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新潟水俣病の舞台、阿賀野川。病に侵されながらも、川と共に生きる人々の暮らしと記憶を紡ぐ記録。
新潟県の阿賀野川流域。かつて有機水銀に汚染され、「新潟水俣病」という悲劇を生んだ川。このドキュメンタリーは、病の被害に苦しみながらも、川と共に生きる老人たちの日常を静かに見つめる。川で魚を獲り、畑を耕し、自然の恵みを受けて暮らす彼らの姿。その穏やかな生活の中に刻まれた、公害による深い傷跡と、それでも失われることのない生命の輝き。カメラは、彼らの語る言葉、笑い声、そして沈黙に耳を傾け、忘れ去られようとする記憶と、人間の尊厳を丁寧に映し出す。
ネット上の声
- 本当に良かった。日本の原風景って感じがして、心に沁みました。
- これはただの公害告発映画じゃない。阿賀の川と共に生きる人々の生命力がすごい。
- ずっと観たかった一本。最高でした。
- 正直、方言が強くて何言ってるか分からないとこも多かったw でも映像はめちゃくちゃ綺麗だった。
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督佐藤真
- 主演---
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24カ国を巡る、セリフなき映像詩。人類と地球の壮大な生命のサイクルを体感する魂の旅。
監督ロン・フリックが70mmフィルムで捉えた、世界24カ国の息をのむ風景。荘厳な自然、古代遺跡、人々の祈り、そして近代都市の喧騒と工業化の現実。言葉を一切排し、映像と音楽のみで紡がれる一大叙事詩。文明の営みと自然の驚異、誕生から破壊、そして再生へと続く生命の循環。観る者の五感に直接訴えかけ、我々が住むこの惑星の美しさと脆さ、そして人類の存在そのものを問う、唯一無二の映像体験。
ネット上の声
- セリフが一切ないのに、映像と音楽だけでここまで心を揺さぶられるとは…。人類と地球の壮大な詩でした。これは映画館で観るべき作品。
- 頭で考えるんじゃなくて、心で感じる映画。最高でした!
- 綺麗な映像をただ繋げただけって感じで、私には合わなかったです。正直、途中で飽きてしまった…。
- 世界中のいろんな景色や文化が見られて面白かった。ただ、メッセージ性が強いからちょっと疲れる部分もあったかな。
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間99分
- 監督ロン・フリック
- 主演---
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4人の女性ダンサーが織りなす、反復とズレが生み出すミニマルでパワフルなコンテンポラリーダンスの金字塔。
1980年代ベルギー、廃墟のような学校が舞台。4人の女性ダンサーによる、日常的な仕草から生まれる単純な動きの反復。次第に生じる微細なズレと感情の爆発。椅子に座り、床に寝そべり、壁にもたれかかる。抑制されたエネルギーが、やがてシンクロした激しい動きへと昇華していく様。言葉なくして語られる、女性たちの内なる葛藤と解放の物語。観る者の身体感覚を揺さぶる、革新的なダンスパフォーマンスの記録。
ネット上の声
- 廃校舎という空間、自然光、ミニマルな音楽、そしてダンス。全てが完璧に調和していて、ただただ圧倒された。
- コンテンポラリーダンスは初めて観たけど、静と動の表現がすごくて引き込まれた。
- とにかく美しい。それだけ。
- アートすぎてちょっと眠くなっちゃったかもw 好きな人はハマると思う。
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国ベルギー
- 時間57分
- 監督ティエリー・ドゥ・メイ
- 主演アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
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映画とは何か?巨匠ゴダールが映像と音のコラージュで紡ぐ、20世紀史と交錯する映画そのものの壮大な物語詩。
映画誕生から100年。その歴史を、単なる年表ではなく、無数の映画の断片、絵画、音楽、そして引用された言葉で再構成する試み。映画が如何に20世紀の戦争や歴史的事件を記録し、また見過ごしてきたか。ハリウッドの栄光と影、女優たちの神話、そしてドキュメンタリーの力。ゴダール自身の声によるナレーションが、観る者を思索の旅へと誘う。これは歴史の解説ではない。映像によって思考する、唯一無二の映画体験。映画を愛するすべての人に捧げられた、深遠なる映像エッセイ。
ネット上の声
- ゴダールの集大成。引用の嵐で思考が追いつかないけど、これこそが映画の本質なのかもしれない。一度は観るべき映像体験。
- ストーリーは無い。アート好きな人向けかな。自分には合わなかったw
- 美術館で流れてる映像作品みたい。一つ一つのモンタージュは綺麗だけど、全体としてはちょっと難解すぎかな。
- 映画を愛する全ての人へのゴダールからの挑戦状。情報量が凄まじいけど、これぞ映像の到達点。宝物です。
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間268分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジュリー・デルピー
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巨匠になりすました男が逮捕される。虚構と現実が交錯する、イラン映画史に輝く衝撃のドキュメンタリードラマ。
1989年、イランのテヘラン。映画を愛する失業中の男、ホセイン・サブジアン。彼はバスで出会った女性に、自身を著名な映画監督モフセン・マフマルバフだと偽る。その言葉を信じた一家に招き入れられ、新作映画の主役に抜擢すると約束。しかし、彼の嘘は次第に露見し、詐欺罪で逮捕されてしまう。本作は、この実際に起きた事件の当事者たちが本人役で出演し、事件を再現。なぜ彼は嘘をついたのか。裁判を通して浮き彫りになる、彼の映画への純粋な憧れと社会的疎外感。
ネット上の声
- これはドキュメンタリー?それともフィクション?見てる間ずっと頭が混乱したけど、最後には映画への愛に満ちた物語だとわかって感動。こんな映画は他にない!
