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平安末期、人買いに売られ奴隷となった貴族の姉弟が、過酷な運命に抗い、母との再会を誓う壮絶な物語。
時代は平安末期の日本。高潔な父を訪ねる旅に出た貴族の母子、玉木と姉の安寿、弟の厨子王。しかし、その道中で人買いの罠にかかり、母子は無残にも引き裂かれる。姉弟が売られた先は、冷酷非道な山椒大夫が支配する荘園。そこは人間性が否定され、逃亡者には焼きごてが押される地獄のような場所だった。過酷な労働と虐待に耐えながら、二人はいつか母と再会するという希望だけを支えに生き延びる。歳月が流れ、成長した厨子王に脱出の好機が訪れる。その時、姉の安寿が弟の未来のために下した、あまりにも悲しい決断とは。
ネット上の声
- 厨子王の少年期が津川雅彦さんだなんて、観返したけど言われなきゃ解んない
- 古典に命を吹き込んだ溝口流リアリズム
- 映画史上もっとも美しいフィナーレ
- 厨子王にちょっと???・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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封建時代の京都、不義密通の濡れ衣を着せられた若妻と手代、死罪から逃れる二人の逃避行が真実の愛を育む物語。
舞台は封建制度が色濃い江戸時代の京都。大経師の妻おさんは、冷酷で欲深い夫との生活に心をすり減らしていた。ある日、兄を助けるための些細な嘘が原因で、手代の茂兵衛と不義密通の疑いをかけられてしまう。姦通が死罪となる時代、無実を証明する術もなく、二人は追われる身に。絶望的な逃避行の中、互いを庇い合い、苦難を分かち合ううちに、これまで秘めていた思慕が燃え上がり、真実の愛へと変わっていく。しかし、非情な社会の掟が、二人を容赦なく追い詰めていく。
ネット上の声
- あなたと離れたくない・・命は惜しみません
- 溝口映画初のヒーロー誕生☆愛と情熱が迸る
- シェイクスピアのような息詰まる悲劇
- 真実の愛は極刑にも勝る重さがある
時代劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督溝口健二
- 主演長谷川一夫
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売春防止法成立直前の吉原。そこで生きる5人の女たちの、それぞれの事情と必死の生き様を描く人間ドラマ。
舞台は1956年、売春防止法の成立が国会で審議される東京・吉原の赤線地帯。遊郭「夢の里」で働く5人の娼婦たち。息子の結婚資金を稼ぐ女、病気の夫と子供を抱える女、借金返済に追われる女。それぞれの切実な事情を抱え、体を売って生きる彼女たちの日常。法案成立のニュースが、彼女たちの未来に暗い影を落とす。仕事を失う恐怖と、社会からの冷たい視線。必死にもがき、ささやかな幸せを求める女たちの、赤裸々な人間模様。
ネット上の声
- ☆ラストの少女の狼狽えた目が意味するもの☆
- 運命的遺作!溝口監督の生涯をかけたテーマ
- 若尾文子と京マチ子のキャラが見所☆3つ
- 吉原で“働く”女たちのバイタリティー
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
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戦乱の世、富と名声を追い求めた男たちを待つ、妖しくも悲しい運命。
戦国時代の近江国。陶工の源十郎と、侍を夢見る義弟の藤兵衛。二人は戦乱に乗じて富を得ようと京へ向かう。そこで源十郎は、妖艶な貴婦人・若狭の屋敷に招かれ、夢のような日々に溺れていく。一方、藤兵衛は念願の侍となるが、その栄光の裏には大きな代償が。家族を顧みず、己の欲望に突き進んだ男たちを待ち受ける、美しくも恐ろしい運命の結末。
ネット上の声
- 妖艶で、妖しく、愚かな人間の悲劇を描く!
- 溝口映画としては異色のファンタジーホラー
- 巨匠<溝口健二>監督の傑作に感動です!
