-
明治から昭和、激動の時代を生き抜いた一人の女。その壮絶なる愛と忍耐の物語。
舞台は日露戦争前夜の日本。地主の娘として生まれたおけいは、愛を信じ名家に嫁ぐ。しかし、夫の裏切り、戦争、そして時代の荒波が彼女の幸せを次々と奪い去っていく。全てを失いながらも、ただひたすらに生きることを選び続けた彼女の人生。その先に待ち受ける運命とは。一人の女性の視点から描かれる、日本の近代史そのもの。
ネット上の声
- 増村と京マチ子
- 見応えありました
- あの門から入って追い出されてまた呼び戻されて
- 京マチ子映画祭 @神戸国際松竹
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督増村保造
- 主演京マチ子
-
閉店後のデパート。閉じ込められた若い女性店員と謎の男。一夜限りの密室で繰り広げられるサスペンス。
舞台は夜のデパート。閉店時間を過ぎ、一人取り残された女性店員の弓子。しかし、暗闇に潜んでいたのは彼女だけではなかった。謎の男の出現。彼は強盗か、それとも…。静まり返った広大な店内で、一夜の逃走劇と心理戦の幕開け。男の目的が明らかになるにつれ、物語は予測不能の結末へと加速。限られた空間で描かれる、緊迫のワンシチュエーション・スリラー。
ネット上の声
- デパガ三人娘の恋の行方は..。
- 60年近く前に新しい関係性について触れたこんな素晴らしい作品があるのに何でまだ同
- 有吉佐和子の原作小説を読み終えたので以前DVDを購入していたこちらを鑑賞
- 若尾文子映画祭(2015年と2020年)の映画館で2回観た作品で、購入DVDで3
青春、 文芸・史劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督井上梅次
- 主演若尾文子
-
雪深い北国を舞台に、許嫁の仇を討つため芸者となった女の、哀しくも壮絶な復讐劇。
明治初期、雪深い越後の高田。幸せな未来を目前に、許嫁を無実の罪で殺された娘・お葉。すべては藩の御用金を巡る悪辣な陰謀。絶望の淵で彼女が選んだのは、復讐という名の修羅の道。名を「小雪」と変え、高田一の芸者へと上り詰めた彼女は、美貌と芸を武器に三人の仇へと接近。一人、また一人と男たちを破滅させていく小雪。しかし、その復讐の先には、想像を絶する黒幕の存在と、あまりにも哀しい運命が待ち受けていた。
ネット上の声
- 金沢らしい作品
- 金澤は大雪が降る日は多いと思うけど…
- 凄すぎて何から騙っていいのかわからんレベルだが、ラストでホラーになるというかなん
- 約90分という短い尺の中、次々とイベントが起こるので見ていて飽きないが、あまりの
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督三隅研次
- 主演若尾文子
-
古都・京都を舞台に、生き別れた双子の姉妹が運命の再会。それぞれの人生と愛が交差する、川端康成原作の不朽の名作ドラマ。
舞台は美しい四季が彩る古都・京都。呉服問屋の一人娘として育った千重子と、北山杉の村で働く苗子。瓜二つの二人は、祇園祭の夜に運命的な出会いを果たし、生き別れの双子だと知る。育った環境も立場も違う二人。互いを想いながらも、決して交わることのない人生の切なさ。そして、それぞれが胸に秘める恋の行方。京都の伝統を背景に、姉妹の数奇な運命と心の機微を繊細に描いた物語。
ネット上の声
- 川端康成の「古都」~双子の上戸彩~
- 京都の雰囲気がよく出ていた
- 京都に行きたくなりますね
- 秀逸な心理描写
文芸・史劇
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督猪崎宣昭
- 主演上戸彩
-
老いと死の淵で燃え上がる、倒錯した性の欲望。美しき息子の嫁に全てを捧げる老人の、狂気と官能の日々。
舞台は1960年代の日本、裕福な旧家の屋敷。77歳の卯木督助は、半身不随で寝たきりの老人。ある日、息子の嫁、颯子の若くモダンな美しさと、彼女の足へのフェティシズムに目覚める。颯子の気を引くため、高価な宝石を買い与え、彼女の言いなりになる督助。彼の欲望はエスカレートし、颯子の足で自分の墓石に仏足石を彫らせたいと願うまでに。家族は彼の狂気に呆れ、颯子はその欲望を利用する。肉体の衰えとは裏腹に、彼の精神は異常な活力を帯びていく。死期が迫る中、督助が日記に綴る狂おしいまでの愛と欲望の記録。
ネット上の声
- 若尾文子主演!息子の嫁にメロメロのおじいちゃんはとことん利用されてしまう…!
