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ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。
2022年2月、ロシアがウクライナ東部ドネツク州の都市マリウポリへの侵攻を開始した。AP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフは、取材のため仲間と共に現地へと向かう。ロシア軍の容赦ない攻撃により水や食糧の供給は途絶え、通信も遮断され、またたく間にマリウポリは孤立していく。海外メディアのほとんどが現地から撤退するなか、チェルノフたちはロシア軍に包囲された市内に留まり続け、戦火にさらされた人々の惨状を命がけで記録していく。やがて彼らは、滅びゆくマリウポリの姿と凄惨な現実を世界に伝えるため、つらい気持ちを抱きながらも市民たちを後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から決死の脱出を図る。
チェルノフが現地から配信したニュースや、彼の取材チームが撮影した戦時下のマリウポリ市内の映像をもとに映画として完成させた。2024年・第96回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞し、ウクライナ映画史上初のアカデミー賞受賞作となった。また、取材を敢行したAP通信にはピュリッツァー賞が授与されている。日本では2023年にNHK BSの「BS世界のドキュメンタリー」で「実録 マリウポリの20日間」のタイトルで放映された。2024年4月に劇場公開。
ネット上の声
- 言葉が出ない。ただ、これが現実。
- ニュースで見るのとは全く違う。戦争の本当の姿を突きつけられた気がする。
- 観ている間ずっと胸が苦しかった。平和な国にいる自分に何ができるのか、考えさせられます。
- 辛すぎて最後まで観るのがやっとだった…。面白いとかそういう評価ができる映画じゃない。
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国ウクライナ,アメリカ
- 時間97分
- 監督ミスティスラフ・チェルノフ
- 主演---
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2025年に90歳を迎える在日朝鮮人2世の映画作家・朴壽南(パク・スナム)が、娘の朴麻衣と共同監督し、歴史に埋もれた声なき者たちの物語を描き出したドキュメンタリー。
1935年3月、三重県に生まれた在日朝鮮人2世の朴壽南は、1958年に起きた小松川事件の在日朝鮮人2世の少年死刑囚・李珍宇(イ・ジヌ)との往復書簡「罪と死と愛と」で注目を集め、その後も、植民地支配による強制連行や、広島と長崎で被爆した在日朝鮮人の声を掘り起こした証言集を出版。さらにペンをカメラに持ち替え、1986年に朝鮮人被爆者のドキュメンタリー映画「もうひとつのヒロシマ」で初監督を務めた。その後も「アリランのうた オキナワからの証言」「ぬちがふぅ(命果報) 玉砕場からの証言」「沈黙 立ち上がる慰安婦」といったドキュメンタリー作品を送り出してきた。
本作は、そんな朴壽南がライフワークとしてきた朝鮮人原爆被爆者の実情と今日の課題に再び焦点を当て、約40年前から撮り続けていた16ミリフィルムを基に制作。広島や長崎で原爆被害を受けた朝鮮人のほか、長崎の軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦の朝鮮人元軍属、そして日本軍の慰安婦にされた女性たちの声なき物語を描き出す。
ネット上の声
- 小松川事件も軍艦島のことも、断片的にしか知らなかった。こういう声を拾い上げて作品にする監督の執念に脱帽。絶対に忘れてはいけない歴史がある。
- 重いテーマだけど、見てよかった。あったことを無かったことにはできない、という言葉が刺さる。
- これは見るべき映画。
- 内容はすごく大事だと思うけど、ちょっと難しかったかな…。勉強不足を痛感した。
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国日本,韓国
- 時間148分
- 監督朴壽南
- 主演---
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内戦下のシリア、爆撃の日常で母になった監督が愛娘へ贈る、命の尊さを映した衝撃のビデオレター。
2012年、シリア内戦下の都市アレッポ。ジャーナリストのワアドは、民主化を求める革命の記録を始める。爆撃が日常と化した絶望的な状況下で、彼女は医師ハムザと恋に落ち、結婚。そして、新たな命、娘のサマが生まれる。「なぜ、こんな世界にあなたを産んだのか」。ワアドは自問しながら、愛する家族、仲間、そして失われていく命の現実をカメラに収め続ける。これは、戦火の中で母が娘に宛てた、愛と喪失、そして希望を巡る壮絶な記録。
ネット上の声
- シリア内戦の現実がこれでもかと突き刺さる。娘へのビデオレターという形式が、あまりにも残酷な日常を際立たせていて、言葉を失った。これは絶対に観るべき。
- スマホで撮ったような生々しい映像が衝撃的。これが現実だなんて信じられない。
- タイトルから想像する内容と違いすぎ。ただただ悲惨な映像の連続で気分が悪くなった。
- 言葉が出ない。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,シリア・アラブ
- 時間100分
- 監督ワアド・アル=カティーブ
- 主演---
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ネット上の声
- これはすごい記録。普段見られないNATOの意思決定の裏側、その緊張感がひしひしと伝わってきた。研究者としても非常に価値ある映像資料だと思う。
- 内容は難しいけど、今の世界を知る上で観ておくべき一本。知らないことだらけで勉強になった。
- ニュースの裏側がよくわかった。
- テーマは重要だと思うけど、ドキュメンタリーとしては少し淡々としてたかな。もう少しドラマチックな展開を期待しちゃったかも。
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国ノルウェー
- 時間---分
- 監督トミー・ガリクセン
- 主演---
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100年前の記録映像が、ピーター・ジャクソン監督の技術で鮮やかに蘇る。これは、歴史の教科書では分からない、兵士たちの“生”の記録。
