- 製作
- 1994年 ハンガリー,ドイツ,スイス
- 時間
- 438分
- 監督
- タル・ベーラ
- 出演
- ヴィーグ・ミハーイホルヴァート・プチデルジ・ヤーノシュ
- 種類
- ヒューマンドラマ
2011年の「ニーチェの馬」を最後に56歳で映画監督からの引退を表明した、ハンガリーを代表する巨匠タル・ベーラ監督が1994年に発表した作品で、4年の歳月をかけて完成させた7時間18分におよぶ長編大作。
ハンガリーのある田舎町。シュミットはクラーネルと組んで村人たちの貯金を持ち逃げする計画を企てていた。その話をシュミットが彼の女房に話しているところを盗み聞きしていたフタキは、自分もその話に乗ることを思いつく。その時、家にやって来た女は「1年半前に死んだはずのイリミアーシュが帰ってきた」と、にわかに信じられないことを口にする。イリミアーシュが帰ってくることを耳にした村人たちは、酒場に集まり議論するが、やがてその場は酒宴となり、いつものように夜が更けていった。そして翌日、女の言葉通りにイリミアーシュが村に帰ってきた。
日本では映画祭などでの上映のみだったが、2019年にベルリン国際映画祭フォーラム部門で初披露された「4K デジタル・レストア版」で同年10月に劇場初公開される。2024年10月にも製作30年を記念して4Kレストア版で上映。