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家族の中で唯一耳が聞こえる少女が「歌う」という夢を見つけた時、愛する家族との間で揺れ動く、感動の青春音楽ドラマ。
アメリカの寂れた港町。高校生のルビーは、両親と兄、家族の中でたった一人の健聴者。彼女は、耳の聞こえない家族のために、幼い頃から通訳として家業の漁業を支えてきた。ある日、ふと入部した合唱クラブで、彼女は歌うことの喜びに目覚め、名門音楽大学への進学という夢を抱く。しかし、彼女の歌声は家族には届かない。夢を追うことは、家族を支えるという自分の役割を捨てること。夢と家族への愛との間で、ルビーの心は激しく揺れ動く。彼女が自分の人生のために下す、大きな決断。
ネット上の声
- 家族の中で自分だけ耳が聞こえる主人公。音が消える演出が秀逸で、家族の気持ちが痛いほど伝わってきて涙が止まらなかった。
- とにかく家族が最高!下品だけど愛があって、見ていてすごく温かい気持ちになった。
- 最後の歌のシーンは反則でしょ…。ボロボロ泣いてしまった。映画館で見てよかった。
- フランス版『エール!』も好きだけど、こっちも良かった。アメリカらしいカラッとした雰囲気かな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国アメリカ,フランス,カナダ
- 時間112分
- 監督シアン・ヘダー
- 主演エミリア・ジョーンズ
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「ソハの地下水道」などで知られるポーランドの名匠アグニエシュカ・ホランドが、ポーランドとベラルーシの国境で“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、スリリングな展開と美しいモノクロ映像で描いた人間ドラマ。ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で大勢の難民をポーランド国境に移送する“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、難民家族、支援活動家、国境警備隊など複数の視点から映し出す。
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した家族。やっとのことで国境の森にたどり着いたものの、武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受けた末にベラルーシへ送り返され、さらにそこから再びポーランドへ強制移送されることに。一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、地獄のような日々を強いられる。
キャストには実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優たちを起用。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した。
ネット上の声
- モノクロの映像がドキュメンタリーみたいで、これが今の話だなんて信じられなかった。重いけど、絶対に観るべきだと思う。
- 難民問題のリアル。暗いしキツいけど、目を背けちゃいけない現実だよね。
- 観終わった後、どっと疲れた。でも観てよかった。
- まさにタイトルの通り。人間とそうでないものの境界線ってどこにあるんだろうって考えさせられた。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国ポーランド,フランス,チェコ,ベルギー
- 時間152分
- 監督アグニェシュカ・ホランド
- 主演ジャラル・アルタウィル
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出生記録がなく社会的に存在しない12歳の少年が、自分を産んだ両親を裁判で訴える衝撃のヒューマンドラマ。
現代レバノンの貧困街。スラムで生まれ育った12歳の少年ゼインには、出生届がない。学校にも行けず、IDもない彼は、法的には「存在しない子供」。最愛の妹が強制的に結婚させられたことをきっかけに家を飛び出し、不法移民の赤ん坊の面倒を見ながら過酷な日々を生き抜く。やがて、ある事件で投獄された彼は、法廷で驚くべき行動に出る。「僕をこの世に産んだ罪」で両親を告訴。彼の悲痛な訴えが、世界の不条理を鋭く突きつける。彼が本当に求めた、たった一つのもの。
ネット上の声
- これは映画なのかドキュメンタリーなのか…。あまりにリアルで、自分の無力さを突きつけられた。
- 主人公の男の子の目が忘れられない。演技とは思えない、魂の叫びだった。
- レバノン版『万引き家族』って感じ。ずっしり重くて考えさせられる。
- ただただ、衝撃。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国レバノン,フランス
- 時間125分
- 監督ナディーン・ラバキー
- 主演ゼイン・アル・ラフィーア
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パリの高級住宅街、首から下が麻痺した富豪とスラム出身の青年が出会う、奇跡の実話に基づく感動の物語。
舞台は現代のパリ。事故で首から下が動かなくなった大富豪フィリップ。彼の新しい介護人募集の面接に現れたのは、スラム街出身で介護経験ゼロの青年ドリス。失業手当の証明書が目当ての不真面目なドリスを、フィリップはなぜか採用。クラシックを愛するフィリップと、アース・ウィンド・アンド・ファイアーを好むドリス。住む世界も価値観も正反対のふたり。しかし、ドリスがフィリップを障がい者ではなく一人の人間として対等に扱ったことで、彼らの間には特別な絆が芽生え始める。互いの世界を知ることで、ふたりの人生は思いがけない方向へ。
ネット上の声
- 実話ベースってのがまた良い。笑えるし、最後はジーンとくる。同情とかじゃなくて、対等な友情って感じが最高でした。見てよかった!
- 音楽の使い方がオシャレで好き。二人のやり取りが面白くて、自然と笑顔になれる映画。
- 絶対観るべき!最高!
- 評判が良すぎたせいか、期待外れだった。話が単調で、そこまで感動はしなかったな。
車イス、 友情、 元気が出る、 ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間113分
- 監督エリック・トレダノ
- 主演フランソワ・クリュゼ
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ニューヨークを舞台に、孤独なプロの殺し屋と家族を失った少女が織りなす、切なくも危険な愛と復讐の物語。
舞台はニューヨーク。プロの殺し屋レオンは、仕事以外では誰とも関わらず、牛乳を飲み、観葉植物を愛でる孤独な日々。そのアパートの隣室に住む12歳の少女マチルダもまた、家庭に恵まれず孤独を抱えていた。ある日、マチルダが買い物に出ている間に、彼女の家族は麻薬を巡るトラブルから悪徳麻薬取締官スタンスフィールドによって惨殺される。帰る場所を失ったマチルダは、レオンに救いを求め、弟の復讐を誓う。戸惑いながらも彼女を匿うレオン。殺しの技術を教えてほしいと懇願する少女と、初めて人間的な感情に触れる殺し屋。二人の奇妙な共同生活と、命がけの復讐劇の幕開け。
ネット上の声
- 文句なしの最高傑作。ラストシーンは涙なしでは見られない。
- 何度観ても色褪せない。これぞ凶暴な純愛。
- ゲイリー・オールドマンの狂気的な演技がすごい。主役二人を食っちゃってる感すらある笑。
- 完全版で観るのが絶対おすすめ。レオンとマチルダの関係性がより深く描かれてて良い。
ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1994年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間133分
- 監督リュック・ベッソン
- 主演ジャン・レノ
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「息を殺して」「泳ぎすぎた夜」で国際的にも注目を集めている俊英・五十嵐耕平監督が、海辺の町を舞台に忘れることのできない大切な時間を描いた、ひと夏の物語。
2023年8月19日、伊豆にある海辺のリゾートホテルを訪れた幼なじみの佐野と宮田。そのホテルはまもなく閉館することになっており、アンをはじめとしたベトナム人の従業員たちは、ひと足早く退職日を迎えようとしている。佐野は、5年前にここで出会って恋に落ち、結婚した妻の凪を最近亡くしたばかり。妻との思い出に固執し、自暴自棄になる佐野の様子を見かねた宮田は、友人として助言をするものの、その言葉は佐野には届かない。2人は少ない言葉を交わしながら思い出の場所を巡り、5年前に凪が失くした赤い帽子を探すが……。
佐野役を「TOCKA タスカー」の佐野弘樹、宮田役を濱口竜介監督の「悪は存在しない」にも出演した宮田佳典、凪役を今泉力哉監督の「猫は逃げた」に主演して注目された山本奈衣瑠がそれぞれ演じた。「泳ぎすぎた夜」で共同監督を務めたダミアン・マニベルがプロデューサーとして参加し、日仏合作映画として製作された。第81回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ部門のオープニング作品に選出。
ネット上の声
- 凪が出てきてからはもう涙が止まらなかった。失ったものの中にこそ幸せな思い出があるって教えてくれる。見終わった後、無性にカップラーメンが食べたくなる映画。
- 最高でした。泣いた。
- ちょっと私には難しかったかな。雰囲気はすごく良かったんだけど、話の繋がりが掴みきれなかったかも。
- 主演の女優さんの演技がすごい。引き込まれるってこういうことかと思った。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本,フランス
- 時間94分
- 監督五十嵐耕平
- 主演佐野弘樹
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全てが歪み、崩れ落ちていく記憶の迷宮。父の視点で描かれる、かつてない認知症の衝撃的体験。