第一次世界大戦の、これまで誰も見たことのなかった真実。ピーター・ジャクソン監督が、100年前のモノクロ映像を最新技術でフルカラー化。さらに、兵士たちの実際のインタビュー音声を重ね、当時の戦場を追体験させる革新的なドキュメンタリー。祖国のために戦った若者たちの、あどけない笑顔、塹壕での日常、そして死と隣り合わせの恐怖。歴史上の人物ではなく、一人の人間としての彼らの息遣い。過去の記録が、今を生きる我々に強烈なメッセージを突きつける。
ネット上の声
- カラー映像が衝撃的すぎた。
- まるでタイムマシン。100年前の兵士たちの笑顔が忘れられない。
- 映像はすごいけど、ドキュメンタリーだから淡々としてて少し眠くなったかな。映画としての面白さは別かも。
- これは単なる映画じゃない、歴史の教科書だよ。ピーター・ジャクソン監督の執念に脱帽。後世に残すべき傑作。
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国イギリス,ニュージーランド
- 時間99分
- 監督ピーター・ジャクソン
- 主演---
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太平洋戦争末期の沖縄。少年たちは「スパイ」になることを命じられた。知られざる極秘作戦の真実。
太平洋戦争末期、米軍上陸が目前に迫る沖縄。そこでは、日本軍による極秘作戦が進行していた。陸軍中野学校出身の将校たちの指揮下、地元の中学生らが「護郷隊」としてゲリラ戦の訓練を受ける。家族や友人を監視し、時には殺害せよとの非情な命令。彼らはスパイとして生きることを強いられた。生き残った元少年兵たちの重い証言を通し、歴史の闇に葬られてきた「沖縄スパイ戦史」の恐るべき真実を暴き出す衝撃のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 陸軍中野学校出身のスパイと、護郷隊と呼ばれる少年兵たちの話。今まで知らなかった沖縄戦の側面が見えて、本当に衝撃的だった。これは日本国民全員が見るべきドキュメンタリー。
- 「軍は住民を守らない」という言葉が重くのしかかる。学校では習わない戦争のリアルが詰まってて、ただただ考えさせられた。
- うーん、ちょっと偏向報道っぽく感じたかな。ドキュメンタリーとしては一方的な視点すぎる気がする。
- 目を背けてはいけない歴史ですね。
第二次世界大戦、 沖縄戦、 戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督三上智恵
- 主演---
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「犬に名前をつける日」の山田あかね監督が、戦禍のウクライナで動物の命を救うために奔走する人々を3年間にわたって取材したドキュメンタリー。
2022年2月、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した。戦争の惨状が日々報道されるなか、山田監督はその現実を自身の目で確かめるため、侵攻開始から約1カ月が経ったウクライナに入国する。これまで数々の作品で犬や猫の命をテーマに被災地で取材を重ねてきた山田監督は、戦場で生きる犬たちの様子や、その小さな命を救おうと世界中から駆けつけた人々が奮闘する姿にカメラを向けていく。そこから見えてきたのは、戦争に翻弄される人々の姿や、さまざまな立場から語られる平和への願いだった。やがて山田監督はある動画をきっかけに、キーウ近郊で起こった犬を巡る衝撃的な事件について知り、その真相を調べはじめる。
俳優の東出昌大がナレーションを担当。
ネット上の声
- 戦争の悲惨さの中、犬たちの純粋な瞳に胸を打たれた。人間の身勝手さと、それでも失われない優しさを描いた傑作だと思う。
- うちにも犬がいるから、他人事とは思えなかった。涙が止まらなかった。
- 戦争を動物の視点から描く、という切り口が斬新だった。観ておくべき一本。
- 正直、観ていて辛い場面も多かった。でも、これが現実なんだよね。多くの人に観てほしいドキュメンタリー。
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督山田あかね
- 主演---
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元日本兵たちが自らの口で語る、日中15年戦争の真実。加害者の視点から戦争の狂気を暴く衝撃のドキュメンタリー。
「日本鬼子(リーベンクイズ)」―かつて中国の人々が日本兵を呼んだ蔑称。本作は、日中15年戦争に従軍した元兵士14人の証言で構成されるドキュメンタリー。彼らが語るのは、英雄譚ではない。略奪、暴行、殺人といった、これまで語られることの少なかった自らの加害行為の数々。なぜごく普通の青年たちが、戦地で残虐な行為に手を染めていったのか。生々しい告白を通して、戦争が人間から何を奪うのかを鋭く問いかける。目を背けたくなるほどの真実。
ネット上の声
- 加害の歴史を語ることの重み。目を背けたくなる内容だけど、日本人なら一度は観ておくべき記録だと思う。
- 衝撃的すぎて言葉が出ない。これが人間なのか…。
- 自らの罪を告白した元兵士の方々の勇気に敬意を表したい。内容は本当に凄惨で、胸が苦しくなった。
- 観るのが辛かった。なんでこんなことが出来るんだろう。
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間160分
- 監督松井稔
- 主演---
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大好きだった曽祖父は、なぜ玉砕の島で死んだのか。一人の女子大生が、遺された日記を手に、歴史の空白を埋める旅へ。
監督・大川史織が、太平洋戦争で亡くなった曽祖父の足跡を辿るドキュメンタリー。遺された日記と手紙を手がかりに、彼女は玉砕の島、ミクロネシア連邦チューク州の小さな島へと向かう。現地で出会うのは、曽祖父を知る人々や、戦争の記憶を今に伝える島民たち。彼らの言葉から浮かび上がる、教科書には載らない戦争の断片と、一人の兵士として生きた曽祖父の知られざる姿。過去と現在が交錯する旅路の果てに、彼女が見つけた「足りない」ものとは何か。歴史の記憶を未来へ繋ぐ、パーソナルで普遍的な物語。
ネット上の声
- ドキュメンタリーは普段あまり見ないけど、これは本当に見てよかった。マーシャルの自然の美しさと人々の温かさに感動。BGMも最高。
- 戦争の歴史について、まだまだ知らないことがあるんだなと痛感させられた。色々考えさせられる良い映画でした。
- とにかく素晴らしかった!
