- 製作
- 1958年 日本
- 時間
- 98分
- 監督
- 木下恵介
- 出演
- 田中絹代高橋貞二望月優子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【70歳で山に捨てられる因習「楢山まいり」。迫る掟と母子の愛、極限の村で生きる人々の姿。】
雪深い信州の貧しい村。ここには、70歳になると楢山へ行き、神に召されるという掟の存在。69歳のおりんは、冬の訪れと共に自らの楢山まいりを覚悟し、準備を進める。息子の辰平は、母を想いながらも掟に逆らえず苦悩。食糧難に苦しむ村の厳しい現実と、人間の尊厳をかけた親子の情愛。歌舞伎の様式美を取り入れた独特の演出で描かれる、生と死を巡る不朽の物語。おりんが山へ向かう、その決意の時。