-
真田広之が主演・プロデューサーを務め、ハリウッドのクリエイターたちとともに壮大なスケールで戦国時代の日本を描いた、ディズニープラス配信のオリジナルドラマシリーズ。ドラマ界のアカデミー賞と言われる第76回エミー賞のドラマシリーズ部門で作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)など18部門を受賞するという快挙を成し遂げたことで大きな話題を集めた。この受賞を記念して、全6話のドラマの第1話と第2話を、2024年11月16日から全国の映画館で期間限定上映。
天下を治めていた太閤亡き後、世継ぎの八重千代が元服するまでの政治を任された「五大老」のひとりである戦国武将の吉井虎永は、覇権を狙うほかの五大老たちと対立し、包囲網を徐々に狭められていた。そんなある日、イギリス人の航海士ジョン・ブラックソーン(按針)が虎永の領地へ漂着する。虎永は、家臣である戸田文太郎の妻で、キリスト教を信仰して語学にも堪能な戸田鞠子に按針の通訳を命じる。按針と鞠子の間には次第に絆が生まれていき、按針を利用して窮地を脱した虎永は、按針を侍の地位に取り立てることにするが……。
原作は、1980年にもアメリカで実写ドラマ化されたジェームズ・クラベルのベストセラー小説「将軍」。エグゼクティブプロデューサーに「トップガン マーヴェリック」を手がけたジャスティン・マークスら。虎永を真田広之が演じ、「説得」「レディ・マクベス」のコズモ・ジャービスがジョン・ブラックソーン/按針、「ワイルド・スピード ジェットブレイク」のアンナ・サワイが鞠子に扮した。そのほか、浅野忠信、平岳大、西岡德馬ら日本人キャストも出演。
ネット上の声
- ディズニーで一挙に見た。原作がよくできているのだと思う。主役は、ガ...
- 毎度の如く事前情報は皆無で臨んだので、序盤真田広之演じる虎長は加藤清正?と勘違い
- 日本の時代劇等 海外のなんちゃってニホンサムライ どちらにも寄りすぎず グローバ
- エミー賞受賞記念Chapter1按針Chapter2二人の主君に仕えて
時代劇
- 製作年2024年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョナサン・ヴァン・タルケン
- 主演真田広之
-
これまでも数多く映画、ドラマ化された池波正太郎のベストセラー時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズを、池波正太郎生誕100年となる2023年に豊川悦司主演で映画化した2部作の第2部。
梅安が相棒の彦次郎と京に向かう道中、ある男の顔を見て彦次郎は憎しみを露にする。その男は彦次郎の妻と子を死に追いやった、彦次郎にとっては絶対に許せない仇だった。そして、上方の顔役で殺しの依頼を仲介する元締から彦次郎の仇の仕掛を依頼された梅安は、浪人の井上半十郎とすれ違う。井上と梅安もまた憎悪の鎖でつながれていた。
梅安役の豊川、彦次郎役の片岡愛之助をはじめ、菅野美穂、小野了、高畑淳子、小林薫が第1部につづき顔をそろえるほか。第2部ゲストとして椎名桔平、佐藤浩市、一ノ瀬颯が出演。監督も第1部から引き続き河毛俊作が手がけた 。
ネット上の声
- 過去の因縁を斬る第2部、ダークヒーローの物語は続く
- ⭕見応え特大の時代劇で楽しめました😃⤴️⤴️
- 梅安から浮かぶ日本の時代劇の粋と凄み
- ずっと見たかった続編をようやく鑑賞
時代劇
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督河毛俊作
- 主演豊川悦司
-
「孤狼の血」「凶悪」の白石和彌監督が初めて時代劇のメガホンをとり、「ミッドナイトスワン」の草彅剛を主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く。
身に覚えのない罪をきせられたうえに妻も失い、故郷の彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしていた。実直な格之進は、かねて嗜む囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心がけている。そんなある日、旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は復讐を決意。お絹は仇討ち決行のため、自らが犠牲になる道を選ぶが……。
草彅扮する格之進の娘・お絹を清原果耶が演じるほか、共演には中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼ら豪華俳優陣が集結。「凪待ち」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけた。
ネット上の声
- 物語、演技、演出をおおむね楽しめたが、若干の物足りなさも
- 草彅剛さんの演技は素晴らしいと思ったのですが‥
- 草彅剛の持ち味が見事なまでに溶け合った秀作
- 塚口サンサン劇場にて鑑賞
時代劇
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督白石和彌
- 主演草なぎ剛
-
遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。17世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日本を目指す若き宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキチジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けながら自らの信仰心と向き合っていく。スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の企画で、主人公ロドリゴ役を「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが演じた。そのほか「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバーらが共演。キチジロー役の窪塚洋介をはじめ、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシといった日本人キャストが出演する。
ネット上の声
- 17世紀キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期!隠れキリシタンと呼ばれる人々
- 『形だけでいいから...。』というところにこそ潜む本質
- なぜこんなに高評価なのかを確かめて下さい
- エンドロールに答えが…凄い。スコセッシ。
時代劇、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年2016年
- 製作国アメリカ,イタリア,メキシコ
- 時間162分
- 監督マーティン・スコセッシ
- 主演アンドリュー・ガーフィールド
-
巨匠・黒澤明が構想10年・製作費26億円をかけて完成させたライフワーク的作品で、シェイクスピアの悲劇「リア王」をベースに毛利元就の「3本の矢」の故事などを取り入れながら、裏切りと憎しみの中で殺し合う人々の姿を壮大なスケールで活写した戦国時代劇。70歳を迎えた猛将・一文字秀虎は、家督を3人の息子に譲ることを決意する。息子たちの団結を信じきって自らは隠居を望む弱気な父に対し、3男の三郎は異を唱えるが、怒った父に追放されてしまう。しかし三郎の予想通り、兄の太郎と次郎は秀虎に反旗を翻し、血で血を洗う骨肉の争いが始まる。ワダ・エミが衣装を担当しアカデミー衣装デザイン賞を受賞。公開から30年を経た2015年に4Kデジタル修復版としてよみがえり、第28回東京国際映画祭「Japan Classics」部門で上映された後、17年4月より劇場公開。
ネット上の声
- ストーリーはリア王なので、詳細は省くとして、とにかく画像というか、...
