- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 63分
- 監督
- 市川崑
- 出演
- 三国連太郎安井昌二浜村純
- 種類
- ヒューマンドラマ
【終戦間際のビルマ。一人の日本兵が、敵味方の区別なく魂を弔うため、武器を竪琴に持ち替え、僧侶として生きる道を選んだ物語。】
第二次世界大戦末期のビルマ戦線。竪琴の名手である水島上等兵は、その音色で兵士たちの心を癒していた。日本の降伏後、抵抗を続ける部隊の説得に単身向かった彼は部隊と離れ離れに。生死の境をさまよう中で彼が目にしたのは、異国の地に打ち捨てられた無数の日本兵の亡骸だった。仲間との再会を願いながらも、彼は全ての魂を弔うため、日本へ帰ることをやめ、僧侶の姿となってこの地に残ることを決意する。戦争の悲劇と人間の尊厳を問う不朽の名作。