- 谷崎作品の映画化ですが、ほぼコントみたいな変態ワールドで笑えました
- おじいちゃんの癖に生意気よ!
- 山村聡大暴走!
文芸・史劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木村恵吾
- 主演山村聡
-
盲目の美女師匠お琴と、彼女に仕える奉公人佐助。美しくも歪んだ主従関係が辿る、破滅的な愛の物語。
封建時代の日本。類まれなる美貌と琴の才能を持つ盲目の師匠、お琴。彼女に絶対的な忠誠を誓い、身の回りの世話をする奉公人の佐助。お琴の気まぐれと虐待に耐えながらも、佐助の彼女への想いは崇拝にも似た愛情へと変わっていく。しかし、お琴の美貌が招いたある事件が、二人の運命を狂わせる。献身の果てに佐助が下した、常軌を逸した愛の証明。
ネット上の声
- 永遠のSとM♡
- わてはこれでやっと、おっしょさんとおんなじになりました。
- 愛の説明のわかりやすさ
- 目が見えないお琴
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督衣笠貞之助
- 主演山本富士子
-
「母は死んだ」と教えられた少年。芸者の母との再会が、彼の”真実一路”を揺るがす運命の始まり。
厳格な祖母に育てられ、「母は死んだ」と信じて疑わない少年・四郎。しかしある日、その母が芸者として生きているという衝撃の事実を知る。母との再会を果たすも、世間の冷たい視線と偏見が彼を苦しめる。「真実一路」を胸に、まっすぐ生きようと葛藤する四郎。母への愛と、自らの出自との間で揺れ動く少年の心。果たして彼は、偽りのない自分の人生を見つけ出すことができるのか。一人の少年の成長と苦悩を描く、感動の物語。
ネット上の声
- 嘘か、真か
- 自分の夢を人に投影する女性
- 内容は 、私にはちと 重い感じだが、名作です
- んん、よく判らない
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間139分
- 監督川島雄三
- 主演山村聡
-
戦後の混乱期、記憶を失った女性と彼女を支える青年の純愛。引き裂かれた過去の先に待つ、残酷な真実。
終戦直後の日本。空襲で記憶の全てを失った女性お島と、彼女を献身的に支える青年、三郎。二人は小さな村で寄り添い、穏やかな愛を育んでいく。しかし、お島の過去を知る人物の出現が、幸せな日々に影を落とす。失われた記憶に隠されていたのは、二人の運命を根底から覆す衝撃の事実。愛する人を守るため、青年は残酷な真実と対峙する決意。果たして、雲がちぎれた先に待つのは希望の光か、それとも深い絶望か。
ネット上の声
- 有馬稲子の転落劇を歯切れの良いテンポを交えて丹念に掘り下げていく回想シーンが抜群
- 小川真由美に負けないくらい全身から不幸オーラを振りまく有馬稲子が次々と関係した男
- 新藤兼人の脚本なので、このまま終わるはずないと思っていたが、案の定···
- 佐田啓二を心配し常に気にかける伊藤雄乃助がめちゃくちゃいいです
文芸・史劇
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督五所平之助
- 主演佐田啓二
-
文豪・川端康成の名作。孤独な学生と純粋な踊子の、伊豆の山道を舞台にした淡く切ない恋物語。
大正時代の伊豆。孤独を抱え旅に出た旧制高校の学生・川崎。天城峠の茶屋で彼が出会ったのは、旅芸人の一座と、その中にいた可憐な踊子・薫。彼女の無邪気さに惹かれ、一座と道中を共にすることに。身分違いの壁と、旅の終わりという定め。短い時間の中で育まれる、二人の淡い思慕。やがて訪れる別れの時。日本の美しい原風景の中で描かれる、青年の心の機微と、決して結ばれぬ恋の行方。
