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終戦間際のフィリピン戦線。極限の飢餓が人間を狂わせる。生と死の境界を彷徨う一兵士の壮絶な戦争体験。
舞台は第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。肺病を患い部隊を追われた田村一等兵。野戦病院からも見放され、行く当てもなくジャングルを彷徨う。彼を襲うのは、敵兵の恐怖だけでなく、耐え難い飢えと孤独。仲間であったはずの日本兵も、極限状態の中で理性を失い、お互いを食料として狙う狂気に陥っていく。見えるのは、敵の存在を知らせる謎の「野火」のみ。人間の尊厳が剥奪された戦場で、田村が見た地獄とは。戦争の非人間性を強烈に告発する、日本映画史に刻まれる衝撃の問題作。
ネット上の声
- このジャケ写は長い間仲代達矢だと思っていたけど船越英二だったのか…
- 生き地獄、ジャングルのなかで食べ物もなくさまよう兵士たち
- ただ、普通の生活をしている人と出会いたい
- 人間が人間であることの難しさ・・・。
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督市川崑
- 主演船越英二
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明治時代の信州、被差別部落出身という素性を隠し生きる青年教師の苦悩。父の戒めと自らの尊厳の間で揺れる魂の彷徨。
舞台は明治後期の信州の小さな町。主人公は、小学校教師の瀬川丑松。誠実な人柄で慕われるが、被差別部落出身という秘密を抱える青年。父から受けた「素性を決して明かすな」という遺言。しかし、尊敬する解放思想家との出会いや、同僚の差別的な言動を目の当たりにし、彼の心は激しく揺さぶられる。偽りの自分を演じ続ける罪悪感と、真実を告白すれば全てを失う恐怖。追い詰められた丑松が、生徒たちの前で下す一つの重大な決断。それは、父の戒めを破ることを意味する、魂の告白。
ネット上の声
- W市川によるコンビ映画第三弾!
- 人間を愛するということ
- 「実は私は部落民なのです。どうぞ私の言うことを覚えておいてください。噛んで含めるように訴えたと覚えておいてください。」
- 若き小学校教諭の苦悩を描く、部落差別をテーマにした明治39年原作の映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督市川崑
- 主演市川雷蔵
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舞台は明治から昭和にかけての活気あふれる大阪・船場。老舗の足袋問屋「河内屋」に生まれた一人息子、喜久治。彼は「ぼんち」として甘やかされて育つも、類まれな商才の持ち主。しかし、その才能は商いだけでなく、女遊びにも発揮された。本妻の他に四人もの妾を持つ奔放な生活。女たちとの複雑な関係、商売敵との駆け引き、そして時代の荒波。華やかな女性遍歴の裏で、彼は老舗の暖簾をどう守り抜くのか。一人の男の破天荒な生涯を通して、古き良き大阪の商人気質と人情を描く一代絵巻。
ネット上の声
- 毛利菊枝&山田五十鈴の大ババ&小ババコンビがしょっぱなからきつすぎて、雷蔵さんが
- あやや目当てに見始めましたが、市川雷蔵さんのぼんちっぷりに惚れ惚れ
- 名作中の名作です 市川崑監督作品を観たという満足感で一杯です
- 探る竹はコミカルであり、ホラーでもある。
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督市川崑
- 主演市川雷蔵
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竹山道雄の原作を、「青春怪談(1955 市川崑)」の和田夏十が脚色し、「こころ」の市川崑が監督、「銀座二十四帖」の横山実が撮影を担当した。主なる主演者は「悪の報酬」の三國連太郎、伊藤雄之助、「幼きものは訴える」の安井昌二、「あこがれ(1955)」の北林谷栄など。なお一部分はビルマにロケを行っている。
ネット上の声
- 【“埴生の宿”ビルマで英国軍に囚われた日本軍の中で、只一人ビルマの地に残り、彼の地で死んだ同胞のために僧侶となって鎮魂する男の姿を描いた反戦映画の逸品。】
- ビルマで亡くなった多くの日本兵士の弔い映画なのだろうが不満を覚えた
- 竪琴の音に理想と祈りをこめて・・・‼️
- ヒューマンドラマに近いと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎
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戦後の東京、貞淑な妻と奔放な愛人、二つの顔を持つ女。退屈な日常から逃れるため、彼女が踏み入れた禁断の恋の行方。
舞台は戦後復興期の東京。夫との平穏だが退屈な日々に虚しさを感じる主婦・久美子。ある日、彼女はかつての恋人・杉本と再会し、忘れかけていた情熱が再燃する。夫に隠れて逢瀬を重ねるうち、久美子の心は罪悪感と新たな恋のときめきの間で激しく揺れ動く。安定した結婚生活か、それとも危険な愛か。社会の規範と自らの欲望の狭間で、彼女が下す決断とは。破滅の予感をはらみながら、物語は加速する。
ネット上の声
- めっちゃ面白かった
- 逆転逆転また逆転!
