-
「母(1963)」の新藤兼人がシナリオを執筆、監督した民話もの。撮影もコンビの黒田清巳。
ネット上の声
- 餓えた2人の女は、殺した落武者から武具を奪って売りさばき、なんとか凌いでいたが、
- 戦国時代、すすき野原で落武者狩りをして生計を立てる姑と嫁
- 夏の草むらに繰り広げられる女の情欲の奔流
- 当時の日本映画の凄さガわかる作品
時代劇
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
瀬戸内海の孤島に往む夫婦と子供たちの自然との戦いを記録したもので、「第五福竜丸」に続いて新藤兼人が自らの脚本を監督したセリフなしの映画。撮影は「らくがき黒板」の黒田清巳。十三人のスタッフで作られた。
ネット上の声
- この時期、ここに、こういう暮らしが。今は。
- 台詞は無し・映像と音楽で成立した名作☆
- 新藤兼人監督が亡くなった
- 素晴らしいと思いました
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督新藤兼人
- 主演殿山泰司
-
「女の一生(1953)」に次ぐ新藤兼人監督の近代映画協会作品。製作は吉村公三郎で、脚本は「足摺岬」の新藤兼人と「学生五人男」の棚田吾郎の共同によるオリジナル・シナリオ。撮影は「女の一生(1953)」の伊藤武夫、音楽は「足摺岬」の伊福部昭が担当している。出演者は「大阪の宿」の乙羽信子、「美しい人」の宇野重吉、「足摺岬」の殿山泰司など。
ネット上の声
- “気狂い”のふりをする、正常のふりをする。
- どぶを楽園と勘違いしたつるの純心と死
- 乙羽信子おおあばれ!
- 最後の広場のシーンの行き場のない虚しさと怒り、眼と全身から地響きのように伝わって
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
谷崎潤一郎原作の「春琴抄」の映画化で、従えようとする少女と、従おうとする少年との“掠奪”と“献身”のすさまじい葛藤、そして、それはやがて常識の域をふみこえた美的恍惚の世界へと広がっていく。脚本・監督は「鉄輪」の新藤兼人撮影は「忍ぶ川」の黒田清巳がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 全盲である三味線の天才の少女と、彼女に仕える世話係の青年が織り成す究極のSM物語
- 「これがまことの純情や」恐ろしくまっすぐなのに歪んだ純愛のカタチ
- 原作は未読です・・・本を読まないもんで・・・
- 面白かったけど、捉え方が違ったらごめんなさい
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督新藤兼人
- 主演渡辺督子
-
「村八分」に次ぐ近代映画協会の作品。「暴力」の監督吉村公三郎が製作を担当、「村八分」の絲屋寿雄と山田典吾及び能登節雄等がこれに協力している。原作は徳田秋声の著名小説、「原爆の子」の新藤兼人が脚色・監督にあたった。撮影は「原爆の子」の伊藤武夫、音楽は「村八分」の伊福部昭。出演者も「村八分」のメンバーが多数で、乙羽信子、山村聡、日高澄子、菅井一郎、英百合子などに、「嫁ぐ今宵に」の山内明、細川ちか子、「加賀騒動」の山田五十鈴、「女ひとり大地を行く」の宇野重吉と北林谷栄などが加わっている。
ネット上の声
- 確かに人身売買=悪だが
- 報われない
- 死んでよかった…芸者にならずに済んだもの
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
「華岡青洲の妻」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督も担当した。平安期に時代をとった妖怪もの。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
ネット上の声
- 煙を噴く茅葺きの家、転じて太陽、のシーンがうつくしかった
- 『鬼婆』新藤兼人監督による60年代モノクロ妖怪ホラー
- 殺された妻母が黒猫に呪うところがイマイチ
- 娘が侍を襲っている間、母は踊っています。
時代劇
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督新藤兼人
- 主演中村吉右衛門
