-
サイレントからトーキーへ、激動のハリウッドを舞台に、人気スターが恋とキャリアの危機を乗り越える傑作ミュージカル。
1920年代、サイレント映画全盛期のハリウッド。人気俳優ドン・ロックウッドは、美貌の女優リナ・ラモントとの黄金コンビでスターの座に君臨。しかし、映画界に音声付きの「トーキー」の波が到来し、彼らの最新作も急遽ミュージカル映画として作り直されることに。問題は、リナが致命的な悪声の持ち主だったこと。映画の完成が危ぶまれる中、ドンは女優の卵で美しい歌声を持つキャシーと恋に落ちる。そして、親友コズモのアイデアで、リナの声をキャシーが吹き替えるという前代未聞の作戦を実行。果たして映画は成功するのか、そしてドンとキャシーの恋の行方は。
ネット上の声
- 職人技としか言いようのないタップダンスに釘付け。 コメディ、ロマン...
- やっぱりミュージカル映画はこうでなくっちゃ!
- 名作ミュージカル?いえ今や謎解きムービー
- 何雨に向かって歌ってんだよ、バカ野郎!
恋愛、 ミュージカル
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督ジーン・ケリー
- 主演ジーン・ケリー
-
胃癌で余命半年を宣告された市役所の課長が、人生の最後に意味を見出そうともがくヒューマンドラマ。
舞台は1950年代の日本。市役所で30年間、ただ判を押すだけの無気力な日々を送ってきた市民課長、渡辺勘治。ある日、彼は胃癌で余命いくばくもないと知る。これまでの空虚な人生を悔い、死への恐怖に直面。家族との溝、役所の縦割り行政という壁に阻まれながらも、彼は最後に何かを成し遂げようと決意。住民から長年放置されていた公園の建設に、残された命の全てを注ぎ込む。彼の行動が、周囲の人々の心をどう動かしていくのか。一人の男の静かな闘いの記録。
ネット上の声
- いま生きているということ。それは、、、、
- 「渡辺勘治」を通せば見えてくること。
- 組織で地位を守る為には何もしないこと
- ビル・ナイのバージョン見る前に予習で
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督黒澤明
- 主演志村喬
-
1920年代アメリカ。大富豪が素性を隠して未来の相続人家族を観察!果たして彼らは大金にふさわしい人間なのか?
舞台は狂騒の1920年代アメリカ。孤独な億万長者サミュエルは、かつての恋人の家族であるブレイズデル一家に、匿名で10万ドルの大金を贈ることを決める。しかし、その前に彼らが遺産にふさわしいか確かめるため、貧しい下宿人になりすまして一家の家に潜入。突然の大金に舞い上がった一家の生活は一変し、見栄と浪費で家族の絆は崩壊寸前。サミュエルは、金が人の心を変えてしまう様を目の当たりにする。果たして一家は本当の幸せを取り戻せるのか。ユーモアと風刺に満ちたハートフル・コメディ。
ネット上の声
- 孤独な富豪の老人フルトン(チャールズ・コバーン)はかつて想いを寄せた女性の家族に
- 「あなたは60歳で娘の歳の3倍だ
- お金持ちの苦い認識
- 身寄りのない大富豪フルトンは、老い先短いことを悟り、今は亡き初恋の女性の家族ブレ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間89分
- 監督ダグラス・サーク
- 主演パイパー・ローリー
-
第二次世界大戦下、中立国トルコ。英国大使の従僕が仕掛ける大胆不敵なスパイ活動。実話に基づく傑作サスペンス。
第二次世界大戦の激戦が続く1944年、中立国トルコの首都アンカラ。英国大使館に仕える有能な従僕ユリシーズ・ディエロ。その正体は、コードネーム「キケロ」としてナチス・ドイツに最高機密を売り渡す冷徹なスパイ。彼の目的は金と、愛する伯爵夫人との亡命。誰にも気づかれず、大使の金庫から極秘文書を盗み出す完璧な計画。しかし、敵も味方も欺く二重生活は、次第に彼の首を絞めていく。実話が生んだ、息をのむスパイ・サスペンスの金字塔。
ネット上の声
- 最後に笑ったのは…
- 地味なおじさんばかり出てくるので戸惑ったが、大変おもしろい!!!史実を基にしてい
- ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督作品
- 面白すぎておかしくなるかと思った
サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ジョセフ・L・マンキウィッツ
- 主演ジェームズ・メイソン
-
落ちぶれた老喜劇役者と、絶望した若きバレリーナ。二つの魂が出会う時、人生最後の舞台の幕が上がる。
1914年のロンドン。かつては一世を風靡したものの、今や酒に溺れ忘れ去られた老喜劇役者カルヴェロ。彼が偶然命を救ったのは、足が動かなくなったと絶望し、自殺を図った若きバレリーナのテリー。カルヴェロの献身的な励ましで、テリーは再び舞台への情熱を取り戻していく。しかしその一方で、カルヴェロ自身の芸人としての人生は静かに終わりを告げようとしていた。人生の黄昏と夜明けが交差する時、二人が迎える感動のラストステージ。
ネット上の声
- この映画の終盤、サイレント時代を共に生きてきたキートンと世紀の共演を見せたパント
- チャップリン、人生と映画のフィロソフィー
- ライムライトの光と陰、老いは若きに代わる
- 私を形成するヒロイズムの原点を観た!