- 登場人物たちの思いの矢印が明るみになった途端に面白くなってくる
- 後半から市川崑節が随所に見られていい感じ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督市川崑
- 主演有馬稲子
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テレビプロデューサーの男には、妻一人と九人の愛人。嫉妬と憎しみに燃える女たちが共謀する、前代未聞の完全犯罪計画。
1961年の東京。テレビ局の敏腕プロデューサー、風松吉。家庭では良き夫を演じながら、裏では九人もの愛人を囲う稀代のプレイボーイ。しかし、彼の知らないところで、女たちの怒りは限界に。ある日、風の妻のもとに集まった九人の愛人たち。互いの存在を知り、嫉妬と憎悪の炎を燃やす。そして、「あの人を殺しましょう」という言葉をきっかけに、前代未聞の共謀が始まる。女たちの間に渦巻く疑心暗鬼と裏切り。男一人を巡る十人の女たちの、恐ろしくも滑稽な殺意の顛末。
ネット上の声
- 山本富士子はじめ女性陣が、美人から可愛いのからキツめから暗めのまで、さまざまなタ
- 誰にでも優しいって事は誰にも優しくない
- 最高です!経験したくは無い恋愛だけど
- モダニスト市川崑監督の力量☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督市川崑
- 主演船越英二
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昭和初期の関西、美しき四姉妹。移ろいゆく時代の中で、それぞれの幸せを求める物語。
舞台は昭和13年の関西・芦屋。大阪の旧家・蒔岡家の誇りを守る、美しき四姉妹。長女・鶴子と次女・幸子が見守る中、物語の中心は三女・雪子の縁談。内気で奥手な雪子に、数々の見合い話が舞い込むも、なかなかまとまらない。一方、奔放な四女・妙子は自身の道を突き進もうとする。桜、蛍、紅葉。日本の美しい四季の移ろいとともに、変わりゆく時代の中で、それぞれの愛と人生を模索する姉妹たちの姿を絢爛に描く文芸大作。
ネット上の声
- 木陰の美しさとは異質。視覚だけの耽美。
- いくらなんでも実年齢との差が大きすぎ
- 1983年キネ旬第2位、市川崑畢生の一作
- 《午前十時》渡る世間に春夏秋冬
冬に見たくなる、 ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督市川崑
- 主演岸恵子
-
美への執着が狂気に変わる時、吃音の学僧は聖なる寺院に火を放つ。金閣寺放火事件を基にした衝撃作。
舞台は戦後の京都、金閣寺。吃音に悩み、内向的な青年僧・溝口。彼にとって金閣の美は絶対的な存在。しかし、俗にまみれた住職や周囲の人々の醜さに触れ、彼の純粋な憧れは次第に憎悪へと変貌。聖なるものが汚されていく現実への絶望。そして、美を永遠に留めるため、彼が下した狂気の決断。市川崑が三島由紀夫の傑作文学を映像化した、人間の内面に巣食う闇を描く問題作。
ネット上の声
- 三島文学から独立した市川崑監督独自の映画美学がある傑作
- 青年の声にならない叫びが炎となって金閣寺を燃やす
- 汚れた世界 美醜の苦悩 燃え上がる拠り所
- 一緒に消えてなくなろう・・・ はい?
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督市川崑
- 主演市川雷蔵
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童歌になぞらえた連続殺人。名探偵・金田一耕助が、閉鎖的な村に渦巻く血と欲望の謎に挑む本格ミステリー。
昭和二十七年、岡山県の山奥に位置する鬼首村。旧家同士の対立が根深く残るこの村で、二十年前に起きた未解決事件の謎を追う名探偵・金田一耕助。そんな中、村に伝わる手毬唄の歌詞通りに、村の娘たちが次々と惨殺される事件が発生。見立て殺人の裏に隠された、村人たちの愛憎と血縁の因縁。金田一は、この世のものとは思えぬ不気味な事件の真相にたどり着けるのか。横溝正史の世界を市川崑が映像化した、日本ミステリーの金字塔。
ネット上の声
- 「酷い男と判ってても、あの人の事が好きやった❗️」、岸惠子さんの慟哭のようなこの
- 『犬神家の一族』に比べ、最初は人間関係を把握しづらい。磯川警部(若...
- 金田一シリーズで泣ける作品といえばコレ! 若山富三郎の哀愁… なん...
- うちの裏のせんざいに すずめが三匹とまって
サスペンス
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
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絶世の美貌を持つ女形役者、その名は雪之丞。彼の舞う舞台は、両親を死に追いやった者たちへの壮絶な復讐劇の幕開け。
時は江戸時代。旅役者一座の花形、中村雪之丞。その妖艶な美貌で観客を魅了する彼の正体は、かつて無実の罪で両親を死に追いやられた男の息子。復讐の念を胸に秘め、彼は江戸の舞台に立つ。仇は、元長崎奉行とその配下の商人たち。仇の娘を誘惑し、破滅へと追い込む冷酷な計画。しかし、彼の前に現れる義賊・闇太郎や、彼を慕う娘お初との出会いが、復讐に燃える心を揺さぶる。華麗なる舞台の裏で繰り広げられる、愛と憎しみが交錯する宿命の物語。
ネット上の声
- この世界観にどっぷりつかることができるか
- NO.75「ゆ」のつく元気になった邦画
- No.1692 監督:市川崑1963年作品
- 三島由紀夫の愛した作品
時代劇
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督市川崑
- 主演長谷川一夫
-
巨額の遺産を巡り、次々と起こる奇怪な連続殺人。名探偵・金田一耕助が、血塗られた一族の謎に挑む本格ミステリー。
昭和22年、信州。製薬王・犬神佐兵衛が莫大な遺産を遺して逝去。公開された遺言状は、一族の愛憎を掻き立て、血塗られた惨劇の幕開けを告げるものだった。顧問弁護士から依頼を受けた名探偵・金田一耕助が犬神家を訪れると、家宝「斧・琴・菊」になぞらえた奇怪な連続殺人が次々と発生。湖に突き立つ二本の足、仮面の男・佐清の謎、そして一族に隠された忌まわしい過去。金田一は、この複雑に絡み合った人間関係の糸を解きほぐし、真犯人にたどり着けるのか。
ネット上の声
- リメイク版はあっさりしてたかな~とも感じていたのですが、オリジナ...