-
津軽三味線の名人・高橋竹山の苦難の半生を中心に自ら、放浪芸人を名乗る若き日の竹山を描く。脚本・監督は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の新藤兼人、撮影は「不毛地帯」の黒田清巳がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 団塊世代の青春にも、左翼運動にもなんのシンパシーも感じない人であっても、高橋竹山の津軽三味線の音色、津軽の冬の光景、新藤兼人の優れた脚本と演出は、あなたを虜にすると思います 観る価値はあります
- この映画「竹山ひとり旅」は、津軽三味線を一地方のささやかな芸能から、民族的な芸術
- 高橋竹山(ちくざん)というのは、青森や北海道で、津軽三味線を担いで坊様(ぼさま)
- 初代高橋竹山もところどころで登場する、ドキュメンタリーが混ざったような作風
冬に見たくなる、 ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督新藤兼人
- 主演林隆三
-
近代映画協会の自主作品で「十九の花嫁」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを彼自ら「どぶ」に次いで監督し、「大利根の対決」の伊藤武夫が撮影に当る。音楽は「銀座の女」の伊福部昭。出演者は「銀座の女」の乙羽信子、殿山泰司、「侍ニッポン 新納鶴千代」の高杉早苗、「地獄の用心棒」の菅井一郎、浜村純等のほか民芸、俳優座、泉座、現代プロ、東俳協が出演する。
ネット上の声
- 今そこにある現実的描写が素晴らしい
- 映画は、弱き者たちの「味方」たれ!
- 新藤兼人監督の “心眼”
- やるせない・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
田宮虎彦の小説を「母なき子」の共同脚色者の一人、新藤兼人が脚色、監督をし、「こころ」の伊藤武夫が撮影を担当した。主なる出演者は「美女と怪龍」の乙羽信子、「裏町のお転婆娘」の長門裕之、「青カ島の子供たち 女教師の記録」の宇野重吉、「続・警察日記」の殿山泰司、河野秋武、「石合戦」の小夜福子、「悪の報酬」の菅井一郎など。
ネット上の声
- 死んだはずなのに生きてたってゾンビ?
- 蚊帳と浴衣と団扇
- 乙羽信子さんと新藤兼人監督、この頃はまだ夫婦ではないけれど、さすがに素晴らしいタ
- 出征した夫の戦死広報を受け取った後、妻が別の男と再婚し、その後戦死したはずの夫が
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
谷崎潤一郎の戯曲“顔世”より「鬼婆」の新藤兼人が脚色・監督した戦乱もの。撮影もコンビの黒田清巳。
ネット上の声
- マルチプレイヤー
- いい時代劇。
- 谷崎潤一郎 原作作品 「顔世」
- 最良質の時代劇
時代劇
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督新藤兼人
- 主演小沢栄太郎
-
世界で最初に原爆の洗礼を受けた広島の原爆の子供たちがつづった作文を編集したヒロシマ・ピースセンター理事長、広大教授長田新の「原爆の子」にヒントを得て、新藤兼人が「雪崩(1952)」に次いで自身脚色、演出を行っている。製作には吉村公三郎が当たり、近代映画協会と劇団民芸が資金の一切を作りだした。撮影には「山びこ学校」の伊藤武夫が当たっている。「安宅家の人々」の乙羽信子が好意的主演をする他、細川ちか子、清水将夫、滝沢修、北林谷栄、小夜福子、宇野重吉などの民芸の人々が出演している。
ネット上の声
- 「ひろしま」にあって「原爆の子」にないものとは? そして広島サミット
- こちらもフォロワー様から教えいただいた作品
- 原爆の日に思う〜人間の罪深さと高尚の混在
- 邦画史上屈指のラストシーンを持つ不安定作
夏休みが舞台、 戦争
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
野上彌生子原作『海神丸』より、「斬る(1962)」の新藤兼人が脚本・監督した人間ドラマ。撮影は黒田清巳。
ネット上の声
- エ〜、と、いちおう参考までに・・・
- これが40年以上も前の映画か?