バレエ(バレリーナ)、 恋愛
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間137分
- 監督チャールズ・チャップリン
- 主演チャールズ・チャップリン
-
江戸時代、一人の女の流転の生涯。愛に生きたが故に、社会の不条理に翻弄され続けた、悲しくも美しい一代記。
舞台は江戸時代。御所の女中お春は、身分違いの恋が発覚し、都を追放される。この出来事をきっかけに、彼女の人生は坂道を転がり落ちていく。大名の側室、裕福な商家の嫁、そして遊女へ。運命に翻弄され、男たちに利用されながらも、気高く生きようとするお春。封建社会の厳しい戒律の中で、女性が幸福を求めることの困難さ。その過酷な生涯を通して人間の尊厳を問う、不朽の名作。
ネット上の声
- 溝口作品三作目にして、いよいよ溝口健二の凄さを実感し始めている
- 溝口作品の長周しが、実は、観客に寄り添った作風に思えて…
- 不幸を自ら背負い込んでいく女の一代記
- 田中絹代の演技と美しさに圧倒された
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
-
戦後の東京を舞台に、価値観の異なる熟年夫婦のすれ違いと和解を描く。一杯のお茶漬けが溶かす、夫婦の間の静かな溝。
上流階級出身でモダンな妻・妙子と、地方出身で素朴な夫・茂吉。戦後の東京で暮らす二人の間には、埋めがたい価値観のズレ。姪の縁談をきっかけに、夫婦間の溝はさらに深まるばかり。互いへの不満が募る中、夫の急な海外出張が決まる。離れ離れになる前の最後の夜、二人は初めて食卓を囲み、静かにお茶漬けをすする。小津安二郎が描く、夫婦の機微と再生の物語。
ネット上の声
- いや〜これはもう木暮実千代の怪演に尽きる。なんとセレビーな嫌な女。...
- 今の時代に通じる普遍的なメッセージ性
- 《空白の一日》が導く、神聖な儀式
- これだ!捜し求めていた映画!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督小津安二郎
- 主演佐分利信
-
仮面をつけた老人、田舎へ旅する娼婦たち、そして画家の恋。人生の束の間の"快楽"を巡る、三つの物語が織りなす優雅で皮肉な人間賛歌。
19世紀末フランス。人生における"快楽"とは何かを問う、三つの物語。若さを偽り夜毎の舞踏会に繰り出す老人の秘密を描く『仮面』。娼館の女たちが、主人の姪の祝いのために田舎へ小旅行に出る『テリエ館』。そして、画家とモデルの激しい愛憎が悲劇を呼ぶ『モデル』。華やかなパリの夜、のどかな田舎の風景、芸術家のアトリエを舞台に、人々が追い求める束の間の喜びとその裏にある哀愁。優雅で流麗な映像美で綴られる、人生の甘さと苦さを凝縮した珠玉のオムニバス。
ネット上の声
- 愛は歌の様に、恋は花の様に…
- 映像の「快楽」
- マックス・オフュルスが、モーパッサンの短編「仮面の男」、「テリエ館」、「モデル」
- 現代の映画でもよく撮ったなあと思えるレベルの緻密カメラワーク長回しが何回もあって
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間94分
- 監督マックス・オフュルス
- 主演クロード・ドーファン
-
海道一の大親分、清水次郎長の伝説はここから始まった!若き日の次郎長が、個性豊かな子分たちと成り上がる痛快任侠時代劇の第一弾。
時は幕末、東海道の清水湊。米屋の養子である長五郎は、喧嘩っ早いが義理人情に厚い若者。ある日、些細な揉め事からやくざのいざこざに巻き込まれ、図らずも人を斬ってしまう。これが彼の運命を大きく変えるきっかけとなった。故郷を離れ、旅の果てに「清水次郎長」と名を改めた彼は、大政、小政、森の石松といった個性的な子分たちと出会い、その器量で彼らを惹きつけていく。まだ何者でもない若者が、いかにして「海道一」と謳われる大親分への道を歩み始めるのか。マキノ雅弘監督が描く、オールスターキャストによる次郎長三国志シリーズ、記念すべき第一部。
ネット上の声
- まずは次郎長を知りましょう。
- 大河ドラマの始まり始まり~
- 大衆演芸の伝統
- 中学生のときこのシリーズを見たとき薬でもやっているような感情の落差が激しいハイテ
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督マキノ雅弘
- 主演小堀明男
-
ゲイリー・クーパー扮する保安官が4人の無法者にたった1人で立ち向かう姿をリアルな描写で描き、1953年・第25回アカデミー賞で主演男優賞など4部門を受賞した傑作西部劇。ジョン・W・カニンガムの短編小説を基に「戦場にかける橋」のカール・フォアマンが脚色を手がけ、「地上より永遠に」などの名匠フレッド・ジンネマンがメガホンをとった。1870年、西部の小さな町ハドリービル。保安官ウィルは結婚を機に退職し、町を出ようと考えていた。そんな彼の元に、かつて逮捕した無法者ミラーが釈放され、仲間を引き連れて復讐にやって来るという急報が届く。ウィルは町の人々に加勢を頼むが、誰もがミラーを恐れ協力を拒否。ウィルはたった1人で4人を相手に戦うことを決意する。ヒロイン役には当時ほぼ無名だったグレイス・ケリーが抜てきされ、一躍注目を集めた。
ネット上の声
- 単なる娯楽作品の枠を超えた画期的な西部劇
- クーパーとジョン・ウェインの違いが出た
- 本作は最初の「大人向けの西部劇」と評価
- シリアスな心理劇であり、人間ドラマ。
西部劇
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間84分
- 監督フレッド・ジンネマン
- 主演ゲイリー・クーパー
-
戦後間もない東京の下町。複雑な家庭環境に育った清純な娘が、絶え間ない家族の金銭問題と愛憎に翻弄されながら、自立への道を模索する物語。
舞台は戦後の復興期にある東京。バスガイドとして働く23歳の清子。母と三人の異父兄姉との暮らし。しかし、その家庭は絶えず金銭トラブルと色恋沙汰に満ちていた。見合い話を勝手に進める兄、金の無心に来る姉、そんな家族に嫌気がさす清子。彼女のささやかな心の支えは、近所のパン屋の息子との淡い恋心。だが、家族という名のしがらみは、彼女の純粋な願いさえも飲み込もうとする。この息苦しい家から抜け出し、自分だけの人生を歩みたい。清子のささやかな、しかし決然とした自立への第一歩。
ネット上の声
- 特異な家族構成の家庭崩壊劇に観る成瀬巳喜男監督の演出力が絶品
- 成瀬映画で魅せた、浦辺粂子、真骨頂の演技