- 年末の笑ってはいけない、で改めて観たくなり(笑) そんで改めて観る...
- 鮮烈の殺人美学、奥深い人間ドラマ、日本映画史上最高のミステリー!
- 先代当主に翻弄された悲しき一族の愛憎劇
サスペンス
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
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昭和の日本、結婚にまつわる三つの狂騒曲。愛か、打算か、それとも見栄か。三組の男女が織りなす人間模様コメディ。
舞台は戦後間もない日本。結婚は人生の一大イベント。そんな「結婚」をテーマに繰り広げられる三つの物語。見合い結婚に戸惑う内気なカップル。恋愛結婚に憧れるも、親の反対に遭う二人。そして、打算と見栄で結ばれようとする男女。それぞれの事情、それぞれの思惑。理想と現実のギャップに右往左往する登場人物たち。果たして彼らは無事にゴールインできるのか。市川崑監督が軽快なテンポで描く、結婚の悲喜こもごも。笑いと風刺に満ちた、人生の一幕。
ネット上の声
- 超早口ムービー
- 和製スクリューボールコメディ♡
- 早口すぎて置いてかれた
- 俳優さんが気になる映画
コメディ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督市川崑
- 主演上原謙
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時代に見捨てられた三人の男たち。明日なき道をさすらう彼らが最後に見た夢とは。市川崑が描く、無情で美しい反時代劇。
江戸時代末期、上州の寂れた宿場町。博打好きの源太、百姓仕事から逃げ出した信太、そして落ちぶれた侍の伊三郎。時代から取り残され、行き場を失った三人の男が偶然出会い、日々の糧を得るためヤクザの用心棒となる。しかし、彼らを待っていたのは、理不尽な暴力と裏切りの世界。義理も人情も失われた時代の中で、ただ生きるために剣を振るう彼らの先には、あまりにも空虚な現実が待ち受けていた。乾いた大地を背景に、男たちの無力さと虚しさが突き刺さる物語。
ネット上の声
- 渡世の道に生きる厳しさを枠に嵌まらずに描いてた
- また、スクリーンでショーケンに会える
- 仁義は省略させていただきやんす。
- 所詮無理だった若造の 『股旅』
時代劇
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督市川崑
- 主演萩原健一
-
巨匠・市川崑が捉えた古都の素顔。伝統と現代が交差する、千年の都の映像詩。
舞台は1968年の京都。観光地としての華やかな顔の裏に隠された、職人の技、祭りの熱気、そしてそこに生きる人々の日常。ナレーションを一切排し、研ぎ澄まされた映像と音のみで古都の真実を切り取る革新的なドキュメンタリー。変わりゆく街並みと、変わらない伝統。過去と現在が共存する街の息吹、そしてそこに秘められた人々の営み。観る者を時間旅行へと誘う、圧巻の映像美の記録。
ネット上の声
- たしかにPRみたいな映像なんだけど
- 「日本の映画音楽家Ⅰ 武満徹」
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間38分
- 監督市川崑
- 主演---
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刑事の日常に舞い込む三つの事件。ささやかな「幸福」の形を問う、市川崑監督による珠玉の人間ドラマ。
とある港町。退屈な毎日を送る刑事の村上。彼の元に、轢き逃げ事件、妻を探す男、家出をした男女という三つの事件が舞い込む。一見、無関係に見える事件を追ううち、村上は事件関係者たちのささやかな人生と、その中に潜む悲喜こもごもに触れていく。やがて、点と点だった事件が一本の線で結ばれた時、彼自身もまた、自らの「幸福」とは何かを静かに見つめ直すことになる。平凡な日常にこそ輝きがあることを描いた、心温まる物語。
ネット上の声
- 恋人を喪っても妻に逃げられても刑事たちの捜査は絶え間なくつづき犠牲になる子どもた
- ☆2010年から見る1981年の東京☆
- 原作との比較、シルバー・カラーの復元
- なんか突然観直したくなりDVDで再鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督市川崑
- 主演水谷豊
-
理由も目的も語られず、ただひたすらに穴を掘り続ける男。その先に待つものは何か。観る者の想像力を掻き立てる異色の短編。
舞台は戦後間もない日本のとある場所。一人の男が、黙々と地面に穴を掘り続ける。彼は誰なのか、何のために掘っているのか、一切の説明はなし。ただ聞こえるのは、土をかく音と彼の息遣いのみ。周囲の人々は彼を訝しげに見つめるが、男は意に介さず作業を継続。掘り進められた穴の底に、一体何が待ち受けているのか。日常に穿たれた不条理な「穴」が、観る者の心に静かな問いを投げかける、実験的サスペンス。
ネット上の声
- 京マチ子の七変化は楽しかったですが、こういったらおしまいかもしれないけど、そんな
- 脚本はかなり無茶苦茶なので、ミステリーとして筋を追うより画面に集中...