- すごく不思議な映画だった。何が本当で何が嘘かわからなくなる感じがすごい。
- キアロスタミ監督の手腕にただただ脱帽。事件の当事者たちを起用してこれを撮るなんて、発想が常人じゃない。少し難解だけど見る価値は絶対ある。
- うーん、正直よくわからなかったw 有名な作品らしいけど、ちょっと退屈に感じてしまったかも。
ドキュメンタリー
- 製作年1990年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間90分
- 監督アッバス・キアロスタミ
- 主演ホセイン・サブジアン
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伝説の舞踏家・大野一雄の魂に迫るドキュメンタリー。生と死、そして舞踏の本質を、映像の魔術師が映し出す。
スイスの映画監督ダニエル・シュミットが、日本が世界に誇る舞踏家・大野一雄の神髄に迫ったドキュメンタリー。舞台は1995年の日本。シュミット監督は、大野の稽古場や自宅を訪れ、その創造の源泉を探る。カメラの前で語られる、舞踏への哲学、戦争体験、そして生と死についての深い洞察。即興で舞い始めるその身体は、老いを越え、記憶や魂そのものを表現する。息子・大野慶人との共演シーンは、世代を超えて受け継がれる舞踏の精神の証。二人の偉大な芸術家による、映像を通した魂の対話であり、観る者を身体表現の根源へと誘う、深遠なる芸術体験。
ネット上の声
- 大野一雄という唯一無二の存在を、シュミット監督とベルタの撮影が見事に捉えてる。指先の動きひとつひとつが芸術で、ただただ圧倒された。これは映画というより体験。
- 水の音、鏡の使い方が本当に幻想的。晴海埠頭の夜景をバックに舞う姿は、ロマンチックで脳裏に焼き付いて離れない。
- 最初は正直「なんだこれ?」って思ったけど、見てるうちにだんだん引き込まれて、最後には美しく見えてくるから不思議。
- 静寂の中に響く水の音や衣擦れの音が印象的。言葉はないけど、すごく官能的でエモーショナルな作品でした。
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本,スイス
- 時間15分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演大野一雄
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言葉にならない想いが、色と形になる瞬間。知的障害を持つアーティストたちの、純粋で力強い創造の世界を捉えたドキュメンタリー。
日本各地に、黙々と表現を続ける人々がいる。知的障害を持つアーティストたち。彼らの言葉は少ないが、その手から生み出される絵画や造形物は、観る者の魂を鷲掴みにするほどの力強い生命力。なぜ彼らはつくるのか。カメラは評価や解釈を挟まず、ただひたすらに彼らの日常と創作の瞬間に寄り添う。そこから見えてくるのは、社会の物差しでは測れない、人間の根源的な表現への渇望と、純粋な創造の喜び。アートの常識を覆し、生きることそのものの輝きを映し出す感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- こんなにも「人間」を撮った映画があるのかと衝撃。すごく面白かったです。
- シゲちゃんのエネルギーがとにかくすごい。見てるこっちも元気をもらえた。
- 障がい者という括りじゃなく、一人のアーティストとして描かれていて素晴らしい。映像も綺麗でした。
- 正直、どう評価していいか難しい映画だった。でも、なぜか目が離せなかったな。
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督佐藤真
- 主演---
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巨匠マーティン・スコセッシが、自身の映画的ルーツであるイタリア映画の黄金時代を巡る情熱的なドキュメンタリー。
映画監督マーティン・スコセッシが、両親と共に観たイタリア映画の記憶を辿る旅。第二次世界大戦後のイタリアで花開いたネオレアリズモの傑作群を案内人として紹介。ロッセリーニ、デ・シーカ、ヴィスコンティといった巨匠たちの作品を紐解きながら、それらが自身の感性や作風にいかに深く影響を与えたかを熱弁。単なる映画史の解説に留まらない、一人の映画青年が巨匠になるまでの魂の軌跡を映し出す、映画への愛に満ちた私的旅行記。
ネット上の声
- マーティン・スコセッシ監督がイタリア映画への想いを語りに語るドキュメンタリー作品
- 古いイタリア映画に興味のある方にオススメ
- スコセッシが4時間ひたすら熱く語る
- スコセッシのイタリア映画紹介もそうだが(戦火のかなたとかあまり心に響かなかった映
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ,イタリア
- 時間243分
- 監督マーティン・スコセッシ
- 主演マーティン・スコセッシ
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地球と共鳴する賢者たちの魂の交響曲。観る者の生命観を揺さぶるドキュメンタリー。
舞台は、母なる星・地球。登場するのは、伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨールや、宇宙の知的生命体を探す天文学者フランク・ドレイク、チベットの高僧、そして先住民族の長老たち。彼らは、それぞれの人生を通して、地球や宇宙との深遠なる繋がりを体現する存在。監督は、彼らの叡智に満ちた言葉と、圧倒的な大自然の映像を紡ぎ合わせる。それは、科学や宗教を超え、全ての生命が織りなす一つの「交響曲」のよう。この星に生きる意味を問い直し、観る者の魂に深く響き渡る、壮大な映像詩の第二章。
ネット上の声
- 生きることに疲れた時 思い出す映画です
- もう一度みたい
- 生きることに疲れた時、思い出す映画です。
- もう一度みたい
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督龍村仁
- 主演ジャック・マイヨール
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ソ連崩壊後のロシア、希望なき街で生きる兄妹の過酷な運命。衝撃的なリアリズムで描く、魂の彷徨。
ソビエト連邦崩壊直後のロシア。希望が見えない地方都市で、両親に捨てられた兄妹、ワーロジャとワーリャ。兄は妹を守るため、そして生きるために、盗みや暴力に手を染めていく。純真だった妹もまた、過酷な現実に心を蝕まれていく。凍てつくような灰色の世界で、二人は互いだけを頼りに、ただひたすら明日を求めて彷徨う。しかし、社会の底辺で生きる彼らを待ち受けるのは、容赦のない暴力と裏切りの連鎖。ドキュメンタリーのようなリアリズムで描かれる、魂の叫び。その先に待つ衝撃の運命。
ネット上の声
- 祝・カネフスキー作品再上映!その2
- 現実というのはこうも現実的なのか。
- インタビュアーの軽口には呆れるようなところもあるけれど、歴史的な資料として残して
- カンヌ映画祭受賞を初めとして世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間84分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演パーヴェル・ナザーロフ
