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芸者の母と、その娘。明治から昭和を駆け抜けた、二人の女の壮絶なる愛憎の物語。
明治から昭和へ、激動の時代。奔放な芸者の母・郁代と、その娘・朋子の数奇な運命。母の身勝手な生き方に翻弄され、憎みながらもその血から逃れられない朋子の葛藤。芸の世界で生きる母の業と、それに縛られる娘の宿命。時代が大きく移り変わる中で、二人の関係は複雑に絡み合っていく。戦争という大きなうねりを経て、母と娘がたどり着く境地とは。日本を代表する文芸作品の、壮大な映画化。
ネット上の声
- 三時間以上の大作なのに、主人公の母娘によるやかましくも面白い口喧嘩と家族やその周
- 無茶苦茶な母親に翻弄され続ける娘の明治〜大正〜昭和にかけてのクロニクル
- 残念なところも多かった・・・
- とんでもない母ちゃんだね。
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間202分
- 監督木下恵介
- 主演岡田茉莉子
-
愛を奪われ、憎しみを抱いて嫁いだ女。その凄絶な復讐心が、三代にわたる家族の運命を狂わせる。
昭和初期の阿蘇。地主の息子に暴行され、愛する人との仲を引き裂かれた娘・さだ子。彼女は抵抗の末、憎い相手との結婚を強いられる。しかし、その心に宿ったのは復讐の炎。夫へ、その家族へ、そして生まれてくる子供たちへ向けられる、消えることのない憎悪。一人の女性の執念が、数十年にわたり家族を縛り付け、崩壊させていく。愛と憎しみの狭間で繰り広げられる、壮絶な一代記。
ネット上の声
- 【”未来永劫憎み合う夫婦の姿。そして、恩讐の彼方に。”今作は、全編に流れる心ざわつかせるフラメンコギターの音色が印象的な、物凄い一組の男女の愛憎劇なのである。】
- 古い作品はほとんど観ないのだけれど、フォロワーさんのレビューを読んでとても観たい
- お母さんがお父さんを憎むのをやめたら、僕もお母さんを憎むのをやめます
- フラメンコのリズムに乗せた愛憎劇て…どんなやねん!
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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戦後の日本、貧しさの中で愛を貫いた夫婦の40年。ダム建設に人生を捧げた夫と、彼を支え続けた妻の感動の実話。
昭和初期、貧しい農村に生まれた野中春雄。彼はダム建設技師となり、妻のとめと共に全国の工事現場を転々とする過酷な人生を選択。厳しい自然、劣悪な労働環境、そして戦争の影。幾多の困難に見舞われながらも、二人は固い絆で結ばれ、互いを支え合う。日本の高度経済成長を土木事業の最前線で支えた夫婦の、40年にも及ぶ愛と苦難の記録。実話に基づいた、名匠・木下恵介が描く夫婦愛の年代記。
ネット上の声
- 錆びない映画
- 「永遠の人」、「二十四の瞳」に続く、木下恵介監督作品3作目
- おまえは“とら”だ
- これも書き忘れてたーモノクロの映画をここまでしっかり観たの、多分初めてなんだけど
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
昭和初期、瀬戸内海の分校に赴任した新米女性教師と12人の子供たち。戦争の足音が迫る中、絆を育む感動の物語。
舞台は昭和3年、瀬戸内海の小豆島。新任の女性教師、大石先生が岬の分校へ。洋服姿で自転車に乗る彼女に、村人たちは最初は戸惑い。しかし、12人の純粋な子供たちとの交流を通じ、次第に深い絆で結ばれていく日々。しかし、日本は戦争へと突き進み、彼らの運命は時代の荒波に翻弄。教え子たちの未来を案じ、平和を願う大石先生の苦悩と愛。戦争がもたらす悲劇と、それでも失われない師弟の情愛を描く不朽の名作。
ネット上の声
- 高峰秀子が演じるしっかり者の大石先生の懸命に生きる姿が胸を打つ、木下恵介監督によ
- 叙情性と記録性の調和が生む、静かなる反戦映画の感動と美しさ
- 💧戦争反対⚡ 70年前から思いは同じ
- 今の季節にぴったりだと思い選択
小学校、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間156分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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戦後の日本、熱海。女手一つで子を育てた母を待っていたのは、成長した我が子からの無慈悲な拒絶。
終戦直後の日本、温泉町・熱海。戦争で夫を亡くした春子は、二人の子供を育てるため、あらゆる犠牲を払い必死に働いてきた。しかし、成長した息子と娘は、そんな母の苦労を理解しようとせず、自分たちの将来の邪魔者として冷たく突き放す。過去の新聞記事やニュース映像を交錯させ、戦後日本の世相を映し出す斬新な演出。親子の断絶と、時代に翻弄された一人の女性の絶望。追い詰められた母が下す、悲痛な決断。
ネット上の声
- 21世紀の日本でもこの対立構造は全く変わりありません 今こそ本作のリメイクを観てみたいものです
