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ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部で一つの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは——。
ネット上の声
- ゴダールはこの作品の中で、『シナリオ』のいわば「シナリオ本」のようなもの(それ自
- 監督にジャン・リュック・ゴダールと記されているが、これはもうかつて政治の時代にジ
- 止まらない創作意欲と、次から次へと出てくる映画や詩から引用した台詞、時折見せる老
- JLG、最後の肖像──東京国際映画祭2024TIFFシリーズ
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国フランス,日本
- 時間36分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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映画の巨匠ゴダールが、自らの人生と映画史を重ね合わせ、孤独と創造の本質を問う映像的自画像。
冬のスイス、レマン湖畔。映画監督ジャン=リュック・ゴダールが、自らのカメラに向かい、孤独な日常と創作の秘密を語り始める。映し出されるのは、書斎に積まれた本、編集室の機材、そして窓の外に広がる静謐な風景。過去の自作や古典映画の断片を引用しながら、芸術、歴史、そして老いについて思索を巡らせる。これは単なるドキュメンタリーではない。一人の映画作家が、映像と言葉を用いて自らの魂を描き出す、哲学的で私的なポートレート。
ネット上の声
- “JLG/JLG - autoportrait de décembre”という原
- ゴダールマラソン終盤
- 分らなくていいのさ
- 分らなくていいのさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国フランス
- 時間56分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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映画とは何か?巨匠ゴダールが映像と音のコラージュで紡ぐ、20世紀史と交錯する映画そのものの壮大な物語詩。
映画誕生から100年。その歴史を、単なる年表ではなく、無数の映画の断片、絵画、音楽、そして引用された言葉で再構成する試み。映画が如何に20世紀の戦争や歴史的事件を記録し、また見過ごしてきたか。ハリウッドの栄光と影、女優たちの神話、そしてドキュメンタリーの力。ゴダール自身の声によるナレーションが、観る者を思索の旅へと誘う。これは歴史の解説ではない。映像によって思考する、唯一無二の映画体験。映画を愛するすべての人に捧げられた、深遠なる映像エッセイ。
ネット上の声
- 1998年、ゴダールが10年の歳月をかけて作り上げたという大作
- で、なにがしたいか分かった?そろそろ・・
- 陰謀としての映画史
- ゴダールマラソン
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間268分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジュリー・デルピー
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映像の魔術師ゴダールが紡ぐ、20世紀と映画の壮大な叙事詩。映画だけが語りうる、もう一つの歴史の探求。
映画監督ジャン=リュック・ゴダールが、膨大な映画の断片、絵画、音楽、そして自身の言葉をコラージュ。20世紀という時代が、いかに映画と交差し、互いを映し出してきたのかを詩的に探求する映像エッセイ。これは単なる映画史の解説ではない。戦争、愛、死といった普遍的なテーマを、映像のモンタージュによって再構築し、映画が持つ記憶と忘却、そして真実を語る力を問いかける思索の旅。観る者を映像の奔流へと誘う、唯一無二の体験。
ネット上の声
- 一様であり多様
- いくら映画が編集室で出来上がるとは言え、ひとりでカタカタと編集しただけの作品に映
- しばしば人の目につかぬもの、殆ど予感されたことのないある指示のかすかな跡である痕
- 小さな箱のうちがわで、決して未来を写すことが出来ない装置で、光への道を壁に投射す
ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間41分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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映像の魔術師ゴダールが紡ぐ、映画への愛と問い。名作の断片で構築された、詩的で深遠な映画史の黙想録。
ジャン=リュック・ゴダールが20世紀という時代と映画の関係性を探求した、壮大な映像エッセイ『映画史』。本作はその特別編。古典映画のワンシーン、ニュース映像、絵画、そして哲学的な言葉の断片。それらがコラージュのように重ね合わされ、新たな意味を生み出していく。これは物語ではなく、映像による思索。映画とは何か、歴史とは何かを観る者に鋭く問いかける、挑戦的で美しい映像体験。
ネット上の声
- 中盤まで眠くて眠くてという当然のようなゴダール作品だけど終わる頃にこの語り方に慣
- バンクシーのドキュメンタリーでMr.ブレインウォッシュが意味不明の映像作品を作り
- 何のことか分かりにくいけど、必死でゴダールの意図を探す
- 映画に取り付かれた狂老人の夢想、独り言。
ドキュメンタリー
- 製作年2005年
- 製作国フランス
- 時間80分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部で一つの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは——。
ネット上の声
- 東京国際映画祭、ゴダール新作
- 有楽町で後輩と落ち合ってシャンテへ行こうとしたら、シャンテを通り越してプレミアな
- お昼に唐揚げを揚げながら、夜は後輩との大飲み会の帰り道に電車に揺られながら、先日
- ゴダール好きのためのファン映画……面白いか面白くないかっていう次元の映画では無い
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国フランス,日本
