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軍事政権下の国で起きた、一人の政治家の不審死。国家という巨大な権力を前に、真実を追う予審判事の孤独な闘い。
1960年代、とある地中海の国。平和集会で民衆から絶大な支持を得ていた左派の指導者「Z」が、デモの直後に暴漢に襲われ死亡。政府と警察は、これを単なる交通事故として処理しようと画策。しかし、事件を担当することになった若き予審判事は、証言の矛盾や証拠の不自然さに気づき、独自の調査を開始。証人への脅迫、証拠隠滅。次々と現れる妨害工作にも屈せず、彼は事件の背後に潜む巨大な陰謀の核心へと迫っていく。国家権力の闇を暴く、緊迫のポリティカル・サスペンス。
ネット上の声
- 1963年に王政下のギリシャで起きた自由主義者グレゴリス・ランブラキス暗殺事件を
- ギリシャで起こった政治家の暗殺を題材にしたポリティカルサスペンス
- 森達也さんが本作のタイトルを挙げていて興味を持って鑑賞
- ギリシャの軍時政権下の暗殺事件を扱っています。
実話
- 製作年1969年
- 製作国フランス,アルジェリア
- 時間126分
- 監督コスタ=ガヴラス
- 主演イヴ・モンタン
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英雄か、裏切り者か。ナチス占領下のフランスで、名もなきレジスタンスたちの孤独な闘いを描く戦争サスペンス。
1942年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。レジスタンスの指導者フィリップ・ジェルビエは、収容所から脱出。しかし、彼を待っていたのは、裏切りと猜疑心が渦巻く非情な世界。仲間を信じ、敵を欺き、密告者を処刑する日々。英雄的行為とは無縁の、冷徹な任務の連続。自由を取り戻すという唯一の目的のため、彼らが下す過酷な決断。その先に待つのは希望か、それとも絶望か。
ネット上の声
- 実際のレジスタンスは地味なのだ
- 1942年ドイツ占領下のフランス
- 抵抗組織のシビアな内部事情
- 近年の映画の基礎的作品
戦争、 サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間140分
- 監督ジャン=ピエール・メルヴィル
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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追われる二人組の銀行強盗、ブッチとサンダンス。西部開拓時代末期、自由を求め、明日なき逃避行を続ける伝説のアウトロー。
19世紀末のアメリカ西部。頭脳派のブッチ・キャシディと早撃ちのサンダンス・キッドは、列車強盗を繰り返す悪名高きコンビ。しかし、凄腕の追跡チームに執拗に追われ、彼らの自由な日々は終わりを告げる。恋人エッタを連れ、新天地ボリビアへと渡る二人。だが、そこにも安住の地はなかった。迫りくる運命の銃声、彼らが最後に見た明日とは。
ネット上の声
- 永遠なるレーサー 〜ポール・ニューマン〜
- 滅びの美学~ふたりのアウトローの生き様
- 「明日」を信じて散った男たちの鎮魂歌
- 観始めると観ちゃうってーのが名作。
西部劇
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督ジョージ・ロイ・ヒル
- 主演ポール・ニューマン
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動乱の15世紀ロシア。神への信仰と芸術家の苦悩を描く、伝説的イコン画家の壮大な叙事詩。
15世紀初頭、タタールの侵略と内乱に揺れるロシア。若きイコン画家アンドレイ・ルブリョフは、聖堂の壁画制作のため各地を旅する。しかし、彼の目に映るのは、権力者の圧政や民衆の苦しみ、そして繰り返される殺戮という残酷な現実。神の存在を信じ、美を追求する芸術家の魂は深く傷つき、やがて彼は沈黙の誓いを立て、筆を折ってしまう。混沌と絶望の中で、芸術は人を救えるのか。長い沈黙の果てに彼が見出す、希望の光とは。
ネット上の声
- 気球と鐘の意味するものは..
- 長いが、見応え充分!
- 溝口?黒澤?
- 信仰の具現化
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1969年
- 製作国ソ連
- 時間182分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演アナトリー・ソロニーツィン
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裕福だが、孤独な女性フランセスは公園のベンチで雨に打たれていた青年に惹かれ、彼を自分の家に連れ帰る。フランセスは無口な青年を誘惑するが、彼は応じようとしない。青年がフランセスの金に惹かれていたことがわかっても、彼女の気持ちに変わりはなかった。それどころか青年に気に入られたいばかりにフランセスは若い娼婦を彼にあてがうが……。年下の青年を愛した女性の心理を描くドラマ。
ネット上の声
- 画質も音質も良くなかったけど劇場の雰囲気がタイムスリップさせてくれたよう…
- 『ロバート・アルトマン傑作選より』
- こわぁ!!!!!😭😭😭うそでしょ、まさかこんな話だとは思わなかった…監禁って私に
- 窓からみえる公園のベンチで毎日濡れネズミの若者を招き入れ囲う孤独な中年のサンディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ロバート・アルトマン
- 主演サンディ・デニス
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故郷・柴又に20年ぶりに帰ってきたフーテンの寅さん。笑いと涙の人情喜劇、ここに開幕。
舞台は昭和40年代の東京、葛飾柴又。20年ぶりに故郷の団子屋「とらや」へふらりと帰ってきた車寅次郎、通称「寅さん」。口は悪いが情に厚いテキヤ。早速、妹さくらの見合いをぶち壊すなど騒動の連続。そんな彼が、御前様の娘・冬子に一目惚れ。不器用な恋の行方と、家族との温かい絆の物語。恋に破れては旅に出る、国民的映画シリーズの原点。
ネット上の声
- 1969年が全然古くない。
- 初めて見ました。
- 寅さんのいる柴又
- 冒頭の渥美清のナレーション、故郷っていいよね。柴又は私の故郷ではな...
