- 製作
- 1959年 日本
- 時間
- 87分
- 監督
- 市川崑
- 出演
- 野添ひとみ若尾文子京マチ子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【余命宣告を受けた若き女性。愛する人々に秘密を抱え、残された日々を懸命に生きる、切なくも美しい愛の物語。】
舞台は活気あふれる昭和の東京。明るく奔放な女性、とも子。彼女はある日、白血病による余命宣告という残酷な現実。しかし、彼女は悲しみに暮れることを選ばない。愛する家族や恋人に病気のことを隠し、「今日」という一日を精一杯、笑顔で生き抜く決意。限られた時間の中で、彼女が見つける本当の幸せとは何か。市川崑監督が描く、生命の輝きと、愛するがゆえの切ない嘘。彼女の健気な姿が、観る者の心に深く突き刺さる、涙なくしては見られない感動の一篇。その選択の先に待つ、運命の行方。