- 実に濃密な97分を過ごしました
時代劇
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
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江戸時代、一人の女の流転の生涯。愛に生きたが故に、社会の不条理に翻弄され続けた、悲しくも美しい一代記。
舞台は江戸時代。御所の女中お春は、身分違いの恋が発覚し、都を追放される。この出来事をきっかけに、彼女の人生は坂道を転がり落ちていく。大名の側室、裕福な商家の嫁、そして遊女へ。運命に翻弄され、男たちに利用されながらも、気高く生きようとするお春。封建社会の厳しい戒律の中で、女性が幸福を求めることの困難さ。その過酷な生涯を通して人間の尊厳を問う、不朽の名作。
ネット上の声
- 溝口作品三作目にして、いよいよ溝口健二の凄さを実感し始めている
- 溝口作品の長周しが、実は、観客に寄り添った作風に思えて…
- 不幸を自ら背負い込んでいく女の一代記
- 田中絹代の演技と美しさに圧倒された
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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戦後の京都・祇園。一人の少女が舞妓となり、花街の厳しい現実と女性の生き様を目の当たりにする物語。
舞台は戦後間もない京都・祇園。16歳の少女・栄子は、母を亡くし、ベテラン芸者・美代春を頼って舞妓となる。華やかな花街に憧れを抱く栄子。しかし、厳しい稽古、多額の借金、そして旦那衆との複雑な関係という過酷な現実が彼女を待ち受ける。美代春は、そんな栄子を必死に守ろうとする。変わりゆく時代の中で、伝統の世界に生きる女性たちの誇りと哀愁を描いた不朽の名作。
ネット上の声
- 祇園の舞妓だけが変わっていないのだろうか? 日本の社会そのものも変わっていないのでは無いだろうか?
- 色街に生きる三世代の女性の価値観の違いを浮かび上がらせた溝口監督の秀作
- 2024年1発目の【"9"のつく日にクラシック映画を観よう!】は去年僕の心を鷲掴
- 【祗園で呑んだ翌日に「祗園囃子」を観て思った事、幾つか。】
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督溝口健二
- 主演木暮実千代
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戦後京都の廓を舞台に、母と娘、二人の女の生き様が交錯する、溝口健二が描く人間ドラマ。
舞台は戦後の京都・島原の廓「上月」。女将としてたくましく生きる母・はつ子と、母の仕事を嫌悪し東京から帰郷した娘・雪子。自殺未遂を起こした雪子が母の元で暮らし始めたことで、二人の価値観は激しく衝突。雪子は新しい人生を模索するが、廓の環境と母への反発が彼女を苦しめる。母娘の間には、はつ子の愛人である若い医者の存在が影を落とす。閉鎖された社会で生きる女たちの哀歓と、母娘の対立の果てに雪子が下す、ある重大な決断。
ネット上の声
- ケンジミゾグチ作品4作目はフォロワー様が挙げてくださったこちら
- 溝口さんは廓主人の絹代さんが好きだった?
- 一部上場中堅スーパークラスの佳作。
- "女"の内面をしっかり描けた作品☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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明治の日本、一人の男に全てを捧げた女の悲恋。自己犠牲の果てに待つ、あまりにも過酷な運命。
明治時代の日本。旅芸人の一座で働く娘、お千。彼女は、いじめられていた医学生の宗吉を助け、彼を立派な医者にするため、自らの身を売って学費を稼ぐ決意。お千の献身的な愛に支えられ、宗吉は勉学に励む。しかし、二人の間には身分の違いという大きな壁。やがてお千は追われる身となり、二人の運命は無情にも引き裂かれていく。彼女の純粋な愛が迎える、涙の結末。
ネット上の声
- 男尊女卑で虐げられた女がとった行動の高尚
- ほっと吹く息、薄紅に、折鶴は…
- 入江たか子が山田五十鈴になり、岡田時彦が夏川大二郎になり、芸人が芸妓になり、検事
- フラッシュバックの多用による回想と幻想の表現や、お千の折鶴のシーンなど、この作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴
