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「女っ気なし」「やさしい人」などのギョーム・ブラック監督が、南フランスの風光明媚な景色の中で夏のバカンスを謳歌する若者たちの姿を優しいまなざしでつづった青春映画。
夏の夜のセーヌ川のほとり。不器用な青年フェリックスはアルマに恋をし、夢のような時間を過ごす。しかし翌朝、アルマは家族とバカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは優しい親友シェリフや相乗りアプリで知り合った生真面目な青年エドゥアールとともに、アルマを追って南フランスの田舎町ディーを目指すが……。
2017年製作の「7月の物語」に続いてブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した作品で、俳優には長編映画初出演の学生たちを起用。2020年・第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した。
ネット上の声
- キャラクターたちと一緒にヴァカンスの場・時間を共有する感覚
- フランスのバカンスを楽しみたい方はぜひ!
- 夏の終わりに見るとピッタリ
- ギョーム・ブラックの小宇宙を堪能。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演エリック・ナンチュアン
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「ソハの地下水道」などで知られるポーランドの名匠アグニエシュカ・ホランドが、ポーランドとベラルーシの国境で“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、スリリングな展開と美しいモノクロ映像で描いた人間ドラマ。ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で大勢の難民をポーランド国境に移送する“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、難民家族、支援活動家、国境警備隊など複数の視点から映し出す。
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した家族。やっとのことで国境の森にたどり着いたものの、武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受けた末にベラルーシへ送り返され、さらにそこから再びポーランドへ強制移送されることに。一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、地獄のような日々を強いられる。
キャストには実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優たちを起用。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した。
ネット上の声
- モノクロで描き出す、人とそうでない者の境界
- 暗い、気が滅入る、でも知っておくべき現実
- 人間とそうでないものの境界線
- 実際問題、難民の受け入れには色々とあるのだろうけれど、人権侵害はよろしくないに決
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国ポーランド,フランス,チェコ,ベルギー
- 時間152分
- 監督アグニェシュカ・ホランド
- 主演ジャラル・アルタウィル
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家族の中でただひとり耳の聞こえる少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いたヒューマンドラマ。2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク。海の町でやさしい両親と兄と暮らす高校生のルビー。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となったルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。テレビシリーズ「ロック&キー」などで注目の集まるエミリア・ジョーンズがルビー役を演じ、「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンら、実際に聴覚障害のある俳優たちがルビーの家族を演じた。監督は「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダー。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”」のこと。2022年・第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞の3部門にノミネートされ、同3部門を受賞。ルビーの父親フランク役を務めたトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者になった。
ネット上の声
- 明るくてユーモラスな家族の風景が物語るものとは
- 人生を潤わせ、力強く後押ししてくれるもの
- 好感度満点の家族たちに魅せられる。
- あざやかなリメイク
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国アメリカ,フランス,カナダ
- 時間112分
- 監督シアン・ヘダー
- 主演エミリア・ジョーンズ
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フランスの注目若手監督ギョーム・ブラックが、デビュー作の短編「遭難者」(2009)に登場した男性シルバンを主人公に描いた中編ドラマ。とある夏の終わり。シルバンは海辺へバカンスにやって来た若い母親と娘にアパートを貸すことに。母娘と一緒に海水浴や買物をして楽しい毎日を過ごすシルバンだったが、やがて友人ジルが現われ……。同監督初の劇場公開作品ながら、フランスでロングランを記録し高い評価を得た。13年6月のフランス映画祭2013にて上映、同年11月劇場公開(併映「遭難者」)。
ネット上の声
- 8月にユーロスペースでギヨーム・ブラック特集やるって知ってからずっと楽しみにして
- ◼️ギョーム・ブラック監督自身の性格に似ているのかな〜?◼️
- 内気な主人公の母親のバカンス
- すごく良かった
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間58分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演ヴァンサン・マケーニュ
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長編デビュー作「キャラメル」が高い評価を得たレバノンの女性監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知り……。2018年・第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国レバノン,フランス
- 時間125分
- 監督ナディーン・ラバキー
- 主演ゼイン・アル・ラフィーア
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パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した。
ネット上の声
- クール&ザ・ギャングがショパンに出会う時
- 極上の感動傑作!四肢では感じ得ない人間愛
- 絶対に必見です。男の友情は素晴らしい!
- ありがたがるような作品では、断じてない
車イス、 友情、 元気が出る、 ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間113分
- 監督エリック・トレダノ
- 主演フランソワ・クリュゼ
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リュック・ベッソン監督作品「レオン」に、22分の未公開映像を加えた完全版。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作が映画初出演となったナタリー・ポートマン。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じている。
ネット上の声
- そもそもストーリーが破綻している
- "ナタリー・ポートマン"目当てで以前から作品は知ってた『レオン』を初めて鑑賞
- 生きるために殺し屋になった男の哀しい末路
- ちょ・・・・すばらしいじゃん・・・・・
ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1994年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間133分
- 監督リュック・ベッソン
- 主演ジャン・レノ
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トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す姿を描いた「Girl ガール」でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞したルーカス・ドン監督が、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長編第2作。
13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも一緒に時間を過ごす大親友だった。しかし、ある時、2人の親密すぎる間柄をクラスメイトにからかわれたことで、レオはレミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。そのせいで気まずい雰囲気になる中、2人は些細なことで大ゲンカをしてしまい……。
第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞(クレール・ドゥニの「Stars at Noon」と同時受賞)。第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた。
ネット上の声
- 親友同士のレオとレミ👬やたら仲良いだけで「やーいお前ら付っき合ってるーー🤭」って
- 親密だった2人の少年の心の溝! 閉ざされた心が開いていくまで
- 末長く愛され、観る者の心を揺さぶり続けるであろう一作
- 誰にでもある意図的に友達を避けた少年の日々が甦る
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ベルギー,オランダ,フランス
- 時間104分
- 監督ルーカス・ドン
- 主演エデン・ダンブリン
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第55回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールの栄冠に輝き、第75回アカデミー賞でも作品賞ほか7部門にノミネートされ、ロマン・ポランスキーの監督賞、エイドリアン・ブロディの主演男優賞など計3部門で受賞を果たした戦争ドラマ。ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝を映画化した。
1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻。ワルシャワの放送局で演奏していたピアニストのシュピルマンは、ユダヤ人としてゲットーに移住させられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所送りとなる中、奇跡的に難を逃れたシュピルマンは、必死に身を隠して生き延びることだけを考えていた。しかしある夜、ついにひとりのドイツ人将校に見つかってしまう。
監督のポランスキー自身もパリでポーランド人の両親のもとに生まれ、収容所で母親を亡くし、各地を放浪して生き延びたという体験を持つ。日本では2003年に劇場公開され、第2次世界大戦終結から70年目の2015年にデジタルリマスター版でリバイバル公開。2023年には4K デジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 主人公に共感できない人が多いことに驚き
- 月光とショパンの旋律が主人公を救った
- とにかく、二度とあってはならない。
- 主人公を「へたれ」として画く真意
ホロコーストが舞台、 ピアニスト、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フランス,ドイツ,ポーランド,イギリス
- 時間148分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演エイドリアン・ブロディ
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1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆、「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞した。「インターステラー」「レディ・バード」のティモシー・シャラメと「コードネーム U.N.C.L.E.」「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが主人公カップル役で共演。83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。
ネット上の声
- ティモシーが綺麗なことは分かった!
