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銃ではなく、用水路を。戦乱のアフガニスタンで、一人の日本人医師が起こした緑の革命。
戦乱と干ばつが続く地、アフガニスタン。日本人医師、中村哲は、病や渇きに苦しむ人々を医療で支えていた。しかし、薬では命の渇きは癒せないと痛感。「百の診療所より、一本の用水路を」。その信念のもと、彼は白衣を脱ぎ、作業着を身に着ける。専門外の土木技術を独学で習得し、自ら重機を操り、現地の人々と共に巨大な用水路建設に着手。それは、荒れ果てた大地を緑に変え、65万人の命を救うという壮大な計画の始まり。一人の医師が成し遂げた35年間の軌跡を追う、感動の記録。
ネット上の声
- もう、ほんとに言葉が見つからない。ただただすごい。
- 中村哲さんの生き様にただただ頭が下がる。武力ではなく、現地の人々と共に汗を流して用水路を作る。これこそが本当の国際貢献なんだと教えられた。
- ニュースでは知っていたけど、映像で見ると活動の過酷さと偉大さがよく分かった。
- まさに日本人の誇り。
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督谷津賢二
- 主演---
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1990年代ニューヨーク、夢と愛に生きる若きアーティストたちの、情熱と葛藤に満ちた1年間を描く伝説のロック・ミュージカル。
1989年、クリスマス・イブのニューヨーク、イースト・ヴィレッジ。古いロフトに暮らす映像作家のマークとミュージシャンのロジャーをはじめ、アーティストの卵たちは貧困やドラッグ、そしてエイズの脅威に直面しながらも、夢を追い求めていた。家賃(レント)も払えない彼らの前に、昔の仲間で今は家主となったベニーが現れ、立ち退きを迫る。愛、友情、別れ、そして死。様々な困難が押し寄せる中、彼らが見つけ出す「No day but today(今日という日を精一杯生きる)」という答え。伝説のブロードウェイ・ミュージカル最終公演の熱気と感動の記録。
ネット上の声
- 映画版もいいけど、やっぱり舞台の熱量が最高!役者の息遣いまで伝わってくるようで、鳥肌が立ちました。ジョナサン・ラーソンの魂を感じる。
- 人生を変えたミュージカル。
- 『tick、 tick...BOOM!』を観てから鑑賞。ジョナサン・ラーソンの想いが詰まってて、オープニングから涙腺崩壊した。
- 映画版よりこっちのライブ感の方が好きかも。客席の盛り上がりも一体感あって良い!
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国アメリカ
- 時間152分
- 監督マイケル・ジョン・ウォーレン
- 主演レネー・エリス・ゴールズベリー
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旧ソ連の片隅で、母に捨てられた16歳の少女リリア。絶望の淵で見た、あまりにも残酷な希望という名の罠。
ソ連崩壊後の貧しい街。アメリカへ移住する母に置き去りにされた16歳のリリア。唯一の親友も自殺し、叔母には家を追い出され、生きるために売春を始める日々。そんな絶望の底で出会った青年アンドレイ。彼が差し伸べたスウェーデンでの新しい生活という甘い誘い。しかし、その「希望」こそが、彼女を更なる地獄へと突き落とす罠の始まり。天使の絵を描くことが好きだった少女の、魂の叫び。
ネット上の声
- ミストとかダンサーインザダーク級に凹む。でも映画としては最高。これが現実に起こってると思うと、本当に言葉を失う…。
- あまりにも辛すぎて見ていられなかった。ただただ胸糞悪い。
- 映像の冷たい質感と音楽のセンスが抜群。内容は重いけど、かなりの秀作だと思う。
- 最高でした。
不幸な結末のバッドエンド、 ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国スウェーデン
- 時間105分
- 監督ルーカス・ムーディソン
- 主演オクサナ・アキンシナ
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天才数学者、富と名声を捨て貧しい子供たちに無償教育。インドの教育格差に挑む、型破りな教師と30人の生徒たちの奇跡の実話。
舞台は現代インド。天才的な数学の才能を持ちながらも、貧しさゆえにケンブリッジ大学への留学を諦めたアーナンド。彼は裕福な家庭の子供たちを教える塾講師として成功するが、教育を受けられない貧しい子供たちの存在に心を痛める。ある日、彼は全てを投げ打ち、貧しい家庭の優秀な子供たち30人を選抜。インド工科大学に合格させるための私塾「スーパー30」を無償で開く決意。しかし、彼の前には資金難、既得権益層からの妨害、そして生徒たちの絶望という巨大な壁。これは、教育こそが未来を変えると信じた一人の男の、常識を覆す挑戦の記録。
ネット上の声
- 実話ベースっていうのがすごい。貧しくても学ぶ権利はあるっていう先生の熱意に感動した。子供たちの頑張る姿にもグッときたな。
- インド映画らしい歌もありつつ、テーマはめちゃくちゃ真面目!このバランスが最高。面白かった!
- いい話なのはわかるんだけど、ちょっと演出が過剰かなって思う部分も。急なアクションシーンとか笑っちゃったw
- とにかく熱い!感動しました!
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国インド
- 時間154分
- 監督ヴィカース・バハル
- 主演リティック・ローシャン
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スターリン体制下のソ連、凍てつく炭鉱町で生きるためにもがく少年の孤独な魂の叫び。
1940年代末、スターリン体制下のソ連。シベリアの炭鉱町スーチャンで、少年ワレルカは母に捨てられ、たったひとりで生きている。学校の寄宿舎での生活は、飢えと暴力が支配する地獄。生き抜くため、彼は盗みや喧嘩を繰り返す。そんな彼の唯一の光は、同じく孤独な少女ガリーヤの存在。だが、非情な社会は、二人のささやかな繋がりさえも許さない。極限状況の中、純粋な魂が踏み出す道。監督自身の苛烈な少年時代を基にした、衝撃の物語。
ネット上の声
- 前作『動くな、死ね、甦れ!』の続編。相変わらずのパンキッシュな映像と絶望感がたまらない。ソ連崩壊直前の空気が伝わってきて最高でした。
- 映像がとにかく強烈。ちょっと嫌な気分になるシーンもあるけど目が離せなかった。
- うーん、ちょっと難解すぎたかな。前作の妹が出てくる設定も唐突な感じで、話に入り込めなかった。
- 衝撃的。すごい映画を観た。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国フランス,ロシア
- 時間97分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演ディナーラ・ドルカーロワ
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大阪の釜ヶ崎にある、誰もが見守り、誰もが見守られる子供たちのための居場所「こどもの里」のドキュメンタリー。
現代の大阪市西成区、通称「釜ヶ崎」。ここには、様々な事情を抱える子供たちを無条件で受け入れる「こどもの里」がある。学校に行かない子、家に帰らない子、障がいを持つ子。カメラはその日常に密着。親の貧困や病気といった厳しい現実に直面しながらも、子供たちの笑い声は絶えない。ご飯を食べ、宿題をし、時には喧嘩もしながら、共に成長していく姿。血の繋がりを超えた、もう一つの「家族」の形。地域全体で子供を育てるという、温かくも力強いメッセージの提示。
ネット上の声
- 大阪の西成にある「こどもの里」のドキュメンタリー。人と人との関わりが希薄な今だからこそ、こういう場所の温かさが心に沁みた。本当の豊かさって何だろうって考えさせられる、素晴らしい映画でした。
- ドキュメンタリーって普段あまり見ないけど、これは見てよかった。現実の力強さを感じたし、色々と考えさせられる部分も多かったな。
- めっちゃよかった!心があったかくなった。
- 「さと」の先生方の優しさと子供たちの姿に涙が出た。日本中にこういう場所があったらええやん、って心から思う。
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督重江良樹
- 主演---
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ムンバイのスラム街。貧困と格差に生きる青年が、魂の叫び「ラップ」を武器に、自らの運命を切り拓く青春音楽ドラマ。
インド、ムンバイの巨大スラム街「ダラヴィ」に暮らす大学生のムラド。暴力的な父、息苦しい家庭環境、そして決められた将来。そんな彼の日常は、地元の人気ラッパーMCシェールとの出会いで一変する。社会への怒りや理不尽な現実への心の叫びを、力強い言葉で叩きつけるヒップホップの世界に衝撃を受け、自らもリリックを書き始める。ラッパー「ガリーボーイ」として、秘めた才能を開花させていくムラド。しかし、彼の前には厳格な父親の猛反対、恋人との関係、そしてスラム出身という厳しい現実が立ちはだかる。アンダーグラウンドのラップバトルを勝ち抜き、彼は自分の声を世界に届けることができるのか。
ネット上の声
- インドのスラム街からラップで成り上がるって話、最高にアツかった!主人公の葛藤とか、恋人のサフィナが強くてカッコいいのも見どころ。音楽の力ってすごいなって改めて感じた。
- ラップサイコー!