- 内容は重いけど、知るべき事実だね。色々考えさせられた。
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督大川史織
- 主演---
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原爆投下から60年。被爆者の生々しい証言と貴重な映像で綴る、二つの都市の悲劇と再生のドキュメンタリー。
1945年8月、広島と長崎に投下された原子爆弾。本作は、その地獄を生き延びた14人の被爆者の証言を中心に構成。彼らが語るのは、閃光と黒い雨、家族や友人を一瞬で失った絶望、そしてその後も続く放射線障害との闘い。これまで公開されることのなかった米軍撮影の映像も交え、核兵器がもたらした非人道的な現実を克明に記録。憎しみを超え、平和への強い願いを訴えかける生存者たちの言葉。未来の世代へ伝えるべき、魂の記録。
ネット上の声
- 学校で習うのとは全然違う、リアルな声が聞けて衝撃でした。戦争を知らない世代こそ見るべき映画だと思う。悲しいけど、目をそらさずに知ることが大事なんだなって痛感しました。
- これが実際にあったことなんだと思うと、胸が締め付けられます。二度と繰り返してはいけない。
- アメリカ人監督の視点だからか、少し日本人としては物足りない部分も。でも、入門編としてはよくできてるんじゃないかな。
- 全人類が見るべき。
ドキュメンタリー
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間86分
- 監督スティーヴン・オカザキ
- 主演---
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内戦下のシリア・アレッポ。爆撃の瓦礫から命を救う民間防衛隊「ホワイト・ヘルメッツ」の過酷な日々の記録。
5年以上に及ぶ内戦で廃墟と化したシリア・アレッポ。鳴り響く空爆のサイレンと絶え間ない爆撃。そんな死と隣り合わせの街で、人々の命を救うために活動する民間防衛隊「ホワイト・ヘルメッツ」の若者たち。彼らのリーダー、カレドは、仲間と共に瓦礫の中から生存者を懸命に捜索。しかし、終わりの見えない惨状と仲間を失う悲しみに、彼の心は疲弊していく。故郷を去るか、留まって人々を救い続けるか。極限状況下で迫られる究極の選択。これは、希望を信じ続けた男たちの魂の記録。
ネット上の声
- これが現実なのかと胸が締め付けられた。救助隊の活動を追ったドキュメンタリーだけど、ヒーロー映画とは全く違う。日常に爆撃がある生活、想像を絶する。
- 観ていて本当に辛かった。それでも故郷を離れない彼らの選択に、色々と考えさせられる。
- プロパガンダ映画にしか見えなかった。ホワイト・ヘルメットについては色々言われてるし、鵜呑みにするのは危険かも。
- ただただ、平和を祈るばかりです。
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国デンマーク,シリア・アラブ
- 時間104分
- 監督フェラス・ファヤード
- 主演---
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長岡の花火に秘められた戦争の記憶と平和への祈り。一人の女性記者が辿る、時空を超えた魂の物語。
東京から来た女性記者、遠藤玲子。彼女の目的は、新潟県長岡市の名物「長岡まつり大花火大会」の取材。しかし、その旅は単なる取材では終わらない。不思議な人々と出会い、長岡が経験した戦争の悲劇、そしてそこからの復興の歴史を追体験。太平洋戦争末期の空襲、中越地震からの復興。夜空を彩る壮大な花火に込められた、慰霊と平和への切なる願い。玲子は時空を超えた旅の果てに、一つの真実と向き合う。
ネット上の声
- 大林ワールド全開!情報量がすごいけど、平和への強いメッセージが胸に刺さった。長岡花火の見方が変わる、日本人なら一度は観るべき怪作だと思う。
- メッセージ性が強くて圧倒された。きれいな花火ばかり作ってれば戦争なんて起きないってセリフ、マジでそれな。
- 最初は不思議な映画だと思ったけど、観終わった後なぜか涙が止まらなかった。花火に込められた想いがすごい。
- これは映画というか…監督の主張を詰め込んだ映像作品?ストーリーとして楽しむのは難しかった。
花火が印象的、 ヒューマンドラマ、 ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間160分
- 監督大林宣彦
- 主演松雪泰子
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1982年レバノン戦争。ある監督が失われた記憶の断片を求め、戦友を訪ねる旅に出るアニメーション・ドキュメンタリー。
2006年、イスラエル。映画監督のアリ・フォルマンは、旧友から奇妙な悪夢の話を聞く。それをきっかけに、自身が19歳の兵士として参加した1982年のレバノン戦争の記憶が、すっぽりと抜け落ちていることに気づく衝撃。自分はそこで何を見て、何をしたのか。失われた記憶の謎を解き明かすため、フォルマンは世界中に散ったかつての戦友たちを訪ね歩く旅の決意。彼らの証言から浮かび上がる、戦争の超現実的な光景と封印された真実。個人の記憶を巡る探求であり、戦争のトラウマと向き合う普遍的な物語。
ネット上の声
- アニメだからと油断してたら度肝を抜かれた。戦争の記憶を辿るドキュメンタリーで、表現がとにかく斬新。そして最後の最後に突きつけられる現実に言葉を失う。これは観るべき一本。
- すごく重い。でも観てよかった。戦争の悲惨さが静かに伝わってくる感じ。
- 正直、ちょっと難しくて眠くなってしまった…。芸術的なんだろうけど、自分には合わなかったかな。
- 衝撃。ただただ凄い。
アニメ、 ドキュメンタリー
- 製作年2008年
- 製作国イスラエル,フランス,ドイツ,アメリカ
- 時間90分
- 監督アリ・フォルマン
- 主演アリ・フォルマン
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イスラエル占領下のパレスチナ人農夫。息子誕生を機に手にしたカメラが記録する、非暴力抵抗の5年間の軌跡。
パレスチナ自治区の小さな村ビリン。農夫のイマードは、四男ギブレールの誕生をきっかけに初めてカメラを手にする。目的は、息子の成長の記録。しかし、村のオリーブ畑を分断するイスラエルの分離壁建設が始まり、彼の日常は一変。カメラは、平和な暮らしを守ろうとする村人たちの非暴力の抵抗運動と、軍による容赦ない弾圧を記録する証言者となる。銃弾に倒れる友人、催涙ガスに泣き叫ぶ息子。カメラが壊されるたび、イマードは新たなカメラで撮影を続ける。5台の壊されたカメラが繋ぎ合わせる、ある家族と村の5年間にわたる闘争の記録。
ネット上の声
- パレスチナ人とイスラエル人の共作
- ヨルダン川西岸地区をイスラエル軍が非合法的にパレスチナから奪っていく過程を捉えた
- パレスチナのビリン村に住むイマード・ブルナートが、息子の成長と村人たちのイスラエ
- プロミスを見た後にこれを見ると、大人たちの姿になんかちょっと....悲しくなっち
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国パレスチナ,イスラエル,フランス,オランダ
- 時間90分
- 監督イマード・ブルナート
- 主演---
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パレスチナ人監督モハメッド・サワフとイギリスの名匠マイケル・ウィンターボトムが共同監督を務め、空爆で亡くなったパレスチナの子どもたちを追悼したドキュメンタリー。