ネット上の声
- 少女とおんなの狭間で…
- まず武満徹の楽曲が素晴らしい
- 内藤洋子はとても可愛かった
- 内藤陽子が可愛かった
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督恩地日出夫
- 主演黒沢年男
-
文芸・史劇
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督中川信夫
- 主演高田稔
-
戦後の大阪、横堀川のほとりで生きる人々。貧しさの中に咲く、ささやかな幸せと人間模様。
舞台は、終戦から間もない大阪・船場。復興の槌音が響く街の片隅、汚れた横堀川のほとりに、人々はたくましく根を張って生きていた。古着屋を営む一家を中心に、様々な事情を抱えた人々が肩を寄せ合い、時にはぶつかり合いながらも、日々の暮らしを紡いでいく。貧しさの中でも失われない人情、未来へのささやかな希望、そして時代の波に翻弄される人々の哀歓。川の流れのように移ろいゆく日常の中で、彼らが見つけ出す幸せとは何か。昭和の大阪を舞台に、市井の人々の姿を温かい眼差しで描き出す、感動の人間ドラマ。
ネット上の声
- 吉本興業の祖、吉本せいの半生がモデル
- ああっ冷やし飴が飲みたい!
- 喜劇ではなく文芸調なので退屈な部分もあるが、「ひやしあめ」を売る倍賞千恵子が涼や
- 桂米朝師匠がマクラでよく語られる明治〜大正の大阪の商家や演芸場の雰囲気や考え方が
文芸・史劇
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督大庭秀雄
- 主演倍賞千恵子
-
戦後の日本、貧しさの中に咲く家族の笑顔。ささやかな幸せを育む一家の姿を描く、心温まる物語。
終戦から数年後の日本。復興期の混乱の中、ある家族がささやかな一軒家で新たな生活を始める。父親を戦争で亡くし、母と子供たちは貧しいながらも、互いに支え合い、前を向いて生きていた。彼らのささやかな喜びは、庭に花を植え、育てること。しかし、世間の厳しい風や生活の困難が、家族の絆を試すように次々と襲いかかる。それでも笑顔を絶やさず、懸命に生きる一家。彼らが家の庭に咲かせたかった本当の花とは何か。観る者の心に温かい光を灯す感動のドラマ。
ネット上の声
- 佐田啓二主演のメロドラマ
- タイトルなし
- タイトルなし
文芸・史劇
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督番匠義彰
- 主演佐田啓二
-
明治大阪、盲目の三味線師匠・春琴と、彼女に全てを捧げる丁稚・佐助。美と献身が織りなす、究極の愛の物語。
舞台は明治時代の大阪。薬問屋の娘で、9歳で失明した美しき三味線奏者、春琴。傲慢で気難しい彼女に、丁稚の佐助は献身的に仕える日々。佐助にとって春琴の世話は至上の喜びであり、やがて二人の間には主従を超えた歪んだ愛情が芽生える。しかし、何者かによって春琴の美しい顔が傷つけられる事件が発生。春琴の苦しみを前に、佐助が下した驚くべき決断。美と芸術に殉じる、二人の愛の行方。
ネット上の声
- 箏と三味線って連関しているんだ
- 先日観た衣笠の「お琴と佐助」に比べたら劣るが、京マチ子の盲目の演技がこちらでもひ
- ☆☆☆☆ 今では眼が見えなくなってしまったお琴が、雪の冷たさを思い...
- ☆☆☆☆ 今では眼が見えなくなってしまったお琴が、雪の冷たさを思い...