- 世の中的にはこれからお盆ですが、私は明日から仕事なので一旦このタグで映画を見るの
- 敗戦後の貧しい日本で、女手一つで2人の子どもを育て上げる母ちゃんの、切なく悲しい
- 前から観たかった木下恵介の戦後8年後の日本を描いた「日本中の悲劇」
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督木下恵介
- 主演望月優子
-
太平洋戦争末期の北海道。閉ざされた村で、一人の男が家族を守るため、狂信と暴力に立ち向かう壮絶な記録。
太平洋戦争末期、北海道の開拓村。都会から疎開してきた園部一家は、村人たちの奇異な視線と排斥に苦しむ。村を支配するのは、天皇を神と崇める狂信的な指導者たち。彼らは、園部の妻・志乃の美しさに邪な目を向け、一家を追い詰めていく。食糧も底をつき、孤立無援の状況。愛する家族を守るため、父・重治はついに武器を手に取る決意。人間性を失った集団との、血で血を洗う死闘の始まり。
ネット上の声
- 隠れた傑作
- 野性の菅原文太、誠実な加藤剛
- さすがは天才監督
- 人間の本質
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督木下恵介
- 主演岩下志麻
-
弟の恋人を愛してしまった兄。高度経済成長期の東京を舞台に、切ない四角関係を描く珠玉のメロドラマ。
舞台は1962年の東京。平凡なサラリーマンの兄・相川一郎には、密かな想い人がいた。それは、弟・次郎の恋人である美人のみどり。一郎は自分の気持ちを押し殺し、二人の幸せを願う日々。しかし、ある出来事をきっかけに、一郎とみどりの関係が急接近。さらに、一郎に想いを寄せる同僚・三国谷衿子も現れ、四人の想いが複雑に絡み合う。許されないと知りながらも募る恋心と、弟への罪悪感との間で揺れ動く一郎。彼が下す決断とは。都会の片隅で繰り広げられる、切なくも美しい恋の行方。
ネット上の声
- 戦後の世の中が落ち着いて来た
- スケッチ風
- 2022年の締めは、昭和(1962年)の雰囲気が味わえる木下恵介監督の恋愛映画
- こんな映画が作れたのに、そのDNAは何処?
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督木下恵介
- 主演岡田茉莉子
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70歳で山に捨てられる因習「楢山まいり」。迫る掟と母子の愛、極限の村で生きる人々の姿。
雪深い信州の貧しい村。ここには、70歳になると楢山へ行き、神に召されるという掟の存在。69歳のおりんは、冬の訪れと共に自らの楢山まいりを覚悟し、準備を進める。息子の辰平は、母を想いながらも掟に逆らえず苦悩。食糧難に苦しむ村の厳しい現実と、人間の尊厳をかけた親子の情愛。歌舞伎の様式美を取り入れた独特の演出で描かれる、生と死を巡る不朽の物語。おりんが山へ向かう、その決意の時。
ネット上の声
- 役に立たないババアとジジイは、楢山に捨てちまおう♪
- 前衛性、芸術性、叙情性が群を抜く
- オールセット&浄瑠璃・・・
- ・・・とても重いです☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督木下恵介
- 主演田中絹代
-
戦後の東京。変わりゆく時代の中で、一つの家族が紡ぐささやかな幸せと希望。木下恵介監督が描く、心温まる家族の肖像。
昭和35年、高度経済成長期の東京。下町で小さな工場を営む一家に、ある春の日、ささやかな変化が訪れる。大学進学を夢見る長男、結婚を控えた長女、そして時代の波に乗れない頑固な父親。それぞれの想いが交錯し、時にはぶつかり合いながらも、食卓を囲むことで確かめ合う家族の絆。古い価値観と新しい時代の息吹の中で、彼らが見つける「春の夢」とは何か。何気ない日常の風景の中に、明日への希望と家族の温もりを丁寧に描き出す、珠玉の物語。
ネット上の声
- 回転する久我美子。
- 全ては春の夜の夢の如し
- ちょっと意地悪い内容ではあるけど、久我美子と岡田茉莉子が見に纏う衣装が華やかで眼
- はじめてみたときは謎の生煮えコメディ、って印象が強烈だったけど、久々みたらなんか
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督木下恵介
- 主演小沢栄太郎
-
1959年の信州。旧家の因習に縛られた四人兄妹の、許されざる恋と苦悩の物語。
昭和34年の信州、雪深い村。旧家・名倉家の四人兄妹は、厳格な祖母が支配する家の因習に縛られていた。特に末娘の明子は、身分違いの恋人との結婚を許されない苦しみに直面。兄たちもまた、望まぬ縁談や過去の恋愛に心を痛める日々。家柄や体面を重んじる旧弊な価値観が、若者たちの純粋な想いを踏みにじっていく。それぞれの愛を貫くため、彼らが下す決断とは。伝統と個人の幸福がぶつかり合う、切ない人間ドラマの結末。
ネット上の声
- 会津若松の幼なじみ5人が久しぶりに再会して巻き起こる騒動を描いた青春群像劇
- 史実に因んで19人で剣舞するんだ!
