- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 82分
- 監督
- 木下恵介
- 出演
- 中村賀津雄沢村貞子有田紀子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【貧困と絶望が渦巻く街。それでも太陽とバラを求め、もがき生きる青年の魂の叫びを描く、衝撃の社会派ドラマ。】
戦後の復興から取り残された、貧しい港町。スクラップ工場で働く青年・秋山アキラは、劣悪な家庭環境に生まれながらも、真面目に生きようと必死だった。彼のささやかな願いは、いつかこの町を出て「太陽とバラ」のある美しい生活を送ること。しかし、周囲の無理解と社会の冷たい現実は、彼の純粋な心を少しずつ蝕んでいく。ある事件をきっかけに、アキラはやり場のない怒りと絶望から、非行の世界へと足を踏み入れてしまう。光を求める魂の、痛切な軌跡。