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古き祇園を生きる姉妹芸者。男への義理か、打算か。対照的な二人の生き様が、時代の波に揺れる。
昭和初期、京都・祇園。古い暖簾の置屋に暮らす、芸者の姉妹、梅吉とおもちゃ。男に尽くすことを芸者の本分と信じる古風な姉・梅吉。一方、妹のおもちゃは、男を巧みに手玉に取り、金を引き出すことこそが賢い生き方だと考える現実主義者。破産した旦那を家に引き入れた姉に、妹は激しく反発。姉妹の間に生まれた亀裂は、やがてそれぞれの身を滅ぼす悲劇的な結末を予感させる。封建的な社会で女性が生きることの厳しさを描く、溝口健二監督の傑作。
ネット上の声
- 祇園という「廓」(場所)で両極端な活き方を選ぶ姉妹の姿を通して溝口監督が描きたかったもの。
- 当時19歳の山田五十鈴さんの既に貫禄たっぷりな体当たり演技が記録された貴重な作品
- 最初のカメラワークと最後の山本五十鈴の男どもに対する怒りが印象的
- 1936年の映画にしては、なかなかラディカルな映画ですね
ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間69分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴
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明治時代の金沢。水芸人の女座長が、愛する若者の学費のために全てを捧げる、溝口健二監督が描く悲恋の物語。
明治中期の金沢。水芸人一座の看板役者、瀧の白糸は、若き書生・村越欣弥と恋に落ちる。彼の「法律を学び、立派な人間になりたい」という志に心打たれた白糸は、東京での学費を全て仕送りすることを約束。しかし、興行の人気は陰り、客足は遠のいていく。約束を果たすため、金策に追いつめられた白糸が下した、あまりにも悲しい決断。やがてその決断が、検事となった欣弥と法廷で対峙するという、皮肉で残酷な運命を引き寄せる。自己犠牲の果てに待つ、衝撃の結末。
ネット上の声
- 若尾文子主演の滝の白糸のレビューしたら、フォロワーさんに他にもこんな瀧の白糸ある
- 女優初のプロダクションを設立し頂点に達していた入江たか子の入江の為の映画造りにな
- 白糸の姐さん、身を切るのも限度ってものがありますからいい加減になさって、、、キン
- 見世物一座に所属する水芸人の女花形の白糸は、ひょんなことから乗り合わせた乗合馬車
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督溝口健二
- 主演入江たか子
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明治時代の日本。芸者の妻とその夫、そして二人を支える義姉。愛と犠牲、封建社会に翻弄される男女三人の悲劇。
明治中期の信州。旅芸人の一座で働く謙吉と、その妻おふみ。二人の生活を献身的に支えるのは、謙吉の姉・お芳。お芳は自らの幸せを犠牲にし、弟夫婦のために身を粉にして働く。しかし、世間の冷たい風当たりと謙吉の優柔不断さが、ささやかな幸せを蝕んでいく。愛と義理、そして貧困が交錯する中で、三人の絆は引き裂かれていく。溝口健二監督が描く、封建社会の不条理に翻弄される女性の、痛ましくも美しい魂の物語。
ネット上の声
- トルストイ原作の『復活』を下敷きに溝口健二監督が映画化した作品です
- 溝口作品中、最も情けない男と、最も強い男
- 傷んだフィルムが見せる溝口映画、男と女。
- 素晴らしいタイトル詐欺!
時代劇
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督溝口健二
- 主演山路ふみ子
-
1936年、大阪。家族のために身を捧げた女性が、社会と家族から見捨てられる。近代日本の矛盾を突く衝撃作。
舞台は1936年の商都・大阪。電話交換手として働く若い女性、村上アヤ子。彼女は、学費に困る兄と、借金を抱える父という、どうしようもない家族の金銭問題の解決。そのために、勤務先の社長の愛人になるという苦渋の決断。しかし、彼女の自己犠牲は家族に理解されず、金銭問題が解決すると、アヤ子は「不良娘」の烙印を押され、家から追放。男社会の身勝手さと家族のエゴイズムに翻弄され、一人きりになった彼女が最後に放つ痛烈な一言。
ネット上の声
- 「祇園の姉妹」と類似した、戦前女性の生き辛さに焦点を当てた溝口監督の女性映画
- 祇園の姉妹と似てる 山田五十鈴貫禄あるが19歳とは 関西弁でコミカ...