- ホモくさーい(笑)
- 傑作!!DVD希望
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督木下恵介
- 主演津川雅彦
-
貧しい漁村で生きる、感受性豊かな少年のひと夏の成長物語。夕焼け雲に未来を夢見た日々の、切なくも美しい記憶。
昭和30年代、瀬戸内海に面した小さな漁村。魚屋を営む貧しい一家に生まれた少年・陽一は、家業を手伝う毎日。感受性豊かな彼は、大人たちの世界の厳しさや矛盾を感じながらも、夕焼けに染まる空に未来への淡い夢を託していた。ある日、村を訪れたセールスマンとの出会いが、彼の心に小さな変化をもたらす。貧しさの中で懸命に生きる人々の姿と、少年の心の機微を繊細に描き出す、木下恵介監督による珠玉の名作。
ネット上の声
- 真面目な映画人が真面目な人々を描いた映画
- オープニングの空撮から全編に通底する丁寧な構図とカメラワークが特徴的で、木下恵介
- 久保豊さんの『夕焼雲の彼方に——木下惠介のクィアな感性』をよんだので木下恵介作品
- 久我美子さんのようなまっすぐなお嬢さんにこの役は合わない!けどかわいいからヨシ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督木下恵介
- 主演久我美子
-
封建的な女子大学を舞台に、自由を求める学生たちの闘い。一人の転入生が、旧態依然とした学園に起こす革命の記録。
終戦から間もない日本。京都にある厳格な規律で知られる名門女子大学。そこは、学長の独裁と封建的な寮則に学生たちが心を縛られる「女の園」。この息苦しい学園にやってきた転入生、出石芳江。理不尽な規則や人権侵害を目の当たりにした彼女は、たった一人で学園の改革を目指す決意。彼女の行動は、抑圧に慣れてしまった他の学生たちの心を少しずつ動かし始め、やがて学園全体を巻き込む大きなうねりへと発展。
ネット上の声
- 戦後の腐敗・堕落を強調し、男女間の道徳など封建的な考えを演説する教師たち。
- 自由と人権を求めた女性映画の記念碑的な傑作にある、木下監督の強い意思
- 「・・様」「・・様」の激しいディベート
- 美しさは、悲しみの中にある!
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
没落華族の令嬢と、社長を演じる貧乏な自動車修理工。嘘から始まった恋の行方を描く、戦後日本のシンデレラ・ストーリー。
終戦直後の日本。実直な自動車修理工の圭三は、ひょんなことから大会社の社長と偽り、没落華族の令嬢・泰子と見合いをすることに。互いに惹かれ合う二人だが、圭三の心には「嘘」という大きな重荷。一方、泰子もまた、華やかな暮らしの裏に隠された家の窮状に苦しんでいた。身分違いの恋、そしてバレてはいけない秘密。果たして二人の恋は本物になるのか。木下恵介監督が贈る、心温まるロマンティック・コメディの傑作。
ネット上の声
- なんて上品で面白いラブコメでしょ〜♪木下恵介監督と新藤兼人さん(脚本)にこんなコ
- 「愛してる」なんて言葉じゃだめ。「惚れております」じゃないとね!
- 「二十四の瞳」や「永遠の人」の木下恵介監督5作品目
- 木下恵介の奇抜演出と、原節子の美貌。
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督木下恵介
- 主演原節子
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戦時下の日本、一人の息子を兵士として送り出す家族の愛と葛藤。木下恵介監督が描く、戦争に翻弄される庶民の姿。
時代は太平洋戦争末期。ごく普通の日本の家庭、高木家。父・友之丞は陸軍大尉としての誇りを持ち、三人の息子たちもまた、国の為に戦うことを運命づけられていた。長男と次男は既に出征。そして三男・信彦にも召集令状が届く。息子の出征を誇らしく思う父と、ただ息子の無事を祈り、別れの寂しさに耐える母・わか。出征の日、駅のホームで見送る家族。走り出す汽車を、母はただ必死に追いかける。国策映画でありながら、戦争の影にある家族の愛情と悲しみを力強く描き出した木下恵介監督の傑作。ラストの母の姿は、観る者の胸を強く打つ。
ネット上の声
- 本作にある反戦メッセージは人類普遍のものです しかし本作には戦前の日本がなぜ無謀であっても戦争を起こしたのか 遺書にして残そうとした点で唯一無二の映画のように思います
- ブラックコメディーそのもの。演出家は分かってる。
- 『二十四の瞳』の理解のために必見の映画
- 抑制された、でも力強い反戦メッセージ
戦争
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督木下恵介
- 主演笠智衆
-
日本各地の灯台を転々としながら家族の愛を育んだ灯台守夫婦。その25年間にわたる喜びと悲しみの記録。
昭和6年、観音崎灯台に赴任した灯台守の有沢四郎と新妻きよ子。それは、日本各地の辺境を巡る、25年間の長い旅の始まり。厳しい自然、戦争の足音、そして二人の子供の誕生と成長。喜びも悲しみも、すべては灯台の灯りの下にあった。離島での孤独な生活、子供たちとの別れ。幾多の困難を乗り越え、夫婦は固い絆で結ばれていく。日本の美しい四季の風景を背景に、名もなき夫婦が紡いだ愛と人生の年代記。長い歳月の果てに、二人が見つけた幸福の形。
ネット上の声
- 40年前に観たときは、ストーリー展開の遅さ、現代とのセリフの言い回しの違いに大き
- 優等生過ぎて面白くないと女優は言う
- テーマ音楽とラストシーンに尽きる
- 昭和32年公開当時、一世を風靡した
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間160分
- 監督木下恵介
- 主演佐田啓二
-
裏切りは、死してなお許されぬ罪。美しき妻の怨念が、夫を狂気と恐怖の底へと引きずり込む。
江戸時代。御家人の伊右衛門は、献身的な妻お岩がありながら、裕福な商家の娘との縁談のために彼女の存在を疎ましく思う。伊右衛門は、お岩に毒薬を薬と偽って飲ませ、惨殺。自らの欲望を満たした伊右衛門だったが、その夜から彼の周囲で次々と怪異が起こり始める。戸板に張り付けにされ、川を流れるお岩の死体。そして、どこへ行っても現れる、醜く顔が崩れた妻の亡霊。裏切られた女の凄まじい怨念が、伊右衛門の精神を蝕み、破滅への道を突き進ませる。
ネット上の声
- 幽霊が出ず、怪談ではなくなって良かった。
- しっかり“木下映画”しています!