2021年5月、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区に行った空爆により、11日間で少なくとも67人の子どもたちが命を落とした。イギリスでそのニュースを見たマイケル・ウィンターボトム監督は、若い犠牲者たちを追悼する映画を製作することを決意。パレスチナ人の映画監督モハメッド・サワフと協力し、攻撃からわずか1カ月後に撮影を開始した。
アーカイブ映像や残された家族たちの証言を通して、世界中の子どもたちと同じようにそれぞれの希望や夢、野心を持って生きていたパレスチナの子どもたちの物語を映し出す。「アド・アストラ」「戦場でワルツを」などの作曲家マックス・リヒターが音楽を担当。日本語版ナレーションは坂本美雨。
ネット上の声
- 淡々と亡くなった子どもたちを紹介していく
- 現在進行形でもあるドキュメント
- パターン化の一長一短
- この映画の存在感
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国イギリス
- 時間84分
- 監督ムハンマド・サウワーフ
- 主演---
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「ドンバス」「バビ・ヤール」などで世界的に注目されるウクライナの映画作家セルゲイ・ロズニツァが、第2次世界大戦下で連合軍がドイツに対して実行した史上最大規模の空爆を題材に制作したドキュメンタリー。
第2次世界大戦末期、連合軍はナチスドイツに対し、イギリス空爆の報復として絨毯(じゅうたん)爆撃を行った。連合軍の戦略爆撃調査報告書によると、イギリス空軍だけで40万の爆撃機がドイツ131都市に100万トンの爆弾を投下し、350万件の住居が破壊され、約60万人の一般市民が犠牲になったとされる。
技術革新と生産力向上によって増強された軍事力をもって一般市民を襲った未曾有の大量破壊の顛末を、当時の記録映像を全編に使用して描き出す。
ネット上の声
- 音を改変した非ドキュメンタリー映画
- 原爆の犠牲者より
- セルゲイ・ロズニツァはドキュメンタリーを過剰に見せるのではなく、淡々と見せていく
- 渋谷のシアター・イメージフォーラムでセルゲイ・ロズニツァ《戦争と正義》特集がされ
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国ドイツ,オランダ,リトアニア
- 時間105分
- 監督セルゲイ・ロズニツァ
- 主演---
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画家・丸木位里と丸木俊の夫妻が1980年代に手がけた大作「沖縄戦の図」の全14部を紹介するドキュメンタリー。
広島・長崎の原爆投下の惨状を全15部で描いた「原爆の図」をはじめ、「南京大虐殺の図」「アウシュビッツの図」など、その生涯で一貫して戦争の地獄絵を描き続けた丸木夫妻。最晩年には沖縄という題材に取り組み、現地に6年間通い続けて体験者の証言を聞き、地上戦の“現場”に立ちながら連作「沖縄戦の図」を完成させた。
戦争の愚かさを余すことなく伝え、地上戦を生き延びた人々の「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)」の精神が込められた14部の絵画を通し、丸木夫妻の「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる。監督は「大津波 3.11 未来への記憶」「天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”」などの河邑厚徳。
ネット上の声
- 二人は6年かけて、場所もテーマの様々な沖縄戦の図、全14部を描いていった。
- 絵の意味や制作過程がよくわかる
- 日本人の目から見た戦争の記憶を語り継がんと80代、70代の丸木夫妻が取り組んだ画
- 「沖縄戦の図」をはじめ、丸木夫妻の絵をきちんと鑑賞したことがなかったため、この映
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督河邑厚徳
- 主演---
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ISの支配下、命を賭して真実を報じ続けた市民ジャーナリストたち。これは、ペンとカメラでテロに立ち向かった彼らの魂の記録。
2014年、シリア北部の都市ラッカ。過激派組織ISに占領され、恐怖と暴力が日常と化した街。その惨状を世界に伝えるため、数人の若者たちが匿名組織「ラッカは静かに虐殺されている」を結成。命懸けでISの残虐行為を撮影、発信する彼ら。家族や仲間を失い、自身も追われる身となりながら、なぜ彼らは戦い続けるのか。暴力に屈しない人間の尊厳と、ジャーナリズムの使命を問う衝撃のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 【”我々の言葉は、間違いなく彼らの武器より強い” シリア北部の街、ラッカで起きてしまった、現実の出来事とは思えない事を克明に映し出した、苛烈なポリティカル・スリラー・ドキュメンタリー。】
- 暴力に対しジャーナリズムで闘う現代の英雄
- ラッカを静かに虐殺しているのは・・・?
- 世界中で起こっていることの一つだが
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ
- 時間92分
- 監督マシュー・ハイネマン
- 主演---
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2009年、ガザ地区。イスラエル軍事侵攻で家族29人を失った子供たちの瞳が映す、戦争の現実と再生への道のり。
2008年末から始まったイスラエルによるガザへの軍事侵攻。この攻撃で、サムニ家は29人もの家族の命を奪われた。本作は、惨劇を生き延びた子供たちに寄り添ったドキュメンタリー。心に深い傷を負いながらも、日々の暮らしを懸命に生きる子供たちの姿。彼らが描く絵、語る言葉の一つ一つが、戦争の非情さと、失われたものの大きさを突きつける。悲しみと怒りを抱えながらも、遊び、笑い、未来を夢見ることをやめない子供たちの強さ。その瞳を通して見る、紛争地の真実。
ネット上の声
- 9点:見て良かった!!
- 「家族が亡くなった場所だからこの家に来るのが好きなの、住みたいくらい
- 2008年のイスラエル軍のガザ侵攻後のガザの子供を追ったドキュメンタリー
- とても考えさせられる映画だった
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督古居みずえ
- 主演---
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なぜ彼は戦場へ向かうのか。世界で最も著名な戦争写真家、ジェームズ・ナクトウェイの魂の記録。
コソボ、パレスチナ、インドネシア。世界の紛争地帯の最前線に、常に彼の姿はある。戦争写真家、ジェームズ・ナクトウェイ。本作は、彼のヘルメットに超小型カメラを取り付け、その視点を追体験するドキュメンタリー。銃弾が飛び交う中、彼はなぜシャッターを切り続けるのか。それは、悲劇を記録し、世界に伝えるという使命感。彼のレンズが捉えるのは、戦争の残酷さだけでなく、極限状況でも失われない人間の尊厳。静かな語り口と、衝撃的な写真が突きつける、戦争という現実。
ネット上の声
- 極限まで“主観”的な写真撮影の瞬間を、「カメラに搭載したカメラ」で録画することに