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督伊藤大輔
- 主演京マチ子
-
平岩弓枝の同名小説(東京文芸社刊)を、「うず潮(1964)」の田中澄江が脚色し、「柳ケ瀬ブルース」の村山新治が監督した文芸もの。撮影は「渡世人」の飯村雅彦。
ネット上の声
- デビュー時の樹木希林(悠木千帆)は可愛い
- 冒頭の「芸術祭参加作品」に嫌な予感がしたけど序盤がちょっとタルいながらオーソドッ
- 大人気を博したNHK朝の連続テレビ小説村山新治『旅路』ラピュタ阿佐ヶ谷
- 鉄道好きには堪らない作品だと思った
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督村山新治
- 主演佐久間良子
-
明治時代の日本を舞台に、貧困と逆境の中で、学問への夢を捨てきれない一人の少年のひたむきな姿を描く感動作。
時は明治。貧しい家に生まれた少年・吾一は、学校で優秀な成績を収めるも、家の事情で中学校への進学を断念させられる。丁稚奉公に出された彼を待っていたのは、厳しい労働と理不尽な仕打ちの日々。それでも学問への情熱を失わない吾一は、奉公先の主人に隠れて独学を続ける。彼の唯一の支えは、いつか再び学校に戻り、知識を身につけるという固い決意。社会の片隅で、まるで道端の石ころのように扱われながらも、決して希望を捨てない少年の姿。逆境に屈しない人間の精神力と、学ぶことの尊さを描いた不朽の名作。
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督久松静児
- 主演原節子
-
戦後間もない伊豆の温泉町。旅芸人一座に生きる踊り子たちの、儚くも美しい人間模様。
舞台は終戦から数年が経った伊豆の温泉郷。客足もまばらなストリップ劇場で糊口をしのぐ、旅芸人一座の日常。そこへ、家出してきた娘・はるみが一座に加わる。一座の看板踊り子である千代子や、個性豊かな仲間たちとの共同生活。貧しさや世間の冷たい視線に晒されながらも、彼女たちは舞台に立ち続ける。しかし、一座の内部で巻き起こる人間関係の軋轢と、時代の変化の波。はるみは、芸の道で生きることの厳しさと、仲間との絆の間で揺れ動く。彼女が下す、未来への決断。
ネット上の声
- ええっ!この時の京マチ子は33歳!
- 淡島千景さんありきの映画でした
- 翻弄されっぷりが凄い
- 妹の京マチ子と夫の船越英二が深夜密会しているのを知り、あやしいと疑い始めた淡島千
文芸・史劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督清水宏
- 主演京マチ子
-
江戸時代、星に魅せられた男が日本独自の暦作りに生涯を捧げた。これは、天の真理に挑んだ男の壮大な物語。
舞台は江戸時代前期。碁打ちの名門に生まれながらも、算術と星の世界に心を奪われた男、安井算哲。当時使われていた800年前の中国の暦のズレが問題となる中、彼は幕府から新たな暦を作る「改暦」の大事業を命じられる。正確な暦を作るため、日本全国で星を観測する旅に出る算哲。しかし、彼の前には保守的な朝廷や旧暦を重んじる勢力、そして自然の脅威が立ちはだかる。仲間との絆と揺るぎない信念だけを武器に、彼は天の真理「天地明察」に挑む。
ネット上の声
- 今の日本人の鑑賞眼でついてこれるか不安。
- 久しぶりにゆっくり星でも眺めてみるか!!
- 琴線にふれつつも重くない爽やかな感動。
- 【諦めない気持ち】を今の日本に届ける
数学者、 時代劇、 文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督滝田洋二郎
- 主演岡田准一
-
一枚の碁盤を挟んだ日中の天才棋士。戦争という時代の奔流が、二人の友情と運命を無情に引き裂く歴史大河ドラマ。
舞台は1920年代から戦後にかけての日本と中国。囲碁を通じて深い友情で結ばれた二人の若き天才棋士。しかし、満州事変を皮切りに激化する戦争が、彼らの関係を大きく揺るがす。一人は日本の囲碁界を背負い、もう一人は戦火の祖国で苦難の道を歩む。互いをライバルと認め、再会を誓いながらも、歴史の波はあまりにも残酷。果たして、二人が打ち掛けのまま残した「未完の対局」に、最後の石が置かれる日は来るのか。
ネット上の声
- 追悼 三国連太郎 ※ネタバレです。
- 歴史の歪曲、許されない。
- 日本人なら見るべき
- 日中仲良くしたい!
