- 製作
- 1979年 イタリア,フランス
- 時間
- 151分
- 監督
- フランチェスコ・ロージ
- 出演
- ジャン・マリア・ヴォロンテイレーネ・パパスパオロ・ボナチェッリ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【政治犯として追放された医師が、文明から見捨てられた南イタリアの村で見たものは。巨匠フランチェスコ・ロージが描く、人間の尊厳を問う不朽の名作。】
1935年、ムッソリーニ独裁政権下のイタリア。反ファシスト活動家であり、医師でもあるカルロ・レーヴィは、政治犯として南部の辺境の村エボリへ流刑に。そこは、キリストの教えさえ届かないと言われるほど、貧困と迷信が支配する忘れ去られた土地。近代医療から見放された村人たちを助け始めた彼は、文明社会との断絶、役人の無理解、そして村に深く根付く因習に直面。都会の知識人である彼が、厳しい現実の中に生きる人々の魂に触れることで、自らの生き方をも見つめ直していく。果たして彼はこの地で何を見出すのか。