- 彼の戦争写真をワイン片手に楽しげに鑑賞しているお客さんを見たとき、物凄い憤りを感
- 著名な戦場カメラマン、ジェームズ・ナクトウェイに迫ったドキュメンタリー映画
- 大衆はこの現状から目を逸らそうとしていないか?ナクトウェイは首を横に振る
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国スイス
- 時間96分
- 監督クリスチャン・フレイ
- 主演ジェームズ・ナクトウェイ
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太平洋戦争末期の沖縄。戦場に動員された少女たちの過酷な運命と、今なお続く心の傷を映し出す衝撃のドキュメンタリー。
舞台は1945年、第二次世界大戦末期の沖縄。米軍の上陸が迫る中、「ふじ学徒隊」として陸軍病院に動員された10代の少女たち。看護の知識もないまま、次々と運び込まれる負傷兵の世話にあたるという過酷な現実。砲弾が飛び交う極限状況下で、彼女たちが見たもの、感じたこととは。生存者の貴重な証言を通して、戦争の非情さと、少女たちの知られざる悲劇を克明に記録。平和の尊さを静かに、しかし力強く問いかける作品。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督野村岳也
- 主演---
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第二次世界大戦後、A級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判。膨大な記録映像で綴る、4時間半の歴史的ドキュメンタリー。
1946年から2年半にわたり開かれた「東京裁判」。日本の戦争指導者たちが「平和に対する罪」で裁かれた、歴史的な法廷の全貌。本作は、国防総省が撮影した膨大なフィルムを基に構成。東條英機ら被告たちの表情、検察と弁護団の激しい応酬、そして法廷で明らかにされる戦争の真実。ナレーションを排し、記録映像の力だけで、勝者が敗者を裁くという裁判の本質と、戦争とは何かを観る者に問いかける、圧巻の記録映画。
ネット上の声
- 長らく録画したままだった長尺約4時間半のドキュメンタリーをようやく鑑賞
- 1946年の初夏から1948初冬まで行われた極東国際軍事裁判のドキュメンタリー
- 死ぬまでに観たい映画の一つだったから観れて良かった
- 正義とは何か?人間の持つ欺瞞性や弱さ
戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間277分
- 監督小林正樹
- 主演---
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75年以上の沈黙を破り、東京大空襲の生存者たちが語る真実。歴史から消された一夜の記憶を未来へ繋ぐ、魂のドキュメンタリー。
1945年3月10日、東京。一夜にして10万人の命を奪った史上最大規模の空襲。本作は、その地獄を生き延びた3人の生存者に焦点を当てたドキュメンタリー。75年以上の時を経て、彼らは重い口を開く。自らの手で資料館を運営し、街頭で体験を語り、失われた記憶を後世に伝えようとする姿。彼らが求めるのは、国からの謝罪と公式な追悼。しかし、高齢というタイムリミットと、社会の無関心という壁が立ちはだかる。歴史の片隅に追いやられた人々の声なき声。戦争の真実と平和への願いを未来へ繋ぐための、最後の闘い。
ネット上の声
- 東京大空襲という恐ろしい現実を後世に伝えようとする人々の記録
- 日本人監督じゃあ作れなかったのか?
- 市井の人として体験した戦争
- 考える作品
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国オーストラリア
- 時間80分
- 監督エイドリアン・フランシス
- 主演---
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元イスラエル兵士たちが、占領地での自らの「加害」を告白。英雄であるはずの彼らが沈黙を破り、社会に問いかける衝撃のドキュメンタリー。
パレスチナ占領地での兵役を終えたイスラエルの若者たち。彼らは帰還後、自らが目撃し、加担した占領の日常を語り始める組織「沈黙を破る」を結成。英雄として称賛されるはずの兵士たちが、なぜ自国の暗部を告発するのか。カメラは、彼らの重い口を開かせ、衝撃的な証言を記録していく。チェックポイントでの非人道的な扱い、パレスチナ市民への暴力。語られるのは、任務という名の下で麻痺していく兵士たちの良心。彼らの告白がイスラエル社会に投げかける、重い問い。
ネット上の声
- 我々にとっての現実、彼らにとっての現実
- 「何かを受け取った」ように感じる作品
- この130分のドキュメンタリーは短い
- 必見のドキュメンタリー映画です
戦争、 ドキュメンタリー、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督土井敏邦
- 主演---
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第二次世界大戦後、中国に置き去りにされた元日本兵。消された「山西残留」の歴史の真実を求め、国家に挑む執念の記録。
第二次世界大戦の終結から60年。中国山西省に「残留」し、共産党軍として国民党軍と戦った元日本兵たち。彼らは戦後、軍人としての恩給も受けられず、「蟻の兵隊」としてその存在を日本政府から黙殺された。本作の主人公、奥村和一もその一人。彼は仲間たちの名誉回復のため、そして歴史の真実を明らかにするため、厚生労働省を相手にたった一人の闘いを開始。なぜ彼らは帰国できなかったのか。戦友たちの証言、中国での現地調査。歴史の闇に葬られようとしていた驚愕の事実が、彼の執念によって次々と浮かび上がる。一人の老兵が人生を懸けて挑む、国の責任を問うドキュメンタリー。
ネット上の声
- 演出過剰の脇からするりと抜け落ちる本質
- できるだけたくさんの人に観て欲しい!!
- 「生きる」って、スゴイことなんだ!
- 今時、旬なのはドキュメンタリーだよ
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督池谷薫
- 主演奥村和一
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戦場カメラマン石川文洋が、ベトナム、沖縄、そして故郷へ。ファインダー越しに見つめ続けた世界の今を巡る旅。
ベトナム戦争を撮り続けた伝説の報道カメラマン、石川文洋。75歳になった彼が、自らの原点である戦場跡地や、復帰前の沖縄、そして故郷を再び訪れるドキュメンタリー。かつて銃弾が飛び交った地は今、どう変わったのか。彼のシャッターが捉えた人々の暮らしと、その後の運命。過去と現在が交錯する旅路を通して、石川が写真に込め続けた平和への願いと、ジャーナリストとしての哲学が浮かび上がる。一枚の写真の裏に隠された、無数の物語への探求。
ネット上の声
- 沖縄からベトナムへと繋がる、戦争の真実
- ベトナムと沖縄 そして戦争と人
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督大宮浩一
- 主演石川文洋
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戦争の英雄か、それとも加害者か。ベトナム帰還兵たちが自らの口で語る、戦争の不都合な真実。