- 夏の夕立の稲妻は直ぐに収まるのです
- 不協和音が激しく鳴り響いたその後は
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
-
「ジェーン・エア」の脚本を書いたジョン・ハウスマンが製作にあたり、「三つの恋の物語」(第2話)のヴィンセント・ミネリが監督した1952年作品。ハリウッドの内幕を描くジョージ・ブラッドショウのストーリーを「女群西部へ」のチャールズ・スクニーが脚色した。撮影は「北の狼」のロバート・サーティース、音楽は「猛獣と令嬢」のデイヴィッド・ラクシンの担当。主演は「三銃士(1948)」のラナ・ターナー、「三つの恋の物語」(第3話)のカーク・ダグラス、「拳銃往来」のディック・パウエル、「百万$の人魚」のウォルター・ピジョン、「群盗の宿」のバリー・サリヴァンで、「突然の恐怖」のグロリア・グレアム、ギルバート・ローランド、レオ・G・キャロルらが助演。なお、この作品は52年アカデミー賞で、脚色賞、女優助演賞(グロリア・グレアム)、撮影賞、美術賞、衣裳デザイン賞の5つの部門に入賞した。
ネット上の声
- 豪華キャストの人間ドラマ
- とってもおもろかった!羅生門的な構成でカメラの動きが面白く、演者が魅力的で、無秩
- ハリウッドの映画プロデューサー(カーク・ダグラス)と、彼に関わる三人の業界関係者
- 一流監督フレッド(バリー・サリヴァン)、トップ女優ジョージア(ラナ・ターナー)、
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督ヴィンセント・ミネリ
- 主演ウォルター・ピジョン
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間103分
- 監督ジュゼッペ・デ・サンティス
- 主演ルチア・ボゼー
-
悪女の甘い罠に堕ちた刑事、裏切りと欲望が渦巻くフィルム・ノワール。
舞台は犯罪が渦巻く大都市。実直な刑事スタンに下された命令は、ギャングの情婦ダイアンの護衛。彼女の証言が組織壊滅の鍵を握るため。しかし、スタンは妖艶なダイアンの魅力に抗えず、彼女が持ちかけた大金強奪計画に加担してしまう。警察を裏切り、組織を敵に回し、二人でメキシコへ逃げるはずだった計画。だが、その背後には幾重にも張り巡らされた罠と裏切り。信じた女は天使か悪魔か。破滅へと突き進む男の運命を描く、傑作サスペンス。
ネット上の声
- 凄く無駄の無い映画で、71分の中に二度三度のどんでん返しがあり、敵か味方か解らな
- 70分と驚異的な短さだったが、無駄なシーンをこそぎ落とすと、全ての映画はこのくら
- いつもの事だが、今回は特にどう書こうか混乱している
- やけに肝が据わっていると思ったら…
サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間71分
- 監督リチャード・フライシャー
- 主演チャールズ・マックグロー
-
故郷アイルランドへ帰った元ボクサー。情熱的な女性との恋と、村の因習が彼の過去を呼び覚ます。
1920年代のアイルランド。アメリカでのボクサー生活から引退し、故郷の地に生家を買い戻しに来た男、ショーン・ソーントン。彼はそこで出会った情熱的で気性の荒い女性、メアリー・ケイトに一目惚れ。しかし、彼女の兄で村の地主であるレッドは二人の仲を許さない。結婚には持参金が不可欠という村の厳格なしきたりと、過去の悲劇から暴力を固く封印したショーンの決意。愛と平穏のため、彼が再び拳を握る時は来るのか。緑豊かな故郷を舞台にした、静かなる男の闘い。
ネット上の声
- 【”アイルランド人魂。”アメリカから故郷に戻って来た哀しい過去を持つ男と、美しきアイルランド女性との恋物語。今作は悪人が一人も居ない爽やかなアイルランド人の善性溢れる物語である。】
- 美しいアイルランドの自然の中に佇む赤毛のモーリン・オハラの美しさ。ジョン・ウエィンでなくともポーっとします。
- アイルランドの風景に映えるモーリン・オハラ
- 喜劇を観ているような気分でした☆1つ半
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督ジョン・フォード
- 主演ジョン・ウェイン
-
戦後の東京、汚職に手を染めた実直な役人の魂の彷徨。社会の闇と個人の良心、その狭間で揺れる男の物語。
舞台は1952年の東京。市役所に勤める真面目な課長、荻野。彼は戦後の混乱期を生き抜くため、やむなく汚職に加担。しかし、その罪悪感は次第に彼の精神を蝕んでいく。家族との溝、同僚からの冷たい視線。日常が崩壊していく中で、彼は自らの行いと向き合う決断を迫られる。正義とは何か、人間らしさとは何かを問いかける、重厚な社会派ドラマの傑作。一人の男の転落を通して、現代社会の矛盾を鋭く描く衝撃。
ネット上の声
- 山村聡の優柔不断で流されやすい課長には笑ってしまうし、山田五十鈴の悪いバーのマダ
- 本映画はフランス語字幕版のみが存在
- 中年以降から見た「理解できない若者像」を見事に具現化した池部良の素晴らしさ
- キザな池部良に慣れずソワソワ、と思ったらこれで演技が開眼したとか
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督渋谷実
- 主演池部良
-
ルネ・クレマン監督が1952年に手がけ、同年のベネチア国際映画祭で金獅子賞、アカデミー賞で名誉賞(後の外国語映画賞)などに輝いた、映画史上の不朽の名作。ナルシソ・イエペスのギター演奏による主題曲「愛のロマンス」の哀愁に満ちた旋律も広く知られる。第2次世界大戦中のフランス。ドイツ軍によるパリ侵攻から逃れる途中、爆撃により両親と愛犬を亡くした5歳の少女ポーレットは、ひとりさまよううちに11歳の農民の少年ミシェルと出会う。ミシェルから死んだものは土に埋め、お墓を作ることを教わったポーレットは、子犬を埋め、十字架を供える。これをきっかけに、お墓を作って十字架を供える遊びに夢中になった2人は、教会や霊柩車からも十字架を持ち出してしまうが……。日本では53年に初公開。2018年9月、デジタルリマスター版でリバイバル公開(パンドラ配給)。2020年8月には、人気声優による名画吹き替えプロジェクト「NEW ERA MOVIES」で新たに制作された吹き替え版(ポーレット役=戸松遥/ミシェル・ドレ役=小松未可子、ジョゼフ・ドレ役=稲田徹)で公開される(モービー・ディック配給)。
ネット上の声
- 悲しくて切なくて胸が詰まりそう、今でもそうした子どもたちを作り出し...