- 「祇園の姉妹」と並ぶ溝口映画の双璧‼️
- 社長と株屋、キャラかぶりすぎ。区別が…
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴
-
谷崎潤一郎の名作小説、「芦刈」から、「お艶殺し」「春怨」の依田義賢が脚色し、「雪夫人絵図(1950)」に次ぐ溝口健二の監督である。撮影は「絢爛たる殺人」の宮川一夫が担当している。主演は、「銀座化粧」の田中絹代と堀雄二、「誰が私を裁くのか」の乙羽信子、それに、柳永二郎、進藤英太郎などが助演している。
ネット上の声
- ■谷崎潤一郎氏原作「芦刈」、溝口健二監督作品〜🎬■
- 原作谷崎潤一郎、主演田中絹代の淑やかな文芸映画
- 幻想の世界をメロドラマ化した溝口流文芸作
- 谷崎潤一郎「蘆刈」と溝口の「お遊さま」
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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原作は雑誌『小説新潮』に連載された舟橋聖一の小説『雪夫人絵図』で、これを溝口健二監督が、「わが恋は燃えぬ」に次ぐ作品として取りあげたものである。製作は、滝村プロと新東宝との提携による滝村和男で、脚色は「わが恋は燃えぬ」の依田義賢と舟橋和郎と共同脚色、撮影は、「宗方姉妹」の小原譲治が担当している。配役は雪夫人に「執行猶予」の木暮実千代、浜子を「不良少女(1949)」「午前零時の出獄(1950)」の久我美子、菊中方哉を「宗方姉妹」の上原謙、直之を新派の柳永二郎、その他は浜田百合子、夏川静江、山村聡などの中堅である。
ネット上の声
- 大嫌いなモラハラ夫と別れる為、周りの助けを借り準備を進めるのだが、我儘な身体がつ
- 風呂から溢れる湯水の煌めき、畳に落ちる般若の帯締め、綺麗なまま落ちる花、高原一面
- 余程体の相性が良かったんだなあ、、雪が他の男を知れたらまた状況の異なる未来があっ
- 熱海の屋敷で暮らす旧華族の雪夫人(木暮実千代)の女中として仕えることになった濱子
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督溝口健二
- 主演山村聡
-
「情炎(1947)」「女優(1947)」の原作者久板栄二郎の『女性祭』(日本小説所載)を依田義賢が脚色し「女優須磨子の恋」につぐ溝口健二の監督で、カメラは杉山公平。主演は「女優須磨子の恋」「不死鳥」の田中絹代、銀幕を引退していた高杉早苗が数年振りで特別出演する外、東童の角田富江の映画初出演、それに宮本民平、槙芙佐子らが助演する。
ネット上の声
- 敗戦後の大阪を舞台に、女性たちの地獄絵のような姿を冷淡に生々しく描く溝口健二監督
- いろいろ意見はあるだろうけども、やっぱり好き好んで身体を売る女はいないと思う
- 戦後社会の罪と、溝口監督の罪の意識
- テーマのしっかりした作品☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
-
ネット上の声
- Ave Maria♪
- 前半でフォードの駅馬車のような乗り合わせた人間同士のドラマが展開する逃避劇かと思
- 馬車に凭れる男が煙管に火を点けるや否や鳥の囀りが聞こえてきて同乗者一同が見上げる
- 「戦場だって墓場だって構わないよ アタシゃ不人情なやつらのいないところへ行きたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督溝口健二
- 主演山田五十鈴
-
製作は「舞姫(1951)」の児井英生で、大岡昇平の原作から福田恒存が潤色して「お遊さま」の依田義賢が脚色したものである、演出は「お遊さま」の溝口健二で撮影は「袴だれ保輔」の玉井正夫が担当している。出演者の主なものは「夜の未亡人」の田中絹代「せきれいの曲」の轟夕起子に山村聡、「盜まれた恋」の森雅之に片山明彦、大谷伶子、進藤英太郎など。
ネット上の声