1971年、アメリカ・デトロイト。ベトナム戦争から帰還した100人以上の兵士たちが一堂に会した。彼らは英雄としてではなく、戦争という名の狂気がもたらした残虐行為の目撃者、そして加害者として、重い口を開く。民間人の虐殺、拷問、日常的に行われた非人道的行為。これまで語られることのなかった戦場のリアルな実態。カメラの前で赤裸々に告白される彼らの証言は、国家が隠蔽してきた戦争の罪を暴き出す。これは単なる反戦映画ではない。人間の良心を問う、衝撃のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 実名での告白には敬意を表させて頂きます
- 彼らの訴えは至極真っ当なんだが…
- 恐るべき証言
- 戦場の狂気
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督---
- 主演---
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1948年、パレスチナで起きた「ナクバ(大災厄)」。故郷を追われた人々の証言から、歴史の悲劇の原点に迫るドキュメンタリー。
1948年、イスラエル建国。その裏で70万人以上のパレスチナ人が故郷を追われた「ナクバ」。本作は、今なお続くパレスチナ問題の根源を、当事者たちの生々しい証言から紐解く。虐殺、追放、そして難民キャンプでの過酷な生活。歴史の闇に葬られかけた人々の声が、故郷への想いと終わらない苦難を静かに、しかし力強く告発。私たちが知るべき、もう一つの歴史の真実。
ネット上の声
- 歴史の闇に葬られてきたイスラエル(ユダヤ人)によるパレスチナ人75万人の追放と大
- パレスチナについてさらに知りたくなって
- 広河隆一、2008年
- ここまで深く入り込んでる日本のドキュメンタリーもなかなかなさそうと思いつつもみて
ドキュメンタリー
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督広河隆一
- 主演---
-
1994年、戦火のサラエボ。伝説のヘヴィメタルシンガーが、銃弾の雨の中、命懸けのライブを決行。
1994年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下のサラエボ。街はセルビア人勢力に包囲され、市民は死と隣り合わせの日常。そんな絶望の地へ、一台のトラックが向かう。乗っているのは、ヘヴィメタルバンド「アイアン・メイデン」のボーカル、ブルース・ディッキンソンとそのバンドメンバー。国連の慰問コンサートという名目だが、実態は無謀な賭け。銃弾が飛び交う中、彼らはなぜ危険を冒してまで歌を届けようとしたのか。当時の映像と関係者の証言で綴る、音楽が人々に希望を与えた奇跡の実話。
ドキュメンタリー
- 製作年2017年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ
- 時間96分
- 監督タリク・ホジッチ
- 主演ブルース・ディッキンソン
-
1950年代、フランス植民地アルジェリア。独立を求める民衆と、それを弾圧するフランス軍の壮絶な闘争の記録。
1954年、フランスからの独立を目指すアルジェリア民族解放戦線(FLN)の闘争が激化。リーダーの一人アリ・ラ・ポワントは、カスバの迷路を拠点にゲリラ戦を展開。爆弾テロ、暗殺、そしてフランス軍による非情な拷問と掃討作戦。ドキュメンタリータッチで描かれる、自由を渇望する人々の抵抗と、国家が振るう暴力の応酬。勝者のいない市街戦の果てに待つものとは。
ネット上の声
- 所々ドキュメンタリーか?と思うほどの映像と、緊張感を高め、時に神々しさすらあるモ
- 廉価版DVD発売で、漸く観賞出来た名作
- 民衆自らが勝ち取った自国の「自由」
- アルジェリア独立戦争を描いた作品
アフリカ舞台、 戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年1966年
- 製作国イタリア,アルジェリア
- 時間122分
- 監督ジッロ・ポンテコルヴォ
- 主演ブラヒム・ハギアグ
-
2018年、タイの洞窟に閉じ込められた少年サッカーチーム。全世界が固唾を飲んだ、奇跡の救出劇の真実に迫る緊迫のドキュメンタリー。
2018年6月、タイ北部。サッカーチームの少年12人とコーチが、豪雨による洪水で洞窟の奥深くに閉じ込められた。このニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、前代未聞の救出作戦が開始される。タイ海軍特殊部隊に加え、世界各国から集結した洞窟探検の専門家やボランティアたち。増え続ける水位と酸素の減少という絶望的な状況の中、彼らは複雑で危険な洞窟を進んでいく。これは、少年たちの発見から、誰もが生還を不可能と考えた驚愕の救出計画の実行まで、当事者たちの証言で綴る緊迫の記録。
ネット上の声
- 強烈なドキュメンタリー
- 内戦が続くシリアで市民の治療に奮闘する女性医師アマニ・バロアを中心に、困難に立ち
- 内戦下のシリアで仮設病院を運営する女性医師にスポットを当てたドキュメンタリー
- 【第92回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国デンマーク,ドイツ,フランス,イギリス,アメリカ,カタール
- 時間---分
- 監督フェラス・ファヤード
- 主演---
-
湾岸戦争後のクウェート。燃え盛る油田地帯を舞台に、人類の愚行と破壊された地球の姿をSF的視点で描く黙示録的ドキュメンタリー。
1991年、湾岸戦争終結直後のクウェート。そこは、撤退するイラク軍によって火を放たれた油田が燃え盛る、地獄のような光景。ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、この惨状を遠い惑星の出来事のように、ナレーションとクラシック音楽で荘厳に映し出す。これは単なる戦争記録ではない。破壊のスペクタクルを通して、人類の狂気と地球の悲鳴を問いかける、唯一無二の映像詩。黒い煙に覆われた空の下、我々が目撃する世界の終焉。
ネット上の声
- 「ワーグナー、ヴェルディ、マーラーの壮麗な音楽を背景に描かれる湾岸戦争のドキュメ
- 『問いかける焦土』は、観に行った他の4作品に比べて2〜3倍の客入りで驚いた と思
- 『戦争』というものの普遍性が虚実を織り交ぜて炙り出されている映像作品
- 川越スカラ座、川越ドイツ映画祭2020にて
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国イギリス,フランス,ドイツ,スペイン
- 時間60分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
-
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国フランス,パレスチナ,イラン・イスラム
- 時間113分
- 監督セピデ・ファルシ
- 主演---
-
沖縄戦の最中、県民の命を救うために奔走した最後の官選知事・島田叡。その知られざる生涯と決断に迫る記録。
舞台は太平洋戦争末期、1945年の沖縄。米軍上陸を目前に控え、誰もが赴任をためらう中、最後の官選知事として沖縄に渡った男、島田叡。元高校球児だった彼は、「県民の命こそ最も重要」という強い信念を胸に、絶望的な戦場へと赴く。食糧の確保に奔走し、住民の疎開を指揮し、軍部との困難な交渉に臨む。鉄の暴風が吹き荒れる中、彼は知事室を離れ、住民と共に壕に身を潜め、最後まで沖縄の人々と運命を共にした。関係者の証言や資料を基に、彼の知られざる人物像と苦悩の決断を追う。死を覚悟で沖縄に渡った男の生き様が、現代に生きる私たちに静かに、そして強く問いかける。
ネット上の声
- 公務員の鑑!