- 高評価だったから期待したけど、自分には合わなかったな。インド版8マイルって感じだけど、ちょっと物足りないかも。
- インド映画ってだけで敬遠してたけど、これは観てよかった!感動したし、元気をもらえました。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国インド
- 時間154分
- 監督ゾーヤー・アクタル
- 主演ランヴィール・シン
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中国の片田舎、社会から見捨てられた男女。互いを慈しみ、土と共に生きる二人が見つけた、ささやかな幸せ。
現代中国の急速な発展から取り残された農村地帯。貧しい農家の四男マと、障害を抱え、家族から厄介者扱いされるクイイン。互いに孤独だった二人は、見合い結婚を機に、二人だけの生活を開始。ロバ一頭とわずかな荷物を手に、荒れ地を耕し、種を蒔き、レンガを一つ一つ積み上げて自分たちの家を建設。厳しい自然と周囲の無関心の中で、寄り添い、支え合うことで芽生える深い愛情。失われゆくものへの哀愁と、人間の尊厳を描く物語。
ネット上の声
- 何が豊かさで、何が幸せなのかを静かに問いかけてくる映画。二人で土から家を建て、作物を育てる。ただそれだけの生活が、あまりにも尊くて美しかった。
- これぞ究極の純愛。セリフは少ないけど、お互いを思いやる行動一つ一つに涙が出た。
- ただただ、悲しくて美しい物語でした。
- 映像は綺麗だけど、全体的にちょっと淡々としすぎかな。もう少し展開が欲しかったかも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国中国
- 時間133分
- 監督リー・ルイジュン
- 主演ハイ・チン
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犯罪でしか繋がれなかった、寄せ集めの家族。彼らが盗んだのは、モノか、それとも絆か。
東京の下町。高層マンションの谷間に、時代から取り残されたような一軒家。そこで暮らすのは、祖母の年金を頼りに、万引きで足りない生活費を賄う柴田家。血の繋がりを超えた、秘密で結ばれる家族。ある冬の日、父の治と息子の祥太は、団地のベランダで震える幼い少女を発見し、家に連れ帰る。貧しいながらも笑いの絶えない日々。しかし、ある事件をきっかけに、家族の隠された過去と秘密が次々と露わに。彼らの絆の行方と、「家族」の意味を問う衝撃の物語。
ネット上の声
- 「家族って何だろう?」って、鑑賞後もずっと考えさせられる映画。血の繋がりだけが全てじゃないんだなって。役者さんたちの演技がリアルすぎて、ドキュメンタリーみたいだった。特に安藤サクラさんの演技は圧巻。さすがパルムドール受賞作。
- 評価高いけど、私には全然響かなかった。結局ただの犯罪者集団でしょ?何を伝えたいのかよく分からなくて、モヤモヤするだけだった。
- 役者全員の演技が凄すぎた。
- すごい映画なのは間違いない。でも、観終わった後ずっしりくる…。幸せそうに見えたけど、切なくて儚い家族の物語でした。
貧困、 ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督是枝裕和
- 主演リリー・フランキー
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盲目の少年が、豊かな感性で世界の美しさを捉える。父との間に横たわる心の壁に、一筋の光は射すのか。イランの雄大な自然を舞台にした、愛と葛藤の物語。
イランの緑豊かな村。盲学校に通う8歳の少年モハマドは、夏休みを心待ちにしていた。鳥のさえずり、風の音、指先で感じる全てが彼にとっての世界。しかし、再婚を考える父は、盲目の息子を厄介者と感じ、彼を置き去りにしようと画策。祖母や姉妹は彼を愛するも、父の頑なな心は変わらない。父子の間に横たわる深い溝。自然の美しさと家族の愛を渇望する少年の純粋な瞳が、やがて父の心に変化をもたらす、感動の結末。
ネット上の声
- 盲目の少年の演技が本当に素晴らしくて、引き込まれました。自然の映像も美しくて、心が洗われるような映画です。
- とにかく泣いた。
- お父さんの気持ちも分かるけど、切なかったな…。ラストは衝撃的でした。
- イラン映画ってすごい。マジディ監督の映像美は必見。特に自然の撮り方が神がかってる。
盲目、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間90分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演モフセン・ラマザーニ
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インドのスラムで育った少年が、クイズ番組で億万長者に。彼の知識の源泉は、過酷な人生そのものであったという衝撃のドラマ。
2006年、インド・ムンバイ。スラム出身の青年ジャマールが、人気クイズ番組『ミリオネア』で最終問題に到達。不正を疑われ警察に拘束された彼は、なぜ無学の自分が全ての問いに答えられたのかを語り始める。母親の死、ギャングからの逃亡、そして生き別れた初恋の少女との再会を願う旅。彼の過酷な半生で得た経験こそが、奇跡の答えの源泉。賞金よりも大切な目的を胸に、彼は運命の最終問題へ。
ネット上の声
- クイズの答えが全部主人公の壮絶な人生経験から来てるっていう構成が見事。ただのクイズ映画じゃなくて、一人の男の生き様と純愛の物語だった。ラストは感動で鳥肌。
- インドの熱気が伝わってくる!音楽も映像もパワフルで、あっという間の2時間でした。最後のダンスは必見!