- 何度観ても泣ける。無邪気な姿がかえって切なさを募らせる。ラストシー...
- 十字架に祈ろう、悲しみを希望に変えるため
- 《午前十時》女は男の人生を狂わせるのだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演ブリジット・フォッセー
-
戦後の東京、クリーニング店を営む福原家。次々と不幸が襲う中、家族を支え続けた母の愛と、その子供たちの成長の記録。
昭和25年、戦後の復興期にある東京・大田区。福原家は、父と母、そして4人の子供たちでクリーニング店を営む、ごく普通の家族。しかし、長男の病死をきっかけに、一家には次々と不幸が降りかかる。働きづめの父の急逝。残された母・正子は、女手一つで店を切り盛りし、子供たちを育てていく決意。長女のナレーションで淡々と語られる、貧しくも懸命に生きた家族の日常。成瀬巳喜男監督が描く、日本の「母」の姿と家族の絆の物語。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督の代表作は、本作3年後の1955年の「浮雲」とされるようですが、本作こそ代表作にふさわしい作品と思います 大好きな作品です
- 苦労を重ねながら堅実に生きる、そんな日本のおかあさんの実像を描く成瀬演出の確かさと美しさ
- 成瀬監督が描く、“我慢”の世界が心を打つ
- 加東大介 まさに此の役 面目絶妙
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演田中絹代
-
終戦直後の鎌倉。大仏さまの足元で、たくましく生きる戦災孤児たちの、涙と笑いに満ちた日々。
舞台は終戦間もない日本、鎌倉の大仏さまの境内。親を失った子供たちが、肩を寄せ合い懸命に生きていた。観光客相手の商売や、時にはささやかな悪戯をしながら日銭を稼ぐ毎日。彼らを温かく見守る和尚。貧しさの中にも失われない子供たちの純粋さと生命力。厳しい現実と、それでも未来を信じる小さな瞳。巨きな大仏さまが見つめる、ささやかだが尊い命の輝きを描いた物語。
ネット上の声
- 前作に引き続き戦災孤児の少年たちが今度は東大寺界隈で観光ガイドをやって日銭を稼ぎ
- 奈良の仏寺や仏像をさまざまの角度から撮影していて、当時の奈良を知る映像資料として
- 「蜂の巣」第3弾だけど、物語的なつながりはなく、同じ浮浪児が奈良で観光ガイドをし
- 仁王様と同じ住所だぞ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督清水宏
- 主演岩本豊
-
「緑色の髪の少年」のスティーブン・エイムスが製作するカナダの北西騎馬警官実話1952年作品で、MGMアンスコカラアの第1回作。フランク・フェントンの書き下ろし脚本から「キング・ソロモン」(協同)のアンドリュー・マートンが監督、同作品のロバート・サーティースが撮影、「フォーサイト家の女」のブロニスロー・ケイパーが音楽を担当した。主演は「血闘」のスチュワート・グレンジャー、「美しき被告」のウェンデル・コーリー、「雨に唄えば」のシド・チャリシーで、以下「歌う捕物帖」のモーガン・ファーレイ、「北大西洋」のJ・M・ケリガン、「潜行者」のハウスリー・スティーヴンソン、「テキサス決死隊(1949)」のレイ・ティールらが助演。
西部劇
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督アンドリュー・マートン
- 主演スチュワート・グレンジャー
-
19世紀末ニューヨーク、新聞の黎明期。理想を掲げる一人の男が巨大メディアに挑む、熱き闘争劇。
舞台は1886年のニューヨーク、新聞社が立ち並ぶ「パーク・ロウ」。大手新聞社の横暴なやり方に反発し、理想の新聞を作るために独立した記者フィニアス。彼は仲間と共に、真実を伝えるための新聞「ザ・グローブ」を創刊。しかし、彼の前には、資金難、暴力的な妨害、そして業界を牛耳る冷酷な女社長の巨大な壁。ペンを武器に、言論の自由を懸けた男たちの不屈の魂の記録。
ネット上の声
- サミュエル・フラーの初期の作品では忘れようもない傑作
- フラーの自伝を読むとかなり思い入れを込めて作った映画と書いてあったので気になって
- 長回しや、キスシーンからの急な感情変化のシークエンスを見ると、フラーは昔からこー
- 1952年サミュエル・フラー監督・脚本・製作、ジョン・L・ラッセル撮影
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間83分
- 監督サミュエル・フラー
- 主演ジーン・エヴァンス
-
資産家の女流作家が知ってしまった、愛する夫の恐るべき殺人計画。盗み聞きから始まる、戦慄のサスペンス。
サンフランシスコ。劇作家として成功を収めた資産家マイラは、舞台で降板させた俳優レスターと恋に落ち、結婚。完璧な幸せを手に入れたはずだった。しかしある日、彼女は夫と彼の愛人が自分を殺害する計画を立てているのを偶然聞いてしまう。愛は憎しみへ、信頼は恐怖へと一変。警察も信じられない絶望的な状況の中、彼女は自らの脚本家としての才能を武器に、夫への逆襲を決意。命を懸けた騙し合いの幕開け。
ネット上の声
- ジャック・パランスに騙されていたと知るや、返り討ちにしてやろうと目をぎらつかせる
- 女性作家がしがない俳優とラブロマンスに落ちた果てに陥る絶望と恐怖を描くサスペンス
- ジョーン•クロフォードが計画に気付いてから反撃しようと様々な策を練る後半の一時間
- 莫大な遺産を相続する予定の売れっ子劇作家マイラ・ハドソンは、新作のブロードウェイ
サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間110分
- 監督デヴィッド・ミラー
- 主演ジョーン・クロフォード
-
