スポンサーリンクあり

全50作品。ドイツの映画ランキング

  1. PERFECT DAYS
    • S
    • 4.68
    「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。 東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

    ネット上の声

    • 役所広司の演技がとにかく自然で、セリフが少ないのに全部伝わってくる。木漏れ日とかカセットテープとか、何気ない日常がこんなに愛おしいなんて。説教臭くなくて最高でした。
    • 音楽のセンスが良すぎてサントラ欲しくなった。毎日を丁寧に生きることの大切さを静かに教えてくれる映画。
    • めちゃくちゃ良かった…!
    • 淡々と進むけど、それが心地良い。派手な展開を求める人には向かないかも。でも僕は好きだな、こういうの。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国日本,ドイツ
    • 時間124分
    • 監督ヴィム・ヴェンダース
    • 主演役所広司
    • レンタル
    • レンタル
    • レンタル
  2. 枯れ葉
    • S
    • 4.62
    フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが5年ぶりにメガホンをとり、孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようとする姿を描いたラブストーリー。カウリスマキ監督による「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「マッチ工場の少女」の労働者3部作に連なる4作目で、厳しい生活の中でも生きる喜びと誇りを失わずにいる労働者たちの日常をまっすぐに映し出す。 フィンランドの首都ヘルシンキ。理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッパは、カラオケバーで出会い、互いの名前も知らないままひかれ合う。しかし不運な偶然と過酷な現実が、2人をささやかな幸福から遠ざけてしまう。 「TOVE トーベ」のアルマ・ポウスティがアンサ、「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のユッシ・バタネンがホラッパを演じ、「街のあかり」のヤンネ・フーティアイネン、「希望のかなた」のヌップ・コイブが共演。2023年・第76回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。

    ネット上の声

    • レトロな雰囲気が最高!めっちゃ好きだった。
    • カウリスマキ監督らしい、不器用な大人たちのラブストーリー。じんわり心に沁みました。
    • ラジオから流れる戦争のニュースが現実を突きつけるけど、それでもささやかな希望を見つける二人に感動。音楽の使い方も絶妙で、余韻がすごい。
    • 不思議な世界観。スマホが出てこないから時代が分からなくなる感じ。ちょっとウトウトしちゃったけど、それもまた味かもw
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国フィンランド,ドイツ
    • 時間81分
    • 監督アキ・カウリスマキ
    • 主演アルマ・ポウスティ
    • レンタル
    • レンタル
  3. The Promised Land
    • S
    • 4.60
    マッツ・ミケルセンが母国デンマーク開拓史の英雄を演じた歴史ドラマ。デンマークの作家イダ・ジェッセンが史実に基づいて執筆した小説を原作に、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」でもミケルセンとタッグを組んだニコライ・アーセル監督がメガホンをとり、「ライダーズ・オブ・ジャスティス」のアナス・トマス・イェンセンが脚本に参加した。 18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルは自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや、家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスと出会い、家族のように心を通わせていく。 ドラマ「レイズド・バイ・ウルブス 神なき惑星」のアマンダ・コリンがアン・バーバラを演じ、「シック・オブ・マイセルフ」のクリスティン・クヤトゥ・ソープが共演。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 18世紀デンマークの荒野を開拓する男の物語。マッツ・ミケルセンの静かながらも力強い演技が最高。映像も美しくて、まるでその時代にいるみたいだった。派手さはないけど、じっくり引き込まれる名作。
    • マッツ目当てで鑑賞!苦悩するマッツ、耕すマッツ、全部堪能できた。本当にカッコいい。
    • 男の生き様って感じ。
    • 映像は綺麗だったけど、話がちょっと暗くて重いかな…。主人公が可哀想になってくる。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国デンマーク,ドイツ,スウェーデン
    • 時間127分
    • 監督ニコライ・アーセル
    • 主演マッツ・ミケルセン
    • レンタル
    • レンタル
  4. 善き人のためのソナタ
    • S
    • 4.60

    監視国家・東ドイツで、盗聴任務に就いた男が知った芸術と愛。国家への忠誠と人間性の間で揺れる、魂のサスペンス。

    1984年、東ベルリン。国家保安省(シュタージ)の忠実な大尉ヴィースラーに下された新たな任務。それは、反体制の疑いがある人気劇作家ドライマンと、その恋人で舞台女優クリスタの監視と盗聴。冷徹に任務を遂行するヴィースラー。しかし、盗聴器の向こうから聞こえてくるのは、芸術を愛し、深く想い合う二人の姿。これまで信じてきた国家の正義が揺らぎ始める。彼らの世界に魅了され、人間的な感情に目覚めていくヴィースラー。やがて彼は、二人を守るため、国家を欺く危険な行動へと駆り立てられる。一つの決断が、監視する者とされる者の運命を大きく変える。

    ネット上の声

    • 旧東ドイツの監視社会の息苦しさがリアル。でも、芸術に触れて主人公の心が少しずつ変わっていく様子に引き込まれた。最後のセリフは本当に鳥肌もの。
    • 観終わった後の余韻がすごい。間違いなく傑作だと思う。
    • 心に沁みる良い映画でした。
    • ラストの一言に全て持っていかれた。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2006年
    • 製作国ドイツ
    • 時間138分
    • 監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    • 主演ウルリッヒ・ミューエ
  5. ぼくとパパ、約束の週末
    • S
    • 4.60
    自分の好きなサッカーチームを決めるため、ドイツ国内のスタジアムを巡る自閉症の少年とその父親の旅を実話に基づいて描き、本国ドイツで100万人を動員するヒットとなったヒューマンドラマ。 幼い頃に自閉症と診断された10歳のジェイソンは、生活に独自のルーティンとルールがあり、それが守られないとパニックを起こしてしまう。ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれるも答えることができなかった彼は、ドイツ国内の56チームを全て自分の目で見てから好きなチームを決めたいと家族に話す。父ミルコは息子の夢をかなえるべく、ドイツ中のスタジアムを一緒に巡ることを約束し、多忙な仕事の合間を縫って週末ごとに旅をしていく。 父ミルコ役に「100日間のシンプルライフ」のフロリアン・ダービト・フィッツ。「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」のマルク・ローテムント監督がメガホンをとった。

    ネット上の声

    • 自閉症の息子とパパの物語。お互いを理解しようと奮闘し、共に成長していく姿に涙が出ました。親子で見てほしい映画です。
    • ドイツのサッカー熱がすごくて笑ったw 親子の話としても最高!
    • ちょっともどかしい部分もあったけど、最後はすごく温かい気持ちになれた。実話ベースっていうのがまた良い。
    • いい話だけど、ちょっと展開が読めるかな。サッカー好きならもっと楽しめるかも。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国ドイツ
    • 時間109分
    • 監督マルク・ローテムント
    • 主演フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
    • レンタル
    • レンタル
  6. ロード・オブ・ドッグタウン
    • S
    • 4.58

    1970年代カリフォルニア、貧しい街から生まれたスケートボードチーム「Z-BOYS」。ストリートを遊び場にした若者たちの、栄光と葛藤の青春物語。

    舞台は1975年、カリフォルニア州ヴェニス、通称「ドッグタウン」。サーフィンに明け暮れるトニー、ステイシー、ジェイの3人。彼らはある日、サーフショップのオーナー、スキップに誘われスケートボードチーム「Z-BOYS」を結成。ポリウレタン製のウィール(車輪)との出会いが、彼らの運命を大きく変える。水のないプールに忍び込み、コンクリートの壁を波に見立てて滑る斬新なスタイル。瞬く間に若者たちのカリスマとなり、名声と富を手にする3人。しかし、成功は友情に亀裂を生み、それぞれの道を歩み始める彼らの決断。

    ネット上の声

    • 70年代の西海岸カルチャーが詰まってて最高!スケボーの疾走感と音楽がマッチしてて、とにかくカッコいい。伝説のZ-BOYSの始まりが知れてアツくなった。
    • スケボー版の青春映画って感じ。仲間との絆とか、夢とか、ちょっと切ない感じがたまらない。
    • 若さゆえの危うさとエネルギーが画面から伝わってくる。一つの時代のドキュメントみたいで引き込まれた。
    • マジでくそカッコいい!
    スケーター、 青春、 実話
    • 製作年2005年
    • 製作国アメリカ,ドイツ
    • 時間107分
    • 監督キャサリン・ハードウィック
    • 主演ジョン・ロビンソン
    • レンタル
  7. 7