- BL物かぁー
- 同性愛の普遍性と特殊性、古代ギリシャの風習に基づく限りある恋(個人的な解釈)
- 観たいと思いながら、見逃していた作品。原作とは違う脚本だと知り、ま...
同性愛、 ボーイズラブ(BL)、 恋愛
- 製作年2017年
- 製作国イタリア,フランス,ブラジル,アメリカ
- 時間132分
- 監督ルカ・グァダニーノ
- 主演アーミー・ハマー
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名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。
ネット上の声
- 認知症映画の概念吹っ飛ぶ、斬新演出が凄い
- アンソニーによれば、世界は…だが実際は…
- ホプキンスの名演に胸が締め付けられた
- 唯一下馬評を覆した男優賞も納得の演技
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間97分
- 監督フロリアン・ゼレール
- 主演アンソニー・ホプキンス
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不治の病に冒されたひとりの詩人が過ごす最後の一日。自分の詩は下書きに過ぎなかったと悔やむ今、生前は寂しい思いをさせてしまった妻が幸せそうに輝いていた夏の日の記憶が甦る。死の床にある母を見舞った帰りに思わず助けてしまった難民の少年から、耳慣れない言葉をひとつまたひとつと買い集める詩人。しかしもう時間は残されていなかった。少年と夜の街を走った“運命のバス”を思い出に、詩人は海から聞こえる亡き妻の声に誘われるようにあの砂浜に立つ。アンゲロプロス監督がブルーノ・ガンツを主演に迎えたパルム・ドール受賞作。
ネット上の声
- かつて映画を見ながら、もしくは今まで生きていて、こんなにも穏やかな呼吸をしたこと
- わたしを見つめるときのあなたの目や、わたしに触れるときのあなたの指や、わたしを遠
- 明日が、たった一日しかなくても…
- 大切な一日の中にある永遠の美
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ギリシャ,フランス,イタリア
- 時間134分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ブルーノ・ガンツ
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レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲をドゥニ・ビルヌーブ監督が映画化し、第83回米アカデミー外国語映画賞にノミネートされたヒューマンミステリー。
心を閉ざして生きてきた中東系カナダ人女性ナワルは、ある日、実の子で双子のジャンヌとシモンに謎めいた遺言と2通の手紙を残してこの世を去る。手紙はジャンヌとシモンが知らされていなかった兄と父に宛てたもので、まだ見ぬ家族を探すためナワルの母国を訪れたジャンヌとシモンは、母の痛切な過去と向き合うことになる。
後にハリウッドで「メッセージ」「ブレードランナー 2049」「DUNE デューン 砂の惑星」など話題作を次々に手がけ、高い評価を受けるビルヌーブ監督の出世作となった一作。2022年8月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- またこのクソ監督。。
- 傑作を観た後に知っておくべき「腫れた足」
- ツッコミ所満載。この“衝撃”はあざとい!