ウィリアム・インジの舞台劇の映画化で、「底抜け落下傘舞台」のハル・B・ウォリスが製作にあたった1952年作品。脚色はケッティ・フリングス、監督は舞台の演出を担当したダニエル・マンである。撮影は「その男を逃すな」のジェイムス・ウォン・ハウ、作曲はフランツ・ワックスマン。主演は舞台と同じシャーリー・ブース(52年アカデミー主演女優賞獲得)と、「真紅の盗賊」のバート・ランカスターで、テリー・ムーア(「猿人ジョー・ヤング」)、リチャード・ジャッケル「暴力帝国」、フィリップ・オーバー、リザ・ゴルム、ウォルター・ケリーらが助演する。
ネット上の声
- お気の毒だが、シバは帰らない方がよさそう。
- シリアスなドラマ・・・
- 若き日の過ち
- 妻ローラの不気味なくらい落ち着きない様子に、実は妻の方が病気なのでは?と思わされ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間99分
- 監督ダニエル・マン
- 主演バート・ランカスター
-
1950年代アメリカ、ロデオに全てを賭けたカウボーイたちの、栄光と挫折、そして友情を描く熱き人間ドラマ。
舞台は1950年代アメリカ、各地を転戦するロデオの世界。かつてチャンピオンとして名を馳せたジェフは、怪我で引退し、今は牧場で静かに暮らす日々。しかし、親友ウェスの誘いを受け、再び危険な競技の世界へと舞い戻る決意。全盛期を過ぎた肉体、若きライバルの台頭、そして愛する人との約束。栄光と現実の狭間で、男たちはそれぞれの誇りを胸に、荒れ狂う馬や牛に立ち向かう。ニコラス・レイ監督が描く、ロデオに生きる男たちの友情、愛、そして人生の哀愁。その先に待つ運命とは。
ネット上の声
- やっぱり古典的にみえて新しいことやってるみたい、馬小屋でロバートミッチャムに自分
- ロデオを題材にした映画は意外と珍しいが、暴れ馬を乗りこなす男の物語でもあれば命懸
- よくあるストーリーにロデオを絡めてるんかなと思うけど、一個一個のシーンがおもしろ
- スーザン・ヘイワード目当てで観てみたら、なかなか感動させてくれるニコラス・レイ監
西部劇
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督ニコラス・レイ
- 主演スーザン・ヘイワード
-
原作は毎日新聞連載の吉屋信子の小説。脚本は「せきれいの曲」の水木洋子、監督と撮影は「生き残った弁天様」の久松静児に高橋通夫。出演者は「死の街を脱れて」の船越英二に三橋達也、「西陣の姉妹」の田中絹代、「雪崩(1952)」の乙羽信子、「娘初恋ヤットン節」の三條美紀に、山村聡、小沢栄などである。
ネット上の声
- 謹厳実直な妻〝田中絹代〟に献身的に支えられ、純粋で鮮美透涼な義妹〝乙羽信子〟を慕
- 遅れ馳せながら、簡単ですが新年のご挨拶を
- 確かにこれは昼メロだ(笑)
- 無垢な魂と導く声
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督久松静児
- 主演船越英二
-
文豪O・ヘンリーが描く、ニューヨークに生きる人々の悲喜こもごも。珠玉の短編5つが織りなす人生賛歌。
舞台は20世紀初頭のニューヨーク。貧しいながらも愛を育む若夫婦、病に伏せる若い画家、人生に絶望した詐欺師など、街の片隅で懸命に生きる人々。彼らの日常に訪れる、予期せぬ出来事や運命のいたずら。愛する人のための自己犠牲、失われた希望を取り戻すための小さな嘘、そして人生の皮肉な結末。それぞれの選択が、ささやかな奇跡や切ない真実を呼び起こす。ユーモアとペーソスに満ちた物語の数々の先に待つ、温かくもほろ苦い「どんでん返し」。
ネット上の声
- 底辺で生きるモンロー
- 以外にしっかりした短編ですが
- オー・ヘンリーの短編小説原作のオムニバス
- 何度でも見たくなる素晴らしい映画です
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ヘンリー・コスター
- 主演チャールズ・ロートン
-
製作は「思春期」の田中友幸で、「思春期」の脚本を監督の丸山誠治と共力して書いた棚田吾郎が、今度は監督稲垣浩と一緒に執筆している。稲垣浩は「戦国無頼」に次ぐ作品である。撮影は「三等重役」の玉井正夫。主演者は「戦国無頼」の山口淑子と三國連太郎で、新劇の荒木道子と青山杉作や、二本柳寛、沢村貞子、加東大介などの映画界の中堅が助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督稲垣浩
- 主演山口淑子
-
コメディ
- 製作年1952年
- 製作国イギリス
- 時間96分
- 監督アンソニー・アスクィス
- 主演マイケル・レッドグレーヴ
-
製作は「若い人(1952)」の藤本真澄と戦前「蒼氓」などの監督作品のある熊谷久虎との共同により、「金の卵」の井手俊郎が脚本を書き、同じく「金の卵」の千葉泰樹が監督に当たっている。撮影は「戦国無頼」の飯村正。主演者は「風ふたたび」の原節子、「戦国無頼」の三船敏郎、「やぐら太鼓」の杉葉子のほか、森繁久彌、清川虹子、河村黎吉、藤間紫、小泉博などである。
ネット上の声
- ベレー帽の原節子♡
- 正直面白くないが、パチンコ玉や勝鬨橋、潜水夫などの仕掛けは興味深い
- ハリウッドのスクリューボールコメディを意識したようなドタバタ喜劇
- 原節子と三船敏郎の日本映画界を代表する役者が共演した映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督千葉泰樹
- 主演原節子
-
「ドイツ零年」「七つの大罪」(第四話)のロベルト・ロッセリーニが製作監督に当った一九五二年作品。現代のヨーロッパに生きる一女性の苦悶を描くロッセリーニ自身の書卸しストーリーを、ロッセリーニ、サンドロ・デ・フェオ、マリオ・パンヌンツィオ、イーヴォ・ペリッリ、ブルネロ・ロンディの五人が協同脚色した。撮影は「ポー河の水車小屋」のアルド・トンティ、音楽は「ドイツ零年」のレンツォ・ロッセリーニの担当。渡伊したイングリッド・バーグマンの「ストロンボリ」につぐ主演作品で、彼女をめぐって、米国俳優アレクサンダー・ノックス、エットーレ・ジャンニーニ、ジュリエッタ・マシーナ、子役サンドロ・フランキーナ、テレーザ・ペッラーティらが出演。
ネット上の声
- 聖女か狂気か…