- 『夢を見ていた…』から物語が動き出すの、黒澤明だ!!って興奮した
- 骨肉の悲劇~巨匠、執念のライフワーク
- 大掛かりな哲学的舞台芸術のよう
時代劇
- 製作年1985年
- 製作国日本,フランス
- 時間162分
- 監督黒澤明
- 主演仲代達矢
-
「人間の條件」などで知られる社会派の名匠・小林正樹が初めて本格時代劇に挑み、1963年・第16回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した作品。滝口康彦の小説「異聞浪人記」を原作に、「七人の侍」などの名脚本家・橋本忍が脚色を手がけ、武家社会や武士道の残酷さを描いた。寛永7年10月、井伊家の江戸屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が現れ、生活苦から切腹したいので庭先を貸して欲しいと申し出る。近頃、江戸では金に困った浪人が他人の屋敷の玄関先で切腹すると申し出て金品を巻き上げる手口が横行していた。井伊家の家老・斎藤勘解由は半四郎に、春先に同じ用件でやって来た千々岩求女という浪人の話をする。浪人たちの強請同然の手口に悩まされていた勘解由は、死ぬつもりなどない求女に庭先を貸し与え、本当に切腹にまで追い込んだのだ。話を聞き終えた半四郎は、勘解由に衝撃的な事実を語りだす。半四郎を仲代達矢、勘解由を三國連太郎が演じた。
ネット上の声
- バチバチにキマったカメラワークと回想で進む展開が秀逸すぎる
- 正義とは何かという問いをつき詰める映画。
- u nextは3月に終わる映画が多いから困ったな
- 終始画面から伝わる迫力に釘付けだった。
時代劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督小林正樹
- 主演仲代達矢
-
イ・ビョンホンが初の時代劇で1人2役に挑み、韓国で1000万人を超える観客を動員した大ヒット作。実在した李氏朝鮮の第15代国王・光海の史実とフィクションを交え、理性を失った暴君の影武者になった道化師が、真の王として目覚めていく姿を描く。1616年、朝鮮王朝15代国王・光海は、王位を狙う者からの暗殺を恐れ、次第に暴君と化していく。一方、王と瓜二つの顔立ちで、堕落した国王の風刺劇を演じていた道化師ハソンは、宮廷に連れて行かれ、光海の影武者に仕立てあげられる。王としての振る舞いや宮廷の生活に慣れるに従い、政治のあり方に疑問を抱き始めたハソンは、やがて政治の場で自ら発言を始める。
ネット上の声
- やっぱり、イ・ビョンホンは上手い役者だ。
- 良作程度の印象、からサウォルの所以降大泣
- 韓国嫌いだけで、汚してほしくない秀作。
- 【特薦】喜怒哀楽、そして叡知。超良作。
時代劇
- 製作年2012年
- 製作国韓国
- 時間131分
- 監督チュ・チャンミン
- 主演イ・ビョンホン
-
監督デビュー作「紅いコーリャン」(87)でベルリン映画祭金熊賞、「紅夢」(91)でベネチア映画祭銀獅子賞、「活きる」(94)でカンヌ映画祭審査員賞の名匠チャン・イーモウが、唐代の詩仙、李白の詩に発想を得て、武侠映画に初挑戦。「ストーリーを色彩で語る」をコンセプトに、撮影にクリストファー・ドイル、アクション監督に「スパイダーマン」「少林サッカー」のチン・シウトンを配し、始皇帝暗殺を企てる刺客5人を描く。
ネット上の声
- アジア発 衝撃の映像革命(万歳!)
- 99分間のオリエンタル・ビューティ...
- わたしとジェットリー(3) 夢の対決
- 「羅生門」風のアクション佳作。
時代劇、 カンフー
- 製作年2002年
- 製作国香港,中国
- 時間99分
- 監督チャン・イーモウ
- 主演ジェット・リー
-
原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で医学を学んだ青年保本は、医師見習いとして小石川養生所に住み込む。養生所の貧乏臭さやひげを生やした無骨な所長赤ひげに反発する保本は、養生所の禁を犯して破門されることすら望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさに触れ、また彼を頼る貧乏人に黙々と治療を施すその姿に次第に心を動かされていった……。
ネット上の声
- 厚生・文部・法務大臣に「赤ひげ」がいたら
- 年内でなんとか3000レビューを達成しました
- 威厳と寛容、そして医師としての謙虚さ
- 原作山本周五郎小説『赤ひげ診療譚』
病院(医療モノ)、 医師、 時代劇
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間185分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
名作「用心棒」の続編ともいえる作品で、前作では桑畑を名乗った三十郎が椿三十郎として活躍。キャラクターとしてはより人間味が増し、ユーモアと知略を駆使し、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍をその凄腕で助けていく。加山雄三をはじめとした血気にはやる若侍たちをうまく制御し、敵方の用心棒仲代達矢と知恵比べをしつつ、有名なラストの決闘シーンへと物語は導かれていく。
ネット上の声
- やっぱ、三船・黒沢コンビこそ最強でしょ!