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督佐藤純弥
- 主演三國連太郎
-
父の遺言は「素性を隠し通せ」。被差別部落出身の青年教師が、愛と尊敬の狭間で自らのアイデンティティに苦悩する物語。
明治後期、信州の小学校に赴任した青年教師、瀬川丑松。彼には、亡き父から固く戒められた秘密。それは、被差別部落の出身であるという出自。素性を隠し、生徒から慕われる日々を送る丑松。しかし、解放運動家・猪子蓮太郎への深い尊敬と、士族の娘・志保への淡い恋心が、彼の心を激しく揺さぶる。父の「破戒」の教えを守るべきか、それとも真実を告白し、人間としての誇りを貫くべきか。社会の厳しい差別と偏見の中、丑松が下す魂の決断。島崎藤村の不朽の名作を、木下恵介監督が鮮烈に描く人間ドラマの金字塔。
ネット上の声
- イケメン全開の良様
- 部落問題どころかあらゆる差別があり、臭いものには蓋をしてしまう国民性なのは今も変
- 自分の出自を隠して生きなければいけないこと、大切な人や仲のいい人にも嘘をついてい
- 日本がこんなんだったことにあたりまえに腹立たしく思える現代に生まれることができて
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木下恵介
- 主演池部良
-
高村光太郎の詩集『智恵子抄』と佐藤春夫の『小説智恵子抄』を原作として、「惜春(1967)」の中村登と新進広瀬襄が共同でシナリオ化し、中村登が監督した文芸もの。撮影はコンビの竹村博。
ネット上の声
- 押さえた感情の先にあるもの
- 映画では岩下志麻さんが演じた狂気に迫力があった
- わたしもうじき駄目になる
- 「智恵子は東京に空が無いと言う」という詩の知識しかなかったのでどんな話かと思って
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
林芙美子の同名小説を、「宴」の堀江英雄が脚色、「春日和」の大庭秀雄が監督した文芸もの。撮影は「激流(1967)」の長岡博之。
ネット上の声
- 15年経て変わった東京下町
- いつの時代も同じ
- いつの時代も同じ
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督大庭秀雄
- 主演倍賞千恵子
-
三島由紀夫の同名小説を「アスファルト・ガール」の舟橋和郎が脚色「黒の爆走」の富本壮吉が監督した風俗ドラマ。撮影は「芸者学校」の宗川信夫。
ネット上の声
- 文学・文芸コンプレックスを募らせる映画
- 狂った三角関係を描いた三島由紀夫の長編小説
- 若尾文子輝く作品!
- 三島由紀夫原作
文芸・史劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督富本壮吉
- 主演若尾文子
-
夏目漱石の原作を「女給」の猪俣勝人と長谷部慶次が共同脚色し「青春怪談(1955 市川崑)」の市川崑が監督、「狼」の伊藤武夫が撮影を担当した。主なる出演者は「楊貴妃」の森雅之、「月夜の傘」の新珠三千代、「青空の仲間」の三橋達也、「志津野一平 地獄の接吻」の安井昌二、「うちのおばあちゃん」の田村秋子など。
ネット上の声
- 先生を演じてた森雅之さんが太宰治に似てて変な気持ちになりましたが良かった……市川
- 原作には近いけど、原作にちょっと……
- 小学生のときに無理に読んだ文学小説
- 日本の銀幕のスター ここに居ました
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督市川崑
- 主演森雅之
-
あの赤い髪の転校生は、風の神様の子どもなのか?少年たちのひと夏の不思議な出会いと別れの物語。
昭和初期、東北の山々に囲まれた小さな分校。風の強い9月1日、都会から赤い髪の不思議な少年・三郎が転校してくる。言い伝えの「風の又三郎」と同じ名前を持つ彼を、村の子供たちは「風の神の子」ではないかと噂し始める。野山を駆け巡り、川で遊び、共に過ごす中で、子供たちは三郎が起こすかのような不思議な出来事を体験する。しかし、楽しい日々は永遠には続かない。少年たちの心に忘れられない思い出を刻む、ひと夏の切ない別れの時が迫る。
ネット上の声
- 小学生のお子様に。
- 唯一無比のイマジネーション
- きれいです。
- 小さい頃に何かで予告を観て不思議と一瞬で心奪われて、親に頼んで映画館に連れて行っ
文芸・史劇
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督伊藤俊也
- 主演早勢美里
-
ネット上の声
- 日本人の映画監督では、島津保次郎監督が一番好きなのだが…、この作品はつまらない…
