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政治犯として追放された医師が、文明から見捨てられた南イタリアの村で見たものは。巨匠フランチェスコ・ロージが描く、人間の尊厳を問う不朽の名作。
1935年、ムッソリーニ独裁政権下のイタリア。反ファシスト活動家であり、医師でもあるカルロ・レーヴィは、政治犯として南部の辺境の村エボリへ流刑に。そこは、キリストの教えさえ届かないと言われるほど、貧困と迷信が支配する忘れ去られた土地。近代医療から見放された村人たちを助け始めた彼は、文明社会との断絶、役人の無理解、そして村に深く根付く因習に直面。都会の知識人である彼が、厳しい現実の中に生きる人々の魂に触れることで、自らの生き方をも見つめ直していく。果たして彼はこの地で何を見出すのか。
ネット上の声
- “わかりあう”ということ
- この映画は、カルロ・レーヴィの自伝的小説「キリストはエボリで止まった」を原作とし
- カルロ・レーヴィの体験記「キリストはエボリに止りぬ」を、トニーノ・グエッラ、ラフ
- バロン、バロンがかわいいよ!ちょっと糧なき土地を思い出しつつ、あそこまで貧しくな
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間151分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジャン・マリア・ヴォロンテ
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シシリー島に古くからある秘密結社マフィアの中心人物サルバトーレ・ジュリアーノの暗殺事件をセミ・ドキュメンタリータッチで描いた社会劇。脚本はスーゾ・チェッキ・ダミーコ、エンツォ・プロヴェンツァーレ、それに「挑戦」の監督フランチェスコ・ロージが執筆、ロージが演出した。撮影は「夜」のジャンニ・ディ・ヴェナンツォ、音楽は「十七歳よさようなら」のピエロ・ピッチオーニが担当。出演者はサルヴォ・ランドーネとフランク・ウォルフのほかは現住民たちが参加している。六二年度ベルリン映画祭監督賞、銀リボン最優秀監督賞、同黒白撮影賞、音楽賞を受賞。
ネット上の声
- 村上春樹はシシリアを訪れた際にジョギングしてると野犬が多くて閉口したと述べている
- 超難解。意味不明。ときどきドンパチが始まるが、何が何のために戦って...
- 超難解。意味不明。ときどきドンパチが始まるが、何が何のために戦って...
- 冗漫な印象……ロージ初期の作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国イタリア
- 時間124分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演フランク・ウォルフ
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1970年代イタリア、連続する判事暗殺事件。正義を追う一人の刑事が、国家を揺るがす巨大な陰謀の闇に迫るポリティカル・サスペンス。
舞台は1970年代、政治的混乱が続くイタリア。最高裁判所の判事が次々と殺害される不可解な連続殺人事件が発生。捜査を命じられた実直なロガス警部は、当初、過去に有罪判決を受けた者による復讐と推測。しかし、捜査を進めるうちに、事件の背後に潜む巨大な権力の影と、国家そのものを揺るがす恐るべき陰謀の存在に気づく。真実を追い求める彼は、やがて自らも巨大な組織の標的となり、逃れられない危険の中へ。正義とは何か、国家とは何かを問う、息詰まる社会派サスペンスの傑作。
ネット上の声
- ロージの社会派スリラーの傑作
- シチリア祭り(11)
- 2022 11/19 1回目
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1976年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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イタリア国営炭火水素公社の総裁として怪腕をふるっていたマッテイが謎の事故死をとげた“マッテイ事件”を素材に、国際独占資本の恐るべきメカニズムを暴く。製作はフランコ・クリスタルディ、監督は「シシリーの黒い霧」「総進撃」のフランチェスコ・ロージ、脚本はロージとトニーノ・グエッラ、撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はピエロ・ピッチオーニが各々担当。出演はジャン・マリア・ヴォロンテ、ルイジ・スカルツィーナ、ピーター・ボールドウィン、レナート・ロマノ、ジャンフランコ・オンブエン、エデ・フェロナオなど。一九七二年度カンヌ映画祭グランプリ受賞。
ネット上の声
- イタリアの黒い霧
- フランチェスコ・ロージが、実業家の怪死から、国際石油資本の実態を描いた骨太の作品
- これは高校2年ぐらいの時に観た作品だったけど、ちょっと難しくてよく分からなかった
- 【第25回カンヌ映画祭 パルムドール】
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国イタリア
- 時間117分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジャン・マリア・ヴォロンテ
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19世紀スペイン、自由奔放なジプシーの女と純朴な兵士の、情熱と嫉妬が渦巻く宿命の恋物語。
舞台は19世紀のスペイン、セビリア。煙草工場で働く、美しくも気まぐれなジプシーの女カルメン。彼女に心を奪われたのは、真面目で純朴な竜騎兵のドン・ホセ。ある日、喧嘩騒ぎで投獄されるカルメンの護送役となったホセは、彼女の妖艶な魅力に抗えず、職務を放棄し彼女を逃がしてしまう。カルメンへの愛に溺れ、婚約者を捨て、軍隊からも脱走するホセ。しかし、自由を求めるカルメンの心は、華やかな闘牛士エスカミーリョへと移っていく。嫉妬に狂うホセの純粋な愛は、やがて狂気へと変貌。燃え上がる情熱と破滅的な愛が交錯する時、二人を待ち受ける悲劇的な運命。
ネット上の声
- 本場の迫力!