- スタイリッシュコミカルミステリー
- かっこいい!今で言うならクール?
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督市川崑
- 主演京マチ子
-
余命宣告を受けた若き女性。愛する人々に秘密を抱え、残された日々を懸命に生きる、切なくも美しい愛の物語。
舞台は活気あふれる昭和の東京。明るく奔放な女性、とも子。彼女はある日、白血病による余命宣告という残酷な現実。しかし、彼女は悲しみに暮れることを選ばない。愛する家族や恋人に病気のことを隠し、「今日」という一日を精一杯、笑顔で生き抜く決意。限られた時間の中で、彼女が見つける本当の幸せとは何か。市川崑監督が描く、生命の輝きと、愛するがゆえの切ない嘘。彼女の健気な姿が、観る者の心に深く突き刺さる、涙なくしては見られない感動の一篇。その選択の先に待つ、運命の行方。
ネット上の声
- 婚約を破棄するって大事なお話を友だちに代わりにお願いするってどういうことー🤣!い
- あやや、キャリア浅めでこういった作品にも出ているんですね..
- 東女(若尾文子)&京女(京マチ子)
- 若尾文子主演 市川崑監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督市川崑
- 主演野添ひとみ
-
戦後の東京、許されざる恋に揺れる日本人女性とフランス人画家の、切なくも美しい愛の物語。
舞台は終戦から間もない東京。婚約者がいながらも、フランス人画家との恋に落ちてしまう女性、恵美子。通訳として出会った二人は、言葉や文化の壁を越えて惹かれ合う。しかし、恵美子には厳格な家族と将来を誓った婚約者の存在。そして、彼にはいつか祖国へ帰る日が。周囲の反対と、避けられない別れの予感。限られた時間の中で、二人が見つけ出す愛の形とは。市川崑監督が描く、国際恋愛の喜びと哀しみの繊細な描写。
ネット上の声
- 喫茶店、映画館、アイススケート、天ぷら屋、ダンスホールで終電逃す帰れない2人
- 「哀愁」と「ホーム・スイート・ホーム」
- 平凡な話だが印象に残る
- 共感できるセリフ
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督市川崑
- 主演池部良
-
1954年、日本。平凡な税務署員の懐に転がり込んだ3億円。彼の人生を狂わせる、欲望と人間模様が渦巻く大騒動。
戦後間もない東京。しがない税務署員、鏡銀平の日常は、一枚の宝くじによって一変。当選金額は、なんと3億円。突然手にした大金に戸惑いながらも、次々と現れる奇妙な人々と欲望の渦。金がもたらすのは幸福か、それとも破滅か。家族や周囲を巻き込み、彼の価値観が大きく揺さぶられる。金の使い方を巡る彼の決断が、予測不能な結末へと導く、風刺の効いた人間喜劇。
ネット上の声
- こんなにおもしろい映画があったとは・・・。
- 伊藤さんの役とかもそうだけどさらに五十鈴さんの早口が口元から火を吹きそうなほどだ
- あまりに投げやりなラストに困惑!ランニング+パンイチで駆け去る岡田英次!税務署員
- とっちらかっていてそれぞれの登場人物の描き方がイマイチだが、謎の疾走オチはとても
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督市川崑
- 主演木村功
-
竹山道雄の児童向け同名小説を和田夏十が脚色し市川崑が監督したドラマ。音楽は伊福部昭が担当。
ネット上の声
- 秀逸な脚本、シーン設定、カメラワーク
- 想像力と創造力
- 想うところ
- 総集編を鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎
-
優等生の姉と奔放な弟、一つの家族の絆と崩壊を繊細に描く、市川崑監督の名作。
舞台は、大正時代の東京。しっかり者で心優しい姉のげんと、自由奔放で問題ばかり起こす弟の碧郎。病弱な母と厳格な父のもと、二人は対照的な性格ながらも、深く結びついていた。しかし、碧郎の度重なる素行不良は、次第に家族の間に深い溝を生んでいく。姉は弟を必死に庇い、その将来を案じるが、彼の行動はエスカレートするばかり。やがて、家族を揺るがす決定的な事件が発生。姉の愛情は、奔放な弟に届くのか。一つの家族の愛と葛藤、そして避けられぬ悲劇を、繊細かつ鮮烈な映像美で描き出す、涙なくしては見られない物語。
ネット上の声
- 山田洋次が市川昆作品の中で最も尊敬する作品。腕にピンクのリボンを結ぶなどというオマージュもささげられている。
- 宮川 一夫 日本映画の底力を示すカメラマンです 記憶されなければならない名前です
- 鍵と同じ市川崑。宮川一夫コンビの作品。 鬱々とした色調、アンバラン...