- あくまで新訳でございます
- 半世紀超の新鮮なサスペンス
ホラー
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木下恵介
- 主演田中絹代
-
貧乏画家の心を捉えた、一枚の美しい肖像。絵筆が描くのは、憧れか、それとも狂気か。
戦後間もない東京。売れない画家の金子一郎は、妻と子供たちと共に貧しいアパートで暮らす。彼の心を奪ったのは、向かいに住む美しき人妻、みどり。彼女をモデルに肖像画を描くことに没頭する一郎。その執着は次第に狂気へと変わり、彼の家族、そしてみどりの生活を蝕んでいく。芸術への情熱が引き起こす悲劇。完成した肖像画に込められた、画家の魂の叫び。
ネット上の声
- 黒澤明脚本、木下恵介監督という夢のコラボ
- 夏ミカンの食べ方ひとつで...。
- 脚本黒澤明×監督木下恵介
- 画家の家族を追い出すために、部屋を間借りしたすれっからしの男女が、純粋な画家一家
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督木下恵介
- 主演井川邦子
-
昭和の日本、灯台守一家の愛と絆の物語。激動の時代を生き抜く、二十四年の歳月。
舞台は昭和初期の日本。灯台守として生きることを決意した有沢四郎と妻きよ子。赴任地は、北は北海道から南は九州まで、全国各地の辺鄙な岬の灯台。厳しい自然、戦争の足音、そして子供たちの成長と巣立ち。次々と訪れる喜びと悲しみを乗り越え、夫婦は互いを支え合いながら灯台の灯を守り続ける。日本各地の美しい風景と共に描かれる、ある家族の愛と献身の年代記。その歳月の果てに彼らが見たものとは。
ネット上の声
- 木下恵介監督の『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年)も一度も観た事が無い・・勿論
- 前作(1957年)から約30年後、全国の岬を転々とする灯台守の生活を描いた木下惠
- 灯台守の家族の生活を描いたヒューマンドラマ
- 旧作とは関連ない別の話
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督木下恵介
- 主演加藤剛
-
造船の町を舞台に、若者たちの夢と恋が交差する。空に架かる虹のように、未来への希望を描く青春群像劇。
活気あふれる造船の町。東京から赴任してきた青年・亮太は、そこで働く快活な娘・克子と出会い、心惹かれていく。彼らを取り巻くのは、仕事に情熱を燃やす仲間たち。それぞれの夢、家族への想い、そして芽生える恋心。しかし、彼らの前には様々な障壁が立ちはだかる。高度経済成長期の日本を背景に、若者たちが未来を信じて力強く生きる姿の記録。
ネット上の声
- 今更ながら木下恵介監督作品めちゃいい
- 北九州に威容を誇るマンモス企業・八幡製鉄所を舞台に、そこで働き暮らす人々の恋愛や
- ほんとまるで英映画社の制作か?って八幡製鉄所の本丸・溶鉱炉から制作過程が冒頭をか
- 想像以上に面白かった 物語もだけど工場や団地の人工美が目に楽しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督木下恵介
- 主演高橋貞二
-
愛する息子を理不尽な暴力で奪われた父親。法か、復讐か。彼の魂の叫びが社会に突き刺さる衝撃作。
1970年代の日本。主人公は、ごく平凡で真面目なタクシー運転手・川瀬。妻と一人息子に囲まれ、ささやかな幸せを噛みしめていた。ある日、彼の最愛の息子が、街の不良たちによる通り魔的な暴力で命を落とす。日常は一瞬にして地獄へ。犯人は未成年という理由で軽い罪に問われるだけ。法の無力さに絶望した川瀬は、自らの手で犯人たちに裁きを下すことを決意。息子の無念を晴らすため、彼は社会の暗部へと足を踏み入れていく。復讐の鬼と化した父親の行く末は。彼の行動は、本当に息子のためのものなのか。観る者の心を激しく揺さぶる、衝撃の結末への序章。
ネット上の声
- ・早い段階から現実に起こってることなんじゃないかという感覚になって...