- 今見ても充分通じるのではないだろうか。
- ハン・ソロの原型は「椿三十郎」だわ!
- うわ!完璧!娯楽時代劇の真髄!!
時代劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
二組のやくざが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がふらりと流れ着く。男はやがて巧みな策略で双方を戦わせ、最後には自らの刀を抜きやくざたちを倒す。町の平和を取り戻した彼は、またいずこへとも知れず去っていく……。時代劇に西部劇の要素を取り入れた痛快娯楽活劇。ピストルにマフラーのニヒルな殺し屋を演じた新鋭・仲代達矢の存在感が光る。64年にはセルジオ・レオーネ監督が本作をもとにマカロニウエスタン「荒野の用心棒」を作り、大ヒットした。
ネット上の声
- 痛快娯楽時代劇の真髄!最後まで飽きない!
- 三船敏郎がもうただただかっこいい、、、
- 本当に良い映画というのは何年経っても
- 三船あっての、黒澤作品でしょう。
時代劇
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
これまで幾度も映像化されてきた池波正太郎のベストセラー小説「鬼平犯科帳」シリーズを、十代目・松本幸四郎主演で新たに映像化する時代劇シリーズの劇場版。2024年1月放送のテレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」に続く本作では、主人公の鬼平こと長谷川平蔵の過去と現在を交錯させながら、それぞれの時代で愛する者を救うため立ち上がる平蔵の熱き姿を描き出す。
長谷川平蔵のもとに、彼が若い頃に世話になった居酒屋の娘・おまさが現れ、密偵になりたいと申し出る。平蔵にその願いを断られたおまさは、平蔵が芋酒屋主人と盗賊の2つの顔を持つ鷺原の九平を探していることを知り、独断で調査に乗り出すが……。
テレビスペシャルに続いて、若き日の鬼平・長谷川銕三郎を幸四郎の実子である八代目・市川染五郎が演じた。そのほか平蔵の妻・久栄を仙道敦子、密偵・おまさを中村ゆりが演じ、劇場版ゲストとして志田未来、北村有起哉、松本穂香、中井貴一、柄本明が出演。
ネット上の声
- 刺青と宿命は、背負うもの
- 吉右衛門推しの自分だが、時代劇専門チャンネルの予告を見て、大スクリーンの映画鑑賞
- レビューを投稿していなかったことに今更気がついた
- 本所・桜屋敷に続く新生鬼平第2弾
時代劇、 鬼平犯科帳
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督山下智彦
- 主演松本幸四郎
-
「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋による人気コミックで、架空の江戸を舞台に万事屋(何でも屋)を営む銀時と仲間たちの活躍を描いた「銀魂」の劇場版アニメ第2作。ある力により、自分がいない未来の世界に飛ばされてしまった銀時は、崩壊した江戸の町並みを目の当たりにする。荒れ果てた町をさまよう銀時は、成長した新八と神楽に出会い、やがて衝撃の事実に直面することになる。原作者の空知が考案したオリジナルストーリーが展開。
ネット上の声
- 銀魂ファンのための映画なのでしょう
- 「ジブリより100倍面白いぞ!」by監督
- え?なになに?そういう感じなの?
- エンタメの全てがつまってる。
アニメ、 時代劇
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督藤田陽一
- 主演杉田智和
-
トム・クルーズが製作・主演を務め、明治維新直後の日本を舞台に“最後のサムライ”となった男たちの姿を描いたハリウッド製時代劇。
南北戦争の英雄であるネイサン・オールグレン大尉は、除隊後は自分を見失い酒に溺れる日々を過ごしていた。そんな中、彼は近代化を推し進める日本政府に依頼され、渡日して政府軍に西洋式の戦術を教えることに。しかしオールグレンは政府軍に敵対する侍たちとの戦いに敗れ、彼らの捕虜となってしまう。侍たちの集落で過ごす中で、一族の長である勝元盛次らの武士道精神に感銘を受けたオールグレンは、彼らとともに戦うことを決意する。
渡辺謙が誇り高き侍・勝元を存在感たっぷりに熱演し、アカデミー助演男優賞にノミネート。勝元の臣下・氏尾を真田広之、勝元の妹・たかを小雪が演じた。監督は「グローリー」「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック。
ネット上の声
- 感動! 何回見ても鳥肌! 日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど...
- ハリウッドがお金をかけた「サムライ映画」
- >正直言って、悔しく、嫉妬する映画<
- 違和感を感じないハリウッド日本映画
時代劇
- 製作年2003年
- 製作国アメリカ
- 時間154分
- 監督エドワード・ズウィック
- 主演トム・クルーズ
-
長谷川伸の原作を、「宮本武蔵 巌流島の決斗」の鈴木尚之と掛札昌裕が共同で脚色、「明治侠客伝 三代目襲名」の加藤泰が監督した股旅もの。撮影は「花と竜 洞海湾の決闘」の古谷伸。
ネット上の声
- 一宿一飯。ヤクザ映画の原点を感じる時代劇
- 男女の切ない恋物語(でも渥美清には爆笑)
- この朝吉は、渥美清の為に創られた。
- 中村錦之助x渥美清、夢の共演!