コメディ、 男はつらいよ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督山田洋次
- 主演渥美清
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西部開拓時代の終焉。時代遅れの無法者たちが、人生最後の仕事に挑む壮絶バイオレンス・ウエスタン。
1913年、メキシコ国境。自動車や機関銃が普及し始めた時代。パイク・ビショップ率いる年老いた強盗団「ワイルドバンチ」は、銀行強盗に失敗し、かつての仲間が率いる追跡隊に追われる身。もはや自分たちの時代ではないと悟りながらも、彼らは起死回生をかけてメキシコ軍閥の武器強奪という危険な仕事に挑む。しかし、それは裏切りと誇りをかけた、血と硝煙にまみれた壮絶な死闘への序章。
ネット上の声
- 男の意地、友情、哀愁…見たいものは全てここにあった
- スローモーションで見応え抜群!
- スローモーションで見応え抜群!
- 男の意地、友情、哀愁…見たいものは全てここにあった
アクション
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間146分
- 監督サム・ペキンパー
- 主演ウィリアム・ホールデン
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炭鉱の町、孤独な少年が見つけた希望の翼。一羽のハヤブサとの出会いが、少年の灰色の日々を鮮やかに変える。
1960年代、イギリス北部の寂れた炭鉱町。家庭では無関心な母と暴力的な兄、学校では教師や同級生から見下される少年ビリー。彼の未来には、希望など何一つ見えなかった。そんなある日、ビリーはハヤブサの雛を見つけ、「ケス」と名付けて育て始める。誰にも心を開かなかった少年が、ケスの訓練に没頭することで、初めて生きる喜びと自信、そして尊厳を見出していく。しかし、厳しい現実が、彼のかけがえのない翼を奪おうとする。少年のささやかな夢と、残酷な現実を描く不朽の名作。
ネット上の声
- 【貧しい少年が、鷹の幼鳥を育て始め生き甲斐を感じ始めた時に起きた現実の非情さ。厳しい現実をリアリズム溢れるトーンで描くことを信条とするケン・ローチ監督の萌芽を感じさせる作品。】
- 救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる
- 踊れない『リトル・ダンサー』はこう言った人生が待っている。
- 潔さに、却って心の深くにまで突き刺さる
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イギリス
- 時間112分
- 監督ケネス・ローチ
- 主演デヴィッド・ブラッドレイ
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独学の天才画家、ニコ・ピロスマニの生涯。貧困と孤独の中で、魂のキャンバスに描き続けた愛と故郷の風景。
20世紀初頭のジョージア。放浪の画家ニコ・ピロスマニは、居酒屋の壁やブリキの看板に絵を描き、日々の糧を得ていた。彼の描く動物や人々の姿は、素朴ながらも生命力に満ち溢れている。しかし、その才能は生前ほとんど理解されず、彼は常に貧困と孤独の中にいた。女優への報われぬ恋、そして芸術への純粋な情熱。時代に翻弄されながらも、ただひたすらに描き続けた孤高の画家の魂の軌跡。静謐な映像美で綴る伝記映画の傑作。
ネット上の声
- ピロスマニの孤独が加速するにつれて、より一層映画として洗練されていくのが良かった
- グルジア映画の素晴らしさを象徴するような作品です
- 55歳だけど「確実に人生ベスト10」に入る。
- 『私の絵はジョージアには必要ない
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ジョージア
- 時間87分
- 監督ギオルギ・シェンゲラヤ
- 主演アフタンジル・ワラジ
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夢破れたテキサス男と病める詐欺師。大都会ニューヨークの片隅で芽生えた、孤独な魂たちの奇妙な友情の行方。
1960年代、ニューヨーク。一攫千金を夢見てテキサスからやって来た、カウボーイ姿の純朴な青年ジョー。彼の夢は、都会の裕福な女性を相手にするジゴロになること。しかし、現実は甘くなく、所持金も底をつく始末。そんな絶望の淵で彼が出会ったのは、足が不自由で病に冒された詐欺師のラッツォ。互いを軽蔑しながらも、他に頼る者のない二人は奇妙な共同生活を開始。厳しい都会の現実の中で、孤独な魂を寄せ合う二人の友情。その先に待つ、あまりにも切ない運命。
ネット上の声
- アメリカンニューシネマの王道
- ハードボイルド!
- 結構イッてる映像がイージーライダー並みにあったりするとこがアメリカ...
- ニューシネマ唯一のオスカー作品嘗受賞作!
友情、 ホームレス、 ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督ジョン・シュレシンジャー
- 主演ジョン・ヴォイト
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働き者の妻を事故で亡くした農夫。彼が選んだのは、ベッドから一歩も出ない究極のぐうたら生活!
フランスののどかな田舎町。農夫のアレクサンドルは、口うるさい妻にこき使われる毎日。しかし、その妻が突然の事故死。束縛から解放された彼が始めたのは、愛犬と共にベッドで過ごすという、徹底した怠惰な生活。食事もベッドの上、来客も無視。そんな彼の自由な生き方は、村人たちの好奇と非難の的に。だが、彼の前に現れた一人の美しい女性。果たして、彼女はアレクサンドルの楽園を揺るがす存在となるのか。
ネット上の声
- 尻に敷かれまくり働かされまくった男がついにぐうたら生活を手に入れぐうたらするフレ
- ”ビバ!アレクサンドル”と叫びたくなる!
- 昔話の中では「三年寝太郎」がいちばん好き
- ぐうたらバンザイ!にバンザイ!!