- 子供時代の話は見てて辛い部分も多かったけど、それでも希望を失わない主人公に勇気をもらえた。
- アカデミー賞って聞いて期待しすぎたかな。話の展開がちょっとご都合主義に感じてしまった。面白いけど、そこまで絶賛するほどでは…というのが正直な感想。
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間120分
- 監督ダニー・ボイル
- 主演デヴ・パテル
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火山島に囚われた看護師。言葉も通じぬ異郷で、彼女は意識不明の男の過去と島の魂に触れていく。
リスボンで働く看護師マリアナ。彼女は、昏睡状態に陥った移民労働者レアオンを、彼の故郷であるカーボベルデ諸島のフォゴ島へ送り届ける。しかし、島に着いた途端、帰りの術を失い、彼女は島に閉じ込められてしまう。荒涼とした溶岩台地、貧しくも誇り高く生きる島民たち。マリアナはレアオンの過去を探りながら、この土地の持つ根源的な力と対峙していく。現実と神話が混じり合う地で、自己を見失い、そして再生する魂の記録。
ネット上の声
- さまよう女たち
- かねてより、いつかアフリカの大地で野垂れ死にたいとか考えていたから、このフィルム
- ペドロ・コスタ監督作品…初期3部作の2作目…
- 熱病にうなされるような映像体験
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ
- 時間110分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演イネス・メディロス
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沖縄県のコザで幼い息子を抱えて暮らす17歳の女性が、社会の過酷な現実に直面する姿を描いたドラマ。
沖縄のコザで夫と幼い息子と暮らす17歳のアオイは、生活のため友達の海音と朝までキャバクラで働いている。建築現場で働く夫のマサヤは不満を漏らして仕事を辞めてしまい、新たな仕事を探そうともしない。生活が苦しくなっていくうえに、マサヤはアオイに暴力を振るうようになっていく。そんな中、キャバクラにガサ入れが入ったことでアオイは店で働けなくなり、マサヤは貯金を持ち出し、行方をくらましてしまう。仕方なく義母の家で暮らし、昼間の仕事を探すアオイにマサヤが暴力事件を起こして逮捕されたとの連絡が入る。
「すずめの戸締まり」に声優として出演した花瀬琴音が主人公アオイ役を演じ、映画初主演を果たした。「アイムクレイジー」の工藤将亮監督が、実際に沖縄で取材を重ねて脚本を執筆し、オール沖縄ロケで撮影を敢行した。第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で観客賞を受賞。
ネット上の声
- 【今作は鑑賞していて心理的にキツイ作品で突っ込み処も多い。が、主人公のアオイを演じた花瀬琴音さんのど根性演技に敬服した作品。今作は行政の社会的弱者保護政策に対し、強烈な怒りを叩きつけた作品でもある。】
- この映画が…というより、日本映画全体が方向性を見失っていると思ってるのは私だけ?
- 途中方言が解らず字幕を表示させて初めから観た
- 見終わった後、誰かの感想知りたくて仕方ない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督工藤将亮
- 主演花瀬琴音
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近未来、円が世界最強の通貨となった日本。一攫千金を夢見る移民たちが築いた街「イェンタウン」。母を亡くし、娼婦グリコに引き取られた少女アゲハ。偶然手にした偽札データのカセットテープをきっかけに、彼らの運命は激変。グリコはライブハウスを買い取り、アゲハはバンドのボーカルとしてスターダムへ。しかし、その成功は偽札を狙うマフィアとの危険な対立の始まり。夢と暴力が交錯する街での、彼らの行く末。
ネット上の声
- なかなかの力作であることは間違いないけれど、この世界観は私には合わなかった
- YEN TOWN BANDの 「アイノネ」という歌が 好きでよく聞いていた思い出
- 伊藤歩(15才)のおっぱいが見られる
- 「何か」を追いかけているアゲハ蝶
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間149分
- 監督岩井俊二
- 主演三上博史
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病気の妻を救うため、愛する息子を残し北朝鮮から脱北した父。過酷な運命に引き裂かれた家族の愛と絆を描く衝撃の実話。
北朝鮮の貧しい炭鉱町。幸せに暮らすヨンス一家を襲った、妻の結核という病。薬を手に入れるため、父ヨンスは一人、国境を越えることを決意。幼い息子ジュニを残し、必ず帰ると約束して。しかし、脱北の道のりは想像を絶するほど過酷なものだった。一方、父を待ち続けるジュニもまた、飢えと孤独の中で父を探す旅に出る。すれ違う親子の運命。果たして二人に再会の日は訪れるのか。胸をえぐるような家族の物語。
ネット上の声
- “現状を知る切っ掛け”として、非常に良い映画
- どうして北朝鮮を放っておくんだ!!!
- 【特薦】2007年・北朝鮮の真実
- 北朝鮮版 「父を訪ねて三千里」
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国韓国
- 時間107分
- 監督キム・テギュン
- 主演チャ・インピョ
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1980年代アメリカ、ホームレスから一流証券マンへ。愛する息子のため、父が挑んだ奇跡の実話。
舞台は1981年のサンフランシスコ。医療機器のセールスマン、クリス・ガードナー。全財産を投資した機器は売れず、妻は去り、家賃も払えず、5歳の息子クリストファーと共にホームレスとなる過酷な現実。彼の唯一の希望は、一流証券会社の研修生になること。学歴もコネもない中、半年間の無給研修に挑むクリス。昼はエリート候補生と競い、夜は息子の手を引き、安息の地を求めて街をさまよう日々。父子の絆だけを支えに、絶望の淵から「幸せ」を掴み取ろうとする男の、不屈の闘いの記録。
ネット上の声
- 胡散臭い実話!
- 2回目の鑑賞ですがやっぱり良い 地下鉄のタイムマシーンのシーンが感...