- この映画の頃から、なにか日本映画の中の空気が変わったように思えます
- 無差別通り魔殺人への憤りが貫徹した愛とメッセージの結晶
- 復讐を越えた執念の補償制度立法
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督木下恵介
- 主演若山富三郎
-
活火山・桜島を舞台に、運命に引き裂かれた男女の愛と葛藤を描く、木下恵介監督が贈る悲恋の物語。
舞台は活火山・桜島の麓。大噴火で家族を失った娘・冬子と、噴火を予知できず罪悪感を抱える火山研究所の所員・俊介。自責の念から冬子を支える俊介と、彼に心を開いていく冬子。いつしか二人の間には深い愛情が芽生える。しかし、彼らの愛は、過去の悲劇を知る周囲の反対と、俊介自身の消えない心の傷によって阻まれる。再び不穏な噴煙を上げる桜島を背景に、運命に翻弄される男女の愛の行方を描く。果たして二人は、悲しい宿命を乗り越え、結ばれることができるのか。
ネット上の声
- 駆け出す恋と自由のための音楽
- 情熱の敗北はほろ苦い
- 登場人物多過ぎ、ストーリーや台詞と美しい映像シーンが乖離してしまった点が惜しい
- 松竹公式のあらすじにて「泣き伏していた」と表現されていた部分があんな洒落た撮り方
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
昨年帰国した岸恵子のために、「この天の虹」の木下恵介が書下し監督した農村メロドラマ。撮影は「この天の虹」の楠田浩之、音楽は「悪女の季節」の木下忠司の担当。出演は前記「雪国(1957)」(東宝)以来久々の岸恵子・それに加えてにんじん・くらぶの「春を待つ人々」の有馬稲子、「この天の虹」の久我美子。ほかに笠智衆、川津祐介、井川邦子ら木下学校の人々の出演。
ネット上の声
- いやぁ、もう結構でございます。ご免です。
- 母と息子の許されない恋・・・
- 傑作・日本女のメロドラマ
- 「家」に縛られた人々
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督木下恵介
- 主演岸恵子
-
長崎の原爆で妻を失くし、自らも被爆した医学博士が、自分の体験を後世に残すため書き綴る姿を描く。永井隆原作のノンフィクションの映画化で、脚本は山田太一と「父よ母よ!」の木下恵介の共同執筆。監督も木下恵介、撮影は「南十字星」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 覚悟して見ましょう
- ラスト3分の衝撃
- ラスト3分の衝撃
- 衝撃のラスト
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督木下恵介
- 主演加藤剛
-
明治時代の信州。淡く、そしてあまりにも儚い、従兄妹同士の初恋の追憶。
舞台は明治時代の信州の農村。15歳の少年・政夫と、2歳年上の従姉・民子は、互いに淡い恋心を抱く仲。小川での語らい、野菊摘み、二人だけの時間はかけがえのない宝物。しかし、その純粋な想いは、封建的な村の大人たちによって無慈悲にも引き裂かれる。周囲の反対により、民子は望まぬ嫁入りを強いられることに。離れ離れになっても変わらぬ想いを胸に秘める二人。老いた政夫が、生涯でただ一度の恋を静かに回想する、美しくも切ない追憶の物語。
ネット上の声
- 【“野菊の花の如き君。竜胆の花の如き貴方。”今作は、伊藤左千夫の傑作悲恋小説「野菊の墓」を、木下恵介監督が品性高く映像化した切なき恋物語である。】
- ラストシーンで、視界を制約していたスコープがいきなりなくなるという秀逸な演出が見事
- そういえば、私も従兄弟のお兄ちゃんを好いていた時期があったのを思い出しながら見て
- 野菊の「墓」としなかったタイトル変更に拍手
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督木下恵介
- 主演田中晋二
-
波多野勤子のベスト・セラー「少年期」を、「カルメン故郷に帰る」「善魔」についで木下恵介が監督する。脚本は木下と「わが家は楽し」の田中澄江の協同。出演者は「わが家は楽し」の笠智衆、「火山脈」の田村秋子、「カルメン故郷に帰る」の小林トシ子、「善魔」の三國連太郎の他、主役一郎には公募をパスした新人石浜朗少年が起用される。
ネット上の声
- 笠智衆、もうひとつの「父ありき」。
- 終戦後に、主人公の少年と、敗戦により自殺した軍人の父を持つ少年が船の上で泣き合う
- 疎開先の田舎で軍事教育の洗礼と同調圧力の空気に取り込まれ、己の中に歪んだナショナ
- 全ての関係性がとろっとろに煮詰められていて、愛を通り越して気持ち悪さすら感じた
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督木下恵介
- 主演田村秋子
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戦後の日本、貧しい一家に転がり込んできた一人の老婆。家族の平和をかき乱す、笑いと涙の嫁姑攻防戦。
舞台は戦後間もない東京。安月給で暮らす若い夫婦、佐藤夫妻の小さな家に、夫の母・おりんが転がり込む。行く先々で厄介者扱いされてきた、口が悪く自己中心的な老婆。彼女の存在が、貧しいながらも平穏だった夫婦の日常を根底から揺るがす。嫁の我慢も限界に達し、家庭内はまさに一触即発の状態。追い出すこともできず、されど共に暮らすにはあまりにも過酷な毎日。果たして、この奇妙な同居生活の先に、家族が再び安らぎを取り戻す日は来るのか。木下恵介監督が描く、庶民の哀歓に満ちた傑作喜劇。
ネット上の声
- あの夫婦の素顔は...。
- 真夏の高峰秀子祭⑦
- 婆さんに薄く切った蒲鉾を食べさせられた子供が、次のシーンで布団の中で残りのデカい
- 生きている間に何かをしても何も出来なくても、どちらも本当に同じ事なんだけど、それ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督木下恵介
- 主演佐田啓二
-
深沢七郎の同名小説の映画化で、戦国時代を背景に笛吹川のほとりに住む貧農の五代にわたる約六十余年の物語。「春の夢」の木下恵介が脚色・監督した。撮影も「春の夢」の楠田浩之。
ネット上の声
- 木下恵介の前衛・実験的映像には???