時代劇
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督加藤泰
- 主演中村錦之助
-
紙屋五平の原作を「残月大川流し」の加藤泰と鈴木則文が共同で脚色、「風の武士」の加藤泰が監督した仁侠もの。撮影は「人斬り笠」の川崎新太郎。
ネット上の声
- スクリューボールなやくざ映画
- 明治31年大阪駅
- 加藤泰は好きな監督だが、本作は鈴木則文との共同脚本の所為かお互いのクセがぶつかり
- 任侠、破天荒、男と女の愛を乗せて
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督加藤泰
- 主演内田良平
-
「東海道四谷怪談」「菊宴月白浪」で知られる鶴屋南北の『盟三五大切』を、「薔薇の葬列」に次いで劇映画の第二目として松本俊夫が脚本・監督した。撮影は「キューバの恋人」「薔薇の葬列」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 『修羅』を見ずして、松本作品は語れず!
- 戦慄するか、爆笑するか。
- 冒頭の鐘のシークェンスや夢のシークェンスが、話が展開するにつれどんどん紐解かれて
- 主人公と宿敵の善悪の関係性が何度も入れ替わってその都度両方に感情移入してしまうか
時代劇
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督松本俊夫
- 主演中村賀津雄
-
ネット上の声
- 武士道とは?と考えさせられる作品
- 武士道の勝手な美学
- 秀作の深作時代劇ドラマ
- 鷗外の世界
時代劇
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督深作欣二
- 主演山崎努
-
顔に大きな刀傷、生き別れの妹を捜して旅から旅の関の彌太ッぺは、旅の途中に助けた少女に妹の面影を見いだす。10年後。再会した少女は美しい娘に成長していた。娘は顔の傷から彌太ッぺが自分を助けてくれた恩人と知るが、彌太ッぺは無情の修羅場へと向かう。
ネット上の声
- 親しくなった年下の女性に自分の死んだ妹を重ね合わせ、彼女を守るため自分の正体を隠
- 仁侠映画を文学の域にまで高めた大傑作
- ラストシーンにはシビレます!
- 古き良き日本男子の美学
時代劇
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督山下耕作
- 主演中村錦之助
-
妻子のためにヤクザ稼業から足を洗った男が堅気の世界で奮闘するも苛立ちを募らせていく姿を描き、自主制作作品ながら大ヒットを記録した異色のヤクザ映画。小劇場でキャリアを積んだ金子正次が自ら執筆した脚本をもとに映画初主演を務めたが、金子は本作公開直後に33歳の若さで他界し、本作が唯一の主演映画となった。
新宿・歌舞伎町界隈を縄張りとする三東会幹部の竜二は、アパートの一室に開いた闇のルーレット場を2人の舎弟に仕切らせ、順風満帆な日々を送っていた。そんなある日、金と出世欲だけで動くヤクザの世界に疎ましさを感じた彼は、妻まり子と幼い娘あやと一緒に暮らすため堅気になることを決意。裏社会から足を洗って酒屋で働きはじめた竜二は、平凡で慎ましい家族との生活に心の安らぎを覚えるが……。
監督は金子の学生時代からの友人で本作が長編劇映画初監督となる川島透。2023年10月、公開40周年を記念して作成されたDCP版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 「あや、おばあちゃんのとこ帰ろうか?」(まり子)
- 不純物のない純度の高い映画です
- あくまで「ヤクザ」に重ねた文学
- 金子正次、怒涛の1983年
ヤクザ・ギャング、 時代劇
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督川島透
- 主演金子正次
-
ネット上の声
- 仇討ちに人生を費やす藤原竜也の物語!
- まだ、これだけのモノが作れるんだ
- ゾクゾクする
- 僅か百五十年前
時代劇
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督源孝志
- 主演藤原竜也
-
かつて多くの小学校の校庭に設置されていた薪を背負いながら本を読む少年の像で知られる二宮金次郎の、あまり知られていない半生を描いた伝記ドラマ。両親を亡くし、兄弟とも離れて暮らす幼少期を送った二宮金次郎。青年になった金次郎は小田原藩真から桜町領(現・栃木県真岡市)の復興を任される。金次郎は自身が思いついた独自のやり方で村の復興にあたるが、保守的な村人たちから大きな反発に遭ってしまう。そんな中、小田原藩から侍・豊田正作が新たに派遣となり、「金次郎が秩序を壊している」と、金次郎の施策にさまざまな妨害をし始める。金次郎役をドラマ「水戸黄門」などで知られる合田雅吏が演じるほか、田中美里、成田浬、犬山ヴィーノ、榎木孝明、柳沢慎吾、田中泯、渡辺いっけい、石丸謙二郎、綿引勝彦らが顔をそろえる。監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」「長州ファイブ」の五十嵐匠。
ネット上の声
- 主人公の生き方に感動する
- 主人公の生き方に感動する
- 期待せずに見たのですが
- 稲穂のような映画です
時代劇
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督五十嵐匠
- 主演合田雅吏
-
「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」に次ぐ次郎長三国志第八部。“オール読物”連載の村上元三の原作より、小川信昭、仲原俊哉が共同脚色し、「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」のマキノ雅弘が監督している。撮影も「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」の飯村正。出演者は前作と略々同じであるが、今回は「七人の侍」の志村喬、「風立ちぬ(1954)」の青山京子、「赤線基地」でデビューした川合玉江などが新しく出演する。
ネット上の声
- ウーン!一番の出来!
