- 製作
- 1962年 日本
- 時間
- 99分
- 監督
- 三隅研次
- 出演
- 市川雷蔵万里昌代船越英二
- 種類
- ヒューマンドラマ
【「別れろ切れろは芸者の時に言う言葉」。恩師への義理と愛する人との恋、その狭間で引き裂かれる男女の純愛悲劇。】
文明開化の音が響く明治時代の東京・湯島。恩師の家で書生として勉学に励む早瀬主税は、芸者のお蔦と恋に落ちる。しかし、二人の身分違いの恋は、主税の将来を案じる師匠によって固く禁じられていた。師への恩義か、お蔦への愛か。苦悩の末、主税はすべてを捨ててお蔦と生きる道を選ぶ。世間の冷たい視線から逃れ、寄り添い合う二人を待ち受ける過酷な運命。泉鏡花の原作を、巨匠・三隅研次が市川雷蔵と山本富士子の共演で描く、涙なくしては見られない日本恋愛映画の金字塔。