- 人生につらいことがあった人が見る映画です
- ケツに火が点かないと動かなかった男の物語
子供が生まれてから見たら大泣きする、 ホームレス、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ガブリエレ・ムッチーノ
- 主演ウィル・スミス
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スケートボードが、暴力的な家庭から逃れる唯一の居場所だった。アメリカの片田舎で生きる若者たちの12年間の記録。
アメリカのラストベルト(錆びついた工業地帯)に位置する街、ロックフォード。監督であるビン・リューは、スケートボードを通じて心を通わせた2人の友人、キアーとザックの12年間をカメラで追い続ける。彼らにとってスケートボードは、貧困や暴力的な家庭環境から逃れるための唯一の避難場所。やがて大人になり、それぞれが恋人や仕事、そして父親という責任に直面する。しかし、彼らの心を縛り付けるのは、幼少期に受けた虐待の記憶。友情、成長、そして世代間で連鎖する暴力の現実を映し出す、痛々しくも美しい青春の記録。
ネット上の声
- リアルなのに自然。傑作ドキュメンタリー
- 恐ろしい世界ですからデジタル社会は。
- すごいよかった >>> ドライブマイカー
- 自分から逃げることはできない
スケーター、 ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督ビン・リュー
- 主演---
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マイホームの夢を追い、個人事業主となった配達員。しかし、待っていたのは過酷な労働と家族の崩壊。現代社会の罠。
2008年の金融危機以降、職を転々としてきたリッキー。彼は家族のため、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立することを決意する。それは「自分のボスになれる」という甘い言葉に惹かれての決断。妻アビーも、自身の車を売って夫のバンの購入を後押しする。しかし、彼を待っていたのは、過酷なノルマと厳しい時間管理、そして事故や病気も自己責任という非情な現実。家族との時間は失われ、夫婦関係や子供たちとの絆は少しずつ蝕まれていく。ささやかな幸せを求めた家族が、現代の労働問題という罠にはまっていく姿。
ネット上の声
- 右?左?資本主義もまともに歩めない者達に共産主義が聞いて呆れる
- ありったけの尊厳を込めて描かれた珠玉の家族ドラマ
- バラの花どころかパンも買えなくなった労働者
- 「あなたがいないと寂しい」
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,フランス,ベルギー
- 時間100分
- 監督ケン・ローチ
- 主演クリス・ヒッチェン
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透視能力を持つジプシーの少年。愛と富を求め、純粋な魂が犯罪と混沌の渦に飲み込まれていく、幻想的な一代記。
ユーゴスラビアのジプシー集落に住む、テレキネシス能力を持つ心優しき青年ペルハン。愛する女性との結婚と、病気の妹の手術費を稼ぐため、彼はマフィアのボスに誘われイタリア・ミラノへと渡る。しかし、そこで待っていたのは、窃盗や売春を強要される過酷な現実。純粋だった彼の心は、金と暴力の世界で次第に汚されていく。失われた故郷と愛を取り戻すため、彼が下す最後の決断。魔術的リアリズムに満ちた魂の叙事詩。
ネット上の声
- ユーゴスラビアのロマ(ジプシー)の村で生まれ育った少年の物語
- 旧ユーゴに大勢いるジプシーのあるコミュニティの物語
- 絶望的過ぎて気分が悪くなりました
- クストリッツァの独特の味はある
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ユーゴスラビア
- 時間126分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演ダボール・ドゥイモビッチ
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パリの片隅、夢追う芸術家たちのほろ苦い青春。モノクロームの映像で綴る、愛と貧乏と友情の物語。
現代のパリ。アルバニアからの不法移民である画家ロドルフォ、フランス人の作曲家マルセル、アイルランド人の哲学者ショナール。芸術を志すも、家賃も払えない極貧生活を送る3人の男たち。そんな彼らの前に現れた、ミミとミュゼットという二人の女性。ささやかな幸福と、避けられない現実の過酷さ。カウリスマキ監督特有のオフビートなユーモアとペーソスが、モノクロの映像美の中に溶け込む。彼らが選ぶ、ボヘミアンな人生の結末。
ネット上の声
- 登場人物がみな、ヤバめな出来事が起こってもウェッティな感情表現がなくて、最悪すぎ
- もう相当やばいのだけども、その時々に支えになるものを、それが永続す...
- 作家・画家・音楽家の共同生活などあり得る?
- 映画が終わり、大粒の涙が止まらず、
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国フィンランド
- 時間103分
- 監督アキ・カウリスマキ
- 主演マッティ・ペロンパー
-
リオデジャネイロ、セントラル駅。心を閉ざした代筆屋の女と父を探す少年。ブラジルの乾いた大地を巡る、魂の再生の旅。
舞台は1990年代、ブラジルのリオデジャネイロ中央駅。元教師のドーラは、読み書きのできない人々のために手紙を代筆して生計を立てる日々。ある日、交通事故で母を亡くした少年ジョズエとの出会い。彼の父を探すため、ドーラは仕方なく旅に同行。はじめは金目当てだった彼女の心も、純粋なジョズエとの旅路で次第に変化。広大なブラジルを背景に、赤の他人だった二人の間に芽生える固い絆。これは、希望を失った女性が愛を取り戻すまでの感動の記録。
ネット上の声
- 元靴磨きの素人少年
- ブラジルの人情劇
- 隠れた名作
- 最初はなんだこのいじわるばあさんはよと思って見てたけど、なんだかんだお人よしじゃ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国ブラジル
- 時間111分
- 監督ヴァルテル・サレス
- 主演フェルナンダ・モンテネグロ
-
テネシー州メンフィス、裕福な白人一家とホームレスの黒人少年、一つの出会いが互いの運命を大きく変える感動の実話。
現代のアメリカ南部、テネシー州。裕福な白人家庭の母親リー・アンは、凍える雨の夜、半袖で街を彷徨う巨漢の黒人少年マイケル・オアーと出会う。彼を放っておけず自宅へ招き入れた一夜が、家族全員の運命を変える始まり。居場所も家族も知らずに生きてきたマイケル。リー・アンは彼を本当の家族として迎え入れることを決意。しかし、彼の壮絶な過去や学力の問題、そして周囲からの人種的な偏見が大きな壁となって立ちはだかる。やがてアメリカンフットボールの才能を見出されたマイケルが、愛を知り、自らの未来を掴むための戦い。
ネット上の声
- 実話だけど、こんな家族が実在するかなぁ?
- ぜひエンドロールを全部見てほしいです!