- 赤木圭一郎さんは61年に急死。従って、生き残って探検隊になるなり。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督市川崑
- 主演岸恵子
-
製作は「結婚案内」の藤本真澄で、澤田撫松の原作小説から、「若い人(1952)」の和田夏十、市川崑が、脚本を書き同じく市川崑が監督に当ったもの。撮影は「ボート8人娘」の安本淳。同じ題材による映画が大正十二年阿部豊監督によって岡田時彦、梅村蓉子、島耕二の主演で作られ評判になった。今回の主演は「三等重役」に特別出演した越路吹雪、「現代人」の池部良と山村聡、「結婚案内」の岡田茉莉子にその他の助演者たちである。
ネット上の声
- 1950年代の和製ラブコメ
- 森永ホモミルク!
- 軽快なコメディで池辺良は、こういった役のほうが面白い
- 池部良が時折ジャン=ピエール・レオーに見えた
サスペンス
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督市川崑
- 主演越路吹雪
-
老いた夫と若き妻。互いの日記を盗み読み、欲望を煽り合う、倒錯的で危険な夫婦の愛の駆け引き。
戦後間もない京都の旧家。老境に差し掛かった古美術鑑定家の剣持は、若く美しい妻・郁子の性の欲望に応えられないことに悩んでいた。彼は自らの不能を克服するため、郁子を眠らせては裸体を撮影し、その倒錯した情欲を日記に綴る。そして、その日記の「鍵」をわざと郁子が見つけられる場所に隠す。一方、夫の日記を盗み読んだ郁子もまた、娘の婚約者である木村への想いを日記に記し始める。互いの本心を探り合い、嫉妬と欲望を煽り合う夫婦。日記という名の鍵で開かれる禁断の扉の先にある、衝撃的な愛の結末。
ネット上の声
- メイク、間、視線で薄気味悪さをさらに演出
- コメディ、ポルノ、ホラー、人間ドラマ。
- 一般の家族と比べても変わっている家族
- 宮川一夫のカメラワークは面白いなー
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督市川崑
- 主演中村鴈治郎
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2008年2月に急逝した「どら平太」「犬神家の一族」などで知られる巨匠・市川崑が、1993年に日本初の長編ハイビジョンドラマとして製作した作品を劇場公開。浅野ゆう子、中井貴一、故・フランキー堺ほか市川作品ゆかりの豪華キャストが出演している。城勤めの武士・平松正四郎は、平松家を再興する当主に選ばれ、城代家老の娘との縁組も決まり、忙しい日々を送っていた。そんなある日、記憶喪失の娘が突然平松家に迷い込んでくる。
ネット上の声
- いきなり山本周五郎のブームが舞い降りてきたので鑑賞
- こんないい作品がどうして埋もれていたのか
- 余韻が見た次の日まで続いている・・・・・
- この秀作をベストテンに選んで良いのか?
時代劇
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督市川崑
- 主演浅野ゆう子
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大学卒業の青年を通して社会の真実の姿を描く異色作。脚本は「日本橋」の和田夏十と市川崑の協同執筆になり、同じく市川崑が監督する。撮影は「愛の海峡」の村井博。主なる出演者は「慕情の河」の川口浩、「大阪物語」の小野道子、「朝の口笛」の船越英二、ほかに川崎敬三、杉村春子、笠智衆、潮万太郎、見明凡太朗、山茶花究、入江洋佑など。
ネット上の声
- 上から目線の、負け組サラリーマン哀歌。
- 前日に突然の火災により講堂が全焼し、雨の中校庭で卒業式を行う映像。いきなり何なんだよ、この映画。面白いぞ。
- 川口浩の声がよい
- あの時代に。。。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督市川崑
- 主演川口浩
-
江戸時代の貧乏長屋を舞台に、人を信じ愛することを信条とするひとりの母親を巡る人情ドラマ。監督は「どら平太」の市川崑。山本周五郎の同名短篇を基に「つる―鶴―」の和田夏十が脚色した台本に、「ホタル」の竹山洋が加筆。撮影を「どら平太」の五十畑幸勇が担当している。主演は「彼女が結婚しない理由」の岸惠子。第25回モントリオール国際映画祭コンペティション部門出品、特別功労賞(市川崑)、第25回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(岸惠子)、第14回日刊スポーツ大賞主演女優賞(岸惠子)受賞作品。
ネット上の声
- 生きることに辛くなったら観たくなる。
- 貧しい時代の、かあちゃんの人情、愛情
- ☆生きる上で、最後の砦となるもの☆
- 晩年の市川崑監督が本作に込めた思い
時代劇
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督市川崑
- 主演岸恵子
-
松田道雄著「私は二歳」「私は赤ちゃん」より「破戒(1962)」のコンビ和田夏十が脚色、市川崑が監督した子供の物語。撮影は「鯨神」の小林節雄。
ネット上の声
- ☆もっと知るべき、観てもらいたい名作☆
- 大変な “子育て” を頑張れる不思議☆
- おとうさん、おかあさん、ありがとう
- 子育てを考えればよく理解できる
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督市川崑
- 主演鈴木博雄
-
明治19年、天長節の鹿鳴館での舞踏会を中心に愛と謀略を描く。三島由紀夫原作の同名戯曲の映画化で、脚本は市川崑と「細雪(1983)」の日高真也の共同執筆。監督は「ビルマの竪琴(1985)」の市川崑、撮影は同作の小林節雄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 何故、観られない?
