- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 81分
- 監督
- 市川崑
- 出演
- 三国連太郎安井昌二浜村純
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦争は終わった。だが、彼の戦いは終わらない。ビルマの地に眠る無数の魂を弔うため、一人の兵士が僧侶となった。】
第二次世界大戦終結直後のビルマ。日本軍の生き残りである水島上等兵は、部隊の心を和ませてきた竪琴の名手。仲間たちが日本への帰還の途につく中、彼はビルマの地に散った無数の日本兵の亡骸を目の当たりにする。その無念の魂を弔うため、水島はたった一人、ビルマに残ることを決意。僧侶の姿となり、言葉も通じぬ異郷で、亡骸を探し埋葬する過酷な巡礼の旅を始める。仲間たちの説得を振り切り、自らの信念を貫く彼の行い。戦争を超えた人間としての使命を見出した、一人の男の魂の物語。