- 製作
- 1996年 フランス,スイス,ドイツ
- 時間
- 85分
- 監督
- ジャン=リュック・ゴダール
- 出演
- マドレーヌ・アサスヴィッキー・メシカフレデリック・ピエロ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦争の不条理の中、芸術の無力さと可能性を問う、ゴダールが描く現代の黙示録。】
現代、紛争の地サラエボ。老練な映画監督ヴィッキーは、若き俳優たちと共にモリエールの戯曲を上演するため、危険な旅に出る決意。芸術の力で現実の悲劇に一石を投じようとする彼らの理想。しかし、待ち受けていたのは、言葉も文化も通じない戦争という名の不条理な現実。銃声が鳴り響く中、舞台と戦場、フィクションとドキュメンタリーの境界は曖昧になっていく。芸術は無力なのか、それとも希望なのか。ゴダールが突きつける、痛烈な問い。