ロンドンの高級アパートで一人暮らしを送る81歳のアンソニー。娘のアンは、恋人とパリで暮らすため、父の介護を手配しようとする。しかし、アンソニーは頑なにそれを拒否。彼の周りでは不可解な出来事が次々と発生。見知らぬ男がリビングに現れ、娘の顔が別人に変わり、時間や場所の感覚さえも曖昧に。これは現実なのか、それとも彼の記憶が作り出した幻なのか。揺らぎ続ける現実の中で、彼は自身の尊厳を守ろうと必死にもがく。観る者の認識を根底から揺さぶる、傑作心理ミステリー。
ネット上の声
- アンソニー・ホプキンスの演技が凄すぎて鳥肌。これはただのドラマじゃなく、上質なサスペンスだった。
- 傑作。認知症の方が見ている世界を追体験した。
- 何が現実で何が記憶なのか、主人公と一緒に混乱していく感覚。他人事とは思えず、胸が締め付けられました。
- 認知症をテーマにした映画の概念が変わる。斬新な演出と脚本に脱帽。アカデミー賞も納得です。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間97分
- 監督フロリアン・ゼレール
- 主演アンソニー・ホプキンス
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亡き母の遺言が、双子の姉弟を中東の過去へと導く。それは、家族の存在そのものを揺るがす、あまりにも残酷な真実への旅路。
現代のカナダ。双子の姉弟ジャンヌとシモンのもとに届いた、亡き母ナワルの奇妙な遺言。それは、死んだはずの父と、存在さえ知らなかった兄を探し出し、二通の手紙を渡すというもの。母のルーツを辿るため、姉ジャンヌは一人、内戦の傷跡が残る中東へ。母の不可解な行動に反発していたシモンも、やがて姉を追う。調査を進めるうち、母が経験した内戦の壮絶な過去、そして想像を絶する家族の秘密が次々と明らかに。憎しみと愛が渦巻く母の人生の終着点。そこで双子が見つける真実とは。
ネット上の声
- 母の遺言から始まる、壮絶な過去を辿る旅。静かに進む物語が、最後に全ての点が線になった時の衝撃は言葉にならない。観終わった後、しばらく放心状態でした。これは覚悟して観るべき傑作。
- とにかく重い。でも観てよかった。人間の憎しみと愛の深さに震えました。ラストは本当に…絶句。忘れられない一本になった。
- 言葉を失うほどの衝撃作。
- すごく重くて辛い話だけど、脚本が本当にすごい。観るのに体力いるけど、映画好きなら観て損はないと思う。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間131分
- 監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 主演ルブナ・アザバル
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死を前にした老詩人が、偶然出会った少年と過ごす最後の一日。人生の意味を問う魂の旅路。
舞台はギリシャ、テッサロニキの港町。余命わずかな高名な詩人アレクサンドロス。家族との思い出が詰まった家を離れ、病院へ向かう最後の一日。偶然出会ったアルバニア難民の少年との交流。国境を越え、少年を故郷へ送り届けようと決意するアレクサンドロス。過去の記憶と現在が交錯する中、彼は人生で本当に大切だったものを見つめ直す。言葉を買い、一日を買い、永遠を手に入れようとした詩人の魂の彷徨。
ネット上の声
- 死を前にした詩人と難民の少年が過ごす最後の一日。映像が詩的で本当に美しかった。人生について深く考えさせられる、静かで心に染みる名作だと思う。
- バスのシーンが幻想的で忘れられない!音楽も相まって、夢の中にいるみたいだった。
- 独特の長回しが印象的。現実と過去の記憶が入り混じるので少し混乱したけど、それがまたこの映画の味なのかな。静かな映画が好きな人向け。
- うーん、正直ちょっと退屈だったかも…。芸術的なのはわかるけど、話があまり進まなくて眠くなっちゃったw
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
- 時間134分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ブルーノ・ガンツ
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18世紀フランス、孤島の屋敷。身分を隠し花嫁の肖像画を描く女性画家と、結婚を拒む令嬢の、燃え上がる禁断の恋物語。
18世紀、フランス・ブルターニュ地方の孤島。若き女性画家マリアンヌは、望まぬ結婚を控える貴族の娘エロイーズの肖像画を依頼される。しかし、エロイーズは絵のモデルになることを拒否。マリアンヌは身分を偽り、散歩相手として彼女に近づき、その姿を記憶に焼き付けて肖像画を完成させるという困難な使命。共に過ごす時間の中で、二人の間には言葉を超えた情熱的な視線が交わされ、やがて激しい恋に落ちる。約束された別れまでの、美しくも儚い日々の記録。
ネット上の声
- 完璧。映像も音も全部が美しすぎた。
- 静かな映画なのに、感情がめちゃくちゃ揺さぶられた。ラストシーンは本当に鳥肌ものです。
- 視線が交錯する緊張感がすごい。ただ見つめ合うだけで、これほど多くの感情が伝わってくる映画は初めてかも。絵画が好きな人には特におすすめ。
- 映像美は認めるけど、全体的に静かすぎて少し眠くなってしまったw 好きな人はハマるんだろうなという感じ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間122分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ノエミ・メルラン
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夏の北フランスを舞台に、冴えない中年男と美少女、そしてその父親が織りなす、ひと夏の淡い恋と友情の物語。
夏の休暇シーズン、フランス北部の海辺のキャンプ場。恋人もなく、一人でバカンスにやってきた冴えない中年男シルヴァン。彼の孤独な休暇は、快活で美しい少女ゴヤとの出会いで一変する。父親と二人でキャンプに来ていた彼女の天真爛漫な魅力に、シルヴァンは次第に惹かれていく。ゴヤとその父親との交流を深める中で、シルヴァンの心に芽生える淡い恋心。しかし、年の差という現実は、彼の心に戸惑いと切なさをもたらす。バカンスの終わりが近づく中、三人の関係に訪れる小さな変化と、忘れられない夏の日の記憶。
ネット上の声
- 邦題は『女っ気なし』だけど、全然そんなことないじゃん!笑 内気な主人公がバカンス先で出会う母娘とのひと夏の物語。海がとにかく綺麗で、淡い青の映像が心に残る。すごく好きな映画でした!
- 冴えない男シルヴァンがだんだん愛おしく見えてくる不思議な映画。フランスの田舎町の雰囲気も最高。
- モテない男の妄想みたいな話で、ちょっと都合よすぎない?って思っちゃったw でも映像は綺麗。
- これはいいやつ。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間58分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演ヴァンサン・マケーニュ
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1983年、夏の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳の少年が年上の大学院生と出会い、生涯忘れられない情熱的な恋に落ちるひと夏の物語。
舞台は1983年の北イタリア。家族と避暑地の別荘で夏を過ごす17歳の少年エリオの前に、大学教授である父の助手として、24歳のアメリカ人大学院生オリヴァーが現れる。自信に満ち溢れ、魅力的なオリヴァーに、エリオは次第に特別な感情を抱き始める。戸惑いながらも互いに惹かれ合う二人は、やがて激しい恋に落ちる。しかし、輝かしい太陽、美しい自然に包まれた楽園のような日々は、夏の終わりと共に終わりを告げようとしていた。生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描く、まばゆい記憶の物語。
ネット上の声
- とにかく映像と音楽が美しすぎる。北イタリアの夏の風景に溶け込む二人が眩しくて…。最後の父親の言葉には号泣しました。忘れられない一本になった。
- ティモシー・シャラメの美しさにやられた…。切なくて儚いひと夏の恋、最高でした。
- 映像が綺麗なのはわかるけど、話が単調で退屈だった。正直、自分には合わなかったな。
- 切ないけど、美しい恋。
同性愛、 ボーイズラブ(BL)、 恋愛
- 製作年2017年
- 製作国イタリア,フランス,ブラジル,アメリカ
- 時間132分
- 監督ルカ・グァダニーノ
- 主演アーミー・ハマー
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レネー・ゼルウィガー主演の世界的ヒット作「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの9年ぶりの続編となる第4作。
4年前、最愛の夫マークがスーダンでの人道支援活動中に命を落とし、深い悲しみを抱えながらシングルマザーとして2人の子どもを育てるブリジット。自分の欲を捨てて全力で子育てに専念してきたが、親友たちや元恋人ダニエルに支えられ、テレビ局の仕事に復帰することに。そんなある日、ブリジットは公園で出会った29歳の男性ロクスターとアプリでつながり、距離を縮めていく。その一方で、厳しい理科教師ミスター・ウォーラカーが息子ビリーに向ける真摯な優しさを知り、どこか気になる存在に。子育てや仕事に追われながら、子どもたちに「いつでもマークが恋しい」と話すブリジットだったが……。
ドラマ「プライム・ターゲット 狙われた数列」のレオ・ウッドールがロクスター、「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォーがウォーラカーを演じ、ダニエル役のヒュー・グラントらおなじみの顔ぶれも登場。「To Leslie トゥ・レスリー」のマイケル・モリス監督がメガホンをとった。
ネット上の声
- 歳を重ねてもブリジットはブリジットのまま!笑ったし、最後はホロリとさせられた。
- まさかの続編!待ってました!