    あん

    あん
    • S
    • 4.56

    どら焼き屋を舞台に、元ハンセン病患者の老婆と雇われ店長の心の交流を描く、珠玉のヒューマンドラマ。

    桜並木が美しい日本の町。どら焼き屋「どら春」の雇われ店長として、単調な日々を送る千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れる。彼女が作る絶品の「あん」は、たちまち店を繁盛させる。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が広まり、客足は遠のいてしまう。社会の偏見という現実の中、千太郎は徳江が背負ってきた過酷な人生と、生きることの本当の意味を知っていく。

    ネット上の声

    • 樹木希林さんの演技がすごすぎて、自然と涙がこぼれた。どら焼きが食べたくなるし、色々考えさせられる映画。
    • 静かだけど、心に深く残る名作。
    • 映像がとにかく綺麗。桜のシーンとか最高でした。ストーリーは少し悲しいけど、人との繋がりの温かさを感じられて、観終わった後、優しい気持ちになれました。
    • 雰囲気は好きだけど、ちょっと展開がゆっくりかな。でも役者さんたちの演技は素晴らしかった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2015年
    • 製作国日本,フランス,ドイツ
    • 時間113分
    • 監督河瀬直美
    • 主演樹木希林
  8. デカローグ
    • S
    • 4.54

    共産主義末期のポーランド、巨大団地に住む人々が直面する「十戒」をモチーフにした10の道徳的ジレンマ。

    舞台は1980年代、共産主義体制が終焉を迎えつつあるポーランドの首都ワルシャワ。巨大なコンクリートの集合住宅に暮らす、ごく普通の人々。彼らはある日突然、愛、死、信仰、裏切りといった、人生を揺るがす根源的な問題に直面する。「神の存在を信じるか」「人を殺してはならないのか」「隣人のものを欲してはならないのか」。旧約聖書の「モーセの十戒」を現代に置き換え、答えのない道徳的ジレンマに苦悩する人々の姿を、静謐かつ鋭い眼差しで描く10の物語。巨匠クシシュトフ・キエシロフスキーが問いかける、人間の魂の記録。

    ネット上の声

    • 10話全部観終わった後の余韻がすごい。一つ一つの話が重厚で、人生について考えさせられる。これはただのドラマじゃない、映画史に残る傑作だと思う。
    • 星5じゃ足りない。
    • テレビシリーズとは思えないクオリティ。全体的に暗いけど、人間の本質を突いてくる感じがたまらない。
    • 同じ団地に住む人々の、聖書の十戒をテーマにした物語。観るのに時間はかかったけど、間違いなく生涯ベスト級の作品。観てよかった。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1988年
    • 製作国ポーランド,ドイツ
    • 時間567分
    • 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
    • 主演クリスティナ・ヤンダ
  9. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
    • S
    • 4.52

    余命宣告を受けた男二人が、死ぬ前に海を見るため病院を脱走。警察とギャングに追われる、人生最後の破天荒なロードムービー。

    病院の一室で出会った、生真面目なルディと奔放なマーチン。偶然にも同じ病室になった二人に下されたのは、末期ガンという余命宣告。絶望の中、マーチンの一言が二人の運命を変える。「天国じゃ、みんな海の話をするんだぜ」。海を見たことがないルディのため、二人は病院を脱走。盗んだ車には、ギャングの大金が。警察とギャング、二組の追っ手を巻き込みながら、人生最後の無謀な旅が始まる。残された時間で最高の思い出を作るため、ただひたすら海を目指す二人の逃避行。

    ネット上の声

    • 男のロマンが詰まってる。最高。
    • 笑えるのに、最後はホロリと泣ける。不思議な魅力のある映画でした。
    • 余命宣告された男2人が海を目指すロードムービー。無茶苦茶だけど爽快で、2人の友情にグッとくる。ラストシーンの余韻がすごい。
    • とにかくオシャレでカッコいい!音楽も映像も全部センスいい感じ。
    アクション
    • 製作年1997年
    • 製作国ドイツ
    • 時間90分
    • 監督トーマス・ヤーン
    • 主演ティル・シュヴァイガー
  10. アイダよ、何処へ?
    • S
    • 4.51

    1995年、ボスニア。国連通訳のアイダは、迫りくる虐殺から家族を守れるのか。絶望的な状況下での、母の必死の闘い。

    1995年7月、ボスニア紛争末期の町スレブレニツァ。セルビア人勢力の侵攻により、2万人以上の市民が国連保護下の避難キャンプに殺到。国連の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子もキャンプへ避難させる。しかし、武装解除された国連軍は無力で、キャンプ内は混乱を極める。迫りくる虐殺の危機。アイダは通訳という立場を利用し、家族を救うため必死に奔走する。だが、無情な現実は刻一刻と彼女を追い詰めていく。歴史的悲劇の渦中で、一人の女性が見た真実。

    ネット上の声

    • これは絶対に観るべき映画。ボスニア紛争で起きたジェノサイドを真正面から描いていて、とにかく胸が苦しくなる。国連の無力さ、そして主人公アイダの必死の抵抗が突き刺さる。学校では習わない現代史の悲劇を知る意味でも価値があると思う。
    • ただただ圧倒された。主人公の、家族を守ろうとする眼差しが忘れられない。観終わった後、しばらく席を立てなかった。
    • 実際にあったことだと思うと、言葉が出ない。
    • 通訳という立場で、どちら側にも属しきれない主人公の葛藤がリアルだった。国連って一体何なんだろうと考えさせられた。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2020年
    • 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ルーマニア,オランダ,ドイツ,フランス,ノルウェー,トルコ
    • 時間101分
    • 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
    • 主演ヤスナ・ジュリチッチ
  11. ラッシュ プライドと友情
    • S
    • 4.51

    1976年F1黄金期。天才肌のプレイボーイと、頭脳派の秀才。正反対の二人のレーサーが命を懸けた伝説のシーズン。

    舞台は1976年のF1世界選手権。華やかな世界で女性たちを魅了する天才的で野性的なレーサー、ジェームス・ハント。対するは、レースを科学的に分析し、リスクを徹底的に嫌う頭脳派のニキ・ラウダ。性格もレーススタイルも正反対の二人は、互いを激しくライバル視し、シーズンを通して熾烈なチャンピオン争いを展開。そんな中、ラウダを襲う悪夢の大クラッシュ。再起不能と思われた彼が、驚異的な精神力でレースに復帰。二人の男のプライドと友情が交錯する、伝説のシーズン最終戦の幕開け。

    ネット上の声

    • とにかくアツくてカッコよかった!!男の友情っていいな。
    • F1全く知らなかったけど、めちゃくちゃ引き込まれた。レースシーンの迫力もすごいし、対照的な二人の天才レーサーの生き様がたまらない。実話っていうのがまた熱い。
    • うーん、期待してたほどではなかったかな。レースとか車に興味ないとちょっと退屈かも。
    • ライバルって尊い。
    友情、 カーレース、 伝記、 ヒューマンドラマ、 スポーツ
    • 製作年2013年
    • 製作国アメリカ,ドイツ,イギリス
    • 時間124分
    • 監督ロン・ハワード
    • 主演クリス・ヘムズワース
  12. 戦場のピアニスト
    • S
    • 4.51

    第二次世界大戦下のワルシャワ。ナチスドイツの侵攻により全てを奪われた天才ユダヤ人ピアニストの、壮絶なサバイバル。

    1939年、ナチスドイツが侵攻したポーランドの首都ワルシャワ。ユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの日常は、突如として終わりを告げる。家族と共にワルシャワ・ゲットーへ強制移住させられ、飢えと屈辱の日々。やがて強制収容所への移送が始まる中、彼は奇跡的にゲットーから脱出。しかし、そこからが本当の地獄の始まり。廃墟と化した街を独り彷徨い、飢えと寒さ、そしていつ見つかるか分からない恐怖と戦う日々。彼の唯一の希望は、心の中で奏でる音楽。極限状況の中、一人のドイツ人将校との出会いが彼の運命を大きく変える。音楽が繋いだ魂の軌跡。