- パトリとナショナリズム 島田叡と牛島満の差異とは何だったのか
- 今更そんな事言われても・・の思い
- 形を変えて今に続く暴力性への自問
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督佐古忠彦
- 主演---
-
1941年、ウクライナの首都キエフで起きたホロコースト。アーカイブ映像が語る、忘れられてはならない歴史の真実。
1941年9月29日から30日にかけての2日間。ナチス・ドイツ占領下のウクライナの首都キエフ郊外の渓谷「バビ・ヤール」で、3万人以上のユダヤ人が虐殺された。本作は、この歴史的悲劇を、膨大なアーカイブ映像のみで再構成したドキュメンタリー。ナレーションや音楽を排し、当時の映像が持つ生々しい力で、ソ連侵攻から解放までの日常と非日常を映し出す。占領下の市民生活、そして虐殺へと至る狂気。観る者に、歴史の証人となることを迫る衝撃作。
ネット上の声
- 和訳のためか、ピンとこない
- 占領が進むごとに、そこにあった暮らしが滅びていく
- 今ならリベラルな方向に行ってウクライナ除名などは避けるところを毎度東西双方の感覚
- 冒頭の強烈な爆発音、黒煙を上げる建物の映像から、戦時の恐怖世界に否応なく連れてい
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国オランダ,ウクライナ
- 時間121分
- 監督セルゲイ・ロズニツァ
- 主演---
-
戦火のシリアで、命を救うために命を懸ける人々。爆撃された瓦礫の中から、希望を掘り起こす民間防衛隊の真実の記録。
内戦が続くシリア。鳴り響く空爆のサイレン、そして崩れ落ちる建物。絶望的な瓦礫の中から、人々の命を救い出すために駆けつける者たちがいる。彼らの名は「ホワイト・ヘルメット」。元パン職人、元仕立て屋といったごく普通の市民で構成された、非武装の民間防衛隊。本作は、彼らがトルコで受ける過酷な救助訓練と、故郷アレッポでの命がけの救出活動に密着。二次爆撃の恐怖と常に隣り合わせの状況下で、一つの命でも多く救おうと奮闘する彼らの姿を追う。混沌の最前線で希望を繋ぐ、名もなき英雄たちの真実の物語。
ネット上の声
- 2013年から130名の救助隊員が犠牲になった その間、5万8千人...
- シリアの現状がよく分かります!
- スコアなんてつけられない
- 【モニターの向こう側】
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国イギリス
- 時間40分
- 監督オーランド・ヴォン・アインシーデル
- 主演---
-
住民を巻き込んだ地上戦、沖縄戦。これまで語られなかった生存者の証言から浮かび上がる、戦争の真実。
太平洋戦争末期、日本国内で唯一、住民を巻き込む大規模な地上戦が繰り広げられた地、沖縄。本作は、これまでメディアで多く語られてこなかった沖縄戦の生存者たちに光を当てるドキュメンタリー。元日本兵、ひめゆり学徒隊、そして一般住民。彼らの生々しい証言を通して、米軍との熾烈な戦闘だけでなく、日本軍による住民への非情な命令や「集団自決」の悲劇など、知られざる戦争の実相を浮き彫りにする。悲しみの記憶を未来へ語り継ぐ、貴重な映像記録。
ネット上の声
- 日本軍と米軍の描かれ方だけがアンフェア
- 弱者の視点を持てるか?
- 沖縄戦の実体に迫る!
- 切ない。憎い
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督太田隆文
- 主演---
-
亡命した監督と、戦火の街を撮り続ける若き女性。1001人のシリア人が紡ぐ、魂のセルフポートレート。
舞台は、内戦が激化する現代のシリア。パリに亡命した映画監督オサーマ・モハンメドは、故郷の惨状を前に無力感に苛まれる日々。そんな彼のもとに、シリア国内のホムスから一人の若い女性監督シマヴからの連絡。「もしあなたのカメラがここにいたら、何を撮りますか?」。彼女は、破壊と死が日常と化した街で、スマートフォンを手に現実を記録し続ける。二人の映像が交錯し、市民たちが撮影した無数の動画が重なる時、そこにはプロパガンダでは決して描かれない、人々の痛み、抵抗、そして愛の記録が浮かび上がる。映像の力を信じた者たちが命がけで遺した、現代史の証言。
ネット上の声
- こういう映画(映像)は評価のしようがない
- 大規模な空爆のニュースがありました
- 今、この国にいる有難たさ
- 今、この国にいる有難たさ
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国シリア・アラブ,フランス
- 時間96分
- 監督オサーマ・モハンメド
- 主演---
-
ネット上の声
- シオニズムの側面から見たホロコースト後のユダヤ人を描いた作品
- 【第70回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞】
- "彼らに帰る故郷が出来たことは、奇跡だった"
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国アメリカ
- 時間119分
- 監督マーク・ジョナサン・ハリス
- 主演エドワード・アズナー
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「静かなるプロフェッショナル」米陸軍特殊部隊グリーンベレー。その知られざる過酷な訓練と任務の実態。
米軍最強との呼び声も高い特殊部隊、グリーンベレー。本作は、彼らが「静かなるプロフェッショナル」と呼ばれる所以である、想像を絶する選抜課程「Qコース」から、世界各地での極秘任務まで、その実態に密着したドキュメンタリー。肉体の限界を超えた訓練、現地の文化や言語を習得する知性、そして仲間との固い絆。エリート兵士たちが、いかにして最強の部隊となり、世界の平和のために戦うのか。その真実の姿。
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間96分
- 監督マシュー・ハイネマン
- 主演---
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ドキュメンタリー
- 製作年1945年
- 製作国アメリカ
- 時間59分
- 監督ジョージ・スティーヴンス
- 主演---
-
史上最大最強と謳われた悲劇の戦艦「武蔵」。その建造から沈没までの軌跡を、元乗組員たちの証言で辿るドキュメンタリー。
太平洋戦争末期、日本の技術の粋を集めて建造された大和型戦艦二番艦「武蔵」。不沈艦と信じられたその威容も、時代の流れには逆らえなかった。1944年10月、フィリピン・シブヤン海。レイテ沖海戦にて、武蔵は米軍の猛攻に晒される。本作は、元乗組員や関係者への貴重なインタビュー、そして現存する映像資料を基に構成。巨大戦艦の誕生から、乗組員たちの壮絶な戦闘、そして海底に眠るまでの運命を克明に記録。戦争の無情さと、歴史の真実を問いかける衝撃の記録。
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督手塚正己
- 主演---
-
Netflixで2020年7月17日配信から配信。
ネット上の声
- アフガニスタン紛争で片脚を失い、やむを得ず退役する事になった元陸軍の父親とその家