- 新藤兼人 脚本、監督作品
- 人間っていいなぁ〜♪
海で遭難する絶望的な、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
日本人漁夫がビキニ環礁で遭遇した水爆実験の被害事件を描いたもので、「米」の八木保太郎と新藤兼人の脚本を、「悲しみは女だけに」の新藤兼人が監督した。撮影は植松永吉・武井大が担当。
ネット上の声
- 私にとって第五福竜丸は、渋谷駅構内にある岡本太郎作「明日の神話」
- 8月に観る日本の戦争の映画はもうやめようと思っていました
- 核の恐怖に直面した人々
- 八月になれば・・。
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督新藤兼人
- 主演宇野重吉
-
溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
ネット上の声
- 『愛妻物語』で新藤兼人と溝口健二の関係を知ってから、俄然興味がわ...
- 淀川長治「もっと綺麗だったよ溝口さん家」
- 溝口さんは絹代さんタイプが好きなんだ。
- 溝口健二監督はピカソかマチスか…?
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督新藤兼人
- 主演田中絹代
-
別荘に避暑にやって来た大女優が出会う出来事の数々を通して、生きる意味を問うドラマ。監督・脚色は「墨東綺譚 (1992)」の新藤兼人。撮影は「墨東綺譚 (1992)」の三宅義行。主演は杉村春子と、1994年12月22日に逝去した乙羽信子。芸術文化振興基金助成作品。1995年度キネマ旬報ベストテン第1位ほか、監督賞(新藤)、脚本賞(新藤)、主演女優賞(杉村)、助演女優賞(乙羽)の4部門を受賞した。
ネット上の声
- 言い方悪いが、若者にはちっとも面白くない
- 遺言状を書くのだったら、午前がいい。
- 名女優の競演と意外な俳優の端役っぷり
- 死を受け止め、前向きに生きていく姿
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督新藤兼人
- 主演杉村春子
-
原作、脚色、監督ともに「人間」の新藤兼人が担当した、社会ドラマ。撮影もコンビの黒田清巳。
ネット上の声
- 船の舳先に顔があってもいいじゃないか
- 新藤兼人 原作、脚本、監督作品
- オルガンの音が頭から離れない
- 『私なんか何にも出来ない女だけど命を生む〈産む〉ことができるっ』と、其れまで慎ま
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
青森出身の出稼者が東京で行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされた事件の裁判闘争記録「ある告発--出稼ぎ裁判の記録」(佐藤不器、風見透編者)の映画化である。脚本・監督は「心」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。(ワイド・フジカラー)
ネット上の声
- 出稼ぎ寒村の妻たち、裁判に勝っても、……
- お役所仕事が悲劇を生む
- 新藤兼人だなあ!とことん弱者に寄り添う視点ととことん権力者側の怠慢を糾弾する姿勢
- 身元がわかるはずなのに行旅死亡人とされた出稼ぎ労働者が大学で使う解剖用の死体にさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
「触角」の新藤兼人が脚本・監督を担当、撮影も新藤チームの黒田清巳が加わった。なお新人の関功が脚本執筆に参加している。
ネット上の声
- 犬が二十日もかけて行方知れずの飼い主を探し出し、その左腕を銜えて戻って来るという
- 新兼と乙羽のコラボに魂吸い取られ切ったところにお待ちかねの吉沢健サンでてきたけど
- バーのマダムの乙羽信子が殺され、なじみ客だった刑事の戸浦六宏が真相を追う
- 女好きで乱暴なやや角刈り刑事・戸浦六宏が出ずっぱりというだけで格別だ
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
地方から上京した少年が大都会の非常なメカニズムの車輪に巻きこまれ、次第に脱落し、ふとしたはずみで殺人を犯すという事件を素材にした、近代映協創立二十周年記念映画。脚本は「かげろう」の関功と松田昭三、監督は脚本にも参加している「かげろう」の新藤兼人、撮影は同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 「金のたまご」たちの涙の積み重ね