- 本作鑑賞の手引き。無知のまま観て欲しい。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間131分
- 監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 主演ルブナ・アザバル
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「スパニッシュ・アパートメント」のセドリック・クラピッシュ監督が、挫折した若き女性ダンサーの第二の人生を描いたヒューマンドラマ。
パリ・オペラ座バレエ団でエトワールを目指すエリーズは夢の実現を目前にしたある日、恋人の裏切りを目撃して心が乱れ、足首を負傷してしまう。医師から踊れなくなる可能性を告げられた彼女は、失意の中で新しい生き方を模索しはじめる。そんな折、料理のアシスタント係の仕事でブルターニュを訪れた彼女は、世間から注目を集めるダンスカンパニーと出会い、独創的なコンテンポラリーダンスが生み出される瞬間を目の当たりにする。誘われて練習に参加した彼女は、未知なるダンスを踊る喜びと新たな自分を見いだしていく。
パリ・オペラ座のバレエダンサーとして活躍するマリオン・バルボーが映画初主演を務め、コンテンポラリーダンス界の奇才ホフェッシュ・シェクターが本人役で出演。
ネット上の声
- バレエダンサー兼女優、新“二刀流スター”誕生。鍛え抜かれた身体の躍動と表現に心も踊る
- 彼氏とバレリーナというキャリアをいっぺんに失った主人公が、コンテンポラリーダンス
- 歓喜のダンス!! 身も心も踊り出す躍動感が伝わる作品
- 冒頭のバレエシーン、その美しさから魅了されます
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間118分
- 監督セドリック・クラピッシュ
- 主演マリオン・バルボー
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「ベル&セバスチャン」「狩人と犬、最後の旅」のニコラ・バニエ監督が、ジャック・ペラン監督のドキュメンタリー映画「WATARIDORI」の制作にも参加した鳥類研究家で気象学者のクリスチャン・ムレクが、息子とともに実際に挑んだ超軽量飛行機でのノルウェーからフランスまでの旅を映画化。雁の研究をしている一風変わった気象学者クリスチャンは、超軽量飛行機を使って絶滅危惧種の渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという、誰もが呆れるプロジェクトに夢中になっていた。一方、息子のトマはオンラインゲームに夢中で、電波も届かない大自然の中で過ごすことに興味はない。しかし、ある出来事をきっかけに父親の無謀なプロジェクトに協力することとなったトマは、クリスチャンや渡り鳥たちとともに冒険の旅をスタートさせる。脚本にもムレク本人が参加している。
ネット上の声
- 実験の成功を見届けることこそが成長の印
- 種別を超えた絆と、親子愛と成長の物語
- 道中の人々が優しかったんだよ、トマ。
- こんなのズルい。感動するに決まってる
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス,ノルウェー
- 時間113分
- 監督ニコラ・ヴァニエ
- 主演ジャン=ポール・ルーヴ
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「麦の穂をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」と2度にわたり、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。現代が抱えるさまざまな労働問題に直面しながら、力強く生きるある家族の姿が描かれる。イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。フランチャイズの宅配ドライバーとして独立した父のリッキーは、過酷な現場で時間に追われながらも念願であるマイホーム購入の夢をかなえるため懸命に働いている。そんな夫をサポートする妻のアビーもまた、パートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働いていた。家族の幸せのためを思っての仕事が、いつしか家族が一緒に顔を合わせる時間を奪い、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンは寂しさを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 右?左?資本主義もまともに歩めない者達に共産主義が聞いて呆れる
- ありったけの尊厳を込めて描かれた珠玉の家族ドラマ
- バラの花どころかパンも買えなくなった労働者
- 「あなたがいないと寂しい」
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,フランス,ベルギー
- 時間100分
- 監督ケン・ローチ
- 主演クリス・ヒッチェン
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「恋におちたシェイクスピア」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」のジョン・マッデン監督が「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャスティンを主演に迎え、天才的な戦略を駆使して政治を影で動かすロビイストの知られざる実態に迫った社会派サスペンス。大手ロビー会社の花形ロビイストとして活躍してきたエリザベス・スローンは、銃の所持を支持する仕事を断り、銃規制派の小さな会社に移籍する。卓越したアイデアと大胆な決断力で難局を乗り越え、勝利を目前にした矢先、彼女の赤裸々なプライベートが露呈してしまう。さらに、予想外の事件によって事態はますます悪化していく。共演に「キングスマン」のマーク・ストロング、「インターステラー」のジョン・リスゴー。
ネット上の声
- 見逃せない秀逸なサスペンス、なのに無冠⁈
- 脚本の緻密さが、主人公の手腕とリンクする
- 邦画、100本束になってもかなわないわ。
- スーパーヒロイン誕生 肉を切らせて・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間132分
- 監督ジョン・マッデン
- 主演ジェシカ・チャステイン
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18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが……。「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、エロイーズを「午後8時の訪問者」のアデル・エネル、マリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが演じた。
ネット上の声
- まいった。フランスのドヤ顔しか見えない。
- ドラマチックではないところにドラマがある
- レスボス島の神話のような恋。全てが美しい
- いくつかの傑出したシーンをピックアップ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間122分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ノエミ・メルラン
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ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」で知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会が抱えている闇をリアルに描いたドラマ。モンフェルメイユ出身で現在もその地に暮らすラジ・リの初長編監督作品で、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートもされた。パリ郊外に位置するモンフェルメイユの警察署。地方出身のステファンが犯罪防止班に新しく加わることとなった。知的で自制心のあるステファンは、未成年に対して粗暴な言動をとる気性の荒いクリス、警官である自分の力を信じて疑わないグワダとともにパトロールを開始する。そんな中、ステファンたちは複数のグループが緊張関係にあることを察知するが、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事から、事態は取り返しのつかない大きな騒動へと発展してしまう。
ネット上の声
- ここにあるカオスはフランスだけの問題ではない