- 正直、もういいかなと思ってたけど、観たらやっぱり面白かった。さすがです。
- 最高だった!
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国イギリス,フランス,アメリカ
- 時間125分
- 監督マイケル・モリス
- 主演レネー・ゼルウィガー
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「女っ気なし」「やさしい人」などのギョーム・ブラック監督が、南フランスの風光明媚な景色の中で夏のバカンスを謳歌する若者たちの姿を優しいまなざしでつづった青春映画。
夏の夜のセーヌ川のほとり。不器用な青年フェリックスはアルマに恋をし、夢のような時間を過ごす。しかし翌朝、アルマは家族とバカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは優しい親友シェリフや相乗りアプリで知り合った生真面目な青年エドゥアールとともに、アルマを追って南フランスの田舎町ディーを目指すが……。
2017年製作の「7月の物語」に続いてブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した作品で、俳優には長編映画初出演の学生たちを起用。2020年・第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した。
ネット上の声
- フランスの夏のヴァカンスを一緒に体験してるみたいな気分になれる!登場人物みんな愛おしくて、見終わった後の多幸感がすごかった。夏にぴったりの映画。
- 最高の癒し映画!
- ギヨーム・ブラック監督らしい軽やかさ。心地よい余韻が残る一本だった。
- 仕事で疲れてたけど、これ観てすごくリラックスできた。登場人物たちのちょっと不器用な感じがリアルで、ニヤニヤしながら観ちゃったなw
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演エリック・ナンチュアン
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どら焼き屋を舞台に、元ハンセン病患者の老婆と雇われ店長の心の交流を描く、珠玉のヒューマンドラマ。
桜並木が美しい日本の町。どら焼き屋「どら春」の雇われ店長として、単調な日々を送る千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れる。彼女が作る絶品の「あん」は、たちまち店を繁盛させる。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が広まり、客足は遠のいてしまう。社会の偏見という現実の中、千太郎は徳江が背負ってきた過酷な人生と、生きることの本当の意味を知っていく。
ネット上の声
- 樹木希林さんの演技がすごすぎて、自然と涙がこぼれた。どら焼きが食べたくなるし、色々考えさせられる映画。
- 静かだけど、心に深く残る名作。
- 映像がとにかく綺麗。桜のシーンとか最高でした。ストーリーは少し悲しいけど、人との繋がりの温かさを感じられて、観終わった後、優しい気持ちになれました。
- 雰囲気は好きだけど、ちょっと展開がゆっくりかな。でも役者さんたちの演技は素晴らしかった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本,フランス,ドイツ
- 時間113分
- 監督河瀬直美
- 主演樹木希林
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3人の愛娘を殺されながらも共存の可能性を信じ、平和と人間の尊厳を追求するガザ出身の医師イゼルディン・アブラエーシュ博士に迫ったドキュメンタリー。
ガザ地区の貧困地域出身で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったアブラエーシュ博士。産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わる彼は、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、医療で分断に橋を架けようとしてきた。しかし2009年1月、自宅がイスラエル軍による砲撃を受け、3人の娘と姪が命を落としてしまう。
砲撃直後、博士の涙の叫びはイスラエルのテレビで生放送されたが、翌日になると彼はテレビカメラを前に憎しみではなく共存について語り始める。決して復讐心や憎しみを持たない博士の赦しと和解の精神は世界中の人々に感動を与え、自伝「それでも、私は憎まない あるガザの医師が払った平和への代償」は世界的ベストセラーとなった。しかし2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃、それ以降のイスラエルによるガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。
ネット上の声
- 娘を失ってもなお「憎まない」と言い切る医師の姿に胸を打たれた。これは全人類が見るべきドキュメンタリーだと思う。
- 言葉が出なかった。ただただ、すごい。
- 憎しみは連鎖するだけ。その通りだと痛感させられました。
- 「なぜ世界は私たちを見捨てたのか」という問いに、本当に返す言葉が見つからない。重いけど、見てよかった。
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間92分
- 監督タル・バルダ
- 主演---
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世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座バレエが上演したルドルフ・ヌレエフ振付による古典バレエの傑作「白鳥の湖」を、IMAXカメラで収録して劇場公開。
宮廷では、ジークフリート王子の誕生日を祝う宴の準備が進められている。王子は今度の誕生日に花嫁を選ばなければならないが、理想の愛を夢見て現実を忘れようとしていた。家庭教師ヴォルフガングは、そんな王子を現実に引き戻そうとする。物思いにふける王子は、悪魔ロットバルトの魔力で白鳥の姿に変えられてしまったオデット姫に出会う。真実の愛だけが魔法を解くことができると語るオデットに魅了された王子は、彼女だけを永遠に愛することを誓い、誕生日の宴に彼女を招く。しかし宴に現れたのは、オデットにそっくりなロットバルトの娘オディールだった。
パリ・オペラ座で初のアジア人エトワールとなった韓国出身のパク・セウンがオデットとオディールの2役を演じた。
ネット上の声
- 映画館でバレエなんてどうかな?と思ったけど、これは特等席!ダンサーの表情や息遣いまで伝わってきて感動。4300円は高いけど、パリまで行くことを考えたら安いもんですねw
- 最高でした!鳥肌立った!
- バレエ初めてだったけど、映像の迫力で引き込まれた。ストーリー予習しとけばもっと楽しめたかも。
- パク・セウンさんのオデット/オディール、素晴らしかった。指先まで神経の行き届いた踊りにうっとり。
- 製作年2024年
- 製作国フランス
- 時間140分
- 監督---
- 主演パク・セウン
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鬼才ホドロフスキーが描く自伝的ファンタジー。抑圧的な家庭を飛び出し、芸術と愛に目覚めた若き日の魂の解放の物語。
舞台は1940年代のチリ、サンティアゴ。厳格な父とオペラを歌うように話す母のもとで育つ、若き日のアレハンドロ・ホドロフスキー。詩との運命的な出会いを果たした彼は、抑圧的な家庭を捨てて家出を決意。ボヘミアンな芸術家たちが集う世界へ飛び込み、愛、死、そして創造の喜びに目覚めていく。現実と幻想が入り混じる万華鏡のような映像世界。苦悩と歓喜に満ちた青春の旅路の果て、彼は詩人として生きることを決意し、新たな世界へと旅立つ。
ネット上の声
- 頭の中どうなってんの!?って感じ。色彩が爆発してて、ずっと見てられる。ホドロフスキー監督、マジで天才すぎるでしょw
- 詩的でちょっとついていけない部分もあったけど、映像はすごく綺麗だった。独特の世界観ですね。
- 前作『リアリティのダンス』からの続編。相変わらずのホドロフスキー節が炸裂してて最高!生きるエネルギーをもらえた気がする。
- ごめんなさい、寝ちゃいました…。
伝記
- 製作年2016年
- 製作国フランス,チリ,日本
- 時間128分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演アダン・ホドロフスキー
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革命前のイラン、学生運動家だった映画監督と彼が刺した元警官、20年の時を経て再会し、あの日の事件を映画で再現するドキュメンタリードラマ。