- 勢いで借りてみたけど・・・
- なぜ、東北の寒村で……
- キレキレの映像。
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督新藤兼人
- 主演原田大二郎
-
老作家が少年時代を回想する中で、亡き母への追憶と思慕が描かれる。原作・脚本・監督は「地平線」の新藤兼人、撮影は三宅義行がそれぞれ担当。
ネット上の声
- マザコンで何が悪い!という開き直りの潔さ
- 自分の奥さんである乙羽信子を母親役にして、自分の子供時代の写しである子役のイチモ
- 新藤兼人は豪農だった生家の没落後に尾道に引っ越し大林宣彦の実家の隣に住んでいた
- 大林監督の「さびしんぼう」と甲乙つけがたいマザコン映画の傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督新藤兼人
- 主演小林桂樹
-
昭和20年8月6日、広島で原爆のため命を落とした移動演劇隊「櫻隊」の九人の演劇人の足跡を再現ドラマと縁の人々の証言で描くドキュメンタリー。江津萩枝原作のルポルタージュ『櫻隊全滅』の映画化で、脚本・監督は「ハチ公物語」(脚本のみ)の新藤兼人、撮影は、「落葉樹」の三宅義行がそれぞれ担当。
ネット上の声
- いつもの朝が一瞬で地獄になった
- 犠牲になった何十万の方々
- 風化させてはいけない。
- 原爆は本当に恐ろしい
戦争、 実話、 ドキュメンタリー
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督新藤兼人
- 主演古田将士
-
「薮の中の黒猫」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督したコメディー。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
ネット上の声
- よかよかx6
- 【詳述は、『沙羅の門』欄で】展開も造形・リズムもあまりに抵抗なく、大胆不敵・単純
- 令和の世では男娼にふつうの女が貢いで身体を売る羽目に至る. . . ただ男と女と
- 凄まじい勢いの乙羽信子&ヌボーン感溢れまくり殿山泰司の対極夫婦がよかった
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「生きたい」の三宅義行が担当している。主演は、「弱虫」の竹中直人と「皆月」の荻野目慶子。また、殿山氏を知る証言者として「午後の遺言状」の故・乙羽信子も出演している。近代映画協会50周年記念、00年度本誌日本映画第6位、日本ペンクラブ賞第4位第10回日本プロフェッショナル大賞第7位。芸術文化振興基金助成作品。
ネット上の声
- 味のある役者さんですねえ
- おりゃー三文役者だぁ
- いい映画でした
- 荻野目慶子
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督新藤兼人
- 主演竹中直人
-
「貴族の階段」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを、作者自身が「第五福竜丸」に次いで監督する喜劇で、カリフォルニアから二世の青年が日本へ花嫁さがしにやって来るという話。撮影は「新・三等重役」の遠藤精一。
ネット上の声
- みはじめた途端にオチがわかるのに、あのふわっとした演出をしてくる新藤兼人のセンス
- 端々でたまに挿入されるドキュメンタリー調の百姓描写なんかは『裸の島』だよな~とか
- 二枚目俳優ではないフランキーで、ラストであのど直球の瑞々しい愛のシーンをやってい
- おもしろいけれど、設定やキャスト陣見ただけで期待値が上がってしまってちょっと肩透
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演フランキー堺
-
撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ。出演に豊川悦司、柄本明、大竹しのぶ、大杉漣らベテラン俳優が顔をそろえる。戦争末期に召集された中年兵士の啓太は、1人の兵士から「自分は戦死するだろうから生き残ったらハガキは読んだと妻を訪ねてくれ」と一枚のハガキを託される。終戦後、啓太はわずかな生き残り兵士となり故郷に戻るが、妻は父と出奔し、村で彼を待つ者は誰もいなかった。ハガキを書いた友子を訪ねると、彼女は家族を亡くし、貧しい農家でひとり懸命に生きていた。
