- 製作
- 1955年 日本
- 時間
- 120分
- 監督
- 新藤兼人
- 出演
- 乙羽信子高杉早苗殿山泰司
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の混乱期、保険金殺人の濡れ衣を着せられた男女の、絶望的な逃避行を描く社会派サスペンス。】
終戦から数年後の日本。不況の嵐が吹き荒れる中、生命保険会社に勤める矢野は、同僚の女性・秋子と共に集金旅行へ。しかし、その道中で顧客が不審死を遂げ、二人は保険金殺人の容疑者に。警察の執拗な追及と世間の冷たい視線から逃れるため、彼らはあてのない逃亡の旅へ。追い詰められ、人間不信に陥りながらも、互いを信じようとする二人。社会の非情さを鋭く描いた、息詰まる逃走劇。