- シリーズ最高傑作。
- その刹那…。
- 森繁久弥の演じる森の石松がとうとう主役となった作品で、讃岐で芽生える遊女の夕顔と
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督マキノ雅弘
- 主演小堀明男
-
“死神”の異名をとる女郎にそれぞれ思いを寄せる男たち、そして女郎たちの哀感を描く。脚本は「実録白川和子 裸の履歴書」の田中陽造、監督は「昼下りの情事 変身」の田中登、撮影は「新色暦大奥秘話 花吹雪おんな事始め」の高村倉太郎がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 田中登監督、地獄のオセンの恋
- 中川梨絵は挙動不審な振る舞いといい落ち着きのなさといい役にはまらないと全然魅力を
- 人形浄瑠璃を大胆に取り入れた日活ロマンポルノと聞いて鑑賞したが、トンデモ無いモノ
- シネスコ画面の横長いスクリーンで右端からフレームインしてきた男を調子良く適当にあ
時代劇
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督田中登
- 主演中川梨絵
-
「母(1963)」の新藤兼人がシナリオを執筆、監督した民話もの。撮影もコンビの黒田清巳。
ネット上の声
- 餓えた2人の女は、殺した落武者から武具を奪って売りさばき、なんとか凌いでいたが、
- 戦国時代、すすき野原で落武者狩りをして生計を立てる姑と嫁
- 夏の草むらに繰り広げられる女の情欲の奔流
- 当時の日本映画の凄さガわかる作品
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督が、藤沢周平の短編小説を原作に映画化し、アカデミー外国語映画賞にノミネートされるなど国内外で高く評価された時代劇。幕末の庄内地方。海坂藩の下級武士である井口清兵衛は妻を病気で亡くし、幼い娘2人や年老いた母と貧しくも幸せな日々を送っていた。家族の世話や借金返済の内職に追われる彼は、御蔵役の勤めを終えると同僚の誘いを断ってすぐに帰宅してしまうため、“たそがれ清兵衛”と陰口を叩かれていた。ある日、清兵衛は幼なじみの朋江を救ったことから剣の腕が立つと噂になり、上意討ちの討手に選ばれてしまう。清兵衛を真田広之、朋江を宮沢りえが演じたほか、世界的舞踏家・田中泯が映画初出演ながら清兵衛の敵役で強烈な印象を残した。
ネット上の声
- 山田洋次監督ならではの心温まる人間ドラマ。 全編なんとも薄暗い映像...
- 一人の庶民としての侍の生き様を描ききる演出の良さ
- 学問したら、考える力がつくんだ
- 時代劇なんだけど時代劇じゃない
時代劇
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督山田洋次
- 主演真田広之
-
黒澤監督初のシネスコープ作品。戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。難関につぐ難関、次々とと襲い来る絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けるアイデアの数々は、黒澤ほか三人の脚本家により練り上げられたもの。また、六郎太一行に付き添う狂言回しのごとき百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の『C-3PO』、『R2-D2』の原案になった逸話はあまりにも有名。スリルとサスペンスとユーモアにあふれた、痛快娯楽時代劇の傑作巨編。
ネット上の声
- あのシーン、エキストラ何人使ってんだ?
- いろいろな影響を及ぼした、傑作!必見!
- スターウォーズを思い出してください!
- 全身全霊をかけるほどの目標があるか!
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間139分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
岩下俊作の原作から故伊丹万作と稲垣浩が脚色、「柳生武芸帳 双龍秘劔」の稲垣浩が再び監督する往年の名作の再映画化。撮影は「遥かなる男」の山田一夫が担当した。「柳生武芸帳 双龍秘劔」の三船敏郎、「張込み」の高峰秀子という顔合せに、芥川比呂志、笠智衆、宮口精二、多々良純、有島一郎などが出演。色彩はアグファカラー。
ネット上の声
- 戦前と戦後を比べることで、日本映画から何か奪われたのか?分かる名作でもある
- 身分の違いが綾を成す。純情男の凄絶なまでの片想い。
- 素晴らしい映像
- せつなかった
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督稲垣浩
- 主演三船敏郎
-
伊賀の国に代々伝わるこけ猿の壺。柳生の里城主・対馬守は壺に百万両を埋めた絵図面が塗り込められているという秘密を聞く。だが、彼はその壺を、弟の源三郎が婿入りする際に引き出物として与えてしまっていた。対馬守は江戸の源三郎に使いを出すが、源三郎は返還を断り、壺を売り払ってしまう。壺は転々として、七兵衛の息子ちょび安の金魚入れとなっていたが、七兵衛は地廻りのやくざに殺されてしまう。七兵衛が常連だったお藤の営む矢場で用心棒をしていた丹下左膳は、子供嫌いのお藤とともに、一人残された幼いちょび安の面倒を見ることになる…。
ネット上の声
- これが噂の山中映画1☆人情喜劇の最高傑作
- 呑気な人達と展開の軽快さ、とてもポップだ
- 黒澤、小津、成瀬、溝口に並ぶかも!
