- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 116分
- 監督
- 市川崑
- 出演
- 三国連太郎安井昌二浜村純
- 種類
- ヒューマンドラマ
【終戦のビルマ。竪琴の音色に鎮魂の祈りを込めた日本兵の姿を描く、反戦とヒューマニズムの不朽の名作。】
舞台は第二次世界大戦末期のビルマ。日本軍の井上小隊は、隊員の水島上等兵が奏でる竪琴を心の慰めに、厳しい戦場を生き抜いていた。やがて日本は降伏。しかし、降伏を信じず抵抗を続ける部隊を説得するため、水島は一人、危険な任務へと向かう。任務は失敗し、行方不明となる水島。仲間たちが彼の死を悼む中、ビルマの僧侶に扮した水島は、無数の日本兵の亡骸を目の当たりにする。帰国か、それとも魂の救済か。彼の竪琴が奏でる哀切のメロディが、戦争の悲劇と人間の尊厳を問いかける。