1990年代のイラン、テヘラン。映画監督モフセン・マフマルバフは、新作のオーディション会場で、20年前に自らが刺した元警官と運命的な再会を果たす。学生運動に身を投じていた17歳の頃、警官から銃を奪おうとして彼を刺し、投獄された過去。監督は、この元警官を主役に、あの日の事件を映画として再現することを提案。しかし、撮影が始まると、パンを隠し持っていた若き日の監督と、植木鉢を抱えていた警官、二人の記憶は微妙に食い違う。加害者と被害者がそれぞれの視点から過去を再構築し、和解への道を探る衝撃作。
ネット上の声
- 監督自身の過去の事件を映画で再現するって構成がすごすぎる。どこまでが本当でどこからが映画なのか、頭が混乱したけど最後は鳥肌モノだった。
- 傑作!観てよかった。
- ちょっと難解だったかな。構成が複雑で一回じゃ理解しきれないかも。でも挑戦的で面白い。
- こんな映画観たことない!不思議な感覚に包まれる作品でした。
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督モフセン・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ
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第二次大戦後のシチリアの小さな村。映画に魅せられた少年と映写技師の老人、二人のかけがえのない友情と映画への愛の物語。
現代のローマ。著名な映画監督サルヴァトーレのもとに、故郷の映写技師アルフレードの訃報。少年時代、シチリアの小さな村の映画館「パラダイス座」だけが唯一の娯楽だったトト(サルヴァトーレの愛称)。映写室に入り浸り、フィルムの切れ端を集める彼と、頑固だが心優しいアルフレードとの間に芽生える特別な友情。やがて青年となったトトは初恋を経験し、人生の岐路に。アルフレードが彼に告げた、愛ある言葉とは。映画史に残る、感動のラストシーンへの序章。
ネット上の声
- 映画を愛するすべての人に見てほしい!トトとアルフレードの関係が本当に素敵で、ラストシーンは涙が止まりませんでした。音楽も最高で、心に残る一本です。
- 自分の人生と重ね合わせてしまった。ノスタルジックな気持ちに浸れる、大人のための映画だね。
- 3時間は長いけど、観てよかった。心があったかくなる、優しくて美しい物語でした。
- これぞ人生。傑作。
青春
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間175分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
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ニューヨークの片隅で孤独に生きる凄腕の殺し屋と、家族を惨殺された少女の奇妙な共同生活と純粋な愛の物語。
舞台はニューヨーク。牛乳を愛飲し、観葉植物だけが友だちのプロの殺し屋レオン。彼の隣室に住む12歳の少女マチルダ。ある日、マチルダの家族が麻薬取締局の悪徳警官スタンスフィールドによって惨殺される。偶然その場を離れていた彼女が助けを求めたのは、殺し屋レオンの部屋。家族の復讐を誓うマチルダは、レオンに殺しの技術を教えてほしいと懇願。戸惑いながらも彼女を受け入れたレオンの心に、これまで感じたことのない感情が芽生え始める。殺し屋に愛を教えた少女と、少女に生きる意味を見出した殺し屋。二人が下す、あまりにも過酷な決断。
ネット上の声
- これぞ名作。孤独な殺し屋と少女の奇妙な共同生活、そして芽生える愛情がたまらなく切ない。ラストシーンは何度観ても涙なしでは見られない。
- ジャン・レノもナタリー・ポートマンも最高!特にゲイリー・オールドマンの悪役っぷりは必見。
- 俺の人生ベストワン映画。
- 映像も音楽もお洒落で好き。ストーリーは悲しいけど、美しい純愛物語だと思う。
殺し屋、 アクション
- 製作年1994年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間111分
- 監督リュック・ベッソン
- 主演ジャン・レノ
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1995年、ボスニア。国連通訳のアイダは、迫りくる虐殺から家族を守れるのか。絶望的な状況下での、母の必死の闘い。
1995年7月、ボスニア紛争末期の町スレブレニツァ。セルビア人勢力の侵攻により、2万人以上の市民が国連保護下の避難キャンプに殺到。国連の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子もキャンプへ避難させる。しかし、武装解除された国連軍は無力で、キャンプ内は混乱を極める。迫りくる虐殺の危機。アイダは通訳という立場を利用し、家族を救うため必死に奔走する。だが、無情な現実は刻一刻と彼女を追い詰めていく。歴史的悲劇の渦中で、一人の女性が見た真実。
ネット上の声
- これは絶対に観るべき映画。ボスニア紛争で起きたジェノサイドを真正面から描いていて、とにかく胸が苦しくなる。国連の無力さ、そして主人公アイダの必死の抵抗が突き刺さる。学校では習わない現代史の悲劇を知る意味でも価値があると思う。
- ただただ圧倒された。主人公の、家族を守ろうとする眼差しが忘れられない。観終わった後、しばらく席を立てなかった。
- 実際にあったことだと思うと、言葉が出ない。
- 通訳という立場で、どちら側にも属しきれない主人公の葛藤がリアルだった。国連って一体何なんだろうと考えさせられた。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ルーマニア,オランダ,ドイツ,フランス,ノルウェー,トルコ
- 時間101分
- 監督ヤスミラ・ジュバニッチ
- 主演ヤスナ・ジュリチッチ
-
「鉄西区」「三姉妹 雲南の子」「死霊魂」などの作品で世界的に高く評価される中国出身のドキュメンタリー作家ワン・ビンが、中国の巨大経済地域の縫製工場で働く若者たちの姿をとらえたドキュメンタリー「青春」3部作の第3部。前2作に続いて若き出稼ぎ労働者たちの日常を記録し、同じ中国人でも都市部に住む人々は知らない、ひとつの世代の運命を浮かびあがらせていく。
春節の休暇が近づき閑散とする織里の縫製工場。わずかに残っていた労働者たちも、それぞれの故郷で春節を祝うため帰省する。休暇中に結婚式を挙げる者もいるが、故郷には仕事がない。ミンイェンの故郷である雲南は寒く、家の中にいても手がかじかんでしまう。やがて休暇が終わり、労働者たちは工場に戻ってくる。新たに雇われた若い世代の出稼ぎ労働者たちも加わり、工場には少年少女の幼い声が響く。
2024年・第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- とんでもない傑作。フランス映画なのに舞台は中国の奥地っていうのがまず面白い。長尺だけど全く飽きさせない緊張感がすごい。
- 観終わった後の余韻がすごい。自分の青春時代を思い出しちゃった。
- 3時間近いけど、独特の世界観で最後まで見れた。あの奇妙なバランス感覚は監督ならではだね。
- これは観るべき傑作。
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国フランス,ルクセンブルク,オランダ
- 時間152分
- 監督ワン・ビン
- 主演---
-
日本の公立小学校に通う1年生と6年生の学校生活を春夏秋冬にわたって描いたドキュメンタリー。
4月、入学したばかりの1年生は挙手のしかたや廊下の歩きかた、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学ぶ。そんな1年生の手助けをするのは6年生で、子どもたちはわずか6年の間に自分が何者であるかという自覚を持ち、6年生にふさわしい行動をとるようになる。コロナ禍で学校行事実施の有無に悩み議論を重ねる教師たち、社会生活のマナーを学ぶ1年生、経験を重ねて次章への準備を始める6年生。3学期になると、もうすぐ2年生になる1年生は新入生のために音楽演奏をすることになる。
イギリス人の父と日本人の母を持つドキュメンタリー監督・山崎エマが、公立小学校で150日、のべ4000時間にわたる長期取材を実施。掃除や給食の配膳などを子どもたち自身がおこなう日本式教育「TOKKATSU(特活=特別活動)」の様子もふんだんに収めながら、さまざまな役割を担うことで集団生活における協調性を身につけていく子どもたちの姿を映しだす。教育大国フィンランドでは4カ月のロングランヒットを記録するなど、海外からも注目を集めた。
ネット上の声
- 都内のある小学校のドキュメンタリー。先生方のきめ細やかな指導と、子供たちの成長する姿に感動しました。日本の教育の良さを再発見できた気がします。
- 自分の小学生時代を思い出して懐かしくなった。今の子たちも色々大変なんだなと考えさせられた。
- 素晴らしい!
- 海外の視点から日本の小学校を撮ってるのが面白い。ドキュメンタリーとしてはよく出来てたけど、ちょっと美化しすぎてる部分もあるかな?