- 戦乱の無常を実験的映像とともに描く
- 笛の音が響くかと思ったのに……
- 悲しみが川のほとりに流れ着く
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督木下恵介
- 主演田村高広
-
南九州の港町に現れた2人のペテン師が繰り広げる珍騒動。木下監督のデビュー作。
ネット上の声
- だらしのない悪党 = 愛すべきペテン師。
- 木下恵介の第1作は良質なコメディ
- 泥船も敗戦も再生への礎
- 朝浜辺を彷徨えば
ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督木下恵介
- 主演小沢栄太郎
-
製作は「彼を殺すな」の小倉武志が当たり、九ヶ月ぶりでこの七月フランスから帰国した木下恵介監督の第一回作品。撮影は「海の花火」の楠田浩之、音楽はフランス帰りの黛敏郎(足にさわった女)、木下忠司(鳩)の共同担当である。出演者は「カルメン故郷に帰る」の高峰秀子、小林トシ子の両人、「夏子の冒険」の若原雅夫、「武蔵と小次郎」の淡島千景の他、村瀬幸子、東山千栄子など新劇人達が助演している。
ネット上の声
- 『カルメン故郷に帰る』ではカラーだったのに、いきなりの白黒だ。
- 髭面で偉そうに、どこかの知事見たくない?
- おバカで愚かな戦後ニッポン。
- 時代のせいにはできまい
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
戦後の日本、繰り返す日常に咲くささやかな希望と家族の絆。木下恵介監督が贈る、心に染みる感動の人間賛歌。
舞台は終戦から数年が経過した日本。大きな事件が起こるわけでもなく、ただ淡々と過ぎていく毎日。ある家族の父、母、そして子供たち。彼らの食卓での会話、仕事への行き帰り、ご近所との何気ないやり取り。そんな代わり映えのしない日常風景の断片。しかし、その穏やかな時間の底流には、戦争の傷跡、変わりゆく時代への不安、そして未来への微かな光が確かに存在。季節が移ろうように、少しずつ変化していく家族の関係。ささやかな喜びと、言葉にならない悲しみを乗り越え、彼らが新たに見出す家族の形。当たり前の日々の尊さを描く、木下恵介監督による珠玉の一篇。
ネット上の声
- 木下恵介監督の逸品
- 大学出の狂気!!
- ウォービックリ、この年代の映画ほんとに苦手だったけどかなり良かった、ラストの数シ
- この字が墓石の上に刻まれて、雨に叩かれ、風に曝され、厳しい墓地に佇むかと思うと、
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督木下恵介
- 主演高橋貞二
-
製作は「薔薇はなぜ紅い」の小倉浩一郎で木下恵介と助監督の小林正樹が協同で脚本を書き、「お嬢さん乾杯!」「四谷怪談(1949)」についで木下恵介が監督する。キャメラは「四谷怪談(1949)」の楠田浩之が担当。主演は「王将(1948)」「佐平次捕物控・紫頭巾」の阪東妻三郎、「大都会の顔」「真昼の円舞曲」の村瀬幸子(俳優座)「大都会の丑満時」「痴人の愛(1949)」の森雅之、今回日劇ダンシングチームから抜てきされた小林トシ子で、それに本作品で音楽を担当している木下忠司、「痴人の愛(1949)」の宇野重吉、「真昼の円舞曲」の滝沢修、東山千栄子(俳優座)、「足を洗った男」の桂木洋子らが出演する。
ネット上の声
- この作品を一言で表すと、"ハッピーエンドなリア王"
- こうして、日本経済は形の上で脱亜入欧へ向かう
- “破れ”太鼓は“壊れ”太鼓になる前に補修
- テーマソングが耳から離れない
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督木下恵介
- 主演阪東妻三郎
-
父の遺言は「素性を隠し通せ」。被差別部落出身の青年教師が、愛と尊敬の狭間で自らのアイデンティティに苦悩する物語。
明治後期、信州の小学校に赴任した青年教師、瀬川丑松。彼には、亡き父から固く戒められた秘密。それは、被差別部落の出身であるという出自。素性を隠し、生徒から慕われる日々を送る丑松。しかし、解放運動家・猪子蓮太郎への深い尊敬と、士族の娘・志保への淡い恋心が、彼の心を激しく揺さぶる。父の「破戒」の教えを守るべきか、それとも真実を告白し、人間としての誇りを貫くべきか。社会の厳しい差別と偏見の中、丑松が下す魂の決断。島崎藤村の不朽の名作を、木下恵介監督が鮮烈に描く人間ドラマの金字塔。
ネット上の声
- イケメン全開の良様
- 部落問題どころかあらゆる差別があり、臭いものには蓋をしてしまう国民性なのは今も変
- 自分の出自を隠して生きなければいけないこと、大切な人や仲のいい人にも嘘をついてい
- 日本がこんなんだったことにあたりまえに腹立たしく思える現代に生まれることができて
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木下恵介
- 主演池部良
-
原作の川頭義郎は現在大船の助監督。監督並びに脚色は「わが恋せし乙女」「結婚(1947)」の木下恵介。同じく協力者楠田浩之の撮影。出演者は「女優須磨子の恋」の田中絹代に、佐野周二推薦佐田啓二が相手役としてデヴューするほか「二連銃の鬼」の小杉勇「処女は真珠の如く」「若き日の血は燃えて」の山内明が共演する。
ネット上の声
- 田中絹代のプロモーションビデオ?