- 時間18分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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舞台は現代のパリ。映画監督のエドガールは、「愛」をテーマにした新作の構想を練っている。出会い、肉体的な情熱、別れ、そして再会という愛の4つの段階を、若者、大人、老人の3組のカップルを通して描こうと試みる。物語は、構想段階の現在を映すモノクロのパートと、2年前に彼が経験した愛の記憶を辿る鮮やかなカラーのパートで構成。歴史や記憶、そして映像表現そのものを問い直す、哲学的で美しい愛の物語。
ネット上の声
- 印象派絵画と同じ高みにある秀作
- リマスター希望
- ゴダールマラソン
- ゴダールのわりにあんま気取ってへん直球の映画な気がしていて、これゴダールの映画で
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国フランス,スイス
- 時間98分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ブリュノ・ピュジュリュ
-
映画は歴史を、歴史は映画をどう語るのか。映像の魔術師ゴダールが紡ぐ、20世紀と映画の壮大な映像詩。
これは物語ではない、映像による思索の旅。ジャン=リュック・ゴダールが、膨大な映画の断片、絵画、音楽、そして言葉をコラージュ。映画の誕生からその黄金時代、そして戦争の世紀を経て、映像が何を記録し、何を忘れ去ったのかを問いかける。歴史の証人としての映画、そして嘘つきとしての映画。観る者の知性を刺激し、常識を覆す8部作の序章。映画史という名の迷宮への招待。
ネット上の声
- もはや映画ではない
- ゴダール目線で語られる映画史というところに非常に期待して、いわゆる普通のドキュメ
- 後年作品より映像の繋ぎが若々しくリズム感があったせいかライブ感あるように感じまし
- シルクスクリーン=屍衣の表面で培養される、マッチのなかに幻視する甘い悪夢=光の痣
ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間50分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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映画製作資金のため銀行強盗を目論む女テロリスト、カルメン。ゴダールが描く、愛と暴力、そして芸術の過激な融合。
現代のパリ。映画監督を目指す叔父を騙り、映画製作資金を得るために銀行強盗を計画する美しきテロリスト、カルメン。仲間と共に銀行を襲撃した彼女は、そこで警備員のジョゼフと運命的に出会う。二人は激しい恋に落ち、共に逃避行へ。しかし、彼らの愛は常に暴力と死の影に付きまとわれる。ベートーヴェンの弦楽四重奏が鳴り響く中、虚構と現実が交錯し、物語は予測不可能な結末へと突き進む。愛の衝動と芸術の創造が火花を散らす、ゴダールの挑発的な映像詩。
ネット上の声
- 「カルメン」になっていく、名前以前の誰か
- 楽しめる人には楽しめるようです
- さっぱりわからなかった。
- 勝手にしやがれ?
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス,スイス
- 時間85分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演マルーシュカ・デートメルス
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女優を夢見てパリへ。自由を求め、ささやかな幸福を願いながらも、娼婦へと堕ちていく女の12の物語。
1960年代のパリ。レコード店員のナナは、女優になる夢を追い、夫と子を捨てて家を出る。しかし、厳しい現実に直面し、家賃も払えず生活は困窮。ほんの出来心から始まった売春が、いつしか彼女の日常に。客との束の間の会話、映画館での涙、恋人との出会い。自由と幸福を掴もうともがくナナの魂の軌跡を、12の章で描くドキュメンタリーのような断章。彼女が最後に見た光景とは。
ネット上の声
- 【”零落。そして儚く短き、美しき女の人生。”哀しい物語であるが、アンナ・カリーナの抑制した演技が作品に趣を醸し出している作品。】
- 無声映画愛と美術史的文脈に裏打ちされたソリッドなカメラワーク。もう一つの『女は女である』悲劇篇。
- 『責任を忘れるのも私の責任』
- もっとも好きなゴダール作品!
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国フランス
- 時間84分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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巨匠ゴダールが描く、パリ郊外を舞台にした男女3人組の無計画な強盗計画と、刹那的な青春のきらめき。
舞台は冬のパリ郊外。英語学校で出会った内気な少女オディールと、二人の男フランツとアルチュール。彼女が叔母の家に大金があると漏らしたことから、3人は退屈しのぎの強盗計画を企てる。ルーブル美術館を駆け抜け、カフェで気ままに踊り、まるで映画の登場人物のように振る舞う彼ら。しかし、オディールをめぐる三角関係と、無邪気な遊びが現実の犯罪へと変わっていく中で、3人の関係性は少しずつ変化。予測不可能な青春の逃避行が、思わぬ結末へと向かって走り出す。
ネット上の声
- 映画を見る幸せ・・・ビバ!はなればなれに
- ヤバイ、ゴダールが面白いだなんて(笑)
- ヌーヴェル・ヴァーグらしい愛すべき映画
- 演出が青臭い、でもがそこがいとおしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間96分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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1950年代パリ、二人の女子学生が同じ日に出会った魅力的な男。彼の名はパトリック。
舞台は1950年代のパリ、リュクサンブール公園。ルームメイトのシャルロットとヴェロニクは、それぞれ別の場所で同じ魅力的な男性と出会う。彼の名はパトリック。甘い言葉で巧みに言い寄り、翌日のデートの約束を取り付ける彼。二人はお互いの幸運を語り合うが、その相手が同一人物だとは夢にも思わない。ゴダールが描く、若者たちの軽妙で少し皮肉な恋の駆け引き。約束の日に明かされる、可笑しくも切ない真実。
ネット上の声
- ゴダールの最も愛らしい作品の一つ
- 弾ける若さ!