- 怒りと憎しみが、報復へと変わるメカニズム
- 現代のゴルボー屋敷で繰り広げられる珍騒動
- タイトルを見て、ヒュージャックマンとラッセルクロウがやってたレミゼのリメイクかな
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間104分
- 監督ラジ・リ
- 主演ダミアン・ボナール
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「萌の朱雀」で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞、「殯の森」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督が、2014年に旭日小綬章を受章した名女優・樹木希林を主演に迎え、ドリアン助川の同名小説の映画化。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していく。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる。おとなしく店を去った徳江だったが、彼女のことが気にかかる千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナとともに、徳江の足跡をたどる。千太郎役に永瀬正敏、ワカナ役には樹木の孫娘である内田伽羅が扮した。
ネット上の声
- 「てんちょさん、美味しいときには笑うのよ」
- おいしそうなドラ焼き、そして生きる意味
- 孤独と悲しみ、人を思う温かさ
- 「あ」・「ん」への飛躍と解放
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本,フランス,ドイツ
- 時間113分
- 監督河瀬直美
- 主演樹木希林
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「女っ気なし」「やさしい人」のギョーム・ブラック監督が、フランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した作品。2016年7月のパリとその郊外を舞台に、バカンスシーズンの始まりに浮き立つ若者たちの戯れを描く2つの物語を、それぞれ5日間の撮影期間、3人の技術スタッフと少ない機材で撮り上げた。7月の晴れた日曜日。会社の同僚であるミレナとリュシーは、パリ郊外セルジー=ポントワーズのレジャー施設へ女2人で遊びに行く。そこで出会った青年ジャンの存在により、2人の間に芽生え始めていた友情に亀裂が入る(第1部「日曜日の友だち」)。7月14日、革命記念日で沸き立つパリ。国際大学都市に住む女子留学生ハンネは、明日の帰国を前にパリで最後の夜を楽しもうとするが……(第2部「ハンネと革命記念日」)。
ネット上の声
- 性欲に対する嫌悪感が増す
- 等身大のバカンス
- 若気の下心
- 若気の下心
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国フランス
- 時間71分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演ミレナ・チェルゴ
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「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などでカルト的人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督による自伝的作品「リアリティのダンス」の続編。故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住したホドロフスキー一家。さまざまな悩みや葛藤を抱えたアレハンドロ青年は、後に世界的な詩人となるエンリケ・リンやニカノール・パラら、若きアーティストとの出会いにより、自分が囚われていた現実から解放される。前作に引き続き、ホドロフスキー監督の長男ブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキー監督の父親役を、青年となったホドロフスキー監督役を、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じる。撮影は、本作がホドロフスキー作品初参加となるクリストファー・ドイル。
ネット上の声
- アレハンドロ・ホドちゃん監督の自叙伝「リアリティのダンス」の続編は青年期の物語🎥
- 「性と詩」に明け暮れ「生と死」を超越せんとするホドロフスキーの生命賛歌
- ホドロフスキーの映画には、常に怒りと悲しみがあった
- “違和感が魅力的”だと感じるのは人間の本能か
伝記
- 製作年2016年
- 製作国フランス,チリ,日本
- 時間128分
- 監督アレハンドロ・ホドロフスキー
- 主演アダン・ホドロフスキー
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23歳の気鋭カナダ人監督グザビエ・ドランが、女性になりたい男性とその恋人の10年にわたる愛を描いたラブストーリー。モントリオールで暮らす国語教師ロランスは、恋人フレッドに「女になりたい」と告白する。そんなロランスを非難しながらも、彼の最大の理解者になることを決意するフレッドだったが……。ロランス役に「ぼくを葬る」のメルビル・プポー。フレッド役のスザンヌ・クレマンがカンヌ映画祭ある視点部門で最優秀女優賞に輝いた。
ネット上の声
- こちらの口コミは、評価が高すぎるのでは?
- 「出会い」ではなく「その後」の気がする
- 他の何者でもない、私はロランス。
- どんな時でも“自分は自分!”
同性愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間168分
- 監督グザヴィエ・ドラン
- 主演メルヴィル・プポー
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モフセン・マフマルバフ監督が、17歳で警官を刺し、4年半の牢獄生活を送ったという実話をもとに映像化。マフマルバフは、かつて自分が刺した警官と再会したことから、過去の自分の体験を映画化することを決め、オーディションを開く。
ネット上の声
- 素晴らしい
- 映画監督と彼が若いとき襲撃した元警官がその事件を俳優を使って再現するというキアロ
- ありったけの言葉を駆使してこの映画のすごさ、高潔さ、面白さをどうにか一人でも多く
- イスラム革命の活動中に警察官を刺したというマフマルバフ監督自身の過去の経験を20
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,イラン・イスラム
- 時間78分
- 監督モフセン・マフマルバフ
- 主演モフセン・マフマルバフ
-
「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作が映画初出演となったナタリー・ポートマン。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じている。
ネット上の声
- そもそもストーリーが破綻している
- 主題歌が流れるラストシーンは最高です!
- ベッソンが聖林で撮った初めての作品
- 俺が守るべき最愛の人…マチルダ
殺し屋、 アクション
- 製作年1994年
- 製作国フランス,アメリカ
- 時間111分
- 監督リュック・ベッソン
- 主演ジャン・レノ
-
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリビエ・ダアン監督が、女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家シモーヌ・ベイユの人生を映画化。
1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ベイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の可決を実現させる。1979年には女性として初めて欧州議会議長に選出され、理事たちの猛反対にあいながらも「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など、弱者の人権のために闘い続けた。その不屈の意志は、かつて16歳で家族とともにアウシュビッツ収容所に送られたという過去の体験の中で培われたものだった。
「パリ、嘘つきな恋」のエルザ・ジルベルスタインが40代以降のシモーヌ、「スザンヌ、16歳」のレベッカ・マルデールが10〜30代のシモーヌをそれぞれ演じた。
ネット上の声
- シモーヌ・ヴェイユという方を初めて知ったけど、壮絶すぎる
- 苦難の人生を歩んだシモーヌが塗り替えた 『もの』とは?