ネット上の声
- 生き残った人への労いの言葉にも聞こえる「あんたはなんで死なないんじゃ!!」
- くじ引きで決まった生と死なんだが、、、
- 99歳、新藤監督が懇切伝えようとしたもの
- 終戦記念日なので・・・。でも・・・。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督新藤兼人
- 主演豊川悦司
-
墨東(ぼくとう)、玉ノ井に咲いた可憐な娼婦お雪との狂おしいまでのロマンスを中心に、文化勲章受賞作家であり、一代の遊蕩児であった永井荷風の半生を描く。脚本・監督は「さくら隊散る」の新藤兼人。撮影は同作の三宅義行がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 創作意欲と性欲の低下を自覚し始めた女遊び大好きな作家が出会った遊女との物語
- 永井歌風の晩年までの四半世紀を徒然に綴った随筆集「墨東綺讝」
- 中途半端な反戦脚色はあるものの濃密な人間的魅力がいい
- 濃密な人間的魅力の割に中途半端な反戦脚色
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督新藤兼人
- 主演津川雅彦
-
新藤兼人が民芸の舞台にのせた「女の声」の映画化で、「海の野郎ども」に引続き自ら脚色、監督したもの。撮影は「東京の瞳」の中川芳久。主演は「有楽町で逢いましょう」の京マチ子、「地上」の田中絹代、「東京の瞳」の船越英二、「負ケラレマセン勝ツマデハ」の望月優子。更に杉村春子、乙羽信子、小沢栄太郎、水戸光子、宇野重吉、市川和子などが出演している。
ネット上の声
- 女は哀しい、けれど男より強い
- キャストが豪華
- 舞台劇を映画化したようで、照明などにもその名残が見られるがほぼ静的な会話室内劇で
- 久しぶりの帰省でふだんはバラバラに過ごしている家族に会うのは誰にとっても多少は気
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督新藤兼人
- 主演京マチ子
-
中学校を舞台に、殺人事件にまで発展した“いじめ問題”を描く。監督は脚本も執筆している「落葉樹」の新藤兼人、撮影も同作の三宅義行がそれぞれ担当。
ネット上の声
- いじめ問題を描いた作品
- 名監督でも
- 「バトルロワイヤル」が紙芝居に見えます。
- こんばんわ☺
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督新藤兼人
- 主演吉行和子
-
「酔いどれ波止場」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督した。「本能」のテーマをひき継いだ異色作。撮影は「本能」の黒田清巳。
ネット上の声
- 殿山泰司がノスフェラトゥに!
- ムラムラして同病室の女に夜這いをかけてしまう殿山泰司に「そんなにしたいなら私がい
- メンタル病んで職場での立場も悪くなり性も衰え行く父とこれから盛んに登って行く息子
- 中原中也の「ゆあーんゆよーんゆやゆよん」が聞こえてきそうな、液体時計のようなオブ
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
日本の古い民話「姨捨て伝説」と、現代の老人問題を交錯させて描く人間ドラマ。監督・原作・脚色は、「午後の遺言状」の新藤兼人。撮影に「午後の遺言状」の三宅義行があたっている。主演は、「花のお江戸の釣りバカ日誌」の三國連太郎と「学校III」の大竹しのぶ。芸術文化振興基金助成作品。
ネット上の声
- 大変だよね、お互い。溜め息出るよね。
- 生きることへの執着・超本物の演技
- 上ニ段活用連用形「生き」たい
- ただ者ではない大竹しのぶ
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督新藤兼人
- 主演三國連太郎
-
能狂言「鉄輪」と、同じ人物設定の現代劇によるオリジナルシナリオとを並列構成して、嫉妬の執念を追究する。脚本・監督は「裸の十九才」の新藤兼人。撮影も同作の黒田清巳。
ネット上の声
- 夏向けムービー
- そっちを呪うんかい!