- 女が男を小馬鹿にするようなタイトルが、実は逆に男の口車に乗せられた結果だという形
- 監督がゴダールだ!という情報だけ入れて観たら冒頭で脚本ロメールと知って大喜び
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国フランス
- 時間21分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=クロード・ブリアリ
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2022年9月に他界したフランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールの遺作となった短編映画。
ゴダール自身による手書きの文字、絵、写真、映像のコラージュに音楽やナレーションをあわせ、比類なき独創性とインパクトで描いたゴダール芸術の集大成的作品で、音楽とサウンドトラックの切れ目にはゴダール自身の老いた、穏やかな、そして激しく震える声を聴くことができる。
フランスの世界的メゾン、サンローランが設立した映画制作会社・サンローランプロダクションが製作を手がけた。2023年・第76回カンヌ国際映画祭クラシック部門選出作品。
ネット上の声
- canon
- めくるめくイメージとテキストの洪水で再生成された『映画史』はやっぱりすごいんだな
- 芸術作品すべてに落とし込む必要はないとは思っているけれど、いまこの世界で起きてい
- 取り敢えずシャルル・プリニエという名前とカルロッタという名前を覚えようとした
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国フランス,スイス
- 時間20分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ゴダール自身が演じる愚かな映画監督。映画製作の混沌と創造の苦悩をシュールに描く前衛的コメディ。
舞台は現代フランス。ジャン=リュック・ゴダール自身が演じる「白痴の王子」と呼ばれる映画監督。彼はプロデューサーから24時間以内に映画を完成させるよう命じられる。一方、スタジオではロックバンド「レ・リタ・ミツコ」がアルバムをレコーディング。この二つの創造の現場が交錯し、映画製作の狂気と混沌、そして芸術が生まれる瞬間の輝きを断片的に映し出す。果たして映画は完成するのか。ゴダールによる、映画への愛と皮肉に満ちた実験的映像詩。
ネット上の声
- 意外と淡白
- 流石に人類には早すぎたユーモア?ゴダールさんは自身を白痴と呼び、精一杯の喜劇を演
- タイトルなし(ネタバレ)
- とにかく絵がきれいさ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間81分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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1970年代スイス。人生から「逃げる」ことを選んだ男女3人の孤独と再生を巡る、ゴダールの映像詩。
1970年代のスイス。テレビディレクターのポール、元恋人のドゥニース、娼婦のイザベル。人生に行き詰まりを感じる3人の男女の日常が、断片的に描かれる物語。ポールは虚無的な日々を送り、ドゥニースは都会を離れ田舎での生活を決意。一方、イザベルは客を取りながらも、自分らしい生き方を模索。それぞれの「逃走」と「人生」が交錯し、やがて一つの地点へと収束していく。ゴダールがスローモーションを多用し、人間の孤独と愛、そして社会の歪みを映し出す映像の交響曲。彼らがたどり着く場所とは。
ネット上の声
- いくつもの性、見える音楽
- ゴダールと名乗る映画監督の男は彼女から別れを切り出され、前の妻と娘との関係も良好
- 商業映画復帰作なのに主人公の名前がまんまゴダールだったり、妻子との生活が上手くい
- この作品を久しぶりに観て、ゴダールはいつだって自由だったんだなあと改めて思った次
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国フランス,スイス
- 時間98分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャック・デュトロン
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湖畔の邸宅で出会う男女。愛と死、そして再生を巡る、ゴダールが仕掛けた映像と言葉の迷宮。
スイス・レマン湖のほとり。高級車を走らせる裕福な女性エレナが、湖で溺れかけた男レノックスを救助。二人は恋に落ちるが、その関係はどこか不確かで、言葉はすれ違うばかり。ある日、ボートから落ちたレノックスをエレナは見殺しにする。しかし、しばらくして彼女の前に、死んだはずのレノックスと瓜二つの男が出現。彼はレノックスの弟だと名乗り、エレナに復讐を仕掛ける。現実と虚構が交錯する中で描かれる、男女の力関係と資本主義社会への痛烈な批評。
ネット上の声
- NO.48「ぬ」のつく元気になった洋画
- 異星人的感性の方におススメします
- 残念ですが、ツマラナイ!
- ゴダールとアランドロン
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国フランス,スイス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アラン・ドロン
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警官を殺した小悪党とアメリカ人留学生。パリの街を舞台にした、破滅的で刹那的な愛の逃避行。
1960年代、パリ。マルセイユで車を盗み、警官を射殺したミシェル。彼はアメリカ人留学生のパトリシアのもとへ転がり込む。新聞記者を夢見る彼女を巻き込み、刹那的な日々を送る二人。しかし、警察の捜査網は徐々に彼らを追い詰めていく。愛か、裏切りか。予測不可能な行動を繰り返すミシェルの運命。ヌーヴェルヴァーグを象徴する、あまりにも有名な衝撃のラスト。
ネット上の声
- つまりアホだ −ラスト2行に全てを集約−
- ジーン・セバーグがとにかく美しい
- いま観ても”新作”じゃないの!?
- 肩の力を抜いて感覚で観ればいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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裕福な生活を捨て、元恋人と南仏へ。愛と狂気に満ちた、破滅的な逃避行の始まり。
1960年代、パリ。妻子を持ちながらもブルジョワ的な日常に辟易していたフェルディナン。ある夜、昔の恋人マリアンヌと運命的な再会。彼女の部屋で死体を発見した彼は、全てを捨てて彼女と逃避行に出ることを決意。目指すは太陽が輝く南フランス。しかし、彼らの行く手には謎の追っ手が迫り、二人の愛も次第に狂気を帯びていく。これは単なる逃避行ではない。愛と裏切り、生と死が交錯する、あまりにも切なく鮮烈な旅の記録。
ネット上の声
- 肌の、海の、部屋の匂いが立つ映像だなあ、と思う
- 睡眠不足で観てはいけない。やられた。
- ゴダールシルクハットマジック
- 理解しなくても、感じればいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間109分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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美しい妻は、なぜ夫を軽蔑し始めたのか。映画製作の裏側で、愛が崩壊していく様を描く、ゴダールの恋愛心理劇。
イタリアの映画撮影現場。若き脚本家のポールは、アメリカ人の大物プロデューサーからホメロスの『オデュッセイア』の脚本書き直しを依頼される。しかし、この仕事が彼の人生を狂わせる。ある出来事をきっかけに、彼の美しい妻カミーユは、ポールに対して説明のつかない「軽蔑」を抱き始めるのだ。なぜ彼女の愛は冷めてしまったのか。必死に理由を問い詰めるポールと、心を閉ざしていくカミーユ。陽光溢れるカプリ島を舞台に、男女の愛の崩壊が、鮮烈な色彩と共に描かれる。
ネット上の声
- 愛しているのに軽蔑される辛さ 見事に
- ゴダールのラブ、好き好き大っ嫌い!
