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敗戦後の日本、黒人兵と日本人女性の間に生まれた姉弟が、差別と偏見の中で懸命に生きる姿を描く社会派ドラマ。
昭和30年代の日本の農村。祖母に育てられる混血の姉弟、キクとイサム。肌の色の違いから村の子どもたちにいじめられ、大人たちからは奇異の目で見られる日々。天真爛漫に振る舞う二人だが、その心には深い孤独と悲しみ。やがて、アメリカの孤児院へ引き取られる話が持ち上がり、姉弟のささやかな日常は大きな転換点を迎える。差別という過酷な現実と、それでも失われない姉弟の絆の物語。
ネット上の声
- タイトルなし(ネタバレ)
- あっぱれ、今井正監督!
- ゴリラ姉ちゃん
- 黒人の父親と日本人の母親との間に生まれるが、父は米国に帰国、母も既に亡くなってい
人種差別、 社会派ドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督今井正
- 主演高橋エミ子
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認知症の母と老いた父。家族の絆が試される、介護の現実を描く感動の物語。
現代の日本。認知症の妻・キヨを、夫のシゲゾウが一人で介護する「老老介護」の日常。日に日に症状が進行する妻と、自身の老いに向き合う夫。遠方で暮らす娘・ミチコは両親を案じるも、有効な手立てを見つけられない。愛情だけでは乗り越えられない介護の過酷な現実。家族が支え合いながらも、心身ともに追い詰められていく中、彼らはある重大な決断を迫られる。これは、誰もが直面しうる家族の愛と絆の物語。
ネット上の声
- 介護から家族一人一人が見えてきます
- テーマは重いのに、楽しい映画だ。
- 老人介護の教育映画
- 年をかさねて
家族、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督槙坪夛鶴子
- 主演萬田久子
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脳死状態の娘を愛し続ける夫婦の狂気。それは愛か、エゴか。究極の選択を迫られる衝撃のヒューマンミステリー。
IT機器メーカーを経営する播磨和昌と妻・薫子。二人の仲は冷え切り、娘の小学校受験が終われば離婚する仮面夫婦。そんなある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明の重体に。医師から告げられたのは「脳死」という残酷な現実。臓器提供か、心臓死を待つかの選択を迫られる二人。しかし薫子は、最新技術を駆使して娘を生かし続けることを決意。やがてその常軌を逸した愛は、周囲の人々を巻き込み、夫婦の運命を狂わせていく。彼らが下した決断の先に待つものとは。
ネット上の声
- 最初は貞子よりおぞましく、空母いぶきより酷いと思いましたが、しかし
- 不気味さを象徴するラストシーンの意味とは
- 人が生きている証とは、自問自答する問題作
- 題材は悪くない。母性愛も感じるが・・・
病院(医療モノ)、 社会派ドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督堤幸彦
- 主演篠原涼子
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1989年、地方病院に現れた一人の外科医。旧態依然の医療体制に、信念のメスを振るう本格医療ドラマ。
舞台は1989年の滋賀。大学病院から地方の市民病院に赴任した外科医、当麻鉄彦。彼の卓越した技術は、これまで諦めるしかなかった多くの命を救う。しかし、絶対的な権威が支配する大学病院の旧弊な体制と、前例のない手術への挑戦を阻む周囲の反発。そんな中、市長が肝臓がんを患い倒れる。唯一可能な治療法は、日本ではまだタブー視されていた生体肝移植。許されるはずのない手術に、当麻が下す決断。
ネット上の声
- 先日、「ジョン・ウィック」シリーズ3作を一気見したんですよ
- 当麻先生に憧れた子供が医療を継ぐ未来
- 命を支える医師の“志”に胸打たれて☆
- もう、この映画の すべてが素晴らしい
病院(医療モノ)、 医師、 社会派ドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督成島出
- 主演堤真一
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無実の青年はなぜ殺人犯にされたのか。日本の司法制度の闇に迫る、冤罪事件を基にした衝撃の社会派ドラマ。
昭和26年、ある田舎町で起きた一家惨殺事件。容疑者として逮捕されたのは、ごく普通の真面目な青年・植村。彼は身に覚えのない罪を、執拗な取り調べによって自白させられてしまう。物的証拠は何一つなく、頼れるのは一縷の望みを託した弁護団のみ。警察と検察が作り上げた「犯人」という虚像。絶望的な状況の中、植村と弁護団は、巨大な司法の壁を前に無実を証明するための孤独な闘いを開始。