- 電話が朝のアラーム音くらいうざいけどかっこいい画がめちゃくちゃあるのでオーケーで
- 能に「鉄輪」という鬼女(きじょ)を扱った演目があり、その舞台が展開しており、シテ
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
新藤兼人が自ら書き卸したシナリオによる監督第一回作品で、撮影は「上州鴉」の竹村康和が担当している。主演は「限りなき情熱」の宇野重吉と「お遊さま」の乙羽信子、それに英百合子、滝沢修、清水将夫、菅井一郎、香川良介、殿山泰司などの助演陣である。
ネット上の声
- 娘のいる家は男を下宿人にさせてはいけない
- マジメな佳作
- 新藤先生、ひどいじゃないですか。
- 乙羽信子の笑顔と棚一杯の朝顔。
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督新藤兼人
- 主演宇野重吉
-
吉村公三郎、篠勝三の製作になる近代映画協会作品で、モーパッサンの同名小説の翻案。脚本(夜明け前)、監督(縮図)ともに新藤兼人の担当、撮影は「縮図」の伊藤武夫、音楽は「夜明け前」の伊福部昭。出演者は「夜明け前」の乙羽信子、山内明、日高澄子、菅井一郎、宇野重吉、殿山泰司、「東京物語」の杉村春子、東野英治郎、「健児の塔」の轟夕起子などである。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
愛情に裏切られつつも、宿命に生き抜く女の姿を描いた太田洋子原作“流離の岸”を、「銀心中」の新藤兼人が脚色、自ら監督する。撮影は「死の十字路」の伊藤武夫。主な出演者は「色ざんげ(1956)」の北原三枝、「銀心中」の乙羽信子、「死の十字路」の三國連太郎、「東京の人」の金子信雄、「乙女心の十三夜」の菅井一郎、「志津野一平 浴槽の死美人」の殿山泰司など。
ネット上の声
- 二木てるみの演じた子役の性格そのままの延長上に北原三枝の女高生があり、母乙羽信子
- 北原三枝演じる千穂の子役、二木てるみが、物凄く可愛くて上手い!!
- 〖1950年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:日活〗
- 「僕たちは愛情を奪い合うように育った」
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演北原三枝
-
実家の倒産を救うため、二十歳で渡米結婚した女性を中心に、アメリカの大地に生き抜いた日本移民たちの姿を描く。「北斎漫画」の新藤兼人が、実姉をモデルに書き下した「祭りの声」をもとに、彼自身が脚本化、監督した。撮影も同作の丸山恵司がそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督新藤兼人
- 主演藤谷美和子
-
「三文役者」「陸に上がった軍艦」等で知られる本作公開時96歳の映画監督・新藤兼人の半自伝的映画。大正の終わり、広島の山奥にある石内尋常小学校に生徒想いの熱血教師・市川がいた。良人、みどり、三吉は市川を慕っていたが、卒業と共に3人は離別してしまう。30年後、市川の定年祝いに戦争をはさんで集まる同級生にはそれぞれの苦労があった。そして良人は黙って村を出たことをみどりに迫られ……。
ネット上の声
- 新藤監督、「この人」を撮りたい!の執念
- もうちょっと映画を勉強してくれ >監督
- 新藤監督、楽しい映画をありがとう!
- 市川先生、私も習いたいです!
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督新藤兼人
- 主演柄本明
-
突然暴力をふるいだした有名高校に通う息子を、生命の危険に脅やかされた父親が耐えかねて絞殺したという実際に起った事件をもとに映画化。脚本・監督は「竹山ひとり旅」新藤兼人、撮影は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の三宅義行がそれぞれ担当。
ネット上の声
- ツトムの父親がとにかく不快だった
- 父親の正体 母親の狂気
- う~ん、重い
- それなりに楽しめるが、実話を盛るにしてもやりすぎでは
不幸な結末のバッドエンド、 ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督新藤兼人
- 主演西村晃
-
時代の波に翻弄された不幸な身の上の母娘が、飢えの苦しみから解放されるべく次々に殺人を犯していく様を描いたブラック・コメディ。監督は「三文役者」の新藤兼人。自らの原作を、新藤監督自身が脚色。撮影を「三文役者」の三宅義行と林雅彦が担当している。主演は、「伝説のワニ ジェイク」の大竹しのぶと「さよなら、クロ」の伊藤歩。第25回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞(大竹しのぶ)受賞、特別功労賞(新藤兼人)受賞、平成14年度文化庁芸術団体重点支援事業作品。
ネット上の声
- 久しぶりに視聴した。初見の時より冷静に観れた。 妖艶な大竹しのぶさ...