- 本作は、決して資本主義批判であったり、社会主義プロパガンダであったり、キリスト教
- イタリアに駐在している商社マンの夫人アイリーンは社交生活に忙殺されている内に息子
- イングリッド・バーグマン出演のロッセリーニ監督作品は観たことがなかったのですが、
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
主演者バート・ランカスター「殺人者(1946)」が主宰するノーマ・プロダクション1952年製作のテクニカラー海洋劇。製作は「タルファ駐屯兵」のハロルド・ヘクトで、ローランド・キビーのオリジナル・シナリオを「殺人者(1946)」のロバート・シオドマクが監督、「スペードの女王」のオットー・ヘラーが撮影した。音楽はウィリアム・オルウィン「落ちた偶像」。出演者はランカスターをはじめ、「快傑ダルド」のニック・クラヴァット、ハンガリー出身の女優エヴァ・バートック「五都物語」、「落ちた偶像」のトリン・サッチャー、ジェームズ・ヘイターなど。
ネット上の声
- 三谷幸喜オススメ映画
- 海洋冒険活劇!
- 「快傑ダルド」と本作で、バート・ランカスターらの愉快なサーカス劇を味わい尽くした
- 俳優の身体能力を使ってディズニーアニメの動きを実写で再現してみた、みたいな面白い
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ,イギリス
- 時間105分
- 監督ロバート・シオドマク
- 主演バート・ランカスター
-
音楽の基本「メロディ」とは?ディズニーが贈る、音の楽しさと仕組みを解き明かす色彩豊かなアニメーションの世界。
音楽の授業が今、始まる。フクロウの教授が教壇に立ち、鳥の生徒たちに問いかけるテーマは「メロディ」。単純な音の並びが、なぜ人の心を捉える美しい旋律になるのか。その秘密を、ディズニーならではの独創的でユーモラスなアニメーションで解き明かす教育短編。洞窟での反響から鳥のさえずりまで、身の回りのあらゆる音がメロディの源泉。音楽の根源的な喜びと発見に満ちた、目と耳で楽しむ芸術的な一作。
アニメ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ウォード・キンボール
- 主演---
-
ネット上の声
- コウノトリの手違いで羊に育てられることになったライオンのランバートの話
- コウノトリの手違いにより、羊の元に送られてしまったライオンのランバート
- 「みにくいアヒルの子」的な感じでスタートするけど、母親が愛情いっぱいに育ててくれ
- コウノトリが誤ってライオンをお母さん羊に届けた話「みにくいアヒルの子」のライオン
アニメ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間8分
- 監督ジャック・ハンナ
- 主演---
-
「偽れる盛装」「西陣の姉妹」と関西の社会悲劇をテーマにしてきた近代映画協会の吉村公三郎監督、脚本家新藤兼人のコンビが初めて東映に持ち込んだ作品で、撮影は宮島義勇、出演者は「西陣の姉妹」の日高澄子、菅井一郎、殿山泰司、進藤英太郎の演技陣に加えて、「恋風五十三次」の若山セツ子、「霧の夜の兇弾」の岡田英次等が出ている。
ネット上の声
- 母ちゃん、あんたが包丁を持てよ。
- 夜ともなればパン助の溢れる大阪のスラム的な街が舞台、治安も悪く最底辺の人々が集ま
- 自殺した娼婦のお母さんが訪ねて来た後、ベンチで口の周りごはん粒だらけにしておむす
- ジャケ写京マチ子さんかと思ってたら日高さんだった
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督吉村公三郎
- 主演日高澄子
-
世界で最初に原爆の洗礼を受けた広島の原爆の子供たちがつづった作文を編集したヒロシマ・ピースセンター理事長、広大教授長田新の「原爆の子」にヒントを得て、新藤兼人が「雪崩(1952)」に次いで自身脚色、演出を行っている。製作には吉村公三郎が当たり、近代映画協会と劇団民芸が資金の一切を作りだした。撮影には「山びこ学校」の伊藤武夫が当たっている。「安宅家の人々」の乙羽信子が好意的主演をする他、細川ちか子、清水将夫、滝沢修、北林谷栄、小夜福子、宇野重吉などの民芸の人々が出演している。
ネット上の声
- 「ひろしま」にあって「原爆の子」にないものとは? そして広島サミット
- こちらもフォロワー様から教えいただいた作品
- 原爆の日に思う〜人間の罪深さと高尚の混在
- 邦画史上屈指のラストシーンを持つ不安定作
夏休みが舞台、 戦争
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
「愛欲の港」のイングマール・ベルイマンが脚色・監督にあたったスウェーデンの青春映画一九五三年作品。原作はペル・アンデルス・フォゲルストレームの小説で、撮影はグンナール・フィッシャー(「愛欲の港」)、作曲はエリク・ノルドグレン。主演は新人のハリエット・アンデルソンとラルス・エクボルイで、ジョン・ハリソン、ダグマー・エベッセン、オーケ・フリーデルが助演。
ネット上の声
- ■イングマール・ベルイマン監督、初期の作品〜🎬■
- 現在にも通じるなあ、この不良少女。
- ベルイマン監督が追求した女性像
- 喜劇→悲劇への急転直下
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国スウェーデン
- 時間92分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演ラーシュ・エクボルイ
-
新人起用と、添物級の中篇劇映画の製作をねらった所謂シスター映画の第一陣。製作と脚本とは「夢多き頃」「早春二重奏」の久保光三、監督は、原、澁谷、中村の諸監督の助手をつとめ、昨年天然色観光映画「日本を見ましょう」を作った西河克己、撮影は同じく同映画の撮影に当たった高村倉太郎である。出演者の主なものは、「本日休診」の佐田啓二、「紅扇」の幾野道子、新人太田恭二、折田衣子、日夏紀子、コロムビアの鶴田六郎に久保幸江、ベテラン小林十九二、清水一郎などである。