- 愛に執着して喧嘩して裏切る
- 旦那さん、あんたが悪い。
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間102分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ミシェル・ピッコリ
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「赤ちゃんが欲しい!」ストリッパーの気まぐれが巻き起こす、ポップでキュートな三角関係。ゴダールが描く、恋人たちのカラフルな狂想曲。
舞台は60年代のパリ。ストリップダンサーのアンジェラは、同棲中の恋人エミールに「今すぐ赤ちゃんが欲しい」と宣言。しかし、エミールは全く乗り気でない。腹を立てたアンジェラは、自分に想いを寄せる友人アルフレッドに「あなたの子どもを産むわ」と迫る。ここから始まる、男女3人の恋の駆け引き。突然歌い出し、カメラに語りかける登場人物たち。ジャン=リュック・ゴダール監督が、ミュージカルコメディの手法で描く、移ろいやすい女心と男たちの戸惑い。恋人たちの気まぐれなゲームの行方は?
ネット上の声
- 男と女の意見の不一致をコミカルに描く佳作
- 「♪わたしはいつも“ウィ”と答える」
- コメディのルーツは、ここになるのかな
- ゴダールリズムのアンナ・カリーナ
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間84分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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70年に製作を開始しながら72年以降3年間の沈黙を挟んで、新しい同士である妻ミエビルと共に75年に完成した作品。80年代に向けてビデオを駆使したゴダール監督の新しい映画づくりの第1作となった。「勝利」と題された<ジガ・ベルトフ集団>作品の企画が、なぜ新しい題名を冠した新プロダクション<ソンイマージュ>作品となったのかという疑問自体がまずテーマとなる。ヨルダン、レバノン、シリアで撮影されたイメージと、フランス帰還後のゴダールの再考をたどる問題作。
ネット上の声
- ゴダール展と同タイミングにてアンスティチュセ・フランセ(日仏学院)で開催されたフ
- 映画に隠されるもの
- 終始ゴダールの挫折感が漂っていて、政治的な映画でありながら、特定の政治的思想を掲
- 後に続くモンタージュ手法の萌芽ってここからだな、等式的に画像・映像を連鎖させて、
ドキュメンタリー
- 製作年1976年
- 製作国フランス
- 時間55分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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地獄、煉獄、天国。巨匠ゴダールが「戦争と映像」をテーマに描く、三部構成の哲学的映像詩。
映画はダンテの『神曲』になぞらえた三部構成。「第一部 地獄」では、戦争、テロ、処刑など、歴史上のあらゆる暴力の記録映像のモンタージュ。「第二部 煉獄」の舞台は、ボスニア紛争の傷跡が残るサラエボ。ここで開かれる文学会議に招かれたゴダール自身が登場し、イスラエルの女性ジャーナリストやパレスチナの詩人と対話を重ねる。そして「第三部 天国」。そこは湖畔の美しい風景が広がる、アメリカ海兵隊が警備する穏やかな世界。映像と言葉を通して、人間社会の罪と希望を哲学的に問う、思索の旅。
ネット上の声
- これは一体、なんなのだろうか?自分はゴダールを見誤っていたのかもしれない
- 舞台はセルビアじゃなくてサラエヴォです。。。。
- 今もなお、ゴダールの前では絶句します
- ゴダールよりマツジュン!! by嫁
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国フランス
- 時間80分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ナード・デュー
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壁崩壊後のドイツ、過去の亡霊と彷徨う男。東から西へ、歴史の断片を巡る孤独なスパイの旅路。
ベルリンの壁が崩壊した直後のドイツ。東ドイツのスパイだったレミー・コーション。彼は「西」にいるはずの仲間を探すため、荒涼とした冬のドイツを東から西へと旅する。その道中で彼が出会うのは、ドイツの歴史そのものを体現するかのような人々や風景。バッハの音楽、哲学者の言葉、そして戦争の記憶。過去と現在が交錯する中、レミーは自らの存在意義を問い直す。ゴダールがモノクロームの映像で描く、一つの時代の終わりと、そこに残された人間の孤独を巡る思索的な映像詩。
ネット上の声
- ヨーロッパの終焉
- 4限のドイツ語30分遅刻したので出るのやめて久しぶりに図書館で見た
- ゴダールマラソン
- αビルの続編
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス
- 時間62分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演エディ・コンスタンティーヌ
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1965年、パリ。ベトナム戦争の影が忍び寄る街で、マルクスとコカ・コーラに揺れる若者たちの恋と革命。
舞台は1965年の冬のパリ。兵役を終えたばかりの青年ポールは、カフェで出会った歌手志望の美しいマドレーヌに恋をする。彼は友人と共に政治活動に傾倒する一方で、ポップカルチャーに夢中なマドレーヌや彼女の友人たちとの交流を深めていく。彼らの会話は、政治、セックス、音楽、そして消費社会への違和感といったテーマを自由に行き来する。しかし、ポールの理想主義と、現実的なマドレーヌたちの価値観との間には、埋めがたい溝が存在した。ベトナム戦争への反発が高まり、社会が大きく変わろうとする時代の中で、若者たちは愛と自己のアイデンティティを模索する。「コカ・コーラとマルクスの子供たち」の、瑞々しくもほろ苦い青春の記録。
ネット上の声
- 交わらない視線のジャン=ピエール・レオー
- 惹かれていることを素振りにも出さない。
- エンタメ性ゼロ、上から目線の男性・女性
- 当時のフランスの空気を味わえる映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国フランス,スウェーデン
- 時間104分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ピエール・レオ
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王の甘言に乗り、戦争へ赴く二人の男。彼らが持ち帰った「戦利品」の正体とは。
とある貧しい国。無学で純朴な男、ユリスとミケランジェロ。ある日、王の徴兵役人が現れ、「戦争に行けば略奪、暴行、全てが許される」と書かれた手紙を渡す。富と名誉を夢見て、二人は意気揚々と戦地へ。世界中を旅し、手柄の証として故郷に絵葉書を送り続ける。しかし、長い戦争を終え、約束された褒美を手に帰郷した彼らを待っていたのは、想像を絶する残酷な現実だった。戦争がもたらすものの虚しさを描く、ゴダールの痛烈な寓話。
ネット上の声
- ブラックジョークが効いていて面白かった!