コメディ
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督イヴ・ロベール
- 主演フィリップ・ノワレ
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遠い南の国からオレンジの箱でやってきた、大きな耳の不思議ないきもの。孤独なワニとの出会いから始まる、心温まる友情の物語。
ロシアのある街。オレンジの箱の中から現れたのは、大きな耳と茶色い毛が特徴の、正体不明の不思議ないきもの。座ろうとしてもすぐに倒れてしまうため「チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)」と名付けられる。一方、動物園で働くワニのゲーナは、友達がおらず孤独な毎日。ゲーナが出した「友達募集」の貼り紙をきっかけに、二人は出会い、唯一無二の親友に。街で困っている人たちを助けるため「友達の家」を建設しようとするが、意地悪なお婆さんシャパクリャクの妨害。仲間たちと力を合わせる日々。
ネット上の声
- チェブラーシカ…オレンジの入った箱と一緒に詰められてやってきた、小熊のような猿の
- ロシアの国民的キャラクター・チェブラーシカを主人公とする人形アニメーション作品
- 終始可愛さにほっこり 純粋なやさしい世界
- 寒い国からあったかい映画がやってきました
アニメ
- 製作年1969年
- 製作国ロシア
- 時間73分
- 監督ロマン・カチャーノフ
- 主演---
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妻子ある紙屋と遊女、許されぬ恋の逃避行。義理と人情の狭間で、死へと向かう二人の愛の顛末。
舞台は元禄時代の大阪。紙屋を営む治兵衛には、妻・おさんと二人の子供がいる。しかし彼の心は、遊女・小春に深く囚われていた。小春を身請けするための金策も尽き、恋敵の太兵衛に辱められる日々。妻への義理と、小春への愛情という、決して交わることのない二つの道。その板挟みに苦しむ治兵衛の姿は、やがて周囲をも巻き込んでいく。黒子に操られる人形浄瑠璃の世界観を大胆に取り入れた前衛的な映像美。この世で結ばれぬ運命を悟った二人が、来世での永遠の愛を誓い、手を取り合って向かう最後の場所。逃れられぬ「網島」の悲劇。
ネット上の声
- 【斬新すぎる演出と、紙屋の治兵衛の妻おさんと、治兵衛と心中する小春を演じ分けた岩下志麻さんの凄味ある演技に魅入られる作品。ATGの映画って凄いな。】
- 日本史で誰もが名前聞いたことあるであろう『人形浄瑠璃』でお馴染み、あの近松門左衛
- 私達の人生もまた神から黒子という神の手で運命の糸に操つらているのかも知れません
- 若い頭脳が集結して実験的・前衛映画に挑戦していた時代
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督篠田正浩
- 主演岩下志麻
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「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子が名古屋を舞台に大暴れ!仁義とイカサマが渦巻く花札勝負の結末。
明治中期、名古屋。旅から旅へと渡り歩く女渡世人「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子。彼女が世話になった西之丸一家は、対立する金原一家の卑劣な罠にはまり、窮地に立たされていた。金原一家は、イカサマ賭博で縄張りを次々と手中に収める悪徳ヤクザ。恩義ある一家を救うため、そしてヤクザ社会の仁義を守るため、お竜は得意の花札を手に、命を賭けた大勝負に挑む。藤純子の凛とした魅力が炸裂する、人気シリーズ第3弾。
ネット上の声
- ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー
- ただ、主題歌は別の人に歌ってほしかった
- 親分さん、おひかえなすって!
- 仁侠映画に咲いた一輪の華
ヒューマンドラマ、 緋牡丹博徒
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督加藤泰
- 主演藤純子
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1960年代アメリカ、無法のバイカーギャングが支配する荒野。恋人を奪われた男の、壮絶な復讐劇の始まり。
1960年代のアメリカ西部の荒野。バイカーギャングの元リーダー、チノの穏やかな日常。しかし、彼の恋人が対立する冷酷なギャングに誘拐されるという事件。愛する女性を奪還するため、チノはたった一人で敵のアジトへ向かうことを決意。そこは暴力と裏切りが支配する無法地帯。砂塵舞うハイウェイを舞台に、孤独な男の壮絶な戦いが今、始まる。復讐の果てに彼を待つ運命。
アクション
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督リー・マッデン
- 主演トム・スターン
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時代遅れの無法者たちが、近代化の波寄せる20世紀初頭のメキシコ国境で、人生最後の大仕事に挑む。誇りと絆をかけた壮絶な戦いの記録。
1913年、テキサス。時代に取り残された強盗団「ワイルドバンチ」のリーダー、パイク。鉄道会社の偽装事務所を襲撃するも、かつての仲間デケに率いられた賞金稼ぎたちの罠にはまり、多くの仲間を失う結果に。起死回生を狙い、メキシコ革命の動乱に揺れる国境の町へ。そこで革命軍の将軍から持ち掛けられた、アメリカ軍列車からの武器強奪という危険な仕事。これが彼らにとって最後の、そして最も壮絶な戦いの始まり。
ネット上の声
- アクションだけじゃない多面的な洞察力
- いつか日本のオヤジ達もこうキレてくれ
- 西部劇をブッ殺した西部劇
- 男って馬鹿なんです☆
アクション
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間137分
- 監督サム・ペキンパー
- 主演ウィリアム・ホールデン
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退屈な日常から逃れるための、一度きりの過ち。肉体の悦びに溺れ、破滅へと向かう人妻の愛と性の物語。
高度経済成長期の日本。エリートサラリーマンの妻として、何不自由ない生活を送る相沢とも子。しかし、その日常は退屈で満たされない。ある日、夫の留守中に訪ねてきた若く精悍な部下・倉本と、一度きりの過ちを犯してしまう。そのはずだった。倉本の激しい情熱と、これまで知らなかった肉体の悦び。とも子は瞬く間にその虜となり、危険な情事を重ねていく。平凡な主婦の心の奥底に眠っていた欲望が、家庭と貞淑という名の檻を壊し、破滅的な愛へと暴走を始める。
ネット上の声
- 巨匠増村保造の怪作
- 分からない人物