ネット上の声
- お酒飲むなお酒飲むなのご意見なれど♪
- 素晴らしい作品。DVD化してほしい位。
- 素晴らしい作品。DVD化してほしい位。
- 艶歌師潤が、最高に良かった(*´∀`)
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督西河克己
- 主演佐田啓二
-
スタジオ8プロ第二回作品で、第一回作品「わかれ雲」と同じく平尾郁次の製作、館岡謙之助の脚本、五所平之助の監督、三浦光雄の撮影というスタッフである。原作は高見順の朝刊『朝日新聞』連載の小説である。主演は「続佐々木小次郎(1951)」を最後にフランスへ行き、半ヶ年ぶりで帰って来た高峰秀子の最初の出演、他に「風ふたたび」の池部良、「山びこ学校」の岡田英次、「嵐の中の母」の香川京子、「大空の誓い」の上原謙、その他汐見洋、三宅邦子、沢村契恵子、外国人のアドリアン・アンベールなどである。
ネット上の声
- 抒情描写が巧みな五所平之助監督の翌年代表作「煙突が見える場所」に繋がる、池部良、
- あの岡田英次があれよあれよと自己中心自信満々あの子に相手にされない男として浮き彫
- 「昔の洒落たハリウッド映画の方が、これこれの社会的悪習を告発すると称する映画より
- 貿易会社でバリバリ働くBGのデコちゃんとライバル会社で働く池部良が不思議な出逢い
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督五所平之助
- 主演高峰秀子
-
報道の自由と社会正義のために犯罪組織と闘う新聞社の編集長の活躍を描く。製作はソル・C・シーゲル、監督・脚本は「弾丸を噛め」のリチャード・ブルックス、撮影はミルトン・クラスナー、音楽はライオネル・ニューマン、編集はウィリアム・B・マーフィー、美術はライル・ウィーラーとジョージ・パトリックが各々担当。出演はハンフリー・ボガート、エセル・バリモア、キム・ハンター、エド・ベグリー、ウォーレン・スティーヴンス、マーティン・ゲーベルなど。(『大都会の牙』)というタイトルでTV放映された。
ネット上の声
- タイトルだけ見るとB級アクション映画みたいな感じだけど全然違うからね笑
- 骨太な新聞社の編集長を演じるボギー
- 軽い娯楽作
- 新聞の「告別式」シーンの中で主力となる記者メンバーをさらりと紹介する手際の良さと
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督リチャード・ブルックス
- 主演ハンフリー・ボガート
-
戦後の田舎町、人情味あふれる老医師。休診のはずが、次々と舞い込む患者との心温まる一日。
舞台は、終戦から間もない日本のとある田舎町。町の人々から絶大な信頼を寄せられる老医師、勇作。ある日曜日、彼は「本日休診」の札を掲げ、久しぶりの休日を満喫するはずだった。しかし、そんな彼の元へ、急患や悩みを抱えた人々が次から次へと訪問。貧しいながらも懸命に生きる人々の姿。勇作は、自身の体調も顧みず、一人ひとりに寄り添い続ける。戦後の混乱期を生きる庶民の日常と、医師との温かい交流を描く人情劇。
ネット上の声
- 敗戦後遺症の庶民の暮らし、お医者さん。
- まさに「医は仁術なり」
- 大先生のいい人柄・・・
- 戦争の傷痕が生々しい東京を舞台に、休診の日に留守をしていたがために様々な治療やト
病院(医療モノ)、 医師、 ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督渋谷実
- 主演柳永二郎
-
音楽教師・クロードは生徒にばかにされ、作曲コンクールに応募する作品の制作もままならない現実に辟易していた。だがある時迷い込んだ夢の中で、彼は美しい娘のピアノ教師を務め、自らのオペラ上演を約束される。だがオペラ上演直前に夢の舞台が一転し…。
ネット上の声
- 伝説の2枚目のコメディーです
- 美女はすぐそばにいた
- 夜ごとのクレール
- 想像よりめちゃくちゃコメディと思ったら自由を我らにのルネクレールが作っていて納得
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ルネ・クレール
- 主演ジェラール・フィリップ
-
ドキュメンタリー
- 製作年1952年
- 製作国スペイン
- 時間68分
- 監督エドガル・ネヴィール
- 主演アントニオ
-
1953年のカンヌ国際映画祭で短編グランプリを受賞した、フランスのアルベール・ラモリス監督による名作ドラマ。南フランスの荒地に、野生馬が群れをなしていた。牧童たちは群れのリーダーである白い馬を捕獲しようと躍起になるが、なかなか上手くいかない。そんな中、同じく白い馬に魅せられた漁師の少年フォルコは、牧童たちから馬を守ろうと奮闘する。やがて馬もフォルコに心を許し、ともに牧童たちの追跡から逃れようとするが……。2008年、ラモリス監督の代表作でもある本作と「赤い風船」のデジタルリマスター版が2本立てでリバイバル公開された。
ネット上の声
- 野生馬の群れのリーダーである白い馬に魅せられた少年フォルコと、それを捕獲しようと
- アコースティックギターの音色で始まるモノクロ映画
- 〜〜主演男優:白い馬 助演男優:少年〜〜
- 自然の美、人の心の美、そして自然の心の美
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間40分
- 監督アルベール・ラモリス
- 主演アラン・エムリイ
-
製薬会社に勤めるバーナビーは社長から若返り薬の開発を急かされていた。ある時、実験用のチンパンジーが檻から抜け出し、バーナビーの仕草を真似て、手当たり次第に薬品を調合すると冷水器に流してしまう。それを飲んだバーナビーは突然若返り始めて……。人気沸騰前のマリリン・モンローがセクシーな子猫的役割で出演しているが、監督も製作陣も、その後彼女が大スターになるとは思いもしなかったという。
ネット上の声
- セクシーすぎる、モンロー!