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「地球はそれ自体がひとつの生命体である」というガイア理論。その思想に共鳴する人々の言葉と映像で綴る、魂のドキュメンタリー。
地球を一個の生命体と捉える「ガイア理論」をテーマにした、革新的なドキュメンタリー。登山家ラインホルト・メスナー、海洋学者ジャック・マイヨールなど、様々な分野の第一人者たちが登場。彼らは自らの経験を通して、自然との深いつながり、そして地球という母なる存在への畏敬の念を語る。雄大な自然の映像と、心に響く音楽、そして賢人たちの珠玉の言葉が交響曲のように重なり合う。本作は単なる自然賛歌ではない。現代人が忘れかけた、生命の根源的な意味を問い直し、私たちの生き方そのものを見つめ直すきっかけを与える、壮大なる映像体験。
ネット上の声
- 生きるということ
- こんな映画が。
- 地球の声が、聞こえますか
- 「癒し」の映画ですかね
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督龍村仁
- 主演ラインホルト・メスナー
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ナチスによるホロコースト、その最後の年に起きた悲劇。5人のハンガリー系ユダヤ人生存者が語る、絶望と希望の証言。
1944年、第二次世界大戦末期のハンガリー。ナチス・ドイツの侵攻により、平和な日常は一瞬にして地獄へと変わる。強制収容所へ送られた5人のユダヤ人男女。彼らが体験した想像を絶する非人道的な仕打ちと、極限状況下でも失われなかった人間の尊厳。戦後、奇跡的に生き延びた彼らが、数十年ぶりに故郷を訪れ、辛い記憶と対峙する。彼らの重い口から語られる真実が、現代に生きる私たちに問いかけるものとは。魂を揺さぶる、感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 人間の恐ろしさ
- なんとなく聞いたことがあったナチスによるユダヤ人迫害・虐殺が、いかに残酷なものだ
- 敗戦の兆しが強くなっているにも関わらず、ユダヤ人虐殺を止めないヒトラーのユダヤ人
- 簡単に評価したり感想を述べたりするのが相応しい作品ではないが、こういう形で記録に
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督ジェームズ・モル
- 主演---
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アメリカ北東部の小さな港町ベルファスト。そこに生きる人々の日常を静かに見つめる、巨匠フレデリック・ワイズマンの観察ドキュメンタリー。
舞台はアメリカ、メイン州の港町ベルファスト。かつては造船業で栄えたこの町も、今は静かな時の流れの中に在る。カメラは特定の主人公を追わず、ただ町をさまよう。ロブスター漁師の仕事、高校の授業風景、市議会の議論、工場のライン作業、教会での集会。そこに住む人々の会話、労働、そして生活の断片が淡々と映し出されていく。ナレーションやインタビューを一切排し、観る者に解釈を委ねるワイズマン監督の手法。4時間超えの長尺の中に浮かび上がるのは、一つの共同体のリアルな肖像。ありふれた日常にこそ宿る、人生の豊かさと複雑さ。
ネット上の声
- 誰かがワイズマンの集大成とか言ってたような言ってないような気がしたので見てみたけ
- アメリカ合衆国の社会福祉政策が実際にどのように市民を支えているか(あるいは、に支
- 最近のワイズマンは言葉に重きを置いているが、本作は行為、行程など動きを繋いでいく
- 冒頭の朝靄の中で朝日が映える波間にカモメが溶け込むショットなど神がかり的にシャー
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ
- 時間247分
- 監督フレデリック・ワイズマン
- 主演---
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天才画家が挑むのは、庭の一本のマルメロの樹。光を捉え、完璧な一枚を描き上げるための、静かで壮絶な闘いの記録。
スペイン、マドリードの秋。高名な画家アントニオ・ロペスは、自宅の庭にあるマルメロの樹を描き始める。実が最も美しく熟し、太陽の光が完璧に降り注ぐ、その一瞬をキャンバスに捉えるために。彼は枝に印をつけ、キャンバスを設置し、ひたすら自然と対峙する。しかし、天気は移ろい、光は変わり、果実は熟しすぎて落ちていく。創作の苦悩と喜び、過ぎ去りゆく時間。芸術家の眼差しを通して見る、世界のありのままの姿。
ネット上の声
- 無常、それが美の創造主
- 文字通り陽光(ひかり)を求める映画
- 予算があれば
- 主人公は実在の画家アントニオ・ロペス・ガルシア…《マドリッド・リアリズム》と呼ば
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国スペイン
- 時間139分
- 監督ヴィクトル・エリセ
- 主演アントニオ・ロペス=ガルシア
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言葉はいらない。インドからスペインへ、ロマ民族1000年の旅路を音楽と踊りで綴る魂のドキュメンタリー。
監督トニー・ガトリフが描く、流浪の民「ロマ」の壮大な歴史絵巻。物語はインド・ラジャスタンから始まり、エジプト、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、フランス、そしてスペインへと続く。ナレーションや台詞は一切なし。各地の風景に溶け込む彼らの音楽、歌、そして情熱的な踊りのみが、迫害と放浪の歴史、そして生きる喜びと哀しみを力強く物語る。魂を揺さぶる音楽の旅。
ネット上の声
- まったりまったり
- トニー・ガトリフ監督が自身のルーツであるロマをテーマに描く
- 犯罪者チャウセスクがルーマニアを壊したって歌と、イザベラ女王とヒトラーとフランコ
- トニー・ガトリフの映画の中でもこれが一番勢いがあって見やすかった記憶が
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督トニー・ガトリフ
- 主演---
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「現代思想の巨人」ノーム・チョムスキーが暴く、マスメディアが「合意を製造」するカラクリ。
「現代アメリカの良心」と称される言語学者ノーム・チョムスキー。彼が提唱する、マスメディアのプロパガンダ機能を分析した理論「マニュファクチャリング・コンセント(合意の製造)」を、豊富な映像資料と共に解き明かすドキュメンタリー。なぜ報道は偏り、大衆の意見は特定の方向へ誘導されるのか。メディアの所有構造、広告収入への依存、情報源の固定化といった「フィルター」を通して、いかにして権力者にとって都合の良い「合意」が形成されるかを鋭く告発。情報が溢れる現代社会を生きる我々にとって、必見の知的探求の旅。
ネット上の声
- ウェブ2.0をとっくの昔に予言していた!