- 代理への欲望
- ゴダールによる寓話的な反戦映画。「無知な兵隊」のリアリティ・レヴェルにのけぞる。
- 銃殺刑に処された者は崩れ落ちて地べたに倒れ込む…のではなく目の前のくぼみに体を預
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間80分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アルベール・ジュロス
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ジャン・リュック・ゴダールの監督・脚本・台詞になるアルジェリア戦争時代の青春を描いたもので、「勝手にしやがれ」に次ぐ彼の長篇第二作。撮影はヌーヴェル・ヴァーグ派の名手ラウール・クタール、音楽はモーリス・ルルーが担当した。出演は、これが第一作だったアンナ・カリーナ。演劇畑より、この作品で初めて映画に主演し、その後「何がなんでも首ったけ」で人気を得たミシェル・シュボール。ほかに吉田喜重監督の「さらば夏の光」にも顔をみせているポール・ボーベなど。
ネット上の声
- 結局、アンナ・カリーナの印象が強い
- 簡潔な暴力回るカメラ
- 二者択一の力
- アンナ・カリーナ素晴らしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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夫と愛人、二人の男の間で揺れる人妻。ゴダールが描く、広告と現実に引き裂かれる現代女性の断片的な肖像。
1960年代、消費社会が花開くパリ。裕福なパイロットの夫を持つ若き人妻シャルロットは、俳優の愛人ロベールとの情事にも溺れる日々を送っていた。そんな中、彼女の妊娠が発覚。父親は夫か、それとも愛人か。答えの出ない問いを抱え、彼女は雑誌や広告が映し出す虚構の「幸福な女性像」と、自らの身体という生々しい現実の間を彷徨う。断片的な会話とスタイリッシュなモノクロームの映像が映し出す、一人の女性の内的宇宙。彼女が下す決断とは。
ネット上の声
- タッチするセックス
- 久々の「ゴダールの未見作品(しかも小難しくなる前の)」、そして心から敬愛するミシ
- <現在>に生きる生き物
- 女と男のいる鋪道での老人との対話のようなシーンが何度か出てきて、そこは良かったん
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演マーシャ・メリル
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論理が全てを支配し、感情が禁止された未来都市。コンピュータに支配された世界に挑む、一人の探偵を描くSFフィルム・ノワール。
舞台は、銀河系の彼方にある独裁都市アルファヴィル。この街は、巨大な電子頭脳「アルファ60」によって支配され、愛や涙といった人間的な感情は「非論理的」として抹殺されていた。ある日、私立探偵レミー・コーションがこの街に潜入。彼の任務は、アルファ60の創造者を捜し出し、この冷酷なシステムを破壊すること。博士の娘ナターシャと出会った彼は、詩や愛の言葉を武器に、機械仕掛けの独裁への孤独な戦いを開始。果たして彼は、人々の心に感情を取り戻せるのか。
ネット上の声
- 論理と人間、そしてハンフリー・ボガート
- 52年前のSFサイコミステリーサスペンス?
- 第三級誘惑婦って何ですか?(笑)
- ようこそゴタールワールドへ。
SF
- 製作年1965年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間100分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演エディ・コンスタンティーヌ
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週末、遺産相続を目指すブルジョワ夫婦の旅が、文明崩壊の地獄巡りと化す。ゴダールが描く衝撃のロードムービー。
1960年代、フランス。パリに暮らす裕福だが破綻した夫婦、コリーヌとローラン。彼らの目的は、週末を利用し車で田舎へ向かい、瀕死の父親から遺産を相続すること。しかし、その旅路は異常な交通渋滞、凄惨な事故、そして革命家やカニバリズム集団との遭遇で満ちた悪夢のドライブ。ブルジョア社会の終焉を予言する、狂気と暴力に彩られた衝撃的な物語の幕開け。
ネット上の声
- 昔から蛭子能収さんが映画のアンケートがあると必ずオールタイムベストに挙げてて、ず
- 果敢にもゴダール挑戦!→脳・内・崩・壊
- RCSのくれた最高のウイークエンド
- 最高傑作ではないだろう。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間104分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ミレーユ・ダルク
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戦争の不条理の中、芸術の無力さと可能性を問う、ゴダールが描く現代の黙示録。
現代、紛争の地サラエボ。老練な映画監督ヴィッキーは、若き俳優たちと共にモリエールの戯曲を上演するため、危険な旅に出る決意。芸術の力で現実の悲劇に一石を投じようとする彼らの理想。しかし、待ち受けていたのは、言葉も文化も通じない戦争という名の不条理な現実。銃声が鳴り響く中、舞台と戦場、フィクションとドキュメンタリーの境界は曖昧になっていく。芸術は無力なのか、それとも希望なのか。ゴダールが突きつける、痛烈な問い。
ネット上の声
- ウイとノンの攻防
- ゴダールマラソン
- 観たいからではなくて何か観たほうが気持ちがマシになりそうだからという後ろ向きな理
- インテリ若者達が演劇をする為にサラエボに訪れたら軍人に捕まってしまうお話と、映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国フランス,スイス,ドイツ
- 時間85分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演マドレーヌ・アサス
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ジャン=リュック・ゴダール監督が、毛沢東主義をはじめとする新左翼思想の勉強会をするパリの若者たちを描き、1968年にパリで起きた五月革命を予見したといわれる作品。
中国が文化大革命の最中にあった1967年、夏。哲学科の大学生ヴェロニク、俳優ギヨーム、経済研究所に勤めるアンリ、画家キリロフ、元娼婦のイヴォンヌら5人の若者が、パリのアパルトマンで共同生活を始める。彼らは勉強会で議論を交わしあう中で、次第に毛沢東主義に傾倒していく。やがてヴェロニクは、ある文化人の暗殺を提案するが……。
ゴダール監督の当時のパートナーであるアンヌ・ビアゼムスキーがヴェロニク役で主演を務め、「大人は判ってくれない」のジャン=ピエール・レオが俳優ギヨーム、「彼女について私が知っている二、三の事柄」のジュリエット・ベルトが元娼婦イヴォンヌを演じた。1967年・第28回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