- 三島由紀夫の戯曲を日高真也と市川崑が脚色、市川崑が監督した華やかな作品
- 衣装とセットがまじで豪華
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督市川崑
- 主演菅原文太
-
読売新聞連載の小説を、「女性に関する十二章」と同じく和田夏十が脚色し、市川崑が監督する。撮影は「愛のお荷物」の峰重義。新東宝との競作。主なる出演者は「銀座の女」の北原三枝と轟タ起子、「愛のお荷物」の三橋達也と山村聡、「天下を狙う美少年」の瑳蛾三智子、「月は上りぬ」の山根寿子、新人芦川いづみ等。
ネット上の声
- 他の人と同じようにやれないとき何でだろうなあと落ち込んだりもしますが、そんなとき
- 市川監督夫婦を反映する様な、北原三枝と三橋達也が今見ても尚斬新な夫婦像を演じる
- 轟夕起子大暴走!
- 北原三枝のウエストがヘップバーン並みに細く、芦川いづみとのレズっぽい関係と男っぽ
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督市川崑
- 主演北原三枝
-
世間で渡世人・木枯し紋次郎が死んだと言われてはや5年。だが、紋次郎は木曽の山中で木こりとして生きていた。ある日紋次郎は親方から、渡世人の息子の小平次を連れ戻して欲しいと頼まれる。小平次は現在貸元・木崎の五郎蔵の身内となって悪事に荷担していた。紋次郎は堅気の自分には関係ないと言いながら、世話になった親方に仁義を通すため、再び渡世の道へ戻ってゆく…。【TV長編】(C)C.A.L
ネット上の声
- 1972年製作、市川崑の「木枯し紋次郎」は、僕的には「必殺仕置人」と並ぶテレビ時
- 誰かが、どこかで、風の中で「待っている」
- 大好きな作品・・・
- これのちょっと前に、懐かしのテレビ番組スペシャルみたいなのをやってて、ゲスト出演
時代劇
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督市川崑
- 主演中村敦夫
-
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督市川崑
- 主演鈴木京香
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踊り子として共に切磋琢磨する良子と半子。だが劇場の閉鎖で貧窮した2人は、良子のファンで銀行家の阿久根と結婚してしまおうと思いつく。だがいざ良子が阿久根と会ってみると結婚願望はなく、良子は悔しまぎれに自分には許嫁がいると嘘をついてしまう。
ネット上の声
- 人物、会話、風景、すべてが合わさってこのリズムが作られている、気付いたら一つのリ
- 市川崑作品の恋愛観やら結婚観、軽くて皮肉が効いていて、好きなんだよなあ、こういう
- 職を失い生活に困った踊り子の良子は、てっとり早く贔屓の銀行家と結婚しようと思いつ
- ひゃ〜こういうラブコメ大好き〜オープニングから超テンション上がる…あいらぶゆ〜い
コメディ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督市川崑
- 主演久慈あさみ
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第43回文藝春秋漫画賞を受賞した黒鉄ヒロシの同名漫画を、市川崑と佐々木守が脚本し、市川がメガホンをとった異色作。実写でもない、アニメでもない。
ネット上の声
- 沖田総「し」
- 黒鉄ヒロシの原作漫画を切り絵にし、市川崑ファミリーの役者陣が声優を務め描かれた擬
- 市川崑の横溝映画を見るはずだったんですが池田屋の血塗れアートワークがかっちょ良く
- 新選組の物語を、「人型に切り取った型紙」や「絵」で描いた実験的なアニメーション
時代劇、 アニメ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督市川崑
- 主演中村敦夫
-
1945年、夏のビルマ。敗戦後も抵抗を続ける日本軍の残党のもとに降伏の説得に向かったまま戻らない水島上等兵。隊の仲間たちが水島を探す中、ある日彼らは水島にそっくりのビルマの僧を見かけて声をかける。しかしその僧は、目を伏せ走り去ってしまい…。
ネット上の声
- 中井貴一じゃなくて安井昌二のほう
- やっと観ることができました。
- 今こそ 別れめ いざさらば
- はにゅうの宿 音楽のチカラ
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎
-
伊藤整のエッセエ「女性に関する十二章」をもとに、和田夏十がシナリオを書き、「億万長者(1954)」の市川崑が監督する。撮影は「母の初恋」の三浦光雄、音楽は「潮騒(1954)」の黛敏郎が担当。「愛と死の谷間」の津島恵子、「母の初恋」の小泉博と上原謙、「結婚期」の有馬稲子はじめ、久慈あさみ、徳川夢声、太刀川洋一、伊豆肇のほか小牧正英が特別出演する。
ネット上の声
- ナレーションがユニークな結婚コメディ
- 著者自身のナレーションに乗せて…
- 戦後モダン
- 出演者がカメラ目線で独白したり、原作エッセイの著者、伊藤整も自身役で茶々を入れに
コメディ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督市川崑
- 主演津島恵子
-
堀江謙一の実録からなる原作を、「雪之丞変化(1963)」の和田夏十が脚色、コンビの市川崑が監督した青春もの。撮影は「太陽への脱出」の山崎善弘。
ネット上の声
- 本作のテーマはヨットの航海を描くことではありません
- 若い頃の裕次郎のオーラと別の浅丘ルリ子
- 石原プロ・円谷プロの気概が感じられる
- 一人でやり遂げる意志の強さとは・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督市川崑
- 主演石原裕次郎
-
終戦後のビルマ。日本兵の魂を弔うため、たった一人異国の地に残ることを決意した水島上等兵の苦悩と覚悟。
1945年、終戦間際のビルマ。音楽好きの井上隊長率いる小隊は、歌で苦しい戦況を乗り越えていた。中でも竪琴の名手、水島上等兵は隊の心の支え。終戦を知り投降するも、抵抗を続ける日本軍の説得に向かった水島は消息を絶つ。やがて仲間たちは、水島にそっくりな僧侶の噂を耳にする。無数の日本兵の亡骸を目の当たりにした彼が下した、あまりにも過酷な決断。帰国か、鎮魂か。極限の選択に揺れる男の姿。
ネット上の声
- あれは、大学1年生のときの夏の授業での鑑賞だった
- 米兵とアルカイダが共に合唱するだろうか?