- 人の尊厳を守る。そのことに感動しませんか。
- 単なる自叙伝では終わらない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間140分
- 監督オリヴィエ・ダアン
- 主演エルザ・ジルベルスタイン
-
「スター・ウォーズ」シリーズのレイ役で知られるデイジー・リドリーの主演で、女性として初めて英仏海峡を泳いで渡ることに成功した実在の水泳選手トゥルーディ・イーダリーの半生を描いたドラマ。
1905年、アメリカのニューヨークで生まれ育ったトゥルーディ・イーダリーは、目標を達成するためにはどんなことにも真摯に取り組む努力家だった。まだ女性が泳ぐことが一般的でなかった当時、世間から白い目で見られながらもあきらめず、姉や献身的なコーチらに支えられながら、1924年パリオリンピックに出場を果たす。そして彼女は、屈強な男だけが達成できると言われた英仏海峡を泳いで渡ることに挑戦しようと決意。女性には不可能だという声をはねのけ、困難に立ち向かっていく。
監督は「マレフィセント2」「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のヨアヒム・ローニング、脚本は「ライオン・キング」のジェフ・ナサンソン。製作は「トップガン マーヴェリック」ほか、「バッドボーイズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど数々のヒット作を送り出してきたプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー。Disney+で2024年7月19日から配信。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国アメリカ,イギリス,ハンガリー,イタリア,フランス
- 時間130分
- 監督ヨアヒム・ローニング
- 主演デイジー・リドリー
-
ドイツにいると聞かされた見知らぬ父を求めて、12才の少女と5才の弟が夜行列車に飛び乗った。オートバイの青年への報われない初恋、死んだ馬が引きずられていった雪の夜、疲れきった旅芸人たちが休む海辺、港から吊り上げられる巨大な手、そしてフィルムの切れ端の中に浮かぶ1本の樹……痛切に美しい詩のような風景の中を進むふたりが旅の果てに見るものは……。アンゲロプロス監督が娘たちのための寓話として作った人気作、ヴェネチア映画祭銀獅子賞最優秀監督賞受賞。
ネット上の声
- ちょっと詩的な不思議なシーンのあるロードムービー?そのように見えるでしょう表面的には確かにそうですでもそれは偽装です
- ラスト〜霧の中に見えてきた一本の木〜
- 圧倒的な映像と演出に魅入られて
- ギリシャ映画界最高の巨匠‼️
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国ギリシャ,フランス
- 時間125分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演ミカリス・ゼーナ
-
「骨」「ヴァンダの部屋」で世界に衝撃を与えたポルトガルの俊英ペドロ・コスタ監督が、再びリスポン郊外のスラム街フォンタイーニャス地区を舞台に、地元の人々をキャスティングして撮り上げた作品。アフリカ系移民が多く暮らすフォンタイーニャス地区では、土地開発に伴い住民たちの強制移住が行われていた。妻に見捨てられた老人ベントゥーラも、荒れ果てたフォンタイーニャス地区と近代的な集合住宅の間で新たな生き方を模索しており……。
ネット上の声
- 「家」と家族≒血の物語かな
- 狭いフォンタイーニャス地区の中を延々回り続けるルーティン的な生活と、何度も繰り返
- 馴染みが無さすぎるカーボ・ヴェルデという国からポルトガルへ移り住んだヴェントゥー
- 椅子が窓から落とされるファーストショットから一貫して、フレームに切り取られる空間
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
- 時間155分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴェントゥーラ
-
シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作。映画監督として成功をおさめたサルバトーレのもとに、老いたアルフレードの死の知らせが届く。彼の脳裏に、「トト」と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、映写技師アルフレードとの友情がよみがえってくる。シチリアの小さな村の映画館を舞台に、映画に魅せられたサルバトーレの少年から中年に至るまでの人生を3人の役者が演じる。アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど、各国で賞賛を浴びた。
ネット上の声
- Filmarksのレビュー200本目は超名作にしようと決めていました
- ★の数5つでは足りません。10は欲しい!
- 映画監督を目指す者として最も憧れる作品
- 映画好きと、ただのオタクとの境界線
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間124分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
-
ハンガリーの鬼才タル・ベーラが大作「サタンタンゴ」に続いて撮りあげた長編作品で、クラスナホルカイ・ラースローの小説「抵抗の憂鬱」をモノクロ映像で映画化した幻想ドラマ。
ハンガリーの荒涼とした田舎町。天文学が趣味の郵便配達員ヤーノシュは、音楽家の老人エステルの身の周りを世話している。エステルは18世紀の音楽家ベルクマイスターを批判しているようだ。ある日、町の広場に移動サーカスと見世物である巨大クジラがこつ然と姿を現す。住民たちは「プリンス」と名乗る扇動者の声にあおられるように広場に集まり、やがて町中に破壊と暴力が充満していく。
「ラン・ローラ・ラン」のラルス・ルドルフが主演を務め、「マリア・ブラウンの結婚」などライナー・ベルナー・ファスビンダー監督作への出演で知られるハンナ・シグラが共演。2024年2月、4Kレストア版にてリバイバル公開。
ネット上の声
- 四半世紀を経て、預言者の如く還ってきたクジラ
- 死せる大いなる者への挽歌。黙祷せよ。
- 「クジラ」とはいったい何なのか?
- タル・ベーラの傑作、ここに在り
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国ハンガリー,ドイツ,フランス
- 時間145分
- 監督タル・ベーラ
- 主演ラース・ルドルフ
-
シチリアの田舎町にある、庶民にとって唯一の娯楽場「パラダイス座」を舞台に、父親がいないトトと映写技師アルフレードの長年の友情を綴った名作。初公開版より約50分長くなり、トトの青春時代の恋愛エピソードや、シチリアへ戻った中年時代のその後が詳細に描かれている。パラダイス座では、「どん底」「駅馬車」など1930~50年代の名作が数々上映され、ノスタルジックな雰囲気やラストシーンは、映画好きにはたまらない。
ネット上の声
- 観るなら3時間完全オリジナル版!と聞いて鑑賞。 少年時代のトトと、...
- 秀作から名作へ 空白の年月(時)が埋まる
- アルフレードのした事を完全版で是非!
- 2時間バージョンの方がオススメです。
青春
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間175分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
-
沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けてきた具志堅隆松さんを追ったドキュメンタリー。
沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、住民の人々や旧日本軍兵士、さらには米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの遺骨が、現在も3000柱近く眠っていると言われる。28歳から遺骨収集を続け、これまでに約400柱を探し出したという70歳の具志堅さんは、砕けて散乱した小さな骨や茶碗のひとかけら、手榴弾の破片、火炎放射の跡など、拾い集めた断片をもとに、その遺骨が兵士のものか民間人のものか、そしてどのような最期を遂げたのかを推察し、思いを馳せ、弔う。
自身も沖縄戦で大叔母を亡くした映画作家・奥間勝也監督が具志堅さんの遺骨収集に同行して大叔母の生きた痕跡を追い、沖縄戦のアーカイブ映像を交えながら、沖縄の歴史と現在を映し出す。
ネット上の声
- この映画を撮った事自体が素晴らしい。具志堅さんの情熱。そして彼も何...
- ガマふるゃー =ガマを掘る人
- とても良かった!