- 目が見えなくなりつつも琴の道を極めようとする商家の美しい娘と、その娘を師匠として
- 原作発表から二年後の映画化だから、当時の倫理観や社会の空気を感じることができた
- 江戸末期が舞台だから昭和10年の制作当時としても100年近く前の古い時代を再現し
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督島津保次郎
- 主演田中絹代
-
犯罪者ばかりの劇団がマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」を演じる様子を虚構と現実を交錯させながら描く。マルキ・ド・サド原作の同名小説の映画化で、脚本は「1999年の夏休み」の岸田理生が執筆。監督は「帝都物語」の実相寺昭雄、撮影は同作の中堀正夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 『帝都物語』と同年に公開された実相寺昭雄監督作品
- 【日本人にしか創れない瞬き禁止の倒錯空間】
- マルキ・ド・サドの小説の映画化…というわけではなく「悪徳の栄え」の舞台を上映して
- 実相寺昭雄の映画は物語の巧みさではなくて美学で魅せるタイプなので独特の難易度があ
文芸・史劇
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督実相寺昭雄
- 主演李星蘭
-
超インフレに悩む一九二三年のドイツを舞台に、赤い帽子の女に魅せられた日本人青年の姿を描く。芥川龍之介の作ではないかと言われる、作者不詳の同名小説の映画化で、脚本は「水のないプール」の内田栄一、監督は「鳴呼!おんなたち 猥歌」の神代辰巳、撮影は「誘拐報道」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 異国の神代監督
- ありきたりな耽美に堕ちていやしないかと思うのだが、永島敏行がベッドからヒロインを
- 15.3.23@シネマヴェーラ渋谷<神代辰巳の世界 没後二十年メモリアル特集>
- 泉谷しげるが首吊り自殺して、さあこれからってところで終わってしまう
文芸・史劇
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督神代辰巳
- 主演永島敏行
-
早撮りの名手、渡辺邦男が手がけた日本男子の原型・姿三四郎。脚本・監督は実に七年ぶりの渡辺邦男。撮影は西前弘が担当。
ネット上の声
- 竹脇無我さんでは優男で三四郎の荒々しさが出ていない
- 何故か?竹脇無我と言えば姿三四郎だと思ってた
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督渡辺邦男
- 主演竹脇無我
-
昭和初期の日本。病気の母と離れ、厳格な祖母のもとで育つ少年・次郎の、涙と成長の記録。
昭和初期の静岡。病弱な母と離れ、厳格な祖母の家に預けられた少年・次郎。母を恋しがる心を抑え、厳しいしつけと孤独に耐える日々。自然の美しさ、友人との出会い、そして避けられない別れ。様々な経験を通して、次郎は少しずつ強く、たくましく成長していく。なぜ母と一緒に暮らせないのか。家族の愛とは何か。少年が自らの足で人生を歩み始めるまでの、多感な心の軌跡を丁寧に描く。世代を超えて愛される不朽の名作文学の映画化。
ネット上の声
- 幼少期の多くの時期を里子として過ごした少年のヒューマンドラマ
- 「卑怯」という言葉は失われてしまったのか
- 以前原作を読んだ思い出の作品
- 日本人に生まれてよかった。
文芸・史劇
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督森川時久
- 主演加藤剛
-
名匠・増村保造をはじめ、これまでにも多くの映画人の手により映像化されてきた谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」を、同じ谷崎原作の「卍」も手がけた井土紀州監督が映画化。
シナリオコンクールの受賞歴はあるものの、いまだプロデビューできずにいる脚本家志望の男・河合譲治は、ある日、寂れたバーで美しい女性ナオミと出会う。ナオミは、店で働きながら俳優を目指しているという。別の日、譲治は、シナリオ講座の講師から、谷崎潤一郎の「痴人の愛」を原作とした映画の脚本を、自分の代わりに書いてみないかと誘われる。譲治は今度こそ成功してみせると意気込むが、脚本執筆に苦戦する。そんななか、譲治はナオミと再会し、2人は急速に距離を縮めていくが……。
譲治役は、「赤目四十八瀧心中未遂」「キャタピラー」などの作品で存在感を発揮してきた大西信満。タレント、俳優、グラビアなど幅広く活動してきた奈月セナが、譲治の運命の女となるナオミを体当たりで演じた。脚本は「卍」「ゴミ屑と花」の小谷香織。