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本,アメリカ,フィンランド,フランス
- 時間99分
- 監督山崎エマ
- 主演---
-
第二次世界大戦下のワルシャワ。ナチスドイツの侵攻により全てを奪われた天才ユダヤ人ピアニストの、壮絶なサバイバル。
1939年、ナチスドイツが侵攻したポーランドの首都ワルシャワ。ユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの日常は、突如として終わりを告げる。家族と共にワルシャワ・ゲットーへ強制移住させられ、飢えと屈辱の日々。やがて強制収容所への移送が始まる中、彼は奇跡的にゲットーから脱出。しかし、そこからが本当の地獄の始まり。廃墟と化した街を独り彷徨い、飢えと寒さ、そしていつ見つかるか分からない恐怖と戦う日々。彼の唯一の希望は、心の中で奏でる音楽。極限状況の中、一人のドイツ人将校との出会いが彼の運命を大きく変える。音楽が繋いだ魂の軌跡。
ネット上の声
- 戦争の悲惨さと、その中で生き抜く人間の生命力を描いた傑作。ただただ無力に逃げ惑う主人公の姿がリアルで、胸が締め付けられた。音楽が唯一の希望だったのが印象的。
- 観るのが辛いシーンも多いけど、ラストのピアノのシーンは本当に鳥肌モノ。音楽の力ってすごい。
- 歴史的に重要な映画なのはわかる。でも、全体的に重くて暗いから、正直2回目は見れないかな…。
- 間違いなく生涯ベストの一本。
ホロコーストが舞台、 ピアニスト、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フランス,ドイツ,ポーランド,イギリス
- 時間148分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演エイドリアン・ブロディ
-
「スター・ウォーズ」シリーズのレイ役で知られるデイジー・リドリーの主演で、女性として初めて英仏海峡を泳いで渡ることに成功した実在の水泳選手トゥルーディ・イーダリーの半生を描いたドラマ。
1905年、アメリカのニューヨークで生まれ育ったトゥルーディ・イーダリーは、目標を達成するためにはどんなことにも真摯に取り組む努力家だった。まだ女性が泳ぐことが一般的でなかった当時、世間から白い目で見られながらもあきらめず、姉や献身的なコーチらに支えられながら、1924年パリオリンピックに出場を果たす。そして彼女は、屈強な男だけが達成できると言われた英仏海峡を泳いで渡ることに挑戦しようと決意。女性には不可能だという声をはねのけ、困難に立ち向かっていく。
監督は「マレフィセント2」「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のヨアヒム・ローニング、脚本は「ライオン・キング」のジェフ・ナサンソン。製作は「トップガン マーヴェリック」ほか、「バッドボーイズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど数々のヒット作を送り出してきたプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー。Disney+で2024年7月19日から配信。
ネット上の声
- ディズニー+で何となく見始めたら大ヒット!実話っていうのが信じられないくらいドラマチックで、主人公のひたむきさに胸を打たれた。勇気をもらえる一本。
- すげえいい映画だった!
- デイジー・リドリーの演技が素晴らしかった。強い女性の物語はやっぱり良いね。
- ドーバー海峡を泳いで渡った女性の実話。派手さはないけど、静かな感動がある。こういう映画がもっと評価されてほしいな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国アメリカ,イギリス,ハンガリー,イタリア,フランス
- 時間130分
- 監督ヨアヒム・ローニング
- 主演デイジー・リドリー
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「父さんはドイツにいる」その言葉だけを信じ、幼い姉弟は汽車に飛び乗る。ギリシャの荒涼とした風景を巡る、過酷で詩的な旅路。
冬のギリシャ。12歳の姉ヴーラと5歳の弟アレクサンドロスは、一度も会ったことのない父親がドイツにいると信じている。父に会いたい一心で、二人はアテネの駅からドイツ行きの列車に忍び込み、あてのない旅を開始。しかし、幼い姉弟を待っていたのは、大人の世界の冷酷さ、暴力、そして束の間の優しさ。親切な旅芸人の一座との出会いと別れを経験し、厳しい現実が二人の純粋な願いを打ち砕いていく。濃い霧が立ち込める国境の川。その向こうに、彼らが探し求めた「風景」は存在するのか。
ネット上の声
- 映像美がとにかく圧巻。特に海から引き上げられる巨大な手のシーンは一生忘れないと思う。姉弟の過酷な旅は、まるで神話のようだった。映画好きなら一度は観るべき傑作。
- 幼い姉弟が健気で、でも旅はあまりにも残酷で…。胸が締め付けられました。ラストシーンは涙なしには見られない。
- 正直、私には合わなかったかな。映像が綺麗なのはわかるけど、全体的に暗くて話も難解。演出がちょっと気取ってる感じがしてしまった。
- 人生の厳しさを突きつけられるような映画。子供にはあまりに過酷な現実だけど、それでも前に進む姿に心を打たれた。
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ギリシャ,フランス
- 時間125分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ミカリス・ゼーナ
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「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、1冊の本をめぐって繰り広げられる父と息子の軋轢と邂逅を、膨大なセリフと美しい映像で描いたヒューマンドラマ。知人の父子の物語に魅了されたジェイラン監督が、自身の人生も反映させながら完成させた。作家志望の青年シナンは、大学を卒業してトロイ遺跡近くの故郷へ戻り、処女小説を出版しようとするが誰からも相手にされない。シナンの父イドリスは引退間際の教師で、競馬好きなイドリスとシナンは関係が上手くいかずにいた。父と同じ教師になって平凡な人生を送ることに疑問を抱きながらも、教員試験を受けるシナン。父子の気持ちは交わらぬように見えたが、誰も読まなかったシナンの小説が2人の心を繋いでいく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 3時間超えだけど、それを感じさせない濃密な会話劇。父と息子の関係性がじっくり描かれていて、自分と重ねて見てしまった。トルコの田舎の風景も美しくて、文学的な余韻に浸れる一本。
- とにかく長くて退屈だった…。主人公の理屈っぽい感じがずっと続いて、正直しんどかったです。自分には合わなかったかな。
- ジェイラン監督やっぱり好きだわー。主人公の青臭さとかプライドの高さが、逆に人間味あって引き込まれた。
- 映像がとにかく綺麗でした。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国トルコ,フランス,ドイツ,ブルガリア,マケドニア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,スウェーデン,カタール
- 時間189分
- 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
- 主演アイドゥン・ドウ・デミルコル
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13歳の夏、僕らの楽園は突然終わりを告げた。二人の少年の親密な友情が、残酷な現実によって引き裂かれる、痛ましくも美しい物語。
ベルギーののどかな田園地帯。13歳のレオとレミは、兄弟以上に親密な大親友。花畑を駆け抜け、同じベッドで眠り、二人だけの世界を共有する毎日。しかし、中学校に入学したことで、その完璧な関係に亀裂が生じる。クラスメイトから二人の親密さをからかわれたレオは、戸惑いからレミを避けるように。突然の拒絶に傷つくレミと、罪悪感を抱えるレオ。気まずい沈黙が二人を隔て、やがて取り返しのつかない悲劇へと繋がっていく。少年期の友情の輝きと、その喪失の痛み。
ネット上の声
- 言葉にならない感情が、表情や仕草だけで痛いほど伝わってきて本当に苦しかった。映像も綺麗で、忘れられない一本になりました。
- 子供の頃の、あの独特な残酷さを思い出して胸が締め付けられた。
- 親の視点で見ると、もう辛すぎて…。でも観てよかった。
- 子役の演技はすごい。でも主人公の気持ちが分かりにくくて、ちょっと置いていかれた感。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ベルギー,オランダ,フランス
- 時間104分
- 監督ルーカス・ドン
- 主演エデン・ダンブリン
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戦後シチリアの小さな村、映画に魅せられた少年と映写技師の友情、そして映画への愛を綴った感動の物語。
舞台は第二次世界大戦後のイタリア、シチリア島の小さな村。映画が大好きな少年トトと、村唯一の映画館「パラダイス座」の映写技師アルフレードとの出会い。映写室に入り浸り、検閲でカットされたフィルムの切れ端を集めるトト。厳しくも温かいアルフレードとの間に芽生える、まるで父子のような深い友情。やがて青年へと成長したトトは、初恋や兵役を経験し、人生の岐路に立つ。そんな彼にアルフレードが告げた、愛ある言葉。そして30年後、著名な映画監督となった彼のもとに届いた一本の電話。それは、彼の人生を決定づけたアルフレードの訃報だった。
ネット上の声
- 映画好きなら絶対観るべき一本。アルフレードとトトの友情、そして映画への愛が詰まってる。ラストのキスシーンは反則級に泣けるし、モリコーネの音楽がまた最高なんだよなあ。
- 若い頃に観た時とはまた違う感動があった。地元を離れた今だからこそ、トトの気持ちがよくわかる。
- みんなが絶賛するから期待しすぎたかも。正直、ちょっと退屈な時間が長かったかな…。
- 号泣した。人生で一番好きな映画です。
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間124分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
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トルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、2014年・第67回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した重厚な人間ドラマ。監督は「昔々、アナトリアで」「スリー・モンキーズ」など過去作でもカンヌ映画祭で受賞を果たしているが、日本での劇場公開作品はこれが初となった。世界遺産カッパドキアの荘厳な景色をバックに、洞窟ホテルを営む夫婦とその妹が繰り広げる愛憎や、ある一家との確執を描く。カッパドキアのホテル・オセロを経営する元舞台俳優の裕福な男アイドゥンは、若く美しい妻や出戻りの妹と平穏な暮らしを送っていた。しかし、冬の訪れと共にホテルが雪に閉ざされていくにつれ、それぞれが秘めていた思いが浮かび上がっていく。また、アイドゥンは家賃を滞納する一家との関係にも頭を悩ませていた。主人公アイドゥン役に、「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」のハルク・ビルギナー。
ネット上の声
- 圧倒的な会話劇。これぞ映画の真髄。
- 雪のカッパドキアが美しすぎて…。3時間超えだけど、人間の偽善や本性が炙り出される会話に引き込まれました。人を選ぶけど、ハマる人にはたまらない傑作だと思う。
- とにかく長いし会話ばっか!でも、あのホテル泊まってみたいなぁ。景色と音楽は最高でした。
- 登場人物、みんな口達者でちょっと嫌な感じw でもそれがリアルで、色々考えさせられましたね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国トルコ,フランス,ドイツ
- 時間196分
- 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
- 主演ハルク・ビルギナー
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パリの街角で、空想好きなウェイトレスが仕掛ける小さな奇跡。観る人すべてを幸せにする、極上のフレンチ・ファンタジー。
舞台はパリ・モンマルトル。カフェで働くアメリは、空想の世界に生きる少し風変わりな女性。ある日、自分の部屋で偶然見つけた古い宝箱。持ち主を探し出し、彼の喜ぶ姿に心を動かされた彼女の決意。それは、周りの人々をこっそり幸せにすること。同僚の恋を後押しし、意地悪な八百屋を懲らしめる、数々の小さないたずら。しかし、自身の幸せには臆病。証明写真を集める不思議な青年ニノに恋をしながらも、一歩を踏み出せない彼女の葛藤。これは、彼女が自分の殻を破り、本当の愛を見つけるまでの、チャーミングな冒険の物語。
ネット上の声
- パリの街並みも音楽も全部がおしゃれで、観てるだけで幸せな気持ちになれる。アメリのイタズラが可愛くて最高!