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本,フランス
- 時間---分
- 監督奥間勝也
- 主演---
-
「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」「少女ムシェット」などの名作を残したフランスの名匠ロベール・ブレッソン監督が、ロシアの文豪トルストイの原作をもとに、偶然手にしてしまったニセ札を知らずに使ってしまったことから、一家惨殺事件を引き起こし転落していく人生を歩む青年イボンの姿を描いた。1999年に他界したブレッソン監督の遺作。日本初公開は86年。2011年、ブレッソンの名作をニュープリントで上映する「映画の國名作選III ロベール・ブレッソンの芸術」にてリバイバル。
ネット上の声
- ドア、ドア、ドア、ドア、ドア・・・・・。
- 一番観たくない映画の原作はトルストイ
- 映画とは何か、を問いつづけた生涯。
- カットの間にある空白こそ映画だ
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス,スイス
- 時間85分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演クリスチャン・パティ
-
パリ・モンマルトルを舞台に空想好きな女性アメリの日常と不器用な恋の行方をポップな映像とブラックユーモアを交えて描き、フランスのみならず日本でも大ヒットを記録したロマンティックコメディ。
幼い頃から空想の世界で過ごしてきたアメリは、そのまま大人になり、モンマルトルの古いアパートに1人で暮らしながらカフェで働いている。他人とのコミュニケーションは苦手だったが、偶然発見した宝箱を持ち主に返したことをきっかけに、誰かを少しだけ幸せにすることに喜びを見出すように。そんなある日、アメリは他人の証明写真を収集する不思議な青年ニノと出会い、恋心を抱く。
オドレイ・トトゥが主人公アメリを魅力たっぷりに演じ、「クリムゾン・リバー」など監督としても活躍するマチュー・カソビッツがニノ役で共演。監督は「デリカテッセン」のジャン=ピエール・ジュネ。2023年、ジュネ監督監修のデジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- どこが魅力か分からない…
- さすがフランス映画!という場面が満載。ストーリーはちょっとおしゃ...
- 独特な世界観!オドレイ・トトゥの魅力!
- 「何か君って不思議」って言われて嬉しい
恋愛
- 製作年2001年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督ジャン=ピエール・ジュネ
- 主演オドレイ・トトゥ
-
現代ポルトガルを代表する女流作家アグシティナ・ベッサ=ルイーシュの原作小説を、ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリヴェイラ監督が映像化。原作の持つ意味深な台詞をそのまま生かしながら、オリヴェイラ流のアイロニーのエッセンスを加え、謎めいたファム・ファタールの物語を作り出す。
ネット上の声
- 賛・百歳。「家宝」というより「国宝」か!
- ジャンヌ・ダルクのように
- オリヴェイラ流ファム・ファタール
- 家宝は自ら輝きを増すらしい
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間132分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・バルダック
-
「ブランカニエベス」で知られるスペインのパブロ・ベルヘル監督が初めて手がけた長編アニメーション映画。アメリカの作家サラ・バロンによる同名グラフィックノベルを原作に、擬人化された動物たちが暮らす1980年代ニューヨークで犬とロボットが織りなす友情を、セリフやナレーションなしで描く。
ニューヨーク、マンハッタン。深い孤独を抱えるドッグは自分の友人にするためにロボットを作り、友情を深めていく。夏になるとドッグとロボットは海水浴へ出かけるが、ロボットが錆びついて動けなくなってしまう。どうにかロボットを修理しようとするドッグだったが、海水浴場はロボットを置いたままシーズンオフで閉鎖され、2人は離ればなれになってしまう。
2024年・第96回アカデミー賞で長編アニメーション賞にノミネート。
ネット上の声
- ・幸せなときの方が、それを失ってしまったときのことを想像して不安になる
- シンプルなアニメーションの良さを改めて感じさせてくれた作品
- 残念ながら犬もロボットもあんまり理解できなかった、、、
- TIFFの予告編に使われているEarth、 Wind&Fireの「Septemb
アニメ
- 製作年2023年
- 製作国スペイン,フランス
- 時間102分
- 監督パブロ・ベルヘル
- 主演---
-
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」といったドキュメンタリーでも名作を送り出しているビム・ベンダース監督が、ブラジル出身の写真家セバスチャン・サルガドを捉えたドキュメンタリー。モノクロを基調とし、人間の死や破壊、腐敗といった根源的なテーマと、その荘厳な作風から「“神の眼”を持つ写真家」とも言われるサルガド。地球上の最も美しい場所を探し求め、ガラパゴスやアラスカ、サハラ砂漠などで撮影を行い、圧巻の風景を写し出したサルガドのプロジェクト「Genesis(ジェネシス)」に、ベンダースとサルガドの息子ジュリアーノ・リベイロ・サルガドが同行。2人の視点から、写真家サルガドの足跡を解き明かしていく。
ネット上の声
- 生涯心に残る作品
- 響かなかった。
- ルワンダで人間の残酷さと野蛮さに心底疲弊して絶望したとき、生まれ故郷の渇ききって
- ビム・ベンダース監督が、ブラジル出身の写真家セバスチャン・サルガドを捉えたドキュ
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国フランス,ブラジル,イタリア
- 時間110分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演セバスチャン・サルガド
-
ギュスターヴ・フロベールの『ボヴァリー夫人』を現代ポルトガルに置き換え、美貌のエマが男たちに愛され、不倫を重ねながら、愛の真実を求めて破滅していく様を描いたドラマ。監督は、サイレント時代から映画を撮り始め、近年ようやく“挫折した愛の4部作”や『繻子の靴』などで世界的に偉大な映画監督として評価され始めたポルトガルのマノエル・デ・オリヴェイラ。製作は『フランシスカ』以降のオリヴェイラ全作品を製作し、ヴィム・ヴェンダースやアラン・タネールほかヨーロッパの主だった監督たちの信頼を一心に集めているパウロ・ブランコ。撮影はナレーションの声も兼ねているマリオ・バロッソ、編集は監督とヴァレリー・ロワズルー、美術はマリア・ジョゼ・ブランコが担当。音楽は『月の光』をテーマにした選曲でベートーヴェン、ドビュッシー、シューマンほかを、ネルソン役で出演もしているアルメイダがピアノ演奏している。主演のエマを演じるのはレオノール・シルヴェイラとセシル・サンス・デ・アルバ。シルヴェイラは『カニバイシュ』での映画デビューからオリヴェイラ映画の常連である。エマの夫を演じるのは常にオリヴェイラ作品で主演を演じてきたルイス・ミゲル・シントラ。そのほかに、ディオゴ・ドリア、フィリペ・コショフェル、イザベル・ルス、ルイ・デ・カルヴァリョなど。