    ネット上の声

    • 戦争の悲惨さと、その中で生き抜く人間の生命力を描いた傑作。ただただ無力に逃げ惑う主人公の姿がリアルで、胸が締め付けられた。音楽が唯一の希望だったのが印象的。
    • 観るのが辛いシーンも多いけど、ラストのピアノのシーンは本当に鳥肌モノ。音楽の力ってすごい。
    • 歴史的に重要な映画なのはわかる。でも、全体的に重くて暗いから、正直2回目は見れないかな…。
    • 間違いなく生涯ベストの一本。
    ホロコーストが舞台、 ピアニスト、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2002年
    • 製作国フランス,ドイツ,ポーランド,イギリス
    • 時間148分
    • 監督ロマン・ポランスキー
    • 主演エイドリアン・ブロディ
  13. ヒトラー 〜最期の12日間〜
    • S
    • 4.49
    独裁者アドルフ・ヒトラーの最期の12日間を克明に描いた実録ドラマ。ヨアヒム・フェストによる同名研究書、およびヒトラーの秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの証言と回想録「私はヒトラーの秘書だった」を基に、「es エス」のオリバー・ヒルシュビーゲル監督がメガホンをとった。1942年、ミュンヘン出身の若い女性トラウドゥルは、ナチス総統ヒトラーの個人秘書として働くことに。1945年4月20日、ベルリン。ヒトラーは迫りくるソ連軍の砲火から逃れるため、側近たちとともにドイツ首相官邸の地下要塞に避難する。その中にはトラウドゥルの姿もあった。誰もがドイツの敗戦を確信していたが、もはやヒトラーは客観的な判断能力を失いつつあった。「ベルリン・天使の詩」の名優ブルーノ・ガンツがヒトラー役を熱演。トラウドゥル役に「トンネル」のアレクサンドラ・マリア・ララ。

    ネット上の声

    • ブルーノ・ガンツの演技が凄すぎて、本物のヒトラーがそこにいるみたいだった。歴史映画の最高傑作。
    • 独裁者の最期ってこんな感じなのかと…。周りの人間まで狂気に染まっていく様子がリアルで怖かった。重いけど、観るべき一本だと思う。
    • とにかく重い。でも見入ってしまった。
    • ヒトラーを人間として描いているのが逆に恐怖を感じました。色々と考えさせられます。
    戦争、 実話
    • 製作年2004年
    • 製作国ドイツ,イタリア
    • 時間155分
    • 監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル
    • 主演ブルーノ・ガンツ
  14. 読まれなかった小説
    • S
    • 4.48
    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、1冊の本をめぐって繰り広げられる父と息子の軋轢と邂逅を、膨大なセリフと美しい映像で描いたヒューマンドラマ。知人の父子の物語に魅了されたジェイラン監督が、自身の人生も反映させながら完成させた。作家志望の青年シナンは、大学を卒業してトロイ遺跡近くの故郷へ戻り、処女小説を出版しようとするが誰からも相手にされない。シナンの父イドリスは引退間際の教師で、競馬好きなイドリスとシナンは関係が上手くいかずにいた。父と同じ教師になって平凡な人生を送ることに疑問を抱きながらも、教員試験を受けるシナン。父子の気持ちは交わらぬように見えたが、誰も読まなかったシナンの小説が2人の心を繋いでいく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 3時間超えだけど、それを感じさせない濃密な会話劇。父と息子の関係性がじっくり描かれていて、自分と重ねて見てしまった。トルコの田舎の風景も美しくて、文学的な余韻に浸れる一本。
    • とにかく長くて退屈だった…。主人公の理屈っぽい感じがずっと続いて、正直しんどかったです。自分には合わなかったかな。
    • ジェイラン監督やっぱり好きだわー。主人公の青臭さとかプライドの高さが、逆に人間味あって引き込まれた。
    • 映像がとにかく綺麗でした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ,ブルガリア,マケドニア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,スウェーデン,カタール
    • 時間189分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演アイドゥン・ドウ・デミルコル
    • レンタル
  15. 雪の轍
    • S
    • 4.44
    トルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、2014年・第67回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した重厚な人間ドラマ。監督は「昔々、アナトリアで」「スリー・モンキーズ」など過去作でもカンヌ映画祭で受賞を果たしているが、日本での劇場公開作品はこれが初となった。世界遺産カッパドキアの荘厳な景色をバックに、洞窟ホテルを営む夫婦とその妹が繰り広げる愛憎や、ある一家との確執を描く。カッパドキアのホテル・オセロを経営する元舞台俳優の裕福な男アイドゥンは、若く美しい妻や出戻りの妹と平穏な暮らしを送っていた。しかし、冬の訪れと共にホテルが雪に閉ざされていくにつれ、それぞれが秘めていた思いが浮かび上がっていく。また、アイドゥンは家賃を滞納する一家との関係にも頭を悩ませていた。主人公アイドゥン役に、「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」のハルク・ビルギナー。

    ネット上の声

    • 圧倒的な会話劇。これぞ映画の真髄。
    • 雪のカッパドキアが美しすぎて…。3時間超えだけど、人間の偽善や本性が炙り出される会話に引き込まれました。人を選ぶけど、ハマる人にはたまらない傑作だと思う。
    • とにかく長いし会話ばっか!でも、あのホテル泊まってみたいなぁ。景色と音楽は最高でした。
    • 登場人物、みんな口達者でちょっと嫌な感じw でもそれがリアルで、色々考えさせられましたね。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2014年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ
    • 時間196分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演ハルク・ビルギナー
    • レンタル
  16. ジョジョ・ラビット
    • S
    • 4.44

    第二次大戦下のドイツで、空想の友達ヒトラーに励まされる少年が、ユダヤ人の少女と出会い世界を知る物語。

    第二次世界大戦末期のドイツ。10歳の少年ジョジョは、立派な兵士になることを夢見る愛国少年。彼の空想上の親友は、陽気でおっちょこちょいなアドルフ・ヒトラー。ある日、ジョジョは自宅の屋根裏に、母親がユダヤ人の少女エルサを匿っていることを発見。ナチスの教えに従い「敵」を捕らえるべきか葛藤するが、エルサと話すうちに、教えられてきたユダヤ人像との違いに戸惑い、次第に彼女に惹かれていく。戦争という狂気の中で、少年が見つけ出す本当の愛と優しさ。彼の小さな世界が大きく変わる瞬間。

    ネット上の声

    • 笑えるのに、最後は涙が止まらなかった。戦争を子供の視点で描くってこういうことか。靴紐のシーンが忘れられない。
    • 最高!絶対見るべき。
    • 重いテーマをユーモアで包む監督のセンスがすごい。考えさせられる良い映画でした。
    • ポップで観やすいけど、メッセージは深い。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ドイツ,アメリカ
    • 時間109分
    • 監督タイカ・ワイティティ
    • 主演ローマン・グリフィン・デイヴィス
  17. Vフォー・ヴェンデッタ
    • S
    • 4.44

    第三次世界大戦後の独裁国家イギリスで、仮面の男「V」が国家に反旗を翻す、自由を問う革命サスペンス。

    独裁者アダム・サトラーが支配する近未来のロンドン。全体主義国家と化した社会で、人々は恐怖と監視の下での生活。11月5日、ガイ・フォークスの仮面を被った謎の男「V」が出現。卓越した戦闘能力とカリスマ性で、彼は体制転覆を計画。偶然Vに命を救われたテレビ局員のイヴィーは、彼のテロ活動に巻き込まれていく。Vの目的とは何か、そして彼の隠された過去とは。自由を求める人々の意志が、国家を揺るがす壮絶な戦いの始まり。

    ネット上の声

    • 仮面の男Vがとにかく知的で魅力的。ただのアクション映画じゃなくて、社会や正義について深く考えさせられる。見終わった後も余韻がすごい。
    • ダークヒーローものが好きなら絶対ハマる!Vのアクションが華麗で最高にかっこいい。
    • ナタリー・ポートマンの演技がすごかった。特に髪を剃るシーンは息をのんだ。彼女の成長物語としても見れる。
    • 何度も観たくなる傑作です!
    アクション
    • 製作年2005年
    • 製作国イギリス,ドイツ
    • 時間132分
    • 監督ジェームズ・マクティーグ
    • 主演ナタリー・ポートマン
  18. 赤毛のアン
    • A
    • 4.43

    想像力豊かな赤毛の少女アンが、美しいプリンスエドワード島を舞台に、愛と友情を見つけ成長していく不朽の名作。

    19世紀末、カナダのプリンスエドワード島。農家の手伝いとして男の子を望んでいた老兄妹、マシューとマリラのもとに、手違いでやってきたのは赤毛でそばかすだらけの孤児の少女アン・シャーリー。おしゃべりで空想好きなアンは、厳格なマリラと衝突しながらも、その豊かな感受性と真っ直ぐな心で、次第に周囲の人々の心を溶かしていく。親友ダイアナとの出会い、ライバルのギルバートとの競争、そして数々の失敗。美しい自然に囲まれた「グリーン・ゲイブルズ」での日々が、アンをかけがえのない家族の一員へと変えていく物語。