- 面白いではあるんだけど、なんで大事なときに歌うん?ってなるのでミュージカルはわた
- オペラやバレエはライブビデオ的な撮影というのは現場の記録でしかないと思う
- いかにもスペイン風の豪華なロケ地や衣装で歌われるフランス語
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間143分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジュリア・ミゲネス・ジョンソン
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ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間115分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ソフィア・ローレン
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1950年シチリア、伝説の盗賊サルヴァトーレ・ジュリアーノの謎の死を巡り、政治とマフィアの闇を暴く社会派ドラマ。
1950年7月5日、シチリアの町モンテレプレ。民衆の英雄か、冷酷な犯罪者か、物議を醸した盗賊サルヴァトーレ・ジュリアーノが死体で発見される。物語は彼の死の瞬間から始まり、法廷での証言や回想を通じて、彼の人生と死の真相を断片的に再構築していく。農民解放を掲げた分離独立運動の旗手としての顔、マフィアや政治家との黒い繋がり、そして彼が起こした虐殺事件。公式発表された死の状況と、食い違う証言の数々。ジュリアーノを殺したのは誰なのか、そして彼の死によって誰が利益を得たのか。複雑に絡み合う利害関係の網の目を解き明かし、イタリア社会の深層に横たわる腐敗を鋭く告発する、ドキュメンタリータッチの傑作。
ネット上の声
- 闘牛士の光と影を鮮烈なネオレアリズモで描く青春残酷物語
- ほとんど闘牛を観るだけの映画です。
- 作品そして記録として尊いもの
- とどめを刺す刹那に閃く真実
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国イタリア
- 時間107分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ミゲル・マテオ・ミゲラン
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1935年、ファシスト政権下のイタリア。政治犯として南部の貧村に追放された知識人が、文明から隔絶された人々と出会い、自らを見つめ直す魂の記録。
1935年、ムッソリーニ独裁政権下のイタリア。反ファシスト活動を理由に、北部の都会から追放された医師であり画家のカルロ・レーヴィ。彼の流刑地は、「キリストも立ち寄らなかった」と言われる南部の貧しい村。そこは、迷信と貧困が支配する、国家からも文明からも見捨てられた場所だった。当初、よそ者として扱われるレーヴィだが、唯一の医者として村人たちと関わり始める。彼らの過酷な日常と、たくましく生きる姿を目の当たりにし、自らの知識や常識が無力であることを痛感。目的もなく始まった流刑生活は、次第にこの土地と人々を深く理解し、人間性の本質を探求する旅へと変わっていく。
ネット上の声
- アウシュヴィッツ強制収容所から奇跡の生還を果たしたプリーモ
- アマプラ配信終了直近、本日24時迄見放題❗️
- 書くことは恐ろしい特権
- 解放のその後
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ,スイス
- 時間118分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジョン・タートゥーロ
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戦争という極限状況によってあばかれる人間の心に潜むファシズム、冷酷無比な攻撃性、そしてその異常性の前に脆くも崩れ堕ちる正義、理想、無償の散華への決意……。製作はルチアーノ・ペルジア、フランチェスコ・ロージ、監督は「イタリア式奇蹟」のフランチェスコ・ロージ、エミリオ・ルッスノーの原作をアントニオ・グエラ、ラファエレ・ラ・カプリア、フランチェスコ・ロージが共同脚色、撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はピエロ・ピッチオーニが各々担当。出演は「砂丘」のマーク・フレチェット、「サテリコン」のアラン・キュニー、「山いぬ」のジャン・マリア・ヴォロンテ、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ、ピエロ・アルベルティーニ、ピエル・パオロ・カッポーニ、フランコ・グラツィオーシ、マリオ・フェリチアーニ、など。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、テクニスコープ。
ネット上の声
- WW2にはない、毒々しい緊迫感と恐怖
- 相変わらずエキストラを大量投入した画面構成が神がかっていますが、にしても最初から
- 戦争の悲惨さや不条理感などを強く感じることが出来る作品ではあるのだが、回想録を基
- 悉く暗殺や罠を躱して行く無能将軍(笑)こいつさえ殺っとけばあんな悲惨な事にはなら
戦争
- 製作年1970年
- 製作国イタリア
- 時間102分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演マーク・フレチェット
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カリブ海にある河沿いの町を舞台に、予告殺人を巡っての祝祭的、神話的な物語を描く。ノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスの同名小説の映画化。製作総指揮はジャン・ジョゼ・リシェール、製作はイヴ・ガセールとフランシス・ヴォン・ブーレン、監督・脚本は「カルメン(1983 Rosi)」のフランチェスコ・ロージ、共同脚本は「グッドモーニング・バビロン!」のトニーノ・グエッラ、撮影は「ラルジャン」のパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はピエロ・ピッチオーニが担当。出演は「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」のルパート・エヴェレット、アントニー・ドロン、「未来は女のものである」のオルネラ・ムーティほか。カラー、シネスコ(スーパーテクニスコープ)。
ネット上の声
- ガルシア・マルケス!
