- 製作
- 1966年 フランス
- 時間
- 90分
- 監督
- ジャン=リュック・ゴダール
- 出演
- マリナ・ヴラディアニー・デュプレーロジェ・モンソール
- 種類
- ドキュメンタリー
【1966年、パリ郊外。消費社会の波にのまれ、昼は主婦、夜は娼婦となる一人の女性の断片的な日常。】
舞台は大規模な都市開発が進む1966年のパリ郊外。主人公のジュリエットは、二人の子供を持つごく普通の主婦。しかし、彼女は高価な服や家電を手に入れるため、午後の時間を使って売春をしている。カメラは彼女の日常を淡々と追いながら、ゴダールの囁くようなナレーションが、現代社会、消費文化、言語、そして映画そのものについて思索を巡らせる。これは単なる物語ではない。一人の女性を通して、変貌する都市と、そこに生きる人々の内面を鋭く切り取った、革新的な映像エッセイ。