ネット上の声
- ネオリアリズモにも似た映像、的確な演出、テンポ良い編集とカット割で映画としても大変優れている
- 傑作ですねぇ!! この作品は今回が初観だったけど、ドキュメンタリー調の迫真に迫る
- 実際に起こった八海事件を冤罪として告発した弁護士正木ひろしの原作を元に作り上げた
- 先月下旬に発売された『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』春日太一著
冤罪、 社会派ドラマ、 実話
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督今井正
- 主演草薙幸二郎
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無実を叫び続けた死刑囚と、彼の無罪を信じた元裁判官。日本の司法に挑んだ、30年以上に及ぶ闘いの記録。
1966年、静岡。一家惨殺事件の犯人として元プロボクサー袴田巌が逮捕され、死刑判決。しかし、判決を下した裁判官の一人、熊本典道は、捜査と自白に強い疑念を抱いていた。自らの判断に苦悩した末、彼は裁判官を辞職。袴田の無実を信じ、たった一人で再審を求める孤独な闘いを始める。閉ざされた司法の壁、そして過ぎていく時間。命の尊厳を問いかける、衝撃の実話。
ネット上の声
- 【ボックス!】以上の意味を持つ【BOX】
- 1万円出しても、僕はこの映画を観る。
- 映画製作&上映を決めた勇気に拍手喝采
- 重苦しいですが、見て良かったです!
冤罪、 社会派ドラマ、 裁判・法廷、 実話
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督高橋伴明
- 主演萩原聖人
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地下アイドルにハマっていく中年の職人を描いた問題作
人気絶頂のアイドル、華。清純なイメージでファンを魅了する彼女の日常は、楽屋で発見された一つの盗撮カメラによって崩壊する。犯人は誰なのか。マネージャー、メンバー、狂信的なファン。身近な人間すべてが容疑者に見え、彼女は深い人間不信とパラノイアの渦中へ。失ったものを取り戻すため、そして自分を貶めた犯人を見つけ出すため、華は自ら仕掛けることを決意。被害者から加害者へと変貌していくアイドルの、禁断の心理スリラー。
ネット上の声
- コウヘイさんが最後のほうまで喋らないという演出がすごい
- アイドルも楽曲もいいので好印象
- 公開最終日に偶然見れた!
- きっちりとした映画
社会派ドラマ
批評家の声
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★★★★★(5点)
職人というちょっとお堅い人種の方が、アイドルにハマり、恋に落ちる映画。 いや。恋と言うよりも、タイトル通りまさに「堕ちる」と言った方が正しいか。 タイトルには色んな意味が込められているようです。
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督村山和也
- 主演中村まこと
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カリスマ都知事(役所広司)の「東京に原発を誘致する!」の一言に都庁はパニック。反対派と推進派が熱い議論を戦わせていた。その頃、プルトニウム燃料を積んで福井へ向かうトラックが爆弾マニアの若者にハイジャックされた。爆弾とプルトニウムを積んだそのトラックが向かう先は、原発誘致問題で白熱する都庁だった……。
ネット上の声
- こんな映画に出られてこそ役者は一流
- あの〜、笑えないんですけど…(-_-;)
- 今でこそ原発批判はできますが
- 東京都知事メルトダウン!!
社会派ドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督山川元
- 主演役所広司
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アイヌ民族への差別と和解がテーマ。しかし原作とは違い悲惨な描写が多い
舞台は、戦後間もない北海道のアイヌ集落(コタン)。主人公は、アイヌの血を引く中学生の姉マサと小学生の弟ユタカ。和人の生徒たちが通う学校へ転入した二人は、好奇の視線と心ない差別に晒される日々。貧しいながらも、亡き父の教えを胸に誇りを失わず生きようとする姉弟。しかし、逃れられない厳しい現実が二人に次々と襲いかかる。アイヌ民族が置かれた過酷な状況と、それに屈しない人間の尊厳を描いた、魂を揺さぶる物語の結末。
ネット上の声
- イカンテばあちゃん役・三好栄子さんの魂の演技に、私はしばらく泣きっぱなし!!