- 作品への入り方で評価がわかれそうですね
- すごく良かった、是非とも見て欲しい。
天才、 アメフト・ラグビー、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国アメリカ
- 時間128分
- 監督ジョン・リー・ハンコック
- 主演サンドラ・ブロック
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誇り高きマオリの血。愛と暴力が渦巻く家庭で、一人の女性が家族再生のために立ち上がる。
現代ニュージーランド。マオリの血を引くベスの一家は、夫ジェイクの暴力と貧困に喘いでいた。かつては愛し合った二人だが、酒に溺れたジェイクの拳が、妻や子供たちの心と体を蝕んでいく。家庭が崩壊へと向かう中、娘を襲った悲劇的な事件が、ベスを目覚めさせる。子供たちを守るため、そして失われた誇りを取り戻すため、彼女は愛と憎しみの対象である夫との対決を決意。内に秘めた戦士の魂を燃やし、運命に立ち向かう一人の女性の壮絶な記録。
ネット上の声
- 日本で全く知られていない名画
- ニュージーランドのマウリについて描かれた映画で、考えさせられることは多くあったけ
- マオリ族はニュージーランドの先住民で現在ニュージーランドの人口の10パーセントほ
- 伝統を重んずるマオリの世界が、物質文明の発展に伴い荒廃し、秩序を失っていく
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ニュージーランド
- 時間104分
- 監督リー・タマホリ
- 主演レナ・オーウェン
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江戸時代の施療院を舞台に、エリート青年医師が「赤ひげ」と呼ばれる所長との出会いを通じ、真の医療と人々の魂に触れるヒューマンドラマ。
舞台は江戸時代後期、貧しい人々が集う小石川養生所。長崎で最新の蘭学を修めた青年医師、保本登。彼は幕府の御典医になるという野心に燃えていたが、意に反してこの養生所での勤務を命じられる。そこで彼を待っていたのは、所長として患者から「赤ひげ」と恐れられる新出去定。その独裁的なやり方と古臭い医療に、保本は激しく反発。しかし、絶望的な貧困と病に苦しむ人々の姿、そして彼らの命に厳しくも愛情深く向き合う赤ひげの信念に触れるうち、保本の心は揺れ動く。医師としての誇りと現実の狭間で、彼が見出す本当の道。
ネット上の声
- 厚生・文部・法務大臣に「赤ひげ」がいたら
- 年内でなんとか3000レビューを達成しました
- 威厳と寛容、そして医師としての謙虚さ
- 原作山本周五郎小説『赤ひげ診療譚』
病院(医療モノ)、 医師、 時代劇
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間185分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
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貧しい兄妹の秘密の約束。一足の運動靴を二人で履き替える、涙と希望の物語。
舞台は現代イランの首都テヘラン。小学3年生のアリは、修理したばかりの妹ザーラの靴を帰り道でなくしてしまう。新しい靴を買うお金もなく、父親に叱られることを恐れた兄妹。二人は、アリの履き古した一足の運動靴を、二人で共有するという秘密の約束。午前と午後の授業の合間に、必死で靴を交換する毎日。そんなある日、アリは子供マラソン大会の賞品が運動靴であることを知る。妹のために、彼は大会への出場を決意。純粋な兄妹の絆が胸を打つ、感動の結末。
ネット上の声
- かなり人を選ぶ映画
- めちゃくちゃ可愛い映画で笑えた😂🤣w w✨
- 小さな子供のささやかな大挑戦
- 初めてのイラン映画
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間88分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ミル=ファロク・ハシェミアン
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収入の9割を寄付する「世界でいちばん貧しい大統領」。その言葉が、豊かさを問い直す日本人へのメッセージ。
2016年、南米ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカが来日。彼はその質素な暮らしぶりと、収入のほとんどを寄付する姿勢から「世界でいちばん貧しい大統領」として世界的に有名。本作は、彼の来日時に密着取材を敢行。なぜ彼は富を求めないのか。幸福とは何か。消費社会に生きる私たち日本人に、彼は何を語りかけるのか。かつて国の未来を憂い、武装闘争に身を投じた過去。大統領としての異例の政策。その飾らない言葉の数々から、現代社会が忘れかけた本当に大切なものが見えてくる。ムヒカが私たちに贈る、心揺さぶる珠玉のメッセージ。
ネット上の声
- 土を耕す大統領が教えてくれる幸福論
- 全日本人が括目してみるべき一本
- 世界でいちばん心豊かな大統領。
- 幸せになる為に何をするのか?
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督田部井一真
- 主演ホセ・ムヒカ
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16歳の誕生日、母と暮らす家を。スコットランドの港町で、少年が夢見たささやかな未来は、犯罪の闇へと彼を誘う。
舞台はスコットランド、グリーノックの港町。主人公は、もうすぐ16歳になるリアム。彼の唯一の願いは、麻薬中毒で服役中の母ジーンが出所したら、二人で新しい生活を始めること。そのために、丘の上の清潔なトレーラーハウスを手に入れようと奔走。しかし、資金稼ぎのために親友と始めた麻薬の売買が、彼を裏社会の深みへと引きずり込む。地元のギャングに才能を見出され、より大きな犯罪に手を染めていくリアム。母との幸せな未来という純粋な願いが、彼を後戻りできない危険な道へと導いていく。夢の実現を目前にした彼を待ち受ける、あまりにも過酷な現実。
ネット上の声
- 社会問題に深く切り込む丁寧な演出と、若手のフレッシュな感性が相まった秀作
- 絶対終わって欲しくないところで 流れるエンディング ケンローチ監督...
- 辛口でリアルな問題提起が好きな監督だけど、これも中々キツイ
- フォロワーさんのレビューから鑑賞💿
青春
- 製作年2002年
- 製作国イギリス,ドイツ,スペイン
- 時間106分
- 監督ケン・ローチ
- 主演マーティン・コムストン
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パレスチナ難民キャンプに響く子供たちの笑い声。イスラエル人女性が遺した希望の演劇。しかし、彼らを待ち受けていた過酷な現実。
イスラエル占領下のパレスチナ、ジェニン難民キャンプ。イスラエル人の平和活動家アルナは、ここに子供たちのための劇場を設立。演劇を通して、憎しみではなく表現することを教えた。カメラは、希望に満ちた子供たちの輝く瞳を捉える。しかし数年後、監督であるアルナの息子が再びキャンプを訪れた時、かつての教え子たちの多くは、武装闘争に身を投じ命を落としていた。希望の種はなぜ絶望の花を咲かせたのか。占領という現実がもたらす悲劇の記録。
ネット上の声
- 自爆テロリストの育て方
- 泣いちゃうね…しかも監督も…っていうのがまた良くない意味でメッセージ性を強化して
ドキュメンタリー
- 製作年2003年
- 製作国イスラエル,パレスチナ
- 時間84分
- 監督ジュリアノ・メール・ハミス
- 主演---
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世界最大級のゴミ処理場がアートの舞台に。ゴミ拾いの人々が、自らを被写体としたアートで奇跡を起こす感動の記録。
ブラジル、リオデジャネイロ郊外に広がる世界最大級のゴミ処理場「ジャウジン・グラマーショ」。現代美術家ヴィック・ムニーズは、この地で働くゴミ拾いの人々「カタドール」と出会う。彼は、ゴミを素材に、カタドールたち自身をモデルとした巨大なアート作品を制作するプロジェクトを開始。貧困と差別に苦しみながらも誇り高く生きる彼らの姿。アートとの出会いが、彼らの人生に希望の光を灯し、やがて世界を動かす奇跡へと繋がっていく。
ネット上の声
- 収集人たちの生き様。
- ゴミの問題を題材にした映画だと思っていたが違っていた
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国イギリス,ブラジル
- 時間98分
- 監督ルーシー・ウォーカー
- 主演ヴィック・ムニーズ
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フランスの畑や街角で、捨てられたモノを拾う人々。現代の「落穂拾い」たちの姿を追うドキュメンタリー。
フランスの田園地帯からパリの街角まで。映画監督アニエス・ヴァルダが、ミレーの名画に描かれた「落穂拾い」をテーマに、現代に生きる「拾う人々」を追う旅。収穫後の畑に残されたジャガイモ、市場で廃棄される野菜や果物、都会のゴミ箱に捨てられたパン。それらを拾い集めて生きる人々の姿を、小型デジタルカメラで温かく見つめる。彼らはなぜ拾うのか。それは貧困か、節約か、それとも確固たる哲学か。大量消費社会への静かな抵抗と、捨てられたモノの中に価値を見出す人々の創造性。拾うという行為から見えてくる、人間のたくましさと尊厳の記録。
ネット上の声
- フランス人は廃棄物にまで、市場経済を持ち込んだ。さて20年経過した今、彼らは何をいているか?
