- 製作
- 1979年 日本
- 時間
- 131分
- 監督
- 木下恵介
- 出演
- 若山富三郎高峰秀子田中健
- 種類
- ヒューマンドラマ
【愛する息子を理不尽な暴力で奪われた父親。法か、復讐か。彼の魂の叫びが社会に突き刺さる衝撃作。】
1970年代の日本。主人公は、ごく平凡で真面目なタクシー運転手・川瀬。妻と一人息子に囲まれ、ささやかな幸せを噛みしめていた。ある日、彼の最愛の息子が、街の不良たちによる通り魔的な暴力で命を落とす。日常は一瞬にして地獄へ。犯人は未成年という理由で軽い罪に問われるだけ。法の無力さに絶望した川瀬は、自らの手で犯人たちに裁きを下すことを決意。息子の無念を晴らすため、彼は社会の暗部へと足を踏み入れていく。復讐の鬼と化した父親の行く末は。彼の行動は、本当に息子のためのものなのか。観る者の心を激しく揺さぶる、衝撃の結末への序章。