- 製作
- 1962年 日本
- 時間
- 99分
- 監督
- 木村恵吾
- 出演
- 山村聡東山千栄子川崎敬三
- 種類
- 文芸・史劇
【老いと死の淵で燃え上がる、倒錯した性の欲望。美しき息子の嫁に全てを捧げる老人の、狂気と官能の日々。】
舞台は1960年代の日本、裕福な旧家の屋敷。77歳の卯木督助は、半身不随で寝たきりの老人。ある日、息子の嫁、颯子の若くモダンな美しさと、彼女の足へのフェティシズムに目覚める。颯子の気を引くため、高価な宝石を買い与え、彼女の言いなりになる督助。彼の欲望はエスカレートし、颯子の足で自分の墓石に仏足石を彫らせたいと願うまでに。家族は彼の狂気に呆れ、颯子はその欲望を利用する。肉体の衰えとは裏腹に、彼の精神は異常な活力を帯びていく。死期が迫る中、督助が日記に綴る狂おしいまでの愛と欲望の記録。