    ネット上の声

    • 子供の頃に原作を読んで大好きだった作品。アンのイメージがミーガン・フォローズにぴったりで、本当に物語から出てきたみたい。プリンスエドワード島の景色も美しくて、何回見ても心が洗われます。
    • めちゃくちゃ良かった!
    • アンのおしゃべりはすごいけど、マシューとマリラがだんだん心を開いていく様子に泣ける。
    • とにかく風景が綺麗でため息が出ます。アンの空想豊かな言葉と美しい景色が合わさって、最高の作品になってる。
    青春
    • 製作年1986年
    • 製作国カナダ,アメリカ,ドイツ
    • 時間141分
    • 監督ケヴィン・サリヴァン
    • 主演ミーガン・フォローズ
  19. ヒトラーの忘れもの
    • A
    • 4.40

    第二次大戦直後のデンマーク。ナチスが埋めた200万個の地雷。その撤去を命じられたのは、ドイツの少年兵たち。

    1945年、第二次世界大戦終結直後のデンマーク西海岸。ナチス・ドイツが埋設した無数の地雷を撤去するため、捕虜となったドイツの少年兵たちが集められる。彼らを監督するのは、ドイツ兵に激しい憎悪を抱くデンマーク軍のラスムスン軍曹。飢えと恐怖の中、素手で死と隣り合わせの作業を強いられる少年たち。非人道的な任務を遂行するうち、軍曹の心に芽生える葛藤。憎しみの連鎖の果てに見えるもの。

    ネット上の声

    • 戦争が終わっても地獄は続く。ドイツの少年兵が地雷を撤去する話だけど、とにかく緊張感がヤバい。鬼軍曹の心が少しずつ変わっていく様子に人間味を感じた。邦題はちょっと軽いけど、内容は本当に重くて、観てよかったと思える傑作。
    • こんな史実があったなんて知らなかった。ただただ少年たちが可哀想で、見てるのが辛かった…。
    • タイトルに惹かれて観たけど、思ったより感動はしなかったかな。話は重いし、緊迫感はあるんだけどね。
    • ラストが本当に秀逸。
    戦争
    • 製作年2015年
    • 製作国デンマーク,ドイツ
    • 時間101分
    • 監督マーチン・サントフリート
    • 主演ローランド・ムーラー
    • レンタル
  20. 僕たちは希望という名の列車に乗った
    • A
    • 4.40

    東ドイツの高校生たちによる、たった2分間の黙祷。それが、国家を揺るがす重大事件の始まりだった。

    1956年、鉄のカーテンに閉ざされた東ドイツ。高校生のテオとクルトは、西側のラジオでハンガリー動乱を知り、犠牲者を追悼するためクラス全員で2分間の黙祷を捧げる。だが、この純粋な行動は「反革命的行為」と見なされ、政府から厳しい尋問を受けることに。友情、裏切り、そして家族への想い。密告を強要される中、彼らが下した人生最大の決断とは。

    ネット上の声

    • 実話ベースってのがすごい。社会派映画かと思いきや、友情とか将来とかで悩む高校生の青春映画でもあって、めちゃくちゃ引き込まれた。たった2分間の黙祷が、彼らの人生を大きく変えるなんて…。
    • 終盤は鳥肌が止まらなかった。静かな映画だけど、心にズシンと響く。こんなに感動したのは久しぶりかも。
    • 良い映画だとは思うけど、絶賛されるほどかな?って感じ。邦題がちょっとダサいのが残念w でも内容はしっかりしてた。
    • 思った以上に良くてびっくりした!
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国ドイツ
    • 時間111分
    • 監督ラース・クラウメ
    • 主演レオナルド・シャイヒャー
  21. The seed of the sacred fig(英題)
    • A
    • 4.39
    国家公務に従事する⼀家の主・イマンは 20 年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。 報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。しかしある⽇、家庭内から銃が消えた――。 最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの 3 ⼈に向けられる。誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。 そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。 カンヌ国際映画祭<審査員特別賞>受賞の衝撃のサスペンススリラー!

    ネット上の声

    • ポスターの情報だけで観に行ったら、とんでもない衝撃作だった。国家という大きな力に翻弄される家族の物語が、息苦しいほどリアル。長尺だけど、最後まで目が離せなかった。これは解放の物語。
    • イラン映画ってあまり観ないけど、これはすごい。家庭内の出来事が、社会全体の問題に繋がっていく感じが巧みだった。
    • ちょっと長くて、正直途中少しダレたかな。テーマは重いけど、考えさせられる映画ではあった。
    • 観終わった後、しばらく席を立てなかった。
    ヒューマンドラマ、 サスペンス
    • 製作年2024年
    • 製作国フランス,ドイツ,イラク
    • 時間167分
    • 監督モハマド・ラスロフ
    • 主演ミシャク・ザラ
    • レンタル
  22. 西部戦線異状なし
    • A
    • 4.39

    英雄を夢見て第一次大戦の西部戦線へ。そこは、若者の理想が砲弾と泥濘に砕け散る、あまりにも無慈悲な地獄だった。

    1917年、ドイツ。愛国心に燃える17歳のパウルは、友人たちと共に入隊し、西部戦線へと送られる。しかし、英雄になるという甘い幻想は、着任初日に打ち砕かれた。そこは泥と死臭にまみれた塹壕という名の地獄。鳴り響く砲撃、突撃の合図、目の前で命を落とす仲間たち。生き残ることだけが目的となった極限状況は、彼の精神を徐々に蝕んでいく。戦争の非人間性を体感した若き兵士を待ち受ける、残酷な運命。

    ネット上の声

    • 今まで観た戦争映画の中でもトップクラス。特に塹壕戦の描写がリアルすぎて、泥と血の匂いまで伝わってくるようだった。英雄譚ではなく、ただただ戦争の虚しさと理不尽さを突きつけられる。今この時代にこそ観るべき一本だと思う。
    • とにかく重い…。でも目を背けちゃいけない現実だと思った。主人公たちの無邪気さが戦争によって奪われていくのが辛すぎた。
    • これは傑作。言葉が出ない。
    • 描写がリアルすぎて私にはキツかった…。グロいのが苦手な人は覚悟した方がいいかも。ストーリーも救いがなくて、ただただ落ち込む。
    戦争、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2022年
    • 製作国ドイツ,アメリカ
    • 時間147分
    • 監督エドワード・ベルガー
    • 主演フェリックス・カマラー
  23. トロピカル・マラディ
    • A
    • 4.37

    兵士と青年の穏やかな恋。そして、虎の精霊が潜む神秘の森へ。愛と伝説が交錯する、タイの熱帯病。

    物語は二部構成。前半は、タイの田舎町を舞台にした兵士ケンと青年トンの淡い恋物語。穏やかな時間が流れる中、二人の距離はゆっくりと縮まっていく。しかし、物語は突如として変貌を遂げる。後半、一人の兵士が、村人を襲う虎の精霊を追って鬱蒼としたジャングルへと足を踏み入れる。そこは現実と神話が溶け合う不可思議な世界。愛した者の魂を追うかのような兵士の彷徨は、観る者を官能的で悪夢的な迷宮へと誘う。

    ネット上の声

    • 前半の穏やかな恋愛模様から、後半の森と虎をめぐる神話的な世界への転換が圧巻。まさに傑作でした。
    • ごめんなさい、私にはまったく面白さが分かりませんでした。
    • 途中、唐突なエアロビで笑ったw 不思議な映画だったけど、なぜか記憶に残る。
    • 男性同士の恋愛話かと思ったら、後半で一転。ちょっと置いていかれた感はあるかも。
    ファンタジー、 ヒューマンドラマ
    • 製作年2004年
    • 製作国タイ,フランス,ドイツ,イタリア
    • 時間118分
    • 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
    • 主演バンロップ・ロームノーイ
  24. 溶岩の家
    • A
    • 4.37