ネット上の声
- ゴダール×毛沢東 in 1967。政治の季節に「かぶれた」若者たちと映画監督のリアルを刻印。
- どのジャンルにもはまらない。ゴダール系。
- マオマオ!《ゴダール鑑賞法》
- いろいろ考えさせられた映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンヌ・ヴィアゼムスキー
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スイスのローザンヌ市創設500年記念映画として、市の発注でつくられた短篇映画。冒頭でゴダールがレコード針を落とすボレロに乗って、ローザンヌ市のスケッチが綴られていく。タイトルのフレディ・ビュアシュはローザンヌのシネマテークの館長として、ランググロワなき後、世界のシネマテークで最も信頼され親しまれた人。「カルメンという名の女」と併映で日本初公開された。
ネット上の声
- スイスのローザンヌ市創設500年を記念して、市から依頼された短編映画
- 岩の石の色が好きだと言われても、私たちは原色で構成された数々のシーンを見てしまっ
- 高速道路でゲリラ撮影中、警官に「緊急時以外はここに止まるな」と言われて、「今が緊
- スイス・ローザンヌ市から市の創立500周年の記念として依頼を受けてつくられた映画
ドキュメンタリー
- 製作年1981年
- 製作国スイス
- 時間12分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ネット上の声
- 〈アメリカ映画史〉再構築でも似たような言及あったけど、ウディアレンが「ベッドで映
- 映画館で映画を見るという体験そのものの価値を決して音響やスクリーンの設備の充実な
- ゴダールがニューヨークのウディ・アレン宅を訪れ、公開を控える新作『ハンナとその姉
- ウディ・アレンが、カメラ左のゴダールとカメラ右の通訳の両方に目線を行ったり来たり
ドキュメンタリー
- 製作年1986年
- 製作国フランス
- 時間26分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ウディ・アレン
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レマン湖のほとりの町に住むごく普通の夫婦に起きた出来事。ある日の夜、出かけていた夫が突然帰宅し、妻・ラシェルは彼に抱かれる。「夫に乗り移った神」だと彼は宣言し、妻はそれを信じた。だが妻は、自分が抱かれたのは夫なのか、神なのか、と苦悩する。
ネット上の声
- 今更気付いた、ゴダールは性に合わない。
- 寡黙でありながら雄弁な映像世界の到達点
- 渋谷じゃアホでも見てた。判らなくてもOK
- 100%理解できる人っているの?
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国フランス,スイス
- 時間84分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジェラール・ドパルデュー
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ゴダールがアンヌ=マリー・ミエヴィルと監督・脚本を手がけた1976年製作の実験映画。共産党の反動性について問題提起を目指した作品で、画面外の音声と映像の意味を「眼と耳を使って分析すること」を、観る者に要求する。
ネット上の声
- メディア批判
- きっとたのしい知識と対になるもので、たのしい知識が映画撮ってた自分ではない新しい
- 共産党のビデオ映画製作する過程で、極左タイピストがゴダールを代弁して映像分析・再
- 視覚の注意、視線の動き、制度化された視線のあり方を浮き彫りにしようとしている
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間78分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンヌ=マリー・ミエヴィル
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ヌーヴェルヴァーグの旗手ジャン=リュック・ゴダールと、政治映画作家でゴダールにとって毛沢東主義の師でもあるジャン=ピエール・ゴランが、映画形式において新しい政治性を追求した革新的な政治映画。主役には政治的戦略として国際的なスターを起用し、「恐怖の報酬」「Z」などのイヴ・モンタンと、「バーバレラ」「ジュリア」のジェーン・フォンダ。共演は「地下鉄のザジ」のヴィットリオ・カプリオーリ、当時のゴダール夫人だが本作の後まもなく別れたアンヌ・ヴィアゼムスキーほか。ゴーモンとパテという大映画会社の出資で製作した本作でゴダールは久々に劇場用映画に復帰したが、この映画で出会った新しいパートナーのアンヌ=マリー・ミエヴィルとともに再び映画を離れ、ビデオに新しい表現領域を模索、その後79年の「勝手に逃げろ/人生」まで劇場用映画を撮っていない。
ネット上の声
- 鳥瞰図でも虫瞰図でもない断面図。
- ゴダールマラソン
- 堅苦しくて難解
- 集団と傍観者
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間95分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジェーン・フォンダ
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ジェームズ・ハドリー・チェイスのハードボイルド小説『ソフト・センター』をジャン・リュック・ゴダールがテレビドラマ化。といってもゴダールのこと、原作に囚われず、映画製作の現状を鑑みたリアルで自由な翻案となっている。本作はビデオ撮りの作品を、日本の配給会社がキネコに起こして、劇場公開用にしたものである。やはりテレビ作品の「ゴダールの映画史 第一章 すべての歴史 第二章 単独の歴史」と併映された。「男性・女性」「中国女」「ゴダールの探偵」のジャン・ピエール・レオーが失業中の映画監督を演じるほか、「壁にぶつけた頭」「カルメンという名の女」で鮮やかな印象を残し、自身もベテラン監督であるジャン・ピエール・モッキーがプロデューサー役で出演。またゴダール自身が「カルメンという名の女」「右側に気をつけろ」などと同様に監督役で出演している。撮影は「右側に気をつけろ」「ゴダールの決別」のカロリーヌ・シャンペティエ。録音は「パッション(1982)」以降のゴダール作品のほとんどを手がけている名手フランソワ・ミュジー。本作はジャック・ラング文化相にに捧げられている。
ネット上の声
- 映画産業を官僚社会として戦争やその後の工場と重ね合わせつつ、テレビ番組としてその
- ゴダールが映画制作の現場を撮るとこんなふうになってしまうの? と疑問をおぼえたの
- 映画監督、プロデューサー、女優を目指すプロデューサーの妻を軸に映画製作における困
- これは、、、行動的に見えるもの聞こえるものの純粋な受動を否定してるんでしょうか
