- 製作
- 2000年 日本
- 時間
- 126分
- 監督
- 新藤兼人
- 出演
- 竹中直人荻野目慶子吉田日出子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【脇役一筋、酒と女と借金に生きた名優・殿山泰司。その破天荒な生涯と、日本映画黄金期への愛憎を新藤兼人監督が描く人間賛歌。】
戦後の日本映画界を支えた名脇役、殿山泰司の壮絶な人生。監督・新藤兼人をはじめとする映画人たちとの交流、そして彼を生涯支え続けた二人の妻との奇妙な共同生活。スクリーンでは見せない酒と借金、病にまみれた日常。それでも役者であることをやめなかった男の生き様を通して、映画への狂おしいほどの愛と、人間のどうしようもない業を浮き彫りにする。これは、ひとりの「三文役者」の伝記であり、日本映画が最も熱かった時代への鎮魂歌。