ネット上の声
- 恥ずかしながら『痴人の愛』は読んだことがない、というか谷崎潤一郎の小説は1つも読
- 奈月セナさんと土居志央梨さんの対比が面白い
- 池袋のシネマロサの二階で鑑賞、満席でした
- シネマロサで、初回舞台挨拶回を鑑賞
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督井土紀州
- 主演大西信満
-
夏目漱石の同名原作を、「若いしぶき」の柳井隆雄が脚色し、「春一番」の市村泰一が監督した文芸もの。撮影はコンビの小杉正雄。
文芸・史劇
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督市村泰一
- 主演坂本九
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夏目漱石の同名小説を映画化したもので、一匹の猫の眼を通して、通俗的な社会にはかない抵抗をしめす中学教師を描く喜劇。脚本は「ノストラダムスの大予言」の八住利雄、監督・潤色は「股旅」の市川崑、撮影は「雨のアムステルダム」の岡崎宏三がそれぞれ担当。音楽はバッハの「インベンション」よりとっている。
ネット上の声
- 市川崑×仲代達矢、実は「女王蜂」を観る前にこちらを観ていたのでついでにレビューし
- 会話と叙情の工芸品・・ぜひDVD発売を!
- 「行水の女に惚れる烏かな 虚子」
- 魅力的なくしゃみ君
文芸・史劇
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督市川崑
- 主演仲代達矢
-
筑豊に生まれ育った一人の少年の成長過程のロマンを追いながら、明治以来百年間、日本の近代化を支えるエネルギー源となって来た筑豊炭田の人間像の中に、日本人の心の原点と、朝鮮戦争を転機とした戦後の歴史の意味を探る。原作は五木寛之の『青春の門〈第一部・筑豊篇〉』。脚本は早坂暁、監督は脚本も執筆している「私が棄てた女」の浦山桐郎、撮影は「三婆」の村井博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 前半の吉永小百合のカラダを張った艶技に息を飲み、後半登場の織江を一途に演じた大竹
- 五木寛之の大河小説
- 吉永小百合、大竹しのぶ、関根恵子、小林旭、など現代の巨人たる面々が若かりし頃の作
- やはりというかお約束というか、”青春”とくればセーは避けて通れません! 「青春の
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間183分
- 監督浦山桐郎
- 主演吉永小百合
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明治の東京、西洋化の波と古き義理の狭間で揺れる青年。二人の女性への愛が、彼の運命を狂わせる文芸悲劇。
文明開化に沸く明治時代の東京。大学を卒業したばかりの小野は、恩師の娘・小夜子との婚約を期待されながらも、奔放で魅力的な令嬢・藤尾に心を奪われる。古い道徳観と新しい価値観、義理と人情の狭間で苦悩する小野。彼の優柔不断な態度は、二人の女性とその家族の運命を複雑に絡ませ、やがて取り返しのつかない悲劇へと向かわせる。文豪・夏目漱石の原作を巨匠・溝口健二が描く、愛とエゴイズムの物語。
ネット上の声
- 日本髪って美しいなあ
- 縁日で恋人とバッタリ会っちゃうとこからエンジンかかってくる
- 1935年製作の溝口健二監督、夏目漱石原作の映画である
- 夏目漱石の有名な原作を映画化した溝口健二監督作品
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督溝口健二
- 主演夏川大二郎
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江戸川乱歩の中編小説「人でなしの恋」を、「LOVE STAGE!!」「40万分の1」の井上博貴監督が現代劇として映画化。失恋して落ち込んでいた京子は、マッチングアプリで優しい美青年の門野と出会い、ひかれあって結婚する。門野との生活に幸せを感じる京子だったが、ほどなくして夫が自分以外の誰かを愛しているのではないかという疑惑の念に駆られ、探偵の野村を雇って真相を探っていく。門野の本当の姿を知ろうとすればするほど、謎の中をさまようことになる京子だったが、やがて驚くべき真相にたどり着く。京子役はヌードモデルとして女性からも支持を集め、リム・カーワイ監督作「COME&GO カム&ゴー」などで俳優としても活躍する兎丸愛美。京子の夫でミステリアスな門野役に細田善彦。京子とただならぬ関係になる探偵の野村役に渋江譲二。