- 肩の力を抜いて笑いましょう
- 喜劇役者C・グラント・・・
- この大傑作映画をモンローで
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ハワード・ホークス
- 主演ケイリー・グラント
-
「愛人ジュリエット」のマルセル・カルネが一九五二年に監督した作品で、昨年ヴェニス映画祭に出品され、銀獅子賞を獲得した。原作はエミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』。カルネと「裁きは終わりぬ」のシャルル・スパークが脚色し、スパークが台詞を担当した。撮影は「七つの大罪」のロジェ・ユベール、音楽は「めぐりあい」のモーリス・ティリエ。シモーヌ・シニョレ(「肉体の冠」)のテレーズを中心に、「オリーヴの下に平和はない」のラフ・ヴァローネ、「巴里の空の下セーヌは流れる」のシルヴィー、「肉体の冠」のローラン・ルザッフル、舞台出のジャク・デュビイらが共演。
ネット上の声
- 日本でもあるような市井の犯罪を人間悲劇にまで昇華している秀作
- やはり作品を鑑賞する前には一切情報を得ないことは鉄則
- こういうどんでん返しのストーリー展開は大好き!
- シモーヌ・シニョレの色気よ・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演シモーヌ・シニョレ
-
ネット上の声
- 発掘良品を観る #529
- アンヌヴェルノンが求職先の社長にセクハラを受けたり、同じアパートの住人が部屋に侵
- すれ違い、奇妙な間取り、ドア一枚で数多なドラマが不意打ちに起きる面白さはあったけ
- 冒頭の食事の慌ただしさから機敏に動く夫婦と変わりロベールはゆっくりと自然に夫人に
コメディ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督ジャック・ベッケル
- 主演アンヌ・ヴェルノン
-
製作は「結婚案内」の藤本真澄で、澤田撫松の原作小説から、「若い人(1952)」の和田夏十、市川崑が、脚本を書き同じく市川崑が監督に当ったもの。撮影は「ボート8人娘」の安本淳。同じ題材による映画が大正十二年阿部豊監督によって岡田時彦、梅村蓉子、島耕二の主演で作られ評判になった。今回の主演は「三等重役」に特別出演した越路吹雪、「現代人」の池部良と山村聡、「結婚案内」の岡田茉莉子にその他の助演者たちである。
ネット上の声
- 1950年代の和製ラブコメ
- 森永ホモミルク!
- 軽快なコメディで池辺良は、こういった役のほうが面白い
- 池部良が時折ジャン=ピエール・レオーに見えた
サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督市川崑
- 主演越路吹雪
-
アンドレ・サリュとポール・グリモーの主宰するレ・ジェモオ社が製作したテクニカラー色彩の長篇漫画映画で、脚本は「天井桟敷の人々」のジャック・プレヴェールとポール・グリモーが共同執筆し、台詞をプレヴェールが受待った。監督はポール・グリモー以下のレ・ジェモオ社グループである。音楽は「浮気は巴里で」のジョゼフ・コスマ。台詞俳優として、「怪僧ラスプーチン」のピエール・ブラッスール、「わたしの罪ではない」のセルジュ・レジアニ、「汽車を見送る男」のアヌーク・エーメ、「悪魔が夜来る」のフェルナン・ルドウ、イヴ・ドニオ、ファビアン・ロリス、フェリックス・ウーダール等が出演している。この作品は一九五二年ヴェニス国際映画祭で審査員特別大賞を獲得した。
ネット上の声
- 個人的には王と鳥の方が良かったけどジブリの原点と思いながら見るとどっちも何回も見
- 「王様と鳥」と言うタイトルでリマスター。
- 宮崎駿氏に影響を与えたという有名な作品
- コッチのDVD化も希望
アニメ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間66分
- 監督ポール・グリモー
- 主演ロジェ・ブラン
-
「夢と知りせば」に次ぐ山口松三郎の製作。やはり富田常雄の原作を、「適齢三人娘」の川島雄三が脚色・監督したもので、撮影も同じく西川亨が受持っている。配役陣は「夢と知りせば」の佐野周二、津島恵子、子役の設楽幸嗣に、「母化粧」の角梨枝子、「陽気な渡り鳥」の高橋貞二、その他三井弘次、徳大寺伸、幾野道子などが主なものである。クレジット部分が散逸したため現行フィルムでは新規作成されている。
ネット上の声
- やっぱりとんかつはイイッスね☆川島監督!
- 車とダルマのリヤカーがぶつかるOP
- 旧作邦画たまに見るようになってから、気になってる監督の一人
- まさにウェルメイドなプログラム・ピクチュア
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督川島雄三
- 主演佐野周二
-
老夫婦と一人娘が住む屋敷に、ナポレオン軍の青年将校が滞在することになった。若い二人はたちまち恋に落ち、彼のもとに娘は毎夜、忍んでくるようになる。
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間44分
- 監督アレクサンドル・アストリュック
- 主演アヌーク・エーメ