    火山島に囚われた看護師。言葉も通じぬ異郷で、彼女は意識不明の男の過去と島の魂に触れていく。

    リスボンで働く看護師マリアナ。彼女は、昏睡状態に陥った移民労働者レアオンを、彼の故郷であるカーボベルデ諸島のフォゴ島へ送り届ける。しかし、島に着いた途端、帰りの術を失い、彼女は島に閉じ込められてしまう。荒涼とした溶岩台地、貧しくも誇り高く生きる島民たち。マリアナはレアオンの過去を探りながら、この土地の持つ根源的な力と対峙していく。現実と神話が混じり合う地で、自己を見失い、そして再生する魂の記録。

    ネット上の声

    • ストーリーは難解だけど、映像の力が圧倒的。島の荒涼とした風景と人々の虚無的な表情が焼き付いて離れない感じ。
    • 意味は分からないけど好き。画面のザラついた空気感が最高でした。
    • 画面が暗くて何が起きてるか分からないシーンが多かったな。芸術的なんだろうけど、ちょっと眠くなったw
    • まさに映像詩。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1994年
    • 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ
    • 時間110分
    • 監督ペドロ・コスタ
    • 主演イネス・メディロス
  25. ベルリン・アレクサンダー広場
    • A
    • 4.36

    1920年代末の混沌のベルリン、まっとうな人間になることを誓った元囚人の男が、抗えぬ運命と社会の闇に飲み込まれていく壮大な叙事詩。

    舞台は世界恐慌前夜、退廃と不安が渦巻く1928年のドイツ・ベルリン。恋人殺しの罪で4年の刑期を終えたフランツ・ビーバーコップ。彼は「これからは正直に生きる」と固く心に誓い、社会復帰を目指す。しかし、混沌とした大都市は彼に安息を与えない。新聞売りや客引きとして生計を立てようとするも、悪友ラインホルトとの出会いが彼の運命を再び暗転させる。裏切り、暴力、そして抗えぬ犯罪の世界への誘惑。次々と襲いかかる試練の中、彼は人間としての尊厳を保てるのか。絶望の淵で彼が見出すものとは。

    ネット上の声

    • ファスビンダーの集大成。全14話、見終わった後の疲労感と満足感がすごい。どうしようもない主人公と大都市ベルリンの描き方が深くて、まさに傑作だと思う。
    • 長すぎて途中で挫折しそうになったw
    • 主人公が本当にダメな奴なんだけど、なぜか目が離せない。1920年代の空気が伝わってくるようだった。
    • まさに罪と罰。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1980年
    • 製作国イタリア,ドイツ
    • 時間---分
    • 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
    • 主演ギュンター・ランプレヒト
  26. 春夏秋冬そして春
    • A
    • 4.36

    湖上の寺で繰り返される、一人の男の生涯。自然の摂理と人生の業を描く、静謐で美しい物語。

    雄大な自然に囲まれた、湖に浮かぶ小さな寺。そこで暮らす老僧と一人の少年。無邪気な「春」、恋を知る「夏」、罪を犯す「秋」、そして贖罪の「冬」。季節の移ろいと共に、少年の人生もまた巡っていく。殺生、愛欲、嫉妬、そして救済。人生のあらゆる局面を、静かな湖面が映し出す。キム・ギドク監督が、圧倒的な映像美で人間の業と魂の救済を描ききった、珠玉の寓話。

    ネット上の声

    • 【人生の喜怒哀楽をある男の幼少期から壮年期の姿を通じ湖上の老寺を舞台に描き出す、キム・ギドク監督の哲学的で静的な作品。人間の生と死は輪廻であり、年が経ても自然は変わらずに春夏秋冬を迎えるのである。】
    • なんだかんだでキム・ギ毒作品18作目の鑑賞👀
    • キム・ギドクは凄い!と初めて感じた作品
    • 神秘的なまでの【映像美】に酔わされた
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2003年
    • 製作国韓国,ドイツ
    • 時間102分
    • 監督キム・ギドク
    • 主演オ・ヨンス
  27. U・ボート
    • A
    • 4.36

    第二次大戦下のドイツ潜水艦を舞台に、若き乗組員たちが閉鎖空間で直面する死と隣り合わせの極限状況を描く戦争ドラマ。

    1941年、第二次世界大戦の激戦区、大西洋。ドイツ軍の潜水艦U-96に、報道部員のヴェルナー少尉が乗り込む。若き艦長と経験の浅い乗組員たちは、敵の輸送船団を撃沈すべく出港。しかし、任務は想像を絶する過酷さ。敵駆逐艦による執拗な爆雷攻撃、荒れ狂う嵐、そして艦内の酸素欠乏。狭く息苦しい鉄の棺桶の中で、彼らは次第に精神的にも肉体的にも追い詰められていく。生きて故郷に帰るという唯一の願いを胸に、死の淵をさまよう男たちの壮絶な航海の記録。

    ネット上の声

    • およそエンターテイメント性とは掛け離れた重苦しい雰囲気
    • 公開よりちょっと遅れて、80年代名画座で観ました
    • 海戦譚は独逸海軍が登場すると格調高い
    • ぜひTVシリーズ完全版を観てほしい。
    リアルな戦闘シーンがある、 どんでん返し、 戦争
    • 製作年1981年
    • 製作国ドイツ
    • 時間135分
    • 監督ウォルフガング・ペーターゼン
    • 主演ユルゲン・プロフノウ
  28. ゴンドラ
    • A
    • 4.36
    「ツバル TUVALU」「ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を」などで知られるドイツのファイト・ヘルマーが監督・脚本を手がけ、山の谷間を行き来する2台のゴンドラで働く2人の女性が織りなす物語をセリフなしで描いたドイツ・ジョージア合作映画。 コーカサス山脈の西に位置するジョージアの小さな村で、古いゴンドラの乗務員として働き始めたイヴァと、もう1台のゴンドラの乗務員を務めるニノ。威張り屋の駅長には腹が立つことばかりだが、2人も負けてはいない。すれ違うゴンドラでイヴァとニノが交わし合う奇想天外なやりとりは、いつしか地上の住民たちも巻き込んでいき……。 劇中に登場するゴンドラはジョージア南部の小さな村フロに実在し、「ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラ」として知られている。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

    ネット上の声

    • 優しさと心地よさでユニークに包み込んだ快作
    • 画角やアングルの工夫と展開の面白さ
    • 危ないよ、ちゃんと仕事しようぜ。
    • 幸せな気分になれる映画です
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国ドイツ,ジョージア
    • 時間85分
    • 監督ファイト・ヘルマー
    • 主演ニニ・ソセリア
    • レンタル
  29. ヴェルクマイスター・ハーモニー
    • A
    • 4.35

    凍てつくハンガリーの田舎町に現れた巨大なクジラと謎のサーカス団が、人々の狂気を呼び覚ます不条理劇。

    雪に閉ざされたハンガリーの小さな町。心優しい郵便配達員の青年ヤーノシュは、宇宙の調和について語ることを日課とする日々。ある日、町に巨大なクジラの死骸を乗せたサーカス団が到着。その不気味な存在は、町に不穏な噂と緊張をもたらす。ヤーノシュは町の異様な雰囲気に戸惑いながらも日常を保とうとするが、サーカス団が連れてきた謎の「プリンス」の扇動により、住民たちの不満と暴力性が爆発。純粋な魂を持つヤーノシュが見つめる、秩序が崩壊し暴力が支配する世界の果て。

    ネット上の声

    • 四半世紀を経て、預言者の如く還ってきたクジラ
    • 死せる大いなる者への挽歌。黙祷せよ。
    • 「クジラ」とはいったい何なのか?
    • タル・ベーラの傑作、ここに在り
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2000年
    • 製作国ハンガリー,ドイツ,フランス
    • 時間145分
    • 監督タル・ベーラ
    • 主演ラース・ルドルフ
    • レンタル
    • レンタル
  30. アンティゴネ ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版1948年 (ズーアカンプ社)
    • A
    • 4.35

    神の法か、国家の法か。兄の埋葬を巡り、一人の女が絶対権力に挑む、ソポクレスの悲劇を再構築した前衛的映像詩。

    古代ギリシャの都市テーバイ。王位を争い相討ちとなった二人の兄。新たな王クレオンは、反逆者と見なした兄の埋葬を禁じる国家の布告を出す。しかし、妹アンティゴネは「神の法」は人の定めた法に優先すると信じ、王命に背いて兄を弔うことを決意。彼女の揺るぎない信念は、国家の秩序を重んじるクレオンとの絶対的な対立を生む。個人の良心と国家の法のどちらが正義か。厳格な形式美と削ぎ落とされた演出の中、登場人物たちの言葉が鋭く響き渡る。破滅へと向かう運命の物語。