- 時代劇のイメージが変わりました
時代劇
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督山中貞雄
- 主演大河内傳次郎
-
サイレント時代に映画化された伊藤大輔の「下郎」の再映画化で、彼自身が新しく脚本を書き直し、「明治一代女」についで監督する。撮影は「忍術児雷也 逆襲大蛇丸」の平野好美。主なる出演者は「のんき裁判」の田崎潤、「青春怪談(1955 市川崑)」の瑳峨三智子、「たそがれ酒場」の高田稔、「母性日記」の片山明彦、「藤十郎の恋」の小沢栄、「森繁のやりくり社員」の岡譲司など。
ネット上の声
- 嵯峨三智子があまりにも色っぽい
- 「切腹」よりも強烈
- 終盤が素晴らしい
- 着脱式“奴髭”
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督伊藤大輔
- 主演田崎潤
-
戦乱の世を舞台に、ひとりの少年を巡って繰り広げられる男たちの戦いをハイクオリティ映像で描いた時代劇アニメーション。下克上や野盗が横行する戦乱の時代。禅僧・祥庵の庇護の下、仔太郎という名の少年が中国大陸からやって来た。同じ頃、仔太郎の身体に隠されたある秘密を狙う明国の集団も日本へとたどり着く。刺客に襲われたところを謎の剣士“名無し”に救われた仔太郎は、彼と行動を共にすることになるが……。
ネット上の声
- 風、雨、馬の蹄、これは!!!!!!
- 手描きアニメのアクションに酔う
- これがニッポンの底力だ!!!
- やっぱり、声優が残念。。
アニメ、 時代劇
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督安藤真裕
- 主演長瀬智也
-
黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」以来5年ぶり(日本映画としては「どですかでん」以来10年ぶり)に製作した、戦国スペクタクル巨編。製作総指揮としてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加、アメリカでも公開され独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。時は戦国時代、あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていく。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。
ネット上の声
- 影武者目線で描いた武田家の衰退といった感じ🤔
- 人は城人は石垣人は堀情けは味方仇は敵なり
- 壮大なテーマが一級のエンターテイメント
- 敬愛するがゆえに、敢えて黒澤批判します
時代劇
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間179分
- 監督黒澤明
- 主演仲代達矢
-
「怪談」の小林正樹監督が三船敏郎と初タッグを組み、1967年・第28回ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した時代劇。同監督作「切腹」の原作小説「異聞浪人記」で知られる滝口康彦の短編小説「拝領妻始末」をもとに橋本忍が脚色を手がけ、武家社会の非人間性を描く。会津松平藩馬廻り役の笹原伊三郎は、主君・松平正容の側室いちを長男・与五郎の妻に拝領するよう命じられる。息子の幸福な結婚を願う伊三郎は断ろうとするが、藩命に背くことはできず受け入れることに。望んだ結婚ではなかったものの、与五郎といちの間には愛情が芽生え、子どもにも恵まれる。しかし正容の嫡子が急死したことから、新たな世継ぎとなった菊千代の生母であるいちを大奥へ返上するよう命令が下される。
ネット上の声
- 小林正樹監督、橋本忍脚本 恐るべき傑作です 星5つでは足りません
- これもまたすごい。「お気に入り」です。
- 三船敏郎、かっこいいーーーーー!
- 三船敏郎、かっこいいーーーーー!
時代劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督小林正樹
- 主演三船敏郎
-
巨匠・溝口健二の代表作で、戦乱の中で世俗の欲に翻弄される人々を幽玄な映像美で描き、多くの映像作家に影響を与えた世界的名作。上田秋成の読本「雨月物語」に収録された「浅茅が宿」「蛇性の婬」の2編にモーパッサンの短編「勲章」を加え、川口松太郎と依田義賢が脚色、宮川一夫が撮影を手がけた。戦国時代、琵琶湖北岸の村。戦乱の到来を機に大儲けを狙う陶工・源十郎と、侍として立身出世を夢見る義弟・藤兵衛は、それぞれの家族を連れて舟で琵琶湖を渡り都を目指す。旅の途中、源十郎の妻子は戦火を怖れて引き返し、藤兵衛は妻を捨てて羽柴勢に紛れ込む。やがて源十郎は、若狭と名乗る妖艶な美女から陶器の注文を受け、彼女の屋敷を訪れるが……。1953年・第14回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝いた。
ネット上の声
- 妖艶で、妖しく、愚かな人間の悲劇を描く!
- 溝口映画としては異色のファンタジーホラー
- 巨匠<溝口健二>監督の傑作に感動です!