- とにかく世界観が大好き!
- 独特の世界観。ハマる人はハマると思う。
- 主人公の行動が理解できなくて、自分には合わなかった。世間の評価が高いのはわかるけど、ちょっと苦手かも。
恋愛
- 製作年2001年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督ジャン=ピエール・ジュネ
- 主演オドレイ・トトゥ
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沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けてきた具志堅隆松さんを追ったドキュメンタリー。
沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、住民の人々や旧日本軍兵士、さらには米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの遺骨が、現在も3000柱近く眠っていると言われる。28歳から遺骨収集を続け、これまでに約400柱を探し出したという70歳の具志堅さんは、砕けて散乱した小さな骨や茶碗のひとかけら、手榴弾の破片、火炎放射の跡など、拾い集めた断片をもとに、その遺骨が兵士のものか民間人のものか、そしてどのような最期を遂げたのかを推察し、思いを馳せ、弔う。
自身も沖縄戦で大叔母を亡くした映画作家・奥間勝也監督が具志堅さんの遺骨収集に同行して大叔母の生きた痕跡を追い、沖縄戦のアーカイブ映像を交えながら、沖縄の歴史と現在を映し出す。
ネット上の声
- ただの記録映画だと思ってたら大間違い。具志堅さんの行動一つ一つに魂がこもってて、胸が締め付けられた。
- 沖縄戦のこと、何も知らなかった自分を恥じた。会ったこともない人のためにここまでできる具志堅さんの姿に涙が出た。日本人なら見るべき映画。
- テーマはすごく重要だと思うけど、正直かなり重い。観るのに覚悟がいる映画かな。
- これが日本の現実。目をそらしてはいけないと思った。
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本,フランス
- 時間115分
- 監督奥間勝也
- 主演---
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1980年代のパリ。石油配達員として真面目に働く平凡な男イヴォン。彼の日常は、二人の学生が使った一枚の500フラン偽札によって崩壊する。写真店の店主から偽札を押し付けられ、それとは知らずに使ったことで逮捕されてしまうイヴォン。職も信用も失い、無実を訴えるも、社会の不条理な悪意の連鎖は彼を追い詰めていく。妻に去られ、絶望の淵に立たされた彼の心に静かな狂気が芽生え、やがて取り返しのつかない犯罪への道へ。すべてを失った男がたどり着く、あまりにも過酷で衝撃的な運命。
ネット上の声
- 偽札一枚から始まる負の連鎖が恐ろしすぎる…。セリフは少ないのに、物音や手のアップだけで登場人物の感情が伝わってくるのが凄い。これぞブレッソン、遺作にして最高傑作だと思う。
- 傑作って言われてるけど、正直何が凄いのか分からなかった。淡々としすぎてて眠い…。
- オールタイムベストです。
- どこにでもいる普通の人だったのに…。転落していく様が容赦なくて、観ていて辛かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス,スイス
- 時間85分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演クリスチャン・パティ
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「鉄西区」「三姉妹 雲南の子」「死霊魂」などのドキュメンタリー作品で世界的に高く評価される中国出身のワン・ビン監督が、中国の巨大経済地域の小さな縫製工場で働く若き出稼ぎ労働者たちの姿を記録したドキュメンタリー「青春」3部作の第2部。2023年製作の第1部「青春」に続き、長江デルタ地域の街・織里の縫製工場で働く若者たちの労働と日常を通して、同じ中国人でも都市部に住む人々は知らない、ひとつの世代の運命を浮かびあがらせていく。
子ども服の街として知られる織里の縫製工場。ユンはミスを繰り返して仲間から呆れられ、もう働きたくない。ワンシャンは帳簿をなくしてしまい、社長に賃金は払えないと言われる。別の工場では、社長が全財産を持ち逃げしてしまった。やがて若者たちは春節を祝うため、それぞれの故郷へと帰っていく。
2024年・第77回ロカルノ国際映画祭の国際コンペティション部門に出品。
ネット上の声
- ワン・ビン監督の執念を感じる。3時間超えだけど、全く飽きさせない。現実の重みがすごい。
- 言葉が出ない。傑作。
- 資本主義社会で生きる自分たちと何が違うのか、考えさせられた。ドキュメンタリーの力はすごい。
- タイトル通りの苦い青春。希望が見えなくて辛い。
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国フランス,ルクセンブルク,オランダ
- 時間226分
- 監督ワン・ビン
- 主演---
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スターリン体制下のソ連、凍てつく炭鉱町で生きるためにもがく少年の孤独な魂の叫び。
1940年代末、スターリン体制下のソ連。シベリアの炭鉱町スーチャンで、少年ワレルカは母に捨てられ、たったひとりで生きている。学校の寄宿舎での生活は、飢えと暴力が支配する地獄。生き抜くため、彼は盗みや喧嘩を繰り返す。そんな彼の唯一の光は、同じく孤独な少女ガリーヤの存在。だが、非情な社会は、二人のささやかな繋がりさえも許さない。極限状況の中、純粋な魂が踏み出す道。監督自身の苛烈な少年時代を基にした、衝撃の物語。
ネット上の声
- 前作『動くな、死ね、甦れ!』の続編。相変わらずのパンキッシュな映像と絶望感がたまらない。ソ連崩壊直前の空気が伝わってきて最高でした。
- 映像がとにかく強烈。ちょっと嫌な気分になるシーンもあるけど目が離せなかった。
- うーん、ちょっと難解すぎたかな。前作の妹が出てくる設定も唐突な感じで、話に入り込めなかった。
- 衝撃的。すごい映画を観た。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス,ロシア
- 時間97分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演ディナーラ・ドルカーロワ
-
世界的写真家セバスチャン・サルガドの半生。人類の悲劇を見つめた彼が、最後に行き着いた希望の光。
ブラジル出身の写真家、セバスチャン・サルガドの40年にわたる活動の軌跡を追うドキュメンタリー。監督はヴィム・ヴェンダースと、サルガドの息子ジュリアーノ。紛争、飢餓、民族移動など、世界各地で人間の極限状況をモノクロームの写真に収めてきたサルガド。あまりにも多くの悲劇を目の当たりにし、心を病んだ彼は一度カメラを置く。しかし、故郷の荒廃した土地を森に再生させるプロジェクトをきっかけに、彼は再びカメラを手に取る。今度は、地球の壮大な自然とそこに生きる生命を写すために。絶望の淵から見出した、未来への讃歌。
ネット上の声
- 写真一枚一枚の力が凄まじい。人間の愚かさと、地球の圧倒的な美しさ、その両方を見せつけられて言葉を失った。観終わった後、しばらく席を立てなかったです。
- セバスチャン・サルガドという写真家の魂の旅。ただただ感動。
- 映像美に圧倒される。テーマは重いけど観る価値あり。
- 生涯心に残る作品。
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国フランス,ブラジル,イタリア
- 時間110分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演セバスチャン・サルガド
-
リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープがプロデュースを手がけ、母なる地球の美しい姿を空から捉えた環境ドキュメンタリー。世界中で累計300万部以上を売り上げた写真集「空から見た地球」の航空写真家ヤン・アルテュス=ベルトランが監督し、全54カ国で217日間にわたって撮影を敢行。世界遺産の風景や自然と人々との共生など、地球上の様々な局面を圧倒的な映像美で映しだしていく。