- 悪びれもせず欲望のままに生きようとする浅丘ルリ子が凄かった
- 大好き大好き大好き
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督増村保造
- 主演浅丘ルリ子
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第二次大戦下、ナチス占領下の町。ドイツ兵への抵抗が引き金となった、罪なき市民と子供たちの悲劇の物語。
1941年、ナチス・ドイツ占領下のユーゴスラビアの町クラグイェヴァツ。少年たちはいつもと変わらず学校へ通い、靴磨きをして日銭を稼ぐ。ささやかな日常。しかし、パルチザンによるドイツ兵襲撃事件が発生。報復としてナチスは「ドイツ兵1人の死に対し市民100人を処刑する」という非情な命令を下す。大人たちと共に、まだ夢多き少年たちまでもが次々と連行されていく。死の恐怖が迫る中、彼らが見せる抵抗と尊厳。歴史の闇に刻まれた、忘れえぬ魂の詩。
ネット上の声
- 鑑賞感想文対象映画
- この名作のDVD化を是非
- もう一度見たい
- 悲しい戦争秘話の美しいユーゴスラビア映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ユーゴスラビア
- 時間84分
- 監督トーリ・ヤンコヴィッチ
- 主演ミラ・スピカ
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1968年、カンザスシティ。警察官の日常に密着し、都市に潜む暴力と社会の歪みをありのままに映し出す衝撃のドキュメンタリー。
舞台は1968年のアメリカ、カンザスシティ。フレデリック・ワイズマン監督がカメラを向けたのは、警察官たちの過酷な日常。家庭内暴力の通報、強盗事件の現場、売春婦の逮捕、そして些細な口論。ナレーションやインタビューを一切排し、ただ警察官の視点から事件と人々を記録。そこには、貧困、人種差別、社会の矛盾が生々しく映し出される。市民を守るはずの「法」と、秩序を維持するための「力」。その狭間で葛藤する警察官たちの姿。観る者に、正義とは何かを鋭く問いかける、ドキュメンタリーの金字塔。
ネット上の声
- ワイズマンの密着警察24時、カンザスシティ編
- 同時期に撮られた病院と比べたら状況も場所もバリエーションが豊富だから、こっちの方
- 通りがかりのパトカーに乗った警察管が「あいつを見なかったか?」と少年に聞く
- カンザスシティの警察署の活動をパトカーに同乗して捉えた
ドキュメンタリー
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間81分
- 監督フレデリック・ワイズマン
- 主演---
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夫の急死で残されたのは、連れ子3人と莫大な借金。肝っ玉母さんが人情と度胸で逆境に立ち向かう、昭和人情喜劇の傑作。
昭和の日本。平凡な主婦・花子の日常は、夫の突然の死によって一変。後に残されたのは、夫の連れ子である3人の子供たちと、多額の借金という過酷な現実。悲しみに暮れる暇もなく、彼女は一家を支えるため、小さな食堂を開くことを決意。反抗的な子供たちとの心の距離、容赦ない借金の取り立て。次々と襲いかかる困難の数々。しかし、持ち前の明るさと度胸を武器に、花子はたくましく生き抜いていく。笑いと涙で描かれる、一人の女性の奮闘と家族の再生の物語。
ネット上の声
- 序盤の高速移動するカメラ、フェンス越しのキスから、ろくに伏線もはらないのに終盤の
- 愛に溢れた家族のすれ違い物語💪
- 笑ってる場合じゃないだろ。
- 内職は家電のハンダ付け!
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督森崎東
- 主演倍賞美津子
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大恐慌時代のアメリカ、賞金目当ての過酷なダンスマラソン。夢と絶望が渦巻く、人間の極限状態を描く衝撃作。
1930年代、世界大恐慌の嵐が吹き荒れるアメリカ。映画スターを夢見るも挫折したグロリアは、賞金1500ドルを懸けたダンスマラソンに参加する。パートナーは、その場で偶然出会ったロバート。一攫千金を夢見る人々が集うダンスホールで、眠ることも許されず何百時間も踊り続けるという、肉体的にも精神的にも過酷な戦いが始まる。剥き出しになる人間のエゴイズム。希望を求めたはずのダンスは、やがて死の舞踏へと変貌していく。
ネット上の声
- ダンス・マラソン大会を主題に描いた作品というだけで興味本位で借りてみたけど、観終
- ウイスキー飲んでばり気持ちよくフワフワしとるなかみとった
- ”メリーゴーランド”から降りるために
- 僕のニューシネマカルトムービー
不幸な結末のバッドエンド、 ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督シドニー・ポラック
- 主演ジェーン・フォンダ
-
ノーベル賞作家川端康成の原作(角川文庫版)を「わが闘争」の広瀬襄が脚色し、同作品でコンビを組んだ中村登が監督した文芸もの。撮影も同作品を担当した竹村博。
ネット上の声
- 表と裏があって、表の疲弊により裏で欲望を満たすが、上手くいくはずはなく傷を抱え、
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
舞台は18世紀のアルメニア。偉大なる詩人サヤト・ノヴァの生涯を、伝統的な伝記映画の手法を一切用いずに描く。彼の幼年期、宮廷での恋、修道院での苦悩、そして老い。物語はセリフではなく、宗教画のように構成された圧倒的な映像美と象徴的なイメージの連続で語られる。ざくろの赤、羊皮紙の質感、響き渡る民族音楽。観る者の感性に直接訴えかける、詩そのものが映画となったかのような体験。これはサヤト・ノヴァの魂の旅路を追体験する、唯一無二の芸術作品。
ネット上の声
- 本堂の仏様の真裏を見てしまったような、、
- きらびやかで、神秘的。舞踏するイコン。
- 超絶傑作。観客が必ず昏睡する映画
- 映画ではない。絵画である。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ソ連
- 時間73分
- 監督セルゲイ・パラジャーノフ
- 主演ソフィコ・チアウレリ
-
都市での成功か、田舎での静かな生活か。対照的な道を選んだ二人の物理学者の再会が問う、人生の価値と幸福の本質。
ポーランドの静かな田舎町。気象観測士として穏やかに暮らすヤンのもとを、かつての学友マレクが訪れる。マレクはワルシャワで成功を収めた物理学者。数日間の共同生活の中で、二人は互いの生き方を巡り、静かな議論を交わす。科学的野心とキャリアを追求する人生。自然と共に、家族との時間を大切にする人生。どちらがより豊かで、真の「結晶構造」を持つのか。知的な対話を通じて、現代人の生き方を鋭く見つめるクシシュトフ・ザヌーシ監督の長編デビュー作。
ネット上の声