- 夫人よろめきドラマだと思って見始めたわたくしを大変恥じております
- 武蔵野の原風景を舞台に展開する、愛とエゴと享楽主義の恋愛悲劇
- 溝口監督を世界のミゾクチに押し上げた秘密
- 作り手が原作を十分に料理できていない様な
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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週刊朝日連載の吉川英治作「新・平家物語」を「楊貴妃」の依田義賢、成澤昌茂と辻久一が共同脚色し同じく溝口健二が監督にあたる大映カラー天然色映画。撮影は「天下を狙う美少年」の宮川一夫が担当、色彩は画家和田三造が監督した。主なる出演者は「踊り子行状記」の市川雷蔵、「あすなろ物語」の久我美子、「哀しき富士の白雪よ」の林成年、「リオの情熱」の木暮実千代、「旗本退屈男 謎の怪人屋敷」の進藤英太郎、「幻の馬」の千田是也、新派の大矢市次郎など。
ネット上の声
- 黒澤明には負けないというプライドが溝口監督に本作を撮らせたのかも知れません
- 驕る平家、平家以上に驕る連中。久しからず。
- 溝口監督が合戦もの時代劇を敬遠した理由
- 見るべし,若き市川雷蔵,久我美子!
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督溝口健二
- 主演市川雷蔵
-
「女性の勝利」に次ぐ溝口健二の監督作品で、原作は邦枝完二、脚本は依田義賢撮影は「待ちぼうけの女」の三木滋人。
ネット上の声
- 空虚な中心と充実した周辺
- 強い女達♡&か弱い男達
- 溝口という「様式」
- 「女といふもの」
時代劇
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督溝口健二
- 主演坂東簑助
-
吉川英治の同名小説の映画化。動乱の時代、野望に満ちた青年・武蔵の闘争のドラマを厳流島における佐々木小次郎との決闘まで描く。脚本は「花と竜 青雲篇 愛憎篇 怒濤篇」の野村芳太郎と山下清泉、監督も同作の加藤泰、撮影も同作の丸山恵司がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 太平洋戦争末期に溝口健二が撮った時代劇の珍作であり、画面の隅々にまで充満するやる
- 記録(溝口健二も撮っていた、宮本武蔵⚔️😲 戦時下及び男性が主人公なので、イマイ
- 溝口健二が映像化した宮本武蔵っていう以上のものは無い
- 宮本武蔵に河原崎長十郎、佐々木小次郎に中村翫右衛門
時代劇
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間55分
- 監督溝口健二
- 主演河原崎長十郎
-
文部省募集脚本二等当選を果たした「水車小屋の子」を改題し製作された、溝口健二監督の現存する最古の作品。
ネット上の声
- 台詞字幕の雀の絵が可愛い!
- ここでの教訓めいたものは、昨今では、もはや田舎者の間に流布する諦めの言説でしかな
- 文部省が日活に製作を委託したいわゆるプロパガンダ映画で、溝口の現存最古の作品
- 2017年10月17日 国立近代美術館フイルムセンター大ホール
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1925年
- 製作国日本
- 時間42分
- 監督溝口健二
- 主演木藤茂
-
「名刀美女丸」に次いで溝口健二監督が大船撮影所で製作せる作品。
ネット上の声
- 昭和21年の女性解放運動
- 奇妙な制服だなあ~
- 戦時中に義理の兄である検事により恋人を牢獄に送られた女性弁護士が、女学校時代の友
- 田中絹代が家に帰ってくる瞬間、三層に分かれた奥行きの使い方が印象的
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
-
ネット上の声
- 幻想を通して見る仇討ちの世界
- この戦争はなんのためか?