ネット上の声
- とにかく映像が圧巻!空から見る地球ってこんなに綺麗なんだって感動した。でもただ綺麗なだけじゃなくて、環境問題について深く考えさせられる内容。これはみんな見るべき映画だと思う。
- 授業で見たけど、映像美がすごすぎて引き込まれた。地球の今を知れる良い機会になった。
- 綺麗な景色を期待して見たら、思ったより社会派ドキュメンタリーだった。延々と続くお説教を聞いてるみたいで、正直ちょっと疲れました。
- 空撮映像が本当に綺麗で癒やされました。ただ、メッセージ性が強いので好みは分かれるかも。
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ヤン・アルテュス=ベルトラン
- 主演---
-
第二次大戦下のベオグラード。地下に隠れた人々が、戦争はまだ続いていると騙され、50年もの間、兵器を作り続ける狂気の寓話。
1941年、ナチス・ドイツが侵攻したユーゴスラビア。武器商人のマルコは、親友のクロをはじめとする大勢の人々を自宅の巨大な地下室に匿う。地上ではやがて戦争が終わり、マルコは英雄として富と名声を手に入れる。しかし彼は、地下の人々には「戦争は続いている」と嘘をつき、兵器を製造させ続けることを決意。閉ざされた地下世界では、世代交代を繰り返しながら、終わらない戦争のための祝祭と労働が続く。そして50年後、ある事件をきっかけに、彼らはついに地上へと足を踏み出す。
ネット上の声
- エネルギッシュでパワフル!3時間超えだけど全く飽きさせない。クストリッツァ監督の最高傑作だと思う。
- ちょっと長くてカオスすぎたかな…。音楽は良かったけど、話についていくのが大変だった。
- とにかく音楽が最高!ブラスバンドの音がずっと頭から離れない。サントラも即買いしたw
- ごめんなさい、私には合わなかった…
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国ユーゴスラビア,フランス
- 時間314分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演ミキ・マノイロヴィッチ
-
声を奪われた元人気歌手。暴力が支配する故郷の街で、過去との決着を誓う復讐のブルース。
暴力と人種間対立が渦巻く、荒廃したアメリカの都市。かつて人気を博した歌手マイケルは、恋人を巡るトラブルでチンピラに喉を潰され、声を失った。流れ者として故郷に戻った彼が目にしたのは、不動産業者と警察が癒着し、ギャングが抗争を繰り広げる絶望的な光景。全てを奪った者たちが支配する街で、彼は武器も持たず、たった一人で巨大な悪に立ち向かうことを決意。彼の行動が、対立する勢力の均衡を崩し、街全体を巻き込む壮絶な戦いの引き金に。
ネット上の声
- 理屈抜きに面白い!めちゃくちゃカッコいい。
- 音楽もテンポも最高。光と影の使い方が印象的な、まさにフィルムノワールって感じだった。
- やばいね、これ。傑作だと思う。
- ちょっと暴力的で、私には合わなかったかな…。
サスペンス、 アクション
- 製作年1989年
- 製作国フランス,ポルトガル
- 時間88分
- 監督サミュエル・フラー
- 主演キース・キャラダイン
-
「ブランカニエベス」で知られるスペインのパブロ・ベルヘル監督が初めて手がけた長編アニメーション映画。アメリカの作家サラ・バロンによる同名グラフィックノベルを原作に、擬人化された動物たちが暮らす1980年代ニューヨークで犬とロボットが織りなす友情を、セリフやナレーションなしで描く。
ニューヨーク、マンハッタン。深い孤独を抱えるドッグは自分の友人にするためにロボットを作り、友情を深めていく。夏になるとドッグとロボットは海水浴へ出かけるが、ロボットが錆びついて動けなくなってしまう。どうにかロボットを修理しようとするドッグだったが、海水浴場はロボットを置いたままシーズンオフで閉鎖され、2人は離ればなれになってしまう。
2024年・第96回アカデミー賞で長編アニメーション賞にノミネート。
ネット上の声
- セリフがないのに、こんなに感情が伝わってくるなんて…。犬とロボットの友情が切なくて、最後は涙が止まらなかった。Septemberの曲が流れるシーンは最高です。
- 80年代のニューヨークの雰囲気がすごく良かった。シンプルな絵柄だけど、それがまた味があって心に沁みる。
- 評判が良かったから観たけど、私にはちょっと合わなかったかな。感情移入しにくかったです。
- 今年一番泣いた。宝物みたいな映画。
アニメ
- 製作年2023年
- 製作国スペイン,フランス
- 時間102分
- 監督パブロ・ベルヘル
- 主演---
-
青い作業着に自転車。ニューヨークの街角で50年間、ファッションを撮り続けた伝説の写真家の素顔。
舞台は世界のファッションの中心、ニューヨーク。青い作業着をまとい、一台の自転車でマンハッタンを駆け巡る80代の写真家、ビル・カニンガム。彼は50年以上にわたり、社交界の華やかなパーティからストリートの個性的な装いまで、人々の「服」を通して時代を記録し続けてきた。有名人であろうと無名であろうと、彼のレンズが捉えるのは純粋なスタイルそのもの。名声や富には一切興味を示さず、ただひたすらに美を追い求める彼の仕事への情熱と哲学。アナ・ウィンターらファッション界の重鎮たちが敬愛を語る、伝説の男の知られざる日常と魅力に迫るドキュメンタリー。
ネット上の声
- 青いジャケットで自転車を漕ぐ姿が最高にクール!自分の「好き」を貫く生き様が本当にカッコよくて、観終わった後、清々しい気持ちになった。
- こんな生き方に憧れる!
- ファッションへの純粋な情熱がすごい。こんな風に何かに夢中になれる人生って素敵だなあ。
- 人物は魅力的だけど、ドキュメンタリーとしては少し単調に感じたかな。
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ,フランス
- 時間84分
- 監督リチャード・プレス
- 主演ビル・カニンガム
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老監督と俳優たちが、今は亡き名優の故郷を巡る旅。過去と現在が交錯する、ポルトガルへの郷愁に満ちたロードムービー。
フランスで活躍する俳優アフォンソが、老監督マノエルらと共にポルトガル北部を旅する物語。その目的は、今は亡き父の親戚を訪ねること。車窓から流れる美しい風景、立ち寄る村々での人々との出会い。それは、監督自身の記憶と、ポルトガルの歴史を辿る旅路。過去の思い出と現在の風景が静かに重なり合う中、一行はアフォンソのルーツ、そして「世界の始まり」へと向かう。巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが自身の半生を投影した、郷愁と人生への深い思索に満ちた映像詩。
ネット上の声
- マストロヤンニの遺作。ポルトガルの美しい風景の中、過去を辿る旅が静かに胸を打つ。巨匠の最後の演技、目に焼き付けました。
- オリヴェイラ監督作品は初めて。光の捉え方が神がかってて、どのシーンも絵画みたいだった。
- 不思議と心に残る映画。
- まさにサウダージ。過ぎ去る景色と会話が心地良い。
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間95分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
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国家公務に従事する⼀家の主・イマンは 20 年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。
報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。しかしある⽇、家庭内から銃が消えた――。
最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの 3 ⼈に向けられる。誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。
そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。
カンヌ国際映画祭<審査員特別賞>受賞の衝撃のサスペンススリラー!