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国フランス
- 時間93分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ピエール・レオ
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ネット上の声
- 皮肉にもウディ・アレンの劇中で出てきそうな会話ばかりだった
- “Soft and Hard”というのは“A Soft Conversation
- テレビと映画の話が一番印象に残った
- 【ジャン=リュック・ゴダール】
ドキュメンタリー
- 製作年1986年
- 製作国フランス,イギリス
- 時間52分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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部屋を出ていく恋人を引き留めるため、男が放つ言葉の弾丸。ゴダール初期の、饒舌な恋愛狂騒劇。
パリの小さなアパルトマン。恋人のシャルロットが、歯ブラシを取りに部屋へ戻ってきた。彼女は彼、ジュールのもとを去る決意。それを阻止すべく、ジュールはマシンガンのような一方的な独白を開始。甘い言葉、脅し、哲学的な屁理屈。あらゆる言葉を駆使して彼女の気を引こうとするが、シャルロットはほとんど無言。部屋に響くのは、空回りする男の言葉だけ。愛の終わりを前にした男女の、滑稽でどこか切ないコミュニケーションの不全。言葉は愛を繋ぎとめることができるのか。その結末やいかに。
ネット上の声
- やばい勢いでベルモンドが喋りまくる(でもかっこいい〜😭)軽やかさ最高だしラストの
- 毎度のことですがどうしてベルモントはこんなにけちでせこくてみみっちいクソ男が似合
- 最高!(笑)たったの13分がえらく長く感じるがラストでどうでもよくなる完璧な短編
- 若いジャン=ポール・ベルモンドが主演、声をアフレコでゴダールがあてている
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間13分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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ジャン=リュック・ゴダール監督が、芸術映画の製作に奔走する撮影隊を描いたドラマ。
ポーランド人監督ジェルジーは、レンブラントの「夜警」などの名作絵画を生身の人物で再現する芸術映画「パッション」の撮影に取り組んでいる。しかし満足できる映像が撮れないうちに予算が尽き、製作中止の危機に追い込まれてしまう。ジェルジーは工場従業員イザベルとホテルの主人ハンナという2人の女性の間で揺れ動きながら、映画を完成させるべく奮闘するが……。
「天国の門」のイザベル・ユペールが工場従業員、「マリア・ブラウンの結婚」のハンナ・シグラがホテルの主人を演じた。1982年・第35回カンヌ国際映画祭で、撮影監督ラウール・クタールがフランス映画高等技術委員会グランプリを受賞。
ネット上の声
- 初めましてゴダールさん・映画は芸術再始動
- ゴダール映画を感じるだけに徹すればOK
- 映像的にはハイ・クオリティだが...
- 労働とセックスと愛と。
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国スイス,フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演イザベル・ユペール
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ヌーベルバーグ隆盛の1960年代から半世紀以上にわたって新たな表現を追求し続けるフランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールが、初の3D映画に取り組んだ野心作。ある人妻と独身の男が出会い、愛し合うが、やがて2人の間には諍いが起こる。季節はめぐり、2人は再会するが……。2014年・第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。劇中に登場する犬はゴダールの愛犬で、優秀な演技を披露した犬に贈られるカンヌ国際映画祭のパルムドッグ賞を受賞している。
ネット上の声
- なんかこのところ、両親の転院や病院との面談のタイミングなどが一気に重なり、めちゃ
- レビューを書くには勇気がいる映画です
- 主役は僕だワン!(byロクシー=犬)
- ジャン=リュック・ゴダールの最新作
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間69分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演エロイーズ・ゴデ
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ヌーベルバーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが、暴力・戦争・不和に満ちた世界への怒りを、様々な絵画・映画・文章・音楽で表現した作品。過去人類がたどってきたアーカイブの断片を中心に、新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像を交えながら、ゴダール特有のビビッドな色彩で巧みにコラージュ。5章で構成され、ゴダール自らがナレーションを担当した。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、特別に設けられた「スペシャル・パルムドール」を受賞した。
ネット上の声
- これ興味がある人は、評価は気にしないはず
- 徒然なる儘に日暮し映画を思いて…
- 映画と音楽のインスタレーション
- 特定のシーンによる未知の思考
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国スイス,フランス
- 時間84分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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主題--造反運動で闘ってきた女子大生が、自分が依然としてブルジョワ構造に組みこまれていることを理解し、矛盾を解決する方法を探し求める(ゴダールのメモより)。ジガ・ヴェルトフ集団制作、アヌーシュカ・フィルム--コスモセイオン共同製作。イーストマンカラー、16ミリ。
ネット上の声
- ゴダールマラソン
- 主人公の女子大生が、自分は依然としてブルジョワ構造に組み込まれていることを自覚す
- 実践によって矛盾を激化して変革する、そうした矛盾としてある黒画面を生産諸関係で埋
- やっぱこの時期のゴダール政治映画は、政治的内容そのものよりも、そのイデオロギーを
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国フランス