- 生霊と刀、目的としての天皇
- 某アニメの「刀鍛冶の里編」が耳目を集める昨今、刀鍛冶が主役を務める本作を見るのに
時代劇
- 製作年1945年
- 製作国日本
- 時間67分
- 監督溝口健二
- 主演花柳章太郎
-
ネット上の声
- 日本髪って美しいなあ
- 縁日で恋人とバッタリ会っちゃうとこからエンジンかかってくる
- 1935年製作の溝口健二監督、夏目漱石原作の映画である
- 夏目漱石の有名な原作を映画化した溝口健二監督作品
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督溝口健二
- 主演夏川大二郎
-
戦争
- 製作年1945年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督溝口健二
- 主演佐野周二
-
音楽
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督溝口健二
- 主演藤原義江
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長田秀雄の原作を、古くから溝口健二とコンビであり最近では「歌麿をめぐる五人の女(1946)」「モデルと若様」を発表した依田義賢が脚色し「歌麿をめぐる五人の女(1946)」に次ぐ溝口健二が本年度第一回作品として監督する。撮影は「歌麿をめぐる五人の女(1946)」「満月城の歌合戦」「非常線(1947)」等の三木滋人。田中絹代が「結婚(1947)」(大船)につぎ主演し、演劇畑出身の俳優が顔を並べる異色あるキャストである。
ネット上の声
- 溝口、田中の須磨子のラブ
- カチューシャ可愛いや♪
- 松井須磨子と島村抱月
- ラスト20分
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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大映と香港のショウ・ブラザース社との合作による大映カラー総天然色映画で、永田雅一、ランラン・ショウが製作に当る。白楽天の『長恨歌』にもとずいて香港の脚本家陶秦が書いたものを「七つの顔の銀次」の川口松太郎、「舞妓三銃士」の依田義賢、「明治一代女」の成澤昌茂が共同で書き直し、「近松物語」の溝口健二が監督に当り、撮影には「千姫(1954)」の杉山公平が当る。中国の時代考証家廬世候が美術の水谷浩と協力している。出演者は「春の渦巻」の京マチ子、「愛のお荷物」の山村聡、「浮雲」の森雅之、「お嬢さん先生」の南田洋子「近松物語」の小沢栄、「女給」の山形勲のほかに霧立のぼる、村田知英子、阿井美千子、進藤英太郎、石黒達也、杉村春子、村瀬幸子、信欣三などである。
ネット上の声
- エキゾチシズム追求による溝口流詩情の欠如
- シナリオがよくないんじゃないかしら?
- ほほほほほほほほ…
- 天然という作り事
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
-
「夜の女たち」につぐ糸屋寿雄の製作で「女性の勝利」(新藤兼人と協同)の野田高梧の原案から「夜の女たち」「武装警官隊」「五人の目撃者」の依田義賢と「四人目の淑女」「嫉妬(1949)」「わが生涯のかがやける日」の新藤兼人が協同で脚本を書き「夜の女たち」についで溝口健二が監督した。カメラは「夜の女たち」「明日は日本晴れ」の杉山公平の担当。主演は「夜の女たち」「風の中の牝鶏」につぐ田中絹代、「破戒(1948 木下恵介)」につぐ菅井一郎(東宝)「肖像」「破戒」につぐ俳優座の小沢栄太郎、「殺すが如く」「王将(1948)」の水戸光子で、それに「肖像」「群狼」の三宅邦子、「陽気な街」の沢村貞子、その他俳優座より「颱風圏の女」「破戒(1948 木下恵介)」の東野英治郎と松本克平、および千田是也、信欣三、浜田寅彦らが出演する。
ネット上の声
- 溝口監督も1度は通った道:政治的啓蒙映画
- 正しさの説得力
- 男女機会均等
- 実在の女性をモデルにした作品のようで、政治家も実在の政治家をモデルにしているよう
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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依田義賢の脚本を溝口健二が監督した「芸道映画」のひとつ。溝口と田中絹代が初めてコンビを組んだ作品としても知られる。
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間145分
- 監督溝口健二
- 主演坂東好太郎
-
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督溝口健二
- 主演河津清三郎
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溝口健二の最初期の名作といわれるサイレント作品。プリントもネガも残っていないとされており、今では見ることのできない溝口作品の一つ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1926年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督溝口健二
- 主演山本嘉一
-
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督溝口健二
- 主演河原崎権十郎
-
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督溝口健二
- 主演山路ふみ子