ネット上の声
- 「着替える」こと
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- 既存する映画と微妙に相貌が違うと気づいた時、私たちが知るところの映画というメディ
- はちゃめちゃ不毛な色恋沙汰に溺れていた時期に、頭のおかしい感情移入しながら鑑賞し
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
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- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・シルヴェイラ
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黒人と白人の人種差別荒れ狂う港町の夜の闇、声を失なった元歌手の愛と復讐を描くアクション・メロドラマ。監督は「最前線物語」のサミュエル・フラー、脚本は米ミステリー作家デイヴィッド・グーディスの原作を基に、製作も兼ねるジャック・ブラルとフラーの共同、撮影は「アメリカの夜」のピエール・ウィリアム・グレン、音楽はカール・ハインツ・シェーファーが担当。出演はキース・キャラダイン、ヴァレンティナ・ヴァルガス、ビル・デュークほか。フラーの作詩した主題歌をキャラディン本人が歌っている。
ネット上の声
- サミュエル・フラー監督の遺作で異色の【復讐ノワール】
- ボクッと殴られ、、
- 女性を救出するには
- けっ、下らない
サスペンス、 アクション
- 製作年1989年
- 製作国フランス,ポルトガル
- 時間88分
- 監督サミュエル・フラー
- 主演キース・キャラダイン
-
リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープがプロデュースを手がけ、母なる地球の美しい姿を空から捉えた環境ドキュメンタリー。世界中で累計300万部以上を売り上げた写真集「空から見た地球」の航空写真家ヤン・アルテュス=ベルトランが監督し、全54カ国で217日間にわたって撮影を敢行。世界遺産の風景や自然と人々との共生など、地球上の様々な局面を圧倒的な映像美で映しだしていく。
ネット上の声
- 環境経済の今日の課題がこれ見てレポートだったのですが、何言ってるかわからないとこ
- 諸々重なって色々考えてしまい少し癒やしてほしくて、
- 世界の実情に涙する
- 地球の健康診断!!
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ヤン・アルテュス=ベルトラン
- 主演---
-
ビム・ベンダース監督が、テキサスの荒野を放浪する男の妻子との再会と別れを、ライ・クーダーの哀愁漂う音楽に乗せて描き、1984年・第37回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた傑作ロードムービー。荒野をひとりさまよっていた男が、ガソリンスタンドで気絶した。記憶を失っている男の持ち物を手がかりに連絡を受けたウォルトは、男が4年前に失踪した兄トラヴィスだと確認する。トラヴィスはテキサス州の町パリに所有する土地を目指していた。徐々に記憶を取り戻したトラヴィスは、4年ぶりに再会した幼い息子とともに、妻を探す旅に出る。主人公トラヴィスをハリー・ディーン・スタントン、妻をナスターシャ・キンスキーがそれぞれ好演。俳優サム・シェパードと「ブレスレス」のL・M・キット・カーソンが脚本を手がけた。
ネット上の声
- 血の繋がり、家族愛、親子の絆と赤色の肖像
- エンタメが選ぶ 《 映画3大無責任男 》
- カントリーな風景と独特の恋愛観
- 僕を登録してくれている皆さんへ
旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間146分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ハリー・ディーン・スタントン
-
イタリアの作家パオロ・コニェッティの世界的ベストセラー小説を映画化し、2022年・第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した大人の青春映画。
北イタリア、モンテ・ローザ山麓の小さな村。山を愛する両親と休暇を過ごしに来た都会育ちの繊細な少年ピエトロは、同じ年の牛飼いの少年ブルーノと出会い、一緒に大自然の中を駆け巡る中で親交を深めていく。しかし思春期に突入したピエトロは父に反抗し、家族や山と距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受けて村を訪れたピエトロは、ブルーノと再会を果たす。
「マーティン・エデン」のルカ・マリネッリが主人公ピエトロ、「ザ・プレイス 運命の交差点」のアレッサンドロ・ボルギが親友ブルーノを演じた。メガホンをとったのは「ビューティフル・ボーイ」で知られるベルギーの俊英フェリックス・バン・ヒュルーニンゲンと、「オーバー・ザ・ブルースカイ」などで脚本も務める俳優のシャルロッテ・ファンデルメールシュ。実生活で夫婦でもある2人が共同で監督・脚本を務めた。
ネット上の声
- 雄大な自然映像と普遍的な人間ドラマが胸を揺さぶる
- 同じ場所に止まるか、動くか。人生の二種択一
- 山は、人を傷つけない
- 美しい山の風景
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア,ベルギー,フランス
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- 監督フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
- 主演ルカ・マリネッリ
-
ニューヨーク・タイムズ紙で人気ファッションコラムと社交コラムを担当する名物フォトグラファー、ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー。50年以上にわたりニューヨークの街角で毎日ファッショントレンドを撮影し、ニューヨーカーたちに愛されているカニンガム。しかし、親しい業界人ですら、そのプライベートを知る者はほとんどいないといわれている。そんなカニンガムに2年間にわたり密着し、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりを映し出す。
ネット上の声
- すごいよ、このじいさん。格好良すぎる。
- 雰囲気の良いドキュメント、お奨めです!
- 子供の頃、お盆に帰省した感覚?