- 渋谷のミニシアター系の映画館で観たけど、あんまり覚えてなくて悲しい
- オルネラ・ムーティ目当てで鑑賞💕アラン・ドロンの息子も出てるよ
- ゼミの授業で観て以来の久しぶりに鑑賞です
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間110分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ルパート・エヴェレット
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世界最大の犯罪組織マフィアを作り上げ、マフィアのボス・オブ・ザ・ボセス<ボスの中のボス>として君臨したラッキー・ルチアーノの姿を描く。製作はフランコ・クリスタルディ、監督は「黒い砂漠」のフランチェスコ・ロージ、脚本はロージとリノ・ヤナッツィ、撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はピエロ・ピッチオーニ、編集はルッゲロ・マストロヤンニ、が各々担当。出演はジャン・マリア・ボロンテ、ロッド・スタイガー、チャールズ・シラグサ、エドモンド・オブライエン、ヴィンセント・ガーディニア、シルヴェリオ・ブラッツィ、チャールズ・チオッフィ、マグダ・コノプカ、ラリー・ゲイツ、ジャック・モノド、ディノ・クルシオなど。
ネット上の声
- これも『ゴッドファーザー』以来のブームに乗って作られたマフィアものだけど、フラン
- イタリアが生んだイケメン俳優ジャン・マリア・ヴォロンテやロッド・スタイガー他、シ
- フランチェスコ・ロージ監督が、アメリカでイタリア系組織こーざ・の巣寅を作り上げた
- メンツは豪華だし「ゴッドファーザー」みたいな重厚性と娯楽性を重ね持ったマフィア映
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国イタリア,フランス,アメリカ
- 時間115分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジャン・マリア・ヴォロンテ
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パレルモという街を通して、その歴史的な魅力と、相反する腐敗しきった現実とを描く。原作はエドモンド・シャルル・ルー。監督は「予告された殺人」などのフランチェスコ・ロージ。脚本は「こうのとりたちずさんで」のトニノ・グエッラ。撮影は「ヴェニスに死す」のバスクァリーノ・デ・サンティス。音楽は「アンタッチャブル」のエンニオ・モリコーネ。
サスペンス
- 製作年1990年
- 製作国アメリカ,イタリア,フランス
- 時間105分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジェームズ・ベルーシ
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ヴィスコンティやアントニオーニの助監督を経て、監督に進出した新人フランチェスコ・ロージの処女作。ナポリ近辺の野菜市場を支配するボスの組織にくいこもうとする一人の男の物語が描かれる。原案・脚色はロージ自身と、「夏の嵐」のスーゾ・チェッキ・ダミーコ、エンツォ・プロヴェンツァーレの三人の共同。撮影を「さすらい(1957)」のジャンニ・ディ・ヴェナンツォが担当している。音楽はロマン・ヴラド。出演するのは、スペイン映画スター、ホセ・スアレス、新人ロザンナ・スキャッフィーノ、ニーノ・ヴィンジェリ、デチモ・クリスティアーニ、パスクァーレ・チェンナーモ、ホセ・ハスペ、ティーナ・カスティリアーノ、エルサ・V・アスコリ等。製作フランコ・クリスタルディ。黒白・スタンダードサィズ。一九五八年作品。なおこの作品は一九五八年ヴェニス映画祭で、審査員特別賞とサン・ジョルジュ賞をうけ、イタリア・銀リボン賞も受賞されている。
- 製作年1958年
- 製作国イタリア
- 時間87分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ホセ・スアレス