- もっと前向きに作ってほしかった。
- お前たちの時代はまだまし、というようなことばに、今は果たしてもっと良くなっている
- 民族差別に屈してきた大人に育てられた、民族差別に屈しない少年少女の物語
人種差別、 社会派ドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演森雅之
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1959年6月、米軍機が沖縄県石川市に墜落し、宮森小学校の学童11人を含む17人が犠牲となった「宮森事件」を題材にした人間ドラマ。ある日、米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落した。52年前、宮森事件に遭遇し、友人の死を目の当たりにした過去を持つ良太は、再び米軍機墜落の現場を目撃したことで、胸中にかつての悲劇がよみがえる。一方、大学のゼミで宮森事件について調べはじめた良太の孫・琉一は、事件の傷跡がいまだに遺族の心を苦しめていることを知る。
ネット上の声
- このテーマに抵抗を感じる人が割にいる事実
- 作品内容云々の前にこの事が言いたかった。
- 内容が偏り、演技が下手、方言めちゃくちゃ
- 沖縄の人から見た戦後の沖縄の歴史が分かる
沖縄、 社会派ドラマ
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督及川善弘
- 主演長塚京三
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地域医療の難しさを描いた社会派ドラマ
戦前戦後の混乱期に、無医村だった山形県大井沢村(現・西川町大井沢)で生涯を医療にささげ、「仙境のナイチンゲール」とも呼ばれた女性医師・志田周子(ちかこ)さんの人生を、平山あや主演で映画化。山形県の農村で名家の娘として生まれた周子は、努力して東京女子医専(現・東京女子医大)に入学し、医師になった。父からの「スグカエレ」という電報を受けて8年ぶりに故郷に戻った周子は、父・荘次郎が勝手に周子名義で診療所を建設していることを知る。無医村の大井沢村に医師を置きたいと願っていた父は、代わりの者を見つけるまでの3年間だけでも、村で医者をしてほしいと周子に頭を下げる。未熟な自分に診療所の医師が務まるのか不安だった周子も、父の頼みを聞き、3年間だけ頑張ろうと心に決める。2015年11月、山形県で先行公開。
ネット上の声
- 感動しました
- とても多くの方の想いが込められてるだけに…残念。
- 感動で涙が止まりませんでした。
- アマプラそろそろ見放題終了案件
病院(医療モノ)、 医師、 社会派ドラマ、 実話
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督永江二朗
- 主演平山あや
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幼児誘拐事件を通して浮き彫りにされる、犯人とその家族、被害者の家族、警察及び報道関係者の姿を描く。原作は読売新聞大阪本社社会部・編の同名ドキュメンタリー。脚本は「徳川一族の崩壊」の松田寛夫、監督は「犬神の悪霊」の伊藤俊也、撮影は「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 黒澤監督の誘拐映画「天国と地獄」には及ばすとも、名作には間違いありません 傑作です!
- 犯罪の中でもかなり成功率が低いのが身代金目的の誘拐。 犯人の男の少...
- 「誘拐犯の家族」を一つのテーマとして描写
- ショーケン 生々しい犯人像 そのもの
誘拐、 ジャーナリスト、 社会派ドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督伊藤俊也
- 主演萩原健一
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1994年6月27日に起こった松本サリン事件を材に、一市民を冤罪へと陥れた警察捜査、マスコミ報道、そして市民の偏見の在り方を問う社会派実録ドラマ。監督は「愛する」の熊井啓。平石耕一による原作を基に、熊井監督自身が脚色。撮影を「生地獄」の奥原一男が担当している。主演は、「世にも奇妙な物語 映画の特別編/携帯忠臣蔵」の中井貴一と「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」の寺尾聰。ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・カメラ賞受賞作品。
ネット上の声
- ☆mixi過去レビュー転載計画(TSUTAYAレンタル編)
- 昔、学校で見せられた道徳教材レベルの映画
- 河野さんの奥さんのことをさ そんなもの
- 火のないところに煙を立てる・・・
冤罪、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督熊井啓
- 主演中井貴一
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2ちゃんねるの書き込みから生まれた黒井勇人のスレッド文学を、「キサラギ」の佐藤祐市が映画化。主演は小池徹平。高校中退のニート・マ男は、母の死をきっかけにプログラマーとなり、何とか小さなIT企業に就職する。しかし入社してみると、そこはサービス残業や徹夜は当たり前で、過酷な労働を社員に強いる「ブラック会社」だった。変わり者の同僚に囲まれ、徐々に成長していくマ男をコミカルに描く。
ネット上の声
- イジメで高校中退、ニート真っしぐらだった若者がようやく見つけた職場
- 品川の「バーカッ!」連発を我慢できるか?
- こんな会社全然ブラックじゃねぇぇぇぇぞぃ
- ホワイト会社?それこそ都市伝説だ!!!
プログラマー、 ネットから映画化、 社会派ドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督佐藤祐市
- 主演小池徹平