- 時間60分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演クリスチャーナ・トゥリオ・アルタン
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「メイド・イン・USA」と同時に製作されたゴダール監督作品。4000世帯を収容するパリ郊外の団地で夫と子供ふたりと暮らすジュリエット。夫にとって自慢の妻だが、昼間は売春をして買い物を楽しんでいる主婦のひとりだった。アメリカがパリにもたらす夢の虚像、68年の革命への予感を孕んだ本作は、大島渚監督「絞死刑」との作品交換で日本初公開された。
ネット上の声
- 愚作の傑作、または、完全なる愚作
- 天才である、いや狂人である
- ゴダール=偉才の証明
- 大量消費と物質主義
ドキュメンタリー
- 製作年1966年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演マリナ・ヴラディ
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米資本主義、ソ連修正主義が産み出すあらゆる映画の音と映像の本質をあばき独自の映画主体を築かんとするジャン・リュック・ゴダールのメッセージ作品。
ネット上の声
- 『ウィークエンド』や『万事快調』のような平行移動で始まったと思ったらあとは膨大な
- ユニオンジャック突き破って人間の拳が出てくるの普通にまあまあばかばかしい
- 所謂プロパガンダ映画は初鑑賞
- ゴダールと政治6️⃣
ドキュメンタリー
- 製作年1969年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間52分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
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地中海を巡る豪華客船を舞台に、巨匠ゴダールが描くヨーロッパの現在。断片的な映像と言葉が交錯する、思考の旅への誘い。
地中海を航行する豪華客船コスタ・コンコルディア号。様々な国籍、世代の乗客たちが交わす会話。物語は「事象」「我々のヨーロッパ」「我々の人文学」の三部で構成され、歴史的映像の引用や哲学的な問いかけがコラージュのように提示される。民主主義、正義、歴史、そして言語の限界。明確な物語を拒絶し、観る者に思考を促す映像詩。ゴダールが現代社会に突きつける、難解にして刺激的な挑戦状。
ネット上の声
- 結局蚊帳の外なんだから、勝手にしやがれ!
- ヨーロッパはどこへ?音と映像が水のように
- ソニマージュの再構築に挑む姿勢に感動!
- この映画の真意は?→「ノーコメント」
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国スイス,フランス
- 時間102分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演カトリーヌ・タンヴィエ
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仏内務省直属の秘密警察とギャング組織の、つながりと機構を一挙に露出して、仏、モロッコ両政府を揺るがす暗黒事件となった《ベン・メルカ事件》を素材に、架空の都市で謎の死をとげた愛人の死因を調べる女事件記者が刑事やギャングにまとわりつかれる。そして、暴力と殺戮と政治の世界が展開される架空の劇に彼女は如何にして解決をつけるか?製作はローマ-パリ・フィルムのジョルジュ・ド・ボールガール、監督・脚本は「カラビニエ」のジャン・リュック・ゴダール、原作はリチャード・スタークの小説“ザ・ジャガー”、撮影は「カラビニエ」のラウール・クタール、音楽はベートーヴェンとロベルト・シューマンから、またマルアンヌ・フェイスフルが自身で出演してローリング・ストーンズの“As tears go by”を歌う。編集はアニエス・ギュモが各々担当。出演は「アルファヴィル」のアンナ・カリーナ、ラズ口・サボ、「夜霧の恋人たち」のジャン・ピエール・レオー、その他イヴ・アルフォンソ、ジャン・クロード・ブイヨン、小坂恭子、マリアンヌ・フェイスフル、エルネスト・メンジェル、声だけのゴダールなど。イーストマンカラー・テクニスコープ。
ネット上の声
- A・カリーナのファッションに注目しよう
- ゴダールの挑発に翻弄されるアート作品
- どこがmade in usaか観れば分かるかな?
- 恐ろしい程退屈、政治は古くなる
サスペンス
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間85分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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ジャン=リュック・ゴダールがグルノーブルに移り、アンヌ=マリー・ミエヴィルと創立した共同制作会社ソニマージュ社の、第 2 作。ふたつのパートに分かれており、前半では、ゴダール自身が映画を作るために必要なファイナンスについて議論し、後半では、フランスの地方都市にある公営集合団地に住むとある一家の、労働や家事、夫婦の性生活が映し出される。当時はまだ新しいメディアであったビデオを用い、フィルムとビデオをミックスさせて、ふたつの画面を同時に映し出すなど、テーマを多面的に表現するために特殊な手法で作られた実験作である。
ネット上の声
- 性・家族と労働
- ほぼポルノなゴダール=ミエヴィルによるフェミニズム映画 多重露光っぽい編集のアイ
- パート2とは「勝手にしやがれ」の続編!?という伝説が残っているが、破天荒な作風で
- 家族の生活、性行為は工場生産と同じ役割、プロセスを辿っている...という前提の元
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演サンドリーヌ・バティステラ
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ネット上の声
- ゴダールマラソン
- 法廷と革命
- 裕福な親は子に小さい頃から金をかけて勉強させたりスポーツさせたり、今日本で第一線
- 《異議あり、映像で法廷を語るすなわち事件を映し出された解釈によって総括する事柄事
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間106分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演イヴ・アフォンソ
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ネット上の声
- チョムスキー氏とフロイト氏とマルクス氏
- 不思議な作品
- 情報媒体から押し付けられる情報は、あくまで送り手の主張だと気づかせてくれる映画。
- ジャン=ピエール・レオとジュリエット・ベルトのほぼ二人芝居はそれはそれで息が合っ
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジュリエット・ベルト