- 「チョムスキーという人」を知る映画
- マニファクチャリング・コンセント
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国カナダ
- 時間167分
- 監督マーク・アクバー
- 主演ノーム・チョムスキー
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1980年代NY。人種、階級、セクシュアリティの壁を超え、夜ごと開かれる舞踏会で自己を表現する若者たちの、煌びやかで切実な記録。
1980年代後半のニューヨーク。アフリカ系・ラテン系のLGBTQコミュニティが生んだ、アンダーグラウンドな「ボール・カルチャー」の世界。そこでは夜ごと、豪華な衣装をまとった参加者たちが、富や美、社会的地位をテーマにしたカテゴリーで競い合う。彼らにとってボールは、貧困、人種差別、ホモフォビアといった過酷な現実から逃れ、なりたい自分になれる唯一の場所。ヴォーギングという独自のダンス、ハウスと呼ばれる疑似家族の絆。華やかな世界の裏側にある、彼らの夢と葛藤、そして生きることへの渇望を鮮烈に映し出す、伝説的ドキュメンタリー。
ネット上の声
- 80年代NYゲイ・カルチャーの光と影
- 🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏❤️🔥❤️🔥❤️🔥❤️
- ボールと呼ばれるゲイ・コンテストに集まる黒人やラテン系のゲイたちの姿を描くドキュ
- 80年代のニューヨークのボールルームカルチャーをこの解像度で記録に残したこの映画
同性愛、 ドキュメンタリー
- 製作年1990年
- 製作国アメリカ
- 時間78分
- 監督ジェニー・リヴィングストン
- 主演---
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1960年代ブロンクス。実直な父とカリスマ的なマフィア、二人の男に生き方を学ぶ少年の物語。
舞台は1960年代、ニューヨークのブロンクス。バス運転手の父ロレンツォの教えを守る少年カロジェロ。ある日、彼は街を牛耳るマフィアのボス、ソニーが起こした殺人事件を目撃。しかし、警察に口を割らなかったことでソニーに気に入られ、裏社会へと足を踏み入れることに。実直な父の愛と、危険だが魅力的なソニーからの教え。二つの価値観の狭間で揺れ動くカロジェロが、人生を左右する大きな選択を迫られる、ひと夏の成長譚。
ネット上の声
- 公民権法が成立した後でも、黒人差別は熾烈を極めたことが分かる
- くしゃみをして "お大事に" と言ってくれる女こそ理想の相手‼️
- 息子さんを持つ(持ちたい)、全ての方に。
- 暇すぎてフィルムマークスプレミアムに加入
ヒューマンドラマ、 ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間121分
- 監督ロバート・デ・ニーロ
- 主演ロバート・デ・ニーロ
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ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督フランク・マーティン
- 主演---
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伝説的アングラ漫画家ロバート・クラム。その狂気と才能の源泉を、彼の歪んだ家族を通して抉り出す衝撃のドキュメンタリー。
1990年代アメリカ。過激で猥雑な作風でカルト的人気を誇るアンダーグラウンド漫画家、ロバート・クラム。彼の創作の源泉はどこにあるのか。カメラは、彼の兄チャールズと弟マクソン、精神を病み社会から隔絶された二人の兄弟の元へ。そこには、驚くべき才能と狂気が同居する、歪んだ家族の肖像。アートとは何か、天才と狂人の境界線とは何かを問いかける、観る者の心を激しく揺さぶるドキュメンタリー。彼の作品に込められた、逃れられない宿命の記録。
ネット上の声
- テリー・ツワイゴフ監督作品
- 頑固一徹なMR. NATURALの復讐劇
- 良質ドキュメンタリー
- この映画を見た方は是非
ドキュメンタリー
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間119分
- 監督テリー・ツワイゴフ
- 主演ロバート・クラム
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伝説の女形・坂東玉三郎の芸と人生に迫る、美と幻想のドキュメンタリー。
舞台は日本の伝統芸能、歌舞伎の世界。主人公は、現代最高の女形と称される坂東玉三郎。本作は単なる舞台記録ではない。彼の芸術哲学、彼が体現する「女」という存在の本質、そしてその美を支える壮絶な稽古。カメラの視線こそが、彼の日常を切り取る「きっかけ」。完璧な芸という、決して到達できないものを追い求める苦難。生と死、そして芸が一体となる瞬間を捉え、観る者にアイデンティティと表現の根源を問いかける。美の深淵を覗き込む、幻想的な映像体験。
ネット上の声
- 大野一雄、最上級の美しさ
- 玉三郎さんは男として女を演じる事、舞台の上で人間を演じることについて語ってるんだ
- 芸術映画って退屈なのもあるけどこれは撮り方が上手いのか面白かった 青みがかった画
- ダニエルシュミットが玉三郎を撮るっていうので、どんなドラマティックに、知らない美
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国スイス,日本
- 時間100分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演坂東玉三郎
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草原は、壮大な生命の劇場。ミクロの視点で覗く、昆虫たちの24時間。そこには愛も戦いもある、驚異の世界。
フランスの片田舎、ありふれた草原の一日。しかし、その草葉の陰では、我々の想像を絶する生命のドラマが繰り広げられていた。フンを転がすカブトムシの奮闘。カタツムリたちの官能的な愛の交歓。巣作りと狩りに命を懸けるクモ。そして、突如として訪れる夕立という大災害。革新的な撮影技術が、虫たちの営みを壮大なスペクタクルとして映し出す。これは、我々の足元に広がる、もう一つの宇宙の物語。
ネット上の声
- 裏庭のジュラシック・パーク
- カタツムリの交尾 必見!
- とっても小さな宇宙
- キモメルヘン
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国フランス
- 時間73分
- 監督クロード・ニュリザニー
- 主演---
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音楽家ジョン・ルーリーが豪華ゲストと繰り広げる、予測不能でシュールな釣り紀行。これはドキュメンタリーか、それとも壮大な冗談か。
舞台は世界各地の秘境。ミュージシャンであり俳優のジョン・ルーリーが、トム・ウェイツやウィレム・デフォーといった個性派の友人たちをゲストに迎え、奇妙なフィッシング旅行へ。ジャマイカの海で巨大ザメを追い、タイの秘境でイカを釣る。しかし、そこにあるのは釣りのテクニックではなく、噛み合わない会話、突拍子もない行動、そして気まずい沈黙。果たして彼らは魚を釣ることができるのか。それとも、ただただシュールな時間を過ごすだけなのか。ドキュメンタリーの常識を覆す、唯一無二の脱力系アドベンチャーの幕開け。
ネット上の声
- ジョン ルーリー ファンに
- かなり以前に知った情報で休日にジム・ジャームッシュ監督がニール・ヤングと釣りだけ
- ジム・ジャームッシュ作品でお馴染み、ジョン・ルーリー(ミュージシャン/俳優)が脚