    ネット上の声

    • ストローブ&ユイレ!!
    • 古典作品を扱ったストローブ=ユイレの映画には苦手意識があったが、これはとてもわか
    • 紀元前のソポクレスが書きヘルダーリン、ブレヒトによって2度手を加えられた、二千年
    • ソポクレス〜ヘルダーリン〜ブレヒト〜ストローブ=ユイレ 〜 そして現代人へ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1992年
    • 製作国ドイツ,フランス
    • 時間100分
    • 監督ダニエル・ユイレ
    • 主演アストリート・オフナー
  31. ドッグヴィル
    • A
    • 4.34

    閉鎖的な村に逃げ込んできた謎の美女グレース。彼女の存在が、偽善に満ちた村人たちの本性を暴き、静かな共同体を狂気の舞台へと変貌させる衝撃のスリラー。

    1930年代、ロッキー山脈の麓にある孤立した村「ドッグヴィル」。ある日、ギャングに追われる美しい女性グレースが村へ逃げ込んでくる。村人たちは戸惑いながらも、彼女を匿うことを条件に労働を課す。最初は親切だった村人たち。しかし、彼女の弱みにつけ込み、次第にその要求はエスカレート。やがて、グレースは村人たちの欲望のはけ口となり、奴隷同然の扱いを受けることに。人間の醜い本性が剥き出しになる中、彼女が下す最後の決断。

    ネット上の声

    • こんな作品は、一度だけでいい!
    • ラーさんもうぶっちゃけすぎ!!
    • 言葉を失う圧倒的な感動と重さ
    • とても、奇妙な作品でした。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2003年
    • 製作国デンマーク,オランダ,スウェーデン,ドイツ,イギリス,フランス,フィンランド,ノルウェー,イタリア
    • 時間177分
    • 監督ラース・フォン・トリアー
    • 主演ニコール・キッドマン
    • レンタル
  32. ジャンプ
    • A
    • 4.34
    「EUフィルムデーズ2022」(22年5月28日~6月23日=国立映画アーカイブ/6月21日~7月18日=京都府京都文化博物館/8月23日~8月31日=広島市映像文化ライブラリー)上映作品。

    ネット上の声

    • 日本が戦後、高度経済成長期を迎えていた頃(最近ちょうど見てる小津安二郎作品の時代
    • 米ソ冷戦下、ソ連船から米国船の甲板に跳び移り亡命を希望したリトアニア人が、元の船
    • 【詳述は、『ザ·モール』欄で】半世紀前のソ連邦の一部とされてたリトアニアで、メカ
    ドキュメンタリー
    • 製作年2020年
    • 製作国リトアニア,ラトビア,フランス,ドイツ,アメリカ
    • 時間84分
    • 監督ギェドレ・ジツキーテ
    • 主演---
  33. アンダーグラウンド
    • A
    • 4.34

    50年に渡る狂乱のユーゴスラビア史を、地下に幽閉された男たちの祝祭と裏切りで描く、壮大な歴史寓話。

    第二次大戦下のベオグラード。ナチスに抵抗する闘士マルコとクロ。ある日、空爆を逃れるため、クロたちはマルコの用意した地下室へ。しかし戦争終結後も、マルコは私利私欲のため「戦争はまだ続いている」と嘘をつき、彼らを地下に閉じ込め武器を製造させる。時は流れ、欺瞞に満ちた地下の祝祭。やがて、あるきっかけで外の世界へ飛び出すクロ。彼が目にする、変わり果てた祖国の姿。これは、一つの国が崩壊していく様を描いた、悲しくも陽気な叙事詩。

    ネット上の声

    • なんとなくキービジュアルが気になっていたものの、171分の作品時間に尻込みして後
    • 史実と虚構が生み出す強烈なカオス
    • 歴史から消えた国がここにある。
    • 「映画芸術」の最高峰の一つ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1995年
    • 製作国フランス,ドイツ,ハンガリー
    • 時間171分
    • 監督エミール・クストリッツァ
    • 主演ミキ・マノイロヴィッチ
  34. 無伴奏「シャコンヌ」
    • A
    • 4.33

    天才ヴァイオリニストの父と、その才能を受け継ぐ息子。音楽が結び、そして引き裂く、父子の魂の物語。

    世界的なヴァイオリニストである父と、その才能を色濃く受け継いだ息子チャーリー。幼い頃から神童と呼ばれたチャーリーだったが、父は彼の才能を素直に認めようとしない。それは期待か、嫉妬か。偉大な父の影、そして音楽家としてのエゴが、父子の間に深い溝を生んでいく。二人の心を繋ぐのは、愛と憎しみが入り混じるヴァイオリンの音色のみ。やがて、父子の関係はバッハの難曲「シャコンヌ」を通して、宿命的な対決の時を迎える。音楽に翻弄される家族の、痛ましくも美しい魂の記録。

    ネット上の声

    • 心震わせる音の連なり
    • DVD熱望!!
    • 鑑賞後 思わずCD買った
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1994年
    • 製作国フランス,ベルギー,ドイツ
    • 時間94分
    • 監督シャルリー・ヴァン・ダム
    • 主演リシャール・ベリ
  35. 未完成の映画
    • A
    • 4.33
    「天安門、恋人たち」などの名匠ロウ・イエ監督が、中国・武漢に近い都市を舞台に、映画制作に携わる人々の姿を通してコロナ禍の「集団的トラウマの記録」をリアルに描いた作品。 映画監督シャオルイは10年前に中断された未完成のクィア映画を完成させるため、キャストとスタッフを集めて説得する。2020年1月、撮影が終わりに近づくなか、新種のウイルスに関する噂が広まりはじめる。やがてホテルがロックダウンされ、スタッフたちは部屋に閉じ込められたまま、すべてのコミュニケーションがスマホ画面のみに制限されてしまう。 フェイクドキュメンタリーのスタイルを採りながら、コロナ禍で実際に撮影されたスマホの映像を盛り込んで多層的に描きだす。出演は「スプリング・フィーバー」のチン・ハオ、「二重生活」のチー・シー。2024年・第77回カンヌ国際映画祭では特別招待作品としてドキュメンタリー部門にて上映され、第61回台北金馬奨では劇映画部門の最優秀作品賞・監督賞を受賞した。第25回東京フィルメックスで観客賞を受賞。

    ネット上の声

    • 名匠ロウ・イエ監督の虚構と現実世界に見事に翻弄される新感覚を味わえる傑作
    • 「青い凧」田壮壮
    • 旧暦新年のとき、防護服スタッフと患者が一緒に踊る映像にとても感動した
    • 婁燁/ロウ・イエ新作が、コロナ禍下の中国社会を鋭く穿つ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2024年
    • 製作国シンガポール,ドイツ
    • 時間107分
    • 監督ロウ・イエ
    • 主演チン・ハオ
  36. 黒猫・白猫
    • A
    • 4.33

    ドナウ川のほとりで繰り広げられる、ジプシーたちの破天荒な愛とドタバタ詐欺騒動。人生は奇跡の連続、予測不能な狂乱の一大叙事詩。

    舞台はユーゴスラビア、ドナウ川沿いのジプシー集落。詐欺師マトゥコは、列車強盗計画でマフィアのボス、ダダンに大金を騙し取られる大失態。借金のカタとして、マトゥコの息子ザーレはダダンの妹との結婚を強要。しかし、ザーレには愛するイダの存在。一方、花嫁も別の男を愛していた。死んだはずの祖父が蘇り、花嫁は逃亡、結婚式は前代未聞の大騒動へ。愛と自由を求め、若者たちの奇想天外な逃走劇が始まる、予測不能な結末。

    ネット上の声

    • クストリッツァの作品は動物と老人がかかせない
    • 太陽とアヒル、ブタ、ネズミ、ヒト、ネコ
    • エミール・クストリッツァの人間讃歌
    • 『人間って変な生き物だニャ・・・』
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1998年
    • 製作国フランス,ドイツ,ユーゴスラビア
    • 時間130分
    • 監督エミール・クストリッツァ
    • 主演バイラム・セヴェルジャン
  37. コレクティブ 国家の嘘
    • A
    • 4.32