- 【“現代の落穂拾い”をする人々を追って、彼らの生き方を描くドキュメンタリー作品。食物大量廃棄問題などにも、思考が及ぶ。アニエス・ヴァルダ監督の視点が素晴しい作品である。】
- U-NEXTの今月の配信終了作品だったので急いで観たら、配信終了詐欺でした😂
- アニエス・ヴァルダの<拾う>ことについてのドキュメンタリー
ドキュメンタリー
- 製作年2000年
- 製作国フランス
- 時間82分
- 監督アニエス・ヴァルダ
- 主演---
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タリバン支配下のアフガニスタン。家族を救うため、髪を切り、少年として生きることを決意した11歳の少女の物語。
2001年、タリバン政権下のカブール。11歳の少女パヴァーナは、ある日突然、教師である父を理不尽に連行されてしまう。女性一人での外出が禁じられた世界で、残された家族はたちまち困窮。一家を救うため、パヴァーナは髪を切り、少年「アティシュ」として生きることを決意する。男の子として働くことで、初めて知る自由と、常に付きまとう危険。父を救い出すため、そして家族が生きるために、彼女は必死に街を駆け抜ける。戦争の足音が迫る中、パヴァーナが下す、命がけの決断とは。
ネット上の声
- 素晴らしいアニメーション、素晴らしい物語
- 土壌を腐らせたのは神の仕業ではない
- なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
- 怒りではなく言葉を伝えて
アニメ
- 製作年2017年
- 製作国イギリス,カナダ,ルクセンブルク
- 時間94分
- 監督ノラ・トゥーミー
- 主演サーラ・チャウドリー
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「父の祈りを」のジム・シェリダン監督が、アイルランドからアメリカへ移住した一家の過酷な現実と再生を描いたヒューマンドラマ。シェリダン監督の実体験をもとにした半自伝的作品で、脚本には監督の実娘ナオミ&カーステン・シェリダンも名を連ねた。
幼い息子を亡くした悲しみから立ち直れずにいる若い夫婦ジョニーとサラは、2人の娘クリスティとアリエルを連れてアイルランドからニューヨークへ移住する。一家は貧しく苦しい生活を余儀なくされるが、娘たちは新天地での新鮮な日々に楽しみを見いだしていく。ある日、娘たちは同じアパートに住む画家のマテオと親しくなる。
母サラを「マイノリティ・リポート」のサマンサ・モートン、父ジョニーを「24アワー・パーティ・ピープル」のパディ・コンシダイン、2人の娘を実際に姉妹であるサラ&エマ・ボルジャー、画家マテオを「グラディエーター」のジャイモン・フンスーがそれぞれ演じた。
ネット上の声
- 小さな末っ子のフランキーを亡くした一家が、アイルランドから旅行用のビザでカナダへ
- アイルランドからニューヨークへと移り住んだジョニー(パディ・コンシダイン)とサラ
- アイルランドからニューヨークにやってきた一家のハートフルドラマ❣️✨
- ジム・シェリダン監督の半自伝的ストーリー
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国イギリス,イギリス
- 時間106分
- 監督ジム・シェリダン
- 主演サマンサ・モートン
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イラン・イラク国境の極寒の地。病気の弟を救うため、少年は命がけの密輸に挑む、家族の絆の物語。
舞台は、厳寒のイラン・イラク国境地帯に暮らすクルド人の村。両親を亡くし、幼いきょうだいの面倒を見る12歳の少年アヨブ。彼の弟マディは重い病を患い、手術をしなければ余命いくばくもない状況。アヨブは手術費用を稼ぐため、大人たちに混じり、凍てつく山を越える過酷で危険な密輸の仕事に身を投じる決意。寒さを紛らわすために酒を飲まされ、千鳥足で雪道を進む騾馬のように、少年もまた過酷な運命に立ち向かう。果たして彼は弟を救えるのか。
ネット上の声
- 過酷な世界に生きるからこその絆の強さ
- ノンフィクションを凌駕する現実性!
- ドキュドラの最高峰の傑作
- クルド人に興味があるからみたけれど、これはまさにクルド人の物語!と言えるほど彼ら
家族、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間80分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演アヨブ・アハマディ
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暴力と貧困が渦巻くL.A.サウスセントラル。ストリートの掟が支配する街で、未来を模索する3人の若者たちの過酷な青春。
1980年代、アメリカ・ロサンゼルスのサウスセントラル地区。厳格な父の元で正しく生きようとするトレ、フットボールでの成功を夢見るリッキー、ギャングの世界に染まるダウボーイ。幼馴染の3人は、日常的に銃声が響く死と隣り合わせの環境で育つ。それぞれが夢を抱きながらも、ストリートの暴力的な現実は容赦なく彼らを飲み込もうとする。友情、家族愛、そして憎しみの連鎖の中、ある悲劇的な事件が彼らの運命を大きく狂わせる。衝撃の結末へと繋がる、リアルな青春ドラマ。
ネット上の声
- めちゃくちゃ前にレビューの下書き保存したままで、見返したらめちゃくちゃ焦っててお
- グッディング・Jrの出世作にして最高傑作
- 相手にされない街や人の姿を見た気がする
- 監督の力量がセンスが伝わる!