- 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の俳優ジョン・ルーリー…彼と親交の深い5人の
ドキュメンタリー
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間152分
- 監督ジョン・ルーリー
- 主演ジョン・ルーリー
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90年代ギャング映画あるあるを詰め込んだ、おバカで危険なパロディコメディ!フッドの日常は、ツッコミどころ満載。
1990年代、サウスセントラル。父親と暮らすためにやってきた青年アッシュトレイ。しかし、なぜか父は彼より年下で、従兄弟は核弾頭を持つ超危険人物。そんなイカれた街で、アッシュトレイは恋に落ち、ギャングの抗争に巻き込まれ、フッドの過酷な(?)洗礼を受ける。『ボーイズ’ン・ザ・フッド』など数々の名作を徹底的にイジり倒す、抱腹絶倒のブラックコメディ。真面目に見たら負けの90分。
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国アメリカ
- 時間60分
- 監督アラン・ベルリナー
- 主演アラン・ベルリナー
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レゲエの神様ボブ・マーリー、そのキャリアの頂点を記録した伝説のライブ。魂を揺さぶるメッセージと圧巻のパフォーマンス。
1980年6月13日、西ドイツ・ドルトムント。レゲエの神様、ボブ・マーリーがその短い生涯の最後に敢行した「アップライジング・ツアー」における伝説的な一夜の完全記録。すでに病魔に侵されながらも、それを微塵も感じさせないエネルギッシュなパフォーマンス。「No Woman, No Cry」「Get Up, Stand Up」など、時代を超えて愛される名曲の数々。愛と平和、そして抵抗のメッセージを込めた魂の歌声が、満員の観客と一体となる奇跡の瞬間。彼の音楽が持つ普遍的な力を体感する、圧巻のライブフィルム。
ネット上の声
- 目を閉じ、自分の心の奥深くに降りていって歌うボブ・マーリー
- 全てが強くて、格好良い
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国イギリス
- 時間84分
- 監督ステファン・ポール
- 主演ボブ・マーリィ
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天才監督ヴェルナー・ヘルツォークが語る、狂気の俳優クラウス・キンスキーとの愛憎渦巻く15年間。
映画史に刻まれる狂気の俳優、クラウス・キンスキー。そして、彼と5本の傑作を生み出した天才監督、ヴェルナー・ヘルツォーク。これは、監督自らが語る、二人の壮絶な関係の記録。撮影現場での罵り合い、殺意さえ抱いた衝突、そして奇跡的な創造の瞬間。友情と憎悪、尊敬と軽蔑が入り混じる、常軌を逸したパートナーシップの真実。二人の天才が魂を削り合った、創造の現場への招待。
ネット上の声
- ヘルツォーク&キンスキー
- まるで夫婦のよう
- 今は亡きキンスキーの怪優ぶりを回顧する内容のはずが監督でキンスキーとは何本も組ん
- キンスキーへの憎しみと愛情
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国ドイツ,イギリス
- 時間95分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演クラウス・キンスキー
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シカゴの巨大公営住宅、そこに生きる人々の日常と葛藤。社会の縮図を静かに見つめる、フレデリック・ワイズマン監督の傑作ドキュメンタリー。
舞台は、1990年代のアメリカ・シカゴに実在した巨大公営住宅。ナレーションやインタビューを一切排し、観察者の視点に徹するドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマン。そのカメラが映し出すのは、貧困、ドラッグ、暴力といった問題に直面しながらも、日々を懸命に生きる住民たちのありのままの姿。住民会議、若者たちの交流、警察の介入、福祉担当者との面談。そこには、社会システムの限界と、それでも失われることのない人間の尊厳やコミュニティの絆。観る者に、現代社会が抱える問題を静かに、しかし鋭く問いかける、3時間超の映像詩。
ネット上の声
- ジャクソンハイツ先に観てるから、作りは似てるが現場の問題のハードさがもう痛い痛い
- アプローチこそ当然違えど精神性としてはケン・ローチに通ずるものを感じた、公助が行
- 「ワイズマンがしていること、それはキャメラによる一般化によって日常を変容させ、そ
- ワイズマンの映画はめんどくさいので全部スコア5でいいのですがこれの特に面白かった
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国アメリカ
- 時間195分
- 監督フレデリック・ワイズマン
- 主演---
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1969年、歴史を動かした3日間。50万人の若者が集った伝説の祭典「ウッドストック」の全てを記録した音楽ドキュメンタリーの金字塔。
1969年8月、ニューヨーク州の片田舎。ベトナム戦争が泥沼化し、社会が揺れ動く中、「愛と平和と音楽」を求めて50万人の若者が集結した。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ザ・フー。伝説のアーティストたちが繰り広げる圧巻のパフォーマンス。そして、豪雨や食糧不足を乗り越え、参加者たちが築き上げた奇跡的な共同体。単なる音楽イベントではなく、一つの時代を象徴する文化的現象となった3日間。その熱気、混沌、そして感動を、未公開映像を加えて再編集した決定的記録。
ネット上の声
- 水浴び女子に釘付け、極上のドキュメント
- 愛と平和の祭典!
- 伝説感は感じる!!
- バンドサークル時代に、夏の合宿でウッドストック69(本作)とウッドストック99の
ドキュメンタリー
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間224分
- 監督マイケル・ウォドレー
- 主演ジョー・コッカー
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1972年ミュンヘン五輪、平和の祭典を襲ったテロ事件の真相。唯一の生存者が語る、戦慄のドキュメンタリー。
1972年、西ドイツ・ミュンヘン。平和の祭典であるオリンピックの選手村に、パレスチナの過激派組織「黒い九月」が侵入。イスラエル選手11名を人質に取るという、世界を震撼させた事件の発生。犯人グループは仲間の解放を要求するも、西ドイツ政府の未熟な対応が事態を悪化させていく。唯一生き残った実行犯の生々しい証言と、当時のニュース映像を交え、緊迫の21時間を克明に再現。交渉の裏側と、悲劇的な結末に至るまでの全貌。
ネット上の声
- このドキュメンタリーが世に出た奇跡に驚愕
- 犯人の言葉に何も言えなくなりました。。
- 思惑によって
- 真実の重み
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国スイス,ドイツ,イギリス
- 時間91分
- 監督ケヴィン・マクドナルド
- 主演---
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永遠の妖精、オードリー・ヘプバーン。その輝かしいキャリアと知られざる素顔に迫る感動のドキュメンタリー。