- 《ポーランド映画祭》ひと気のない山奥の測候所で気象観測をしながら暮らす夫婦の慎ま
- 30半ばも過ぎた大人達がはしゃぐのを見て微笑ましくも(スケートで犬とぶつかる箇所
- 作中でチェーホフについての話が出てくるけど、本当にチェーホフみたいな映画
- クシシュトフ・ザヌーシ監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ポーランド
- 時間76分
- 監督クシシュトフ・ザヌーシ
- 主演アンジェイ・ジャルヌッキ
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1967年、モンタレーの奇跡。ジミ・ヘンドリックスとオーティス・レディング、音楽史を塗り替えた伝説の夜。
舞台は1967年、愛と平和の「サマー・オブ・ラブ」を象徴するモンタレー・国際ポップ・フェスティバル。この歴史的な音楽祭で、二人の神が降臨した。一人は、ギターを燃やす衝撃的なパフォーマンスでアメリカにその名を轟かせたジミ・ヘンドリックス。もう一人は、魂の叫びで聴衆を熱狂の渦に巻き込んだソウルの王、オーティス・レディング。彼らがスターダムへと駆け上がる決定的な瞬間を捉えた、奇跡の記録。音楽が世界を変えると信じられていた時代の、熱気と興奮が蘇る圧巻のライブドキュメンタリー。
ドキュメンタリー
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間68分
- 監督D・A・ペネベイカー
- 主演ジミ・ヘンドリックス
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1960年代、新宿。ゲイバーを舞台に繰り広げられる、愛と裏切り、そして衝撃の真実。伝説のカルトムービーが描く、前衛的悲劇。
1960年代後半、カウンターカルチャーの熱気に満ちた東京・新宿。ゲイバー「ジュネ」で働く美貌の青年エディは、店のママであり裏社会にも通じる権力者・権田の寵愛を一身に受けていた。しかし、その栄華の裏で、彼の過去を知るライバルの嫉妬と陰謀が渦巻く。ドラッグとセックス、そして暴力に満ちた刹那的な日々。虚構と現実が入り混じる前衛的な映像の中で、エディは知らず知らずのうちに、自らの出自にまつわるギリシャ悲劇さながらの恐るべき運命の渦へと飲み込まれていく。愛憎の果てに彼がたどり着く、絶望的な真実。
ネット上の声
- ピーターさんがみずみずしい若さで熱演
- ふっくらとしたピーター
- ピーターのデビュー作
- 古いけど新しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督松本俊夫
- 主演ピーター
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風来坊の寅さん、生き別れの母との再会!?笑いと涙で描く、人情味あふれる国民的喜劇シリーズ第二弾。
昭和の日本、お馴染みの故郷・柴又。相変わらずのテキ屋稼業で全国を旅する車寅次郎(寅さん)。旅先の京都で、恩師の娘・夏子とその母・お菊に出会う。そのお菊こそ、寅さんが幼い頃に生き別れた実の母親だった。突然の再会に戸惑いながらも、母親孝行に奮闘する寅さん。しかし、その破天荒な性格が巻き起こす勘違いとすれ違いの連続。念願の親子水入らずの生活は叶うのか。柴又を舞台に繰り広げられる、不器用な親子の愛情物語。
ネット上の声
- 【”子供が可愛くない親が何処にいる。!”喜劇の中に、親子の絆の大切さを絡めた逸品。シリーズモノの第2作はレベルが落ちる事が多いが、今作はそれを見事に跳ね除けたシリーズの中で重要な作品でもある。】
- 瞼の母との再会劇を笑いの渦に転換した喜劇映画の勢いと充実度
- 瞼の母を落語に。1930年の作品をリスペクト♥
- お約束、すべて織り込み済み+蝶々さん
コメディ、 男はつらいよ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督山田洋次
- 主演渥美清
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実際に起きたの事件にヒントを得た大島渚の名作のひとつ。戦争で人生を棒に振ったと思い込んでいる酔いどれの父親と、気の強い後妻、少年と幼い弟の4人は当たり屋で生活費を稼ぎながら日本を縦断する。この犯罪に呵責の念を感じるが、少年にはなにもいえない。やがて一家は逮捕されるが……。日本を騒がせた当たり屋家族の顛末を叙情性あふれるロードムービーとして描いた作品でベネチア映画祭でも高く評価された。
ネット上の声
- つーっと涙を流す場面で胸をしめつけられた
- 監督のイデオロギーはともかく、魅せる!
- 少年の心理の葛藤を描いたロードムービー
- 少年から目を背けてはいけない!
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督大島渚
- 主演渡辺文雄
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江戸時代、美しき未亡人が住む屋敷に隠された恐るべき秘密。一人の浪人が迷い込む、愛と狂気のミステリー。
時は江戸。職を求める浪人・御子神兵吾は、山中の屋敷に住む妖艶な未亡人・楓と出会う。彼女の美しさと屋敷の奇妙な魅力に惹かれ、用心棒として仕える兵吾。しかし、その屋敷には決して開けてはならない蔵があり、夜な夜な聞こえる不気味な声。楓の過去に隠された秘密と、屋敷に渦巻く嫉妬と欲望。兵吾が真実を知る時、彼は愛か、それとも破滅か、究極の選択を迫られる。
ネット上の声
- 「女王様」にひざまずく勝新。
- 映画製作を志す人には、脚本展開・カメラワーク・照明・演出など、大変参考になる作品
- 新珠三千代の悪女が素敵♡
- モームの『雨』を翻案したような時代劇で、勝新以外のメインキャストは東宝や松竹で名
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督三隅研次
- 主演勝新太郎
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1960年代後半のアメリカで豪華版聖書を売り歩くセールスマンたちの旅に密着したドキュメンタリー。ドキュメンタリー映画の潮流「ダイレクトシネマ」を牽引したアルバート&デビッド・メイズルス兄弟監督の代表作で、アメリカン・ドキュメンタリーの金字塔的作品として高く評価された。
金色に輝く豪華版聖書を販売する「ミッドアメリカン・バイブル・カンパニー」で働くポール、チャーリー、ジェームズ、レイモンドの4人のセールスマン。教会から紹介された悩める大衆をターゲットに訪問販売の旅へ出た彼らは、孤独な未亡人、移民、生活に困窮している家庭など、様々な客に聖書を売り込んでいく。
ボストンからフロリダまで旅するセールスマンたちの姿を独自のスタイルで観察し、アメリカの夢と幻滅を鮮烈に描き出す。
ネット上の声
- フィクションと見間違うほど自然
- それが聖書だから?
