- 製作
- 1955年 日本
- 時間
- 108分
- 監督
- 溝口健二
- 出演
- 市川雷蔵久我美子林成年
- 種類
- 時代劇
【貴族社会の末期、武士の台頭を描く歴史絵巻。平清盛の野望と苦悩、源平争乱の序章。】
時代は平安末期の京都。貴族が権力を握り、武士が虐げられていた時代。伊勢平氏の棟梁・平忠盛の子である清盛は、自らの出自に疑問を抱きながらも、武士の地位向上という野望を胸に秘めていた。朝廷内の権力闘争、そしてライバルである源氏との対立。父の死を乗り越え、平氏の棟梁となった清盛は、保元の乱、平治の乱といった動乱を勝ち抜き、武士として初めて公卿の地位に上り詰める。しかし、その栄華の裏には、血塗られた権力への道と、避けられぬ次なる争乱の予感。歴史の転換点を生きた男の壮大な物語。