- ベタベタの大ベタなんだけど今でも共感はできるし胸キュンポイントもわからなくもない
- 小理屈監督とルサンチマン女優、どっちも苦手なはずなのに、組み合わせると逆にイケる
- 明らかに中年の田中絹代さんとピチピチイケメン佐田啓二のラブストーリー、昔の映画の
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督木下恵介
- 主演田中絹代
-
「大曽根家の朝」に次ぐ木下恵介の演出作品。
ネット上の声
- 送り出す女ー迎え入れる女、解放される女。
- 淡い恋は浅間牧場を駆け抜けて…
- 切ないラブ・ストーリーの裏に
- 男性同士のケア、泣く男性、女装する男性(祭事のシーン)、男性を見つめる男性、男性
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督木下恵介
- 主演原保美
-
「背くらべ」の山田太一のオリジナル・シナリオを、「二人で歩いた幾春秋」の木下恵介が監督した喜劇。撮影はコンビの楠田浩之。
ネット上の声
- 中々面白い作品でしたが、推しメンの出番が、たったのワンシーン しかも、歌ってるシ
- 小林正樹監督の『まごころ』が脚本の木下恵介によって乗っ取られた作品であったように
- 本作の出演者に岡田茉莉子がクレジットされていたので観てみたら「特別出演」だった
- 山田太一大いに木下恵介を揶揄する
青春
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木下恵介
- 主演川津祐介
-
先頃来話題を賑わしている“太陽映画”に想を得て木下恵介が発表する問題篇。「夕やけ雲」についで木下恵介が脚本・監督にあたり、「涙」の楠田浩之が撮影を担当する。主な出演者は「阪妻追善記念映画 京洛五人男」の中村賀津雄、「夕やけ雲」の有田紀子、田中晋二、「涙」の石浜朗、「女囚と共に」の久我美子、「ここは静かなり」の杉田弘子、劇団若草の鈴木久弓、SKDの千羽つる子、新人佐藤芳秀、その他三宅邦子、北竜二、竜岡晋、須賀不二夫、桜むつ子など。
ネット上の声
- ガニメデ・・・
- 怒れる木下。
- 太陽族の描写は鈍臭く、母親が口を開けば説教臭く、主人公を取り巻く環境は辛気臭い
- 木下恵介監督作品は、当たり外れが大きい気がする
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督木下恵介
- 主演中村賀津雄
-
「陸軍」に次ぐ木下恵介演出作品。
ネット上の声
- 露骨な民主主義啓蒙映画が快諾された時代性
- 零落する名家、人間ドラマの秀作
- そもそも初っぱなのクリスマスなシーンからして性に合わなかったし、何だろう、最初か
- 自由主義を愛する一家が大日本帝国によってめちゃくちゃにされる、という話をGHQに
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督木下恵介
- 主演杉村春子
-
「誘惑(1948)」についで小倉武志のプロデュース。「不死鳥」の木下恵介が自ら脚本並びに監督に当り、カメラは楠田浩之が担当する。キャストは「土曜夫人」(大映)の水戸光子「懐しのブルース」以来の小沢栄太郎の主演で、特にこの作品は、オール・ロケーションを敢行し、出演者も二人と限定され、女の心理描写をテーマとする点、日本映画としては珍らしい試みがみられる。
ネット上の声
- 女の自立は権利か義務か
- 主演2人・・・
- 揺れ動く心
- 木下恵介は戦後になってこのようなニューロティック・サスペンスも多く手掛けているの
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間68分
- 監督木下恵介
- 主演水戸光子
-
わが国最初の総天然色映画として、松竹と日本映画監督協会が企画、高村松竹常務が総指揮に、月森仙之助(大船撮影所次長)が製作に当っている。脚本と監督は「婚約指輪」の木下恵介、撮影は同じ作品の楠田浩之である。色彩技術には富士フィルムの小松崎正枝と赤沢定雄が当る。尚、同時に白黒映画も製作される筈。出演者は、「宗方姉妹」「戦火を越えて」の高峰秀子、「破れ太鼓」の小林トシ子、「てんやわんや」の佐野周二、「宗方姉妹」の笠智衆、「三つの結婚」の佐田啓二などの他に井川邦子、望月美惠子、小沢栄などである。
ネット上の声
- ・デコちゃんの陽気さがはじけてて、カラーだぞ!という気負いも感じる...
- 小学校のシーンで、リリーカルメンの友達が、先生にちょっかいだすシー...
- 日本初・総天然色(カラー)長編映画☆
- 喜び満ち溢れ、そして唯だ、空は青い
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
-
製作は「若い季節(1951)」の小倉武志、「少年期」に次ぐ木下恵介の監督作品で、シナリオは彼の書きおろしである。撮影も「少年期」の楠田浩之。出演者の主なものは、「麦秋」の笠智衆、「純白の夜」の木暮実千代と津島恵子、「離婚結婚」の桂木洋子、「恋文裁判」の小林トシ子、「夏祭り三度笠」の山田五十鈴、「少年期」の三國連太郎、石浜朗などに、岸輝子、杉村春子などの新劇人。それに向坂渡と三木隆という新人が二人登場する。
ネット上の声
- 津島恵子VS木暮実千代、東海道線の対決。
- 木暮実千代×木下惠介はこれ1本だけだと思うのだが、脇を固める俳優陣も豪華で佐田啓
- 呼子港の漁師たちとそれを取り巻く人々の群像劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督木下恵介
- 主演木暮実千代
-
スリランカを舞台に展開する様々な四つの愛のドラマを描いた恋愛映画。原作・脚本・監督は「なつかしき笛や太鼓」の木下恵介、撮影は「デルス・ウザーラ」の中井朝一がそれぞれ担当。
ネット上の声
- スリランカを舞台に5組の人々の純粋な愛と別れを描いたヒューマンドラマ
- ジャカランタ夫人って?