- 人間活動の縮図
- タイトルなし
ドキュメンタリー
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督アルバート・メイズルス
- 主演---
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荒野をさすらう黒ずくめのガンマンが、砂漠の四人の達人との決闘を経て、聖なる愚者へと変貌を遂げる、衝撃のカルト・ウエスタン。
時間も場所も特定されない、シュールで暴力的な砂漠地帯。全身黒ずくめの衣装に身を包む無敵のガンマン「エル・トポ」は、息子を連れて荒野を旅していた。ある女を助けたことをきっかけに、最強の称号を得るため、砂漠に君臨する四人の「銃の達人」に戦いを挑むことを決意。驚異的な能力を持つ達人たちとの死闘を重ねるごとに、エル・トポは自らの暴力性と虚無感に苛まれていく。全てを失い、死の淵から蘇った彼が、暴力の果てに見出したものとは何か。観る者の価値観を根底から揺さぶる寓話的な旅路。
ネット上の声
- あのジョンレノンが配給権を買って自費で公開させたカルト映画の金字塔‼️
- 【ちぃの助recommend】のアレハンドロ・ホドロフスキー監督🎞️を初鑑賞👀
- 青空と眩しい陽光と氾濫するイメージ。
- 極私的本作への思いと4/26新文芸坐にて
西部劇
- 製作年1969年
- 製作国メキシコ
- 時間123分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演アレハンドロ・ホドロフスキー
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ブラジルの荒野を舞台に、伝説の殺し屋が農民反乱の鎮圧に雇われる。正義と過去との間で揺れる魂の彷徨。
1960年代、ブラジル北東部の乾いた大地「セルタン」。かつて盗賊団を討伐した伝説の殺し屋、アントニオ・ダス・モルテス。彼に舞い込んだ新たな依頼は、神秘的な指導者に率いられた農民たちの鎮圧。しかし、圧政に苦しむ人々の姿を目の当たりにし、彼の心に葛藤が生まれる。引き金を引くべき相手は本当に彼らなのか。圧制者か、それとも民衆か。神話的な世界で繰り広げられる、男の決断と革命の物語。
ネット上の声
- グラウベル・ローシャの傑作
- 本能で「感じる」映画
- モチーフになっているようなブラジルの伝説に馴染みがないので、そりゃあ話は入ってき
- 伝説のカンガセイロ、ランピオンに仮託されたおとぎ話的ニューシネマ
西部劇
- 製作年1969年
- 製作国ブラジル
- 時間105分
- 監督グラウベル・ローシャ
- 主演マウリシオ・ド・ヴァーレ
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著名な写真家ゴードン・バークスの初めての長編劇映画。黒人がハリウッドの劇映画を演出するのも史上始めてである。製作・監督・脚本・原作・音楽をゴードン・パークスが担当。撮影は「俺たちに明日はない」で再度オスカー賞に輝いたバーネット・ガフィ、編集はジョージ・R・ロアズ、特殊撮影はアルバート・ウィトロックが当たっている。出演はキール・ジョンソン、アレックス・クラーク、エステル・エバンス、ダナ・エルカー、マイラ・ウォータース、ジョエル・フルーレン、マルコム・アタベリー、リチャード・ワード、ラッセル・ソーソン、ペギー・レイなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間107分
- 監督ゴードン・パークス
- 主演カイル・ジョンソン
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創作に行き詰まった画家の狂気。古い屋敷に棲みつく少女の霊が、彼の精神を蝕み、現実と幻想の境界を溶かすサイコ・スリラー。
1960年代イタリア。スランプに陥った人気画家レオナルドは、創作に専念するため、恋人と共に田舎の古い屋敷を借りる。しかし、その屋敷には、かつてこの場所で謎の死を遂げた美少女ワンダの気配が色濃く残っていた。レオナルドはワンダの幻影に魅入られ、次第に常軌を逸した行動を取り始める。彼の創作意欲は狂気と共に燃え上がるが、現実と幻想の境界は曖昧に。少女の死の真相とは何か。芸術のための狂気か、それとも単なる破滅か。観る者の理性を揺さぶる、衝撃のサイコ・スリラー。
ネット上の声
- 悪夢にうなされる画家が郊外に移り住んだら幽霊なのか妄想なのかに取り憑かれて余計狂
- 物質主義や営利主義に支配された現代社会の中で、窒息寸前になり神経衰弱に陥ったとあ
- 小学生の時に昼下がりのTV映画劇場で観て性の目覚めを感じた記憶の懐かしいけどなん
- 中盤まではゴーストストーリーよりも 芸術家の苦悩が立つ
ホラー
- 製作年1969年
- 製作国イタリア
- 時間107分
- 監督エリオ・ペトリ
- 主演ヴァネッサ・レッドグレーヴ
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街の唯一の財産である百万本のワインを、ドイツ軍の掠奪から守ろうとするサンタ・ビットリア住民の活躍をコメディ・タッチで描いた作品。監督・製作は「招かれざる客」のスタンリー・クレイマー。ロバート・クライトンの原作を、「招かれざる客」でオスカーを手にしたウィリアム・ローズが、ベン・マドウと共同脚色。撮影は「家族日誌」のジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はアーネスト・ゴールド、特殊効果はダン・リーが担当。出演は「日曜日には鼠を殺せ」のアンソニー・クイン、「蛇皮の服を着た男」のアンナ・マニャーニ、「女と男と金」のヴィルナ・リージ、「ネレトバの戦い」のハーディー・クリューガー。他にバレンティナ・コルテーゼ、レナート・ラスチェル、ジャンカルロ・ジャンニーニなど。テクニカラー、パナビジョン。1968年作品。
ネット上の声
- 名優アンソニー・クイーンが愉快
- 100万本のワインボトルリレー
- イタリア式レジスタンス
- 父が教えてくれた映画
戦争
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間140分
- 監督スタンリー・クレイマー
- 主演アンソニー・クイン
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ルキノ・ビスコンティ、ドイツ3部作の第1作。鉄鋼会社を手中に収めようと、血で血を洗う一族の争いと、ナチスを背景にした権力闘争が複雑に絡み合う。1933年、ドイツで鉄鋼会社を経営する男爵の誕生日パーティが開かれる。宴の後、男爵が死体で発見され、一族の1人が逃亡。経営者の死後、孫のマルティンに株が譲渡されるが、実権を握ったのは母親とその愛人だった。ヘルムート・バーガー演じるマルティンの倒錯的なキャラクターが、一族の悲壮感をあおる。
ネット上の声
- ヴィスコンティが好きな、綺麗な女性が、薦めてくれた映画の中の一本。...