    ナイトクラブ火災の裏に隠された巨大な医療不正。ペンを武器に、腐敗した国家権力に挑んだジャーナリストたちの執念の記録。

    2015年10月、ルーマニアのナイトクラブ「コレクティブ」で火災が発生。多くの若者が犠牲となったが、悲劇はそこで終わらなかった。火傷の治療を受けていたはずの入院患者が、次々と不可解な死を遂げる。この事態に疑問を抱いたのは、一軒のスポーツ新聞の調査報道チーム。彼らは、病院で使われる殺菌消毒剤が、効果がないほど薄められていたという驚愕の事実を暴き出す。一つのスクープをきっかけに、医療システム、そして国家そのものに深く根差した、巨大な腐敗の連鎖が明らかに。内部告発者、被害者家族、そして新任の保健大臣。真実を追求する者たちの姿を追った、息をのむドキュメンタリー。

    ネット上の声

    • 無力感や寂寥感に正面から向き合った作り手の姿勢に拍手
    • 是非、このタイミングで観て欲しい
    • 凄まじいドキュメンタリー
    • 他人事ではない
    ドキュメンタリー
    • 製作年2019年
    • 製作国ルーマニア,ルクセンブルク,ドイツ
    • 時間109分
    • 監督アレクサンダー・ナナウ
    • 主演---
  38. 愛、アムール
    • A
    • 4.32

    パリのアパルトマンで寄り添う老夫婦。病がもたらした日常の変化と、究極の愛の形。

    パリの瀟洒なアパルトマンで、穏やかな老後を過ごす元音楽教師の夫婦、ジョルジュとアンヌ。長年連れ添い、深い愛情で結ばれた二人。しかし、ある日突然、妻のアンヌが病に倒れ、手術も失敗し半身不随に。夫のジョルジュは、「もう二度と病院には戻りたくない」という妻の願いを聞き入れ、自宅での介護を決意する。日に日に衰弱していく妻を前に、献身的に支え続けるジョルジュ。だが、その生活は彼の心と体を少しずつ蝕んでいく。愛する人の尊厳を守るため、彼が下した決断とは。老いと病、そして死という普遍的なテーマに正面から向き合い、愛の究極の形を問いかける、感動の物語。

    ネット上の声

    • 老夫婦二人の愛☆ともに生き、ともにいく…
    • 穏やかに老い、安らかに逝くことの有り難さ
    • 最後のスタッフロールにも驚かされました
    • こういう評価をする人もいるということで
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2012年
    • 製作国フランス,ドイツ,オーストリア
    • 時間127分
    • 監督ミヒャエル・ハネケ
    • 主演ジャン=ルイ・トランティニャン
  39. ベレジーナ
    • A
    • 4.30

    スイスにやって来たロシア人コールガール。彼女の純粋な野心が、国家を揺るがす前代未聞のクーデターを巻き起こす!

    永世中立国スイス。この国の上流階級に憧れるロシア人コールガールのイリーナ。彼女は弁護士や退役軍人といった有力者たちの奇妙な要求に健気に応えながら、スイス人になる夢を追いかける。しかし、彼女の純粋すぎる野心と行動は、本人も知らぬ間に国家転覆を企む老人たちの計画の駒となっていた。ある日、彼女が引き起こした些細な事件が引き金となり、スイス全土を巻き込む前代未聞のクーデターへと発展。秩序と平和の国スイスの仮面を剥ぎ取る、奇想天外なブラック・コメディ。

    ネット上の声

    • 強烈な皮肉はヨーロッパ的
    • 書き割りスイス🇨🇭 キッチュと暗部を楽しむ!
    • エレナ・パノーヴァを魅る為の映画
    • ダニエル・シュミットの佳作
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1999年
    • 製作国スイス,ドイツ,オーストリア
    • 時間108分
    • 監督ダニエル・シュミット
    • 主演ジェラルディン・チャップリン
  40. 光りの墓
    • A
    • 4.30

    タイの臨時診療所、眠り続ける兵士たち。現実と夢、過去と現在が交錯する、静かで幻想的な物語。

    タイ東北部の町。かつて学校だった建物が、奇妙な眠り病に冒された兵士たちの臨時診療所に。ボランティアとして働く主婦ジェンは、一人の兵士イットの世話を始める。彼が眠る間、霊媒師の力を借りてコミュニケーションを試みるジェン。やがて彼女は、この土地に眠る古代の王たちの墓と、兵士たちの眠りの関係を知る。夢と現実の境界が溶け合い、見えない世界が姿を現す。静謐な映像美で描かれる、魂の記憶を巡る旅。

    ネット上の声

    • わからなかった…
    • 新文芸坐でのアピチャッポンオールナイト上映にて
    • 『物語』に支配されるということ❷。
    • Shall We Sleep ?
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2015年
    • 製作国タイ,イギリス,フランス,ドイツ,マレーシア
    • 時間122分
    • 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
    • 主演ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー
  41. 愛より強く
    • A
    • 4.29

    ドイツ・ハンブルク。死を望む男女が偽装結婚から始める、絶望と愛の激しい物語。

    現代ドイツ、ハンブルク。人生に絶望したトルコ系ドイツ人の男ジャヒト。厳格な家庭からの自由を渇望する女シベル。精神病院で出会った二人は、シベルの提案で偽装結婚という奇妙な共同生活を開始。互いに干渉せず、それぞれの自由を謳歌するはずだった日々。しかし、奔放なシベルに惹かれ始めるジャヒトの心。やがて、嫉妬が引き起こした悲劇が、二人の偽りの関係を根底から揺るがす。これは、愛を知ることで本当の絶望に直面する、魂の物語。

    ネット上の声

    • 映画の内容はすっかり忘れていたけど、いつか再鑑賞したい映画だったことは憶えていた
    • ストーリーは強烈で痛切、音楽はグッド!
    • 男の慟哭と女の打算と人生の不条理
    • 秀作だが、男には哀しすぎる愛憎劇
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2004年
    • 製作国ドイツ,トルコ
    • 時間121分
    • 監督ファティ・アキン
    • 主演ビロル・ユーネル
  42. 点子ちゃんとアントン
    • A
    • 4.29

    裕福な少女と貧しい少年、正反対の二人が育む固い友情と、大人たちを巻き込む大冒険の始まり。

    舞台は現代のドイツ・ミュンヘン。裕福な家庭に育つも両親の愛に飢える少女、点子ちゃん。一方、病気の母を助けるため、夜な夜なアイスクリームを売る健気な少年アントン。偶然の出会いから始まった二人の友情。しかし、点子ちゃんのベビーシッターが企む悪だくみが、彼らの日常を脅かす。アントンの母の手術費を稼ぐため、そして大切な友情を守るため、二人が下す大きな決断。

    ネット上の声

    • 観どころ満載!癒してくれる!暖かい作品!
    • 児童文学の映画化。でもシビアな面も・・・
    • 大切なことを思い出させてくれます
    • 邦画よ・・・なぜこれが出来ない?
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2000年
    • 製作国ドイツ
    • 時間108分
    • 監督カロリーヌ・リンク
    • 主演エレア・ガイスラー
  43. マザー、サン
    • A
    • 4.29

    死にゆく母と、献身的に寄り添う息子。人里離れた家で過ごす二人の最後の日々を絵画的に描く魂の物語。

    ロシアの片田舎、森の中に佇む一軒家。そこには、重い病で死期が近い母と、彼女をただ一人で介護する息子が静かに暮らしている。息子は弱っていく母を抱きかかえ、思い出の森を散策し、最後の時間を分かち合う。交わされる言葉は少ない。しかし、その沈黙と触れ合いの中には、言葉を超えた深い愛情と、避けられない別れへの覚悟が満ちている。まるで一枚の宗教画のような映像美で、究極の愛と喪失を描き出す、静かで荘厳な鎮魂歌。

    ネット上の声

    • 最期の1日…
    • 雨が降るまで
    • ソクーロフが描く死にゆく母と息子の愛のひととき
    • ソクーロフによる『惑星ソラリス』であると解釈したくなる程に霊的かつSF的な趣をあ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1997年
    • 製作国ドイツ,ロシア
    • 時間73分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ガドラン・ゲイヤー
  44. About Dry Grasses(英題)
    • A
    • 4.29
    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。 冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。 主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した。