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督ジョン・シングルトン
- 主演キューバ・グッディング・Jr
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ブロードウェイの公演でロングラン記録を樹立したミュージカルの映画化。政情不安の嵐の中でも、娘たちは恋をし、各自が新しい人生に踏み出す。家長は貧しくも誇り高く、妻を愛し、娘たちを愛し、家を守る。製作・監督は「夜の大捜査線」のノーマン・ジュイソン、イーディッシュ文字の巨匠ショラム・アレイハムのベスト・セラー小説をジョセフ・スタインが脚色、撮影は「オリバー!」のオズワルド・モリス、美術はマイケル・ストリンジャー、音楽監督はジョン・ウィリアムズ、作曲はジェリー・ボック、作詞はシェルドン・ハーニック、管弦楽編曲はアレグザンダーコウレージ、音楽編集はリチャード・カラス、バイオリン演奏はアイザック・スターン、振付は「ウエスト・サイド物語」でアカデミー賞監督賞、振付により同賞の特別賞を受賞したジェローム・ロビンス、ロバート・ローレンスがそれぞれ担当。出演は、イスラエルの舞台とロンドン王立劇場でテビエ役を演じたトポル、「続・夜の大捜査線」のノーマ・クレイン、モリー・ピコン、レナード・フレイ、ロザリンド・ハリス、マイケル・グレイザー、ミシェル・マーシュ、ニーバ・スモール、レイモンド・ラヴロックなど。
ネット上の声
- 原作者はウクライナ出身 話の舞台はウクライナの架空の村アナテフカ
- ドキュメンタリー版公開に合わせて何だかんだ初鑑賞🎻
- 辛い話だが、慣れてもダレてもいけない話。
- これ程の名画にレビューがないとは・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国アメリカ
- 時間181分
- 監督ノーマン・ジュイソン
- 主演トポル
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デンマークのビレ・アウグスト監督が、同国のプロレタリア作家マーティン・アナネン・ネクセの小説「勝利者ペレ」を映画化。19世紀末のデンマークを舞台に、スウェーデン移民の父子の過酷な生活と少年の成長を描き、1988年・第41回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、1989年・第61回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した。年老いた男ラッセは幼い息子ペレを連れて故国スウェーデンを離れ、デンマークの小さな島ボーンホルムに移住する。ラッセは仕事を探すが次々と断られ、最後に訪れた「石の農園」の管理人にようやく雇われて牛小屋で暮らすことに。貧しい生活の中で過酷な労働や周囲からの差別にさらされ、辛い日々を送る父子だったが……。父ラッセ役に「エクソシスト」のマックス・フォン・シドー。
ネット上の声
- カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞したデンマーク・スウェーデン合
- 父親の弱さや老いを受け入れ、少年ペレが次第にたくましい顔つきになっていく姿が沁み
- デンマーク🇩🇰のビレ・アウグスト監督は『愛と精霊の家』『レ・ミゼラブル (199
- 陰惨たる運命から希望を見出す少年の旅立ち
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国デンマーク,スウェーデン
- 時間150分
- 監督ビレ・アウグスト
- 主演ペレ・ヴェネゴー
-
1930年代大恐慌のアメリカ。愛する家族のため、一度はリングを去ったボクサーが再び立ち上がる奇跡の実話。
舞台は世界恐慌の爪痕が残る1930年代のニューヨーク。かつては将来を嘱望されたボクサー、ジェームス・J・ブラドック。しかし、度重なる敗戦と怪我でライセンスを剥奪され、港湾労働者として日銭を稼ぐ日々。愛する妻メイと子供たちを養うため、プライドを捨てて頭を下げる彼に、再起のチャンスが舞い込む。それは、強敵との無謀な一戦。家族の命運をその拳に託し、彼は再び過酷なリングへと向かう決意。
ネット上の声
- ロッキーじゃない。ハート感動します。
- こんな時代だからこそ・・・愛を・・・
- 夢だけを追う男より価値はある。
- とっても泣いてしまいましたー
ボクシング、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国アメリカ
- 時間144分
- 監督ロン・ハワード
- 主演ラッセル・クロウ
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様々な事情を抱え、夜の教室に集う人々。これは、学び直しの3年間を追った、感動のドキュメンタリー。
埼玉県のとある公立定時制高校。ここに、様々な過去や事情を抱えた生徒たちが集う。中学で不登校だった少年、日本語の壁に苦しむ外国人、働きながら学ぶ若者たち。年齢も境遇も異なる彼らが、夜の教室で肩を寄せ合い、再び「学ぶ」ことを始める。卒業という一つの目標に向かい、悩み、ぶつかり、支え合う生徒たちと、彼らに寄り添う教師たちの3年間の軌跡。現代社会が抱える問題の縮図と、人が生きる希望の光。
ネット上の声
- 9点:「生きる場」としての定時制
- 平野先生の教師魂と子ども達
- あいち国際女性映画祭で
- 生徒たちの変化を4年間、追い、丁寧である
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督---
- 主演---
-
「善意」が貧困を生み出す?巨大な「貧困ビジネス」の構造を暴く、衝撃のドキュメンタリー。
ハイチからアフリカまで、世界中で展開される貧困支援活動。しかし、その裏側で巨大な産業「ポバティー・インク」が形成されている現実。先進国からの寄付や援助が、現地の起業家精神を蝕み、自立を妨げているのではないか。本作は、慈善活動家から起業家まで、200人以上のインタビューを通して、国際援助のあり方を根底から問う。あなたの寄付は本当に誰かのためになっているのか。常識を覆す、不都合な真実の提示。
ネット上の声
- 「誰のため」、「何のため」の援助なのか。
- 脳内お花畑を捨てて
- 助けあうことはとても大切なことだけど、その国に適した支援をする必要があることを学
- 貧困ビジネスの弊害と闇、養子縁組にまで踏み込む。先進国の全員が観るべき
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督マイケル・マシスン・ミラー
- 主演---
-
ネット上の声
- 人生は後ろを振り返らず前向きに
- 中世版ワーキングガールもの?
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国イギリス
- 時間---分
- 監督デヴィッド・アットウッド
- 主演アレックス・キングストン
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ソ連崩壊後のロシア、希望なき街で生きる兄妹の過酷な運命。衝撃的なリアリズムで描く、魂の彷徨。
ソビエト連邦崩壊直後のロシア。希望が見えない地方都市で、両親に捨てられた兄妹、ワーロジャとワーリャ。兄は妹を守るため、そして生きるために、盗みや暴力に手を染めていく。純真だった妹もまた、過酷な現実に心を蝕まれていく。凍てつくような灰色の世界で、二人は互いだけを頼りに、ただひたすら明日を求めて彷徨う。しかし、社会の底辺で生きる彼らを待ち受けるのは、容赦のない暴力と裏切りの連鎖。ドキュメンタリーのようなリアリズムで描かれる、魂の叫び。その先に待つ衝撃の運命。
ネット上の声
- 祝・カネフスキー作品再上映!その2
- 現実というのはこうも現実的なのか。
- インタビュアーの軽口には呆れるようなところもあるけれど、歴史的な資料として残して
- カンヌ映画祭受賞を初めとして世界的に絶賛された「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間84分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演パーヴェル・ナザーロフ
-
聖なるガンジス河のほとりで、少年は世界を知る。故郷を離れ、学びへの渇望に目覚めた少年の成長と、母との心の距離を描く人間ドラマ。
舞台は20世紀初頭のインド。父の死後、一家は故郷の村を離れ、聖地ヴァーラーナシーへと移り住む。好奇心旺盛で聡明な少年アプーは、学校で学問の面白さに目覚め、その才能を開花させていく。やがて奨学金を得て、大都市カルカッタの大学へ進学する機会を得るアプー。まだ見ぬ世界への期待に心を膨らませる彼。しかしそれは、女手一つで彼を育ててきた母ショルボジョヤとの別れを意味していた。息子の成長を喜びながらも、寂しさを隠せない母。伝統的な価値観と近代的な学問との間で、母と子の心は次第にすれ違っていく。少年から青年へ、アプーが直面する人生の試練。