- ナチス・ドイツが蝕む鉄鋼財閥一族の崩壊劇の圧倒的人間ドラマ
- ドイツ三部作の中で一番面白い
- ドイツ三部作の中で一番面白い
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イタリア,ドイツ,スイス
- 時間155分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演ダーク・ボガード
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ドストエフスキーの短編小説を翻案し、舞台をロシアから製作当時のパリに置き換えて映画化。ロベール・ブレッソン監督にとって初のカラー作品となった。自殺してしまった若い妻の死体を前に、夫は2年間の夫婦生活を振り返り、妻の不可解な自殺の原因を探ろうとする。その物語を通し、夫婦とは、人を愛するとは何かを問いかける。15歳で年上の男性と結婚するも、数カ月で離婚したという経歴をもつ、当時17歳のドミニク・サンダが主演し、銀幕デビューを飾った。日本では1986年に公開されて以来、ソフト化されていなかった幻の作品だったが、2015年4月にデジタルリマスター版が公開された。2021年にもリバイバル公開。
ネット上の声
- ハァハァ…ドミニクサンダかわいい…ハァハ
- ブレッソンの(女に対する)慧眼
- 語り口の少ない手法が魅力的
- 明晰である故の凶器。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演ドミニク・サンダ
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ファンタジー
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間98分
- 監督ボリス・セイガル
- 主演ロディ・マクドウォール
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チャールズ・ポーティスの小説を「5枚のカード」のマーゲリット・ロバーツが脚色「サハリ!」のヘンリー・ハサウェイが監督した西部劇。撮影は「エルダー兄弟」のルシエン・バラード、音楽はエルマー・バーンスタイン、美術はウォルター・タイラーが担当した。出演はジョン・ウェイン、歌手のグレン・キャンベル、新星キム・ダービーほか。製作はハル・B・ウォリス。
ネット上の声
- ~今年もどうぞよろしくお願いします♪~
- オリジナルVSリメイク? オリジナル版
- 「ターミネーター2」でシュワちゃんが
- ジョンウェインのトゥルーグリット
西部劇、 アクション
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間129分
- 監督ヘンリー・ハサウェイ
- 主演ジョン・ウェイン
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1969年、新宿。屋上に逃げ込んだ少年と少女、孤独な魂が交錯する衝撃の青春劇。
舞台は学生運動の熱気渦巻く1969年の新宿。雑居ビルの屋上。暴行された過去を持つ少女と、それを目撃してしまった少年の出会い。社会からも大人からも疎外された二人は、互いの孤独を埋めるように奇妙な共同生活を開始。しかし、彼らのささやかな安息は、世界の不条理と暴力によって容赦なく打ち砕かれる。行き場のない怒りと絶望の果てに、二人が見出す未来とは。若松孝二監督が描く、剥き出しの魂の叫び。
ネット上の声
- 痛々しい、でも清々しい
- 屋上で起こるドラマ、車が走って、代々木体育館が見えてそこに確かに町はあるのに、何
- マンションの屋上を舞台の大半に費やして映画を作ってしまうという一歩間違えればアー
- 屋上の密室という出れそうで出れない感じは若者が息苦しい毎日から死という解放に向か
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督若松孝二
- 主演小桜ミミ
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明治の浅草、父の跡を継いだ芸者親分・お竜。仁義と意地を賭け、悪徳ヤクザに立ち向かう女の任侠道。
時は明治中期、活気あふれる東京・浅草。芸者でありながら、亡き父の跡を継ぎヤクザ一家の親分となったお竜。彼女の前に立ちはだかるのは、土地の利権を狙う悪徳な新興ヤクザ。由緒ある組を守るため、そして苦しむ人々を救うため、お竜は緋牡丹の刺青を背に、たった一人で敵地へと乗り込む決意。華麗にして壮絶な女の戦いの幕開け。
ネット上の声
- 日本女侠伝シリーズ1作目
- 主役を演じる藤純子のようなあんな美人が三流の馬賊芸者なんかやるかというリアリティ
- ようつべの東映チャンネルで、2週間限定で公開しているので、作業用BGMとして見始
- 藤純子が大盃で一升酒を飲む‼️とてもきれいで、かっこいい‼️
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督山下耕作
- 主演藤純子
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しょぼくれたボクサーくずれの主人公の日常生活の断面を、透徹したリアルな眼によってえぐり出し、奇妙にもおかしい現代の〈メルヘン〉をとらえた作品。監督・脚本をゴルダン・ミヒッチとリュビシャ・コゾマラが共同で行ない、撮影イェジー・ウォイチック、音楽ゾラン・フリスティッチ、美術ウラディスラウ・ラシッチ、出演はスロボダン・ペロヴィッチ、ミラン・イェリッチ、ヨヴァンカ・コトライッチ、アナ・マティッチ、イェリサヴェータ・サブリッチなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ユーゴスラビア
- 時間---分
- 監督ゴルダン・ミヒッチ
- 主演スロボダン・ペロヴィッチ
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春風亭柳昇の原作を「夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース」の舟橋和郎が脚色し、「昭和おんな仁義」の弓削太郎がメガホンをとった喜劇。撮影はコンビの渡辺公夫。
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督弓削太郎
- 主演フランキー堺