- 実に濃密な97分を過ごしました
時代劇
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
-
近松門左衛門作の『大経師昔暦』を川口松太郎が劇化(オール読物所載「おさん茂兵衛」)し、それをもととして「忠臣蔵(1954)」の依田義賢が脚本を執筆、「噂の女」の溝口健二が監督に当る。撮影も同じく宮川一夫で、音楽は「千姫(1954)」の早坂文雄の担当。出演者は「銭形平次捕物控 幽霊大名」の長谷川一夫、「母の初恋」の香川京子、「君待船」の南田洋子、「新しき天」の小沢栄の外、進藤英太郎、田中春男など。
ネット上の声
- 溝口映画初のヒーロー誕生☆愛と情熱が迸る
- あなたと離れたくない・・命は惜しみません
- シェイクスピアのような息詰まる悲劇
- 真実の愛は極刑にも勝る重さがある
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督溝口健二
- 主演長谷川一夫
-
「せかいのおきく」「首」の寛一郎が主演を務め、北海道の大自然を背景にアイヌと和人との歴史を描いた人間ドラマ。
江戸時代前期。北海道南西部に位置する松前藩は、アイヌとの交易品を主な収入源としていた。松前藩士の息子である孝二郎と兄の栄之助は、アイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしている。ある日、栄之助は使用人・善助の不審な行動を見つけるが、そのせいで善助に殺されてしまう。復讐のため善助を追って蝦夷地へ向かった孝二郎は、そこで異なる文化や風習に触れ、それを理解することで自身の人生を見つめ直していく。
孝二郎の兄・栄之助を三浦貴大、復讐相手となる善助を和田正人、和人に反発心を抱くアイヌの青年を坂東龍汰、アイヌの村のリーダーを平野貴大、複雑な事情を抱えるアイヌの女性をサヘル・ローズが演じた。「結婚できない男」「梅ちゃん先生」などの人気テレビドラマを手がけてきた尾崎将也が脚本を担当し、「タイムスクープハンター」シリーズの中尾浩之監督がメガホンをとった。
※タイトル「シサム」の「ム」は小文字が正式表記。
時代劇
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督中尾浩之
- 主演寛一郎
-
名匠・溝口健二が井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を依田義賢の脚色で映画化した文芸ドラマ。江戸時代の封建社会で波乱の人生をたどる女の生きざまを、溝口監督が得意とする長回しや流麗なカメラワークで描く。奈良の荒れ寺に、老いた姿を厚化粧で隠した街娼のお春がいた。羅漢堂に入ったお春は、五百羅漢の仏像に自分が関わってきた男たちの面影を重ね、若かりし頃を思い起こしていく。運命に翻弄されるヒロインを、田中絹代が鬼気迫る演技で熱演。1952年・第13回ベネチア国際映画祭で国際賞を受賞するなど海外で高く評価され、フランス・ヌーベルバーグの映画作家たちにも影響を与えた。
ネット上の声
- 溝口作品三作目にして、いよいよ溝口健二の凄さを実感し始めている
- 溝口作品の長周しが、実は、観客に寄り添った作風に思えて…
- 不幸を自ら背負い込んでいく女の一代記
- 田中絹代の演技と美しさに圧倒された
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
-
悪の限りをつくす盲目の按摩師・徳の市を主人公としたピカレスク時代劇。
ネット上の声
- 自分と同じぐらいの世代で、大して映画など観てこなかった自分のような人間の大半はお
- 「座頭市」に昇華する勝新太郎の主演作
- 盗み・殺人・強姦…何でもござれ
- 勝新の眼はつむっていても開眼
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督森一生
- 主演勝新太郎
-
中里介山の同名の小説を「侍」の橋本忍が脚色、「血と砂」の岡本喜八が監督した剣豪もの。撮影は「大工太平記」の村井博。
ネット上の声
- 狂気…ってほどでもなかったかも
- 意外と誰も知らない「大菩薩峠」
- 斬って斬って斬りまくって…
- 卑怯なり!竜之介!
幕末、 時代劇
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督岡本喜八
- 主演三船敏郎
-
「悪の紋章」の橋本忍のオリジナル・シナリオを「越後つついし親不知」の今井正が監督した時代もの。撮影もコンビの中尾駿一郎。
ネット上の声
- 武家社会のくだらなさを痛烈に批判する見事な時代劇でした
- 武士道の理不尽な部分にフォーカスした作品🔥
- 橋本忍のオリジナル脚本を今井正が監督
- 命の重み、家名の重み、誇りの重み
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督今井正
- 主演中村錦之助
-
世界にクロサワの名を知らしめた歴史的作品。原作は芥川龍之介の短編「藪の中」。平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女性の言い分は真っ向から対立する。検非違使は巫女の口寄せによって侍の霊を呼び出し証言を得ようとする、それもまた二人の言い分とは異なっていた……。豪雨に浮き立つ羅生門の造形美、立ち回りシーンの迫力、生き生きとした役者たちの演技などすべてが印象深い作品。ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した、黒澤明の出世作である。米アカデミー協会の全面的バックアップを受け、映像とサウンドを修復した「デジタル完全版」が2008年に公開された。
ネット上の声
- 裁判員制度で裁判員に選ばれたらどうしよう
- 西洋に黒澤明(邦画)が紹介される切っ掛け
- レビュー200本目にとって置きたかった。
- 欧米にウケたディスカッション劇の傑作。
時代劇
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
以前所属していたやくざ組織の資金源を狙う男と、仲間、警察、組織の四つ巴の抗争を描くアクション映画。脚本は「まむしと青大将」の高田宏治、監督は「県警対組織暴力」の深作欣二、撮影も同作の赤塚滋がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 資金源をコミカルに強奪するコメディちっくな映画
- 「人斬り与太」「トラック野郎」と三本立て
- その格好の襲撃では後の仕掛けがばれない?
- またトラックに轢かれてしまったか・・・
時代劇
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督深作欣二
- 主演北大路欣也
-
シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換え描いた、戦国武将の一大悲劇。謀叛を起こした敵を討ち城主の危機を救った鷲津武時は、帰城途中に出会った老婆から不思議な予言を聞く。その予言通りに大将に任ぜられると、今度は妻にそそのかされて主を殺害、自ら城主の地位に着く。黒澤監督は、欲望に刈られた魂が繰り返す殺戮と狂気を、能の様式美に乗せて見事に描いていく。三船=マクベスが無数の矢に曝されるラストシーンは圧巻。
ネット上の声
- 初めて観る風の映画で、現代にはあまり好まれ難い雰囲気もあるけど話が...
- もちろん先が読めるけど、食い入ってしまう。 二人の顔がすごく凄い。...
- 黒澤版「マクベス」、おどろおどろしく見参!
