- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 79分
- 監督
- 木下恵介
- 出演
- 佐田啓二高峰秀子小林トシ子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の日本、貧しい一家に転がり込んできた一人の老婆。家族の平和をかき乱す、笑いと涙の嫁姑攻防戦。】
舞台は戦後間もない東京。安月給で暮らす若い夫婦、佐藤夫妻の小さな家に、夫の母・おりんが転がり込む。行く先々で厄介者扱いされてきた、口が悪く自己中心的な老婆。彼女の存在が、貧しいながらも平穏だった夫婦の日常を根底から揺るがす。嫁の我慢も限界に達し、家庭内はまさに一触即発の状態。追い出すこともできず、されど共に暮らすにはあまりにも過酷な毎日。果たして、この奇妙な同居生活の先に、家族が再び安らぎを取り戻す日は来るのか。木下恵介監督が描く、庶民の哀歓に満ちた傑作喜劇。