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ドストエフスキーの「白痴」をもとに、愛する女を手に入れるために暴力抗争に直面した男を主人公にしたヴァイオレンス・アクション。1985年のマドリッド映画祭主演女優賞(ソフィー・マルソー)。製作はアントワーヌ・ガナージュ、監督は「私生活のない女」のアンジェイ・ズラウスキ、撮影はジャン・フランソワ・ロバン、音楽はスタニスラが担当。出演はソフィー・マルソー、フランシス・ユステール、チェッキー・カリョほか。
ネット上の声
- リヴェットが1968年のインタビューで「映画において重要なのは、……映画自体が語
- 4時間越えの体力的なキツさの割に、恋のキツさが全然…10日くらいの恋の狂気じゃ1
- 【ジャック・リヴェット】
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間252分
- 監督ジャック・リヴェット
- 主演ビュル・オジエ
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ローマに暮らす弁護士フェデリコは友人レンゾの婚約者カルラに心を奪われる。その後、カルラはレンゾから一方的に婚約破棄を言い渡される。レンゾはカルラがコールガールである証拠を掴んでいた。その後、誤解が解け、カルラはフェデリコと結婚することに。しかしフェデリコも彼女を疑い始めて……。誤解が生んだ悲劇を描くドラマ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国アメリカ
- 時間115分
- 監督シドニー・ルメット
- 主演オマー・シャリフ
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フランスののどかな村で起こる連続殺人。優しき肉屋の男に惹かれる女教師が直面する、愛と疑惑の心理サスペンス。
フランスの片田舎の小さな村。パリから赴任してきた美しい女校長エレーヌ。彼女は村の結婚式で、実直で心優しい肉屋のポポールと出会い、親密な関係を築いていく。穏やかな日々が続くかと思われた矢先、村で若い女性が惨殺される事件が発生。現場には、エレーヌがポポールに贈ったライターが残されていた。次々と起こる殺人事件。愛する男への拭いきれない疑惑。エレーヌは彼の優しさの裏に隠された、暗い影に気づき始める。静かな狂気が日常を侵食する、戦慄の物語。
ネット上の声
- ■クロード・シャブロル監督の異色スリラー🗡■
- 良い作品で、凄く引き込まれた
- 牧歌的な村で起こる殺人事件
- 愛は歪んでいればいるほど美しいと思っているのでこの酩酊に満ちた二人だけの世界には
サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間93分
- 監督クロード・シャブロル
- 主演ステファーヌ・オードラン
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1950年代チェコ、鉄屑置き場で再教育される知識人たち。圧政下で芽生える、ささやかな愛と抵抗の物語。
舞台は1950年代、スターリン主義下のチェコスロバキア。ブルジョワと見なされた教授、哲学者、サックス奏者といった知識人たちが、政治犯として巨大な鉄屑処理場へ送致。そこで彼らは過酷な労働と思想教育を強いられる日々。そんな絶望的な環境の中、料理人の青年パヴェルは、同じく収容された女性イトカと恋に落ちる。看守の目を盗んで育まれる二人の純粋な愛。しかし、非情な国家権力が彼らのささやかな幸せを脅かす。自由を奪われた人々が、ユーモアと人間性を武器にどう生き抜くのか。その姿を風刺的に描く、ある愛の顛末。
ネット上の声
- 人間らしさは社会主義体制下でも潰されない
- スクラップ工場に反映される世相、たしかに社会情勢を知るにはゴミ捨て場を覗くのが最
- 社会主義体制の中で違反分子として処罰され刑務所でスクラップ工場での勤務を強制され
- 「ここで働いているうちに、精神構造が単純になったんだ、前より楽だ」と笑顔で語る元
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間95分
- 監督イジー・メンツェル
- 主演ヴァーツラフ・ネッカージ
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ネット上の声
- 久々にオチャノ(お茶の水)に来た
- オープニングの、砂漠の稜線の上を主人公が歩き、その動線に白線をビーッと引くグラフ
- 音楽!!!音楽が良すぎるよう!!!イサーク・シュワルツ、ショスタコーヴィチに似て
- ソ連/ロシアの宇宙飛行士は打上げの前夜に皆で本作を鑑賞するのが伝統らしい
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年1969年
- 製作国ソ連
- 時間84分
- 監督ウラジミール・モトゥイリ
- 主演アナトリー・クズネツォフ
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親の跡を継ぎ、女だてらに組長となった一人の女。仁義なき関東を舞台に、度胸と意地で巨大組織に立ち向かう任侠アクション。
舞台は、ヤクザの縄張り争いが激化する昭和の関東。小さな組の組長だった父親を、巨大組織の非情な罠によって殺された娘・圭子。彼女は、組の解散を迫る敵対組織の前に、父の跡を継いで女組長となることを決意する。それは、男社会であるヤクザの世界で、女が生き抜くための壮絶な戦いの始まり。裏切りと暴力が渦巻く中、圭子は生まれ持った度胸と一本気な性格を武器に、たった一人で巨大な敵に立ち向かっていく。果たして彼女は、親の仇を討ち、組を守り抜くことができるのか。一人の女の凄まじいド根性の物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井上昭
- 主演安田道代
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江戸川乱歩原作の「パノラマ島奇談」他数篇の作品を「明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史」の石井輝男と掛札昌裕が脚色し、石井が監督した猟奇もの。撮影は、「必殺 博奕打ち」の赤塚滋が担当した。
ネット上の声
- 花火を打ち上げるってのはこの事と知った。
- 噂通りの『仰天ムービー』だった!
- 洋邦対抗カルト映画合戦 邦画編
- 推理と怪奇が混ぜたような作品
花火が印象的、 ホラー
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督石井輝男
- 主演吉田輝雄