- シンプルな話に力のある映像で、目が離せない
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
幕末の京都を舞台に、激しく変ろうとする時代の中でひとりの女を限りなく愛した博奕打ちの姿を描く。飯干晃一の原作「会津の小鉄」の映画化。脚本監督は「江戸川乱歩の陰獣」の加藤泰、撮影は丸山恵司がそれぞれ担当。
ネット上の声
- こりゃ厳しい
- 会津の小鉄
- 菅原文太の雪山絶叫登山から始まって、青姦セックス、大名行列を強引なパンフォーカス
- 思わずため息を漏らしてしまうほど美しい「行書・草書」に遭遇した時のごとく
幕末、 ヒューマンドラマ、 時代劇
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間147分
- 監督加藤泰
- 主演菅原文太
-
TVシリーズ「北の国から」を手がけた杉田成道が、池宮彰一郎の人気小説を役所広司、佐藤浩市主演で映画化。赤穂浪士の吉良邸討ち入りで、大石内蔵助率いる46名が切腹により主君に殉じた中、密かに生き残った瀬尾孫左衛門(役所)と寺坂吉右衛門(佐藤)という2人の武士がいた。討ち入りの事実を後世に伝えるため生かされた寺坂は、事件から16年後、討ち入り前夜に逃亡した瀬尾に巡り会い、瀬尾の逃亡の真相を知る。
ネット上の声
- 身を裂くようなこの純愛に、心震え続ける。
- ラスト30分は星5個じゃ足りません!!
- 桜庭ななみさんは本当に素晴らしかった
- 何が正義で、何が悪かは問題じゃない
時代劇
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間133分
- 監督杉田成道
- 主演役所広司
-
川島雄三監督が1957年に発表した名作喜劇。幕末の文久2年、品川の遊郭で飲めや歌えやの大騒ぎを繰り広げた佐平次は、一文の金も持ち合わせておらず、遊んだ分を居残りで働くことに。しかし、お調子者の佐平次は自らの困難をものともせず、遊郭に立ち寄った高杉晋作らとも交友し、巻き起こる騒動を次々と片付けていく。物語のベースは古典落語の「居残り佐平次」。脚本を手がけた今村昌平が助監督を務めている。2012年、日活創立100周年記念事業の一環として最新のデジタル技術を駆使して映像修復した「デジタル修復版」が公開された。
ネット上の声
- 古典落語さながらの粋な映画。リズミカルでスピーディな展開は現代作品に引けを取りません。
- 「しとやかな獣」、「洲崎パラダイス 赤信号」の川島雄三作品の代表作にして、キネマ
- サヨナラだけが人生ならば、笑うだけの人生も有って良いハズだ
- 川島監督最高傑作:幕末動乱を喰う痛快喜劇
幕末、 時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督川島雄三
- 主演フランキー堺
-
片岡千恵蔵主演、工藤栄一監督による集団抗争時代劇の傑作を役所広司主演、三池崇史監督でリメイク。江戸時代末期、罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主・松平斉韶の暴政を訴えるため明石藩江戸家老・間宮が切腹自害する。この事件を受け、幕府内では極秘裏に斉韶暗殺が画策され、御目付役・島田新左衛門(役所)がその命を受ける。新左衛門は早速刺客集めにとりかかるが、彼の前に斉韶の腹心・鬼頭半兵衛が立ちはだかる。斉韶に稲垣吾郎、鬼頭に市村正親のほか、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華俳優陣が集結。
ネット上の声
- 超絶おもしろかった。 鬼頭半兵衛かなり見応えあった。仰々しい言葉の...
- 黒澤監督の「7人の侍」以来の大傑作で間違いなし!
- 命を燃やせ。~これぞチャンバラ時代劇の最高峰!
- それぞれの生き様、死に様に痺れます。傑作
時代劇
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督三池崇史
- 主演役所広司
-
歌舞伎の『籠釣瓶花街酔醒』に材をとり、「かくれた人気者」の依田義賢が脚本を執筆、「酒と女と槍」の内由吐夢が監督したもので廓を舞台にした悲劇。「暴れん坊兄弟」の吉田貞次が撮影した。
ネット上の声
- 実直な人柄と仕事ぶりで周囲から慕われている豪商なのだが、生来の顔の痣が原因で女性
- 花火見物する屋形船の交差も、花魁の化粧道具の多さも、過剰でなく、あくまで自然に画
- ストーリーの面白さや役者、女優の演技力も申し分なく、全く退屈する事の無い2時間弱
- 『人生劇場 飛車角と吉良常』のときも思ったけれど、座敷で人が話をするところを撮る
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督内田吐夢
- 主演片岡千恵蔵
-
近松門左衛門の同名原作を「あかね雲」の篠田正浩と詩人の富岡多恵子と武満徹が共同で脚色し、篠田が監督した文芸もの、撮影は、「雪夫人繪圖(1969)」の成島東一郎が担当した。第43回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位。
ネット上の声
- 日本史で誰もが名前聞いたことあるであろう『人形浄瑠璃』でお馴染み、あの近松門左衛
- 私達の人生もまた神から黒子という神の手で運命の糸に操つらているのかも知れません
- 若い頭脳が集結して実験的・前衛映画に挑戦していた時代
- 小春に深く大幣の、腐り合うたる御しめ縄。
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督篠田正浩
- 主演岩下志麻
-
吉川英治の同名小説を「宮本武蔵 二刀流開眼」の鈴木尚之、内田吐夢が共同で脚色、内田吐夢が監督した文芸もの。撮影もコンビの吉田貞次。
ネット上の声
- 60年代安保闘争への鎮魂歌という、本シリーズの真のテーマに回帰
- 内田吐夢×萬屋錦之介『宮本武蔵』五部作の第四作
- NO.65「み」のつく元気になった邦画
- 萬屋錦之介の宮本武蔵(4/5)
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督内田吐夢
- 主演中村錦之助