- 前作がよかったので見たけどさらによかった
- 昔、学校🏫で観た方も多いのでは?
戦争
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間133分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
-
菊田一夫の原作より「花嫁の性典」の浅野辰雄、「続思春期」の梅田晴夫、監督の市川崑(愛人)の三人が共同してシナリオを書いている。撮影は「伊津子とその母」の三浦光雄、音楽は「花吹雪男祭り」の服部良一である。キャストはミス・ユニバース・コンテスト第三位の伊東絹子が第一回出演するほか、「芸者小夏」の池部良、「伊津子とその母」の有馬稲子、「美しい人」の上原謙、「かくて自由の鐘は鳴る」の二本柳寛などである。
ネット上の声
- ミス・ユニバースで3位入賞?したとかで有名な伊東絹子を主役に据えたメロドラマ
- 伊東絹子が和風で驚く
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督市川崑
- 主演池部良
-
「病院坂の首縊りの家」と呼ばれる廃屋での連続殺人事件を解決する金田一耕助の最後にして最大の事件を描く。東宝の石坂浩二の“金田一”シリーズの五作目にあたるもので、脚本は「女王蜂(1978)」の日高真也と同作の久里子亭の共同執筆、監督は「火の鳥(1978)」の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 最近、原作の方を読んだばかりなので話の筋は粗方頭に入った状態で鑑賞したけれど、原
- 冒頭からいきなりの横溝正史登場!びっくりします。
- 金田一耕助、最後の事件(レビュー)
- シリーズ5作品の中で、最も不評!
サスペンス
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間139分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
-
或る小藩に蔓延る腐敗を正すべくやって来た、破天荒な町奉行の活躍を描く痛快娯楽時代劇。監督は「新選組」の市川崑。山本周五郎の原作を基に、「雨あがる」の黒澤明と「父」の木下惠介、市川監督、「食卓のない家」の小林正樹による四騎の会が共同で脚色。撮影を「新選組」の五十畑幸勇が担当している。主演は「カリスマ」の役所広司。第50回ベルリン国際映画祭参加作品。
ネット上の声
- いかにも中途半端!リメイクを希望します
- 市川監督ってどんな人だったんだろう?
- 椿三十郎は遠山の金さんだった?!
- 役所広司の演技・男っぷりに酔う
時代劇
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督市川崑
- 主演役所広司
-
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄(1977)」に続き、原作・横溝正史、監督・市川崑、主演・石坂浩二のトリオが三たび放つ横溝シリーズ。封建的な古い因習の中で、本鬼頭と分鬼頭が対立する獄門島へきた金田一耕助が、連続殺人事件にまきこまれる姿を描く。脚本は「悪魔の手毬唄(1977)」の久里子亭、監督は同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 観応えがあり推理とドラマのバランスが良い、面白かった、
- “戦後”が招いた悲劇!~金田一耕助が惚れた美女
- 原作を愛していればこそ歯がゆくてならない
- これが、シリーズの締めくくりのはずが‥
サスペンス
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
-
一通の警告状から端を発した、過去と現在を結ぶ凄惨な連続殺人事件に挑戦する金田一耕助の姿を描く、横溝正史の同題名小説の映画化。
ネット上の声
- 今回は頭ボリボリしてフケを落とさない市川崑監督による金田一耕助4作目
- 女は強し~“口紅に、ミステリー”かぁ…
- 金田一耕助、月琴の里〜京都〜伊豆へ
- “女王蜂”の華の乏しさがミステリー
サスペンス
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間139分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
-
生活力の乏しい三十男が、一途さとしたたかさをもつ妻と、情熱的で激しい気性の芸者との間で揺れ動く姿を、親子の愛情を絡めて描く。宇野千代の同名小説の映画化で、脚本は「細雪(1983)」の日高真也、監督は脚本も執筆している同作の市川崑。撮影は五十畑幸勇が担当。
ネット上の声
- 一歩下がり生きる女を絶妙に演じた女優吉永
- 吉永小百合と大原麗子の対決は見物
- 女性の 深い心の内 を描いた秀作
- ビミョウな作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督市川崑
- 主演吉永小百合
-
夏目漱石の原作を「女給」の猪俣勝人と長谷部慶次が共同脚色し「青春怪談(1955 市川崑)」の市川崑が監督、「狼」の伊藤武夫が撮影を担当した。主なる出演者は「楊貴妃」の森雅之、「月夜の傘」の新珠三千代、「青空の仲間」の三橋達也、「志津野一平 地獄の接吻」の安井昌二、「うちのおばあちゃん」の田村秋子など。
ネット上の声
- 先生を演じてた森雅之さんが太宰治に似てて変な気持ちになりましたが良かった……市川
- 原作には近いけど、原作にちょっと……
- 小学生のときに無理に読んだ文学小説
- 日本の銀幕のスター ここに居ました
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督市川崑
- 主演森雅之
-
妖しくも美しい女の恋の執念を描いた泉鏡花の名作を大映カラーにより再映画化。脚色は、「処刑の部屋」の和田夏十、監督も同じく市川崑、撮影は「魔の花嫁衣裳 (前後篇)」の渡辺公夫。主な出演は「鶴八鶴次郎」の淡島千景、「夜の河」の山本富士子、「涙」の若尾文子、「惚れるな弥ン八」の船越英二、「鶴八鶴次郎」の柳永二郎、「スタジオは大騒ぎ」の品川隆二、その他岸輝子、浦辺粂子、潮万太郎など。
ネット上の声
- 原作は泉鏡花、市川崑監督、初のカラー作品
- もっと注目されていい作品だと思う!