ネット上の声
- ベネチア映画祭グランプリ。映画の最高傑作
- 「オプー三部作」の二作目
- 間をつなぐ作品
- 🔸Film Diary🔸
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国インド
- 時間110分
- 監督サタジット・レイ
- 主演ピナキ・セン・グプタ
-
ルーマニアの首都ブカレストの郊外で、親が不在でもたくましく生きる3人の姉弟の日常を追ったドキュメンタリー。ルーマニアで暮らす10歳のトトは、2人の姉と3人で暮らしている。母親は麻薬売買で刑務所に収監中の身、父親の顔は知らない。保護者のいない3人が暮らすアパートは不良たちのたまり場となっており、トトが眠っているとなりで、男たちが腕や首筋に注射針を刺すのが日常の光景だ。やがて、17歳の姉アナもドラッグに手を染めて警察に捕まってしまう。なんとか生活を立て直そうとする14歳の姉アンドレア、ヒップホップダンスと出会うトト、幼い姉弟たちは未来を切り拓こうとする。監督はドキュメンタリー作品を数多く手がけるルーマニア生まれのドイツ人映画監督アレクサンダー・ナナウ。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015インターナショナル・コンペティション部門上映作品(映画祭上映時タイトル「トトと二人の姉」)。
ネット上の声
- 支援する側が励まされるような映画
- ●作品なのか、メッセージなのか。想像力が試される。
- 不安や怒りが押し寄せてくるスピードが早い環境において、一度ハマった快楽から抜け出
- どうしたらこのような映像が撮れるのか、ドキュメンタリーとは何かを考えさせてくれた
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国ルーマニア
- 時間93分
- 監督アレクサンダー・ナナウ
- 主演---
-
1920年代、インドの貧しい村。厳しい現実の中、一人の少年の瞳が捉えた世界の詩情と家族の絆。
舞台は1920年代、ベンガルの貧しい村ニシュチンドゥプル。司祭の父、心優しい母、姉のドゥルガーと共に暮らす少年オプー。日々の暮らしは貧困と隣り合わせ。それでも、オプーの目には、雨上がりの水たまり、走り去る汽車、姉とのささやかな冒険など、世界は驚きと喜びに満ちていた。しかし、一家に訪れる過酷な運命。失われるものと、それでも心に灯り続ける希望。インド映画の巨匠サタジット・レイが描く、ある家族の愛と喪失の叙事詩、その始まり。
ネット上の声
- 歌って踊らないこんな骨太映画がインドにあったこと、出会えたことは喜び
- サタジット・レイが描く“インド”
- 温かくも冷徹に"家族"を見つめる
- 人間を描く力がもうひとつ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国インド
- 時間125分
- 監督サタジット・レイ
- 主演サビル・バナルジー
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ネット上の声
- 2回目の鑑賞です
- 個人的にディズニーで一番好きなファンタジアのアヴェ・マリアに勝るとも劣らない作品
- ただただ普通の生活、ごはん、ぬくもり、温かさ、家族、、、が欲しいのにそれをマッチ
- ライオンキングで知られるロジャーアラーズとトイストーリーやカーズなどで知られるジ
アニメ
- 製作年2006年
- 製作国アメリカ
- 時間7分
- 監督ロジャー・アラーズ
- 主演---
-
第二次世界大戦後のローマ、貧困にあえぐ一人の父親が、仕事と希望の全てである自転車を盗まれ、幼い息子と絶望的な捜索に乗り出す物語。
第二次世界大戦後の混乱が続くローマ。長い失業の末、アントニオはポスター貼りの仕事を手に入れる。生活の再建を夢見る彼だったが、仕事に不可欠な自転車を初日に盗まれてしまう。警察も当てにならず、彼は幼い息子ブルーノを連れて、広大なローマの街へ自力で自転車を探しに出る。しかし、無数の自転車と人々の無関心が行く手を阻む。息子の前で父親の威厳を保とうとしながらも、焦りと絶望に追い詰められていくアントニオ。父子の絆だけを頼りにした必死の捜索の果てに、彼を待ち受ける過酷な現実。
ネット上の声
- 尼崎では自転車は天下の回り物(らしい)
- 言葉でも構図でも語られないものが在る
- この手があれば、今日も生きていける。
- イタリア・ネオリアリズムの頂点☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間88分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演ランベルト・マジョラーニ
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わずか13歳の代用教員、一人の生徒を探すため、たった一人で都会へと向かう決意。
1990年代、中国の貧しい農村にある小学校。わずか13歳の少女ウェイ・ミンジが、病気の教師の代わりにたった1ヶ月の代用教員に。彼女に課せられた唯一の条件は「生徒を一人も減らさないこと」。しかし、家庭の事情でチャン・ホエクーという少年が都会へ出稼ぎに行ってしまう。約束を果たすため、ミンジはたった一人で広大な都会へと少年を探しに行く決意。所持金もほとんどなく、頼るあてもない絶望的な状況。彼女のひたむきな行動が、やがて人々の心を動かし始める。
ネット上の声
- 豊かさを考えた。でもやっぱりあの子の笑顔
- リアリズムの積み重ねの上の美談。
- 中国が嫌いなわけではない
- 美談風な話を一ひねり
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国中国
- 時間106分
- 監督チャン・イーモウ
- 主演ウェイ・ミンジ
-
昭和31年、東京・洲崎。過去から逃れるように流れ着いた若い男女、義治と蔦代。所持金も尽き、二人は遊郭へと続く橋のたもとにある一杯飲み屋「千草」で働くことに。蔦代の美しさが客の目を引き、義治は嫉妬と焦燥に駆られる。ささやかな幸せを掴もうとするも、生活の厳しさと過去の影が二人の関係を少しずつ蝕んでいく。果たして二人が橋の向こうに見出すのは希望か、それとも絶望か。人生の哀歓を描く、切ない物語。
ネット上の声
- カッコ悪く足掻く主人公の姿に、監督自身の姿が重ねられている様な
- 花街と堅気の境を描いた川島雄三監督の名作
- 映画は時代を映すそこに人は生きているか?
- 凝ったアングルの映像でも凄く見やすい
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督川島雄三
- 主演新珠三千代
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メキシコシティのスラム街。貧困と暴力の連鎖から抜け出せない少年たちの、あまりにも過酷で救いのない現実。
1950年代、メキシコシティの貧民街。感化院を脱走した不良少年ハイボと、彼に感化され悪の道に足を踏み入れる純朴な少年ペドロ。ハイボが起こした殺人事件をきっかけに、ペドロの日常は悪夢へと変わる。良心の呵責に苦しみながらも、抜け出すことのできない非行の世界。母親からも見放され、社会の片隅へと追いやられるペドロの絶望。わずかな希望を求めてもがく少年たちを待ち受ける、非情な運命。巨匠ルイス・ブニュエルが描く衝撃作。
ネット上の声
- 腐ったリンゴが他のリンゴも腐らせる
- 「時計じかけのオレンジ」よりも強烈
- これを見ればブニュエルが分かる
- 決して忘れてはいけない
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国メキシコ
- 時間81分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ロベルト・コボ
-
売春防止法成立直前の吉原。そこで生きる5人の女たちの、それぞれの事情と必死の生き様を描く人間ドラマ。
舞台は1956年、売春防止法の成立が国会で審議される東京・吉原の赤線地帯。遊郭「夢の里」で働く5人の娼婦たち。息子の結婚資金を稼ぐ女、病気の夫と子供を抱える女、借金返済に追われる女。それぞれの切実な事情を抱え、体を売って生きる彼女たちの日常。法案成立のニュースが、彼女たちの未来に暗い影を落とす。仕事を失う恐怖と、社会からの冷たい視線。必死にもがき、ささやかな幸せを求める女たちの、赤裸々な人間模様。
ネット上の声
- ☆ラストの少女の狼狽えた目が意味するもの☆
- 運命的遺作!溝口監督の生涯をかけたテーマ
- 若尾文子と京マチ子のキャラが見所☆3つ
- 吉原で“働く”女たちのバイタリティー
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子