    ネット上の声

    • 厳しくも美しい大自然に対比させられた主人公の卑小さに魂が震える
    • 人間の心中を如実に描いている傑作。サメットは薄気味悪い!
    • 感動や衝撃とは一味違う不可解な人間模様に引き込まれる
    • 人間の本質を抉り出す会話劇
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2023年
    • 製作国トルコ,フランス,ドイツ
    • 時間198分
    • 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
    • 主演デニズ・ジェリオウル
    • レンタル
    • レンタル
  45. パリ、テキサス
    • A
    • 4.28

    テキサスの荒野を彷徨う記憶喪失の男が、過去を取り戻し、離散した家族との絆を再生しようとする魂のロードムービー。

    舞台はアメリカ、テキサスの広大な砂漠地帯。4年間失踪し、一切の記憶を失った男、トラヴィスが発見される。弟ウォルトに引き取られ、彼が預かっていた息子ハンターと再会。当初は心を閉ざしていた息子も、トラヴィスの不器用な愛情に触れ、徐々に父子の絆を回復。そして二人は、同じく行方不明の妻であり母であるジェーンを探すため、一台の車で旅に出る決意。旅の果てに辿り着いた、妻の居場所。マジックミラー越しに、トラヴィスは空白の4年間に隠された衝撃の真実を語り始める。

    ネット上の声

    • 血の繋がり、家族愛、親子の絆と赤色の肖像
    • エンタメが選ぶ 《 映画3大無責任男 》
    • カントリーな風景と独特の恋愛観
    • 僕を登録してくれている皆さんへ
    旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
    • 製作年1984年
    • 製作国ドイツ,フランス
    • 時間146分
    • 監督ヴィム・ヴェンダース
    • 主演ハリー・ディーン・スタントン
  46. ガザ 素顔の日常
    • A
    • 4.28
    パレスチナ、ガザ地区の知られざる日常を捉えたドキュメンタリー。一般的に戦争のイメージが強いガザ地区だが、穏やかな地中海に面する同地区の気候は温暖で、花やイチゴの名産地でもある。美しいビーチには老若男女が訪れ、若者たちはサーフィンに興じる。その一方で、東京23区の6割ほどの広さしかない場所に約200万人のパレスチナ人が暮らしており、その多くが貧困にあえいでいる。イスラエルはガザ地区を壁で囲むだけではなく、2007年以降は物資や人の移動も制限しており、同地区は「天井のない監獄」とも呼ばれる。現実逃避するためにチェロを演奏する19歳のカルマは、国際法や政治学を学ぶため海外留学したいと考えている。14歳のアフマドの夢は、大きな漁船の船長になって兄弟たちと一緒に漁をすることだ。平和と普通の生活を夢見ながら、日常を強く生きようとする人々の姿を映し出す。

    ネット上の声

    • ただそこに爆撃があるだけ
    • 封鎖された町、ガザの真実がリアルに分かる貴重な1本
    • 一日も早い停戦を、パレスチナにガザに平和を・・
    • 「素顔の日常」からにじみ出る絶望的な閉塞感
    ドキュメンタリー
    • 製作年2019年
    • 製作国イギリス,カナダ,ドイツ
    • 時間92分
    • 監督ガリー・キーン
    • 主演---
  47. 見えざる人生
    • A
    • 4.27

    1950年代リオデジャネイロ。一つの嘘によって引き裂かれた姉妹。互いを想い続けながら生きた、彼女たちの見えざる人生の物語。

    1950年代、ブラジル、リオデジャネイロ。ピアニストを夢見る内気な妹エウリディーセと、自由奔放な姉ギダ。二人は固い絆で結ばれていた。しかし、ギダが恋人と駆け落ちしたことで、姉妹の運命は一変する。父の嘘によって互いが遠く離れた場所で暮らしていると信じ込まされ、同じ街にいながらも再会を阻まれてしまう。保守的な社会の中で、それぞれの夢や幸せを諦めながらも、いつか会える日を信じて手紙を書き続ける二人。数十年にわたる、姉妹の愛と喪失、そして見えない絆を描いた壮大な物語。

    ネット上の声

    • カンヌのある視点部門で最高賞受賞した映画がラテンビート映画祭で上映されるってこと
    • 一般的なブラジル人の性格なのか、何事にもザックリ感が強く、勘当となってからの姉ギ
    • 1950年代のリオデジャネイロ、厳しい親により引き離された姉妹がお互い夢見た人生
    • 衣装と照明が印象的だったけどいかんせん長い‥かなり長く感じた‥
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ブラジル,ドイツ
    • 時間139分
    • 監督カリン・アイヌーズ
    • 主演カロル・ドゥアルテ
  48. モーターヘッド/ザ・ワールド・イズ・アワーズVol.2
    • A
    • 4.27
    「暴走ロックンロールバンドの帝王」と呼ばれるイギリスのバンド「モーターヘッド」が2011年にドイツで開催されたヘビーメタルフェスティバル「バッケン・オープン・エア」に出演した際のライブ映像を劇場公開。 1975年の結成以来、シンプルで攻撃的な爆音ロックンロールを40年間にわたってかき鳴らし続け、唯一無二の存在感でジャンルを超えて支持されてきたモーターヘッド。ボーカル&ベースを担当するバンドの中心人物レミー・キルミスターが2015年12月28日に他界する約4年前に敢行された同フェスティバルでの暴走ロックンロールショウを収録。 音楽のミックスを手がけるのは、2004年のアルバム「Inferno」から15年のラストアルバム「Bad Magic」までモーターヘッドのアルバムを計6枚プロデュースし、彼らの音を最も知り尽くしているキャメロン・ウェブ。

    ネット上の声

    • 映画館の大音量で擬似ライブ!
    音楽
    • 製作年2012年
    • 製作国ドイツ,イギリス
    • 時間87分
    • 監督スコット・マクフェイデン
    • 主演レミー・キルミスター
  49. システム・クラッシャー 家に帰りたい
    • A
    • 4.27

    9歳の少女、行き場のない怒りと愛。里親、施設、その全てを破壊する彼女が唯一求めるのは、母の腕の中。

    現代ドイツの児童保護施設が舞台。主人公は、9歳の少女ベニー。愛らしい見た目とは裏腹に、制御不能な怒りの発作で周囲を破壊し、「システム・クラッシャー」と呼ばれる存在。彼女の激しい行動は、どの里親や施設も受け入れを拒否するほど。唯一の願いは、愛する母親と暮らすこと。しかし、母親自身も娘の暴力性に怯え、距離を置く。そんな彼女の前に、怒りの感情をコントロールする専門家ミヒャが出現。果たして彼女は、安らげる「家」を見つけることができるのか。その魂の叫びが胸を突き刺す。

    ネット上の声

    • 少年とケアラーが築く関係性のドラマに引き込まれる
    • 最初から最後まで見逃せない「救いのない」作品
    • 奥深い絶望の暗闇に沈められた気分に
    • ベルリン国際映画祭 銀熊賞、その他各国の賞を総ナメにしました 。 ...
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2019年
    • 製作国ドイツ
    • 時間125分
    • 監督ノラ・フィングシャイト
    • 主演ヘレナ・ツェンゲル
  50. ある画家の数奇な運命
    • A
    • 4.27

    ナチス政権から東西分断下のドイツへ。激動の時代に翻弄されながらも、芸術の真実を追い求めた一人の画家の半生。

    ナチス政権下のドイツで、芸術を愛する叔母を非人道的な政策で失った少年クルト。戦後、東ドイツの美術学生となった彼は、運命の女性エリーと恋に落ちる。しかし、彼女の父親は、奇しくも叔母を死に追いやった元ナチスの高官だった。愛と憎しみ、そして過去のトラウマに苛まれながら、クルトは芸術の中にのみ真実と救いを求める。激動のドイツ現代史を背景に、一人の芸術家が自らの魂の表現を獲得するまでを描く、壮大な人間ドラマ。

    ネット上の声

    • 主人公があまりにイケメンすぎるけど、殺された美しい叔母の存在は圧倒...
    • この同じ作品で二回目の削除となった。私も学習していないと反省してい...
    • 「事実は小説より奇なり」を地で行くリヒターの人生
    • アートは告発する
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2018年
    • 製作国ドイツ
    • 時間189分
    • 監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    • 主演トム・シリング

あなたのご意見をお聞かせください!

ここがダメ!こうしてほしい!
どんな些細なことでも構いません。
当サイトへのご意見を是非お聞かせください。
送信中です。しばらくお待ちください
貴重なご意見ありがとうございました。
頂いたご意見を元に、価値あるサイトを目指して改善いたします。
送信に失敗しました。