ハリウッド黄金期に輝いた伝説の女優、オードリー・ヘプバーン。その生涯を、息子や親しい友人たちの証言、貴重な映像と共に振り返る。第二次世界大戦下のオランダで過ごした少女時代。ローマの休日での鮮烈なデビューと、アカデミー賞受賞。ファッションアイコンとしての地位確立。そして、華やかな世界の裏にあった二度の結婚と離婚、母親としての喜びと苦悩。晩年、ユニセフ親善大使として世界の子どもたちのために尽力した彼女の姿は、多くの人々の心を打つ。スクリーンの中の妖精ではない、一人の人間としてのオードリーの真実の物語。
ネット上の声
- 何回か見てるはずw
- 外見も内面も素敵で、愛に溢れた人だったからこそ近しい人からも世間からも好かれたん
- オードリー・ヘップバーンが出演した映画の名場面はもちろん、オードリー本人へのイン
- オードリーヘップバーンはほんとの意味での自信があったんじゃないかな、と思う
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間66分
- 監督ジーン・フェルドマン
- 主演オードリー・ヘプバーン
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1968年、ザ・ローリング・ストーンズが主催。ロックの伝説たちが集結した、一夜限りの奇跡のサーカス・ショーが今、蘇る。
1968年、ロンドン。ザ・ローリング・ストーンズの呼びかけで、ロック史に輝く伝説たちが一堂に会した。ジョン・レノン、エリック・クラプトン、ザ・フー…。サーカス団のセットの中で繰り広げられる、一夜限りの夢の饗宴。ジョンがヨーコ・オノらと組んだスーパーバンド「ザ・ダーティー・マック」の演奏や、ザ・フーの圧倒的パフォーマンスは必見。そして、亡くなる直前のブライアン・ジョーンズを含むストーンズが、最高の演奏でショーを締めくくる。約30年間封印されていた、奇跡の記録。
ネット上の声
- 脂の乗りきったミック・ジャガーの「悪魔の憐れむ歌」パフォーマンスだけでも見る価値
- 若いローリングストーンズの映像とか殆ど見たことなかったから新鮮だったしかっこよか
- 昨日はジョージ・ハリスンの追悼ライブ「コンサート・フォー・ジョージ」見たけど今日
- 大画面で見るキース・リチャーズの眼帯姿に惚れ惚れした ミック・ジャガーの動きと歌
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国イギリス
- 時間66分
- 監督マイケル・リンゼイ=ホッグ
- 主演ザ・ローリング・ストーンズ
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シカゴのスラム街からNBAを目指す二人の少年。バスケットボールに夢を託した、5年間の軌跡を追うドキュメンタリー。
舞台は1980年代末のシカゴ。NBA選手になることを夢見る二人の少年、アーサーとウィリアム。名門私立高校にスカウトされ、夢への第一歩を踏み出すも、彼らを待ち受けていたのは厳しい現実。貧困、人種差別、そして度重なる怪我。家族の期待という重圧を背負いながら、彼らはコートの上で輝きを放とうと奮闘。夢を追いかけることの本当の意味を問いかける、感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- アメリカンドリームの光と影を教えてくれた映画
- もう一回、観たい!いや、何回でも!
- スティーヴ・ジェームズ監督作品
- 3時間近い時間があっという間
バスケット、 ドキュメンタリー
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間169分
- 監督スティーヴ・ジェームズ
- 主演アーサー・エージー
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狂気の撮影現場、傑作誕生の裏側。巨匠コッポラを襲う、映画製作という名の戦争。
1970年代、フィリピンのジャングル。映画監督フランシス・フォード・コッポラが挑む、ベトナム戦争映画「地獄の黙示録」の壮絶な撮影記録。度重なるトラブル、膨れ上がる予算、そして主演俳優の交代劇。狂気に蝕まれ、心身ともに追い詰められていくコッポラの姿。傑作はいかにして生まれたのか、その混沌と葛藤の全て。
ネット上の声
- 撮影の生々しいドキュメント。
- コッポラのドキュメント
- 一つの戦争を作った
- コッポラの「本気」
ドキュメンタリー
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督ファックス・バー
- 主演サム・ボトムズ
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地下鉄サリン事件後、オウム真理教の内部へ潜入。広報部長・荒木浩の視点から、信者たちの日常と苦悩を映す衝撃のドキュメンタリー。
1995年の地下鉄サリン事件から2年後の日本。世間から「悪の集団」と見なされるオウム真理教。カメラは、当時28歳の広報部長・荒木浩に密着。マスメディアとの応酬、警察による強制捜査、そして信者たちの素顔。彼らはなぜ教団に残り続けるのか。監督・森達也が一切のナレーションやBGMを排し、ただひたすらに彼らの日常を記録。善と悪、加害者と被害者という二元論では語れない、人間の複雑な内面を突きつける問題作。
ネット上の声
- 信者を転ばしたのに怪我した演技してた警察ゴミだろ‼︎
- 荒木浩さん30年後何してますか?あれから30年。AGAMAI
- 徹底してひたすら「人間」を撮り続けた作品
- 麻原彰晃逮捕後のオウム真理教の内部、及び
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督森達也
- 主演---
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地球という名の生命体と共鳴する人々の生き様を追う、魂のドキュメンタリー。星野道夫が語る、アラスカの生命の循環。
写真家・星野道夫が最期のメッセージを遺したアラスカの雄大な自然。生物学者リン・マーギュリスが提唱する、全ての生命が共生する「ガイア理論」。本作は、地球を一つの生命体と捉え、その声に耳を澄ます人々の姿を映し出すドキュメンタリーシリーズ第三弾。彼らの言葉と眼差しを通して見えてくるのは、人間と自然、生と死が織りなす壮大な生命の物語。我々がどこから来て、どこへ向かうのかを問いかける、深遠な映像詩。
ネット上の声
- 自然の驚異を感じます
- 自然と生きるってこういうことなのね。
- ガイアシンフォニーこの映画の裏で流れる音楽、最初はハワイアン系の海外音楽と思って
- フィーチャーしようとしといた写真家が事故で亡くなりその作家についての人々のお話
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督龍村仁
- 主演星野道夫
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ハリウッド映画100年の歴史。スクリーンに隠され、描かれてきたLGBTQ+の表象を解き明かすドキュメンタリー。
ハリウッド映画の誕生から100年。その華やかなスクリーンの裏側で、同性愛者たちはどのように描かれてきたのか。本作は、数々の名作映画のクリップと関係者のインタビューを通じ、その隠された歴史を暴き出す画期的なドキュメンタリー。かつては検閲によって存在を消され、あるいは道化や脅威として戯画的に描かれたLGBTQ+のキャラクターたち。時代と共に変化するその表象の変遷を丹念に追うことで、映画がいかに人々の認識を形成し、社会に影響を与えてきたかを浮き彫りにする。映画史の光と影を巡る、知的で刺激的な旅。
ネット上の声
- あの映画も?
- 隠されてきた記録、そして今につづく
- 観ていて見えていなかったものたち。
- そんな意味が隠されていたとは!
