネット上の声
- 父親への腎移植の説得に成功し、歓喜した発達障害有する主人公だったが、その結幕は・・・
- 深刻で重い内容なのに清々しい
- その姿はとても暖かでした
- 心の強い子、カディ
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イスラエル
- 時間103分
- 監督ヤコブ・ゴールドヴァッサー
- 主演ネヴォ・キムヒ
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過酷な家庭環境の中で生きる少年と彼を支える教師の絆を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015長編グランプリを受賞したキューバ発のヒューマンドラマ。ドラッグ中毒の母と暮らす11歳の少年チャラは、闘犬の訓練で生計を支えながら荒んだ生活を送っている。素行の悪いチャラを理解してくれるのはベテラン教師のカルメラだけだったが、ある日カルメラは病に倒れてしまう。代理の教師は問題児であるチャラを転校させようとするが……。カルメラ役を「バスを待ちながら」のベテラン女優アリーナ・ロドリゲスが好演。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)上映作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国キューバ
- 時間108分
- 監督エルネスト・ダラナス・セラーノ
- 主演アルマンド・バルデス・フレイレ
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主演のオスカル・マルティネスが、2016年・第73回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したコメディドラマ。故郷のアルゼンチンを離れ、30年以上スペインで暮らしていた主人公のノーベル賞作家・ダニエルが、アルゼンチンから名誉市民賞を授与されることになり、2度と戻らないと思っていた故郷へ戻ることを決めたことから、思わぬ展開に巻き込まれていく様子を、ユーモアとウィットを交えて描く。2016年・第13回ラテンビート映画祭および第29回・東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では「名誉市民」のタイトルで上映された。
ネット上の声
- 作家ダニエル・マントバーニは、40年前に故郷アルゼンチンのド田舎サラスの町を出て
- 🏖☀️ 𝙖𝙘𝙝𝙖𝙣 𝙭 𝙈𝙖𝙧𝙞𝙡𝙮𝙣
- 意訳なら「嗤う故郷・吼える作家」のがマシ
- ボブ・ディランもこうすりゃよかったのに
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国アルゼンチン,スペイン
- 時間117分
- 監督マリアノ・コーン
- 主演オスカル・マルティネス
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ネット上の声
- 『I always get what I want. 』とアーリー。でも、そうは問屋がおろさなかった。
- アスガー・ファルハディ監督の長編2作目🎬
- 刑とは何のためにあるのか
- アスガー・ファルハディ監督の映画「セールスマン」を観て、その次「別離」を観て、そ
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間---分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演タラネ・アリドゥスティ
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ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の老人が、70年の時を経て、友人との約束を果たすためにアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する姿を描いたロードムービー。ブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立て屋アブラムは、自分を高齢者用の施設に入れようとする子どもたちから逃れ、故郷であるポーランドを目指して旅に出る。そして、その旅には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分をナチスの手から救ってくれた親友に、自分が仕立てた最後のスーツを渡すという目的があった。監督はアルゼンチンの人気脚本家で、監督作はこれが長編2作目となるパブロ・ソラルス。主演はカルロス・サウラ監督の「タンゴ」で知られるミゲル・アンヘル・ソラ。
ネット上の声
- お節介さんのおかげで、世の中あたたかい。
- 90点:ホロコーストの克服と共感力ある女性
- 業突張りに付き合わされるのかと思ったが
- 言うのは簡単。行動するから価値がある。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国スペイン,アルゼンチン
- 時間93分
- 監督パブロ・ソラルス
- 主演ミゲル・アンヘル・ソラ
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裕福で敬虔な紳士を蝕む、病的なまでの嫉妬心。愛する妻を"所有"しようとする男が狂気に堕ちていく、戦慄の心理ドラマ。
1950年代メキシコ。社会的地位も富も手にした敬虔な紳士フランシスコ。彼は教会で見かけた美しい女性グロリアに一目惚れし、半ば強引に結婚する。しかし、幸福な生活は長く続かない。フランシスコは妻の貞節を疑い始め、その心は病的な嫉妬と妄想に支配されていく。友人との会話、些細な視線、すべてが彼の疑念を増幅させる。完璧な紳士の仮面が剥がれ落ち、現れる狂気の素顔。愛が歪んだ独占欲へと変貌し、妻を精神的に追い詰めていく恐怖の記録。
ネット上の声
- 最も狂っておらず、最も狂った作品
- 男が発狂するまでの「代理」
- 愛は狂気へと変貌を遂げる
- 女の足とパラノイア
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間92分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
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南米ペルーのアンデス山脈を舞台に、社会から隔絶された高地にふたりきりで暮らす老夫婦の姿を描いた人間ドラマ。アンデス山脈の標高5000メートルを越える地で、都会に出た息子の帰りを待ちながら暮らす老夫婦パクシとウィルカ。アイマラ文化の伝統的な生活を送る彼らは、コカの葉を噛み、母なる大地のパチャママに日々の糧を祈る。そんなある日、飼っていた羊が狐に襲われ、さらにマッチを買いに行ったウィルカが道中で倒れてしまう。ペルー映画史上初の全編アイマラ語による長編作品として注目を集め、ペルー本国で大ヒットを記録。監督のオスカル・カタコラは第2作撮影中の2021年11月に34歳の若さで他界し、本作が長編初作品にして遺作となった。夫ウィルカを演じたのは、カタコラ監督の祖父ビセンテ・カタコラ。
ネット上の声
- 現在の二極化(貧富の格差拡大)を隠喩的に批判
- それでも生きてゆく
- 南米ペルーの超限界集落、と言っても一軒だけの息子の帰りを待ちわびる...
- 標高5000メートルの高地で暮らす夫婦
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国ペルー
- 時間86分
- 監督オスカル・カタコラ
- 主演ローサ・ニーナ
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「アンダルシアの犬」の異才ルイス・ブニュエルが1962年にメキシコで手がけた作品で、ある邸宅に閉じ込められたブルジョワたちがたどる意外な運命を、ブラックなブルジョワ批判を交えつつ描いた不条理劇。
オペラ観劇後に晩餐会に招かれ、ノビレ夫妻の邸宅を訪れた20人のブルジョワたち。晩餐を終えた彼らは客間にすっかり腰を落ち着かせ、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように客間を出ることができなくなってしまう。そのまま数日が過ぎ、水や食料も底を突いて命を落とす者まで出現。ブルジョワたちの道徳や倫理が崩壊していく中、事態は異様な展開へ転がりはじめる。
第15回カンヌ国際映画祭では賛否両論を巻き起こし、同映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞。日本では1981年に劇場初公開(フランス映画社配給)。2017年、36年ぶりにリバイバル公開(アイ・ヴィー・シー配給)。2024年、特集上映「シュルレアリスム100年映画祭」でも劇場公開(トレノバ配給)。
ネット上の声
- 「部屋から出たいのに出られない」――「停滞」に慣れてしまった僕たちへの警告の物語。
- リアリズムでは、表現できないこともあるし、表現がつまらなくなることもあるのです
- ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。
- 駄作。凡作。失敗作。愚作。糞作。拷問作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル