- 製作
- 1933年 日本
- 時間
- 98分
- 監督
- 溝口健二
- 出演
- 入江たか子岡田時彦村田宏寿
- 種類
- ヒューマンドラマ
【明治時代の金沢。水芸人の女座長が、愛する若者の学費のために全てを捧げる、溝口健二監督が描く悲恋の物語。】
明治中期の金沢。水芸人一座の看板役者、瀧の白糸は、若き書生・村越欣弥と恋に落ちる。彼の「法律を学び、立派な人間になりたい」という志に心打たれた白糸は、東京での学費を全て仕送りすることを約束。しかし、興行の人気は陰り、客足は遠のいていく。約束を果たすため、金策に追いつめられた白糸が下した、あまりにも悲しい決断。やがてその決断が、検事となった欣弥と法廷で対峙するという、皮肉で残酷な運命を引き寄せる。自己犠牲の果てに待つ、衝撃の結末。