同性愛、 実話、 ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督ロブ・エプスタイン
- 主演トム・ハンクス
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北海道の小さな町で、重度の障害を持つ息子と家族の16年間を記録。命の輝きと家族の愛を静かに見つめるドキュメンタリー。
北海道・浦河町。脳性まひで重度の障害を持つ遠藤和さんと、彼を支える家族の16年間にわたる日常の記録。カメラは、常に笑顔で「えんとこ(こっちへおいで)」と人を惹きつける和さんの姿を追う。しかし、その笑顔の裏には、厳しいリハビリや社会との壁、そして家族の葛藤。当たり前の日常の中にきらめく、かけがえのない命の輝きと、揺るぎない家族の愛の形。観る者の心を静かに揺さぶる感動の軌跡。
ネット上の声
- 最初に玄関前からスタートして、ゆっくりキッチンを通って部屋に行くあたり、こんな部
- 障害を持つ遠藤さんの福祉を追ったドキュメンタリーという紹介では決して済まされない
- いまの介護の仕事をするまえに観たときは、障害があっても誰かの助けを受けて生きてい
- 予備知識なしで観に行ったら、自分と似たような思考の人が自分の生まれた年にいる
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督伊勢真一
- 主演---
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重い病と闘う少年とその家族の愛と葛藤。命の輝きと希望を描く、感動のヒューマンドラマ。
現代の日本。白血病という重い病を宣告された少年、忠雄。彼の日常は、病院での辛い治療と、先の見えない不安に一変。しかし、彼は決して希望を捨てない。彼を支えるのは、献身的な母親、不器用ながらも愛情深い父親、そして温かい友人たち。病魔との闘いの中で描かれる、家族の絆と生命の尊さ。当たり前の日常がどれほどかけがえのないものか。少年が願う「おてんとうさま」とは何を意味するのか。涙なしには見られない、愛と再生の物語。
ネット上の声
- 記憶は薄れ、死に近づいていく妻の姿をカメラは捉えられなくなっていく
- いやもうこれは完全に佐藤真の映画でしょ(クレジットは構成・編集)
- 山形国際ドキュメンタリー映画祭2017
- 編集、構成は佐藤真
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督---
- 主演坂本トミ子
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クラシック界最高の指揮者セルジュ・イオアン・チェリビダッケ(1912~1996)の肖像を描くドキュメンタリー。監督・脚本・編集はチェリビダッケの実の息子であるセルジュ・イオアン・チェリビダーキ(チェリビダッキの本名)。劇中曲の指揮はチェリビダッケ、演奏はミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団。チェリビダッキはフルトヴェングラーと並ぶ今世紀最高の巨匠のひとりで、レコーディングを拒否し、生涯生演奏至上主義を貫いたことで特に知られる。戦後、ベルリンフィルを再建し、フルトヴェングラーを戦犯容疑から晴らし彼の復帰に尽力したが、主義の違いから楽団を離れ、変転の末にミュンヘンフィルおよびミュンヘン市の音楽総監督として迎えられ、巨大な業績を遺した。本作ではパリ郊外の自宅ですごす様子や、後進の指揮者に対して厳しくも懇切丁寧に指導にあたる模様、さらにオーケストラ・リハーサルでの華麗にして力強い指揮の姿などを通して、偉大な指揮者である彼の指揮に賭けた情熱、音楽観、そして人生観などを浮かび上がらせている。
ネット上の声
- 映画はどうでも良いんだけどチェリビダッケが凄い
- Sergiu Celibidache(1912-96)
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国フランス
- 時間147分
- 監督セルジュ・イオアン・チェリビダッケ
- 主演セルジュ・チェリビダッケ
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ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ
- 時間52分
- 監督ピーター・クラン
- 主演---
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20世紀を代表する芸術家クリスト&ジャンヌ=クロードの活動を長年にわたり追い続けてきた、ヒッセン兄弟監督による渾身のドキュメンタリー。
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ヴォルフラム・ヒッセン
- 主演クリスト・ヤヴァシェフ
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窯業の里・信楽を舞台に、身体の障害を乗り越えてこの町で働く人々の姿を描くドキュメンタリー。監督は「世なおし準公選」の西山正啓。撮影は同作の一之瀬正史がそれぞれ担当。(16ミリ)
ドキュメンタリー
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督西山正啓
- 主演---
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エリック・クラプトンが、1994年に行ったライブの模様を収録したライブフィルム。
「ギターの神様」とも称されるシンガーソングライターでギタリストのエリック・クラプトン。2025年に80歳になった彼が、約60年におよぶキャリアの中で真正面からブルースと向き合った作品のひとつが、1994年のアルバム「From the Cradle」と言われている。本作は、そんな「From the Cradle」を引っ提げて開催されたツアーの中から、1994年11月8、9日の2日間にわたりサンフランシスコの老舗ライブハウス「ザ・フィルモア」で行われたライブの模様を収録した。
力強いボーカルやブルース愛がほとばしるギター演奏など、生涯をかけてブルースへの情熱を注ぐクラプトンの伝説的ライブの模様はもちろんのこと、本作の製作総指揮を務めたマーティン・スコセッシが行ったクラプトン本人へのインタビューや、マディ・ウォーターズやB・B・キングらブルースミュージシャンたちへのインタビューも収めている。
ネット上の声
- クラプトン版ブルースの教科書!
- そのブルース愛に感動
- 至福の時間🌀
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督---
- 主演エリック・クラプトン
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疾走する車内から、失踪した恋人の名を叫び続ける男。90年代の閉塞感を突き破る、伝説のロードムービー。
1997年、日本のありふれた地方都市。ビデオカメラを片手に、恋人「由美香」を探し続ける監督・平野勝之本人。ある日突然、同棲していた恋人が姿を消した。彼は彼女を探すため、一台の車に乗り込み、当てもない旅に出る。カメラを回し続け、行く先々で出会う人々に「由美香を知りませんか?」と問いかける平野。彼の狂気にも似た行動は、次第に周囲を巻き込み、虚構と現実の境界線を曖昧にしていく。彼の絶叫は、失われた愛への叫びか、それとも時代への苛立ちか。観る者の心を激しく揺さぶる、私小説的ドキュメンタリーの衝撃的な結末。
ネット上の声
- ドキュメント、チャリンコ愛過多
- 他の作品も再販を!