- ドキュメンタリーなんだけど、あまりにも沢山のことが起こりすぎて作り話じゃないかっ
- 普段ドキュメンタリーってあんまり観る気になれないんだけど、これはかなり見入ってし
- 父親からのプロパガンダとトクシックマスキュリニティが息子たちを追い詰めてる気がす
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督レスリー・デイヴィス
- 主演---
-
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国デンマーク,フィンランド,スウェーデン,ウクライナ,ドイツ,フランス,イギリス
- 時間---分
- 監督シモン・レレン・ヴィルモント
- 主演---
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第二次大戦下、敵国日本の情報を探った日系アメリカ人兵士たち。二つの祖国の間で揺れ動いた彼らの知られざる苦悩と誇り。
第二次世界大戦中のアメリカ。真珠湾攻撃を機に、日系アメリカ人は敵性外国人と見なされ、家族は強制収容所へ送られた。そんな中、アメリカへの忠誠を証明するため、多くの日系二世が米陸軍情報部(MIS)に志願。日本語能力を武器に、最前線で日本軍の通信傍受や捕虜の尋問といった極秘任務に従事する。アメリカからは日本人と差別され、日本からは裏切り者と罵られる二重の苦しみ。歴史に埋もれた英雄たちの証言から、その葛藤と平和への願いを紐解く。
ネット上の声
- 日本人なら知っておかなければいけない事実
- 70年間の涙。戦争経験者の生の声を聞け。
- 差別された日系人を同情できなくなる真実
- MISがいて良かった。知れて良かった
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督すずきじゅんいち
- 主演---
-
夫を枯葉剤で失った監督が、ベトナムの被害者たちと出会う旅。戦争が残した傷跡を静かに見つめる記録。
ベトナム戦争に従軍カメラマンだった夫を、枯葉剤が原因とみられる癌で亡くした坂田雅子監督。夫の死をきっかけに、彼女は枯葉剤の被害が今なお続くベトナムへと旅立つ。そこで目の当たりにしたのは、戦争から数十年を経てもなお、障害や病に苦しむ第二、第三世代の子どもたちの姿。自身の悲しみとベトナムの人々の痛みを重ね合わせながら、戦争がもたらしたものの本質を問い直す。個人の視点から歴史の傷を見つめた、静かな怒りと祈りに満ちたドキュメンタリー。
ネット上の声
- PPMのメロディが切なく耳に残りました
- 何の罪もない、善良な人々の幸せは…
- 悲劇を乗り越える人間のすばらしさ
- 希望を感じさせてくれる映画
ドキュメンタリー
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督坂田雅子
- 主演---
-
「ドンバス」「バビ・ヤール」などで世界的に注目を集めるウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督が、第2次世界大戦後にキエフ(キーウ)で行われたナチス関係者15名の国際軍事裁判を描いたドキュメンタリー。
1946年1月、キエフ。第2次世界大戦の独ソ戦において、ナチスドイツと地元警察がソ連領土内で起こしたユダヤ人虐殺事件の首謀者15名が、人道に対する罪で裁判にかけられた。
裁判では、母から幼子を奪って目の前で射殺するなど数々の残虐行為が暴かれる一方で、被告人弁論では自己弁明に終始する者、仲間に罪を擦りつける者、実行しなければ自分が殺されたと同情を得ようとする者など、戦犯たちの凡庸な素顔が浮かびあがっていく。
ネット上の声
- 国際軍事裁判のひとつ
- 東京裁判と併せてニュルンベルグ裁判とこの裁判は見といた方がええんでしょうね(どこ
- 東京裁判が東京ではなく、裁く側が連合国でなければ、どうなっていたかを想像しながら
- 東京裁判の映画を見ていたのもあり、裁判記録という作品の方向性へ一定耐性ができてい
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国オランダ,ウクライナ
- 時間106分
- 監督セルゲイ・ロズニツァ
- 主演---
-
アフガニスタン、最も危険な渓谷。タリバンと対峙する米軍小隊に15ヶ月間密着した、衝撃の戦争ドキュメンタリー。
2007年、アフガニスタン東部のコレンガル渓谷。そこは「死の谷」と呼ばれる、米軍駐留地で最も危険な場所。第173空挺旅団の小隊が、タリバンの猛攻に晒される前哨基地「レストレポ」を築く。本作は、兵士たちの日常に15ヶ月間密着。退屈な待機時間、突然の銃撃戦、仲間との絆、そして死の恐怖。政治的な解説を一切排し、兵士の視点からのみ戦争の現実を映し出す。彼らは何のために戦い、何を失ったのか。観る者の心を揺さぶる、生々しい最前線の記録。
ネット上の声
- 戦場のリアリティが伝わる作品 撮影者は戦争に対して 否定も肯定もな...
- 戦場のリアリティが伝わる作品 撮影者は戦争に対して 否定も肯定もな...
- 裏のメッセージ
- 何気に戦場ドキュメンタリーは初めて見るかもしれん
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督セバスチャン・ユンガー
- 主演---
-
ホロコーストの「協力者」か、民を救った「英雄」か。ナチスと渡り合ったユダヤ人指導者の恐るべき証言。
第二次大戦下、ナチスが「ユダヤ人のためのモデル居住区」と偽ったテレージエンシュタット強制収容所。その最後のユダヤ人長老、ベンヤミン・ムルメルシュタインへのインタビュー。彼はアドルフ・アイヒマンと直接交渉し、多くのユダヤ人を救ったと主張する一方、同胞からはナチスの協力者と非難された人物。監督クロード・ランズマンは、ローマに暮らす彼に鋭く切り込む。虚飾か、真実か。極限状況における人間の選択と、裁かれることのない「不正義」の本質を暴き出す、息詰まる対話の記録。
ネット上の声
- 見る際は覚悟しましょう
- 模範収容所とされたゲットーの最後の長老であり、生き残りであるベンヤミン・ムルメル
- 2015/09/27、川崎市市民ミュージアムで鑑賞
- これで漸く『SHOAH ショア』が観終わった
ホロコーストが舞台、 ドキュメンタリー
- 製作年2013年
- 製作国フランス,オーストリア
- 時間218分
- 監督クロード・ランズマン
- 主演---
-
10年後のアウシュヴィッツ。静寂の廃墟に響く、決して忘れてはならない過去の残響。
1955年、第二次世界大戦の終結から10年。カメラは静まり返ったアウシュヴィッツ強制収容所の跡地を静かに映し出す。色鮮やかな緑に覆われた廃墟の現在と、モノクロームの記録映像が映し出す過去の惨劇。整然と人々を死に追いやったナチスのシステムと、そこで失われた無数の命。穏やかな風景の中に刻まれた消せない記憶と、人間の残酷さへの痛烈な問いかけ。これは単なる記録ではない。忘却に抗うための、未来への警告。
ネット上の声
- 当時の写真と映像を使ったホロコーストの記録映像
- 圧倒的な映像が奏でる皆殺しのブルース
- 「人間はなにごとにも慣れる存在だ」
- 知るべき歴史を観るための映画です。
ホロコーストが舞台、 戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間32分
- 監督アラン・レネ
- 主演---