- 製作
- 1960年 日本
- 時間
- 123分
- 監督
- 木下恵介
- 出演
- 田村高広高峰秀子市川染五郎
- 種類
- 時代劇
【戦国乱世、河は見ている。五代にわたる農民一家の、血と涙で綴られた壮大な年代記。】
舞台は、武田信玄が治める甲斐の国。戦乱の絶えない16世紀の日本。笛吹川のほとりで暮らす貧しい農民一家が、この物語の主人公。彼らの日常は、容赦なく繰り返される戦によって常に死と隣り合わせ。息子は兵士として徴用され、畑は踏み荒らされる。それでも、彼らは生きるために種を蒔き、子を産み、懸命に次代へ命をつなぐ。時代に翻弄されながらも、五代にわたって受け継がれていく家族の歴史。変わらぬ川の流れだけが、その壮絶な生と死のすべてを静かに見つめ続ける。