- 日本橋の芸者の生きざまを描いた作品
- ただ、他人ではありたくない
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督市川崑
- 主演淡島千景
-
ある晩トッポ・ジージョは狭い部屋から街に飛び出し、赤い風船と出会う。仲良く散歩する2人は偶然ギャングが世界を破壊する威力を持った“ボタン”を奪略する場面に出くわし、必死で阻止しようとする。
ネット上の声
- イタリア発、市川崑経由、トッポジージョ行
- 誰かに会いたくて〜
- 19××年のある夜
- カピバラ・ジージョです
アニメ
- 製作年1967年
- 製作国日本,イタリア
- 時間92分
- 監督市川崑
- 主演中村メイコ
-
別々に生きて来た瓜二つの姉妹の出会い、愛、親と子のつながりを描く。三浦友和との結婚、引退を表明したスーパースター山口百恵の最後の主演作品である。川端康成の同名の原作の映画化で、昭和三十八年、中村登監督によって、松竹で一度、映画化されている。脚本は「病院坂の首縊りの家」の日高真也と同作の市川崑の共同執筆、監督も同作の市川崑、撮影も同作の長谷川清がそれぞれ担当。
ネット上の声
- どうやって観たのだろう、封切りのときだったかどこかの名画座だったか・・・定かでは
- 百恵さんの映画は本当に素晴らしい。
- 監督のお陰でなんとか見れます映画
- 京都の人をちと皮肉りたくて(笑)
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督市川崑
- 主演山口百恵
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朝日放送の連続ラジオドラマ、京都伸夫作『アコの贈物』の映画化で、企画は「大仏開眼」の辻久一。脚色監督を「足にさわった女(1952)」の市川崑が担当し、共同脚色は和田夏十、音楽黛敏郎、ともに「足にさわった女(1952)」の顔ぶれである。撮影は「腰抜け巌流島」の武田千吉郎。「二つの処女線」の久我美子、「牛若丸」の水戸光子、「千羽鶴(1953)」の森雅之、「勘太郎月夜唄」の堀雄二らをたすけて津村悠子、望月優子、大伴千春、伊藤雄之助、平井岐代子、近衛敏明、荒木忍等が助演する。
ネット上の声
- タイトルが楽しい、アコは家出して朝5時前に叔母宅に来る活発娘
- じゃじゃ馬ムスメ
- 久我美子大暴れ!
- ライトコメディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督市川崑
- 主演久我美子
-
製作は「桃の花咲く下で」の佐藤一郎で、金貝省三の原作から、「盜まれた恋」のコンビ和田夏十・市川崑の共同脚本で、同じく市川崑が監督に当っている。撮影は「戦後派お化け大会」の横山実。主演者は「青い真珠」の池部良、「有頂天時代」の森繁久彌、「花ある怒濤」の藤田進、「夜の未亡人」の久慈あさみ「袴だれ保輔」の若山セツ子に、東野英治郎、高橋豊子などである。
ネット上の声
- 戦争を知らない世代に素晴らしい戦争映画は出来るのか?
- 市川崑監督作品、なんだけどいわくがあって本人が撮ったものは半分以下らしい
- 鵞鳥湖の夜で聞いた音楽。勿論、昔から知ってはいたが、映画は知らない。
- ブンガワンソロとは、ジャワ島最大のソロ川の別名で、歌もあるらしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督市川崑
- 主演池部良
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「あの手この手」の市川崑監督が横山泰三の漫画、毎日新聞連載「プーサン」サンデー毎日連載「ミス・ガンコ」のアイディアを取捨して、社会諷刺をねらった異色作。脚本はコムビ和田夏十に市川崑自身とNHK『陽気な喫茶店』の作者永来重明が協力した。撮影は「生きる」の中井朝一、音楽は「やっさもっさ」の黛敏郎。伊藤雄之助、越路吹雪以下のキャストの他に、横山隆一、泰三兄弟が警官、宮田重雄が酒場の客、黛敏郎がカン子の恋人とそれぞれ特別出演する。
ネット上の声
- ペーソスと皮肉を混ぜた社会風刺喜劇
- トラックが表しているものは…。
- 不器用な男の哀愁たっぷり。
- 銀座の街並み、都電
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督市川崑
- 主演伊藤雄之助