- 【激写】自転車おしゃれ泥棒
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国アメリカ,フランス
- 時間84分
- 監督リチャード・プレス
- 主演ビル・カニンガム
-
2017年・第30回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
ネット上の声
- 2022-33🎬
- レンタルで観たのですが、観終わってすぐに完全版のDVDを買ってしまいました笑
- 旧ユーゴが解体していく様を、寓話的に描いた作品
- 日本人の多くが知らないユーゴ王国について
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国ユーゴスラビア,フランス
- 時間314分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演ミキ・マノイロヴィッチ
-
幼い頃の思い出をたどる老映画監督と、亡き父の故郷をはじめて訪れる若い俳優の旅程を、ポルトガルの風景と歴史を織りまぜながら描く静かなロード・ムービー。監督・脚本・台詞・原案(運転手役で出演も)は世界現役最長老(1908年生まれ)の巨匠マノエル・デ・オリヴェイラ。製作は「メフィストの誘い」などヨーロッパ映画界で活躍するパウロ・ブランコ。撮影はオリヴェイラとは『Party』(96)作品で組んだ「不倫の公式」のレナート・ベルタ。美術はマリア・ジョゼ・ブランコ。編集はヴァレリー・ロワズルー。衣裳はイザベル・ファヴィラ。録音はジャン=ポール・ミュゼル。主演は本作を遺作に96年12月19日世を去った名優マルチェロ・マストロヤンニ。共演は「シェフ・イン・ラブ」のジャン=イヴ・ゴーチエ、「神曲」「アブラハム渓谷」「メフィストの誘い」とオリヴェイラ作品のミューズとなったレオノール・シルヴェイラほか。共演は「アブラハム渓谷」のイザベル・デ・カストロ、ジョゼ・ピント、セシル・サンス・デ・アルバなどオリヴェイラ作品の常連が固める。
ネット上の声
- 続・お爺ちゃん、バンザイ!
- 不思議と心に残る作品
- 幼い頃の思い出をたどる老映画監督と、亡き父の故郷をはじめて訪れる若い俳優の旅程を
- ジョゼ・マリョアのような美しい木漏れ陽、いつまでも見ていたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間95分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
-
「サラエボの花」でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したヤスミラ・ジュバニッチ監督が、1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の中で起きた大量虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」の全貌と、その中で家族を守ろうとした一人の女性の姿を描いたヒューマンドラマ。国連平和維持軍の通訳として働く女性を主人公に、家族を守るため奔走する彼女の姿を通して、事件当時に何が起こっていたのか、虐殺事件の真相を描き出す。1995年、夏。ボスニア・ヘルツェゴビナの町、スレブレニツァがセルビア人勢力によって占拠され、2万5000人に及ぶ町の住人たちが保護を求めて国連基地に集まってくる。一方、国連平和維持軍で通訳として働くアイダは、交渉の中である重要な情報を得る。セルビア人勢力の動きがエスカレートし、基地までも占拠しようとする中、アイダは逃げてきた人々や、その中にいる夫や息子たちを守ろうとするが……。第77回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門出品。第93回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。
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- 悲劇の連鎖を断ち切るにはどうすれば・・・?
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- 主演ヤスナ・ジュリチッチ
-
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが自身の故郷である地方都市ウプサラを舞台に撮りあげた自伝的作品で、劇場を営む一族の2年間を2人の孫の目を通して豪華絢爛に描いた全5章構成の群像ドラマ。1907年のクリスマスイブ。少年アレクサンデルと妹のファニーは、劇場主で俳優の父オスカル・エクダールや女優の母エミリーと共に毎年恒例のキリスト降誕劇を上演し、クリスマスを盛大に祝う。ところがその年明けにオスカルが舞台のリハーサル中に倒れ、そのまま帰らぬ人に。夫を亡くしたエミリーは、相談に乗ってくれたベルゲルス主教と再婚することになるが……。第56回アカデミー賞で外国語映画賞など4部門を受賞したほか数々の映画賞に輝いた。1985年に日本初公開。2018年「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)では、全5章・5時間11分のオリジナル全長版でリバイバル上映。
ネット上の声
- 不朽の名作。特に後半の独り演技が最高。
- やや過大な期待をしすぎてしまった作品
- 絵画のような映像美に目を奪われます。
- 5時間超の大作☆ベルイマン最高傑作!
群像劇、 家族、 クリスマス、 ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国スウェーデン,フランス,ドイツ
- 時間311分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演グン・ヴォールグレーン
-
「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。
大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。
本作が映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じ、「女の一生」のニナ・ミュリス、「サガン 悲しみよこんにちは」のマルゴ・アバスカルが共演。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 女性同士の愛と連帯を描いてきたセリーヌ・シアマ監督が、“娘と母の絆”の可能性を広げた
- 「燃ゆる女の肖像」とは打って変わった、双子のサイコファンタジー
- シアマ監督がいざなう森の深淵に感動が込み上げた
- セリーヌ・シアマの精緻な演出がさらに進化。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間73分
- 監督セリーヌ・シアマ
- 主演ジョゼフィーヌ・サンス
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「ザ・ウォーク」「イヴ・サンローラン」などで知られるカナダ出身の俳優シャルロット・ルボンが長編初メガホンをとり、思春期の少年少女の忘れられないひと夏をつづった青春ドラマ。フランスのバンドデシネ作家バスティアン・ビベスの「年上のひと」を原作に、16ミリフィルムならではの映像美で繊細に描き出す。
もうすぐ14歳になるバスティアンは母の親友ルイーズのもとで夏を過ごすため、家族4人でケベックの湖畔にあるコテージへやって来る。ルイーズの娘である16歳のクロエと出会ったバスティアンは、大人びた雰囲気の彼女に恋心を抱く。クロエの気を引くため、幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くバスティアンだったが……。
バスティアンの母役に「胸騒ぎの恋人」のモニア・ショクリ。2022年・第75回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたほか、世界各地の映画祭で注目を集めた。
ネット上の声
- 【ある夏休み、少年が久しぶりに会った大人びた幼馴染の少女に抱いた淡い恋心を描いた作品。16ミリフィルムで映し出す幽玄な自然美とノスタルジック風味に魅入られつつ、”生と死”の意味をも考える作品である。】
- 誰かが湖に入るシーンが出るたびに溺れるんじゃないかとハラハラして見てました
- 幻想的な自然描写にノスタルジーと親しみがこみ上げる
- 青春ピュアラブ映画かと思ったら
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国カナダ,フランス
- 時間100分
- 監督シャルロット・ル・ボン
- 主演ジョゼフ・アンジェル