- AV監督の平野勝之が伝説のピンク女優、林由美香と不倫に陥り東京から北海道の礼文島
- 落ちぶれたAV女優と不倫関係にあったAV監督が2人で自転車で北海道を目指す旅を撮
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督平野勝之
- 主演林由美香
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パリの地下鉄に響く、故郷を追われた音楽家たちの魂の旋律。亡命の苦悩と希望のドキュメンタリー。
華の都、パリ。その地下鉄の構内で、美しい音色を奏でる音楽家たち。彼らは皆、紛争や政変によって故郷を追われた亡命者。ボスニア、ルーマニア、ベトナム…。それぞれの胸に秘めた壮絶な過去。音楽だけが、彼らにとってのアイデンティティであり、生きる希望。カメラは、彼らの演奏風景と日常、そして痛切な告白を静かに映し出す。異国の地で奏でられる望郷のメロディ。その音色が問いかける、平和と人生の意味。
ネット上の声
- パリの地下鉄で演奏する移民風情な人々の様子が続くうちに、アンダーグラウンドの意味
- ヨレヨレのガンズTシャツを着てギターの練習をしていた長男が、楽器をバイオリンに替
- 思いがけずめちゃくちゃ好みの映画でウキウキが止まらなかった
- パリのメトロで演奏するミュージシャンたちのドキュメンタリー
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国オランダ
- 時間115分
- 監督エディ・ホニグマン
- 主演---
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失われた記憶が映写される不思議な映画館「蜃気楼劇場」。現実と幻想が交錯する、時空を超えた映像詩。
都会の片隅にひっそりと佇む、忘れ去られた映画館「蜃気楼劇場」。そこでは、観客の記憶や土地に眠る歴史が、まるで映画のようにスクリーンに映し出される。映写技師の老人は、訪れる人々の心象風景をフィルムに焼き付け、過去と現在を繋ぐ。ある日、自らの過去を探す一人の女性の来訪。彼女の記憶から浮かび上がるのは、戦争の傷跡か、それとも淡い恋の思い出か。幻想的な映像で綴られる、記憶と忘却を巡る物語。
ネット上の声
- かなりながーーく劇場設営の場面が映される。 もっとインタビューを見...
- お酒を飲んで、作って、壊して、そこでまたみんなで野球する、最高では
- 私はやはり杉本監督作品の中で一番好きです
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督杉本信昭
- 主演維新派
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湾岸戦争後のクウェート。燃え盛る油田地帯を舞台に、人類の愚行と破壊された地球の姿をSF的視点で描く黙示録的ドキュメンタリー。
1991年、湾岸戦争終結直後のクウェート。そこは、撤退するイラク軍によって火を放たれた油田が燃え盛る、地獄のような光景。ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、この惨状を遠い惑星の出来事のように、ナレーションとクラシック音楽で荘厳に映し出す。これは単なる戦争記録ではない。破壊のスペクタクルを通して、人類の狂気と地球の悲鳴を問いかける、唯一無二の映像詩。黒い煙に覆われた空の下、我々が目撃する世界の終焉。
ネット上の声
- 「ワーグナー、ヴェルディ、マーラーの壮麗な音楽を背景に描かれる湾岸戦争のドキュメ
- 『問いかける焦土』は、観に行った他の4作品に比べて2〜3倍の客入りで驚いた と思
- 『戦争』というものの普遍性が虚実を織り交ぜて炙り出されている映像作品
- 川越スカラ座、川越ドイツ映画祭2020にて
ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国イギリス,フランス,ドイツ,スペイン
- 時間60分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演---
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かつてドイツで施行されていた同性愛を禁じる「刑法175条」を題材に描いたドキュメンタリー。
1871年に制定され、1994年に撤廃されるまで120年以上にわたって存在した刑法175条。特にナチスドイツ支配下で男性同性愛者は激しく弾圧され、同法によって捕まった約10万人のうち1万から1万5000人が強制収容所へ送られて強制労働や医学実験に供された結果、生存者は約4000人、本作の製作時に生存を確認できたのはわずか10人に満たなかったという。6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通し、その衝撃的な事実に迫る。
アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマンが共同で監督を務め、イギリス人俳優ルパート・エベレットがナレーションを担当。2000年・第50回ベルリン国際映画祭で最優秀記録映画賞と審査員特別賞を受賞するなど世界各地で数々の映画賞を獲得した。2024年3月、デジタルリマスター版にて劇場公開。
ネット上の声
- 2024/05/25鑑賞
- 『大いなる自由』観て心打たれたから観ようとは思ったんわけど、当直明けでお酒飲んで
- 最近では『大いなる自由』で描かれていた、ドイツの同性愛を禁ずる法律と、ナチスがそ
- 「大いなる自由」公開記念、ナチス政権下で迫害された同性愛者たちを描くドキュメンタ
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ,イギリス,ドイツ
- 時間81分
- 監督ロブ・エプスタイン
- 主演---
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古い映写機を担ぎ、中国の農村を旅する一人の日本人。映画を通じて、国境を越えた心の交流を描くロードムービー。
1990年代の中国。主人公は、移動映画屋の日本人、原。彼は「包(パオ)」と呼ばれる手作りの映写機と発電機をリヤカーに乗せ、中国各地の農村を巡る旅。上映するのは、かつて中国で人気を博した日本の古い映画。言葉も通じない村人たちと、映画という共通言語で心を通わせていく原。しかし、彼の旅は単なる文化交流ではない。そこには、彼の過去と、日中関係の複雑な歴史が影を落とす。旅の果てに彼が見つけるものとは何か。雄大な中国の自然を背景に、一人の男の旅路と人々の出会いを静かに見つめる感動の一作。
ネット上の声
- 台湾の香具師(やし)のドキュメンタリー
- 最高!ショーの映画だから音楽が鳴り響いているのだが、その隙間を埋める清水靖晃の劇
- アホンさん家族は地元でパフィーマンス付きの移動ドラッグストアでチビチビ生活費を稼
- 素人目から見ても編集が乗っていて監督はここぞ!という明確なビジョンが撮影の段階で
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督柳町光男
- 主演葉天爽
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伝説のレゲエ・ミュージシャン、ボブ・マーリィ。彼の音楽とメッセージに迫る、魂のドキュメンタリー。
「レゲエの神様」ボブ・マーリィ。その短くも激しい生涯を、貴重なライブ映像とインタビューで綴る音楽ドキュメンタリー。ジャマイカの貧困から世界的スターへ。彼の音楽に込められた愛、平和、そして抵抗のメッセージ。政治的対立が激化する母国での平和コンサート、そして病との闘い。彼の言葉と歌声が、今もなお世界中の人々の心を揺さぶり続ける理由。伝説の裏にある、一人の人間としてのボブ・マーリィの素顔。
ドキュメンタリー
- 製作年1991年
- 製作国イギリス
- 時間86分
- 監督デクラン・ローニー
- 主演---