ネット上の声
- ポスターの情報だけで観に行ったら、とんでもない衝撃作だった。国家という大きな力に翻弄される家族の物語が、息苦しいほどリアル。長尺だけど、最後まで目が離せなかった。これは解放の物語。
- イラン映画ってあまり観ないけど、これはすごい。家庭内の出来事が、社会全体の問題に繋がっていく感じが巧みだった。
- ちょっと長くて、正直途中少しダレたかな。テーマは重いけど、考えさせられる映画ではあった。
- 観終わった後、しばらく席を立てなかった。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2024年
- 製作国フランス,ドイツ,イラク
- 時間167分
- 監督モハマド・ラスロフ
- 主演ミシャク・ザラ
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「アネット」「ホーリー・モーターズ」などの鬼才レオス・カラックスが初めて自ら編集を手がけ、圧倒的なビジュアルセンスで記憶と思考をコラージュしたセルフポートレート映画。
カラックス監督がパリの現代美術館ポンピドゥー・センターからの委任で構想するも、予算が膨らみすぎたため実現しなかった展覧会の代わりとして制作。「いま君はどこにいる?」というポンピドゥー・センターからの問いかけを根源的に捉え直し、自分がどこから来てどこへ行くのかという答えのない謎に、地の底から響くような低い声で口ごもりながら語る。
ジャン=リュック・ゴダール監督の後期のエッセイスタイルへオマージュを込めながら、家族について、映画について、20世紀の独裁者と子どもたちについて、死者たちについて、そして哲学者ベルクソンが提唱した「エラン・ヴィタル(生の飛躍、生命の躍動)」について、ホームビデオから映画、音楽、写真などさまざまなジャンルやフォーマットの映像を、夢の断片のようにコラージュしていく。
ネット上の声
- カラックス監督ファンにはたまらない一本!過去作へのオマージュが満載で、夢と現実が入り混じる感じが最高だった。
- ちょっと哲学的で難しかったけど、映像がすごく綺麗で引き込まれた。
- うーん、正直よくわからなかったw 好きな人は好きそうだけど、予備知識ないとキツいかも。
- 最高の映像詩!
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国フランス
- 時間42分
- 監督レオス・カラックス
- 主演レオス・カラックス
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イタリアの田舎町を舞台に、4世代にわたる大家族の愛と確執、そして時代の変化を壮大に描く一大ヒューマンドラマ。
20世紀初頭から現代に至るイタリアの田舎町。物語は、ジョルダーニ家の長アンジェロとその一族を中心に展開。第一次世界大戦の勃発が、平和だった家族の日常に影を落とす。戦争、ファシズムの台頭、経済危機といった歴史の荒波が、家族の運命を大きく揺さぶる。愛し合い、時に激しくぶつかり合う家族。結婚、出産、死、そして裏切りを経験しながら、彼らは家族という絆を頼りに必死に生き抜く。激動の時代を生きた一族の歴史の終着点に待つもの。
ネット上の声
- 「輝ける青春」に並ぶイタリア大河ドラマの傑作。6時間超えだけど、家族の絆の崩壊と再生が丁寧に描かれてて、見応え十分だった。
- 長いけど観てよかった!家族って色々あるよねって思った。
- また会いたい家族です。
- 6時間40分は正直体力勝負w 面白いんだけど、観るのに気合がいる。途中でちょっと飽きちゃったかも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間399分
- 監督ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ
- 主演パオラ・コルテッレージ
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夏のパリで始まった、ひと夏の恋の追跡劇。一人の女性を追いかけた先で待っていた、もう一つの出会いと若者たちの心の揺らぎ。
夏のパリ。バスの中で出会った美しい女性に一目惚れした青年。勇気を出して声をかけ、デートの約束を取り付けるも、彼女は翌日から南フランスへバカンスに出てしまう。諦めきれない彼は、友人を巻き込み、彼女の滞在先である避暑地へと車を走らせる。しかし、そこで彼を待っていたのは、意中の彼女ではなく、その友人である別の魅力的な女性との出会いだった。太陽が照りつける南仏を舞台に、若者たちの恋と友情が交錯する。予測不能な恋の行方を描く、瑞々しい青春物語。
ネット上の声
- 若さゆえのバカさ加減が愛おしい!2部構成になってて、どっちも夏の男女のわちゃわちゃ感が最高に可笑しかった。出てくる男たちがちょっとキモいのも含めて笑えるw
- フランスの夏のバカンス、憧れる。等身大の若者たちの姿がリアルで、ちょっと気まずい感じも良かった。
- うーん…登場人物、特に男たちの下心が見え見えでちょっと引いてしまった。共感はできなかったかな。
- 若者たちのどうしようもない感じがリアルで面白かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国フランス
- 時間71分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演ミレナ・チェルゴ
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兵士と青年の穏やかな恋。そして、虎の精霊が潜む神秘の森へ。愛と伝説が交錯する、タイの熱帯病。
物語は二部構成。前半は、タイの田舎町を舞台にした兵士ケンと青年トンの淡い恋物語。穏やかな時間が流れる中、二人の距離はゆっくりと縮まっていく。しかし、物語は突如として変貌を遂げる。後半、一人の兵士が、村人を襲う虎の精霊を追って鬱蒼としたジャングルへと足を踏み入れる。そこは現実と神話が溶け合う不可思議な世界。愛した者の魂を追うかのような兵士の彷徨は、観る者を官能的で悪夢的な迷宮へと誘う。
ネット上の声
- 前半の穏やかな恋愛模様から、後半の森と虎をめぐる神話的な世界への転換が圧巻。まさに傑作でした。
- ごめんなさい、私にはまったく面白さが分かりませんでした。
- 途中、唐突なエアロビで笑ったw 不思議な映画だったけど、なぜか記憶に残る。
- 男性同士の恋愛話かと思ったら、後半で一転。ちょっと置いていかれた感はあるかも。
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国タイ,フランス,ドイツ,イタリア
- 時間118分
- 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
- 主演バンロップ・ロームノーイ
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長編監督デビュー作「ブータン 山の教室」で世界的に注目を集めたパオ・チョニン・ドルジが監督・脚本を手がけ、初めて選挙をすることになったブータンの小さな村で、変化を求められて戸惑う村人たちの姿を、温かいまなざしとひょうひょうとしたユーモアでつづったコメディドラマ。
2006年。長年にわたり国民に愛されてきた国王が退位し、民主化へと転換を図ることが決まったブータンで、選挙の実施を目指して模擬選挙が行われることに。周囲を山に囲まれたウラの村でその報せを聞いた高僧は、なぜか次の満月までに銃を用意するよう若い僧に指示し、若い僧は銃を探しに山を下りる。時を同じくして、アメリカからアンティークの銃コレクターが“幻の銃”を探しにやって来て、村全体を巻き込んで思いがけない騒動へと発展していく。
ネット上の声
- ブータンのゆったりした雰囲気と、近代化の波っていうテーマが絶妙。心温まる素敵な映画でした。
- タイトルに惹かれて鑑賞。お坊さんと鉄砲、意外な組み合わせだったけど面白かったw
- とにかく最高!
- 人に強くは勧めないけど、なぜか心に残る不思議な魅力がある映画だったな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国ブータン,フランス,アメリカ,台湾
- 時間112分
- 監督パオ・チョニン・ドルジ
- 主演タンディン・ワンチュク
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スペインが誇るフラメンコダンサーで、フラメンコ界のみならず舞台芸術や現代アートの世界からも注目を集めるロシオ・モリーナの公演の模様を収めたライブ映像作品。フランス・パリのシャイヨー国立舞踏劇場で行った公演で、天から落ちてきた女性の旅をテーマに、モリーナ自身のルーツにも迫った「カイーダ・デル・シエロ」の模様を収録した。同公演が行われるまでのモリーナがたどった道のりは、ドキュメンタリー映画「衝動 世界で唯一のダンサオーラ」になっている。「衝動 世界で唯一のダンサオーラ」の劇場公開にあわせて、本作も上映される。
ネット上の声
- 圧巻の一言。鳥肌が立った。
- ロシオ・モリーナのパフォーマンスが凄まじい。これは映画というか、もはや芸術体験。
- ダンスに詳しくなくても絶対楽しめる!熱量と気迫がスクリーンから伝わってきて、こっちまで興奮しちゃったw
- 素晴らしい身体表現。ただ、ストーリーを求める人には向かないかも。
- 製作年2016年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督---
- 主演ロシオ・モリーナ