- 雄なる野ネズミを食らう、ふくろう
- 期待しないで見たら良かった。
- 1980年と2000年
サスペンス
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督新藤兼人
- 主演大竹しのぶ
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「殺したのは誰だ」の新藤兼人が自ら脚本・監督し、「異母兄弟」の宮島義勇が撮影したアクション・ドラマ。主演は「幕末太陽伝」の石原裕次郎、「殺したのは誰だ」の菅井一郎、「狂った関係」の安井昌二、「白夜の妖女」の木室郁子、「十七才の抵抗」の安部徹。ほかに織田政雄、殿山泰司、夏川大二郎、西村晃、多摩桂子など。それに十二カ国人が参加。
ネット上の声
- 新藤兼人のプロレタリア映画に裕次郎が迷い込んでしまったような違和感
アドベンチャー(冒険)、 アクション
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督新藤兼人
- 主演石原裕次郎
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二人の若い男と一人の娘をめぐる愛の葛藤にスポットをあて、人間の生命の根元としての裏切りと性を凝視する。夏目漱石の「こころ」の映画化。監督・脚本は「讃歌」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 蓼科山へ登れ 女性が彩る漱石の『こころ』
- 明治の知識人の真面目な人生論だが……
- 暗さ最高。ATG版「こころ」
- ◎すべてを見透かしているかのように凛とした佇まいの母とクールで言動が挑発的な娘
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督新藤兼人
- 主演松橋登
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『富嶽三十六景』の他に『北斎漫画』で春画の大家としても知られる葛飾北斎と娘・お栄の一生、ふんけいの友、滝沢馬琴との交流を描く。矢代静一の同名の戯曲の映画化で、脚本・監督は「絞殺」の新藤兼人、撮影は丸山恵司がそれぞれ担当。
ネット上の声
- DVDレンタルで御馴染みのTSUTAYA
- 2人の女優の役者魂に感服!
- タコと裸婦の夢のコラボ
- 白戸家のお母さんが…
時代劇
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督新藤兼人
- 主演緒形拳
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新派の世界を赤裸々に綴った森赫子の“女優”の映画化。脚色・監督は「流離の岸」の新藤兼人、撮影は「ある夜ふたたび」の宮島義勇が担当する近代映画協会作品。主な出演者は「新・己が罪」の乙羽信子、「われは海の子」の宇野重吉、「壁あつき部屋」の小沢栄、「裸足の青春」の東野英治郎、「新・平家物語 静と義経」の千田是也、「海の百万石」の日高澄子、他に永田靖、御橋公、内藤武敏、殿山泰司、細川ちか子など。
ネット上の声
- 『残菊物語』にも出演した森赫子が失明により女優を引退した年に出した自伝をその年に
- ベテラン俳優の愛人になり捨てられ徐々に盲目になる
- 書きますわよ!
- 乙羽信子素晴らしい。感動した。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚本・監督を担当し、コンビの黒田清巳が撮影を担当した。母と息子、息子と恋人の心理の葛藤を中心に性本能を追求したもの。
ネット上の声
- 鋭いカメラワークで画面にスキがない。
- 我が家の発掘シリーズ
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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「悪党」で脚本・監督の新藤兼人が今回も脚本・監督した人間ドラマ。撮影はコンビの黒田清巳。
コメディ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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「十六夜街道」の脚本を書いた書いた新藤兼人が、「愛妻物語」についで自ら脚本を書きおろし、監督に当たったもの。撮影は「十六夜街道」の竹村康和が当たっている。「唐手三四郎」の藤田進、「月から来た男」の水戸光子、「浅草紅団」の乙羽信子の主演で、菅井一郎、小柴幹治、殿山泰司などが助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演藤田進