ネット上の声
- このあいだみた「ヒッチハイク」
- ピグマリオンコンプレックス
- 病んでるのはダ~レ
- 失恋して落ち込んでいた京子は、マッチングアプリで優しい美青年の門野と出会い、ひか
文芸・史劇
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督井上博貴
- 主演兎丸愛美
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川端康成原作『伊豆の踊子』の六度目の映画化で一高生と旅芸人の踊子との心のふれあいを描いた青春映画。脚本は「娘たちは風にむかって」の若杉光夫、監督は「夜の牝 年上の女」の西河克己、撮影は「妹」の萩原憲治がそれぞれ担当。
ネット上の声
- GWは伊東、下田、河津七滝、天城峠、浄蓮の滝、戸田を経巡ってまいりました
- 凡百のアイドル映画と一線を画すラストのストップモーション
- 女性必見!三浦友和の魅力を堪能するべし。
- 0083 なんで百恵ちゃんがよかったのかな?
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督西河克己
- 主演山口百恵
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明治末期、15歳の少年と17歳の少女の淡い恋と、周りの大人たちの中傷で悲しい結末をむかえるまでを描く。伊藤左千夫の同名の小説の映画化で、過去に「野菊の如き君なりき」の題で木下恵介、富本壮吉で二度映画化されており、今回が三度目。脚本は宮内婦貴子、監督はこれがデビュー作となる澤井信一郎、撮影は森田富士郎がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 会社がお金をつぎ込んで、アイドルを作った時代。
- 会社がお金を注ぎこみアイドルを作った時代
- 初めクスクス最後はすすり泣き
- 祝☆聖子ちゃん第1回主演映画
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督澤井信一郎
- 主演松田聖子
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貧しい家で育った少年、二宮金次郎が努力を重ねて大きな人間に育っていく感動ドラマ。監督は「ペエスケ/ガタピシ物語」の後藤秀司が構想五年をかけてメガホンを握った。脚本は後藤と田代淳二が担当。撮影は「極道三国志」の鈴木耕一が手がけている。主演は「風の歌が聴きたい」の林泰文。
文芸・史劇
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督後藤秀司
- 主演林泰文
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山本有三の原作より「銀座令嬢」の池田忠雄が脚色、「えくぼ人生」の原研吉が監督した。撮影は「この広い空のどこかに」の森田俊保、音楽は「えくぼ人生」の加藤光男である。出演者は菊五郎劇団より坂東亀三郎、「警察日記」の伊藤雄之助、「愛のお荷物」の山田五十鈴、「女の一生(1955)」の菅佐原英一、須賀不二夫ほか、沢村貞子、小園蓉子、三好栄子など。
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督原研吉
- 主演山田五十鈴
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文芸春秋所載の川口松太郎の小説から、「金色夜叉(1954)」の島耕二が脚色・監督する。撮影は「にっぽん製」の長井信一、音楽は「母の秘密」の大森盛太郎の担当。主演者は「愛染かつら(1954)」のコムビ鶴田浩二(昨日と明日の間)と京マチ子(春琴物語)に、「慕情」の若尾文子、「舞妓物語(1954)」の根上淳、「次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊」の志村喬、「太陽のない街」の滝沢修、「春琴物語」の浦辺粂子などである。
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督島耕二
- 主演鶴田浩二
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ハイビジョン合成を駆使した人形劇。夏休み映画として松竹系劇場で公開された。
文芸・史劇
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督内田健太郎
- 主演中谷一郎