- インド洋上に点在する千五百もの小さな島々からなるマルティブ共和国オールロケ🎬です
- 途中で眠りそうになったが、ジャカランダ夫人の秘密が気になったので我慢して最後まで
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督木下恵介
- 主演北大路欣也
-
「愛の手紙は幾歳月」の木下恵介がシナリオを執筆し、「香華」いらい久々に監督も担当した木下プロ第一回作品。撮影も「香華」の楠田浩之。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督木下恵介
- 主演夏木陽介
-
問題行動を起す子供たちは、親や社会に何を訴えたいのだろうか。大人社会の中で、悩み、迷い、傷つく少年少女たちのエピソードを、取材する新聞記者の眼を通してドキュメンタリータッチで描く。齋藤茂男の同名の原作の映画化で、脚本、監督は「衝動殺人 息子よ」の木下恵介、撮影は「夜叉ヶ池」の小杉正雄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 子供が家庭内暴力、登校拒否、家出、非行、「暴走族「といった方向に走る原因を記者が
- 【1980年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間132分
- 監督木下恵介
- 主演加藤剛
-
戦局が悪化するなか、次々と人々が疎開でいなくなっていく東京のとある下町。長年続いている商売を何とか続けようと風呂屋や印刷屋の家族が町に残るなか、きよも息子の慎吾と共に失踪した夫の帰りを待ち続けていた。そんなある日、きよの夫が帰ってきて…。
ネット上の声
- 物語としてドラマティックに描かれている分を差し引くにせよ、戦時下の暮らしとはこん
- 戦意高揚目的で撮らされた『陸軍』を驚異のうっちゃりで反戦映画に仕立て上げて陸軍省
- 夫婦が歩いている場面で水溜りを避けて二人が離れるとキャメラも妻の顔持ちにばかりピ
- 少年がフレームインするためだけにカメラをズームアウトしていくの、最初意図が全く分
ヒューマンドラマ
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督木下恵介
- 主演上原謙
-
三方ケ原の土地を所有する名家・小名木家に、村人が食糧増産のための開墾を要請してきた。しかし、この土地にはたたりがあるので鍬を入れてはならぬと言う。そんななか、小名木家の家宝である名刀・関の孫六を譲ってほしいと、ひとりの軍医がやってきた。
ネット上の声
- 木下作品に戦国合戦を描いた映画があったのか(冒頭数分のみ、直ぐにオーバーラップで
- 牧歌的な殺陣の長回し含め、フレームイン/アウトや動線がめちゃめちゃ気持ちいい
- よくこんなめちゃくちゃな要素で群像劇できるよなって感心する
- 軍国主義×血統主義が平凡な庶民の和に浸透していて怖い
ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督木下恵介
- 主演上原謙
-
製作は「女の水鏡」の小出孝で岸田国士の原作より、「火の鳥(1950)」の野田高梧が木下恵介と共同で脚色している。監督は「カルメン故郷に帰る」に次ぐ木下恵介の作品である。出演者は「奥様に御用心」の淡島千景、俳優座の千田是也、「宮城広場」の森雅之、「三つの結婚」の桂木洋子、「カルメン故郷に帰る」の笠智衆、小林トシ子などでるあ。他に三國連太郎の芸名で新人がデヴューし、同名の役を演じている。
ネット上の声
- 善良なる魔物
- T新報社の社会部記者
- 原作が岸田國士氏の小説ということで、セリフが翻訳調というか、書き言葉そのままで頭
- これも木下節炸裂映画だけどこれはやっぱり三國連太郎映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督木下恵介
- 主演森雅之
-
「大曽根家の朝」「わが恋せし乙女」に次ぐ木下恵介の本年度第一回監督作品。脚色は「待ちぼうけの女」「お光の縁談」その他の新藤兼人、撮影は「大曽根家の朝」以来木下恵介とコンビの楠田浩之が担当。主演田中絹代は「歌麿をめぐる五人の女(1946)」、上原謙は大映「踊子物語」に次ぐ出演である。
ネット上の声
- 小沢栄太郎警報発令。(その1)
- 戦後のどうってことないお話
- 原版の劣化で画質音質が悪い&当時も興行的には失敗したそうだが、割と楽しめた 田中
- バカロングテイク×フィックスで田中絹代が飯食いながらプロポーズを受けて照れるとこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木下恵介
- 主演上原謙
-
ネット上の声
- エログロに頼らずも因果応報の愛憎劇
- 最後にはやはり泣かせてくれます.。
ホラー
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督木下恵介
- 主演田中絹代
-
現実感の乏しい夢を追い続ける父親と、それにふり回される家族の姿を描く。牧村裕の作文「父」を元に、「二十四の瞳(1987)」の木下恵介が脚本を執筆。監督は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下、撮影は「星の牧場」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督木下恵介
- 主演板東英二
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督木下恵介
- 主演三船敏郎