- 製作
- 1960年 日本
- 時間
- 104分
- 監督
- 久松静児
- 出演
- 原節子太田博之森繁久彌
- 種類
- 文芸・史劇ヒューマンドラマ
【明治時代の日本を舞台に、貧困と逆境の中で、学問への夢を捨てきれない一人の少年のひたむきな姿を描く感動作。】
時は明治。貧しい家に生まれた少年・吾一は、学校で優秀な成績を収めるも、家の事情で中学校への進学を断念させられる。丁稚奉公に出された彼を待っていたのは、厳しい労働と理不尽な仕打ちの日々。それでも学問への情熱を失わない吾一は、奉公先の主人に隠れて独学を続ける。彼の唯一の支えは、いつか再び学校に戻り、知識を身につけるという固い決意。社会の片隅で、まるで道端の石ころのように扱われながらも、決して希望を捨てない少年の姿。逆境に屈しない人間の精神力と、学ぶことの尊さを描いた不朽の名作。